JP5082222B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置本体に挿抜可能に設けられたユニットを有する画像形成装置に関する。
従来のレーザプリンタ等の画像形成装置において、定着器等のユニットが、画像形成装置本体に挿抜自在に装着され、ドロアコネクタを介して画像形成装置本体と電気的に接続されている場合がある。このような画像形成装置では、ユニットが作動されている状態、例えば定着器のヒートロールを加熱させている状態で、ユニットが引出されると、AC電源線のスパークが発生し、電子部品の破壊が発生する。このため、センサによって、ユニットが抜出されたことをドロアコネクタが外れる直前で検知し、ユニットと画像形成装置本体とを電気的に切断している(例えば、特許文献1参照)。しかし、ユニットが動いた瞬間にセンサをオン/オフしなければならず、ユニットの僅かな動きを検知するために、センサの高精度な位置調整が要求される。また、ユニットが動き出してからドロアコネクタが外れる前までに、ユニットと画像形成装置本体との電気的な切断が間に合うかどうか疑問である。
また、画像形成装置本体の前面カバーを開いてからユニットを画像形成装置本体に対して挿抜する画像形成装置では、前面カバーが開かれたことをインターロックスイッチで検知し、前面カバーが開かれるとユニットと画像形成装置本体とを電気的に切断している。
しかし、前面カバーを開く分だけ保全スペースが余分に必要になるという問題がある。この問題は、画像形成装置本体の前面カバーを開くことなくユニットを画像形成装置本体に対して挿抜できるようにすることで解決されるが、この場合、作動中のユニットを誤って抜出してしまうことを防止できなくなってしまう。また、ユニットを画像形成装置本体にロックするラッチが不完全にかかった状態で、ユニットを画像形成装置本体から無理矢理、抜出そうとすると、ユニットが画像形成装置本体から飛出して作業者が怪我をしたり、ラッチ等の機械部品が破損したりする。
特開2004−29249号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、ユニットを画像形成装置本体から抜出す際の電気的安全性、操作の安全性の確保、電気部品や機械部品の破損防止を目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、画像形成装置本体の前後方向に挿抜可能に設けられたユニットを有する画像形成装置であって、前記ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に挿入されると、前記ユニットと係合して、前記ユニットを前記画像形成装置本体にロックするロック手段と、前記画像形成装置本体の前記ロック手段とは異なる位置に回転可能に設けられ、前記ユニットを前記画像形成装置本体の所定位置で係合して抜出不能とする抜出防止手段と、前記画像形成装置の前後方向へ移動可能に設けられ、前記抜出防止手段による前記ユニットの係合を解除させる第1の解除手段と、前記画像形成装置の左右方向に延びて、一端部に前記ロック手段が設けられ、他端部が前記第1の解除手段に回転可能に連結されると共に、前記ロック手段による前記ユニットのロック状態を解除させる第2の解除手段と、を有し、前記第1の解除手段を装置前側に引き出すと、前記第1の解除手段が前記抜出防止手段に当接して前記抜出防止手段を回転させ、前記ユニットと前記抜出防止手段との係合状態を解除すると共に、前記第2の解除手段を軸周りに回転させて、前記ロック手段による前記ユニットのロック状態を解除し、前記ユニットを前記画像形成装置本体の所定位置から抜出可能にすることを特徴とする。
以上
請求項1に記載の画像形成装置では、例えば定着器等のユニットが、画像形成装置本体に挿抜可能に設けられている。このユニットは、画像形成装置本体の所定位置に挿入されるとロック手段によって画像形成装置本体にロックされる。
ここで、ユニットは、抜出防止手段によって画像形成装置本体の所定位置から抜出不能とされる。そして、第1の解除手段が手動で操作されて抜出防止手段が解除されると、ロック手段のロックを解除してユニットを画像形成装置本体の所定位置から抜き出すことが可能となる。
これによって、不意にユニットを画像形成装置本体から抜出してしまうことを防止できるので、操作の安全性を確保でき、機械部品の破損を防止できる。
ここで、ロック手段のかかり具合が不完全な状態になったとしても、ユニットを引出す前には、第1の解除手段、第2の解除手段によって、ロック手段が完全に解除される。即ち、ロック手段のかかり具合が不完全な状態で、ユニットが画像形成装置本体の所定位置から抜出されることが無い構成になっているので、操作の安全性を確保でき、機械部品の破損を防止できる。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置本体及び前記ユニットにそれぞれ設けられ、前記画像形成装置本体の所定位置に挿入されたユニットと前記画像形成装置本体とを電気的に接続するドロアコネクタを有することを特徴とする。
請求項に記載の画像形成装置では、画像形成装置本体及びユニットにそれぞれドロアコネクタが設けられており、ユニットが画像形成装置本体の所定位置に挿入されると、ユニットと画像形成装置本体とが、ドロアコネクタによって電気的に接続される。
ここで、ユニットを画像形成装置本体から不意に抜出してしまうことが、抜出防止手段によって防止されているので、作動中のユニットと画像形成装置本体のドロアコネクタを不意に外してしまうことを防止できる。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、前記第1の解除手段を覆うカバーと、前記カバーの開閉を検知する開閉検知手段と、前記開閉検知手段によって前記カバーが開いたことが検知されると、前記画像形成装置本体と前記ユニットとを電気的に切断する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項に記載の画像形成装置では、第1の解除手段が画像形成装置本体に収容されており、この第1の解除手段を覆うカバーによって開閉可能となっている。このカバーの開閉は、開閉検知手段によって検知され、カバーが開くと、制御手段によって、画像形成装置本体とユニットとが電気的に切断される。
これによって、ユニットが画像形成装置本体から抜出される時には画像形成装置本体とユニットとの電気的な接続を確実に切断できるので、電気的安全性を確保でき、電気部品の破損を防止できる。
また、カバーは、第1の解除手段の操作位置のみを開閉できれば良いので、カバーのサイズを小さくでき、保全スペースを小さくできる。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記ユニットが定着器であることを特徴とする。
請求項に記載の画像形成装置では、不意に定着器を画像形成装置本体から抜出してしまうことが防止されているので、定着器を画像形成装置本体から抜出す際の電気的安全性、操作の安全性の確保、電気部品や機械部品の破損防止が可能となる。
本発明は上記構成にしたので、ユニットを画像形成装置本体から抜出す際の電気的安全性、操作の安全性の確保、電気部品や機械部品の破損防止が可能となる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置10の概略構成を示している。画像形成装置10は、公知の電子写真プロセスを適用して記録紙Pに画像を形成する。なお、公知の電子写真プロセスとは、感光体ドラム12に対する帯電、感光体ドラム12への露光による静電潜像の形成、トナーによる静電潜像の現像を経て、感光体ドラム12上に形成されたトナー像を記録紙Pに転写し、そして、トナー像を記録紙Pに定着することで、画像を記録する一連のプロセスを言う。
また、画像形成装置10は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色トナーを用いて記録紙Pにカラー画像の形成が可能とされたものである。
また、図2、図3に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体11の上部に原稿読取装置23が設置されたマルチファンクションプリンタで、原稿読取装置23によって読取られた原稿を複写する。また、原稿読取装置23の下部には、画像形成装置本体に対して挿抜可能なドロアユニット50が配置されている。なお、このドロアユニット50については後に詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、下部に給紙部20が配置されている。給紙部20には、記録紙Pが収容された給紙カセット21が備えられている。
給紙部20の上部には、画像形成部30が配置されている。画像形成部30は、前述した公知の電子写真プロセスにより、給紙部20から送られてきた記録紙Pにカラー画像を形成する。
画像形成装置30の上部には、記録紙Pを1次定着する1次定着器36、記録紙Pを2次定着する2次定着器38、2次定着部38を通過した記録紙Pを所定サイズにカットする切断処理器40が配置されている。
つぎに、画像形成部30の構成の概要と記録紙Pにカラー画像の形成を行うプロセスの概要とを説明する。
図1に示すように、画像形成部30には、4つの感光体ドラム12が並んで回転可能に配設されている。各感光体ドラム12は駆動手段(図示省略)により、矢印Kの方向に回転する。
各感光体ドラム12の左斜め下部には帯電ローラ14が感光体ドラム12に接触するように配設されており、帯電ローラ14に帯電バイアスVcを印加し、感光体ドラム12の表面を所定の電位に帯電する。帯電後、感光体ドラム12の下方に配置された露光ヘッド16から出射された光によって露光が行われ、画像情報に応じた潜像が感光体ドラム12の表面に形成される。各色の現像器18の現像ローラ19には、所定の極性に帯電した各色トナーが担持されている。各感光体ドラム12の表面に形成された潜像は、現像ローラ19に現像バイアスVdを印加することで現像され各色のトナー像となる。
4個の各感光体ドラム12にそれぞれ形成された各色のトナー像は、各感光体ドラム12の上方に配置された中間転写ベルト13上に第1転写ローラ15で転写され、中間転写ベルト13上に重畳されてフルカラーのトナー像となる。
一方、給紙カセット21に収容された記録紙Pが、ピックアップローラ26により送り出され、搬送ローラ28によって画像形成部30に送られる。
画像形成部30に送られた記録紙Pは、レジストローラ68により所定のタイミングで第2転写ローラ32と中間転写ローラ34とのニップ部に送られ、フルカラーのトナー像が記録紙Pに転写される。なお、中間転写ローラ34側の記録紙Pの面にトナー像は転写される。
フルカラーのトナー像が転写された記録紙Pは1次定着器36に送られる。1次定着器36は熱と圧力とで記録紙Pにトナー像を定着する。トナー像が定着した記録紙Pは、さらに2次定着器38によって熱と圧力とを加えられる。これによって、記録紙P上のトナーの堆積高さが低くなり、高画質となる。そして、2次定着器38で2次定着を行われた記録紙Pは、切断処理器40で所定のサイズにカットされて装置前面側へ排紙される。
一方、中間転写ベルト13と記録紙Pとにトナー像は全て転写されずに、一部は感光体ドラム12及び中間転写ベルト13に残留トナーとして残る。この残留トナーは、感光体ドラム12上でクリーニングロール44、又は中間転写ベルト上でクリーニング装置46によって除去される。
ところで、画像形成部30の上部に設けられた2次定着器38、切断処理器40は、画像形成装置本体11に対して挿抜可能とされたドロアユニット50に配置されている。図4、図5に示すように、ドロアユニット50では、二次定着器38、切断処理器40が、矩形箱型のフレーム52に収容されている。このフレーム52の装置後側(図中左側)には、画像形成装置本体11に連結された矩形箱型のフレーム54が設けられている。このフレーム54には、コントロール基板56等が収容されている。また、フレーム54の装置面前側(図中右側)には、フレーム52を支持するフレーム58、60が設けられている。フレーム58は、フレーム54の装置右側(図中奥側)から装置前面側へ張出し、フレーム60は、フレーム54の装置左側(図中手前側)から装置前面側へ張出している。フレーム58の内側とフレーム52の右側と、フレーム60の内側とフレーム52の左側とは、それぞれ、装置前後方向へ延びるスライドレール62、68で連結されており、フレーム52が、装置前後方向へスライド可能となっている。
また、図4乃至図6に示すように、フレーム54の装置前側の壁部54Aから装置前側へ、ドロアコネクタ70、72が突出し、フレーム52の装置後側の壁部52Aから装置後側へ、ドロアコネクタ74、76が突出している。ドロアコネクタ70、72は、コントロール基板56や電源基板(図示省略)等に電気的に接続されている。また、ドロアコネクタ74は、2次定着器38に電気的に接続され、ドロアコネクタ76は、切断処理器40に電気的に接続されている。ドロアコネクタ70とドロアコネクタ74、ドロアコネクタ72とドロアコネクタ76は、それぞれ対向しており、フレーム52が最も装置後側の所定位置(以下、ドッキング位置)まで挿入されると、ドロアコネクタ70とドロアコネクタ74、ドロアコネクタ72とドロアコネクタ76が、それぞれ電気的且つ機械的に接続される。
また、図7に示すように、フレーム54の壁面54Aには、ラッチ78が支持されている。ラッチ78は、フレーム54の壁部54Aの内側に、クランクシャフト80を介して支持されており、壁部54Aに空けられた穴から装置前側へ突出している。
クランクシャフト80は、装置左右方向へ延びて軸方向一端部を壁部54Aの内側に回転可能に支持され、軸方向他端部をフレーム54の装置左側の側壁54Bに回転可能に支持されている。ラッチ78は、クランクシャフト80の軸方向一端部に固定されており、クランクシャフト80の回転によって回転する。また、クランクシャフト80の軸方向の中央部は屈曲部80Aとなっており、この屈曲部80Aには、バネを引掛けるための溝80Bが形成されている。また、壁部54Aの内側で溝80Bの斜め下方の位置には、バネを引掛けるための引掛け部82が設けられている。この引掛け部82と溝80Bには、引張りコイルバネ84が引掛けられており、クランクシャフト80の屈曲部80Aが、壁部54A側に付勢され、クランクシャフト80が図中反時計回り方向へ付勢されている。
また、図8(A)に示すように、フレーム60には、装置前後方向へ延びる解除レバー88が装置前後方向へ移動可能に取付けられている。この解除レバー88の装置前側の端部は、略直角に屈曲された把持部88Aとなっている。また、解除レバー88の装置後側の端部とクランクシャフト80の軸方向他端部とは、L字状に屈曲された連結部材90を介して連結されている。クランクシャフト80は、解除レバー88の上側に配置されており、連結部材90の一側の片がクランクシャフト80の軸方向他端部の上側にネジ止めされることで、連結部材90の他側の片がクランクシャフト80の軸方向他端部から下方へ延びている。
ここで、図8(B)に示すように、連結部材90の他側の片には、下方へ延びる長穴90Aが空けられ、解除レバー88に立設されたピン92が、長穴90Aに挿入されており、引張りコイルバネ84の付勢によるクランクシャフト80の図中時計回り方向(図中矢印A方向)への回転が、ピン92と長穴90Aとによって止められている。このため、解除レバー88を装置後方向へ移動させることによって連結具90が引張りコイルバネ84の付勢力で図中矢印A方向へ回転される。これによって、図8(A)に示すように、クランクシャフト80が図中時計矢印A方向へ回転し、ラッチ78が下がる。また、図9に示すように、解除レバー88を装置前方向へ移動させることによって連結具90が引張りコイルバネ84の付勢力に抗して図中反時計回り方向(図中矢印B方向)へ回転し、ラッチ78が上がる。
長穴90Aとピン92との位置関係は、図8(A)に示すように、解除レバー88を最大限、装置後側へ押込んだ状態でラッチ78が水平になり、図9に示すように、解除レバー88を最大限、装置前側へ引出した状態でラッチ78が上向きになるようになっている。
一方、図6に示すように、フレーム52の壁部52Aの外側には、ラッチ78が係合可能な被係合部94が取付けられている。被係合部94は、シャフト94Aと、シャフト94Aを、壁部52Aの外側の中央上部に支持する支持板94Bとで構成されている。ラッチ78の下面には凹部78Aが形成されており(図7参照)、ラッチ78が水平になると、凹部78Aとシャフト94Aとが係合し、フレーム52がフレーム54にロックされるようになっている。
また、図7に示すように、壁部54Aの外側の中央下部には、抜出し補助機構150が向けられている。この抜出し補助機構150は、一端部を壁部54Aに取付けられ、装置前側へ延びる圧縮コイルバネ152と、圧縮コイルバネ152の他端部に取付けられたクッション材154とで、構成されている。フレーム52を装置後側へ挿入すると、圧縮コイルバネ152が収縮し、フレーム52を装置前側へ抜出すと、圧縮コイルバネ152が伸長して、弾性力でフレーム52を装置前側へ押出す。即ち、フレーム52の抜出しを補助する力が発生するので、少ない力で、フレーム52を抜出すことができる。
また、図10乃至図12に示すように、フレーム60の装置前側の端部には、フレーム52及び解除レバー88に係合するラッチ96が支持されている。このラッチ96は、中空の棒材で、フレーム60に立設され上下方向へ延びる回転軸98に回転可能に支持されている。回転軸98は、ラッチ96の長手方向中央部に設けられており、ラッチ96の長手方向一端部は、回転軸98から直線状に延び、ラッチ96の長手方向他端部は、回転軸98の周辺から解除レバー88側へ屈曲している。
このラッチ96の長手方向他端部の上面には、バネを引掛けるための穴96Hが空けられている。また、フレーム60の上面にも、バネを引掛けるための穴60Hが空けられている。この穴96Hと穴60Hには引張りコイルバネ102が引掛けられており、引張りコイルバネ102によって、ラッチ96の長手方向一端部が装置内側へ付勢されている。
また、フレーム60の装置内側の壁部60Aには、ラッチ96の長手方向一端部を壁部60Aから装置内側へ突出可能とする長穴60Bが空けられており、引張りコイルバネ102の付勢力で、ラッチ96の長手方向一端部が、壁部60Aから装置内側へ突出するようになっている。
また、フレーム52の装置右側の壁部52Bとフレーム60の壁部60Aとの間には隙間が空けられているが、壁部52Bの上端部は、ラッチ96の設置高さにおいて装置外側へ屈曲され、壁部60Aとの隙間が無くなっている。
ここで、壁部52Bの上端部は、ラッチ96と対向する部分のみ凹部52Cとなっており、この凹部52Cにラッチ96の長手方向一端部が嵌まり込むことで、壁部52Bの上端部とラッチ96の長手方向一端部が係合し、フレーム52を抜出すことができないようになる。
また、解除レバー88は、ラッチ96より装置外側且つ装置下側に配設されている。ラッチ96の長手方向他端部は、長手方向一端部よりも装置下側まで延びている。解除レバー88には、ラッチ96の装置下側まで延びた部分と係合する係合片88Bが形成されている。この係合片88Bは、ラッチ96の長手方向他端部より装置後側に配置されており、ラッチ96の長手方向他端部が引張りコイルバネ102の付勢力で圧接される。
ここで、解除レバー88を最大限、装置後側へ押込んだ状態で、ラッチ96の長手方向一端部が、凹部52Cに嵌り込み、解除レバー88を最大限、装置前側へ引出した状態で、ラッチ96の長手方向一端部が、凹部52Cから外れるように、係合片88Bの位置が設定されている。
即ち、解除レバー88を最大限、装置後側へ押込んだ状態で、フレーム52がラッチ96によってドッキング位置から抜出し不能とされ、逆に、図13に示すように、解除レバー88を最大限、装置前側へ引出した状態で、フレーム52がドッキング位置から抜出し可能となる。
なお、解除レバー88を、装置前側へ引出した後、解除レバーの把持部88Aから手を外すと、解除レバー88は、引張りコイルバネ102の付勢力で、装置後側へ押込まれる。
また、ラッチ96の長手方向一端部が凹部52Cから外れ、フレーム52の壁部52の上端部に圧接した状態で、ラッチ96の圧接力がフレーム52の挿抜を妨げないように、引張りコイルバネ102の弾性力が設定されている。また、ラッチ96の長手方向一端部には、ロール97が回転可能に取付けられている。このロール97は、フレーム52が挿抜される際、フレーム52の壁部52Bの上端部によって回転される。このため、フレーム52をドッキング位置から抜出す際、ラッチ96の長手方向一端部が凹部52Cから外れた後は、解除レバー88の把持部88Aから手を外しても、そのまま抜出すことができる。また、フレーム52の挿入も、解除レバー88の把持部88Aを持たずに行うことができる。
また、フレーム60の装置外側の壁部は、開閉可能なカバー60Cとなっている。ここで、図4、図5に示すように、フレーム60の装置後側の端部には、インターロックスイッチ106が取付けられ、カバー60Cの内側には、カバー60Cが閉じた状態で、インターロックスイッチ106のスイッチボタンを押すアクチュエータ108が取付けられている。インターロックスイッチ106は、アクチュエータ108によって押されなくなると、AC電源112(図14参照)からの電源の供給をオフにする。
制御部110(図14参照)は、AC電源112のオフを検知するとスイッチ114(図14参照)をオフにし、2次定着器38、切断処理器40へのDC電源120(図14参照)をオフにする。一方、カバー60Cの内側に取付けられているアクチュエータ108によりインターロックスイッチ106のスイッチ部がオンにされると、制御部110はスイッチ114をオンにする。
次に、ドロアユニット50を画像形成装置本体11から抜出す方法について説明する。
まず、カバー60Cを開く。これによって、アクチュエータ108によりインターロックの回路が開かれ、AC電源112がオフにされる。そして、制御部110が、インターロックスイッチ106のオフを検知してスイッチ114をオフにし、2次定着器38、切断処理器40へのDC電源120からの電力の供給がオフにする。
次に、解除レバー88を手動で装置前側へ引出す。これによって、ラッチ96とフレーム52の壁部52Bとの係合が解除されると共に、ラッチ78とシャフト94Aとの係合が解除され、ドロアユニット50を画像形成装置本体11のドッキング位置から抜出すことが可能となる。
最後に、解除レバー88を装置前側へ引出したまま、ドロアユニット50を画像形成装置本体11のドッキング位置から抜出す。上述したように、凹部52Cがラッチ96の長手方向一端部より装置前側へ移動した後は、解除レバー88の把持部88Aから手を離しても、そのままドロアユニット50を抜出すことができる。また、ドロアユニットの挿入も、解除レバー88の把持部88Aから手を離した状態で行うことができる。
以上、本実施形態において説明したように、ドロアユニット50は、ラッチ96によって画像形成装置本体11のドッキング位置から抜出不能とされる。そして、解除レバー88が手動で操作されてラッチ96が解除されると、ラッチ78を解除してドロアユニット50を画像形成装置本体11のドッキングから抜き出すことが可能となる。
これによって、不意にドロアユニット50を画像形成装置本体11から抜出してしまうことを防止できるので、操作の安全性を確保でき、機械部品の破損を防止できる。
また、解除レバー88を手動で操作してラッチ96を解除すると、クランクシャフト80が、解除レバー88の操作に連動してラッチ78を解除させる。これによって、ドロアユニット50を画像形成装置本体11のドッキング位置から抜出すことが可能となる。
ここで、ラッチ78のかかり具合が不完全な状態になったとしても、ドロアユニット50を引出す前には、解除レバー88、クランクシャフト80によって、ラッチ78が完全に解除される。即ち、ラッチ78のかかり具合が不完全な状態で、ドロアユニット50が画像形成装置本体11のドッキング位置から抜出されることが無い構成になっているので、操作の安全性を確保でき、機械部品の破損を防止できる。
また、ドロアユニット50を画像形成装置本体11から不意に抜出してしまうことが、ラッチ96によって防止されているので、作動中の2次定着器38と画像形成装置本体11のドロアコネクタ74、70、作動中の切断処理器72と画像形成装置本体11のドロアコネクタ76、72を不意に外してしまうことを防止できる。
また、解除レバー88を操作するためにカバー60Cを開くと、2次定着器38、切断処理器40と画像形成装置本体11とが電気的に切断される。このため、ドロアユニット50が画像形成装置本体11から抜出される時には画像形成装置本体11と2次定着器38、切断処理器40との電気的な接続を確実に切断できるので、電気的安全性を確保でき、電気部品の破損を防止できる。
なお、本実施形態では、2次定着器38、切断処理器40を画像形成装置本体11に挿抜されるユニットとして本発明を説明したが、現像器や搬送ユニット等、他のユニットにも適用可能である。
また、本実施形態では、解除レバー88の操作に連動してラッチ78が解除される構成を例に取って本発明を説明したが、ラッチ78を解除する機構を別に設けても良く、また、フレーム52を抜出す力によってラッチ78が解除されるように構成しても良い。
また、本実施形態では、電子写真方式を用いた画像形成装置を例に取って本発明を説明したが、インクジェット方式等の他の方式を用いた画像形成装置にも本発明を適用可能である。
本実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態の画像形成装置を示す斜視図である。 本実施形態の画像形成装置を示す斜視図である。 本実施形態の画像形成装置のドロアユニットを示す斜視図である。 本実施形態の画像形成装置のドロアユニットを示す斜視図である。 ドロアユニットの一部を示す斜視図である。 ドロアユニットの一部を示す斜視図である。 (A)、(B)は、ドロアユニットの一部を示す斜視図である。 ドロアユニットの一部を示す斜視図である。 本実施形態の画像形成装置のドロアユニットを示す斜視図である。 本実施形態の画像形成装置のドロアユニットを示す斜視図である。 本実施形態の画像形成装置のドロアユニットを示す平面図である。 本実施形態の画像形成装置のドロアユニットを示す平面図である。 本実施形態の画像形成装置の制御系の概略を示すブロック図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 画像形成装置本体
38 2次定着器(ユニット)
40 切断処理器(ユニット)
60C カバー
70 ドロアコネクタ
72 ドロアコネクタ
74 ドロアコネクタ
76 ドロアコネクタ
78 ラッチ(ロック手段)
80 クランクシャフト(第2の解除手段)
88 解除レバー(第1の解除手段)
96 ラッチ(抜出し防止手段)
106 インターロックスイッチ(開閉検知手段)
110 制御部(制御手段)

Claims (4)

  1. 画像形成装置本体の前後方向に挿抜可能に設けられたユニットを有する画像形成装置であって、
    前記ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に挿入されると、前記ユニットと係合して、前記ユニットを前記画像形成装置本体にロックするロック手段と、
    前記画像形成装置本体の前記ロック手段とは異なる位置に回転可能に設けられ、前記ユニットを前記画像形成装置本体の所定位置で係合して抜出不能とする抜出防止手段と、
    前記画像形成装置の前後方向へ移動可能に設けられ、前記抜出防止手段による前記ユニットの係合を解除させる第1の解除手段と、
    前記画像形成装置の左右方向に延びて、一端部に前記ロック手段が設けられ、他端部が前記第1の解除手段に回転可能に連結されると共に、前記ロック手段による前記ユニットのロック状態を解除させる第2の解除手段と、
    を有し、
    前記第1の解除手段を装置前側に引き出すと、前記第1の解除手段が前記抜出防止手段に当接して前記抜出防止手段を回転させ、前記ユニットと前記抜出防止手段との係合状態を解除すると共に、前記第2の解除手段を軸周りに回転させて、前記ロック手段による前記ユニットのロック状態を解除し、前記ユニットを前記画像形成装置本体の所定位置から抜出可能にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置本体及び前記ユニットにそれぞれ設けられ、前記画像形成装置本体の所定位置に挿入されたユニットと前記画像形成装置本体とを電気的に接続するドロアコネクタを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、前記第1の解除手段を覆うカバーと、
    前記カバーの開閉を検知する開閉検知手段と、
    前記開閉検知手段によって前記カバーが開いたことが検知されると、前記画像形成装置本体と前記ユニットとを電気的に切断する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ユニットが定着器であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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