JP4013159B2 - 自動原稿搬送装置、その自動原稿搬送装置を備える読取ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置、その自動原稿搬送装置を備える読取ユニット及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、自動原稿搬送装置、その自動原稿搬送装置を備える読取ユニット及びそれを備えた画像形成装置に関する。
例えばプリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機の中には、下記特許文献1に記載されたもののように、画像形成ユニットの上に、自動原稿搬送装置(以下「ADF」という)又はそのADFを備える原稿読取ユニット(以下「読取ユニット」という)を設けたものがある。この読取ユニットは、その上面に原稿を載置する載置トレイが設けられ、この原稿を読取装置に搬送して原稿画像を読み取る。そして、画像形成ユニットは、この読み取られた原稿画像を記録用紙に画像形成し、上記読取ユニットの間のいわゆる胴内に設けられた排出トレイ上に画像形成済みの記録用紙を排出するようになっている。
特開2002−156004公報
ところで、このようなものでは、排出トレイが胴内に設けられているので、例えば画像形成ユニットに用紙が詰まったとき用紙を取り除き難い。そのため、画像形成ユニットに対して読取ユニットが一端側において回動可能に軸支され開閉できるようになっている。一方、読取ユニットが開閉されるため、載置トレイに原稿があると、読取ユニットを開けたときに原稿が落ち易い。更に、近年、複合機等は更に小型化を図られており、画像形成ユニットと読取ユニットとの間の胴内に設けられた排出トレイの隙間も狭くなっている。従って、例えば葉書のようなサイズの小さい記録用紙を排紙トレイから取り出す場合、用紙が奥側に排出されるので、読取ユニットを開けなければ手が届きにくく、この際にやはり載置トレイに載置された原稿が落ちてしまう可能性がある。
なお、このようなことは、読取ユニット単体であっても起こり得る。つまり、読取ユニットは、原稿台の上に載置トレイが開閉可能に設けられた構成のものがあり、この場合も例えば原稿が詰まったりした場合、載置トレイを開ける必要があり、この際に載置された原稿が落ちてしまうという問題が生じ得る。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、開閉操作をしても原稿が落下することを抑制可能な自動原稿搬送装置、その自動原稿搬送装置を備える読取ユニット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る自動原稿搬送装置は、上面に原稿を載置する原稿載置トレイと、当該原稿載置トレイに載置された原稿を搬送する原稿搬送機構と、を備え、設置対象の装置本体上部に対し、前記原稿の搬送方向と直交する方向における一端部が当該搬送方向に沿う第1回動軸に軸支され、当該第1回動軸を中心に他端部側が開閉可能に設けられる自動原稿搬送装置において、前記原稿載置トレイは、当該原稿載置トレイに載置された原稿に対し前記搬送方向と直交する方向における両端にそれぞれ当接してガイドする1対のガイド壁を有し、当該1対のガイド壁は、前記第1回動軸寄りの一方のガイド壁の高さ寸法が、他方のガイド壁の高さ寸法よりも大きいことを特徴とする。
なお、「自動原稿搬送装置」は、原稿読取装置や画像形成装置(プリンタ、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機など)の装置本体に対して着脱可能に装着されるものであっても、着脱不能なものであってもよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載の自動原稿搬送装置において、前記第1回動軸寄りの一方のガイド壁の上部には、前記他方のガイド壁との対向方向に向けて突出する係止突部が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動原稿搬送装置において、前記第1回動軸寄りの一方のガイド壁は、前記他方のガイド壁よりも前記搬送方向における長さ寸法が長いことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動原稿搬送装置において、前記原稿載置トレイは、前記1対のガイド壁の一方のガイド壁が他方のガイド壁側にスライドされることに連動して当該他方のガイド壁を前記一方のガイド壁側にスライドさせ、前記一方のガイド壁が他方のガイド壁から離間する方向にスライドされることに連動して当該他方のガイド壁を前記一方のガイド壁から離間する方向にスライドさせる連動スライド機構を備えていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の自動原稿搬送装置において、当該自動原稿搬送装置は、前記原稿載置トレイの下方に配される長方形平板状の基台部を更に備え、当該基台部の一方の長辺部分が前記装置本体に対して前記第1回動軸により回動可能に軸支されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の自動原稿搬送装置において、前記原稿搬送機構は前記原稿載置トレイに対し前記搬送方向の前方に配置され、この原稿搬送機構を覆うカバーが設けられ、前記カバーは、前記1対のガイド壁それぞれの高さ寸法に対応して前記他方のガイド壁側の方が前記一方のガイド壁側よりも低くなるよう傾斜していることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の自動原稿搬送装置において、前記原稿搬送機構を駆動させる駆動ギア機構を備え、前記駆動ギア機構は、当該原稿搬送機構に対して前記第1回動軸寄りの位置に配されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の自動原稿搬送装置において、前記原稿搬送機構は前記原稿載置トレイに対し前記搬送方向の前方に配置され、前記原稿載置トレイから原稿が搬入される原稿搬入部を有し、前記原稿搬入部は、前記原稿載置トレイと一体的に形成されているとともに、
前記原稿載置トレイは、前記搬送方向の後方における前記原稿搬入部からの突出長さが、前記一方のガイド壁側よりも前記他方のガイド壁側の方が短くなるよう切り欠かれていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の自動原稿搬送装置において、前記原稿搬入部を覆うカバーと、前記カバーを開閉可能に軸支する支持部と、閉じたときの前記カバーを位置決めする位置決め部と、を備え、前記支持部と前記位置決め部とが前記原稿搬入部に一体的に設けられていることを特徴とする。
請求項10の発明に係る読取ユニットは、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の自動原稿搬送装置と、その自動原稿搬送装置が上面において開閉可能に設けられ当該自動原稿搬送装置によって搬送された原稿の画像を読み取る画像読取装置と、を備える。
なお、「読取ユニット」は、画像形成装置(プリンタ、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機など)の装置本体に対して着脱可能に装着されるものであっても、着脱不能なものであってもよい。
請求項11の発明に係る画像形成装置は、前記請求項10に記載の読取ユニットと、この読取ユニットの下方に設けられ当該読取ユニットにて読み取られた原稿画像を被記録媒体に画像形成する画像形成ユニットと、を備える。
なお、「被記録媒体」には、用紙の他にOHPシートなどが含まれる。
「画像形成装置」は、プリンタ(レーザプリンタ)などの印刷装置だけでなく、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機であってもよい。
請求項12の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記読取ユニットは、前記第1回動軸と同じ前記一端部において前記搬送方向に沿った第2回動軸を中心に開閉可能に前記画像形成ユニットに対して軸支され、前記画像形成ユニットのうち前記読取ユニットと対向する上面部には、画像形成された被記録媒体が排出される排出トレイが設けられ、前記読取ユニットと前記画像形成ユニットとの間には、当該読取ユニットを当該画像形成ユニットに対して傾斜した開き姿勢に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12に記載の画像形成装置において、前記画像形成ユニットは、前記排出トレイに対して、前記第2回動軸側から、当該画像形成ユニットと前記読取ユニットとの間の開閉端側に向かって前記被記録媒体を排出することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項12又は請求項13に記載の画像形成装置において、前記画像形成ユニットは、画像形成すべき被記録媒体を収容する収容部を備え、前記収容部は、前記画像形成ユニットのうち前記開閉端側の端面から着脱可能であることを特徴とする。
<請求項1の発明>
本構成によれば、自動原稿搬送装置を開いたときに下側に位置する第1回動軸寄りの一方のガイド壁の高さ寸法を、他方のガイド壁よりも大きくした。従って、一方のガイド壁の高さ寸法を他方のガイド壁の高さ寸法と同じ高さにした場合に比べて自動原稿搬送装置を開いたときに原稿が原稿載置トレイから落下することを抑制できる。
<請求項2の発明>
本構成によれば、自動原稿搬送装置を開いたときに下側に位置する第1回動軸寄りの一方のガイド壁について、その上部に係止突部が設けられているから、原稿載置トレイに載置された原稿はこの係止突部によって係止され原稿載置トレイからの落下を抑制できる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、自動原稿搬送装置を開いたときに下側に位置する第1回動軸寄りの一方のガイド壁について、その搬送方向における長さ寸法を他方のガイド壁よりも長くした。従って、一方のガイド壁の長さ寸法を他方のガイド壁の長さ寸法と同じ長さにした場合に比べて原稿が原稿載置トレイから落下することをより確実に防止できる。
<請求項4の発明>
本構成は、1対のガイド壁が互いに接近或いは離間するように連動してスライドする構成であり、これにより、原稿載置トレイ上における幅方向(原稿の搬送方向に直交する方向)の中央位置を基準に原稿を載置して搬送することができる。このようなものについても上記各発明を適用してその効果を得ることができる。
<請求項5の発明>
本構成によれば、自動原稿搬送装置は一方の長辺部分側を回動中心として開閉可能になっているから、短辺部分側を回動中心として開閉させる構成に比べて自動原稿搬送装置を開くときの負荷が少なくて済む。
<請求項6の発明>
本構成によれば、原稿搬送機構を覆うカバーが、1対のガイド壁それぞれの高さ寸法に対応して他方のガイド壁側の方が一方のガイド壁側よりも低くなるよう傾斜している。従って、自動原稿搬送装置を他方のガイド壁側から見た場合、全体として視覚的に小さい印象を与えることができる。また、カバーは1対のガイド壁それぞれの高さ寸法に対応して傾斜しているからデザイン性の向上も図ることができる。
<請求項7の発明>
本構成によれば、原稿搬送機構を駆動させる駆動ギア機構が、その原稿搬送機構に対して第1回動軸寄りの位置に配されている。従って、駆動ギア機構を第1回動軸とは反対側に配した構成に比べて、自動原稿搬送装置の開閉負担を軽減できる。
<請求項8の発明>
従来は、原稿搬送機構に詰まった原稿を取り除くことを容易にするため、原稿搬入部と原稿載置トレイとを別体として着脱可能な構成としていた。しかし、原稿載置トレイと原稿搬入部とを一体的に形成しても、本構成のように、切り欠き部分を設けることで、原稿載置トレイの下方奥側まで手を入れて詰まった原稿を取り除くことが可能となる。また、原稿載置トレイと原稿搬入部とを一体化することで部品点数を減らすことができるとともに、組み立て工程において原稿載置トレイと原稿搬入部との位置合わせが必要なくなるというメリットがある。
<請求項9の発明>
本構成によれば、更に、原稿搬入部を覆うカバーを軸支する支持部と、閉じたカバーを受けて位置決めする位置決め部とが、原稿載置トレイ及び原稿搬入部と一体化されている。従って、より部品点数を減らすことができるとともに、閉じた状態のカバーと、原稿載置トレイ及び原稿搬入部との位置決めの精度を高めることができる。
<請求項10,11の発明>
読取ユニットにおいて、上記請求項1〜請求項9の各構成を適用することで同様の効果を得ることができる。
<請求項12の発明>
本構成によれば、読取ユニットを画像形成ユニットに対して傾斜した開き姿勢に保持することができる。従って、例えば葉書などサイズが小さい被記録媒体であっても排出トレイから容易に取り出すことができ、しかも、原稿が原稿載置トレイから落下することを防止できる。また、この開き姿勢の状態で原稿読取及び画像形成の動作を実行できる。
<請求項13の発明>
本構成によれば、自動原稿搬送装置の開閉操作や、読取ユニットの開閉操作がされる開閉端側に向けて被記録媒体が排出されるから、作業性が向上する。
<請求項14の発明>
本構成によれば、自動原稿搬送装置の開閉操作や、読取ユニットの開閉操作がされる開閉端側の端面から収容部を着脱して被記録媒体の補給作業を行うことができ、作業性が向上する。
本発明の一実施形態を図1〜図11を参照しつつ説明する。
1.全体構成
本実施形態に係る画像形成装置は、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機1であり、図1はその外観を示す斜視図である。この複合機1は、フィーダ部21及び画像形成部22(ともに図5参照)等を内蔵する画像形成ユニット2と、自動搬送原稿読取ユニット(以下「読取ユニット3」という)とを備え、画像形成ユニット2の上面に設けられた排紙トレイ2aの上方に空間を空けて読取ユニット3が配された構成になっている。読取ユニット3は、原稿Mの画像を読み取るための読取部70を有するとともに上面に矩形状の原稿台4a(ともに図6参照)が設けられた画像読取装置4と、その原稿台4aを覆うように配される自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ。以下、「ADF5」という)とを備えて構成されている。
画像読取装置4の一端側(図1で紙面右下方向)には、各種の操作ボタン6a及び液晶表示部6bなどを備えた操作パネル6が設けられている。また、この操作パネル6の下側の位置には上記排紙トレイ2aに連なって開口した用紙取り出し孔7が形成されており、いわゆる胴内排出タイプとなっている。その用紙取り出し孔7の下側には水平方向に伸びるスリット状の開口した手差給紙口8が形成されており、更にその下側には、給紙カセット9が設けられ、操作パネル6等が配された面と同じ面側から着脱可能に取り外せるようになっている。以下の説明では、複合機1について、操作パネル6や給紙カセット9が設けられた面側(図1で紙面右下方向)を「前方」、その反対側(図1で紙面左上方向)を「後方」とする。
図2は、読取ユニット3を開けた状態を示す複合機1の斜視図である。同図に示すように、読取ユニット3は、上記操作パネル6とは反対側の後端部が画像形成ユニット2の上面後端側において回動軸13(本発明の「第2回動軸」に相当。図3参照。)を介して回動可能に軸支されている。これにより、読取ユニット3を上方に持ち上げることで用紙取り出し孔7が更に開放され、排紙トレイ2aに排出された画像形成済みの用紙Wを容易に取り出すことができるようになっている。
また、本実施形態では、読取ユニット3下面側と、画像形成ユニット2の上面側との間に本発明の「保持手段」に相当する構成が設けられている。具体的には、図2に示すように、読取ユニット3の下面左右端には、上端部が回動可能に軸支され下端部が自由端とされた1対の保持アーム15,15が設けられている。また、各保持アーム15,15は、その自由端部の対向面に突出係合部16が一体的に設けられている。一方、画像形成ユニット2の上面側には、各保持アーム15,15に対応する位置に、これらの突出係合部16,16が係合され当該突出係合部16,16を前後方向に沿って案内する溝を有する係合ガイド部17,17が設けられている。このような構成により、読取ユニット3は、図1等のように画像形成ユニット2の上面に対して水平姿勢となる閉じた状態から、図2に示すように画像形成ユニット2の上面に対して傾斜した開き姿勢に変位させ、この開き姿勢で保持できるようになっている。
図4はADF5を開いた状態を示す複合機1の斜視図である。同図に示すように、ADF5は、やはり上記操作パネル6とは反対側の後端部が画像読取装置4の上面後端側において回動軸14(本発明の「第1回動軸」に相当。図4参照。)を介して回動可能に軸支され、図4に示すように、このADF5を開くことで画像読取装置4上面の原稿台4aが露出されるようになっている。また、ADF5は、上面に原稿Mが載置される原稿トレイ10(本発明の「原稿載置トレイ」及び「基台部」に相当)と、その原稿トレイ10に載置された原稿Mを、当該ADF5の回動軸14方向に沿った搬送方向(図1では紙面左下方向)に向けて搬送する原稿搬送部11とを備えて構成されている。
そして、この原稿搬送部11を覆うカバー12(本発明の「原稿搬送機構及び原稿搬入部を覆うカバー」に相当)が、ヒンジ部90によって開閉可能に軸支されている。
2.各部の構成
(1)画像形成ユニット
画像形成ユニット2の各構成について、図5を参照しつつ説明する。図5は、複合機1を給紙ローラ25等の軸方向から見た要部側断面図であり、同図において紙面右側が複合機1の前方であり、紙面左側が複合機1の後方となる。なお、原稿搬送部11については簡略化した側面を図示している。
画像形成ユニット2のケーシング20内には、用紙Wを給紙するためのフィーダ部21や、給紙された用紙Wに所定の画像を形成するための画像形成部22などが備えられている。また、画像形成部22の上部には、画像形成部22により画像形成され、排出された用紙Wを保持するために用いられる排紙トレイ2aが配されている。
(a)フィーダ部
フィーダ部21は、給紙カセット9と、給紙カセット9内に設けられた用紙押圧板23と、給紙カセット9の前端側端部の上方に設けられる送出ローラ24、給紙ローラ25および分離パッド26と、給紙ローラ25に対向する対向ローラ27と、紙粉取りローラ28と、紙粉取りローラ28に対し用紙Wの搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ29とを備えている。
なお、送出ローラ24、給紙ローラ25、対向ローラ27、及び、給紙ローラ25に沿った円弧状をなすガイド部30によって、給紙カセット9の前端側から供給される用紙Wは、当該複合機1の後方側に向かうように方向転換され、給紙カセット9の上方に設けられる画像形成部22に送り出されるようになっている。
給紙カセット9は、ケーシング20内の底部に着脱可能に装着されており、この中に用紙Wを積層して収納するために用いられる。この給紙カセット9は、内部に用紙Wを補給する際等に、複合機1の前方側に引き出し可能となるように構成されている。このとき、フィーダ部21は、給紙ローラ25と分離パッド26との間で切り離され、対向ローラ27と分離パッド26とこの分離パッド26の裏側に配設されるバネ31とが、給紙カセット9と一体となって引き出される。
用紙押圧板23は、給紙ローラ25に対して遠い方の端部(後端部)において揺動可能に支持されることによって、給紙ローラ25に対して近い方の端部(前端部)が上下方向に移動可能に構成されており、図示しないバネにより上方向に付勢されている。このため、用紙押圧板23は、用紙Wの積層量が増えるに従って、給紙ローラ25に対して遠い方の端部を支点として、バネ31の付勢力に抗して下向きに揺動される。
送出ローラ24は、用紙押圧板23により給紙カセット9内の最上位に積層された用紙Wに当接するよう設定されており、給紙ローラ25により用紙Wを搬送可能な位置(給紙ローラ25と分離パッド26の間の位置)まで送る。
分離パッド26は、給紙ローラ25に対向する位置に配設されている。そして分離パッド26の裏側に配設されるバネ31によって、給紙ローラ25に向かって押圧されている。また、この分離パッド26は、複数の用紙Wが重なった状態で搬送経路(図5で二点鎖線L)内に供給されることを防止するための機能を備えている。即ち、送出ローラ24により送られてきた用紙Wは、給紙ローラ25と分離パッド26とに接触する。このとき、分離パッド26と用紙Wとの間には、適度な摩擦力が加えられるので、送出ローラ24により複数の用紙Wが分離パッド26まで送られてきたとしても、最上位に位置する用紙W以外の用紙Wは分離パッド26により係止される。このため、給紙ローラ25からは1枚毎に用紙Wが供給される。
そして、用紙Wは、この給紙ローラ25によって約180度方向転換されつつ、紙粉取りローラ28によって紙粉が取り除かれた後、レジストローラ29に送られる。
また、レジストローラ29は、1対のローラから構成されており、給紙ローラ25の近傍に配置された位置センサ(図示せず)による検知タイミングに基づいて、駆動および停止の動作が制御装置(図示せず)により制御される。そして、この制御により用紙Wの斜行が修正される。即ち、制御装置は、給紙ローラ25による用紙Wの搬送時において、レジストローラ29は駆動している状態とし、位置センサが用紙Wの先端を検知すると、レジストローラ29を停止させる。そして、用紙Wがレジストローラ29に接触し、弛んだ状態になった頃に、制御装置は再びレジストローラ29を駆動し、用紙Wを画像形成部22に送るようにしている。
また、給紙ローラ25のやや上方には、複合機1の手前側からレジストローラ29の位置に直接用紙Wを給紙するための手差給紙口8が形成されており、給紙カセット9に用紙Wを収納することなく搬送経路Lに用紙Wを供給することができる。
(b)画像形成部
次に、画像形成部22は、スキャナユニット40、プロセスユニット41、定着ユニット42などを備えている。
(スキャナユニット)
スキャナユニット40は、ケーシング20内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、ポリゴンモータ43により回転駆動されるポリゴンミラー44、レンズ45および46、反射鏡47および48などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、図1における一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー、レンズ45、反射鏡47、レンズ46、反射鏡48の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット41における感光体ドラム52の表面上に高速走査にて照射させている。
(プロセスユニット)
図5に示すように、複合機1には、感光体ドラム52を少なくとも備えて画像形成ユニット2の本体部に対して着脱可能とされるプロセスユニット41が設けられている。画像形成ユニット2内には、排紙トレイ2aの下方においてプロセスユニット41を収容する収容部2bがケーシング20の前面側に開口した状態で形成されている。そして、図2に示すように、この開口部を塞ぐように開閉可能に設けられた開閉扉2cを開けることによりプロセスユニット41の着脱作業を行うことができるようになっている。
プロセスユニット41は、ドラムカートリッジ50と、現像カートリッジ51とから構成されている。また、プロセスユニット41とスキャナユニット40との間には、空間が形成されている。
プロセスユニット41のうち、ドラムカートリッジ50には、感光体ドラム52、スコロトロン型帯電器53、転写ローラ54を備えている。また、現像カートリッジ51には、現像ローラ55、層厚規制ブレード56、トナー供給ローラ57およびトナーボックス58などを備えている。そして、この現像カートリッジ51は、ドラムカートリッジ50に対して着脱自在に装着されている。
また、トナーボックス58内には、トナー(現像剤)が充填されている。そして、トナーボックス58内のトナーは、トナーボックス58の中心に設けられる回転軸59に支持されるアジテータ60の白抜き矢印方向(時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス58に設けられたトナー供給口61から放出される。
トナー供給口61の側方位置には、トナー供給ローラ57が反時計方向に回転可能に配設されており、また、このトナー供給ローラ57に対向して、現像ローラ55が反時計方向に回転可能に配設されている。そして、これらトナー供給ローラ57と現像ローラ55とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
トナー供給ローラ57は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ55は、金属製のローラ軸に、磁気特性を持たない導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ55のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ55には、現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ55の近傍には、層厚規制ブレード56が配設されている。この層厚規制ブレード56は、金属の板バネ材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部62を備えており、現像ローラ55の近くにおいて現像カートリッジ51に支持されて、押圧部62がブレード本体の弾性力によって現像ローラ55上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口61から放出されるトナーは、トナー供給ローラ57の回転により、現像ローラ55に供給され、この時、トナー供給ローラ57と現像ローラ55との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ55上に供給されたトナーは、現像ローラ55の回転に伴って、層厚規制ブレード56の押圧部62と現像ローラ55との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ55上に担持される。
感光体ドラム52は、現像ローラ55の側方位置において、その現像ローラ55と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。この感光体ドラム52は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光体ドラム52は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器53は、感光体ドラム52に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器53は、感光体ドラム52の半径方向において、水平方向から約30度上方に配置されている。また、このスコロトロン型帯電器53は、このタングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム52の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
そして、感光体ドラム52の表面は、その感光体ドラム52の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器53により一様に正帯電された後、スキャナユニット40からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ55の回転により、現像ローラ55上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム52に対向して接触する時に、感光体ドラム52の表面上に形成される静電潜像、即ち、一様に正帯電されている感光体ドラム52の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
転写ローラ54は、感光体ドラム52の下方において、この感光体ドラム52に対向するように配置され、ドラムカートリッジ50に反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ54は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光体ドラム52の表面上に担持された可視像は、用紙Wが感光体ドラム52と転写ローラ54との間を通る間に用紙Wに転写される。
(定着ユニット)
定着ユニット42は、プロセスユニット41よりも用紙搬送方向下流側(後方側)に配設され、ギヤが形成された定着ローラ63、定着ローラ63を押圧する押圧ローラ64、および、サーモスタット65を備えている。
定着ローラ63は、金属製で、加熱のためのハロゲンランプを備えている。押圧ローラ64には、この押圧ローラ64を下方から定着ローラ63の中心軸方向に回転可能に押圧(付勢)するバネ66を備えている。また、この押圧ローラ64は、定着ローラ63または用紙Wと密着し、定着ローラ63と同期して回転するよう構成されている。
サーモスタット65は、例えばバイメタルからなり、定着ローラ63から発生される熱に応じて、定着ローラ63を加熱するためのヒータの電源をON・OFFし、定着ローラ63が異常な高温に加熱されないようにしている。
このような定着ユニット42において、定着ローラ63は、プロセスユニット41において用紙W上に転写されたトナーを、用紙Wが定着ローラ63と押圧ローラ64との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させる。さらに、定着ローラ63は、画像定着後の用紙Wを、ガイド部材67,68により形成される排紙パスを介して、排出ローラ69まで搬送する。そして、排出ローラ69は、送られてきた用紙Wを排紙トレイ2a上に排紙する。つまり、定着ユニット42、ガイド部材67,68、及び排出ローラ69によって画像形成部22にて画像が形成された用紙Wが前方側(読取ユニット3の開閉端側)に向かうように方向転換されて画像形成部22の上方に配置される排紙トレイ2a側に送り出されることとなる。
(2)読取ユニット
読取ユニット3は、画像読取装置4とADF5とを備え、画像読取装置4は、画像形成ユニット2の排紙トレイ2aの上方において、その下面4bが当該排紙トレイ2aと対向し、この排紙トレイ2aを覆うように配されている。
読取ユニット3は、フラットベッド方式のスキャナとして構成されており、このフラットベッド方式の構成では、前述したように、ADF5が後方に開くと、読取部70の原稿台4aが露出するようになっており(図4参照)、その原稿台4a上に本やその他の各種原稿を載置した状態で読み取りができるように構成されている。
一方、図6は読取部70の内部構成を概念的に示している。この図に示すように、読取部70は、原稿トレイ10上に載置された原稿Mが、ガラス板からなる原稿台4aを介してCIS(コンタクトイメージセンサ)71と対向し、さらに原稿排出トレイ72に導かれるように、原稿Mを誘導するための搬送路73が弧を描くように設けられている。そして、搬送路73の原稿搬送方向の上流側先端部には、原稿トレイ10上に載置された原稿Mを一枚ずつ分離して搬送路73に導くための原稿給紙ローラ79が設けられ、更にその下流側には、搬送ローラ74及びピンチローラ75が設けられている。搬送ローラ74は、原稿Mの下面に当接するように設けられ、ピンチローラ75は、上記カバー12の下面側に設けられ、このカバー12を閉めた状態(伏臥姿勢)でピンチローラ75が搬送ローラ74に対して上方から押圧するようになっている。
また、搬送路73上のCIS71との対向部には、そこを通過する原稿Mを押圧して原稿台4a上に密着させるための押圧ローラ76が設けられ、搬送路73の原稿搬送方向の下流側末端部には、原稿Mを原稿排出トレイ72に排出するための排出ローラ77が設けられている。さらに、搬送路73の経路上で搬送ローラ74及びピンチローラ75の近傍には、原稿Mが通過したか否かを検出するための通過検出センサ78が設けられている。
CIS71は、原稿Mの搬送方向と直交する方向(図1で紙面左右方向。図6で紙面奥行き方向)に延設されたライン型のセンサである。その延設方向に複数のフォトダイオード(図示略)が列設されている。CIS71は、図示しない光源より原稿Mに強い光を当てたときの反射光を個々のフォトダイオードで受光し、原稿Mの画素毎に反射光の光強度(明度)を電気信号に変換するように構成されている。読取部70では、これを図示しないA/D変換機にてデジタルデータ化することで、原稿M上に形成された画像を画像データとして読取ることができる。
読取部70での原稿Mの読取りは、原稿台4a上に原稿Mを載置して行う場合と、ADF5を利用する場合とがある。前者の場合、原稿Mの搬送方向(図1で紙面奥行き方向)に沿って延びる軸79に沿って、かつ、原稿台4aに沿ってCIS71が移動され、その際に1ラインずつ、原稿台4a上に載置された原稿Mの読取りが行われる。また、後者の場合には、CIS71が原稿台4aを介して押圧ローラ76と対向するように、原稿トレイ10の左端部に移動され、その位置で保持されて、ADF5により搬送される原稿Mの読取りが1ラインずつ行われるようになっている。
(3)ADF
次に、ADF5について具体的に説明する。図7は、ADF5を斜め上方から見た斜視図である。なお、ADF5についての説明においては、原稿トレイ10に載置された原稿Mの搬送方向(同図で紙面左右向。複合機1の左右方向。)を「原稿搬送方向」とし、その前方(同図で紙面左方向。同図で示した白抜き矢印方向。)を「原稿搬送前方」、その後方(同図で紙面右方向)を「原稿搬送後方」として説明する。
(原稿トレイ及び原稿搬送部)
上述した原稿台4aは、原稿搬送方向に延びる長方形をなし、その原稿台4aの前面を覆う原稿排出トレイ72はそれに対応した長方形の平板形状をなす。つまり、ADF5は、一方の長辺端部が上記回動軸14によって回動可能に軸支されているのである。そして、原稿排出トレイ72上の原稿搬送前方端側にはカバー12によって覆われた原稿搬送部11が設けられ、原稿トレイ10は、原稿搬送部11に対し原稿搬送後方側から原稿搬送後方に向かって斜め上方に延びる傾斜姿勢で、かつ、原稿排出トレイ72と隙間をあけた状態で設けられている。
また、本実施形態では、原稿トレイ10は、図1,3,7,10に示すように、原稿搬送部11から原稿搬送後方への突出長さについて、回動軸13,14寄り(原稿搬送右側)部分が一番長く、操作パネル6寄り(原稿搬送左側)に向かうに連れて徐々に短くなるように切り欠かれた形状になっている。
また、原稿トレイ10には、載置した原稿Mを幅方向(原稿搬送方向に直交する方向。複合機1の前後方向)における両端で挟んで搬送をガイドする1対のガイド壁が設けられている。以下、これら1対のガイド壁のうち、回動軸14寄りの一方のガイド壁に符号80aを付し、原稿トレイ10の開閉端側の他方のガイド壁に符号80bを付して説明する。
(ガイド壁及びスライド連動機構)
図8はカバーを閉じた状態のADFの前面図であり、図9はカバーを閉じた状態のADFの右側面図である。ここで、図8,9から分かるように、これら1対のガイド壁80a,80bは、原稿トレイ10の上面からの高さ寸法が、回動軸14寄りの一方のガイド壁80a(図9で高さ寸法H1)の方が、他方のガイド壁80b(図9で高さ寸法H2)よりも大きくなっている。なお、図9では、原稿トレイ10の突出端部分が一部省略された図になっている。
また、1対のガイド壁80a,80bは、スライド連動機構87によって原稿トレイ10における上記幅方向中央位置に互いに接近及び離間するように連動移動する構成になっている。より具体的には、図10に示すように、各ガイド壁80a,80bは、原稿トレイ10上において幅方向に沿って延びるスライド溝88,88に沿って幅方向にスライド可能に設けられている。また、両ガイド壁80a,80bの中間位置であって原稿トレイ10の下面側には、図11に示すように、上下方向に沿った回転軸を中心に回転可能に設けられた回転ギア87aが設けられている。
そして、一方のガイド壁80aに上記回転ギア87aの外周と対向する原稿搬送後方側の側面に当該回転ギア87aの歯と噛み合う歯が連続的に形成された連結アーム87bが延設されている。また、他方のガイド壁80bにも、同様に、回転ギア87aの外周と対向する原稿搬送前方側の側面に当該回転ギア87aの歯と噛み合う歯が連続的に形成された連結アーム87bが延設されている。
従って、例えば、一方のガイド壁80aを他方のガイド壁80b側にスライドさせることで、それに連なる連結アーム87bによって回転ギア87aが回転し、これに伴って、他方のガイド壁80bが一方のガイド壁80aに近接する方向(同図で白抜き矢印方向)に同じ距離だけ連動移動する。逆に、一方のガイド壁80aを他方のガイド壁80bから離間する方向にスライドさせれば、これに伴って、他方のガイド壁80bが一方のガイド壁80aから離間する方向(同図で白抜き矢印方向)に同じ距離だけ連動移動する。このような構成により、1対のガイド壁80a,80bは、原稿トレイ10上に載置された原稿Mを、この原稿トレイ10上の幅方向中央位置に位置合わせした状態でガイドできるようになっている。
(原稿搬送部)
原稿搬送部11は、原稿トレイ10の原稿搬送前方端及び上記搬送路73とを繋げる原稿シュート部81が設けられている。原稿シュート部81の原稿トレイ10寄りの位置には、原稿搬送方向に直交する方向に延びる回転軸82aによって回転する原稿給紙ローラ79が設けられている。そして、この原稿給紙ローラ79が、原稿トレイ10に載置された最上位の原稿M表面に当接した状態で回動することにより、その原稿Mを搬送路73へと導くことができる。
また、搬送路73の途中には、原稿シュート部81に連なる面側に上記搬送ローラ74が上記回転軸82aと平行をなす回転軸82b(図10参照)によって回転可能に設けられている。一方、これと対向するカバー12の内面12aには、やはり上記回転軸82aと平行をなす回転軸83によって軸支されたピンチローラ75に回転可能に設けられている。ピンチローラ75は、カバー12を閉じた状態で搬送ローラ74に押圧されるようになっている(図6参照)。そして、搬送ローラ74が回転駆動されることで、ピンチローラ75も従動して回転し、原稿給紙ローラ79からの原稿Mを両ローラ74,75でニップして搬送路73下流側へと導く役目を果たす。また、原稿給紙ローラ79の回転軸82a及び搬送ローラ74の回転軸82bは、原稿シュート部81の後方(回動軸14寄りの位置)に配された駆動ギア機構89(図7ではケース84に覆われている)によって図示しないモータからの駆動力が伝達されるようになっている。また、この駆動ギア機構89によって上述した押圧ローラ76及び排出ローラ77も回動駆動されるようになっている。
(カバー)
次にカバー12は、原稿排出トレイ72の原稿搬送前方端部においてヒンジ部90を介して回動可能に連結されている。このカバー12は、全体として、下側が開放した矩形箱状をなし、その上面部12bは、原稿シュート部81上方を覆うとともに原稿搬送前方側が搬送路73に沿って湾曲した形状をなす。また、原稿トレイ10に近接する原稿搬送後方壁は、その原稿トレイ10の原稿搬送前方端部及びそれに載置された原稿Mの搬送経路Lを避けるように矩形状の切り欠き部12cが形成されている。
また、カバー12の原稿搬送方向右壁(複合機1の後面側の壁)は、上記駆動ギア機構89を覆うケース84の形状に対応した切り欠き部12dが形成されている。また、この切り欠き部12dの原稿搬送後方部には、カバー12を閉じた状態で原稿シュート部81側に設けられた係止部(係合突起85)と係合する被係合部(係合凹部86)が設けられており、これにより、カバー12を閉めたとき、その原稿搬送後方部における浮き上がりを防止できる。
一方、カバー12の原稿搬送方向左壁(複合機1の前面側の壁)は、図1〜3にも示すように、カバー12を閉めた状態で、原稿排出トレイ72の上面72aに対して隙間なく対面するように下端面12eが全長に亘って一直線状の平面になっている。
また、原稿シュート部81には、カバー12の原稿搬送方向右壁を、駆動ギア機構を覆うカバー84との間で挟む位置決め凸部18が一体形成されている。また、原稿シュート部81には、カバー12の原稿搬送方向左壁の内面に隣接しつつカバー12の内面12aと当接する位置決め凸部19が一体形成されいている。このような構成により、カバー12は、位置決め凸部18,19によって確実に位置決めされた状態で閉めることができる。
また、カバー12は、図9に示すように、一方のガイド壁80a側が当該ガイド壁80aの上面と面一となる高さH1に形成されてなり、他方のガイド壁80b側に向かうに連れて徐々に下方に曲面状に傾斜し、その他方のガイド壁80b側が当該他方のガイド壁80bの上面と面一となる高さH2となるように形成されている。
また、ヒンジ部90は、カバー12を、原稿排出トレイ72に対し原稿搬送前方端側を中心に閉じた姿勢(図8等参照)と起立姿勢(図7参照)との間で回動可能に連結するためのものである。
図7に示すように、原稿シュート部81には、原稿搬送方向に直交する方向の両端に1対の固定部92,92(同図では原稿搬送方向左側の固定部92のみ図示)が一体形成されている。また、カバー12の湾曲した原稿搬送前方端部には、、上記固定部92,92に対応したアーム部91,91が一体的に突出形成されている。そして、各固定部92と各アーム部91にそれぞれ形成された回動軸及びそれが挿入される回動穴によってカバー12が回動可能になっている。
3.本実施形態の効果
(1)本実施形態によれば、ADF5を開いたときに下側に位置する回動軸14寄りの一方のガイド壁80aの高さ寸法を、他方のガイド壁80bよりも大きくした。従って、一方のガイド壁80aの高さ寸法を他方のガイド壁80bの高さ寸法と同じ高さにした場合に比べてADF5を開いたときに原稿Mが原稿トレイ10から落下することを抑制できる。
(2)また、ADF5はその一方の長辺端部分を回動中心として開閉可能になっているから、短辺端部分側を回動中心として開閉させる構成に比べてADF5を開くときの負荷が少なくて済む。
(3)更に、原稿シュート部81等を覆うカバー12が、1対のガイド壁80a,80bそれぞれの高さ寸法H1,H2に対応して他方のガイド壁側80bの方が一方のガイド壁80a側よりも低くなるよう傾斜している。従って、ADF5、読取ユニット3全体、ひいては複合機1全体を他方のガイド壁80b側から見た場合、全体として視覚的に小さい印象を与えることができる。また、カバー12は1対のガイド壁80a,80bそれぞれの高さ寸法H1,H2に対応して傾斜しているからデザイン性の向上も図ることができる。
(4)また、搬送ローラ74等の原稿搬送機構を駆動させる駆動ギア機構89が、その原稿搬送機構に対して回動軸14寄りの位置に配されている。従って、駆動ギア機構89を、操作パネル6側の開閉端側に配した構成に比べて、ADF5の開閉負担を軽減できる。
(5)本実施形態では、原稿トレイ10と、原稿シュート部81とを一体形成して部品点数を少なくしている。そして、この原稿トレイ10は、原稿搬送部11から原稿搬送後方への突出長さについて、回動軸13,14寄り部分が一番長く、操作パネル6が設けられた開閉端側に向かうに連れて徐々に短くなるように切り欠かれた形状としている。従って、この切り欠き部分から原稿トレイ10の下方奥側まで手を入れて、原稿搬送機構に詰まった原稿Mを取り除くことが可能となる。更に、上記固定部92及び位置決め凸部18,19も原稿シュート部81に一体形成されているから、より部品点数を減らすことができるとともに、閉じた状態のカバー12と、原稿トレイ10及び原稿シュート部81との位置決めの精度を高めることができる。
(6)また、読取ユニット3を画像形成ユニット2に対して傾斜した開き姿勢に保持することができる。従って、例えば葉書などサイズが小さい用紙Wであっても排紙トレイ2aから容易に取り出すことができ、このとき、原稿Mが原稿トレイ10から落下することを防止できる。また、この開き姿勢の状態で原稿読取及び画像形成の動作を実行できる。
(7)本実施形態では、操作パネル6が設けられた複合機1の前面側において、ADF5の開閉操作、読取ユニット3の開閉操作、排紙トレイ2aからの用紙の取り出し、及び、給紙カセット9の着脱作業を行うことができ、作業性向上を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態に対し、図12(同図では原稿トレイ10の突出端が一部省略されている)に示すように、一方のガイド壁80aの上端部に、他方のガイド壁80b側に突出するリブ100を例えば原稿搬送方向の全長に亘って設けることで、ADF5を開いたときに原稿Mが原稿トレイ10から落下することをより確実に抑制できる。
(2)また、図13に示すように、一方のガイド壁80aの原稿搬送方向における長さL1を、他方のガイド壁80bの長さL2よりも長くすることで、一方のガイド壁80aの長さ寸法を他方のガイド壁80bの長さ寸法と同じ長さにした場合に比べて原稿Mが原稿トレイ10から落下することをより確実に防止できる。
本発明の一実施形態に係る複合機の外観を示す斜視図 読取ユニットを空けた状態を示す前面側から見た複合機の斜視図 読取ユニットを空けた状態を示す後面側から見た複合機の斜視図 ADFを空けた状態を示す複合機の斜視図 複合機の要部側断面図 読取部の内部構成を示した簡略図 ADF部分を示した斜視図 カバーを閉じた状態のADFの前面図 カバーを閉じた状態のADFの右側面図 カバーを閉じた状態のADFの上面図 原稿トレイの下面側から見たスライド連動機構の構成図 変形例(1)のカバーを閉じた状態のADFの右側面図 変形例(2)のカバーを閉じた状態のADFの上面図
符号の説明
1…複合機(画像形成装置)
2…画像形成ユニット
2a…排紙トレイ(排出トレイ)
3…読取ユニット
4…画像読取装置
5…ADF(自動原稿搬送装置)
9…給紙カセット(収容部)
10…原稿トレイ(原稿載置トレイ)
12…カバー(原稿搬送機構及び原稿搬入部を覆うカバー)
13…回動軸(第2回動軸)
14…回動軸(第1回動軸)
15…保持アーム(保持手段)
16…突出係合部(保持手段)
17…係合ガイド部(保持手段)
18,19…位置決め凸部(位置決め部)
74…搬送ローラ(原稿搬送機構)
75…ピンチローラ(原稿搬送機構)
76…押圧ローラ(原稿搬送機構)
77…排出ローラ(原稿搬送機構)
79…原稿給紙ローラ(原稿搬送機構)
81…原稿シュート部(原稿搬入部)
87…スライド連動機構
89…駆動ギア機構
92…固定部(支持部)
M…原稿
W…用紙(被記録媒体)
100…リブ(係止突部)

Claims (14)

  1. 上面に原稿を載置する原稿載置トレイと、当該原稿載置トレイに載置された原稿を搬送する原稿搬送機構と、を備え、設置対象の装置本体上部に対し、前記原稿の搬送方向と直交する方向における一端部が当該搬送方向に沿う第1回動軸に軸支され、当該第1回動軸を中心に他端部側が開閉可能に設けられる自動原稿搬送装置において、
    前記原稿載置トレイは、当該原稿載置トレイに載置された原稿に対し前記搬送方向と直交する方向における両端にそれぞれ当接してガイドする1対のガイド壁を有し、
    当該1対のガイド壁は、前記第1回動軸寄りの一方のガイド壁の高さ寸法が、他方のガイド壁の高さ寸法よりも大きいことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記第1回動軸寄りの一方のガイド壁の上部には、前記他方のガイド壁との対向方向に向けて突出する係止突部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記第1回動軸寄りの一方のガイド壁は、前記他方のガイド壁よりも前記搬送方向における長さ寸法が長いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記原稿載置トレイは、前記1対のガイド壁の一方のガイド壁が他方のガイド壁側にスライドされることに連動して当該他方のガイド壁を前記一方のガイド壁側にスライドさせ、前記一方のガイド壁が他方のガイド壁から離間する方向にスライドされることに連動して当該他方のガイド壁を前記一方のガイド壁から離間する方向にスライドさせる連動スライド機構を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記自動原稿搬送装置は、前記原稿載置トレイの下方に配される長方形平板状の基台部を更に備え、当該基台部の一方の長辺部分が前記装置本体に対して前記第1回動軸により回動可能に軸支されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  6. 前記原稿搬送機構は前記原稿載置トレイに対し前記搬送方向の前方に配置され、この原稿搬送機構を覆うカバーが設けられ、
    前記カバーは、前記1対のガイド壁それぞれの高さ寸法に対応して前記他方のガイド壁側の方が前記一方のガイド壁側よりも低くなるよう傾斜していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  7. 前記原稿搬送機構を駆動させる駆動ギア機構を備え、
    前記駆動ギア機構は、当該原稿搬送機構に対して前記第1回動軸寄りの位置に配されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  8. 前記原稿搬送機構は前記原稿載置トレイに対し前記搬送方向の前方に配置され、前記原稿載置トレイから原稿が搬入される原稿搬入部を有し、前記原稿搬入部は、前記原稿載置トレイと一体的に形成されているとともに、
    前記原稿載置トレイは、前記搬送方向の後方における前記原稿搬入部からの突出長さが、前記一方のガイド壁側よりも前記他方のガイド壁側の方が短くなるよう切り欠かれていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  9. 前記原稿搬入部を覆うカバーと、
    前記カバーを開閉可能に軸支する支持部と、
    閉じたときの前記カバーを位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記支持部と前記位置決め部とが前記原稿搬入部に一体的に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の自動原稿搬送装置。
  10. 前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の自動原稿搬送装置と、その自動原稿搬送装置が上面において開閉可能に設けられ当該自動原稿搬送装置によって搬送された原稿の画像を読み取る画像読取装置と、を備える読取ユニット。
  11. 前記請求項10に記載の読取ユニットと、この読取ユニットの下方に設けられ当該読取ユニットにて読み取られた原稿画像を被記録媒体に画像形成する画像形成ユニットと、を備える画像形成装置。
  12. 前記読取ユニットは、前記第1回動軸と同じ前記一端部において前記搬送方向に沿った第2回動軸を中心に開閉可能に前記画像形成ユニットに対して軸支され、
    前記画像形成ユニットのうち前記読取ユニットと対向する上面部には、画像形成された被記録媒体が排出される排出トレイが設けられ、
    前記読取ユニットと前記画像形成ユニットとの間には、当該読取ユニットを当該画像形成ユニットに対して傾斜した開き姿勢に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成ユニットは、前記排出トレイに対して、前記第2回動軸側から、当該画像形成ユニットと前記読取ユニットとの間の開閉端側に向かって前記被記録媒体を排出することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成ユニットは、画像形成すべき被記録媒体を収容する収容部を備え、
    前記収容部は、前記画像形成ユニットのうち前記開閉端側の端面から着脱可能であることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像形成装置。
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