JP2021190872A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像読取装置を画像形成装置の上部に設置する際の作業を容易にする。【解決手段】 スキャナ部30は、スキャナ部30をプリンタ101Aに対して回動自在に支持し、第1方向に延在する回動軸51を有する。プリンタ本体101Aは第1方向に対して垂直な方向に挿入口を有する軸受け部81に、回動軸51が嵌合することによって回動軸51を支持する回動軸支持部材53を有する。また、回動軸51が挿入口を通って軸受け部81から抜けることを防止する抜け防止部材52を回動軸支持部材53に固定する。【選択図】 図8

Description

本発明は、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置を備えた画像形成装置に関するものである。
一般に、複写機やファクシミリ等の画像形成装置においては、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取装置を備えたものがある。このような画像形成装置としては、画像読取装置の下部にある画像形成部のメンテナンスのために、画像読取装置を画像形成装置本体に対して回動させることが可能な構成が知られている。
特許文献1においては、画像読取装置を回動させるための取っ手が、画像読取装置を回動させたままの状態を保つための保持部材の役割も果たしている構成が提案されている。特許文献1に記載されている画像読取装置の回動支点の構成は画像形成装置本体に設けられた貫通穴と画像読取装置に設けられた貫通穴に回動軸を通して連結した構成となっている。
特開2002−223335号公報
しかしながら、特許文献1のように画像形成装置本体に設けられた貫通穴と画像読取装置に設けられた貫通穴に軸を通して連結する構成の場合、それぞれに設けられた貫通穴の位置合わせを行う必要がある。この構成の場合、サービスマンが画像読取装置を画像形成装置の上部に設置する際に、作業が煩雑になってしまう。そのため、画像読取装置の回動機構の構成は改善の余地があった。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段の上部に回動自在に設けられ、読取ユニットを副走査方向に移動させることで載置台に載置された原稿の画像を読み取る読取手段と、前記画像形成手段と前記読取手段の一方に設けられ、第1方向に延在し、前記読取手段の回動中心である回動軸と、前記画像形成手段と前記読取手段の他方に設けられ、前記第1方向に対して垂直な第2方向に挿入口が開放された凹形状であり、前記回動軸が嵌合する軸受け部と、前記回動軸が前記軸受け部に嵌合した状態において、前記回動軸が前記軸受け部から前記挿入口を通って前記第2方向へ抜けることを防止する防止手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像読取装置の回動機構の構成を改善した画像形成装置を提供できる。
本実施形態の画像形成装置を模式的に示す断面図。 本実施形態の画像読取装置を示す断面図。 画像読取装置がプリンタ本体に対して開いた状態を示す斜視図。 画像読取装置の回動支点の構成を示す図。 スキャナ部の回動軸支持部の構成を示す図。 回動軸が回動軸支持部材に挿入される方向を示した図。 画像読取装置の回動支点を装置正面から拡大した図。 抜け防止部材が回動軸支持部材に固定された状態を示す図。 回動軸支持部材の変形例を示す図。 抜け防止部材の変形例を示す図。
以下、本発明に係る画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特定的な記載がない限りは、本技術の適用範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[プリンタの概略構成]
まず、画像形成装置としてのプリンタ101の概略構成について図1を参照しながら説明する。図1はプリンタ101の断面図である。なお、以下では、ユーザーがプリンタ101に対して各種入力/設定を行う不図示の操作部に臨む位置をプリンタ101の「手前側」といい、背面側を「奥側」という。つまり、図1は手前側から見たプリンタ101の内部構成を示したものである。
図1に示すように、プリンタ101は、画像形成手段であるプリンタ本体101Aと、画像読取装置103と、を備えている。プリンタ本体101Aの上方に配置された画像読取装置103は、読取手段であるスキャナ部30と原稿搬送手段であるADF1とを備え、原稿Dを光学的に走査して画像情報を読み取る。「ADF」は自動原稿給送装置(Auto Document Feeder)を表す。原稿Dとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、布などのシートである。画像読取装置103によって電気信号に変換された画像情報は、プリンタ本体101Aに設けられた制御部122へと転送される。
プリンタ本体101Aは、記録媒体であるシートPに画像を形成する画像形成部119と、画像形成部119にシートPを給送するシート給送部34と、手差し給送部117と、を有している。シート給送部34は、互いに異なるサイズのシートを収納可能なシート収納部137a、137b、137c、137dを備えている。各シート収納部に収納されたシートは、ピックアップローラ32によって繰り出され、フィードローラ33a及びリタードローラ33bによって1枚ずつ分離されて、対応する搬送ローラ対120へと受け渡される。そして、シートPは、シート搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ対120に順に受け渡されることで、レジストレーションローラ対136へと搬送される。
なお、ユーザーによって手差し給送部117の手差しトレイ137eに載置されたシートPは、給送ローラ138によってプリンタ本体101Aの内部に給送され、レジストレーションローラ対136へと搬送される。レジストレーションローラ対136は、シートPの先端を停止させて斜行を補正すると共に、画像形成部119によるトナー像の形成プロセスである作像動作の進行に合わせてシートPの搬送を再開する。
シートPに画像を形成する画像形成部119は、感光体である感光ドラム121を備えた電子写真方式の画像形成ユニットである。感光ドラム121は、シートPの搬送方向に沿って回転可能であり、感光ドラム121の周囲には帯電器118、露光装置123、現像器124、転写帯電器125、分離帯電器126、及びクリーナ127が配置されている。帯電器118は感光ドラム121の表面を一様に帯電させ、露光装置123は画像読取装置103等から入力される画像情報に基づいて感光ドラム121を露光し、感光ドラム121上に静電潜像を形成する。
現像器124は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を収容しており、感光ドラム121に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム121に担持されたトナー像は、転写帯電器125が形成するバイアス電界により、レジストレーションローラ対136から搬送されるシートPに転写される。トナー像を転写されたシートPは、分離帯電器126が形成するバイアス電界によって感光ドラム121から離間し、定着前搬送部128によって定着部129へ向けて搬送される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム121に残留した転写残トナー等の付着物はクリーナ127によって除去され、感光ドラム121は次の作像動作に備える。
定着部129に搬送されたシートPは、ローラ対に挟持されて加圧されながら加熱され、トナーの溶融・固着により画像を定着させられる。画像出力が完了している場合、定着画像が得られたシートPは、排出ローラ対40を介して、プリンタ本体101Aの外方に突出した排出トレイ130に排出される。両面印刷においてシートPの裏面に画像を形成する場合、定着部129を通過したシートPは、反転部139によって表面と裏面とを入れ替えられ、両面搬送部140によってレジストレーションローラ対136へと搬送される。そして、画像形成部119によって再び画像を形成されたシートPは、排出トレイ130に排出される。
上記のプリンタ本体101Aは画像形成手段の一例であり、例えばインクジェット方式の画像形成ユニットやオフセット印刷方式の印刷機構を有するプリンタを画像形成手段として用いても良い。また、本実施形態において画像形成手段として1つの筐体に画像形成部およびシート収納部が入っているプリンタ101Aを例示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、画像形成部、シート収納部がそれぞれ別の筐体に入っており、それぞれの筐体のシート搬送路が接続されている構成のプリンタにおいても本発明は適用可能である。この場合、シートの給送から排出までの工程を行うプリンタ全体を画像形成手段とする。
[画像読取装置の構成]
次に、画像読取装置103の断面図である図2を参照して、画像読取装置103について説明する。上記のように、画像読取装置103は、スキャナ部30(読取手段)とADF1(原稿搬送手段)とを備えている。
スキャナ部30は、プリンタ本体101Aの上部に、後述する回動機構により回動自在に設けられている。スキャナ部30は、原稿Dの第1面(表面)の画像を読み取る第1読取ユニット300を有している。また、スキャナ部30の上面には、可視光を透過する透明部材である第1流し読みガラス212及び原稿台ガラス213が設けられている。原稿台ガラス213は本実施形態における載置台であり、第1流し読みガラス212と副走査方向(図2における矢印T方向)に並んで配置された透明部材である。第1読取ユニット300は、不図示の駆動ベルト等の駆動手段によって駆動されることで、副走査方向に移動可能である。スキャナ部30は第1読取ユニット300を副走査方向に移動させることにより、原稿台ガラス213に載置された原稿Dの画像を読み取る。また、第1読取ユニット300は、第1読取位置F1にてADF1により搬送される原稿Dの第1面の画像を読み取る。ここで、本実施形態における副走査方向とは、第1読取ユニット300が備える複数の受光素子が配列された方向である主走査方向に対して垂直な方向である。
ADF1は、原稿Dの第2面(裏面)の画像を読み取る第2読取ユニット400を有する。第2読取ユニット400は、原稿Dの搬送方向に関して第1読取位置F1より下流の第2読取位置F2にてADF1により搬送される原稿Dの第2面の画像を読み取る。また、ADF1は、原稿台ガラス213を開放可能とするように、図2における奥側に配設された不図示のヒンジ部によりスキャナ部30に対して上下方向に開閉(回動)可能に支持されている。即ち、ADF1が上方に回動して開いた状態では、ユーザーが原稿台ガラス213に対して原稿Dを載置又は除去することが可能となる。さらに、ADF1は、閉じた状態において原稿台ガラス213に載置された原稿Dが移動しないように、不図示の樹脂製プレートによって原稿Dを押圧可能に構成されている。
ADF1は、原稿Dが積載される原稿トレイ2と、原稿トレイ2に積載された原稿Dを搬送する原稿搬送部222と、原稿Dが排出されて積載される原稿排出部3とを備えている。原稿搬送部222は、原稿トレイ2に積載された原稿Dを給送する給送ローラ231と、原稿Dを1枚ずつに分離する分離ローラ対232と、分離された原稿Dを引き抜く第1搬送ローラ対233とを有している。さらに、原稿搬送部222は、第1搬送ローラ対233から受取った原稿Dを順に受け渡して搬送する複数の搬送ローラ対を備えている。即ち、分離ローラ対232によって他の原稿から分離された原稿Dは、第1搬送ローラ対233、第2搬送ローラ対234、第3搬送ローラ対235、第4搬送ローラ対236、第5搬送ローラ対238、及び第6搬送ローラ対240によって順に搬送される。これらの搬送ローラ対は、いずれも原稿Dを搬送方向に搬送する搬送ローラ対の一例である。
第6搬送ローラ対240の搬送方向における下流には、画像を読み取られた原稿Dを原稿排出部3に排出する排出ローラ対241が配置されている。なお、原稿排出部3は上方から視て原稿積載トレイ2と重なる位置に配置され、原稿搬送部222は、U字状に湾曲した原稿搬送路242を介して原稿Dを搬送する。
原稿搬送部222は、第4搬送ローラ対236と第5搬送ローラ対238との間の第1流し読みガラス212に対向する位置に、第1プラテンローラ237を備えている。第1プラテンローラ237は、原稿Dの第2面に当接して回転することで、原稿Dの第1流し読みガラス212からの浮き上がりを抑制可能なローラ部材である。また、原稿搬送部222は、第5搬送ローラ対238と第6搬送ローラ対240との間の第2流し読みガラス214に対向する位置に、第2プラテンローラ239を備えている。第2プラテンローラ239は、原稿Dの第1面に当接して回転することで、原稿Dの第2流し読みガラス214からの浮き上がりを抑制可能なローラ部材である。
次に、画像読取装置103による画像読取動作について説明する。画像読取装置103は、ユーザーによる明示的な操作等に基づいて、流し読みモードと、固定読みモードとのいずれかのモードによって画像読取動作を実行可能である。流し読みモードは、ADF1によって原稿Dを搬送し、第1読取ユニット300及び第2読取ユニット400の読取位置F1、F2を通過させることによって原稿画像を読み取るモードである。固定読みモードは、ユーザーにより原稿台ガラス213に載置された原稿から、第1読取ユニット300を副走査方向に移動させることで原稿画像を読み取るモードである。
流し読みモードの場合、第1読取ユニット300は第1読取位置F1に合わせて位置決めされる(図2のP1)。この状態で、原稿トレイ2に載置された原稿Dは、給送ローラ231により給送され、分離ローラ対232の分離ニップ部で1枚ずつに分離される。分離された原稿Dは、第1搬送ローラ対233により引き抜かれた後、第2搬送ローラ対234、第3搬送ローラ対235、及び第4搬送ローラ対236を経由して、第1読取位置F1に到達する。そして、第1読取位置F1において第1読取ユニット300によって原稿Dの第1面が光学的に走査され、第1面の画像が読み取られる。
第1読取位置F1を通過した原稿Dは、第5搬送ローラ対238を経由して第2読取位置F2に到達する。そして、第2読取位置F2において第2読取ユニット400によって原稿Dの第2面が光学的に走査され、第2面の画像が読み取られる。第2読取位置F2を通過した原稿Dは、第6搬送ローラ対240を経由して、排出ローラ対241によって原稿排出部3に排出される。このような読取動作は、原稿トレイ2に設けられたセンサによって全ての原稿が給送されたことが確認されるまで、原稿1枚毎に繰り返し実行される。なお、本実施形態において、ADF1は第2読取ユニット400を有しており、ADF1によって原稿Dの第2面を読み取ることが可能であるが、ADF1は読取ユニットを有していない構成でもよい。ADF1が読取ユニットを有していない構成の場合、ADF1は第1読取位置F1で第1面の画像を読み取った原稿Dを反転させ、再び第1読取位置F1に搬送する構成とすることで、原稿Dの第2面を読み取る。
一方、固定読みモードの場合、第1読取ユニット300は、待機位置(図2のP2)に予め移動する。そして、第1読取ユニット300が副走査方向において待機位置(P2)と終端位置(P3)との間で往復移動しながら原稿台ガラス213に載置された原稿を走査することにより、原稿画像が読み取られる。なお、プリンタ本体101Aの制御部122は、第1読取ユニット300の位置を、不図示のポジションセンサとモータの回転パルス数とにより把握する。固定読みモード及び流し読みモードにおいて、第1読取ユニット300及び第2読取ユニット400によって取得された画像情報は、順次、プリンタ本体101Aの制御部122へと転送される。
[画像読取装置の回動機構の構成]
次に図3から図8を用いて、本実施形態における画像読取装置103の回動機構の構成と画像読取装置103をプリンタ本体101Aに設置する構成について説明する。
スキャナ部30がプリンタ101Aに対して回動して開いた状態を図3に示す。画像形成装置内の画像形成ユニットをメンテナンスするためには、プリンタ本体101Aの筐体154に取り付けられた天板153を外す必要がある。そのため、本実施形態においてスキャナ部30は、装置右側を回動支点として装置左側が上がるように回動する構成となっている。また、スキャナ部30をプリンタ本体101Aに対して開いた状態で保持するための保持手段である保持部材152がプリンタ本体101Aに設けられている。保持部材152は棒状部材であり、保持部材152の一端である第1端部はプリンタ本体101Aの保持部材支持部155に回動可能に支持されている。保持部材152は第1端部とは反対側に位置する第2端部をスキャナ部30に設けられた係合穴151(係合部)に係合することによって、スキャナ部30がプリンタ本体101Aに対して開いた状態を保持することが可能である。スキャナ部30が閉じられた状態のときは、保持部材152は水平に倒れた状態でスキャナ部30とプリンタ本体101Aの隙間に保持される。本実施形態では回動支点をスキャナ部30の右側に配置しているが、回動支点を装置右側以外に配置しても良い。
次に、本実施形態におけるスキャナ部30の回動支点の構成について説明する。図4はスキャナ部30がプリンタ101Aに対して開いた状態におけるスキャナ部30の回動支点の構成を示す図である。なお、図4ではスキャナ部30の回動支点を拡大図として示している。図4に示すように、スキャナ部30の右側面には、側面ステイ54が取り付けられている。側面ステイ54は装置手前奥方向に長い板金であり、側面ステイ54の装置手前側及び奥側には、それぞれスキャナ部30の回動中心である回動軸51が固定されている。ここで、図5は側面ステイ54の回動軸51を保持している部分についての詳細を示す図である。図5に示すように、側面ステイ54は貫通穴が設けてある回動軸保持部54aを有している。回動軸51は回動軸保持部54aの貫通穴に嵌合し、Eリング56によって矢印Eで示すスキャナ部30の回動軸線方向(第1の方向)に動かないように固定されている。回動軸51は円周溝を有し、第1の方向に延在する円柱形の金属であり、Eリング56は回動軸51の円周溝に嵌ることで回動軸51を固定している。また、図4に示すように、側面ステイ54には回動軸51以外に回動角上限を規制できるように回動ストッパー55が設けられている。回動ストッパー55は側面ステイ54の右側に突出した板金であり、スキャナ部30が所定の角度まで回動したときに、プリンタ本体101Aに当接することで、スキャナ部30が所定の以上に回動することを規制する。
プリンタ本体101Aの上部において、スキャナ部30に固定されている2つの回動軸51のそれぞれに対応する位置に回動軸支持部材53が取り付けられている。図6は回動軸51を回動軸支持部材53の軸受け部81に挿入するときの方向を示す図である。図6に示すように、回動軸支持部材53には回動軸51を支持する2つの軸受け部81が対抗するように設けられている。軸受け部81は矢印Eで示すスキャナ部30の回動軸線方向(第1の方向)に対して垂直な方向に挿入口が開放された凹形状である。なお、本実施形態では、軸受け部81は鉛直上向きの方向に挿入口を有している。回動軸支持部材53は、回動軸51が凹形状である軸受け部81に嵌合することによって回動軸51を支持する。サービスマンが画像読取装置103をプリンタ本体101Aの上部に設置する際、スキャナ部30の回動軸51は図6に示す矢印Aの方向に移動し、挿入口を通って軸受け部81に支持される。
また、図6に示すように、回動軸支持部材53には軸受け部81の剛性を上げるために、軸受け部81に連続して曲げ部93が設けられている。曲げ部93は、軸受け部81に対して垂直になるように、軸受け部81の上部を曲げ加工して形成されている。ここで、回動軸51が矢印Aの方向から挿入口を通って軸受け部81に嵌合できるようにするために、軸受け部81の挿入口は曲げ部93にも連続して形成されている。これにより、回動軸51が挿入口を通って軸受け部81に嵌合する際に、曲げ部93が回動軸51の移動を妨げない。本実施形態では回動軸支持部材53に曲げ部93を設けているが、軸受け部81が剛性のある形状または材料であれば曲げ部93を有していなくても良い。また、本実施形態において曲げ部93は軸受け部81に対して垂直に形成されているが、曲げ部93は回動軸51が軸受け部81の挿入口を通ることを妨げない角度で形成されていればよい。
図7は、回動軸51が回動軸支持部材53に支持された状態の回動支点を手前側から見た図である。図7に示すように、軸受け部81は、回動軸51が左右方向(矢印Bの方向)に移動することを許容するようなクリアランス(隙間)を有している。即ち、軸受け部81のクリアランスにより、回動軸51はスキャナ部30の回動時に、プリンタ本体101Aに対して水平且つ第1方向に垂直な方向に移動することが可能である。
図8は、回動軸51が軸受け部81に嵌合し、抜け防止部材52が回動軸支持部材53に取り付けられた状態を示す図である。画像読取装置103がプリンタ本体101Aの上部に設置された後、図8に示すように回動軸支持部材53に防止手段である抜け防止部材52が固定される。抜け防止部材52は、回動軸51が延在する第1方向(矢印Eの方向)から見た場合、回動軸51の上部と軸受け部81の挿入口との間に抜け防止部材52の一部が存在するように固定されている。回動軸51が矢印Cの方向に移動しようとする際、回動軸51は抜け防止部材52に当接する。これにより、スキャナ部30の回動時に回動軸51が挿入口を通って軸受け部81から抜けてしまうことを防止することができる。
本実施形態に示したように、回動軸支持部材53の軸受け部81が鉛直上方向に挿入口を有していることによって、スキャナ部30の回動軸51はこの挿入口を通って軸受け部81に嵌合することが可能である。これにより、サービスマンは回動軸51を軸受け部81の挿入口を通るように移動させることで、画像読取装置103をプリンタ本体101Aの上部に設置することが可能となり、設置作業が容易となる。また、回動軸支持部材53が曲げ部93を有しているため、サービスマンが画像読取装置103を設置する際、回動軸51が軸受け部81の挿入口の周辺と干渉した場合であっても軸受け部81は変形しにくい。
また、上記のように本実施形態のスキャナ部30は、プリンタ本体101Aに対して回動することで開閉可能である。さらに、保持部材152によりスキャナ部30がプリンタ本体101Aに対して開いた状態を保持することが可能である。この構成により、サービスマンが画像形成ユニットのメンテナンスを行う際、画像読取装置103をプリンタ本体101Aから取り外す必要がない。そのため、画像形成ユニットのメンテナンスの作業が容易となる。
本実施形態において、回動軸51は読取手段であるスキャナ部30に設けられ、軸受け部81は画像形成手段であるプリンタ本体101Aに設けられている。しかし、回動軸51がプリンタ本体101Aに設けられ、軸受け部81がスキャナ部30に設けられる構成でもよい。つまり、回動軸51は画像形成手段と読取手段の一方に設けられ、軸受け部81が画像形成手段と読取手段の他方に設けられていればよい。
また、プリンタ101には、回動軸51と回動軸支持部材53の構成が手前側と奥側の2か所に配置されている(図4参照)。そのため、回動軸51が軸受け部81に嵌合した状態において回動軸51が左右方向(図7の矢印Bの方向)に動くことができない場合、スキャナ部30の回動時に回動軸51が回動軸支持部材53と干渉する虞がある。一方で、本実施形態において、軸受け部81は回動軸51の左右方向への移動を許容するクリアランスを有している。そのため、スキャナ部30の回動時に回動軸51は左右方向に移動することができ、装置の手前側と奥側のアライメント誤差によって回動軸51が回動軸支持部材53と干渉することによる回動時の摺動抵抗を軽減させることができる。
[画像読取装置の回動構成の変形例]
次に図9を用いて回動軸支持部材53の軸受け部の変形例を説明する。図9は回動軸51を回動軸支持部材53の軸受け部81aに嵌合させるときの方向を示す図である。上記の実施形態では、軸受け部81は鉛直上方向に挿入口を有しているが、図9に示す回動軸支持部材53の軸受け部81aは、鉛直上方向ではなく装置左側方向に挿入口を有している。この場合、サービスマンが画像読取装置103をプリンタ本体101Aに設置する際には、回動軸51を装置左側から矢印Fの方向にスライドさせて組付ける。このように回動軸51が嵌合する軸受け部は、回動軸51が延在する方向である第1方向に垂直な方向に挿入口を有していれば良い。
次に図10を用いて防止手段の変形例を説明する。上記の実施形態では、2つの軸受け部81の間に防止手段としての抜け防止部材52を固定する構成を例示したが、本発明における防止手段はこれに限らない。図10に示す抜け防止部材111を回動軸51の上側と曲げ部93との隙間に挿入し固定する。これにより、第1方向から見た場合、抜け防止部材111の一部が回動軸51と挿入口との間に存在するため、回動軸51が軸受け部81から抜けてしまうことを防止することができる。
上記の実施形態及び変形例は、本発明を適用した画像形成装置の一例に過ぎず、本発明は上記の実施形態及び変形例に限定されるものではない。
1 ADF
2 原稿トレイ
3 原稿排出部
30 スキャナ部
51 回動軸
52、111 抜け防止部材
53 回動軸支持部材
81 軸受け部
81a 軸受け部
93 曲げ部
93a 切欠き
101 プリンタ
101A プリンタ本体
103 画像読取装置
151 係合穴
152 保持部材
300 第1読取ユニット
400 第2読取ユニット

Claims (9)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段の上部に回動自在に設けられ、読取ユニットを副走査方向に移動させることで載置台に載置された原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記画像形成手段と前記読取手段の一方に設けられ、第1方向に延在し、前記読取手段の回動中心である回動軸と、
    前記画像形成手段と前記読取手段の他方に設けられ、前記第1方向に対して垂直な第2方向に挿入口が開放された凹形状であり、前記回動軸が嵌合する軸受け部と、
    前記回動軸が前記軸受け部に嵌合した状態において、前記回動軸が前記軸受け部から前記挿入口を通って前記第2方向へ抜けることを防止する防止手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回動軸は、前記読取手段に設けられ、
    前記軸受け部は、前記画像形成手段に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記軸受け部に連続して設けられた曲げ部を有し、
    前記挿入口は、前記曲げ部に連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記防止手段は、前記第1方向から前記防止手段を見た場合に、前記回動軸と前記挿入口との間に前記防止手段の少なくとも一部が存在するように固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記軸受け部は、鉛直上向きの方向に前記挿入口を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記軸受け部は、前記回動軸が前記軸受け部に支持された状態において、前記回動軸が前記画像形成手段に対して水平且つ前記第1方向に対して垂直な方向に移動することを許容するクリアランスを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記読取手段が前記画像形成手段に対して回動して開いた状態を保持する保持手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記保持手段は、棒状部材であり、
    前記画像形成手段は、前記棒状部材の第1端部を回動可能に支持しており、
    前記読取手段は、前記棒状部材の前記第1端部とは反対側に位置する第2端部と係合する係合部を有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 原稿が積載される原稿トレイと、
    前記原稿トレイに積載された原稿を搬送する原稿搬送部と、
    前記原稿搬送部により搬送された原稿が排出される原稿排出部と、
    を有する原稿搬送手段を備え、
    前記読取手段は、前記原稿搬送部により搬送される原稿の画像を読み取ることが可能であり、
    前記原稿搬送手段は、
    前記読取手段に対して回動することで開閉可能に支持されており、前記読取手段に対して閉じた状態において、前記載置台に載置された原稿を押圧可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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