JP3342406B2 - 引き出し付機器のロック装置および画像形成装置 - Google Patents

引き出し付機器のロック装置および画像形成装置

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JP3342406B2
JP3342406B2 JP16314798A JP16314798A JP3342406B2 JP 3342406 B2 JP3342406 B2 JP 3342406B2 JP 16314798 A JP16314798 A JP 16314798A JP 16314798 A JP16314798 A JP 16314798A JP 3342406 B2 JP3342406 B2 JP 3342406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き出し付機器の
ロック装置及び画像形成装置に係り、特に引き出し部材
を施錠するためのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筐体状の機器において、機器本体
に対して引き出し部材が引き出し可能に取り付けられた
ものがあり、引き出し部材を前記筐体本体に押し込む
と、引き出し部材側に設けられたロック爪が筐体本体側
に設けられたロックピンに自動的に係合してロック状態
となり、前記引き出し側に設けれれたロック解除ハンド
ルを所定方向に回動させると、前記ロック爪と前記ロッ
クピンとの係合が外れ、ロック解除が行われるロック機
構を備えたものがある。
【0003】このようなロック機構としては、例えば引
き出し部材に対して回動可能に取り付けられたロック解
除軸の両端部にロック爪を固定した形式のものが提案さ
れており、ロック解除ハンドルを前記ロック解除軸上の
2つの前記ロック爪の中間位置に配置しているものが多
かった。
【0004】このロック解除ハンドルをロック解除軸の
中央部に設けたタイプでは、力点となるロック解除ハン
ドルと2つの作用点となるロック爪までの距離が等し
く、両端部における夫々の前記ロック爪と、このロック
爪が係合するロックピンとが形状・材質的に等しい場
合、前記ロック解除ハンドルを回動してロック解除動作
を行うとき、前記ロック解除軸の両端部にかかる捩じり
モーメントは等しくなるので、前記ロック解除軸のねじ
れは等しくなり、2つの前記ロック爪を同時にロック解
除することができる。
【0005】このような引き出し部材を備えた機器とし
ては、例えば複写機やプリンタ等の画像形成置があり、
装置本体に対して引き出し可能な引き出し部材に、プロ
セスカートリッジを交換可能に装着すると共に、プロセ
スカートリッジ以外の給紙,転写,定着等のための機器
類を取り付け、この引き出し部材を装置外まで引き出す
ことにより、プロセスカートリッジの交換作業やメイン
テナンス作業を容易なものとしたものが提案されてお
り、この場合、引き出し部材の引き出し方向が制約され
ること等から、装置の手前側にロック解除ハンドルを設
けることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製品の
構成上の制約、あるいはロック解除ハンドルを操作する
ユーザーへの配慮等から、ロック解除ハンドルを2つの
ロック爪から等距離に配置することが困難であるケース
がある。
【0007】このように、ロック解除軸にかかるネジリ
モーメントはその距離に比例して増加するため、ロック
解除ハンドルから遠い側のロック爪には、ロック解除ハ
ンドルから近い側のロック爪より大きなネジリモーメン
トが発生する。ロック解除軸は剛体ではないため、この
ネジリモーメントに比例した軸のねじれが発生し、2つ
のロック爪を同時にロック解除できないという不具合が
あった。
【0008】この不具合の最も簡単な解決策としては、
前記ロック解除軸の直径を大きくしたり、材質を変更し
たりしてネジリモーメントに耐えるように捩じり剛性を
高める事である。
【0009】しかし、このような解決策では、部品のコ
ストUPは避けられず、またロック解除軸の径が変われ
ば、その影響を周囲の部品も受けることになる。例え
ば、周囲の部品を変更するための設計が必要となり、余
計に時間を費やすといったことが避けられない。
【0010】本出願に係る発明の目的は、上記問題に鑑
みてなされたもので、部品のコストアップを招くことな
く、また周囲の部品へ影響を与えることなく引き出し部
材のロックを行う複数のロック爪を同時にロック解除で
きる引き出し付機器のロック装置及び画像形成装置を提
供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の引き
出し付き機器のロック装置の構成は、機器本体に対して
引き出し可能な引き出し部材を前記機器本体に収納した
時に係止する引き出し付機器のロック装置において、前
記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
と、前記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数
のロック爪と、前記ロック解除軸に取り付けられるロッ
ク解除ハンドルと、前記複数のロック爪と夫々係合する
前記機器本体側に固定されたロックピンと、前記引き出
し部材を引き出し方向に付勢するバネと、を有し、前記
複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記引き
出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を有
し、前記複数のロック爪の係合時に、前記ロック解除軸
の回転中心と前記ロックピンの中心とを結ぶ線と前記係
合部とがなす爪角度を、前記ロック解除ハンドルから遠
ほど大きくしたものである。
【0012】本出願に係る発明の画像形成装置の構成
は、上記した引き出し付機器のロック装置を有し、前記
機器本体を画像形成装置本体とし、前記引き出し部材に
画像形成のための複数の機器類を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1〜図8
は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0014】図1は本発明を適用した画像形成装置の概
観図であり、図2は図1の概略断面図、図3は引き出し
部材を引き出した状態の概略断面図、図4は図2のA矢
視図である。
【0015】(装置全体の概略)まず装置全体の概略と
各部の説明を行う。
【0016】図1〜図4において、130はフラットベ
ッドスキャナであり、原稿台ガラス130a上に載置さ
れた原稿Bを読み取る。102は圧板で、使用者が上下
に開閉する事ができ、原稿台ガラス130a上に載置さ
れた原稿Bを押さえるものである。108は画像を読み
取るCCDイメージセンサである。
【0017】圧板102の上面には原稿Sを複数枚積載
できるように構成された原稿台102bを有している。
106は原稿Sを一枚づつ分離しつつ搬送を行う原稿搬
送部で、シート読み取り部107に原稿を搬送させなが
ら原稿を読み取る。
【0018】ここで、原稿搬送部106は圧板102の
一部に設けられており、圧板102の開閉と共に上下動
する。109は排出された原稿を積載する原稿排紙トレ
イである。
【0019】104はレーザビームプリンタからなる記
録装置部、112はカセット給紙部、125は手差し給
紙部、111は画像形成部、116は定着部、117は
排紙ローラ対、113は排出された記録紙を積載する記
録紙排紙トレイである。105は表示部及び入力部等に
より構成された操作部である。
【0020】フラットベッドスキャナ部130、記録装
置部104、操作部105は装置全体を機械的に構成す
る枠体200にそれぞれ設けられている。
【0021】(フラットベッドスキャナ部)フラットベ
ッドスキャナ部130は、シート状の原稿や本など厚み
のある原稿を静止させた状態で読み取るために、原稿を
載置する原稿台ガラス130aが設けられている。10
2eは原稿押さえ板であり、圧板102に対して固定し
て支持されており、圧板102を閉じる事で原稿台ガラ
ス130a上の原稿を押圧することにより、原稿が浮い
てCCDイメージセンサ108の焦点深度から外れ、読
み取り画像が乱れるのを防いでいる。130bはフラッ
トベッドスキャナ部130の構造体となるフレームであ
り、原稿台ガラス130aを支持している。
【0022】(光学系・CCDイメージセンサ部)シー
ト読み取り部107に原稿Sを搬送させながら読み取る
場合、光源を保持したミラー台108aはシート読み取
り部107の下部に固定され、原稿Sがシート読み取り
部107を通過していく事により原稿読み取りが行われ
る。また、ブック原稿Bを読み取る場合、原稿台ガラス
103a上に原稿Bをセットし、ミラー台108aが副
走査方向(矢印108b)に移動することにより原稿読
み取りが行われる。
【0023】(記録装置部)記録装置部104は、装置
下部に配置される。汎用サイズの用紙Pが積層収容され
たカセット112a内の用紙Pを給紙ローラ対112b
により1枚づつ分離し、レジストローラ対124により
用紙Pの斜行を補正し制御部(不図示)からのプリント
信号と同期させて用紙Pをプロセスカートリッジ(感光
ドラム111a,感光ドラム111aを一様に帯電する
帯電部材111b,トナーが収容されるトナー容器11
1d,トナー容器111d内のトナーが表面に塗布され
る現像スリーブ111cが一体に構成されている)とし
ての画像形成部111へ給送する。なお、感光ドラム1
11a、帯電部材111b、現像スリーブ111c及び
トナー容器111dが一体化した画像形成部をなすプロ
セスカートリッジ111は、トナー切れやドラム摩耗に
ともなうメンテナンス時にプロセスカートリッジごと交
換できるようになっている。
【0024】そして、帯電部材111bにより静電潜像
担持体たる感光ドラム111aの表面を一様に帯電さ
せ、この表面をレーザスキャナ110により画像情報に
基づいて露光される。
【0025】これにより、感光ドラム111a上に静電
潜像を形成させ、前記画像形成部の現像剤としてのトナ
ーを現像剤担持体たる現像スリーブ111cにより感光
ドラム111a上の静電潜像に転移させ、感光ドラム1
11a上にトナー像が形成される。
【0026】そして、上記トナー像が形成されたトナー
画像を転写ローラ111f(プロセスカートリッジ11
1とは別体)により用紙Pに転写し、さらに前記用紙P
は定着器116へ搬送される。定着器116では、用紙
P上に転写されたトナーを定着ローラ116bと加圧ロ
ーラ116aにより搬送し熱と圧力により用紙P上に定
着し、この用紙Pを排紙ローラ対117により記録紙排
紙トレイ113に順次排紙する。
【0027】一方、手差し給紙部125に積載された用
紙Pは、給紙ローラ125aと対向位置に配置された分
離パッド125bにより、1枚づつ分離され、レジスト
ローラ対124により用紙Pの斜行を補正し、以下前述
のように画像形成プロセスが行われる。
【0028】上記した各種の機器で構成される記録装置
部104の中で、カセット給紙部112のうちのカセッ
ト112aと記録紙排紙トレイ113とが枠体200に
据え付けられ、記録装置部104の主要部をなす残りの
機器である給紙ローラ対112b、レジストローラ対1
24、手差し用紙給紙部125、プロセスカートリッジ
111、定着器116、排紙ローラ対117等が記録装
置部主部140として引き出し部材である後述する1つ
の引き出しフレームにまとめられて取り付けられてい
る。
【0029】記録装置部主部140は、枠体200にレ
ール部10a,10bで連結されている。このように記
録装置部主部を枠体から引き出し可能に連結する事によ
り、図3のように前述したプロセスカートリッジ111
の交換の際や、記録装置部主部140の内部で発生した
ジャム記録紙Qの処理、記録装置部主部140での部品
交換といった際に装置全体を分解することなく各処理が
行える。
【0030】(引き出し部)図4は図2をA方向から見
た概略図であり、枠体200と記録装置部主部140と
は、レール部10a,10bで連結されている。レール
部10a,10bは本装置においては図4において左右
対称形状である。
【0031】図5はレール部10aの詳細を示す。同図
において、1は記録装置部主部140のフレーム、2は
フレーム1に固定されたレールベース、3はレールベー
スに固定されたスライドレールで、フレーム1,レール
ベース2,スライドレール3で記録装置部主部140側
のレールが構成される。
【0032】4は枠体200に固定された軸、5は軸4
に回転自在に支持されたボールベアリング、6はボール
ベアリング5の抜け止め用のEリングである。枠体20
0及び軸4からEリング6までの部材で読み取り部側の
レールが構成され、ボールベアリング5がスライドレー
ル3に沿って転がる事で、記録装置部主部が枠体200
に対してスライド(引き出し)動作をする。
【0033】なお、レール部10aにはこのボールベア
リングのセットが2組、レール部10bにもこのボール
ベアリングのセットが2組設けられていて、記録装置部
主部140全体がガタつきなくスムーズに引き出され
る。
【0034】(ロック機構)通常動作時において、記録
装置部主部140は枠体200の中で所定の位置に保持
される必要があるが、このためにはロック機構を設けて
いる。
【0035】ロック機構は、ロック解除ハンドル8、ロ
ック解除軸9、ロック爪11a,11bから構成され、
図6に示すロック位置において、ロック解除ハンドル8
によるモーメントが反時計方向に常時作用するようにな
っており、この反時計方向への回動力によりロック爪1
1a,11bが枠体200側に設けられているロックピ
ン12に対して常時係合するようになっている。
【0036】本実施の形態では、本体手前からロック解
除ハンドル8、前側ロック爪11a、奥側ロック爪11
bの順番でロック解除軸9上に同軸上に固定されてい
る。記録装置部主部140の枠体200へのロックは、
枠体200を本体内に押し込むと、2つのロック爪11
a,11bがそれぞれ枠体200側に設けられているロ
ックピン12に当接して時計方向に回動し、その後ロッ
ク解除ハンドル8の重みにより反時計方向に回動し、自
動的な係合が行われる。
【0037】なお、記録装置部主部140は枠体200
に設けられたバネ150により図2の矢印151方向に
付勢されており、記録装置部主部140が所定の位置に
固定されるために必要なロック爪11a・11bとロッ
クピン12の間の摩擦力を発生させている。
【0038】記録装置部主部140を枠体200から引
き出すには、ロック解除ハンドル8を図1の矢印152
の方向に回動すると、これに連動してロック解除軸9、
ロック爪11a・11bが回動し、ロックピン12との
係合が解除されることにより、枠体200からの固定が
解除される。
【0039】次に図1及び図6から図8を用いて本実施
の形態を詳細に説明する。
【0040】図6は記録装置部主部140が枠体200
に固定されている時のロック機構を本体正面から見た図
である。この図のように、通常ロック爪11aの爪角度
αは、ロック爪11aの回転中心であるロック解除軸9
の中心Cと、ロックピン12の中心Dとを結ぶ線Eと垂
直に交わる線Gとがなす角度(90°)より若干大き目
の角度(開いた角度)に設定される。
【0041】これは、図7の様に90°より小さい角度
γに設定されると、ロック爪11を回転中心C回りに回
転させた時、ロック爪11の爪先端部が図のようにロッ
クピン12に干渉してしまう。逆にロック爪11の爪角
度が90°よりかなり大きな角度θに設定されると、記
録装置主部140に引き出し方向の外力が働いた際、こ
の外力によってロック爪11がロックピン12の上面を
滑って、ロック解除動作とは無関係にロックが解除され
てしまうことがある。このため、ロック爪11の爪角度
は上述のようにロックピン12に干渉しない角度で、ロ
ック解除動作とは無関係にロック解除されない範囲の間
で設定される。
【0042】本実施の形態では前側ロック爪11aの爪
角度αは約95°に設定されている。奥側ロック爪11
bについても同様でこの範囲で設定される。
【0043】次に図1のように、本体前側からロック解
除ハンドル8、前側ロック爪11a、奥側ロック爪11
bの順にロック解除軸9上に同軸上に配置された場合、
力点であるロック解除ハンドル8から前側ロック爪11
aまでの距離Xと、奥側ロック爪11bまでの距離Yが
異なる。記録装置部主部140はバネ150により図2
の矢印151方向に付勢されているため、図8に示すよ
うに、ロック爪11a,11bはロックピン12から反
力Nを受け、この反力Nと、ロック爪11a,11bと
ロックピン12の材質より決まる摩擦係数μにより摩擦
力Fが発生する。前側ロック爪11aと奥側ロック爪1
1bの爪角度が同じで、同じ材質である場合、この摩擦
力Fは同じである。
【0044】今、ロック解除ハンドル8を回転させロッ
クを解除する際、ロック解除軸9にはこのロック解除ハ
ンドル8から前側ロック爪11a・奥側ロック爪11b
までの距離X・Yと摩擦力Fに応じた軸回りのネジリモ
ーメントMが発生する。ネジリモーメントMは距離に比
例して増加するため、距離Yの長い奥側ロック爪11b
には前側ロック爪11aに比べより大きいネジリモーメ
ントMが発生する。ロック解除軸9は剛体ではないた
め、これによりロック解除軸9にはネジレが発生する。
距離Yの長い奥側ロック爪11bは、前側ロック爪11
aに比べより大きなネジレが発生するため、ロック解除
のタイミングが遅れる。
【0045】この現象を回避するため、本実施の形態で
は、奥側ロック爪11bの爪角度βを、前述した先端部
13が干渉せず、また不意に外力が記録装置部主部14
0にかかった時に独りでにロックが解除されない範囲の
間で、更に前側ロック爪11aの爪角度αより大きい角
度としている。
【0046】本実施の形態では、βを約99°に設定し
ている。これにより奥側ロック爪11bがロックピン1
2から受ける反力Nが減少し、奥側ロック爪11bとロ
ックピン12との間で発生する摩擦力Fが減少するた
め、ロック解除軸9へのネジリモーメントMが減少し、
ロック解除軸9のネジレが前側と奥側で等しくなり、そ
の結果奥側ロック爪11bは前側ロック爪11aと同時
にロック解除する事ができる。
【0047】[第2の実施の形態]図9は第2の実施の
形態を示す。
【0048】第1の実施の形態ではロック解除軸9上に
ロック爪11、枠体200側にロックピン12を配置し
たが、本実施の形態では、これとは全く逆に、図9のよ
うに、ロック解除軸9上に固定されたアーム部材14の
先端部にロックピン12を設け、枠体200側にロック
爪11(手前側のロック爪と奥側のロック爪)を固定し
たもので、第1の実施の形態と同様に手前側の爪の爪角
度よりも奥側の爪の爪角度を同様に大きな角度としてい
る。この場合も第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0049】[実施の形態3]図10は第3の実施の形
態を示す。
【0050】第1の実施の形態では、ロック解除軸9上
にロック爪11を固定しているが、本実施の形態ではこ
れらを分離し、ロック爪11をフレーム1の奥側と手前
側に夫々独立して支軸11cにより回転可能に取り付
け、ロック解除軸9上にはロック爪11を回転させるカ
ム15を設けている。なお、手前側のロック爪と奥側の
ロック爪とは第1の実施の形態と同様の爪角度としてい
る。
【0051】本実施の形態の構成では、ロック解除軸9
を逆に反時計方向に回動させると、カム15の先端部が
ロック爪11の後端部を押し込み、ロック爪11が支軸
11cを支点として時計方向に回動してロックが解除さ
れる。このように本実施の形態ではロック解除軸9の回
転方向を逆方向にする事ができ、より設計の自由度が高
まる。
【0052】[第4の実施の形態]第1〜第3の実施の
形態ではロック爪11にかかる摩擦力Fを減少させるた
めに、奥側ロック爪11bの爪角度βを変えているが、
α=βとし、奥側ロック爪11bやロックピン12の材
質を変更して摩擦係数μを小さくすることにより、手前
側のロック爪11aと奥側のロック爪11bとを同じ回
動タイミングで回動させることができる。
【0053】また、第1〜第3の実施の形態において、
α=βとし、奥側のロック爪11bの爪からその回動支
点までの距離を、手前側のロック爪11aの爪からその
回動支点までの距離よりも長くし、小さな回動力で奥側
のロック爪11bを回動できるようにすれば、手前側の
ロック爪11aと奥側のロック爪11bとを同じ回動タ
イミングで回動させることができる。
【0054】[第5の実施の形態]図11、12、13
は第5の実施の形態を示す。
【0055】本実施の形態は、図1〜図8に示す第1の
実施の形態の構成に、引っ張りコイルバネで構成された
ロックバネ50a,50bを加え、ロックバネ50aに
より手前側のロック爪11aをロック側に付勢し、また
ロックバネ50bにより奥側のロック爪11bをロック
側に付勢している。また、第1の実施の形態ではロック
爪11aとロック爪11bとの爪の角度α、βの関係
を、α<βとしているが、本実施の形態では同じ角度
(α=β)としている。
【0056】なお、ロックバネとしては、引っ張りコイ
ルバネだけではなく、ねじりコイルバネ、圧縮コイルバ
ネ、板バネ等であっても良い。
【0057】ロックバネ50aと50bは、図13に示
すように、ロック爪11a(11b)に設けたバネ掛け
ピン11eと引き出しフレームに設けられたバネ掛けピ
ン11dとの間に掛けられ、ロック爪11aとロック爪
11bとを常時ロック方向に付勢している。そして、ロ
ック解除を行う場合には、これらのロックバネ50aと
50bとのバネ力に抗してロック爪11aと11bとは
ロック解除方向に回動する。
【0058】本実施の形態において、手前側のロック爪
11aをロック方向に付勢するロックバネ50aと、奥
側のロック爪11bをロック方向に付勢するロックバネ
50bとのバネの張力とを異ならせ、手前側のロックバ
ネ50bに比べて奥側のロックバネ50bの張力を弱く
設定しており、本実施の形態では奥側のロックバネ50
bは手前側のロックバネ50aの張力の約60%として
いる。
【0059】ロック解除の際にロック解除軸9に生じる
ねじれは、ロックバネがない場合では、奥側のねじれが
手前側よりも大きいが、本実施の形態では手前側の強い
バネ力のロックバネ50aを加えることにより、ロック
解除軸9に加わるモーメントを変化させ、ロック解除軸
9に生じるねじれが手前側も奥側もともに同じとなるよ
うに、ロックバネ50aとロックバネ50bのバネ力を
設定している。
【0060】したがって、ロック解除のために、ロック
解除ハンドル8を時計方向に回動すると、ロック解除軸
9を介して手前側のロック爪11aと奥側のロック爪1
1bとに同じタイミングでロック解除のための回動力が
伝達され、両ロック爪11aと11bはロックピン12
と同時に係合が解除される。
【0061】また、本実施の形態の変形例としては、以
下のような態様のものがある。
【0062】なお、本実施の形態では、ロックバネ50
aとロックバネ50bとは、引っ張り力が異なるものを
用いているが、図13に示すように、ロックバネが掛け
られる上下のバネ掛けピン11eと11dとの距離を、
手前側のロックバネ50aに対する距離R1を、奥側の
ロックバネ50bに対する距離R2よりも長く設定し、
同じ引っ張り力のバネを用いても、手前側のロックバネ
50aのバネ力が強くなるようにしてもよい。
【0063】また、図13に示すように、ロック解除軸
9の中心と、バネ掛けピン11eとの距離を、手前側の
ロックバネ50aに対する距離L1を、奥側のロックバ
ネ50bに対する距離L2よりも長く設定し、同じ引っ
張り力のバネを用いてもロック解除軸9の回動時のトル
クに差を生じさせ、実質的に手前側のロックバネ50a
のバネ力が強くなるようにしてもよい。
【0064】また、本実施の形態及びその変形例は、手
前側と奥側とに夫々ロックバネを設けているが、ロック
解除軸9のねじれを全体として均一化できれば、ロック
バネを手前側だけに設けるようにしてもよい。
【0065】さらに、本第5の実施の形態及びその変形
例を上記した第2、第3の実施の形態に対し、α=βと
して適用しても良い。
【0066】上記した本第5の実施の形態及びその変形
例によれば、第1〜第4の実施の形態では、ロック爪を
手前側と奥側との2つ用意しなければならないが、上記
した第5の実施の形態及びその変形例によればロック爪
の爪角度が手前側も奥側も共に等しいので、同じものを
用いることができる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のロック装置
及び画像形成装置によれば、ロック解除ハンドルをロッ
ク解除方向へ回動することにより、複数、例えば2つの
ロック爪を同じタイミングでロック解除方向へ回動させ
るためのロック解除軸のネジレを抑える構成を、ロック
解除軸の強度を上げる等の設計変更を行うことなく比較
的簡単に行うことができる。
【0068】この結果、製品のコストを低く抑えること
ができ、さらに他部品に影響を及ぼさずにロック爪のみ
の変更で効果が得られるため、製品の開発期間の短縮も
達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す画像形成装置
本体の外観斜視図
【図2】図1の内部構造を示す概略正面図で、引き出し
フレームが収納されている状態を示す。
【図3】図1の内部構造を示す概略正面図で、引き出し
フレームが引き出されている状態を示す。
【図4】図2のA矢視図
【図5】図4のレール部の拡大図
【図6】図1のロック装置の正面図
【図7】ロック爪の爪の開きを説明する図
【図8】図1の2つのロック爪の爪角度を示す図
【図9】第2の実施の形態を示すロック装置の正面図
【図10】第3の実施の形態を示すロック装置の正面図
【図11】第5の実施の形態を示す画像形成装置の側面
【図12】第5の実施の形態を示す画像形成装置の外観
斜視図
【図13】図13のロック装置の正面図
【符号の説明】
8 ロック解除ハンドル 9 ロック解除軸 11a、11b ロック爪 12 ロックピン 50a、50b ロックバネ 104 記録装置部 111 画像形成部(プロセスカートリッジ) 111a 感光ドラム、111b 帯電部材、111c 現像スリー
ブ、111d トナー容器 112 カセット給紙部 113 記録紙排紙トレイ 116 定着器 117 排紙ローラ対 125 手差し給紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−123910(JP,A) 特開 平1−169465(JP,A) 特開 平10−149077(JP,A) 特開 平5−113072(JP,A) 実開 平4−72178(JP,U) 実開 平1−181038(JP,U) 実開 昭64−45844(JP,U) 実開 昭63−58167(JP,U) 実開 平1−85737(JP,U) 実開 昭59−82167(JP,U) 実開 昭61−101752(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 B41J 29/00 B41J 29/54 E05C 9/08 H05K 5/00 - 5/06

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のロ
    ック爪と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、 前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記複数のロック爪の係合時に、前記ロック解除軸の回
    転中心と前記ロックピンの中心とを結ぶ線と前記係合部
    とがなす爪角度を、 前記ロック解除ハンドルから遠い
    大きくしたことを特徴とする引き出し付機器のロック
    装置。
  2. 【請求項2】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記機器本体側に固定された複数のロック爪と、 前記引き出し部材側に回動可能に支持されたロック解除
    軸と、 前記複数のロック爪と夫々係合するロックピンを有し前
    記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のレバ
    ー部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、 前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記複数のロック爪の係合時に、前記ロック解除軸の回
    転中心と前記ロックピンの中心とを結ぶ線と前記係合部
    とがなす爪角度を、 前記ロック解除ハンドルから遠い
    大きくしたことを特徴とする引き出し付機器のロック
    装置。
  3. 【請求項3】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に個々に回動可能に支持された複数の
    回動レバー状のロック爪と、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック爪の作動端部に夫々当接する前記ロック解除
    軸に固定された複数のカム部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、 前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記複数のロック爪の係合時に、前記ロック解除軸の回
    転中心と前記ロックピンの中心とを結ぶ線と前記係合部
    とがなす爪角度を、 前記ロック解除ハンドルから遠い
    大きくしたことを特徴とする引き出し付機器のロック
    装置。
  4. 【請求項4】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のロ
    ック爪と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記各係合部とこれに夫々係合するロックピンとの摩擦
    係数を、前記ロック解除ハンドルから遠いほど小さくし
    たことを特徴とする引き出し付機器のロック装置。
  5. 【請求項5】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記機器本体側に固定された複数のロック爪と、 前記引き出し部材側に回動可能に支持されたロック解除
    軸と、 前記複数のロック爪と夫々係合するロックピンを有し前
    記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のレバ
    ー部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記各係合部とこれに夫々係合するロックピンとの摩擦
    係数を、前記ロック解除ハンドルから遠いほど小さくし
    たことを特徴とする引き出し付機器のロック装置。
  6. 【請求項6】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に個々に回動可能に支持された複数の
    回動レバー状のロック爪と、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック爪の作動端部に夫々当接する前記ロック解除
    軸に固定された複数のカム部材と、前記ロック解除軸に
    取り付けられるロック解除ハンドルと、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記各係合部とこれに夫々係合するロックピンとの摩擦
    係数を、前記ロック解除ハンドルから遠いほど小さくし
    たことを特徴とする引き出し付機器のロック装置。
  7. 【請求項7】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック解除軸のその軸方向に沿って固定された複数
    のロック爪と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、 前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、前記ロック解除ハンドルから遠いほど、記係
    部から回動支点までの距離を長くしたことを特徴とする
    引き出し付機器のロック装置。
  8. 【請求項8】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記機器本体側に固定された複数のロック爪と、 前記引き出し部材側に回動可能に支持されたロック解除
    軸と、 前記複数のロック爪と夫々係合するロックピンを有し前
    記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のレバ
    ー部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、 前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、前記ロック解除ハンドルから遠いほど、記係
    部から回動支点までの距離を長くしたことを特徴とする
    引き出し付機器のロック装置。
  9. 【請求項9】 機器本体に対して引き出し可能な引き出
    し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出し
    付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に個々に回動可能に支持された複数の
    回動レバー状のロック爪と、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック爪の作動端部に夫々当接する前記ロック解除
    軸に固定された複数のカム部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、 前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、前記ロック解除ハンドルから遠いほど、記係
    部から回動支点までの距離を長くしたことを特徴とする
    引き出し付機器のロック装置。
  10. 【請求項10】 機器本体に対して引き出し可能な引き
    出し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出
    し付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のロ
    ック爪と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、 前記複数の各ロック爪をロック方向に夫々付勢する複数
    のバネ部材と、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記複数のバネ部材は、前記ロック解除ハンドル近い
    ほど、そのバネ力を大きくしたことを特徴とする引き出
    し付機器のロック装置。
  11. 【請求項11】 機器本体に対して引き出し可能な引き
    出し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出
    し付機器のロック装置において、 前記機器本体側に固定された複数のロック爪と、 前記引き出し部材側に回動可能に支持されたロック解除
    軸と、 前記複数のロック爪と夫々係合するロックピンを有し前
    記ロック解除軸の軸方向に沿って固定された複数のレバ
    ー部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数の各レバー部材をロック方向に夫々付勢する複
    数のバネ部材と、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記複数のバネ部材は、前記ロック解除ハンドル近い
    ほど、そのバネ力を大きくしたことを特徴とする引き出
    し付機器のロック装置。
  12. 【請求項12】 機器本体に対して引き出し可能な引き
    出し部材を前記機器本体に収納した時に係止する引き出
    し付機器のロック装置において、 前記引き出し部材に個々に回動可能に支持された複数の
    回動レバー状のロック爪と、 前記引き出し部材に回動可能に支持されたロック解除軸
    と、 前記ロック爪の作動端部に夫々当接する前記ロック解除
    軸に固定された複数のカム部材と、 前記ロック解除軸に取り付けられるロック解除ハンドル
    と、 前記複数のロック爪と夫々係合する前記機器本体側に固
    定されたロックピンと、 前記複数の各ロック爪をロック方向に夫々付勢する複数
    のバネ部材と、前記引き出し部材を引き出し方向に付勢するバネと、
    有し、前記複数のロック爪は、前記ロックピンに係合して前記
    引き出し部材の引き出し方向への移動を妨げる係合部を
    有し、 前記複数のバネ部材は、前記ロック解除ハンドルに近
    ほど、そのバネ力を大きくしたことを特徴とする引き出
    し付機器のロック装置。
  13. 【請求項13】 前記複数のバネ部材は、バネ常数を異
    ならせることにより、バネ力を異ならせていることを特
    徴とする請求項10、11または12に記載の引き出し
    付機器のロック装置。
  14. 【請求項14】 前記複数のバネ部材は、取り付け長さ
    を異ならせることにより、バネ力を異ならせていること
    を特徴とする請求項10、11または12に記載の引き
    出し付機器のロック装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のバネ部材は、回動支点と取
    り付け位置との長さを異ならせることにより、バネ力を
    異ならせていることを特徴とする請求項10、11また
    は12に記載の引き出し付機器のロック装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれか一つに
    記載の引き出し付機器のロック装置を有し、前記機器本
    体を画像形成装置本体とし、前記引き出し部材に画像形
    成のための複数の機器類を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 前記ロック解除ハンドルは装置本体の
    手前側に設けたことを特徴とする請求項16に記載の画
    像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の機器類の一つは少なくとも
    像担持体を有するプロセスカートリッジであることを特
    徴とする請求項16または17に記載の画像形成装置。
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