JP2006119236A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分に小型化可能な画像形成装置を提供するを提供する。
【解決手段】読取ユニット70を画像形成ユニット5の上部に支持するジョイントホルダ120において、画像形成ユニット5上部後方に設けられ読取ユニット70を支持するリアホルダ120c内のスペースにはNCU基板91が、画像形成ユニット5上部左右両側に設けられ読取ユニット70を支持するサイドホルダ120b内のスペースにはバックアップ電池96およびスピーカ97が配設される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿の画像情報を読み取るための画像読取ユニットを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、基本機能に必要に応じ拡張機能を付加する画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
たとえば、図7に示すように、プリンタ機能やファクシミリ機能などを付加するとき、エンジン部11上に排紙スタック部12を設け、その上にスキャナ部13を備えている。そして、排紙スタック部12と並置してエンジン部11とスキャナ部13との間に拡張ボード収容部41を設け、そこにプリンタ機能関係やファクシミリ機能関係などの拡張ボードを収納する。
このように構成することにより、基本ボード収納部40と、排紙スタック部12からはみ出したスキャナ部13との間のスペースを拡張ボード収容部41として有効に利用でき、拡張ボード収容部41に拡張機能関係の拡張ボードを収容するから、拡張機能を付加したときにも、設置したときの占有面積を小さく保つことが可能となる。
特開平10−20596号公報
しかしながら、近年画像形成装置は日々小型化されており、特にコンパクトなボディを重要視している画像形成装置に関しては、特許文献1のような、排紙スタック部12と並置してエンジン部11とスキャナ部13との間に設けられた拡張ボード収容部41に拡張ボードを収容するという方法では、画像形成装置本体に拡張ボード収容部41を外付けしており、画像形成装置内部に拡張ボードを設けていないので、小型化には不十分であった。
本発明は、上記のような課題に基づいて発明されたものであって、原稿の画像情報を読み取るための画像読取ユニットを備えた画像形成装置において、十分に小型化可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、原稿から画像情報を読み取る画像読取ユニットと、画像形成ユニット上方に画像読取ユニットを支持するために画像形成ユニット上部に取り付けられた支持部とを備え、画像読取ユニットを構成する部材の一部が、支持部内に配設されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、支持部は、画像形成ユニットの上部背面側および上部側面側に設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、画像読取ユニットを構成する部材の一部である、外部装置と通信を行う通信制御基板が、画像形成ユニット背面側の支持部内に配設され、通信制御基板に通信ケーブルを接続するためのコネクタを画像形成ユニット背面側の支持部に備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、用紙搬送経路を開放するために回動可能なリアカバーと、リアカバーを回動するための指掛け部と、通信ケーブルを画像形成ユニット背面の指掛け部と交わらない位置に保持する保持部材とを画像形成ユニット背面に備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、通信ケーブルは、画像形成ユニット背面のリアカバーの回動領域と干渉しない位置に保持部材によって保持されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、画像形成ユニット上部に画像が形成された記録媒体を排紙する排紙口をさらに備え、画像読取ユニットを構成する部材の一部は、排紙口よりも後方の支持部内に配設されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、画像形成ユニット上面と画像読取ユニット下面と支持部とから形成され、排紙口から排紙された記録媒体を蓄積する排紙蓄積部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、支持部内に画像読取ユニットを構成する部材の一部であるバックアップ電池またはスピーカの少なくともいずれか一方をさらに備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、画像読取ユニットは、画像情報を読み取る原稿を載置するための原稿載置面を備えたことを特徴とする。
請求項1の画像形成装置によれば、記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、原稿から画像情報を読み取る画像読取ユニットと、画像形成ユニット上方に画像読取ユニットを支持するために画像形成ユニット上部に取り付けられた支持部とを備えている。そして、画像読取ユニットを構成する部材の一部が、支持部内に配設されるものとなっている。よって、画像読取ユニットを支持する支持部内のスペース有効に利用することができ、画像形成装置を十分に小型化することが可能となる。
請求項2の画像形成装置によれば、支持部は、画像形成ユニットの上部背面側および上部側面側に設けられるものとなっている。よって、支持部は、画像形成ユニットの上部背面側および上部側面側に設けられるので、画像読取ユニットを十分な安定性を保ち使用することが可能となる。
請求項3の画像形成装置によれば、画像読取ユニットを構成する部材の一部である、外部装置と通信を行う通信制御基板が、画像形成ユニット背面側の支持部内に配設される。そして、通信制御基板に通信ケーブルを接続するためのコネクタを画像形成ユニット背面側の支持部に備えたものとなっている。よって、通信制御基板が画像形成ユニット背面側の支持部内に配設されるので、コネクタを画像形成ユニット背面側の支持部に備えると、外部装置と通信制御基板を容易に接続することができ、さらに、画像形成装置前方から通信ケーブルが目につかないので、画像形成装置の見栄えが良い。
請求項4の画像形成装置によれば、用紙搬送経路を開放するために回動可能なリアカバーと、リアカバーを回動するための指掛け部と、通信ケーブルを画像形成ユニット背面の指掛け部と交わらない位置に保持する保持部材とを画像形成ユニット背面に備えたものとなっている。よって、指掛け部を持ってリアカバーを開閉するときに通信ケーブルが邪魔になり指掛け部に指を掛けるにくくなるのを防止することが可能となる。
請求項5の画像形成装置によれば、通信ケーブルは、画像形成ユニット背面のリアカバーの回動領域と干渉しない位置に保持部材によって保持されるものとなっている。よって、リアカバーを開閉するときに、通信ケーブルがリアカバーの開閉の妨げとなるのを防止することが可能となる。
請求項6の画像形成装置によれば、画像形成ユニット上部に画像が形成された記録媒体を排紙する排紙口をさらに備え、画像読取ユニットを構成する部材の一部は、排紙口よりも後方の支持部内に配設されるものとなっている。よって、画像読取ユニットを構成する部材の一部が記録媒体の排紙の妨げとならない範囲で、支持部内のスペースを有効利用することが可能となる。
請求項7の画像形成装置によれば、画像形成ユニット上面と画像読取ユニット下面と支持部とから形成され、排紙口から排紙された記録媒体を蓄積する排紙蓄積部をさらに備えたものとなっている。
請求項8の画像形成装置によれば、支持部内に画像読取ユニットを構成する部材の一部であるバックアップ電池またはスピーカの少なくともいずれか一方をさらに備えたものとなっている。よって、支持部内のスペースを可能な限り有効利用でき、画像形成装置をさらに小型化することが可能となる。
請求項9の画像形成装置は、画像読取ユニットは、画像情報を読み取る原稿を載置するための原稿載置面を備えたものとなっている。よって、原稿が保持できるため高い精度で画像情報を読み取ることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1乃至図6を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の画像形成装置としての複合機Fの一実施形態を示す要部側断面図であり、図2はその斜視図である。図3は、実施形態1の画像形成ユニット1の斜視図である。図4は、実施形態1の複合機Fに関し、プロセスユニット17の取り外した状態を示す説明図である。図5(a)は、実施形態1の複合機Fに関し、読取ユニットが上方に回動した状態を例示する説明図である。また、図5(b)は、実施形態1の複合機Fに関し、ADF172が上方に回動して開いた状態を例示する説明図である。そして、図6は、複合機Fの前面から見た読取ユニット70の内部構成を概念的に示す断面図である。
複合機Fは、給紙された用紙3(記録媒体)に所定の画像を形成するための画像形成ユニット1に、フラットベッドタイプの読取ユニット70(画像読取ユニット)が装着されている。複合機Fは、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えている。
<全体構成>
まず、図1を参照して全体構成を説明する。なお、図1においては、複合機Fを後述する各種ローラの軸方向から見た図となっており、この図における右側を手前側(前方)、左側を奥側(後方)と呼ぶこととする。また、本明細書において、複合機Fを水平面上に載置した場合における水平方向において、画像形成ユニット1の奥側の側面を背面、紙面垂直方向手前側及び奥側の画像形成ユニット1の側面を側面、水平面上に載置した場合における鉛直方向を上下方向とした場合における画像形成ユニット1の上面を上部、手前側の画像形成ユニット1の側面を前面として規定している。
<画像形成ユニットの構成>
図1において、画像形成ユニット1は、レーザプリンタとして構成されており、図2、図3にて外観が示される樹脂製の本体ケーシング2内に、スキャナユニット16、プロセスユニット17、定着ユニット18などを備えている。
(フィーダユニットの構成)
フィーダユニット4は、給紙カセット6と、給紙カセット6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙カセット6の一端側端部の上方に設けられる送出ローラ11、給紙ローラ8および分離パッド9と、給紙ローラ8に対向するピンチローラ10と、紙粉取りローラ50と、紙粉取りローラ50に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
なお、送出ローラ11、給紙ローラ8、ピンチローラ10、ガイド部55によって、給紙カセット6の前端部から供給される用紙3は、画像形成ユニット1の後方側に向かうように方向転換され、給紙カセット6の上方に設けられるプロセスユニット17に送り出されるようになっている。以下、各部分について具体的に説明する。
用紙押圧板7は、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることにより、給紙ローラ8に対して近い方の端部が上下方向に揺動可能とされ、不図示のバネにより上方向に付勢されている。このため、用紙押圧板7は、用紙3の積載量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、バネの付勢力に抗して下向きに揺動される。
送出ローラ11は、用紙押圧板7により給紙カセット6内の最上位に積層された用紙3に当接するよう設定されている。そして、送出ローラ11は、給紙ローラ8により用紙3を搬送可能な位置、即ち、給紙ローラ8と分離パッド9との間の位置まで送る。
次に、分離パッド9は、給紙ローラ8に対向する位置に配設されている。そして、分離パッド9の裏側に配設されるバネ13によって、分離パッド9は給紙ローラ8に向かって押圧されている。また、この分離パッド9は、複数の用紙3が重なった状態で搬送経路内に供給されることを防止するための機能を備えている。即ち、送出ローラ11により送られてきた用紙3は、給紙ローラ8と分離パッド9とに接触する。このとき、分離パッド9と用紙3との間には、適度な摩擦力が加えられるので、送出ローラ11により複数の用紙3が分離パッド9まで送られてきたとしても、最上位に位置する用紙3以外の用紙3は分離パッド9により係止される。このため、給紙ローラ8からは1枚毎に用紙3が供給される。
そして、給紙ローラ8により給紙された用紙3は、用紙3の搬送経路に送られる。このとき用紙3は、紙粉取りローラ50によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に送られる。また、この搬送経路は、給紙ローラ8の上端から画像形成位置P1までの全区間においては、水平方向よりも下向きに形成されている。そして、この搬送経路のうち、給紙ローラ8から画像形成位置P1までの大部分は、画像形成ユニット1に形成されたガイド部材51と、プロセスユニット17の底面部とにより形成されている。
ここで、給紙ローラ8は、用紙3を約180度方向転換させてレジストローラ12に送るが、このとき、給紙ローラ8により用紙3を湾曲させる曲率が大きいと、用紙3が、はがき等の厚みのあるものである場合には、用紙3が折曲してしまうか、或いは用紙3が折曲される際の抵抗により用紙3はレジストローラ12まで搬送されない虞がある。
このため、給紙ローラ8は、感光体ドラム27や加熱ローラ41等のローラと比べて、直径が大きく設定されている。例えば、感光体ドラム27の直径24mm、加熱ローラ41の直径25mmに対して、給紙ローラ8の直径を33mmと設定することとなる。このように、給紙ローラ8の直径を比較的大きく設定し、用紙3が湾曲させられる曲率を小さくすれば、給紙ローラ8により用紙3を折曲することなく良好に搬送することが可能となる。
また、レジストローラ12は、一対のローラから構成されている。給紙ローラ8の近傍に配置された不図示の位置センサによる検知タイミングに基づいて、レジストローラ12の駆動および停止の動作が、画像形成ユニット1内の背面側側面に配設されたメイン基板90内に配置された制御装置により制御される。そして、この制御により用紙3の斜行が修正される。即ち、制御装置は、給紙ローラ8による用紙3の搬送時において、レジストローラ12は駆動している状態とし、位置センサ64が用紙3の先端を検知すると、レジストローラ12が停止される。そして、用紙3がレジストローラ12に接触し、用紙3の斜行が修正されると、制御装置は再びレジストローラ12を駆動し、用紙3を画像形成ユニット1に送るようにしている。
なお、位置センサ64は、機械式のものであり、用紙3と接触し、用紙3に押されると、用紙3が接触する前の所定の位置から変位するよう構成されている。
また、給紙ローラ8のやや上方には、画像形成ユニット1の手前側からレジストローラ12の位置に直接用紙3を給紙するための手差給紙口14が形成されており、給紙カセット6に用紙3を収納することなく搬送経路に用紙3を供給することができる。
(スキャナユニットの構成)
スキャナユニット16は、画像形成ユニット1内の上部に設けられ、不図示のレーザ発光部、ポリゴンモータ25により回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22および23などを備えている。スキャナユニット16は、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、図1における一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22、レンズ21、反射鏡23の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17における感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
より詳しくは、このスキャナユニット16において、ポリゴンミラー19は、感光体ドラム27および後述する画像形成位置P1の真上に配置されており、ポリゴンミラー19に反射されたレーザビームは、反射鏡22に向かって略水平方向に進行する。そして、このレーザビームは、反射鏡22によりポリゴンミラー19のすぐ下方に位置する反射鏡23に向かって反射される。即ち、反射鏡22は、入射されるレーザビームを水平方向から15度程度下方に向けて鋭角に反射する。そして、これらの各部(ポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23)を備えるスキャナユニット16は、レーザビームの光路を妨げない程度の大きさおよび形状に設定されている。即ち、このスキャナユニット16の上面は、略水平方向、厳密には画像形成ユニット1の前面から遠い方が低くなるよう傾斜して、配置されている。また、スキャナユニット16の下面は、画像形成ユニット1の前面から遠い方が低くなるよう、上面よりも大きく傾斜している。このため、スキャナユニット16の形状は、ポリゴンミラー19が位置する画像形成位置P1側が厚く、画像形成ユニット1の前面側が薄い先細り形状となっている。
(プロセスユニットの構成)
図1、図4に示すように、画像形成ユニット1には、感光体ドラム27を少なくとも備えて画像形成ユニット1に対して着脱可能とされるプロセスユニット17が設けられている。画像形成ユニット1には、排紙トレイ46の下方においてプロセスユニット17を収容する収容部84が形成されている。そして、図4に示すように、画像形成ユニット1前方側の端部には収容部84と連通する開口部84aが形成されており、この開口部84aを介してプロセスユニット17が着脱可能となっている。
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して略水平方向且つ前後方向に着脱自在に装着されている。プロセスユニット17は、ドラムカートリッジ26と、現像カートリッジ28とから構成されている。また、プロセスユニット17とスキャナユニット16との間には、空間が形成されている。
プロセスユニット17のうち、ドラムカートリッジ26には、感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30が備わっている。また、現像カートリッジ28には、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、トナー供給ローラ33およびトナーボックス34などが備わっている。そして、この現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されている。
ここで、プロセスユニット17を構成する構成要素のうち、感光体ドラム27およびトナーボックス34は、比較的大きなスペースを必要とするものである。このため、この感光体ドラム27およびトナーボックス34は、プロセスユニット17近傍で比較的大きなスペースを必要とする給紙ローラ8、およびレジストローラ12の真上に配置されることがないよう設定されている。
また、トナーボックス34内には、トナーが充填されている。そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の時計方向への回転により、攪拌されて、トナーボックス34に設けられたトナー供給口37から放出される。
トナー供給口37の側方位置には、トナー供給ローラ33が反時計方向に回転可能に配設されており、また、このトナー供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が反時計方向に回転可能に配設されている。そして、これらトナー供給ローラ33と現像ローラ31は、ある程度圧縮されるような状態で互いに当接されている。
トナー供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、磁気特性を持たない導電性ゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ31には、現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板バネ材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部40を備えている。そして、層厚規制ブレード32は、現像ローラ31の近傍において現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、トナー供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給される。このとき、トナー供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32の押圧部40と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光体ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネトなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光体ドラム27は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27の半径方向において、水平方向から約30度上方に配置されている。また、このスコロトロン型帯電器29は、このタングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
そして、感光体ドラム27の表面は、その感光体ドラム27の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触するときに、感光体ドラム27の表面上に形成される静電潜像、即ち、一様に正帯電されている感光体ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
転写ローラ30は、感光体ドラム27の下方において、この感光体ドラム27に対向するように配置され、ドラムカートリッジ26に反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写順バイアスが印加されるように構成されている。そのため、感光体ドラム27の表面上に担持された可視像は、用紙3が感光体ドラム27と転写ローラ30との間の画像形成位置P1を通過する間に用紙3に転写される。
(定着ユニットの構成)
定着ユニット18は、プロセスユニット17よりも用紙搬送方向下流側に配設され、ギアが形成された加熱ローラ41、加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、サーモスタット18aを備えている。また、これらの加熱ローラ41、およびサーモスタット18aは、カバー18bにより被覆されている。
加熱ローラ41は、金属製で、ハロゲンランプからなるヒータを内装している。
押圧ローラ42には、この押圧ローラ42を下方から加熱ローラ41の中心軸方向に回転可能に押圧する不図示のバネを備えている。また、この押圧ローラ42は、加熱ローラ41または用紙3と密着し、加熱ローラ41と従動するよう構成されている。
サーモスタット18aは、例えばバイメタルからなり、加熱ローラ41から発生される熱に応じて、加熱ローラ41を加熱するためのヒータの電源をON/OFFし、加熱ローラ41が異常な高温に加熱されないようにしている。
カバー18bは、加熱ローラ41から発生される熱が定着ユニット18から定着ユニット18外に放出され、画像形成ユニット1内の他の機器に悪影響を与えることがないように、加熱ローラ41の側方および上方を覆うような形状を有している。ここで、このカバー18bは、押圧ローラ42については、その中心軸のみをバネ42bの付勢方向に移動可能、且つ回転可能に支持しているのみであり、この押圧ローラ42の下半分は、カバー18bから露出した状態になっている。このため、画像形成ユニット1は、カバー18bが押圧ローラ42の下方を覆っている場合と比較して、このカバー18bの厚みの分だけ高さが低く設定されている。
このような定着ユニット18において、加熱ローラ41は、プロセスユニット17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させる。さらに、加熱ローラ41は、画像定着後の用紙3を、ガイド部材52,53により形成される排紙パスを介して、排紙ローラ45まで搬送する。そして、排紙ローラ45は、送られてきた用紙3を排紙トレイ46上に排紙する。なお、一対の排紙ローラ45は、用紙3を画像形成ユニット1の外部に排紙するための用紙排紙口24(排紙口)として機能する。なお、定着ユニット18、ガイド部材52,53、および排紙ローラ45によって画像形成ユニット1にて画像が形成された用紙3が前方側に向かうように方向転換されて画像形成ユニット1の上部に配置される排紙トレイ46(排紙蓄積部)側に送り出されることとなる。
万一、定着ユニット18で用紙3のジャムが発生した場合は、図1および図2に示すように、指掛け部110aを持って画像形成ユニット1の背面に設けられたリアカバー110を下方に傾倒することにより、画像形成ユニット1の背面から定着ユニット18にアクセスし、用紙3を取除くことができる。
ここで、用紙3が加熱ローラ41により加熱された状態で急に湾曲させられると、用紙3が湾曲した状態から元の湾曲していない状態に戻らなく虞がある。このため、加熱ローラ41通過後の用紙3が接するガイド部材52,53は、加熱された状態で加熱ローラ41通過後には、用紙3を緩やかに湾曲し、排紙ローラ45に近づくにつれて、急に湾曲するように設定されている。
このように構成することによって、用紙3の排紙経路の全てを緩やかに湾曲させた場合よりも用紙排紙口24の位置を下方にすることができ、用紙3の恒久的な湾曲を防止しつつも複合機Fの高さを低くし易くなる。
排紙トレイ46は、画像形成ユニット1の上面47と、読取ユニット70の下面71と、後述するリアホルダ120c(図2)とから形成されており、用紙排紙口24から排紙された用紙3を画像形成ユニット1の上面47上に蓄積可能にされている。したがって、画像形成ユニット1の上面47と、読取ユニット70の下面71と、リアホルダ120cとに囲まれた空間は、所定の用紙3を蓄積可能な大きさを必要とする。そのため、リアホルダ120cは所定の高さ以上となるように形成される。
また、この複合機Fにおいて、前述の各種ローラ、ポリゴンミラー19等を駆動制御するための制御装置が搭載されたメイン基板90は、図1における二点鎖線にて示すように、用紙3が搬送される搬送経路後方部分の画像形成ユニット1の前方から見て左側面に配置されている。
そして、さらには、図1または図3に示すように、電話回線等を介して他の電話装置やファクシミリ装置との間で会話やファクシミリデータの送受信を可能にするための後述するNCU(Network Control Unit)基板91(通信制御基板)が、画像形成ユニット1の後方上部に配置されている。
(プロセスユニットの着脱方法)
次に、使用者により行われるプロセスユニット17の取り外しについて、図1および図4を用いて説明する。図4は、プロセスユニット17を取り外した状態を示す説明図である。
図1の状態において、プロセスユニット17を取り外す際には、まず、使用者が画像形成ユニット1のカバー49を画像形成ユニット1の手前側に開き、図4に示す状態にする。このとき、カバー49は、図示しない支持軸を支点として回動する。
そして、プロセスユニット17は、図1の状態から略水平方向に画像形成ユニット1の手前側に引き出され、給紙ローラ8の上方を通過して取り外される。このとき、プロセスユニット17とスキャナユニット16との間には、前述のように空間が形成されているので、使用者は、プロセスユニット17の手前側に位置する掴み17aをスキャナユニット16方向に持ち上げて、そのままプロセスユニット17を引き出すことができる。この構成により、プロセスユニット17の奥側が画像形成ユニット1に引っ掛かり難く、プロセスユニット17を円滑に引き出すことが可能となる。
(複合機Fの組付け方法)
次に、このような複合機Fの画像形成ユニット1に読取ユニット70を組付ける組付け方法について、図2および図3を参照して説明する。
まずこの方法においては、画像形成ユニット1の上部に、図2および図3に示すように、ジョイントホルダ120(支持部)を設ける。
ジョイントホルダ120は、ガラス繊維などの強化剤が入っていないポリスチレン樹脂等から成形され、読取ユニット70が回動可能に装着される読取ユニット装着部120aと、画像形成ユニット1上部左右両側に設けられ読取ユニット70を支持するサイドホルダ120bと、画像形成ユニット1上部後方に設けられ読取ユニット70を支持するリアホルダ120cとが、画像形成ユニット1の上方から見てコの字形状に形成されている。読取ユニット70は、ジョイントホルダ120のサイドホルダ120bとリアホルダ120cによって左右両辺と後方の辺の3辺が支持されるので、十分な安定性を保つことが可能となる。
本実施形態に係る複合機Fにおいて、画像形成ユニット1の上部の排紙トレイ46に用紙3を載置できるよう画像形成ユニット1と読取ユニット70との間にスペースを空けるため、ジョイントホルダ120は、所定の高さを有し画像形成ユニット1上部に取り付けられる。それに加え、複合機Fは、軽量化やコストの削減を目指しているので、ジョイントホルダ120内には、スペースができる。そこで、このジョイントホルダ120内のスペースを有効利用するため、ファクシミリ機能としてのNCU基板91やスピーカ97、停電時に受信データなどが抹消されないように電力を供給するバックアップ電池96がジョイントホルダ120内のスペースに設けられる。こうすることにより、NCU基板91、スピーカ97、およびバックアップ電池96を収納するための収納部を複合機1の外部に新たに設ける必要がなく、ジョイントホルダ120内のスペースを生かしてこれらを収納することができるので、複合機Fをよりコンパクトにすることが可能となる。
なお、画像形成ユニット1の廃棄時にバックアップ電池96を画像形成ユニット1と分別するときなどは、読取ユニット70を開放し、図3に示すように、バックアップ電池96を外装する樹脂製の電池カバー96aの不図示のミシン目の付いた面を押して割ることにより、バックアップ電池96を取り出すことができる。
(NCU基板の構成)
次に、NCU基板91について、図1および図3を参照して、説明する。図3は、実施形態1の画像形成ユニット1の斜視図である。
NCU基板91は、公衆電話回線に接続されて網制御を行い、公衆電話回線に対するダイヤル信号を送り出すと共に、公衆電話回線からの呼出信号に対する応答などを行う。
NCU基板91は、高速の信号を利用しているため電磁波の影響を受け易く、外部からの電磁波により動作障害を生じる虞がある。そこで、正常な動作環境を確保するために、NCU基板91は、外部からの電磁波を遮断するシールドカバー92によって覆われている。そして、NCU基板91とシールドカバー92は、ジョイントホルダ120のリアホルダ120c内に配設される。
シールドカバー92下面と、シールドカバー92下面に接触する画像形成ユニット1の上面には、開口部94が設けられている。NCU基板91とメイン基板90は、開口部94を介して不図示のハーネスによって接続される。NCU基板91がリアホルダ120c内に配設されると、NCU基板91の鉛直方向真下にメイン基板90が位置するので、ハーネスの長さを最短にすることができ、容易にハーネス処理することが可能となる。
また、電話回線など外部装置とNCU基板91とを接続するケーブル98(通信ケーブル)をNCU基板91と接続するためのコネクタ93が、リアホルダ120cのNCU基板91後方に設けられている。また、NCU基板91上にも不図示のコネクタが搭載されている。
コネクタ93に接続されたケーブル98は、そのままコネクタ93から垂れ下がった状態にしておくと、定着ユニット18でジャムが発生してリアカバー110を開ける際に、指掛け部110aに指を掛けにくく、非常に妨げとなる。さらに、リアカバー110を開けようとすると、ケーブル98に引っ掛かる虞がある。この問題を解決するため、図3に示すように、画像形成ユニット1背面のリアカバー110および指掛け部110aが設けられていない部分2aにクランプ95(固定部材)を取り付け、ケーブル98がリアカバー110の回動領域に干渉しないよう、クランプ95によって本体ケーシング2背面2aに沿って固定される。クランプ95は、ケーブル98を2本まで固定することが可能である。また、コネクタ93は、指掛け部110aに指を掛け易いように、指掛け部110aから水平方向にずらして形成されてもよい。さらに、画像形成ユニット1の背面右側には不図示コンピュータ装置と接続するためのメイン基板90のコネクタが配置されているので、クランプ95は、ケーブル98が接続されるコネクタ93よりも画像形成ユニット1の背面右側に取り付けられるのが望ましい。
なお、NCU基板91がリアホルダ120c内の用紙排紙口24よりも後方に配設されれば、用紙3の排紙を妨げることがない。また、ガイド部材53から用紙排紙口24までの用紙搬送経路は、画像形成ユニット1背面から遠ざかる方向へ延びているので、搬送経路用紙排紙口24よりも後方の画像形成ユニット1上部にできた大きなスペースを有効に利用することができる。
(読取ユニットの構成)
図1に示すように、複合機Fにおいて、排紙トレイ46は、画像形成ユニット1の上部に設けられており、用紙排紙口24から排紙される用紙3を載置可能に構成されている。そして、この排紙トレイ46の上方には、この排紙トレイ46を覆うように読取ユニット70(画像読取ユニット)が設けられている。そして、画像形成ユニット1の上面47と、読取ユニット70の下面71とが対向するように構成されている。
読取ユニット70は、図1、図2の斜視図のJ2にて概念的に示す回転軸を中心として、ADF(Auto Document Feeder)172を含む部分が後方側に開くように構成されている。また、読取ユニット70の全体が、J1にて概念的に示す回転軸を中心として後方に開くようにも構成されている。なお、図5(a)には、読取ユニット70の全体が後方に回動して開いた状態を示しており、図5(b)には、ADF172が後方に回動して開いた状態を示している。図1、図5では、ADF172については概略的なものを示している。
読取ユニット70は、フラットベッド方式のスキャナとして構成されており、このフラットベッド方式の構成では、図5(b)に示すように、ADF172部分が後方に開くと、原稿読取ユニット76が露出するようになっており、その原稿載置面76a(原稿載置面)に、本やその他の各種原稿を載置した状態で読み取りができるように構成されている。
一方、図6は、複合機Fの前面から見た読取ユニット70の内部構成を概念的に示す断面図であり、この図に示すように、読取ユニット70は、原稿トレイ171上に載置された原稿が、ガラス板からなる原稿載置部76を介してCIS(Contact Image Sensor)174と対向し、さらに排紙トレイ175に導かれるように、原稿を誘導するための搬送路176が弧を描くように設けられている。そして、搬送路176の原稿搬送方向の上流側先端部には、原稿トレイ171上に載置された原稿を1枚ずつ分離して搬送路176に導くための供給ローラ173が設けられている。また、搬送路176上のCIS174との対向部には、そこを通過する原稿を押圧して原稿載置部76に密着させるための押圧ローラ177が設けられ、搬送路176の原稿搬送方向の下流側末端部には、原稿を排紙トレイ175に排紙するための排紙ローラ178が設けられている。さらに、搬送路176の経路上で供給ローラ173の近傍には、原稿が通過したか否かを検出するための通過検出センサ180が設けられている。
CIS174は、原稿の搬送方向と直交する方向、即ち、複合機Fの側面平行に延設されたライン型のセンサである。その延設方向に複数のフォトダイオード(図示略)が列設されている。CIS174は、図示しない光源より原稿に強い光を当てたときの反射光を個々のフォトダイオードで受光し、原稿の画素毎に反射光の光強度(明度)を電気信号に変換するように構成されている。読取ユニット70では、これを図示しないA/D変換機にてデジタルデータ化することで、原稿上に形成された画像を画像データとして読み取ることができる。
読取ユニット70での原稿の読み取りは、原稿載置部76の原稿載置面76a、即ち、ガラス板の板面上に原稿を載置して行う場合と、ADF172を利用する場合とがある。前者の場合、図1の紙面に直交する方向に延びる軸181に沿って、且つ、原稿載置部76の原稿載置面76aに沿ってCIS174が移動され、その際に1ラインずつ、原稿載置部76上に載置された原稿の読み取りが行われる。また、後者の場合には、CIS174が原稿載置部76を介して押圧ローラ177と対向するように、原稿載置部76の左端部に移動され、その位置で固定されて、ADF172により搬送される原稿の読み取りが1ラインずつ行われるようになっている。
また、本複合機Fは、図5(a)に示すように、回動軸J1を中心として読取ユニット70が回動可能に構成されており、読取ユニット70の下面71と排紙トレイ46の上面47とが離間するように、読取ユニット70を上方側に回動可能に構成されている。この回動により、下方延出部79と排紙トレイ46の下流部とが離間することとなる。
図1に示すように、複合機Fにおいて読取ユニット70は、排紙トレイ46の上方において当該排紙トレイ46を覆うように設けられており、この読取ユニット70の本体部分170が排紙トレイ46の上方をカバーする上方カバー部として機能している。そして、この読取ユニット本体170の前方側において排紙トレイ46の上面47と対向するよう操作パネル100が設けられている。操作パネル100は、読取ユニット本体170より装置前方側に延設されており、操作パネル100の上部には、不図示のボタン等の操作部、表示部が設けられている。
また、本実施形態に係る複合機Fでは、操作パネル100と排紙トレイ46とによって構成される開口部82を介して排出された用紙3を取り出し可能に構成されている。また、上述したが、図5(a)のように、複合機Fでは読取ユニット70が上方に回動可能とされているため、それに伴ってパネル下面100aと排紙トレイ46の上面47とが互いに離間するように操作パネル100が上方に移動可能となっている。
以上、各実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
本実施形態では、リアカバー110の用途は、定着ユニット18で用紙3のジャムが発生した場合に用紙3を取除くために定着ユニット近傍の用紙搬送経路にアクセスする手段であったが、他の用途も考えられる。たとえば、用紙3が厚紙であった場合、用紙3がガイド部材52,53からなる搬送経路を通過されると、この搬送経路は用紙排紙口24付近で急に湾曲しているので、用紙3が折曲されてしまう虞がある。そこで、リアカバー110を開放してなる空間が用紙排紙口に用いられれば、画像形成された用紙3が折曲されることなく排紙される。
また、本実施形態では、読取ユニット70がフラットベッド方式のスキャナであったが、原稿を載置する原稿載置部76がなく、原稿をCIS174を通過させることにより画像情報を読み取るシートフィード方式のスキャナであってもよい。この場合でも、NCU基板91は、プリンタ本体1上に読取ユニット70を支持するリアカバー120cに配設されればよい。シートフィード方式の読取ユニット70を用いると、読取ユニット70自体の大きさ・設置スペースともに小さくなる。
本発明の実施形態1としての複合機Fを示す要部側断面図である。 実施形態1の複合機Fの斜視図である。 実施形態1の画像形成ユニット1の斜視図である。 実施形態1の複合機Fに関し、プロセスユニット17の取り外した状態を示す説明図である。 (a)は、実施形態1の複合機Fに関し、読取ユニットが上方に回動した状態を例示する説明図、(b)は、ADF172が上方に回動して開いた状態を例示する説明図である。 複合機Fの前面から見た読取ユニット70の内部構成を概念的に示す断面図である。 従来技術のデジタル画像形成装置の側面図である。
符号の説明
F 複合機(画像形成装置)
1 画像形成ユニット
4 フィーダユニット
16 スキャナユニット
17 プロセスユニット
24 用紙排紙口(排紙口)
27 感光体ドラム
30 転写ローラ
31 現像ローラ
45 排紙ローラ
46 排紙トレイ
47 排紙トレイ46の上面
70 読取ユニット(画像読取ユニット)
71 読取ユニットの下面
76 原稿載置部
76a 原稿載置面
82 開口部
84 収容部
90 メイン基板
91 NCU基板(画像通信ユニット)
93 コネクタ
94 開口部
95 クランプ(固定部材)
96 バックアップ電池
97 スピーカ
100 操作パネル
110 リアカバー
110a 指掛け部(指掛け部)
120 ジョイントホルダ(支持部)
120a 読取ユニット装着部
120b サイドホルダ
120c リアホルダ
170 読取ユニット本体
172 ADF

Claims (9)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、
    原稿から画像情報を読み取る画像読取ユニットと、
    前記画像形成ユニット上方に前記画像読取ユニットを支持するために前記画像形成ユニット上部に取り付けられた支持部とを備え、
    前記画像読取ユニットを構成する部材の一部が、前記支持部内に配設されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持部は、前記画像形成ユニットの上部背面側および上部側面側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像読取ユニットを構成する部材の一部である、外部装置と通信を行う通信制御基板が、前記画像形成ユニット背面側の前記支持部内に配設され、
    前記通信制御基板に通信ケーブルを接続するためのコネクタを前記画像形成ユニット背面側の前記支持部に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 用紙搬送経路を開放するために回動可能なリアカバーと、
    前記リアカバーを回動するための指掛け部と、
    前記通信ケーブルを前記画像形成ユニット背面の前記指掛け部と交わらない位置に保持する保持部材とを前記画像形成ユニット背面に備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記通信ケーブルは、前記画像形成ユニット背面の前記リアカバーの回動領域と干渉しない位置に前記保持部材によって保持されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成ユニット上部に画像が形成された記録媒体を排紙する排紙口をさらに備え、
    前記画像読取ユニットを構成する部材の一部は、前記排紙口よりも後方の支持部内に配設されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成ユニット上面と前記画像読取ユニット下面と前記支持部とから形成され、前記排紙口から排紙された記録媒体を蓄積する排紙蓄積部をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記支持部内に前記画像読取ユニットを構成する部材の一部であるバックアップ電池またはスピーカの少なくともいずれか一方をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像読取ユニットは、画像情報を読み取る原稿を載置するための原稿載置面を備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。

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