JP3535671B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3535671B2 JP26392396A JP26392396A JP3535671B2 JP 3535671 B2 JP3535671 B2 JP 3535671B2 JP 26392396 A JP26392396 A JP 26392396A JP 26392396 A JP26392396 A JP 26392396A JP 3535671 B2 JP3535671 B2 JP 3535671B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、さらに詳しくは、その装置に用いられる開閉可能な
構造体の位置決め構造に関する。 【0002】 【従来の技術】画像形成方式の一つである電子写真複写
方式においては、原稿に応じた潜像を感光体上に形成
し、その潜像をトナーにより可視像処理した上で普通紙
などの転写材に転写し、転写されたトナー像を定着する
ことで複写物を得るようになっている。このような電子
写真複写方式を用いる装置には、複写機やプリンタある
いはファクシミリ装置などがある。画像形成装置では、
感光体からトナー像を転写された転写材が搬送路で詰っ
た場合、あるいはトナー像を得るための現像工程に用い
られるトナーを補給する場合のために、装置を構成する
構造体を2分割して構造体の一方を開閉できるように
し、開放時には内部が露呈できるようにした構成を備え
たものがある。 【0003】2分割された構造体からなる画像形成装置
は、2分割された構造体が閉じられた際に、構造体の一
方が不用意に開放されないように、互いの構造体を所定
位置に位置決めする構造が提案されている(例えば、実
開平5ー6973号公報、特開平1ー133822号公
報、特開平1ー133823号公報)。 【0004】実開平5ー6973号公報には、開閉自在
の構造体の一方が、その開閉支点軸を他方の構造体の長
穴内に挿通させて開閉自在に支持し、上記一方の構造体
を他方の構造体に対して閉じた場合には、一方の構造体
の開閉端に位置するギヤの回転軸を他方の構造体に形成
されている溝に嵌合させるとともにフックによって上記
ギヤの回転軸を挟持する構成が開示されている。特開平
1ー133822号公報および特開平133823号公
報には、開閉ではないが、一方の構造体に対して他方の
構造体が着脱自在に支持される構成が示されており、装
着時には、一方の構造体の側板に形成されている溝を、
他方の構造体に配置されて搬送部材の一方をなすローラ
の回転軸に嵌合させるとともに、その状態を一方の構造
体に有するフックが他方の構造体に形成されている突起
部に係合することにより保持させるようにした構成が開
示されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】分割された構造体の一
方にトナー像の定着を行うための定着装置を配置する場
合がある。定着装置を開放可能な構造体の一方に配置す
るのは、定着装置の下方に現像装置が配置されている構
造である場合に、構造体の一方を開放して内部を露呈さ
せることにより、現像装置へのトナーの補給を可能にす
るためである。 【0006】構造体の一方に配置されている定着装置
は、内部に転写材の搬送を兼ねてトナー像の定着を行う
加熱ローラおよび加圧ローラとを組合わせたローラ対が
設けられており、ローラ対は、ギヤ等の伝達部材を介し
て駆動力を伝達されるようになっている。 【0007】ローラ対に装備されている伝達部材は、ロ
ーラの軸方向一端に取り付けられている関係上、ローラ
の軸方向端部での負荷が異なる。この場合にはギヤから
の噛み合い反力が作用する端部とそうでない端部とに区
別される。このため、ローラの軸線が他の搬送用ローラ
の軸線に平行しないで傾いた状態を呈することがある。
転写材の搬送路中に配置されている搬送部材であるロー
ラ同士での軸線の方向が平行しない場合には、搬送部材
間で受け渡しされる転写材の挟持搬送を行う方向が変化
してしまい、転写材の幅方向に皺が発生したり、あるい
は、転写材の進行方向に対するトナー像の転写位置が傾
いてしまったりする現象が発生する。しかも、軸線が平
行しない場合には、伝達部材間での軸間距離も変化して
しまい、これによって、伝達部材であるギヤ同士の噛み
合いが不安定となったり、ギヤの空転現象の一つである
歯飛び現象が発生する。 【0008】構造体の一方に配置されている定着装置
は、構造体の一方とともに他方の構造体に対して開閉さ
れ、閉じられた際には他方の構造体に被せられて固定さ
れるので、固定された定着装置の下方に位置する画像形
成処理装置の位置を保持するために用いられることもあ
る。例えば、定着装置の下方近傍に感光体の帯電処理を
行う帯電装置が配置されているような場合、帯電装置の
上面との間に弾性体を介在させて帯電装置の上面を押圧
して帯電装置の位置を保持する構成がある。この場合に
は、弾性体の反力が定着装置を押上げる向きに作用する
ために、定着装置内のローラ対の位置と他の搬送用ロー
ラとの間の搬送路長が長くなる傾向で変化することがあ
る。この結果、ローラ対による転写材の挟持タイミング
が狂ってしまい、他の搬送用ローラから繰り出された転
写材の先端が定着装置のローラ対に至る前に垂れ下がっ
てしまってジャムの原因を引き起こす虞がある。この様
な現象は、上述したローラの軸方向での負荷の違いによ
るだけでなく、こられ部材を支持する構造体での加工誤
差等が原因して発生することが多い。 【0009】本発明の目的は、従来の画像形成装置、特
に、開閉あるいは着脱自在の構造体を組合わせた場合に
生じる構造体の位置決めを正確に行うことができる構成
を備えた画像形成装置を提供することにある。特に、上
記構造体として、定着装置が配置されている構造体を一
方の構造体とし、画像形成装置本体を他方の構造体とし
た場合に構造体の一方の位置決めを正確に行なえるよう
にして、転写材の皺や画像の傾き等の発生を防止するこ
とができる構成を備えた画像形成装置を提供することに
ある。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
2分割された第1の構造体と第2の構造体とからなり、
第1の構造体により開閉自在に支持されている第2の構
造体に搬送部材をなすローラ対を有する定着装置を配置
した構成を備えた画像形成装置において、上記第1の構
造体に対して回動可能に設けられて第2の構造体が閉じ
られた際に該第2の構造体を係止可能な第1の保持手段
と、上記第2の構造体に対して回動可能に設けられて該
第2の構造体が閉じられた際に上記第1の構造体に嵌合
する第2の保持手段とを備え、上記第1,第2の保持手
段は、上記第2の構造体における開閉支点からの半径が
小さい位置に相当する開閉基端および開閉支点からの半
径が大きい位置に相当する開閉端側に対応して設けら
れ、第2の構造体が閉じられた際には、第2の構造体の
開閉端側が第1の保持手段により、開閉基端側が第2の
保持手段によりそれぞれ係止されて位置決めされる構成
であることを特徴としている。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。 【0015】図1は、本発明に係る画像形成装置の実施
例である複写機を示す図であり、同図において、複写機
1は、2分割された構造体2および3を備えて構成され
ており、構造体2は、図2に示すように、構造体3をな
す装置本体(以下、装置本体3という)に対して開閉支
点となるヒンジ部Hを介して開閉自在に支持されてい
る。装置本体3の内部には、潜像担持体としてドラム状
の感光体(以下、感光体ドラムという)4が配置されて
おり、感光体ドラム4の周辺には、感光体ドラム4に対
して画像形成処理を行うための帯電装置5、画像書込装
置6、現像装置7および転写装置8が配置されている。
装置本体3の下部には、装置本体3に対して挿脱可能な
給紙装置9が配置され、装置本体3の上面には、トナー
画像を担持した転写材Sを収容する排紙台10が配置さ
れている。 【0016】感光体ドラム4は、図示矢印方向に回転す
ることができ、その回転過程において、帯電装置5によ
る一様帯電、画像書込装置6による露光、現像装置7に
よるトナー像の形成および転写装置8による転写材Sへ
のトナー像の転写がそれぞれ行われる。転写装置8によ
り転写材Sに静電転写されたトナー像は、定着装置11
によって定着される。 【0017】定着装置11は、複写機1を構成する一方
の構造体2に固定されているハウジング12を備えてお
り、そのハウジング12の内部には、加熱ローラ13お
よび加圧ローラ14とからなるローラ対が備えられてい
る。ハウジング12は、図2において、構造体2の開閉
支点となるヒンジ部H(図2参照)からの半径が大きい
位置を開閉端とされ、上記ヒンジ部Hからの半径が小さ
い位置を開閉基端とされている。 【0018】ローラ対は、転写材Sに担持されているト
ナー像を加熱定着するとともに、転写材Sを搬送する機
能を有しており、このため、ローラ対を構成する加熱ロ
ーラ13および加圧ローラ14は互いに当接して回転で
きるように支持されている。ローラ対は、感光体ドラム
4と転写装置8に有する転写ローラとで挟持されて繰り
出される転写材Sを挟持搬送できる位置に配置されてお
り、その位置は、後述する保持手段により規定されてい
る。 【0019】図3は、請求項1記載の発明の実施例の要
部である上記保持手段の構成を示す図であり、同図にお
いて、保持手段は、ハウジング12の2ヵ所を係止する
ために備えられており、ハウジング12の開閉端側に対
応させて装置本体3の側壁3aに設けられている第1の
保持手段16と、ハウジング12の開閉基端側に対応さ
せてハウジング12に設けられている第2の保持手段1
7とで構成されている。 【0020】第1の保持手段16は、支持ピン18によ
って基端を支持された揺動可能な板金部材で構成されて
おり、揺動端には折曲片16aを有し、その折曲片16
aの頂部には上方に向け折り曲げられた起上片16bが
形成されている。第1の保持手段16の揺動端には、図
3において第1の保持手段16を時計方向に付勢する弾
性体19が配置されている。第1の保持手段16は、弾
性体19の付勢によって装置本体3の側壁3aに設けら
れているストッパ(図示されず)に衝合することで時計
方向の揺動量が規定され、起上片16bが略垂直方向に
向く態位を通常の態位とされている。この通常態位は、
構造体2が閉じられた際にハウジング12を係止するこ
とができる態位に相当させてある。 【0021】第2の保持手段17は、ハウジング12の
下面に設けられている支持部12aに挿通された支軸2
0により回転可能に支持されている板金製係止爪で構成
されている。支軸20は、構造体2が閉じられる際に装
置本体3の側壁3aに形成されている凹部3bに嵌合さ
れて支持される。凹部3bは、構造体2が閉じられた際
にハウジング12の位置を規定するために用いられる。
第2の保持手段17は、図示しないつる巻バネにより、
図3において反時計方向に付勢されている。 【0022】第2の保持手段17には、支軸20を中心
にして長手方向一方端に爪部17aが形成され、長手方
向他方端に操作部17bが設けられている。操作部17
bは、図4に示すように、ハウジング12の上方に向け
延長されたレバーで構成されている。操作部17bは図
示されない案内溝に挿通されてハウジング12の上方に
突出しており、案内溝に衝止されることで第2の保持手
段17の回転量を規制している。なお、図4以降の図で
は、定着装置11に有するローラ対、ハウジング12お
よび第1、第2の保持手段16、17の構成を主に示し
ており、搬送ガイド等、定着装置11内にある他の部材
に関しては省略されている。 【0023】第1の保持手段16に対応するハウジング
12の側底部には、第1の保持手段16の折曲片16a
に向け張り出す係止片12bが形成されている。係止片
12bは、折曲片16aとの接触面の大きさ(図3中、
符号Lで示す範囲の長さが相当している)が、折曲片1
6aにより上面を係止されるとともに構造体2が開放さ
れる際に、第1の保持手段16を揺動させながら折曲片
16aから離脱しやすい大きさに設定されている。 【0024】第2の保持手段17に対応する装置本体3
の側壁3aには、爪部17aと係合可能な突部21aを
有する係合部材21が一体的に形成されている。 【0025】本実施例は、以上のような構成であるか
ら、その作用を説明すると図5に示す通りである。図5
(A)は、構造体2が完全に閉じられた状態を示してい
る。この状態では、構造体2が装置本体3(図では、側
壁3aのみが示されている)によって閉じ位置を規定さ
れる。構造体2が完全に閉じられると、第1の保持手段
16の折曲片16aの下面にハウジング12の係止片1
2bが入り込んで係合することにより押圧され、第2の
保持手段17の爪部17aが装置本体3の係合部材21
の突部21aに係合する。これにより、定着装置11
は、ハウジング12の開閉端側が第1の保持手段16に
よって、またハウジング12の開閉基端側が第2の保持
手段17によって2ヵ所をそれぞれ係止されて位置決め
されるので、ローラ対の位置が感光体ドラム4(図1参
照)と転写装置8(図1参照)に有する転写ローラとの
対向位置に対して所定の位置関係に設定される。 【0026】図5(B)は、構造体2が装置本体3に向
け閉じられる途中を示しており、この場合には、構造体
2が閉じられるのに連動してハウジング12の係止片1
2bが第1の保持手段16の起上片16bに向け、図
中、矢印で示すように移動する。 【0027】図6に示すように、構造体2が完全に閉じ
られる状態に近付くと、ハウジング12の係止片12b
が第1の保持手段16の起上片16bに衝合し、弾性体
19の付勢に抗して第1の保持手段16を図中、反時計
方向に揺動させてハウジング12の係止片12bを第1
の保持手段16の折曲片16aの下面に入り込ませる。
第1の保持手段16とハウジング12の係止片12bと
が係合するのにあわせて第2の保持手段17の爪部17
aが装置本体3の側壁3aに有する係合部材21の突部
21aに係合する。これにより、図5(A)に示した状
態が得られる。 【0028】構造体2が装置本体3から離れる向きに開
放される場合には、第2の保持手段17は、操作部17
bがオペレータにより操作されることにより、爪部17
aを係合部材21の突部21aから離間させる。これに
より、第2の保持手段17によるハウジング12の拘束
が解除されるので、構造体2の移動にハウジング12が
連動すると、ハウジング12の係止片12bが第1の保
持手段16の折曲片16aから離脱することができる。 【0029】以上のような実施例によれば、ハウジング
12の一部を位置決めのための保持機構の一部として用
いることができるので、位置決めに要する構造を簡略化
することが可能になる。しかも、転写材の搬送部材をな
すローラ対のローラ同士が予めハウジング12に設置さ
れているので、ローラ同士を個別に位置決めする場合に
比べてローラ同士の当接力等の調整が不要となり、位置
決め操作が簡単になる。 【0030】上記実施例において、定着装置11を利用
して、図1に示すように、その近傍に位置する帯電装置
5の位置保持を行うためにハウジング12の底部に弾性
体Pを配置した構成とすることも可能である。 【0031】次に、本発明の実施例を図7により説明す
る。図7に示す実施例は、図3に示した第1の保持手段
を第2の保持手段に対して連動できる構成としたことを
特徴としている。なお、図7に示す部材のうちで図3に
示したものと同じ構成部材については同符号により示し
てある。図7においては、図4に示した第2の保持手段
17に有する操作部17bは一部のみが示されている。
図7(A)において、第1の保持手段30は、側面視形
状がL字状とされ、図3に示した例と同様に折曲片30
aおよび起上片30bを備えているとともに、これら片
部とは別に、第2の保持手段17の爪部17aの下面に
対向する押圧片30cおよび爪部17aの上面に対向す
る押し戻し片30dが設けられている。 第1の保持手
段30の揺動端は、折曲片30aおよび起上片30bが
設けられている揺動端に対し、支持ピン18を中心にし
て位相が略90°ずらされて押圧片30cおよび押し戻
し片30dが第2の保持手段17に対向している。 【0032】本実施例は以上のような構成であるから、
その作用を説明すると次の通りである。図7(A)は、
構造体2が完全に閉じられた状態を示している。この状
態では、第1の保持手段30の折曲片30aによってハ
ウジング12の係止片12bが押さえ付けられ、第2の
保持手段17の爪部が装置本体3の係合部材21の突部
21aに嵌合している。第2の保持手段17の爪部先頭
部は、第1の保持手段30の押圧片30cを押圧してい
る。これにより、ハウジング12を有する定着装置11
は、ハウジング12の開閉端側を第1の保持手段30に
よって、またハウジング12の開閉基端側を第2の保持
手段17によって2ヵ所をそれぞれ係止されて位置決め
されるので、ローラ対の位置が感光体ドラム4(図1参
照)と転写装置8(図1参照)に有する転写ローラとの
対向位置に対して所定の位置関係に設定される。しか
も、第1の保持手段30の押圧片30cが第2の保持手
段17の爪部先頭部の揺動に応じた押圧動作によって図
7(A)中、下向きに押圧されているので、第1の保持
手段30が第2の保持手段17の移動に連動してハウジ
ング12の係止片12bを押圧することができる。 【0033】図7(B)は、構造体2が装置本体3に向
け閉じられる途中を示しており、この場合には、構造体
2が閉じられるのに連動してハウジング12の係止片1
2bが第1の保持手段16の起上片16bに向け、移動
する。構造体2が閉じられると、ハウジング12の係止
片12bの上面が第1の保持手段16の折曲片16aに
対向当接しているが、第2の保持手段17が操作部17
b(図4参照)を操作されることによって所定位置まで
完全に回動させられると、第2の保持手段17の爪部先
頭部によって第1の保持手段30の押圧片30cが、図
7(B)において下方に向け押圧されるので、図7
(B)において第1の保持手段30が時計方向に回転す
る。これにより、仮に、ハウジング12の係止片12b
が浮き上がっていたとしても、折曲片30aの下面によ
り押し下げられて図7(A)に示す状態に変位して位置
決めされる。 【0034】構造体2が装置本体3を離れる向きに開放
される場合には、第2の保持手段17が操作部17bを
オペレータにより操作されることにより爪部17aを係
合部材21の突部21aから離間させる。これにより、
第2の保持手段17の爪部先頭部が第1の保持手段30
の押し戻し片30dに衝合して第1の保持手段30が図
7(A)において反時計方向に回転させられる。第1の
保持手段30が反時計方向に回転すると、折曲片30a
がハウジング12の係止片12bから離脱するので、ハ
ウジング12の開放が可能になる。 【0035】以上のような実施例によれば、第1の保持
手段30と第2の保持手段17との一部を互いに係合す
る関係を設定するだけで、第1の保持手段30によるハ
ウジング12の係止片12bに対する押圧作用を不十分
であっても、第2の保持手段17によって係止片12b
の押圧作用を充分なものとすることができるので、確実
に定着装置11の位置決めが行える。 【0036】 【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
第1の構造体が閉じられた際に、定着装置の2ヵ所を係
止する第1および第2の保持手段を設けたので、第1の
構造体が完全に閉じられた際に定着装置を所定の位置に
位置決めできる。これにより、定着装置に有するローラ
対の軸線の向きの変化を抑制できるとともに定着装置に
至る他の搬送部材との間の搬送路長が規定されるので、
転写材の皺の発生や転写されるトナー像の傾きが防止で
きるとともに、駆動伝達を正常に行うことが可能にな
る。 【0037】請求項3記載の発明によれば、第1および
第2の保持手段が連動可能であるので、一方の保持手段
の動作のみにより確実に構造体の一方の閉じ移動方向前
方側および閉じ移動方向後方側を係止することができ
る。これにより、第1および第2の構造体の位置決めを
簡単な操作により行えるようにして転写材の皺や画像の
曲りを防止し、かつ駆動力の伝達も確実に行わせるため
の操作を簡略化することが可能になる。 【0038】請求項4記載の発明によれば、保持手段を
板金部材により構成しているので、保持手段の加工を簡
単に行えるようにしてコストダウンおよび機械的強度の
確保さらには定着装置からの発熱に対する耐熱性を確保
して第1の構造体と第2の構造体との間での位置決め精
度を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る画像形成装置の実施例を示す図で
ある。 【図2】図1に示した画像形成装置の開放状態を示す図
である。 【図3】図1に示した画像形成装置の要部構成を説明す
るための斜視図である。 【図4】図3に示した要部構成に用いられる第2の保持
手段の操作部を説明する図である。 【図5】図3中、符号Kで示す方向の矢視図であり、
(A)は構造体の一方が閉じられた状態を示し、(B)
は構造体の一方が閉じられる途中を示している。 【図6】図3に示した要部構成に用いられる構造体の一
方が閉じられる途中の状態を示す図である。 【図7】請求項3記載の発明の実施例を説明するための
図であり、(A)は構造体の一方が閉じられた状態を示
し、(B)は構造体の一方が閉じられる途中を示してい
る。 【符号の説明】 1 画像形成装置の一つである複写機 2 構造体の一方 3 構造体の他方をなす装置本体 4 感光体ドラム 8 転写装置 11 定着装置 12 ハウジング 12b 係止片 13 加熱ローラ 14 加圧ローラ 16、30 第1の保持手段 17 第2の保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−179581(JP,A) 特開 平3−239265(JP,A) 特開 平4−28677(JP,A) 特開 平8−179673(JP,A) 特開 平8−123119(JP,A) 特開 平7−295459(JP,A) 特開 平8−44131(JP,A) 特開 平9−281764(JP,A) 実開 平5−15052(JP,U) 特公 昭50−6785(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】2分割された第1の構造体と第2の構造体
    とからなり、第1の構造体により開閉自在に支持されて
    いる第2の構造体に搬送部材をなすローラ対を有する定
    着装置を配置した構成を備えた画像形成装置において、 上記第1の構造体に対して回動可能に設けられて第2の
    構造体が閉じられた際に該第2の構造体を係止可能な第
    1の保持手段と、 上記第2の構造体に対して回動可能に設けられて該第2
    の構造体が閉じられた際に上記第1の構造体に嵌合する
    第2の保持手段とを備え、 上記第1,第2の保持手段は、上記第2の構造体におけ
    る開閉支点からの半径が小さい位置に相当する開閉基端
    および開閉支点からの半径が大きい位置に相当する開閉
    端側に対応して設けられ、第2の構造体が閉じられた際
    には、第2の構造体の開閉端側が第1の保持手段によ
    り、開閉基端側が第2の保持手段によりそれぞれ係止さ
    れて位置決めされる構成であることを特徴とする画像形
    成装置。
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