JP2006039170A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装置内部にアクセスするために設けられたカバーの半ロックを、簡易且つ低コストで防止できる手段を提供する。
【解決手段】
本コピー・ファクシミリ複合機100は、本体103の開口部32に設けられた受け部36と係合してジャムアクセスカバー31を閉止位置に保持する一対の鉤状のフック81,82が、ロックレバー80に所定間隔で一体に設けられ、且つ、フック82の係合代L2がフック81の係合代L1より深く形成されており、該ロックレバー80が、ジャムアクセスカバー31に、フック81,82が受け部36と係合するロック位置とフック81,82が受け部36から離間する解除位置とに回動可能に設けられ、ジャムアクセスカバー31の閉止を検知するロックセンサ37が、係合代L1の浅いフック81側に設けられたものである。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録用紙に文字や図形等の画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。
記録用紙に文字や図形等を記録するための画像形成装置には、プリンタ、ファクシミリ、複写機等がある。これらプリンタ、ファクシミリ、複写機等に用いられる画像形成装置では、予め記録用紙が充填された給紙カセットから排紙トレイへ搬送路が形成され、該搬送路を記録用紙が搬送される過程で、画像形成部により記録用紙上に画像が形成されるようになっている。
図9は、従来の画像形成装置の画像形成部の一例を示すものであるが、所定のバイアス電圧が印加された帯電デバイス901により感光体ドラム902の表面が帯電され、LEDヘッド903が画像情報に応じて該感光体ドラム902を選択的に露光することにより感光体ドラム902の表面に静電潜像が形成される。該静電潜像に対して現像デバイス904が帯電されたトナーを供給してトナー画像を形成し、該トナー画像が所定のバイアス電圧が印加された転写ローラ905により記録用紙に転写される。該記録用紙は、その後、定着デバイス906により熱及び圧力が付与され、転写されたトナー画像が定着される。一方、トナーが転写された感光体ドラム902は、除電デバイス907により表面電荷が除かれた後、清掃デバイス908により表面に残留したトナーが取り除かれ、再び帯電デバイス901により帯電されるようになっている。
このような画像形成部は、例えば帯電デバイス901、感光体ドラム902、現像デバイス904、除電デバイス907、及び清掃デバイス908がプロセスユニット900として装置本体に着脱可能な一体のカートリッジに収容されている。これにより、例えば感光体ドラム902が劣化していたりトナーが不足している等のメンテナンスの際に、該プロセスユニット900を一体として交換でき、メンテナンス作業の簡易化が図られている。
したがって、従来のプリンタ、ファクシミリ、複写機等には、前記プロセスユニット900を交換するために、装置の前面や側面に開閉可能なカバーが設けられている。また、搬送路において紙詰まりが生じた場合にも、該カバーを開いて装置の内部にアクセスし、紙詰まりを解消できる構成としている。一般に、このようなカバーは、不用意に開くことがないように閉じた状態でロックされており、プロセスユニットの交換等の必要に応じて該ロックを解除して開くように構成されている。
前記カバーは、画像形成装置の小型軽量化や低コスト化に伴い、ABS等の合成樹脂の成形品が一般的であるが、該カバーの剛性が余り高くないことや、A3サイズに対応させるとカバーが大型化することから、カバーの操作時に若干の撓みが生じることがある。このため、カバーの両側にロックを設けていても、一方のみがロックされ、他方は完全にロックされずに、見かけ上カバーが閉じた状態となることがある(以下、このような片側のみのロック状態を「半ロック」という。)。
このようなカバーの半ロックを防止する手段として、カバー側にフック部材を一体成形し、本体側に該フック部材に係合するバネ部材を設け、そして、カバーの両側にロックセンサを設けるか、或いは、一方にロックセンサを設け、他方はバネ部材のバネ力を弱くするカバーのロック機構が発明されている(特許文献1参照)。カバー両側にロックセンサを設ければ、一方がロックされていないこと、即ち半ロックを検知することができ、また、ロックセンサのない側のバネ部材のバネ力を弱くすれば、ロックセンサのある側のフック部材がバネ部材に係合されるとロックセンサのない側のフック部材は必ずバネ部材と係合することとなり、ロックセンサのない側で半ロックが生じることがない。
特開平8−18705号公報
しかし、カバーの両側にロックセンサを設けるとコストが高くなり、ロックセンサのための配線スペースもカバーの両側に確保しなければならないという問題がある。また、バネ部材のバネ力は経時的に変化することを考慮すると、バネ力の強弱のみでフック部材との係合を調整することは容易でない。また、カバーに一体成形されたフック部材とバネ部材との係合によりカバーをロックする構造は、フック部材をカバーと別部材としてレバー等により操作する構成に比べて、部品点数や組立工数を少なくできるという利点はあるものの、カバーをロック状態から開く場合には、フック部材とバネ部材との係合をカバーに付与する力で解除することとなり、カバーの剛性が高くない場合には不適である。また、レバー等によりロック解除を行うことなくカバーを開くという操作は、ユーザに分かり難いという懸念もある。一方、例えば、合成樹脂製のカバーに適宜板金等を設けて又はカバー自体を板金から形成して、カバーの剛性を高めることも考えられるが、板金部材の増加や部品点数の増加はコスト面から好ましくなく、装置の軽量化という点からも好ましくない。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、装置内部にアクセスするために設けられたカバーの半ロックを、簡易且つ低コストで防止できる手段を提供することを目的とする。
本発明は、本体の開口部に枢設されて該開口部を開閉するカバーに、該開口部に設けられた受け部と係合して該カバーを閉止位置に保持する一対の鉤状のフックが設けられてなる画像形成装置において、前記一対の鉤状のフックは、ロックレバーに所定間隔で一体に設けられ、且つ、一方のフックの係合代が他方のフックの係合代より深く形成されており、該ロックレバーが、前記カバーに、フックが受け部と係合するロック位置とフックが受け部から離間する解除位置とに移動可能に設けられ、該カバーの閉止を検知するロックセンサが、係合代の浅い他方のフック側の前記本体又はカバーに設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、前記ロックレバーをロック位置に付勢するための弾性部材が、係合代の深いフック側にのみ設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、前記カバーに、補強リブが設けられたことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、受け部と係合してカバーを閉止位置に保持する一対の鉤状のフックが、ロックレバーに所定間隔で一体に設けられ、且つ、一方のフックの係合代が他方のフックの係合代より深く形成されており、該ロックレバーが、前記カバーに、フックが受け部と係合するロック位置とフックが受け部から離間する解除位置とに移動可能に設けられたので、係合代の深いフックのみが受け部に係合することは生じ得ても、係合代の浅いフックのみが受け部に係合することは生じない。この係合代の浅いフック側の本体又はカバーに、カバーの閉止を検知するロックセンサが設けられたので、ロックセンサを両側に設けることなく、半ロックを確実に検知することができる。また、ロックセンサのある側、即ち係合代の浅いフック側を押してカバーを閉じようとしても、係合代の深いフックが受け部に係合しなければ、係合代の浅いフックは受け部に係合しないのでカバーを閉じることができず、ユーザは双方のフックが受け部に係合するようにカバーを操作するようになる。
また、本発明によれば、前記ロックレバーをロック位置に付勢するための弾性部材が、係合代の深いフック側にのみ設けられたので、係合代の浅いフックは、係合代の深いフックよりロック方向に作用する力が弱くなってロックされ難くなる。これにより、係合代の深いフックでの半ロックを確実に防止できる。
また、本発明によれば、前記カバーに補強リブが設けられたので、カバーの剛性が高められ、カバーの撓みによる半ロックが生じ難くなる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を装備するコピー・ファクシミリ複合機100の外観を示す概略斜視図であるが、図に示すように、コピー・ファクシミリ複合機100は、フラットベッドスキャナとして機能する画像読取部101と、画像読取りや記録の開始等を入力するための操作パネル102と、記録用紙に画像を形成する画像形成装置等を内蔵した本体103と、記録用紙を順次供給する給紙カセット104とを具備してなる。該コピー・ファクシミリ複合機100は、本体103の前面、即ち操作パネル102が設けられた面にフロントカバー30が、右側面にジャムアクセスカバー31が夫々設けられ、該フロントカバー30、ジャムアクセスカバー31を開放することにより、本体103の内部にアクセス可能となっている。
図2は、前記コピー・ファクシミリ複合機100において画像形成装置を構成している本体103及び給紙カセット104の内部構成を示す概略断面図である。図に示すように、装置底部に記録用紙を順次供給する給紙カセット104が配設されており、該給紙カセット104の上方に画像形成部105が配設され、更にその上方に排紙トレイ106が配設されている。給紙カセット104から排紙トレイ106へ記録用紙を搬送するための搬送路107は、給紙カセット104の一端側から上方へ向かって延設されて画像形成部105に至り、更に上方へ延設された後、水平方向へ湾曲して排紙トレイ106へ通じるように形成されている。なお、図には示していないが、排紙トレイ106の上方に、前記画像読取部101及び操作パネル102が配設されている。
以下、前記コピー・ファクシミリ複合機100の内部の概略構成について説明するが、本実施の形態に示すコピー・ファクシミリ複合機100は一例であり、本発明の要旨を変更しない範囲で画像形成部105等のコピー・ファクシミリ複合機100の内部構成は任意に変更可能である。
給紙カセット104は、各種サイズの記録用紙を貯蔵可能な箱状のものであり、装置底部に引出し可能に設けられて、必要に応じて記録用紙を装填できるようになっている。該給紙カセット104の内部には所定サイズの記録用紙を給紙位置に保持するガイド40が配設されている。ガイド40は、所定範囲で揺動可能に設けられており、その底板がバネ等(不図示)により上方へ付勢されることにより、複数枚の記録用紙を積重した状態で保持するとともに、その最上紙の一端側を給紙位置に常時位置せしめるようになっている。該給紙位置には、給紙ローラ41及び分離パッド42が設けられており、ガイド40により給紙位置に位置せしめられた最上紙は給紙ローラ41に圧接し、該給紙ローラ41が回転することにより、分離パッド42と給紙ローラ41のローラ面とに圧接された記録用紙が1枚ずつ分離されて搬送路107へ供給される。
画像形成部105は、図2及び図3に示すように、感光体ドラム51の周囲に配設された帯電デバイス52、LEDヘッド53、現像デバイス54、転写ローラ55、及びクリーニングデバイス56と、感光体ドラム51の下流側の搬送路107に配設された定着デバイス57とから構成されている。これらのうち、感光体ドラム51、帯電デバイス52、現像デバイス54、及びクリーニングデバイス56は、プロセスユニット50としてカートリッジに収容されて一体となっており、必要に応じて本体103から取り外して交換できるようになっている。
感光体ドラム51は、表面に有機感光体による光導電膜が形成され、モータにより所定速度で回転するものであり、帯電デバイス52により一定電圧に帯電される。帯電デバイス52は、所謂スコロトロン帯電器と呼ばれる非接触のコロナ帯電方式のものであり、図には詳細に示していないが、半空間を形成するケーシング電極の略中心に放電ワイヤが配設されるとともに、感光体ドラム51側にグリッド電極が配設されてなり、該放電ワイヤに所定の電圧が印加されることによりコロナ放電が生じ、該コロナ放電によるイオン量をグリッド電極で制御するものである。なお、帯電デバイス52には、非接触のコロナ帯電方式に代えて接触型のローラ帯電方式等、他の帯電デバイスを採用してもよい。
LEDヘッド53は、LEDアレイを記録画素数だけ並設し、該LEDアレイが発した光をセルフォックレンズアレイで感光体ドラム51の表面に結像する所謂自己発光型のプリンタヘッドであり、前記感光体ドラム51に対して画像情報に基づいて感光体ドラム51の表面を選択的に露光して、該表面に静電潜像を形成するものである。帯電デバイス52により帯電された感光体ドラム51の表面は、LEDヘッド53により露光されることにより表面電位が減衰し、露光されていない部分との電位差により静電潜像が形成される。また、画像情報は、例えばフラットベッドスキャナとして機能する読取載置台101が読み取った原稿の画像が電気信号としてLEDヘッド53に送信されるようになっている。なお、露光デバイスとしては、LEDヘッド53の他に半導体レーザを用いた走査光学系のものを採用してもよい。
現像デバイス54は、供給ローラ58と、現像ローラ59と、トナー容器60とを具備してなり、不図示の電気回路から供給ローラ58及び現像ローラ59に各々に印加されるバイアス電圧の差によりトナー容器60のトナーが供給ローラ58を経て現像ローラ59へ供給され、現像ローラ59の表面にトナー層が形成される。トナー層が形成された現像ローラ59が前記感光体ドラム51に近接した位置で回転され、感光体ドラム51の静電潜像との電位差により現像ローラ59上のトナーが感光体ドラム51へ移動し、該静電潜像に基づいてトナー画像が感光体ドラム51の表面に形成される。なお、このような現像デバイス54は一例であり、磁性トナー又は非磁性トナーの選択や、接触現像法又は非接触現像法の選択等は任意である。
転写ローラ55は、EPDM発泡体又はウレタンスポンジからなるローラであり、搬送路107の対向位置において感光体ドラム51に圧接されてなり、不図示の電気回路からバイアス電圧が印加されるようになっている。給紙カセット104から搬送路107を経て供給された記録用紙を感光体ドラム51及び転写ローラ55がニップしてバイアス電圧が印加されることにより、該感光体ドラム51の表面に形成されたトナー画像が記録用紙へ転写される。
クリーニングデバイス56は、転写後の感光体ドラム51に圧接されたクリーニングブレードであり、不図示の電気回路から定電圧が印加されることにより、感光体ドラム51の表面に残留したトナーや紙粉を除去するとともに静電潜像を消去するものである。これにより、感光体ドラム51の表面が清掃されて連続使用が可能となる。なお、クリーニングデバイスとしては、クリーニングローラ等による他の接触型の方式や非接触方式も採用でき、また、クリーニングデバイス56を用いないクリーニングレス方式とすることもできる。
定着デバイス57は、搬送路107の対向位置に夫々配置された加熱ローラ62及び加圧ローラ63からなり、搬送路107を搬送された記録用紙上のトナー画像を加熱及び加圧して固定するものである。加熱ローラ62の表面はヒータにより所定の温度に維持されており、該加熱ローラ62に加圧ローラ63が所定の圧力で圧接されている。トナー画像が転写された記録用紙が、該加熱ローラ62と加圧ローラ63とにニップされることにより記録用紙上のトナーが溶融されて固定される。このように構成された画像形成部105により、読取載置台101で読み取られた原稿の画像が記録用紙上に形成されるようになっている。
このように構成された画像形成部105へは、図2に示すように、前記給紙カセット104から搬送路107に沿って記録用紙が搬送され、画像形成部105により画像が形成された記録用紙は排紙トレイ106へ排出される。該搬送路107は、給紙カセット104から画像形成部105へ略上方に向かって延設されており、その途中に、記録用紙の搬送姿勢を調整するための一対のレジストローラ70,71が設けられている。また、画像形成部105と排紙トレイ106との間の搬送路107には適宜搬送ローラ72が設けられており、該搬送ローラ72により画像が形成された記録用紙が搬送され、排紙トレイ106へ排出される。このような搬送路107により、給紙カセット104から排紙トレイ106へCパスが形成されている。
前記転写ローラ55及びレジストローラ70は、搬送路107の一部を構成する転写ガイド73に回転可能に支持されている。該転写ガイド73は、プロセスユニット50の対向側となる搬送路107において搬送路107の幅方向に渡ってガイド面を構成するものであり、転写ローラ55及び一方のレジストローラ70を、各々感光体ドラム51、他方のレジストローラ71と対向するように回転可能に軸支しており、図3に示すように、各軸受け部(不図示)にバネ74,75が夫々設けられて、転写ローラ55及びレジストローラ70を夫々感光体ドラム51、レジストローラ71側へ付勢している。
前記転写ガイド73は、転写ローラ55及びレジストローラ70が感光体ドラム51及びレジストローラ71と接離可能となるように、ジャムアクセスカバー31に傾動可能に固定されており、プロセスユニット50を交換する際や紙詰まりの解除の際に任意に傾動できるようになっている。また、図4に示すように、ジャムアクセスカバー31が開かれると転写ガイド73も共に開き、これにより、本体103の側方の開口部32から画像形成部105付近にアクセスして紙詰まりの除去等を行えるようになっている。
以下、ジャムアクセスカバー31のロック機構について詳細に説明する。
ジャムアクセスカバー31は、図5に示すように、その外面が本体103の側面をなす平板状の部材であり、ABS等の合成樹脂の成形品である。ジャムアクセスカバー31の下端の両側には、本体103の開口部32(図4参照)に枢設するための軸受け部33が形成されており、該軸受け部33が開口部32に適宜設けられた軸34(図4参照)と嵌合して、該開口部32にジャムアクセスカバー31が開閉自在に取り付けられる。ジャムアクセスカバー31の内側面には、縦方向に補強リブ35が列設されており、該補強リブ35によってジャムアクセスカバー31の剛性が高められている。また、ジャムアクセスカバー31の内側には、前述したように、転写ガイド73が固定されており、ジャムアクセスカバー31の開閉とともに転写ガイド73も開閉するようになっている。
また、ジャムアクセスカバー31の上端には、図5に示すように、ロックレバー80が設けられている。該ロックレバー80もABS等の合成樹脂の成形品であり、ジャムアクセスカバー31の幅方向の両端から本体103(不図示)の内部へ夫々突出するように鉤状のフック81,82が一体に形成されている。該フック81,82が、図3に示すように、本体103の開口部32に配設された受け部36と係合して、ジャムアクセスカバー31を閉止状態に維持する。このような受け部36は、閉止位置のフック81,82に対応する開口部32近傍において本体103のフレームに一体に形成しても、別部材を設けて本体103のフレームに固定することとしてもよい。
また、一方のフック81の側方からはフィラー83が突設されており、図3に示すように、ジャムアクセスカバー31が閉じられることにより、該フィラー83が本体103の開口部32に設けられたロックセンサ37に検知されるようになっている。ロックセンサ37としては、光センサや磁気センサ等の任意のセンサを用いることができ、該ロックセンサ37が本体103の制御部(不図示)と電気的に接続されて、ロックセンサ37がフィラー83を検知しない状態、即ちジャムアクセスカバー31が閉じられていない状態では、コピー・ファクシミリ複合機100は動作しないように制御されている。これにより、前記画像形成部105からのレーザ光の漏れ等を防止して装置の安全性が確保されている。
ロックレバー80の両側には、側方へ向かって支軸84が夫々突設されており、該支軸84が、ジャムアクセスカバー31の上端付近に形成された軸受け38に支持されて、ジャムアクセスカバー31の上端に、ロックレバー80が、フック81,82が受け部36と係合するロック位置とフック81,82が受け部36から離間する解除位置とに回動可能に設けられている。また、ロックレバー80のフック82側にはバネ受け部85が形成されており、該バネ受け部85とジャムアクセスカバー31との間に介設されたコイルスプリング86により、ロックレバー80はロック位置へ付勢されている。ジャムアクセスカバー31の軸受け38に支持されたロックレバー80は、ジャムアクセスカバー31の上端付近と当接してロック位置より上側への回動が規制されており、コイルスプリング86により付勢されたロックレバー81は、外力を受けない限り、フック81,82がロック位置となる姿勢に保持されている。さらに、ロックレバー80がジャムアクセスカバー31とともに本体103の側面として露出される位置には、操作ノブ87が形成されており、ユーザは本体103の側方から該操作ノブ87に手を掛けてロックレバー80をコイルスプリング86の付勢力に反して回動することにより、ロック位置から解除位置へロックレバー80を移動させることができる。これにより、受け部36からフック81,82が離れて、図4に示すように、ジャムアクセスカバー31を開くことができる。
このようなロックレバー80において、前記フック81,82のいずれか一方のみが受け部36に係合し、他方は係合していないか或いは不完全な係合となって、見かけ上はジャムアクセスカバー31が閉じられているものの完全には閉じられていない状態、即ち半ロックとなることを防止すべく、フック81,82は、その係合代が互いに異なるように形成されている。以下、フック81,82の係合代について詳述する。
図6(a)は本体103の前面側のフック81を示すものであり、図6(b)は本体103の背面側のフック82を示すものであるが、図に示すように、フック81,82とも、先端からテーパ状に上下幅が拡幅されており、所定位置で該上下幅が略鉛直方向へ急激に狭められることにより上向きの鉤状をなしており、その急激に上下幅が狭められた部分より先端側が、上向きに凹状の各受け部36に夫々係入することにより、フック81,82と各受け部36とが係合するようになっている。このような鉤状のフック81,82において、図に示すように、略鉛直方向へ急激に狭められた分の上下幅を係合代L1,L2と呼ぶ。
このフック81の係合代L1とフック82の係合代L2とを対比すると、図に示すように、フック82のテーパ状の拡幅をフック81より大きくすることにより、係合代L2が係合代L1より深く形成されている(L1<L2)。したがって、図7に示すように、ジャムアクセスカバー31が閉じられる際にフック81,82が受け部36の縁に当接することにより、ロックレバー80が解除位置側へ回動される場合に、係合代L2が深いフック82は受け部36の縁と当接するが、ロックレバー80に一体に形成されたフック81は、該フック82と同等だけ回動しており且つ係合代L1が浅いので、受け部36の縁とは当接しない状態となる。また、前述したように、ロックレバー80をロック位置に付勢するコイルスプリング86は、係合代L2が深いフック82側にのみ設けられているので、該フック82に比べて、係合代L1が浅いフック81は、ロック方向、即ち受け部36と係合する方向に作用する付勢力が弱い。したがって、図に示すように、フック82が受け部36の縁と当接している状態では、ロックレバー80が解除位置側へ回動しており、係合代L1が浅いフック81は受け部36と係合し得ない。よって、例えば、ユーザがフック81側のみを押すようにしてジャムアクセスカバー31を閉じようとしても、フック82が受け部36と係合されない限りフック81が受け部36と係合せず、ユーザが手を離せば、コイルスプリング86の付勢力や自重によりジャムアクセスカバー31は再び開く。このようにして、係合代L1が浅いフック81のみが受け部36と係合し、係合代L2が深いフック82が受け部36と係合しないような半ロックが生じないようにしている。
一方、ジャムアクセスカバー31やロックレバー80に撓みが生じれば、図8に示すように、係合代L2が深いフック82のみが受け部36に係合し、係合代L1が浅いフック81が受け部36に係合しないような半ロックは生じ得る。例えば、フック81が受け部36の縁と当接してロックレバー80が解除位置側へ若干回動していたとしても、フック82の係合代L2はフック81の係合代L1より深いので、受け部36と係合することがある。このような場合には、図に示すように、該フック81側に設けられたフィラー83がロックセンサ37に検知されないので、前述したように、ユーザはコピー・ファクシミリ複合機100を動作させることができず、例えば、エラーメッセージを操作パネル102に表示させたり警告音を発することにより、ユーザに半ロックを認識させることができる。また、前述したように、ジャムアクセスカバー31は補強リブ35によって撓みが生じ難くなっており、ジャムアクセスカバー31の撓みによるフック81側の半ロックは生じ難くなっている。
このようにして、ユーザがフック81側のみを押すような操作でジャムアクセスカバー31を閉じようとしても、フック82がロックされない限りフック81をロックできないので、ジャムアクセスカバー31を物理的に閉じることができないようにし、一方、フック82側のみを押すような操作でジャムアクセスカバー31を閉じてフック82のみがロックされる半ロック状態が生じ得ても、ロックセンサ37により半ロックを検知して電気的にコピー・ファクシミリ複合機100を動作させることができないようにし、更に、補強リブ35によりジャムアクセスカバー31の剛性を高めて、かかる半ロック自体を生じ難くしている。これにより、ジャムアクセスカバー31の半ロックを簡易且つ低コストで防止でき、また、ユーザは、必然的に双方のフック81,82がともにロックされるようにジャムアクセスカバー31を操作するようになる。
なお、本実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をコピー・ファクシミリ複合機100として実施した態様を説明したが、本発明に係る画像形成装置はコピー・ファクシミリ複合機100に限定されず、単独機やプリンタ等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で実施形態を変更可能なことは勿論である。また、本実施の形態では、ジャムアクセスカバー31を例にロック機構を説明したが、本発明はジャムアクセスカバー31に限定されるものではなく、本体前面側のフロントカバー30や、その他のカバーにおいても実現可能なことは当然である。
本発明の実施の形態に係るコピー・ファクシミリ複合機100の外観構成を示す概略斜視図である。 コピー・ファクシミリ複合機100の本体103内の構成を示す概略断面図である。 プロセスユニット50付近の構成を示す拡大図である。 ジャムアクセスカバー31が開かれた状態を示す拡大図である。 ジャムアクセスカバー31等の構成を示す分解斜視図である。 (a)は、受け部36と係合した状態のフック81を示す拡大断面図であり、(b)は、受け部36と係合した状態のフック82を示す拡大断面図である。 (a)は、受け部36と係合できない状態のフック81を示す拡大断面図であり、(b)は、受け部36の縁と当接した状態のフック82を示す拡大断面図である。 (a)は、半ロック状態のフック81を示す拡大断面図であり、(b)は、半ロック状態のフック82を示す拡大断面図である。 従来の画像形成装置の一例を示す模式図である。
符号の説明
31 ジャムアクセスカバー
32 開口部
35 補強リブ
36 受け部
37 ロックセンサ
80 ロックレバー
81,82 フック
86 コイルスプリング(弾性部材)
100 コピー・ファクシミリ複合機(画像形成装置)
103 本体

Claims (3)

  1. 本体の開口部に枢設されて該開口部を開閉するカバーに、該開口部に設けられた受け部と係合して該カバーを閉止位置に保持する一対の鉤状のフックが設けられてなる画像形成装置において、
    前記一対の鉤状のフックは、ロックレバーに所定間隔で一体に設けられ、且つ、一方のフックの係合代が他方のフックの係合代より深く形成されており、該ロックレバーが、前記カバーに、フックが受け部と係合するロック位置とフックが受け部から離間する解除位置とに移動可能に設けられ、該カバーの閉止を検知するロックセンサが、係合代の浅い他方のフック側の前記本体又はカバーに設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ロックレバーをロック位置に付勢するための弾性部材が、係合代の深いフック側にのみ設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記カバーに、補強リブが設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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