JP2018140880A - シート搬送装置、シート搬送装置からの回転体ユニットの取り外し方法及びシート搬送装置を備える画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、シート搬送装置からの回転体ユニットの取り外し方法及びシート搬送装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シート搬送装置に対して回転体ユニットの着脱を行う際に、回転体ユニットの着脱性をより向上させることが望まれていた。【解決手段】 回転体ユニット41のホルダ41cに係合部としての爪部c1を設け、枠体22に設けられる被係合部としての給送ローラアーム45に爪部c1を係合させる。これにより、回転体ユニット41は、支持軸としてのカップリング軸23と移動軸としてのスライド軸25に支持されていない状態で、給送ローラアーム45に保持される。【選択図】 図9

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、シート搬送装置からの回転体ユニットの取り外し方法、及びシート搬送装置を備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式等の画像形成装置としては、給紙カセットに収容されたシートを画像形成部に搬送するシート搬送装置を備え、シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する構成が広く知られている。このようなシート搬送装置には、給紙カセットに収容されたシートを給送する給送ローラと、給送ローラによって給送されたシートを画像形成部に向かって搬送する搬送ローラを備えたものがある。給送ローラ及び搬送ローラは、ローラの表面と給紙カセットに収容されたシートとの表面の摩擦力を利用してシートを搬送しており、シートとの摩擦によりローラの表面が少しずつ摩耗するため、定期的に交換することが必要となる。
特許文献1には、給送ローラと搬送ローラを回転体ユニットとしてユニット化し、ユーザやサービスマン(以下、ユーザと称する)によって回転体ユニットを交換することが可能に構成されたシート搬送装置の構成が開示されている。回転体ユニットは、一端側を回転体ユニットに対して付勢されたスライド軸によって軸支され、他端側を回転体ユニットを挟んでスライド軸と反対側に設けられた駆動軸によって軸支されている。特許文献1では以下の動作によって回転体ユニットの交換を行っている。
まず、ユーザは、スライド軸の付勢力に抗して回転体ユニットを駆動軸からスライド軸に向かう方向にスライド移動させ、駆動軸と回転体ユニットとの係合を解除する。その後、スライド軸との係合を解除する方向に回転体ユニットを移動させることで、シート搬送装置から回転体ユニットを取り外すことが可能となる。回転体ユニットをシート搬送装置に取り付ける際には、まず、スライド軸に回転体ユニットの一端側を差し込むことによってスライド軸と回転体ユニットを係合させ、スライド軸の付勢力に抗するように回転体ユニットを移動させる。その状態において、回転体ユニットの他端側を駆動軸と係合することが可能な位置に合わせ、回転体ユニットの位置が合った後にスライド軸の付勢力がかかっている方向に回転体ユニットを移動させる。これにより、回転体ユニットと駆動軸が係合し、回転体ユニットがシート搬送装置に取り付けられる。
特開2016−11213号公報
特許文献1の構成においては、シート搬送装置に対して回転体ユニットの交換を行う際に、ユーザがスライド軸の付勢力に抗して回転体ユニットを保持した状態で回転体ユニットの着脱を行う。特許文献1の構成でも回転体ユニットの着脱性は良好であったが、さらに回転体ユニットの着脱性を向上させることが望まれている。
そこで、本発明は、シート搬送装置に対する回転体ユニットの着脱性を向上させることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、シートを搬送することが可能な搬送回転体と、前記搬送回転体を保持する保持部材と、を有する回転体ユニットと、前記回転体ユニットの一端側を支持する支持軸と、前記回転体ユニットの他端側を支持し、前記支持軸の軸線方向に移動することが可能な移動軸と、を備え、前記支持軸と前記移動軸によって支持された前記回転体ユニットを取り外すことが可能なシート搬送装置において、前記保持部材は、前記シート搬送装置に設けられる被係合部と係合可能な係合部を有し、前記回転体ユニットが前記支持軸と前記移動軸によって支持されていない状態において前記係合部が前記被係合部と係合することにより、前記回転体ユニットが前記被係合部に保持されることを特徴とする。
本発明によると、シート搬送装置に対する回転体ユニットの着脱性を向上させることが可能である。
実施例1のシート搬送装置を備える画像形成装置の構成を説明する概略断面図である。 実施例1の給送部の構成を説明する斜視図である。 実施例1の回転体ユニットの構成を説明する斜視図である。 実施例1において、支持軸及び移動軸と回転体ユニットとの係合を説明する模式図である。 実施例1において、シート搬送方向に沿って切断した際の給送部の概略断面図である。 実施例1における回転体ユニットの姿勢の切り替えを説明する模式図である。 実施例1において、シート搬送方向に沿って切断した際の回転体ユニットの概略断面図である。 実施例1の画僧形成装置において、開閉部材としてのアクセスドアを開けた状態を説明する概略断面図である。 実施例1において、給送部から回転体ユニットを取り出す際の動作を説明する模式図である。 実施例1において、給送部に回転体ユニットを取り付ける際の動作を説明する模式図である。 実施例1の移動軸の係止機構を説明する模式図である。 実施例1における、移動軸と付勢部材との係合を説明する模式図である。 変形例1の移動軸の構成を説明する模式図である。 変形例1において、移動軸を移動させる動作を説明する模式図である。 実施例2において、シート搬送方向に沿って切断した際の回転体ユニットの概略断面図である。 実施例2において、給送部から回転体ユニットを取り出す際の動作を説明する模式図である。 実施例2において、給送部に回転体ユニットを取り付ける際の動作を説明する模式図である。 実施例3における、回転体ユニットの移動を説明する模式図である。 実施例3において、給送部から回転体ユニットを取り外す際の回転体ユニットの係合部と被係合部の係合状態の切り替えを説明する模式図である。 実施例3において、シート搬送方向に沿って切断した際の回転体ユニットの概略断面図である。 実施例3において、給送部に回転体ユニットを取り付ける際の回転体ユニットの係合部と被係合部の係合状態の切り替えを説明する模式図である。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。なお、以下の実施例においては、本発明のシート給送装置を備える画像形成装置としてのレーザービームプリンタを用いた例について説明する。ただし、この実施例に記載されている構成要素はあくまで例示であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は、本実施例のシート搬送装置を備える画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真記録方式によって画像を形成するものであり、装置本体2(以下、本体2と称する)と、シート収容部としての給紙カセット3と、給送部4と、画像形成部5と、定着部6と、排紙トレイ7と、を備える。
給紙カセット3は、シートSを積載する積載板30を有し、積載板30は、シートSを給送する給送回転体としての給送ローラ41aにシートSの最上面が当接する位置まで上昇することが可能である。シートSの最上面が給送ローラ41aに当接すると、シートSは、図示矢印R1方向に回転する給送ローラ41aによって、搬送回転体としての搬送ローラ41bと分離ローラ42によって形成される分離ニップ部Nに給送される。シートSは分離ニップ部Nにおいて1枚ずつ分離された後に画像形成部5に向かって搬送される。
画像形成部5は、像担持体としての感光体ドラム51と、露光手段52と、現像手段53と、転写ローラ54と、を有する。コントローラ等の制御手段(不図示)が画像信号を受信することによって画像形成動作が開始され、感光体ドラム51は回転駆動される。感光体ドラム51は回転過程で、不図示の帯電手段により一様に帯電処理され、露光手段52により画像信号に応じて露光される。これにより、感光体ドラム51の表面上に静電潜像が形成され、その後、現像手段53により現像されることで感光体ドラム51の表面上にトナー像が形成される。転写ローラ54は、感光体ドラム51に当接して転写ニップ部を形成する。感光体ドラム51の表面上に形成されたトナー像は、転写ニップ部において給送部4によって給送されたシートSに転写された後に、定着部6において加熱及び加圧されることでシートS上に定着される。このようにして、画像形成部5においてシートS上に画像が形成され、定着部6を通過し、印刷が終了したシートSは排紙トレイ7に排紙される。
[給送部]
次に、給送部4の詳細な構成について図2(a)〜(b)を用いて説明する。図2(a)は図1における図示矢印A方向から見た際の給送部4の斜視図である。また、図2(b)は図1における図示矢印B方向から見た際の給送部4の斜視図である。
図2(a)に示すように、給送部4は、枠体22と、モータM(駆動源)によって駆動されるカップリング軸23(支持軸)と、回転体ユニット41と、分離ユニット43と、スライド軸25(移動軸)と、を有している。また、給送部4は、積載板30に積載されたシートSの最上面を検知する検知部材44を有している。なお、カップリング軸23とスライド軸25は枠体22に支持されており、スライド軸25は、スライド軸25の軸線方向に関して移動可能に設けられている。
さらに、図2(b)に示すように、給送部4は、回転体ユニット41の姿勢を切り替える給送ローラアーム45と、給送ローラアーム45を付勢するバネ46(第2の付勢部材)と、を有する。給送ローラアーム45は、鉛直方向に関して移動可能な状態で枠体22に設けられており、回転体ユニット41のホルダ41cに設けられる係合部としての爪部c1と係合することが可能な被係合部である。バネ46が給送ローラアーム45を付勢することで、回転体ユニット41を給紙カセット3の積載板30に積載されたシートSに向かって付勢することが可能である。回転体ユニット41の姿勢を切り替える方法に関しては後に詳しく説明する。
図3は、給送部4に装着された回転体ユニット41の構成を説明する模式図である。また、図4(a)は、図3における図示矢印C方向から見た際の回転体ユニット41の構成を説明する模式図であり、図4(b)は、図3における図示矢印D方向から見た際の回転体ユニット41の模式図である。
図3に示すように、回転体ユニット41は、保持部材としてのホルダ41cと、ホルダ41cに回転可能に支持される給送ローラ41aと、搬送ローラ41bと、を有する。給送ローラ41aは、シート搬送方向に関して、搬送ローラ41bよりも上流側に設けられており、給紙カセット3に収容されたシートSを搬送ローラ41bに向けて給送する。搬送ローラ41bの一端側はカップリング軸23によって軸支されており、他端側はスライド軸25によって軸支されている。本実施例の構成においては、搬送ローラ41bがカップリング軸23とスライド軸25に軸支されることによって、回転体ユニット41の一端側がカップリング軸23によって支持され、回転体ユニット41の他端側がスライド軸25によって支持される。なお、給送ローラ41a及び搬送ローラ41bの外周面は、ゴムなどの弾性体により形成されている。
回転体ユニット41のホルダ41は、給送部4に対して回転体ユニット41を着脱する際にユーザやサービスマン(以下、ユーザと称する)が把持することが可能なガイド部c2を有し、ガイド部c2の両端部はホルダ41cによって回転可能に支持されている。ガイド部c2は、搬送ローラ41bがカップリング軸23及びスライド軸25に軸支され、シートSを搬送する状態においては、枠体22に対して不図示のスナップフィットによって保持される。なお、ガイド部c2は、枠体22に対して保持された状態においては、シートSの搬送を案内する搬送路の壁面に保持され、シートSの搬送をガイドすることが可能である。
給送ローラ41aの回転軸線上には給送ギア47が設けられており、給送ギア47が回転すると、不図示のワンウェイ機構を介して給送ローラ41aに駆動力が伝達され、給送ローラ41aが回転する。また、搬送ローラ41bの回転軸線上には、カップリング軸23と係合してカップリング軸23の駆動力を給送ギア47に伝達する搬送ギア48が設けられている。
図4(a)に示すように、カップリング軸23は、搬送ギア48の係合溝48aと係合することによって搬送ローラ41bを軸支し、不図示のワンウェイ機構を介して搬送ローラ41bに駆動力を伝達する。また、図4(b)に示すように、スライド軸25は、搬送ローラ41bに設けられる係合穴b1と係合することにより、搬送ローラ41bを軸支する。
本実施例においては、駆動源としてのモータMが停止した際に、給送ローラ41a及び搬送ローラ41bとシートSとの間に働く摩擦力がシートSの搬送の妨げにならないように、不図示のワンウェイ機構を設けている。この不図示のワンウェイ機構により、モータMが停止し給送ローラ41a及び搬送ローラ41bに駆動力が伝達されない場合において、給送ローラ41a及び搬送ローラ41bはシートSの搬送に従動して回転することが可能である。
図5は、シート搬送方向に沿って切断した際の給送部4の概略断面図である。図5に示すように、搬送ギア48と給送ギア47との間には、複数のギア49a、49b、49cから構成される伝達ギア部49が設けられており、伝達ギア部49は、ホルダ41cに対して回転可能に支持されている。即ち、モータMの駆動力がカップリング軸23を介して搬送ギア48に伝達されると、搬送ギア48と搬送ローラ41bが回転し、且つ、伝達ギア部49を介して給送ギア47に駆動力が伝達されることで給送ローラ41aが回転する。
[積載板のリフトアップ制御]
次に、積載板30のリフトアップ制御について、図5を用いて説明する。図5に示すように、回転体ユニット41にはシートSの積載面を検知する検知部材44が設けられている。検知部材44は、給送ローラ41aの回転軸線の延長線上に支点を有し、ホルダ41cに回動可能に支持されている。不図示のモータの駆動力によって積載板30が上昇すると、積載板30に積載された最上面のシートSが、検知部材44に当接する。そして、積載板30が更に上昇し、検知部材44が所定角度回動すると、不図示のセンサによって検知部材44が検知され、積載板30を駆動するモータが不図示の制御部によって停止される。
この状態において、積載板30に積載された最上面のシートSは給送ローラ41aと接触し、モータMからカップリング軸23に駆動力が伝達されることで搬送ローラ41bと給送ローラ41aが回転する。これにより、シートSは給送ローラ41aによって分離ニップ部Nに給送され、分離ニップ部Nにおいて搬送ローラ41aと分離ローラ42によって1枚ずつに分離された後に画像形成部5に搬送される。積載板30に積載されたシートSの枚数が減少すると、バネ46の付勢力によって回転体ユニット41が徐々に下方に移動し、給送ローラ41a及び検知部材44が下方に移動する。
そして、一定枚数のシートSが給送され、検知部材44が回動して不図示のセンサに検知されない位置に到達すると、不図示のセンサによって検知される位置まで検知部材44が回動するように、不図示の制御部が積載板30を上昇させる。このようにして、積載板30に積載された最上面のシートSの高さは、常に一定の範囲内となるように制御される。
[回転体ユニットの姿勢の切り替え]
次に、回転体ユニット41の姿勢の切り替えについて、図6(a)〜(b)、図7を用いて説明する。図6(a)は、給送ローラ41aが給紙カセット3に収容されたシートSを給送することが可能なときの回転体ユニット41の姿勢を説明する模式図である。図6(b)は、給送ローラ41aが給紙カセット3に収容されたシートSと接触せず、シートSの給送を行わない際の回転体ユニット41の姿勢を説明する模式図である。なお、図6(a)〜(b)は、図1における図示矢印B方向から見た際の模式図である。図7は、シート搬送方向に沿って切断した際の回転体ユニット41の拡大断面図である。
図7に示すように、ホルダ41cは、給送ローラアーム45と係合する係合部としての爪部c1と、給送ローラアーム45と当接する当接部c3を有する。爪部c1と当接部c3は、給送ローラアーム45に対してそれぞれ接触部P1と接触部P2で接触しており、それぞれの接触部において力がつり合った状態で、回転体ユニット41は給送ローラアーム45によって保持される。
図6(a)、図6(b)に示すように、給送ローラアーム45は、第1の制御レバー16と第2の制御レバー17によって姿勢を切り替えられる。第1の制御レバー16及び第2の制御レバー17は、枠体22に不図示の支持軸によって回動自在に配置されており、第1の制御レバー16及び第2の制御レバー17の回動軸線を図6(a)及び図6(b)に一点鎖線を用いてそれぞれ示した。給紙カセット3が本体2に装着される場合においては、図6(a)に示すように、第1の制御レバー16の当接面16aが給紙カセット3によって押圧され、第1の制御レバー16が図示矢印J1方向に回動する。第1の制御レバー16が図示矢印J1方向に回動すると第2の制御レバー17が押圧され、第2の制御レバー17が図示矢印K1方向に回動する。第2の制御レバー17が回動すると、給送ローラアーム45はバネ46の付勢力によって図6(a)に示される姿勢となる。この時、給送ローラアーム45に保持される回転体ユニット41は、給送ローラ41aが給紙カセット3に収容されるシートSと当接することが可能な位置に移動し、シートSを給送することが可能な姿勢となる。
一方で、給紙カセット3が本体2に装着されない場合においては、図6(b)に示すように、不図示の付勢バネによって第1の制御レバー16は図示矢印J2方向に回動し、第2の制御レバー17は図示矢印K2方向に回動する。ここで、図示矢印J2方向は図6(a)中における図示矢印J1方向と逆の方向であり、図示矢印K2方向は図6(a)中における図示矢印K1方向と逆の方向である。不図示の付勢バネは、給送ローラアーム45の重量及びバネ46の付勢力よりも強い付勢力を有し、この付勢力によって付勢される第2の制御レバー17によって給送ローラアーム45は図6(b)に示される姿勢となる。この時、給送ローラアーム45に保持される回転体ユニット41は、給紙カセット3の装着を邪魔しない位置に移動する。
[回転体ユニットの着脱方法]
次に、回転体ユニット41を着脱する方法について図6(b)、図7〜図10を用いて説明する。図8は、画像形成装置1の開閉部材としてのアクセスドア9を開けた状態を説明する概略断面図である。図8に示すように、回転体ユニットの着脱時には、画像形成装置1の本体に設けられるアクセスドア9を図示矢印Q方向に開けることで、分離ユニット43及び回転体ユニット41を目視することが可能となる。なお、アクセスドア9を開けることによって、画像形成装置1内でシートSのジャムが発生した場合のジャム処理や、画像形成部5のメンテナンスなどを行うことができる。
回転体ユニット41を着脱する際、ユーザは、まず本体2から給紙カセット3を引き出し、回転体ユニット41を図6(b)に示す位置に移動させる。その後、図8に示すように、本体2に開閉可能に設けられたアクセスドア9を開け、給送部4に取り付けられた分離ユニット43及び回転体ユニット41を目視することが可能な状態とする。
ユーザによる回転体ユニット41の着脱は、以下の手順で行われる。まず、給送部4に対して回転体ユニット41を取り外す手順について、図9(a)〜(d)を用いて説明を行う。
図9(a)は、回転体ユニット41を取り外すために、分離ユニット43の位置を移動させた際の給送部4の状態を説明する模式図である。図9(a)に示すように、本実施例においては、回転体ユニット41を着脱する際に、まず、枠体22に取り付けられている分離ユニット43を図示矢印Y方向に移動させる。その後、図示矢印Y方向と交差する方向である図示矢印X方向に分離ユニット43を引き抜くことで分離ユニット43を枠体22から取り外す。そして、回転体ユニット41を取り外すために、枠体22に保持されているガイド部c2を図示矢印W方向へ回動させる。これにより、ユーザはガイド部c2を把持することが可能となる。
図9(b)は、カップリング軸23の軸線方向に関して、回転体ユニット41をカップリング軸23からスライド軸25に向かう方向(図示矢印Y方向)に移動させた際の給送部4の状態を説明する模式図である。図9(b)に示すように、ユーザが回転体ユニット41のガイド部c2を把持して図示矢印Y方向に移動させると、回転体ユニット41の移動にともない、軸線方向に関して移動可能に設けられるスライド軸25も図示矢印Y方向に移動する。スライド軸25は、所定の距離を移動した後に係止機構により移動後の位置で係止される。スライド軸25の移動動作、及びスライド軸25の係止機構に関しては後に詳しく説明する。
図9(b)の状態においては、回転体ユニット41を図示矢印Y方向へ移動させたことにより、搬送ギア48の係合溝48aとカップリング軸23との係合が解除され、搬送ローラ41bはカップリング軸23によって軸支されていない状態となる。
図9(c)は、回転体ユニット41を図示矢印Y方向と逆の方向に移動させ、スライド軸25と搬送ローラ41bとの係合を解除させた際の給送部4の状態を説明する模式図である。図9(c)に示すように、ガイド部c2を把持した状態で、スライド軸25が搬送ローラ41bを軸支している距離の分回転体ユニット41を図示矢印Y方向とは逆の方向に移動させると、スライド軸25と搬送ローラ41bの係合穴b1との係合が解除される。これにより、搬送ローラ41bはスライド軸25によって軸支されていない状態となり、回転体ユニット41はカップリング軸23とスライド軸25とによって支持されていない状態となる。
図7に示すように、この時、回転体ユニット41は、ホルダ41cに形成された爪部c1と給送ローラアーム45が係合し、当接部c3が給送ローラアーム45に当接している。この状態において、回転体ユニット41は自重により鉛直方向に関して下向きに移動しようとするが、爪部c1及び当接部c3がそれぞれ、接触部P1、接触部P2で給送ローラアーム45と接触してつり合った状態となる。これにより、回転体ユニット41は枠体22に設けられる給送ローラアーム45に保持され、ユーザがガイド部c2から手を離しても、回転体ユニット41が給送部4の内部等に落下しない。このように、本実施例においては、ユーザが回転体ユニット41から手を離した場合においても、回転体ユニット41が給送部4の内部に落下しない状態を、回転体ユニット41が保持された状態であるとする。なお、本実施例では、給送ローラアーム45と当接する当接部c3を設けたが、当接部c3を設けず、爪部c1とホルダ41cが給送ローラアーム45と接触する構成であっても良い。
図9(d)は、回転体ユニット41を給送部4から取り外す際の給送部4の状態を説明する模式図である。図9(d)に示すように、回転体ユニット41がカップリング軸23及びスライド軸25によって支持されていない図9(c)の状態において、回転体ユニット41を図示矢印X方向に引き抜くことで、給送部4から回転体ユニット41を取り外す事ができる。この際、給送ローラ41a、搬送ローラ41bと検知部材44は、回転体ユニット41として一体になっているため、回転体ユニット41を取り外すことで、これらの部材を同時に交換することが可能である。
以上の手順により、ユーザは、片手でガイド部c2を把持した状態のまま、容易に回転体ユニット41の取り外しを行うことが可能である。次に、回転体ユニット41を給送部4に取り付ける際の手順について、図10(a)〜(b)を用いて説明する。
図10(a)は、回転体ユニット41を給送部4に対して取り付ける際の給送部4の状態を説明する模式図である。図10(a)に示すように、ユーザは、回転体ユニット41のガイド部c2を把持した状態で、回転体ユニット41を給送部4に対して、図示矢印U方向に向かって挿入する。図示矢印U方向は、カップリング軸の軸線方向と交差する方向であり、図9(d)における図示矢印X方向と反対の方向である。この時、前述の回転体ユニット41の取り外しの過程で、スライド軸25は移動した状態で係止されているため、回転体ユニット41を図示矢印U方向に挿入する際に、スライド軸25が障害とならないようになっている。
回転体ユニット41を給送部4に対して挿入していく過程で、図7に示すように、ホルダ41cに形成された爪部c1が給送ローラアーム45と係合する。爪部c1は、規制面c4を有しており、ユーザは爪部c1が給送ローラアーム45と係合してから規制面c4が給送ローラアーム45に当接するまで、回転体ユニット41を給送部4に対して挿入する。爪部c1が給送ローラアーム45に当接することにより、回転体ユニット41は、図示矢印U方向に関して、規制面c4と給送ローラアーム45が当接する位置よりもさらに給送ローラアーム45に向かうことが出来なくなり、移動が規制される。即ち、ユーザは、回転体ユニット41を図10(a)における図示矢印U方向に向かってそれ以上移動できなくなる位置まで挿入する。この時、回転体ユニット41は、搬送ローラ41b、カップリング軸23、スライド軸25が略同一の軸線上に配置された状態で、給送ローラアーム45によって保持される。
図10(b)は、回転体ユニット41が給送ローラアーム45によって保持された際の給送部4の状態を説明する模式図である。この状態においては、図7に示すように、係合部c1と当接部c3によって回転体ユニット41が給送ローラアーム45に保持されているため、ユーザがガイド部c2から手を離しても、回転体ユニット41は給送部4の内部等に落下しない。
図10(b)の状態において、ユーザがガイド部c2から手を離し、スライド軸25に設けられた突出部25bを図示矢印T1方向に回動させると、後述の係止機構によるスライド軸25の係止が解除され、スライド軸25が図示矢印V方向に移動する。スライド軸25が図示矢印V方向に移動すると、スライド軸25が搬送ローラ41bの係合穴b1と係合し、スライド軸25によって搬送ローラ41bが軸支される。さらに、スライド軸に押されることにより、搬送ローラ41bはカップリング軸23に向かって図示矢印V方向に移動し、搬送ローラ41bの回転軸線上に設けられる搬送ギア48の係合溝48aがカップリング軸23と係合する。これにより、搬送ローラ41bはカップリング軸23とスライド軸25によって軸支され、回転体ユニット41はカップリング軸23とスライド軸25によって支持された状態となる。
そして、回転体ユニット41がカップリング軸とスライド軸によって支持された状態で、枠体22に対してガイド部c2を不図示のスナップフィットによって保持させることで、給送部4に対する回転体ユニット41の取り付けが完了する。
なお、本実施例における爪部c1は、カップリング軸23の軸線方向に関して開放された形状を有している。これにより、回転体ユニット41は、爪部c1と給送ローラアーム45との係合を維持した状態で、カップリング軸23の軸線方向に移動することが可能である。
その後、分離ユニット43を取り外した手順と反対の手順によって分離ユニット43を給送部4に取り付け、開いた状態のアクセスドア9を閉じることで、画像形成装置1における回転体ユニット41の交換が完了する。
以上説明したように、本実施例においては、回転体ユニット41のホルダ41cに設けられた係合部としての爪部c1が、給送部4の枠体22に設けられる被係合部としての給送ローラアーム45と係合する。これにより、回転体ユニット41がカップリング軸23及びスライド軸25によって支持されていない状態においても、回転体ユニット41が枠体22に設けられる給送ローラアーム45に保持される。したがって、給送部4に対して回転体ユニット41の着脱を行う際にユーザが回転体ユニット41から手を離した場合であっても、回転体ユニット41が給送部4の内部等に落下しないため、給送部4に対する回転体ユニット41の着脱性を向上させる事ができる。
また、本実施例においては、爪部c1の規制面c4を給送ローラアーム45に突き当てることで、カップリング軸23と、搬送ローラ41bと、スライド軸25が略同一の軸線上に配置されるように設計されている。これにより、ユーザは、回転体ユニット41の挿入の動作のみで、搬送ギア48の係合溝48aと搬送ローラ41bの係合穴b1がそれぞれカップリング軸23とスライド軸25と係合することが可能な位置に回転体ユニット41を配置することが可能である。
なお、本実施例においては、分離ユニット43を給送部4の枠体22から完全に取り外した後に回転体ユニット41の着脱を行った。しかし、これに限らず、分離ユニット43を給送部4から完全に取り外さず、図9(a)に示すように、分離ユニット43を図示矢印Y方向に移動させ、給送部4が分離ユニット43を保持している状態で回転体ユニット41の着脱を行っても良い。この場合、回転体ユニット41の着脱を行う際に必要な空間に重ならない位置まで、分離ユニット43を図示矢印Y方向に移動させればよい。
また、本実施例においては、回転体ユニット41のホルダ41cにユーザが把持することが可能なガイド部c2を設けたが、これに限らず、ガイド部c2を設けなくても良い。この場合、ユーザは、ホルダ41cを把持して回転体ユニット41の着脱動作を行うことが可能である。
[スライド軸の係止機構]
次に、スライド軸25を枠体22に対して係止する係止機構に関して、図11(a)〜(d)を用いて説明する。なお、図11(a)〜(d)はスライド軸25の係止機構を説明するために、必要最低限の構成要素を示した模式図である。
図11(a)は、ユーザが回転体ユニット41を図示矢印Y方向に移動させる前のスライド軸25の状態を説明する模式図である。本実施例においては、回転体ユニット41を図示矢印Y方向に移動させる前のスライド軸25の位置を初期位置(第1の位置)とする。図11(a)の状態において、スライド軸25は初期位置で搬送ローラ41bを軸支しており、回転体ユニット41はカップリング軸23とスライド軸25によって支持されている。
図11(a)に示すように、枠体22は、スライド軸25に設けられた溝部25aと係合する突起部22aと、スライド軸25を付勢する付勢バネ36(第1の付勢部材)を保持するための保持部22bと、を有する。また、枠体22は、スライド軸25を図示矢印Y方向に移動可能及び回動可能に支持する支持部22cと、支持部22dと、を有する。付勢バネ36は、スライド軸25を押圧する押圧部36aを有する。
スライド軸25は、溝部25aと、突出部25bと、付勢バネ36の押圧部36aによって押圧される被押圧面25cと、を有する。スライド軸25は、付勢バネ36の押圧部36aが被押圧面25cを押圧することによって、回転体ユニット41にむかって付勢される。溝部25aは、スライド軸25の軸線方向に延伸しつつ、ねじれるように形成されている。また、スライド軸25には、スライド軸25が係止される際にスライド軸25の軸線方向への移動を規制する規制面25dと規制面25eが形成されている。
給送部4に対して回転体ユニット41を取り外す際にユーザが回転体ユニット41を図示矢印Y方向に移動させると、スライド軸25が回転体ユニット41に押されて図示矢印Y方向に移動する。このとき、付勢バネ36の押圧部36aは、スライド軸25の被押圧面25cによって付勢バネ36の付勢方向とは逆方向に押圧される。
図11(b)は、スライド軸25が図示矢印Y方向に移動している際のスライド軸25の状態を説明する模式図である。この状態においては、スライド軸25は突起部22aと溝部25aとの係合を維持しつつ、溝部25aのねじれ方向に沿って図示矢印T2方向に回転しながら図示矢印Y方向に移動する。
図11(c)は、スライド軸25の規制面25dが枠体22の支持部22cと接触した際のスライド軸25の状態を説明する模式図である。図11(c)に示すように、スライド軸25が図示矢印Y方向に移動することによって規制面25dが支持部22cと接触すると、スライド軸25はそれ以上先に移動することが出来なくなる。この時、付勢バネ36の押圧部36aは、スライド軸25に設けられる係合溝25fと対向する位置に移動する。
図11(d)は、スライド軸25が係止された際のスライド軸25の状態を説明する模式図である。本実施例においては、この時のスライド軸25の位置を係止位置(第2の位置)とする。図12は、付勢バネ36の押圧部36aとスライド軸25の係合溝25fとの係合状態を説明する模式図である。
図11(c)の状態において、スライド軸25は、付勢バネ36の押圧部36aに押圧されて図示矢印Y方向と逆の方向に移動した後に、突起部22aが規制面25eと接触する。図11(d)に示すように、突起部22aが規制面25eに規制されている状態においては、スライド軸25はそれ以上先に移動することが出来なくなり、移動が規制され、係止位置において係止される。また、このとき、図12に示すように、押圧部36aが係合溝25fと係合することにより、スライド軸25は回転も規制される。
このように、本実施例においては、突起部22aと、溝部25aと、規制面25eと、によって構成される係止機構により、スライド軸25が図11(d)に示される係止位置で係止される。
回転体ユニット41が給送ローラアーム45によって保持され、スライド軸25の係止を解除する際には、図10(b)及び図11(d)に示すように、ユーザが突出部25bを図示矢印T1方向に回動させる。これにより、付勢バネ36の押圧部36aは係合溝25fを乗り越え、且つ、突起部22aは規制面25eによって規制されない状態となる。そして、付勢バネ36の付勢力により押圧部36aが被押圧面25cを押圧し、突起部22aは溝部25aに沿って、図11(a)における図示矢印Y方向と逆の方向に移動を開始する。この結果、スライド軸25は係止位置から初期位置へと移動する。この時、突起部22aが溝部25aのねじれ方向に沿って移動するため、スライド軸25は図示矢印T1方向に回転しながら、搬送ローラ41bの係合穴b1と係合する位置に移動する。
このように、スライド軸25の係止機構を設けることにより、ユーザが回転体ユニット41を着脱する際にスライド軸25を係止位置に係止した状態で維持することができるため、より広い空間で回転体ユニット41の着脱動作を行うことができる。また、突出部25bを回動させる動作だけで、スライド軸25の係止を解除することができ、スライド軸25を係止位置から初期位置に移動させることが可能である。したがって、スライド軸25の係止を解除する動作により、回転体ユニット41をカップリング軸23とスライド軸25によって支持することが可能である。
なお、本実施例においては、スライド軸25の係止を解除しない状態で給送部4に分離ユニット43を取り付けようとすると、スライド軸25の突出部25bが分離ユニット43と干渉し、分離ユニット43の取り付けがうまくいかない構成となっている。これにより、回転体ユニット41が給送部4に完全に装着されない状態において分離ユニット43を装着してしまう誤装着を抑制することが可能である。しかし、本実施例はこれに限らず、例えば、スライド軸25の突出部25bをユーザが回動させず、分離ユニット43の取り付け動作を行う際に分離ユニット43が突出部25bと接触することでスライド軸25の係止を解除する構成としても良い。このような構成においても、簡易的な構成でスライド軸25の係止を解除することができ、また、回転体ユニット41が給送部4に完全に装着されない状態において分離ユニット43を装着してしまう誤装着を抑制することが出来る。
本実施例においては、給送ローラ41a、搬送ローラ41b及び分離ローラ42を、それぞれローラで構成したが、これに限らず、ベルト等の回転体で構成してもよい。
また、本実施例においては、カップリング軸23をモータMに接続して、回転体ユニット41に駆動を伝達する構成としたが、これに限らず、スライド軸25側から回転体ユニット41に駆動を伝達する構成としても良い。
さらに、本実施例においては、カップリング軸23が搬送ギア48と係合し、スライド軸25が係合穴b1と係合することにより、回転体ユニット41がカップリング軸23とスライド軸25に支持される構成について説明した。しかし、これに限らず、回転体ユニット41のホルダ41cに、給送ギア47と搬送ギア48に駆動力を伝達することが可能であってカップリング軸23が係合可能なギアと、スライド軸25が係合可能な係合部を設けてもよい。このような構成においても、回転体ユニット41をカップリング軸23とスライド軸25によって支持することが可能である。
本実施例においては、スライド軸25の係止を解除した際に搬送ローラ41bがスライド軸25によってカップリング軸23に向かう方向に押され、回転体ユニット41がカップリング軸23とスライド軸25によって支持される構成について説明した。しかし、これに限らず、例えば、回転体ユニット41の爪部c1が給送ローラアーム45と係合した後に、ユーザによって回転体ユニット41を移動させ、カップリング軸23が回転体ユニット41を支持した状態でスライド軸25の係止を解除しても良い。または、回転体ユニット41の爪部c1が給送ローラアーム45と係合した後に、ユーザによってカップリング軸23を移動させ、カップリング軸23が搬送ローラ41bを軸支した状態でスライド軸25の係止を解除しても良い。
また、本実施例においては、ホルダ41cに設けられる係合部としての爪部c1を、給送部4に設けられる被係合部としての給送ローラアーム45に係合させる構成について説明したが、これに限らない。例えば、ホルダ41c若しくは給送ローラ41aに係合部としての溝や孔を設け、給送部4にホルダ41c若しくは給送ローラ41aに設けられた溝や孔と係合可能な被係合部としての板金や軸を設けても良い。
さらに、本実施例においては、不図示のモータの駆動力によって積載板30を上昇させる構成としたが、これに限らず、モータなどの駆動源を設けずにバネなどの付勢部材によって積載板30を給送ローラ41aに向かって付勢する構成としても良い。
[変形例1]
また、実施例1においては、スライド軸25を枠体22に対して係止する係止機構を設けたが、これに限らない。給送部4に対して回転体ユニット41を着脱する際にスライド軸25を係止せず、ユーザがスライド軸25を支持した状態で回転体ユニット41を着脱する変形例1の構成であってもよい。以下、図13、図14(a)〜(b)を用いて変形例1の構成について説明する。なお、以下の説明においては、実施例1と同様の部分については実施例1と同様の符号を付して説明を省略する。
図13は、変形例1におけるスライド軸125の構成を説明する模式図である。図13に示すように、スライド軸125は、突起部125bと、被押圧面125cと、を有する。スライド軸125は、スライド軸125の軸線方向(図示矢印Y方向)に移動可能に設けられており、付勢バネ36の押圧部36aが被押圧面125cを押圧することによって、回転体ユニット41にむかって付勢される。
図14(a)は、変形例1において、ユーザがスライド軸125を図示矢印Y方向に移動させる前の給送部4を説明する模式図であり、図14(b)は、ユーザがスライド軸125を移動させた際の給送部4を説明する模式図である。
図14(a)に示すように、変形例1においては、ユーザが一方の手でスライド軸125の突起部125bを把持して、図示矢印Y方向にスライド軸125を移動させる。そして、図14(b)に示すように、ユーザは突起部125bを一方の手で支持した状態で、もう一方の手で回転体ユニット41のガイド部c2を把持して図示矢印Y方向に移動させる。これにより、搬送ギア48の係合溝48aとカップリング軸23との係合が解除され、回転体ユニット41はカップリング軸23とスライド軸25に支持されない状態となる。
この時、回転体ユニット41のホルダ41cに設けられた爪部c1は給送ローラアーム45と係合しており、実施例1と同様、回転体ユニット41は給送ローラアーム45に保持された状態である。したがって、この状態においては、ユーザが回転体ユニット41のガイド部c2から手を離しても、回転体ユニット41は給送部4の内部などに落下しない。その後、ユーザが回転体ユニット41を図示矢印X方向に引き抜くことにより、回転体ユニット41は給送部4から取り外される。回転体ユニット41を取り外した後、ユーザはスライド軸125の突起部125bを支持していた手を離し、スライド軸125の支持を解除する。
回転体ユニット41を給送部4に取り付ける際には、ユーザはまずスライド軸125の突起部125bを一方の手で把持して、スライド軸125を図14(a)における図示矢印Y方向に移動させる。これにより、スライド軸125とカップリング軸23との間に空間が生じ、この状態で、回転体ユニット41をスライド軸125とカップリング軸23との間に挿入する。図10(a)に示される図示矢印U方向に向かって回転体ユニット41を給送部4に挿入していくと、ホルダ41cの爪部c1と給送ローラアーム45が係合した後に爪部c1の規制面c4が給送ローラアーム45に突き当たる。
この時、回転体ユニット41は給送ローラアーム45によって保持された状態となり、ユーザが回転体ユニット41のガイド部c2から手を離しても、回転体ユニット41は給送部4の内部等に落下しない。そして、ユーザが回転体ユニット41のガイド部c2から手を離した後にスライド軸125を支持していた手を離すと、スライド軸125の被押圧面125cが付勢バネ36の押圧部36aによって押圧される。これにより、スライド軸125が搬送ローラ41bの係合穴b1と係合し、さらに、付勢バネ36に付勢されたスライド軸125が搬送ローラ41bを押すことによって、搬送ギア48の係合溝48aがカップリング軸23と係合する。このようにして、回転体ユニット41はカップリング軸23とスライド軸125によって支持され、給送部4に対する回転体ユニット41の取り付けが完了する。
(実施例2)
実施例1においては、画像形成装置1のアクセスドア9を開けて、アクセスドア9側から回転体ユニット41を着脱する構成について説明した。これに対し、実施例2では、シート搬送方向に関して、アクセスドア9と反対側の給紙カセット3側、即ち図1における図示矢印B側から回転体ユニット241を着脱する構成について、図15〜図17を用いて説明する。なお、本実施例の構成は、給紙カセット3を引き抜くことで開放された空間から回転体ユニット241を着脱する点を除いて実施例1と同様であるので、実施例1と同様の部分については同様の符号を付して説明を省略する。
図15は、シート搬送方向に沿って切断した際の回転体ユニット241の構成を説明する拡大断面図である。また、図16(a)〜(c)は、給送部204から回転体ユニット241を取り外す際の手順を説明する模式図であり、図17(a)〜(b)は、給送部204に対して回転体ユニット241を取り付ける際の手順を説明する模式図である。図16(a)〜(c)、図17(a)〜(b)は、図1における図示矢印B方向から見た模式図である。
図15に示すように、回転体ユニット241は、給送ローラ41aと、搬送ローラ41bと、ホルダ241cと、を有する。ホルダ241cは、枠体22に設けられる被係合部としての給送ローラアーム45と係合する係合部としての爪部c21と、ユーザが把持することが可能なガイド部c22と、給送ローラアーム45と当接する当接部c23と、を有する。爪部c21が給送ローラアーム45と係合し、当接部c23が給送ローラアーム45と当接することにより、給送ローラアーム45は回転体ユニット241を保持することが可能である。また、ガイド部c22は、シート搬送方向に関して、搬送ローラ41bよりも上流側に設けられている。
回転体ユニット241を着脱する際には、ユーザはまず画像形成装置1の本体2から給紙カセット3を引き出す。給紙カセット3を引き出すことにより、図1における図示矢印B方向から回転体ユニット241を目視することが可能となる。
次に、図16(a)に示すように、ユーザは、ガイド部c22を把持した状態で、カップリング軸23からスライド軸25に向かう図示矢印Y方向へ回転体ユニット241を移動させる。このとき、回転体ユニット241に押されることにより、回転体ユニット241の搬送ローラ41bを軸支するスライド軸25も図示Y方向へ移動する。そして、実施例1と同様に、スライド軸25は、図示矢印Y方向に所定の距離を移動した後にスライド軸25を係止する係止機構により移動後の位置で係止される。
回転体ユニット241が図示矢印Y方向へ移動すると、図16(b)に示すように、搬送ローラ41bの搬送ギア48とカップリング軸23との係合が解除され、回転体ユニット241はカップリング軸23によって支持されない状態となる。この状態において、ユーザは、スライド軸25が搬送ローラ41bを軸支している距離の分回転体ユニット241を図示矢印Y方向とは逆の方向に移動させ、搬送ローラ41bとスライド軸25の係合を解除する。これにより、回転体ユニット241は、カップリング軸23とスライド軸25によって支持されていない状態となる。
このとき、回転体ユニット41は、ホルダ241cに形成された爪部c21と給送ローラアーム45が係合している状態となる。この状態において、回転体ユニット241は自重により鉛直方向に関して下向きに移動しようとするが、図15に示すように、爪部c21及び当接部c23がそれぞれ、接触部P3、接触部P4で給送ローラアーム45と接触してつり合った状態となる。これにより、回転体ユニット241は枠体22に設けられる給送ローラアーム45に保持され、ユーザがガイド部c22から手を離しても、回転体ユニット241が給送部204の内部等に落下しない。このように、本実施例においては、ユーザが回転体ユニット241から手を離した場合においても、回転体ユニット241が給送部204の内部に落下しない状態を、回転体ユニット241が保持された状態であるとする。なお、本実施例では、給送ローラアーム45と当接する当接部c23を設けたが、当接部c23を設けず、爪部c21とホルダ241cが給送ローラアーム45と接触する構成であっても良い。
そして、図16(c)に示すように、ユーザが回転体ユニット241を、本体2に対して給紙カセット3が装着される側に向かって図示矢印X2方向に引き抜く事で、回転体ユニット241を給送部204から取り外す事ができる。なお、本実施例における図示矢印X2方向は、図16(a)における図示矢印Y方向と交差する方向である。
図17(a)に示すように、回転体ユニット241を給送部204に対して取り付ける際には、まず、ユーザは回転体ユニット241のガイド部c22を把持し、給送部204に対して回転体ユニット241を図示矢印U2方向に向かって挿入する。なお、図示矢印U2方向は、図16(c)における図示矢印X2方向と反対の方向である。この時、スライド軸25は係止機構により、回転体ユニット241を取り外した際に移動した位置で係止されており、回転体ユニット241を挿入する際にスライド軸25が障害にならない。
図17(b)に示すように、給送部204に対して回転体ユニット241を挿入していくと、ホルダ241cの爪部c21が給送ローラアーム45と係合する。ユーザは、爪部c21の規制面c24(図15中に図示)が給送ローラアーム45と当接し、回転体ユニット241がそれ以上挿入できない位置まで、回転体ユニット241を給送部204に押し込む。この時、搬送ローラ41b、カップリング軸23、スライド軸25が略同一の軸線上に配置される。なお、この状態においては、図15に示すように、爪部c21と当接部c23によって回転体ユニット241が給送ローラアーム45に保持されているため、ユーザがガイド部c22から手を離しても回転体ユニット241は給送部204の内部等に落下しない。
図17(b)の状態において、ユーザがガイド部c22から手を離し、スライド軸25に設けられた突出部25bを図示矢印T2方向に回動させると、係止機構によるスライド軸25の係止が解除され、スライド軸25が図示矢印V方向に移動する。スライド軸25が図示矢印V方向に移動すると、スライド軸25が搬送ローラ41bを軸支する。さらに、スライド軸25が搬送ローラ41bを押すことによって、搬送ローラ41bがカップリング軸23に向かって図示矢印V方向に移動し、搬送ローラ41bがカップリング軸23によって軸支される。これにより、回転体ユニット41はカップリング軸23とスライド軸25によって支持された状態となる。なお、スライド軸25の係止が解除されることにより搬送ローラ41bが図示矢印V方向に移動する際には、爪部c21は搬送ローラ41bの移動に合わせて、給送ローラアーム45との係合を維持しつつ図示矢印V方向に移動する。
本実施例によると、以上の動作により、給送部204に対して回転体ユニット41を交換することが可能である。
(実施例3)
実施例1においては、給送部4に対して回転体ユニット41の着脱を行う際に、ホルダ41cに設けられる係合部としての爪部c1を、給送部4の枠体22に設けられる被係合部としての給送ローラアーム45に係合させる構成について説明した。これに対し、実施例3においては、給送部304に対して回転体ユニット341の着脱を行う際に、ホルダ341cに設けられる係合部としての爪部c31を、給送部304の枠体322に設けられる被係合部322aに係合させる構成について説明する。なお、本実施例の構成は、爪部c31を被係合部322aに係合させる点と、給送ローラアーム345の構成が異なる点を除いて実施例1と同様であるので、実施例1と同様の部分については同様の符号を付して、図18〜図21を用いて説明する。
図18(a)は、本実施例における回転体ユニット341が給送部304に装着されている際の給送部304を、図1における図示矢印B方向から見た際の模式図である。図18(a)に示すように、回転体ユニット341がカップリング軸23及びスライド軸25によって支持されている状態においては、爪部c31は枠体322に設けられる給送ローラアーム345と係合する。この時、回転体ユニット341は姿勢切替部材としての給送ローラアーム345に保持され、給送ローラアーム345は、バネ346(第3の付勢部材)によって付勢されている。バネ346が給送ローラアーム345を付勢することで、回転体ユニット341を給紙カセット3の積載板30に積載されたシートSに向かって付勢することが可能である。
図18(b)は、回転体ユニット341を図示矢印Y方向に移動させた際の給送部304を、図1における図示矢印B方向から見た際の模式図である。図18(a)の状態においてユーザが回転体ユニット341を図示矢印Y方向に移動させると、図18(b)に示すように、爪部c31が枠体322に設けられる被係合部322aと係合する。即ち、給送部304から回転体ユニット341を取り外す際に、爪部c31は、給送ローラアーム345と係合する状態から、被係合部322aと係合する状態へと切り替わる。以下、図19(a)〜(c)を用いて詳しく説明する。
図19(a)は、爪部c31が給送ローラアーム345と係合している状態を説明する模式図であり、図19(b)は、給送ローラアーム345と係合する爪部c31が、被係合部322aと係合する状態に切り替わる際の回転体ユニット341の模式図である。図19(b)の状態において、給送ローラアーム345の上面部は被係合部322aの上面部よりも下側に配置されている。図19(a)に示すように、給送ローラ41aの軸線方向に関して、爪部c31の被係合部322aと接触する側には爪部斜面c35が形成されており、被係合部322aの爪部c31と接触する側には被係合部斜面a1が形成されている。この構成により、図19(b)に示すように、爪部c31が給送ローラアーム345と係合する状態から被係合部322aと係合する状態に切り替わる際には、爪部斜面c35と被係合部斜面a1が接触することで、爪部c31を滑らかに移動させることができる。
図19(c)は、爪部c31が被係合部322aと係合している状態を説明する模式図である。この時、回転体ユニット341は。爪部c31が被係合部322aと係合し、ホルダ341cに設けられた当接部c33が被係合部322aと当接した状態で、被係合部によって保持されている。
図20は、図19(c)における回転体ユニット341の状態を、シート搬送方向に沿って切断した際の概略断面図である。この状態において、回転体ユニット341はカップリング軸23とスライド軸25によって支持されておらず、回転体ユニット341は自重により鉛直方向に関して下向きに移動しようとする。しかし、図20に示すように、爪部c31及び当接部c33がそれぞれ、接触部P5、接触部P6で被係合部322aと接触してつり合った状態となるため、回転体ユニット341は枠体322に保持される。これにより、ユーザが回転体ユニット341から手を離しても、回転体ユニット341が給送部304の内部等に落下しない。このように、本実施例においては、ユーザが回転体ユニット341から手を離した場合においても、回転体ユニット341が給送部304の内部に落下しない状態を、回転体ユニット341が保持された状態であるとする。
この状態で、ユーザは実施例1と同様の手順で、給送部304から回転体ユニット341を取り外す。
図21は、爪部c31が被係合部322aと係合している状態から給送ローラアーム345と係合する状態に切り替わる際の回転体ユニット341の模式図である。図21に示すように、鉛直方向に関して、被係合部322aの上面は給送ローラアーム345の上面よりも上側に位置している。そのため、爪部c31が被係合部322aと係合している状態から給送ローラアーム345と係合している状態に切り替わる際には、爪部c31が給送ローラアーム345の端部と接触することなく、滑らかに移動することが可能である。爪部c31が被係合部322aと係合している状態から給送ローラアーム345と係合している状態に切り替わることにより、回転体ユニット341は、被係合部322aに保持される状態から給送ローラアーム345に保持される状態に切り替わる。これにより、図16(a)に示すように、回転体ユニット341は、給送ローラアーム345によって姿勢を切り替えられる。
本実施例の構成においては、給送部304に対して回転体ユニット341を着脱する際に、枠体322に設けられる被係合部322aと爪部c31を係合させている。これにより、回転体ユニット341の軸方向の移動範囲の全域に被係合部としての給送ローラアーム345を形成する必要がなく、給送ローラアーム345の長さを短く調整する事が可能である。また、給送ローラアーム345の長さを調整することが可能であるため、給送ローラアーム345の剛性や先端の配置精度を高める事ができ、設計の自由度を向上させることが出来る。
なお、上記実施例では、電気写真方式の画像形成装置に本発明を適用する例を示したが、本発明は、これに限定されることはなく、例えば、インクジェット方式の画像形成装置など、電子写真方式以外の画像形成装置に適用してもよい。
1 画像形成装置
4 給送部(シート搬送装置)
22 枠体
23 カップリング軸(支持軸)
25 スライド軸(移動軸)
41 回転体ユニット
41b 搬送ローラ(搬送回転体)
41c ホルダ(保持部材)
c1 爪部(係合部)
45 給送ローラアーム(被係合部)

Claims (27)

  1. シートを搬送することが可能な搬送回転体と、前記搬送回転体を保持する保持部材と、を有する回転体ユニットと、前記回転体ユニットの一端側を支持する支持軸と、前記回転体ユニットの他端側を支持し、前記支持軸の軸線方向に移動することが可能な移動軸と、を備え、前記支持軸と前記移動軸によって支持された前記回転体ユニットを取り外すことが可能なシート搬送装置において、
    前記保持部材は、前記シート搬送装置に設けられる被係合部と係合可能な係合部を有し、前記回転体ユニットが前記支持軸と前記移動軸によって支持されていない状態において前記係合部が前記被係合部と係合することにより、前記回転体ユニットが前記被係合部に保持されることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記搬送回転体の一端側が前記支持軸によって軸支され、他端側が前記移動軸によって軸支されることにより、前記回転体ユニットが前記支持軸と前記移動軸によって支持されることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記回転体ユニットは、前記支持軸と係合することが可能な係合溝を有する搬送ギアを有し、前記係合溝と前記支持軸とが係合することで前記搬送回転体が前記支持軸によって軸支されることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送ギアは、前記搬送回転体の回転軸線上に配置されることを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記搬送回転体は、前記移動軸と係合することが可能な係合穴が形成されており、前記移動軸から前記支持軸に向かう方向に前記移動軸を移動させた際に、前記移動軸が前記係合穴と係合し前記搬送回転体が前記移動軸によって軸支されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記移動軸から前記支持軸に向かう方向に前記移動軸を移動させることにより、前記搬送回転体が前記支持軸に向かって付勢され、前記支持軸によって軸支されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記移動軸を前記回転体ユニットに向けて付勢する第1の付勢部材を備え、前記第1の付勢部材が前記移動軸を付勢することにより、前記移動軸から前記支持軸に向かう方向に前記移動軸が移動することを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記係合部は、前記支持軸の軸線方向に関して開放された形状を有し、前記回転体ユニットは、前記係合部が前記被係合部との係合を維持した状態で前記支持軸の軸線方向に移動することが可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記支持軸と前記移動軸に支持されていない状態において、前記回転体ユニットを前記支持軸の軸線方向と交差する方向に移動させることにより、前記係合部と前記被係合部との係合を解除することが可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記係合部は、前記係合部と前記被係合部が係合した際に前記被係合部と当接する規制面を有し、前記回転体ユニットは、前記規制面が前記被係合部に当接することにより前記支持軸の軸線方向と交差する方向に関して、前記規制面と前記被係合部が当接する位置よりもさらに前記被係合部に向かう移動を規制されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  11. 前記規制面が前記被係合部に当接することにより、前記回転体ユニットは、前記支持軸と前記移動軸によって支持されることが可能な位置に配置されることを特徴とする請求項10に記載のシート搬送装置。
  12. 前記規制面が前記被係合部に当接した状態で、前記支持軸と前記移動軸と前記搬送回転体とが略同一の軸線上に配置されることを特徴とする請求項10又は11に記載のシート搬送装置。
  13. 前記保持部材は、前記被係合部と当接する当接部を有し、前記回転体ユニットは、前記係合部と前記被係合部が係合し前記当接部が前記被係合部に当接した状態で前記被係合部に保持されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  14. シートを収容する収容部を備え、前記回転体ユニットは、シート搬送方向に関して前記搬送回転体よりも上流側に、前記収容部に収容されたシートを前記搬送回転体に向けて給送する給送回転体を有し、前記給送回転体は前記保持部材によって保持されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  15. 前記被係合部を付勢する第2の付勢部材を備え、前記収容部に収容されたシートに向かって前記第2の付勢部材が前記被係合部を付勢することにより、前記係合部と前記被係合部が係合した状態で前記回転体ユニットが前記収容部に収容されたシートに向かって付勢されることを特徴とする請求項14に記載のシート搬送装置。
  16. 前記回転体ユニットが前記支持軸と前記移動軸によって支持された状態で前記回転体ユニットの姿勢を切り替える姿勢切替部材と、前記姿勢切替部材を付勢する第3の付勢部材と、を備え、前記第3の付勢部材は、前記姿勢切替部材を前記収容部に収容されたシートに向かって付勢することを特徴とする請求項14に記載のシート搬送装置。
  17. 前記係合部は、前記支持軸の軸線方向に関して開放された形状を有し、前記回転体ユニットは、前記係合部が前記被係合部との係合を維持した状態で前記支持軸の軸線方向に移動することが可能であり、前記支持軸の軸線方向に関して前記回転体ユニットを移動させる場合に、前記係合部は、前記姿勢切替部材と係合する状態と前記被係合部と係合する状態とに係合状態を切り替えることが可能であることを特徴とする請求項16に記載のシート搬送装置。
  18. 前記係合部が前記姿勢切替部材と係合し前記回転体ユニットが前記姿勢切替部材に保持された状態で前記第3の付勢部材が前記姿勢切替部材を付勢することにより、前記回転体ユニットが前記収容部に収容されたシートに向かって付勢されることを特徴とする請求項17に記載のシート搬送装置。
  19. 前記回転体ユニットが前記収容部に収容されたシートに向かって付勢されることにより、前記給送回転体が前記収容部に収容されたシートと当接することが可能であることを特徴とする請求項15又は18に記載のシート搬送装置。
  20. 前記移動軸は、前記移動軸の軸線方向に関して、前記支持軸と前記移動軸とで前記回転体ユニットを支持する第1の位置と、前記第1の位置とは異なる第2の位置とに移動することが可能であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  21. 前記移動軸を前記第2の位置に係止する係止機構を有することを特徴とする請求項20に記載のシート搬送装置。
  22. 前記係合部は、前記支持軸の軸線方向に関して開放された形状を有し、前記回転体ユニットは、前記係合部が前記被係合部との係合を維持した状態で前記支持軸の軸線方向に移動することが可能であり、前記回転体ユニットが前記支持軸と前記移動軸によって支持された状態で前記回転体ユニットを前記支持軸から前記移動軸に向かう方向に移動させることにより、前記移動軸が前記第1の位置から前記第2の位置に移動することを特徴とする請求項20又は21に記載のシート搬送装置。
  23. 前記支持軸は駆動源からの駆動力を受けて回転することを特徴とする請求項1乃至22のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  24. 前記搬送回転体は、前記回転体ユニットが前記支持軸に支持された状態で、前記駆動源からの駆動力を受けて回転することでシートを搬送することを特徴とする請求項23に記載のシート搬送装置。
  25. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部において画像を形成されるシートを搬送する請求項1乃至24のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  26. シートを搬送することが可能な搬送回転体と、前記搬送回転体を保持する保持部材と、を有する回転体ユニットと、前記回転体ユニットの一端側を支持する支持軸と、前記回転体ユニットの他端側を支持し、前記支持軸の軸線方向に移動することが可能な移動軸と、を備えるシート搬送装置から前記回転体ユニットを取り外す取り外し方法であって、
    前記保持部材に設けられる係合部と、前記シート搬送装置に設けられる被係合部と、が係合し、前記支持軸と前記移動軸によって支持された状態の前記回転体ユニットを、前記支持軸の軸線方向に関して前記支持軸から前記移動軸に向かう方向に移動させる工程と、前記支持軸と前記移動軸の少なくとも一方によって支持されていない状態において前記係合部が前記被係合部と係合することにより、前記回転体ユニットが前記被係合部に保持される工程と、
    前記回転体ユニットが前記支持軸と前記移動軸に支持されていない状態で、前記支持軸の軸線方向と交差する方向に関して、前記シート搬送装置から前記回転体ユニットを引き抜く工程と、を有する取り外し方法。
  27. 駆動源からの駆動力を受けて回転可能な支持軸と、前記支持軸に支持されることが可能な回転体ユニットと、を備え、前記回転体ユニットを取り外すことが可能なシート搬送装置において、
    前記回転体ユニットは、シートを搬送することが可能な搬送回転体と、前記搬送回転体を保持する保持部材と、を有し、
    前記保持部材は、前記シート搬送装置に設けられる被係合部と係合可能な係合部を有し、
    前記回転体ユニットが前記支持軸に支持されていない状態で前記係合部が前記被係合部と係合することにより、前記回転体ユニットが前記被係合部に保持されることを特徴とするシート搬送装置。
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