JP2525205B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2525205B2 JP2525205B2 JP62218664A JP21866487A JP2525205B2 JP 2525205 B2 JP2525205 B2 JP 2525205B2 JP 62218664 A JP62218664 A JP 62218664A JP 21866487 A JP21866487 A JP 21866487A JP 2525205 B2 JP2525205 B2 JP 2525205B2
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- Japan
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- heating roller
- paper
- unit
- image forming
- elastic member
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は画像形成装置に関し、さらに詳細にいえ
ば、トナー像が転写された用紙を、加圧部材によって加
熱ローラに押し付けることにより、上記トナー像を用紙
に定着させる定着手段を具備する画像形成装置に関す
る。
ば、トナー像が転写された用紙を、加圧部材によって加
熱ローラに押し付けることにより、上記トナー像を用紙
に定着させる定着手段を具備する画像形成装置に関す
る。
<従来の技術> 従来より、静電式複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置においては、所定温度に加熱された加熱
ローラと、該加熱ローラに圧接させた加圧ローラ、加圧
ベルト等の加圧部材とによって、トナー像が転写された
用紙を挾持、搬送しながら、トナー像を用紙上に定着さ
せる定着手段が構成されている。
の画像形成装置においては、所定温度に加熱された加熱
ローラと、該加熱ローラに圧接させた加圧ローラ、加圧
ベルト等の加圧部材とによって、トナー像が転写された
用紙を挾持、搬送しながら、トナー像を用紙上に定着さ
せる定着手段が構成されている。
このような定着手段については、加熱ローラと加圧手
段とが一体的に構成されていることから、その内部にお
いて用紙ジャムが生じた場合に、用紙の除去が非常に困
難であるという問題があった。
段とが一体的に構成されていることから、その内部にお
いて用紙ジャムが生じた場合に、用紙の除去が非常に困
難であるという問題があった。
このため、上記定着手段の加熱ローラを、画像形成装
置の本体から引き出し可能に構成したいわゆるシャトル
方式の画像形成装置が提案されている(例えば特開昭61
−251879号公報参照)。
置の本体から引き出し可能に構成したいわゆるシャトル
方式の画像形成装置が提案されている(例えば特開昭61
−251879号公報参照)。
<発明が解決しようとする問題点> 上記の構成の画像形成装置によれば、用紙ジャムが生
じた場合に、定着手段を画像形成装置の本体の外部に引
き出して、定着手段の内部を開放することができると共
に、加熱ローラと加圧部材とを離反させることができる
ので、ジャム処理を容易且つ迅速に行なうことができる
のであるが、定着手段を引き出した状態で、加熱ローラ
と加圧部材とが完全に離反されるので、加熱ローラが広
範囲に露出されることになり、ジャム処理中に上記加熱
ローラに手が触れて火傷す虞があるという新たな問題が
生じることになる。
じた場合に、定着手段を画像形成装置の本体の外部に引
き出して、定着手段の内部を開放することができると共
に、加熱ローラと加圧部材とを離反させることができる
ので、ジャム処理を容易且つ迅速に行なうことができる
のであるが、定着手段を引き出した状態で、加熱ローラ
と加圧部材とが完全に離反されるので、加熱ローラが広
範囲に露出されることになり、ジャム処理中に上記加熱
ローラに手が触れて火傷す虞があるという新たな問題が
生じることになる。
<目的> この発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、
ジャム処理を容易且つ安全に行なうことができるシャト
ル方式の画像形成装置を提供することを目的とする。
ジャム処理を容易且つ安全に行なうことができるシャト
ル方式の画像形成装置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するためのこの発明の画像形成装置と
しては、加熱ローラおよび加圧部材を、装置本体から一
体的に引き出し可能とすべくスライド自在に設けている
と共に、上記加圧部材を加熱ローラに対向させた状態で
該加熱ローラから離反可能に支持し、且つ弾性部材の付
勢力にて加熱ローラに圧接しており、上記弾性部材の一
端部を、加圧部材の引き出し操作に連動して上記弾性部
材の付勢力を解除又は減衰させる方向へ移動操作される
ばね受け部材に連結しており、上記ばね受け部材が、装
置本体側の所定部に対して弾性的に係合することにより
定着手段の引き出しを規制するロック手段に連動して回
動操作されるものであり、上記ロック手段が、上記弾性
部材の付勢力によって装置本体側の所定部に弾性的に係
合されているものである。
しては、加熱ローラおよび加圧部材を、装置本体から一
体的に引き出し可能とすべくスライド自在に設けている
と共に、上記加圧部材を加熱ローラに対向させた状態で
該加熱ローラから離反可能に支持し、且つ弾性部材の付
勢力にて加熱ローラに圧接しており、上記弾性部材の一
端部を、加圧部材の引き出し操作に連動して上記弾性部
材の付勢力を解除又は減衰させる方向へ移動操作される
ばね受け部材に連結しており、上記ばね受け部材が、装
置本体側の所定部に対して弾性的に係合することにより
定着手段の引き出しを規制するロック手段に連動して回
動操作されるものであり、上記ロック手段が、上記弾性
部材の付勢力によって装置本体側の所定部に弾性的に係
合されているものである。
<作用> 上記の構成の画像形成装置によれば、ジャムが生じた
場合において、加熱ローラと加圧部材とを一体的にスラ
イドさせて装置本体から引き出すと同時に、弾性部材が
連結された上記ばね受け部材を所定方向へ移動させて、
弾性部材の付勢力を解除又は減衰させることができる。
従って、加熱ローラと加圧部材との圧接状態を解除させ
て、それらの間に残留するジャム紙を容易に除去するこ
とができる。しかも、加熱ローラと加圧部材とは、互い
に近接された状態にあるので、ジャム処理中に手が加熱
ローラに接触する危険性を少なくすることができる。
場合において、加熱ローラと加圧部材とを一体的にスラ
イドさせて装置本体から引き出すと同時に、弾性部材が
連結された上記ばね受け部材を所定方向へ移動させて、
弾性部材の付勢力を解除又は減衰させることができる。
従って、加熱ローラと加圧部材との圧接状態を解除させ
て、それらの間に残留するジャム紙を容易に除去するこ
とができる。しかも、加熱ローラと加圧部材とは、互い
に近接された状態にあるので、ジャム処理中に手が加熱
ローラに接触する危険性を少なくすることができる。
特に、上記ばね受け部材が、装置本体側の所定部に対
して弾性的に係合することにより定着手段の引き出しを
規制するロック手段に連動して回動操作されるものであ
り、上記ロック手段が、上記弾性部材の付勢力によって
装置本体側の所定部に弾性的に係合されているものであ
るから、加熱部材と加圧部材とを圧接させる弾性部材の
付勢力を利用して、ロック手段を装置本体側の所定部に
弾性的に係合させることができるので、つまり、加熱部
材と加圧部材とを圧接させる弾性部材によって、ロック
手段を装置本体側の所定部に弾性的に係合させるのに必
要な弾性部材を兼用させることができるので、当該これ
らの弾性部材を別々に構成する場合よりも、構造の簡素
化を図ることができる。
して弾性的に係合することにより定着手段の引き出しを
規制するロック手段に連動して回動操作されるものであ
り、上記ロック手段が、上記弾性部材の付勢力によって
装置本体側の所定部に弾性的に係合されているものであ
るから、加熱部材と加圧部材とを圧接させる弾性部材の
付勢力を利用して、ロック手段を装置本体側の所定部に
弾性的に係合させることができるので、つまり、加熱部
材と加圧部材とを圧接させる弾性部材によって、ロック
手段を装置本体側の所定部に弾性的に係合させるのに必
要な弾性部材を兼用させることができるので、当該これ
らの弾性部材を別々に構成する場合よりも、構造の簡素
化を図ることができる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明す
る。
る。
第5図はこの発明の画像形成装置を複写機に適用した
場合の内部構成を示す概略図であり、装置本体(1)の
内部上方に原稿走査露光用の光学部(2)が設けられ、
その下方に、用紙(P)上に複写画像を形成する複写処
理部(3)が設けられていると共に、上記複写処理部
(3)の下方から前端側(同図の右側)に向けて用紙搬
送部(4)が設けられ、該用紙搬送部(4)の前端側途
中部に、用紙(P)に形成されたトナー像を定着させる
ための定着手段(5)が設けられている。
場合の内部構成を示す概略図であり、装置本体(1)の
内部上方に原稿走査露光用の光学部(2)が設けられ、
その下方に、用紙(P)上に複写画像を形成する複写処
理部(3)が設けられていると共に、上記複写処理部
(3)の下方から前端側(同図の右側)に向けて用紙搬
送部(4)が設けられ、該用紙搬送部(4)の前端側途
中部に、用紙(P)に形成されたトナー像を定着させる
ための定着手段(5)が設けられている。
上記光学部(2)は、発光体(21)、反射板(22)、
レンズ(23)等により構成されており、原稿搬送手段
(7)によってコンタクトガラス(11)上を走行させら
れる原稿を走査露光することができる。
レンズ(23)等により構成されており、原稿搬送手段
(7)によってコンタクトガラス(11)上を走行させら
れる原稿を走査露光することができる。
また、複写処理部(3)としては、図中矢印Xで示す
方向に回転する感光体ドラム(31)の周囲に、帯電チャ
ージャ(32)、現像装置(33)、転写チャージャ(3
4)、分離チャージャ(35)、およびクリーナ(36)を
この順に配設しており、帯電チャージャ(32)によって
均一に帯電させた感光体ドラム(31)に、原稿像を結像
させて静電潜像を形成した後、現像装置(33)によって
トナー像に顕像化し、転写チャージャ(34)によってト
ナー像を用紙(P)上に転写し、残留トナーをクリーナ
(36)で回収することができる。
方向に回転する感光体ドラム(31)の周囲に、帯電チャ
ージャ(32)、現像装置(33)、転写チャージャ(3
4)、分離チャージャ(35)、およびクリーナ(36)を
この順に配設しており、帯電チャージャ(32)によって
均一に帯電させた感光体ドラム(31)に、原稿像を結像
させて静電潜像を形成した後、現像装置(33)によって
トナー像に顕像化し、転写チャージャ(34)によってト
ナー像を用紙(P)上に転写し、残留トナーをクリーナ
(36)で回収することができる。
さらに、用紙搬送部(4)は、用紙挿入部(12)の内
奥部から用紙排出側へかけて、給紙ローラ(41)、第1
の用紙ガイド板(42)、レジストローラ(43)、U字状
に湾曲された第2の用紙ガイド板(44)、搬送ローラ
(45)、第3の用紙ガイド板(46)、および排出ローラ
(47)等をこの順に有し、給紙ローラ(41を駆動するこ
とにより、給紙カセット(A)又は用紙挿入部(12)か
ら供給された用紙(P)を、複写処理部(4)に導いて
トナー像を転写させ、定着手段(5)によってトナー像
を加熱し、定着させた後、受台(13)上に排出すること
ができる。尚、上記給紙カセット(A)の前端部には、
当該給紙カセット(A)に収容された用紙(P)を一枚
ずつ取り出して送給するための給紙コロ(A1)(A2)が
設けられている。
奥部から用紙排出側へかけて、給紙ローラ(41)、第1
の用紙ガイド板(42)、レジストローラ(43)、U字状
に湾曲された第2の用紙ガイド板(44)、搬送ローラ
(45)、第3の用紙ガイド板(46)、および排出ローラ
(47)等をこの順に有し、給紙ローラ(41を駆動するこ
とにより、給紙カセット(A)又は用紙挿入部(12)か
ら供給された用紙(P)を、複写処理部(4)に導いて
トナー像を転写させ、定着手段(5)によってトナー像
を加熱し、定着させた後、受台(13)上に排出すること
ができる。尚、上記給紙カセット(A)の前端部には、
当該給紙カセット(A)に収容された用紙(P)を一枚
ずつ取り出して送給するための給紙コロ(A1)(A2)が
設けられている。
上記定着手段(5)は、加熱ローラ(51)と加圧部材
としての加圧ベルト(52)とを互いに対向させた状態で
配設しているものであり、これら加熱ローラ(51)と加
圧ベルト(52)とによって、トナー像が転写された用紙
(P)を挾持して、用紙排出側へ搬送することができ
る。尚、上記加熱ローラ(51)は、内部に設けられたヒ
ータ等の加熱手段により、所定温度に加熱された状態
で、常時回転駆動されている。
としての加圧ベルト(52)とを互いに対向させた状態で
配設しているものであり、これら加熱ローラ(51)と加
圧ベルト(52)とによって、トナー像が転写された用紙
(P)を挾持して、用紙排出側へ搬送することができ
る。尚、上記加熱ローラ(51)は、内部に設けられたヒ
ータ等の加熱手段により、所定温度に加熱された状態
で、常時回転駆動されている。
上記加圧ベルト(52)は、所定間隔離して設けられた
一対のドラム(53)に巻掛けられた状態で、加熱ローラ
(51)に圧接されており、上記ドラム(53)は、支点
(Q1)を中心に回動自在に設けられたフレーム(54)に
支持されている(第1図参照)。さらに、上記フレーム
(54)の各側面には係合ピン(54a)が突設されてお
り、各係合ピン(54a)の下面は、支点(Q2)を中心に
回動自在な一対のレバー(55)にそれぞれ係合されてい
る(第1図および第3図参照)。そして、上記レバー
(55)は、弾性部材としてのコイルばね(56)によって
反時計回りに弾性付勢されている。以上要するに、上記
加圧ベルト(52)は、加熱ローラ(51)から離反可能に
設けられていると共に、コイルばね(56)による付勢力
によって、加熱ローラ(51)に圧接されている。尚、一
端部がレバー(55)に係合されている上記コイルばね
(56)の他端部は、後述するスライドロック手段(6)
の軸(61)に一体回転可能に取付けられたばね受け部材
(57)に連結されている(第1図〜第3図参照)。
一対のドラム(53)に巻掛けられた状態で、加熱ローラ
(51)に圧接されており、上記ドラム(53)は、支点
(Q1)を中心に回動自在に設けられたフレーム(54)に
支持されている(第1図参照)。さらに、上記フレーム
(54)の各側面には係合ピン(54a)が突設されてお
り、各係合ピン(54a)の下面は、支点(Q2)を中心に
回動自在な一対のレバー(55)にそれぞれ係合されてい
る(第1図および第3図参照)。そして、上記レバー
(55)は、弾性部材としてのコイルばね(56)によって
反時計回りに弾性付勢されている。以上要するに、上記
加圧ベルト(52)は、加熱ローラ(51)から離反可能に
設けられていると共に、コイルばね(56)による付勢力
によって、加熱ローラ(51)に圧接されている。尚、一
端部がレバー(55)に係合されている上記コイルばね
(56)の他端部は、後述するスライドロック手段(6)
の軸(61)に一体回転可能に取付けられたばね受け部材
(57)に連結されている(第1図〜第3図参照)。
上記の構成の複写機において、用紙搬送部(4)の給
紙ローラ(41)、第1の用紙ガイド板(42)、レジスト
ローラ(43)の上部ローラ(43a)、第2の用紙ガイド
板(44)の内側ガイド板(44a)、搬送ローラ(45)の
下部ローラ(4a)、第3の用紙ガイド板(46)、および
排出ローラ(47)、並びに転写チャージャ(34)、分離
チャージャ(35)、および定着手段(5)はユニット化
されており、当該ユニット(U)は、第5図の右側へ所
定ストローク一体的に引き出せるように、水平方向へス
ライド自在に設けられている。そして、上記ユニット
(U)は、スライドロック手段(6)によってスライド
が規制されている。
紙ローラ(41)、第1の用紙ガイド板(42)、レジスト
ローラ(43)の上部ローラ(43a)、第2の用紙ガイド
板(44)の内側ガイド板(44a)、搬送ローラ(45)の
下部ローラ(4a)、第3の用紙ガイド板(46)、および
排出ローラ(47)、並びに転写チャージャ(34)、分離
チャージャ(35)、および定着手段(5)はユニット化
されており、当該ユニット(U)は、第5図の右側へ所
定ストローク一体的に引き出せるように、水平方向へス
ライド自在に設けられている。そして、上記ユニット
(U)は、スライドロック手段(6)によってスライド
が規制されている。
上記スライドロック手段(6)は、第1図〜第3図よ
り明らかなように、ユニット(U)の側板(U1)間に挿
通された軸(61)の両端部のそれぞれに一体回転可能に
取付けられたロックレバー(62)を、装置本体(1)の
側板(14)に突設されたロックピン(63)に係合させて
いるものであり、上記軸(61)の中央部に設けられた操
作レバー(64)を回動操作することにより、ロックレバ
ー(62)とロックピン(63)との係合状態を解除してユ
ニット(U)を引き出すことができる。
り明らかなように、ユニット(U)の側板(U1)間に挿
通された軸(61)の両端部のそれぞれに一体回転可能に
取付けられたロックレバー(62)を、装置本体(1)の
側板(14)に突設されたロックピン(63)に係合させて
いるものであり、上記軸(61)の中央部に設けられた操
作レバー(64)を回動操作することにより、ロックレバ
ー(62)とロックピン(63)との係合状態を解除してユ
ニット(U)を引き出すことができる。
上記軸(61)に取付けられたばね受け部材(57)に
は、軸(61)の下方に突出する垂下部(57a)が形成さ
れており、コイルばね(56)は、張力調整用のねじピン
(57b)を介して上記垂下部(57a)に連結されている。
従って、軸(61)およびロックレバー(62)は、上記コ
イルばね(56)によって常時時計回りに回動付勢される
ことになり、これによって、上記ロックレバー(62)と
ロックピン(63)との係合状態が維持される。また、上
記ばね受け部材(57)の垂下部(57a)の下端部には、
側方へ突出する係止部(57c)が形成されており、この
係止部(57c)は、ユニット(U)の側板(U1)に形成
された透孔(U2)に係合されており、ユニット(U)を
引き出した状態でロックレバー(62)が不必要に時計回
りへ回動されるのを規制している。
は、軸(61)の下方に突出する垂下部(57a)が形成さ
れており、コイルばね(56)は、張力調整用のねじピン
(57b)を介して上記垂下部(57a)に連結されている。
従って、軸(61)およびロックレバー(62)は、上記コ
イルばね(56)によって常時時計回りに回動付勢される
ことになり、これによって、上記ロックレバー(62)と
ロックピン(63)との係合状態が維持される。また、上
記ばね受け部材(57)の垂下部(57a)の下端部には、
側方へ突出する係止部(57c)が形成されており、この
係止部(57c)は、ユニット(U)の側板(U1)に形成
された透孔(U2)に係合されており、ユニット(U)を
引き出した状態でロックレバー(62)が不必要に時計回
りへ回動されるのを規制している。
一方、上記軸(61)を挿通させるべくユニット(U)
の側板(U1)に形成された透孔(U3)は、第1図に示す
ように、左斜め下方に延びる長穴状に形成されており、
この透孔(U3)に挿通された軸(61)は、ユニット
(U)をロックした状態において装置本体(1)の側板
(14)に形成されたカム面(14a)によって、上記透孔
(U3)の上部に位置するように受け止められている。そ
して、上記カム面(14a)の前端部側は傾斜状に形成さ
れており、ユニット(U)を引き出すに連れて、軸(6
1)を暫期下方へ移動させて、最終的に透孔(U3)の下
端部へ移行させ得るように構成されている。従って、上
記ユニット(U)の引き出し動作に連動させて、軸(6
1)と共にばね受け部材(57)を左斜め下方へ移行させ
て、コイルばね(56)を緩め、加熱ローラ(51)と加圧
ベルト(52)との圧接力を解除することができる(第4
図参照)。ここに、ジャムによって加熱ローラ(51)と
加圧ベルト(52)との間に残留している用紙(P)の容
易に除去することができる。しかも、加熱ローラ(51)
と加圧ベルト(52)とが完全に離反されていないので、
上記ジャム処理に際して加熱ローラ(51)に手が触れる
危険性を少なくすることができる。また、上記ユニット
(U)の引き出しにより、用紙(P)の搬送経路を広く
開放することができるので、当該経路全域におけるジャ
ム処理の容易化を図ることができる。尚、上記軸(61)
のカム面(14a)との接触部位には、当該カム面(14a)
との摺動を滑かに行なわせるべくスリーブ(61a)か嵌
入されている。
の側板(U1)に形成された透孔(U3)は、第1図に示す
ように、左斜め下方に延びる長穴状に形成されており、
この透孔(U3)に挿通された軸(61)は、ユニット
(U)をロックした状態において装置本体(1)の側板
(14)に形成されたカム面(14a)によって、上記透孔
(U3)の上部に位置するように受け止められている。そ
して、上記カム面(14a)の前端部側は傾斜状に形成さ
れており、ユニット(U)を引き出すに連れて、軸(6
1)を暫期下方へ移動させて、最終的に透孔(U3)の下
端部へ移行させ得るように構成されている。従って、上
記ユニット(U)の引き出し動作に連動させて、軸(6
1)と共にばね受け部材(57)を左斜め下方へ移行させ
て、コイルばね(56)を緩め、加熱ローラ(51)と加圧
ベルト(52)との圧接力を解除することができる(第4
図参照)。ここに、ジャムによって加熱ローラ(51)と
加圧ベルト(52)との間に残留している用紙(P)の容
易に除去することができる。しかも、加熱ローラ(51)
と加圧ベルト(52)とが完全に離反されていないので、
上記ジャム処理に際して加熱ローラ(51)に手が触れる
危険性を少なくすることができる。また、上記ユニット
(U)の引き出しにより、用紙(P)の搬送経路を広く
開放することができるので、当該経路全域におけるジャ
ム処理の容易化を図ることができる。尚、上記軸(61)
のカム面(14a)との接触部位には、当該カム面(14a)
との摺動を滑かに行なわせるべくスリーブ(61a)か嵌
入されている。
さらに、上記ユニット(U)の引き出しに際しては、
第2の用紙ガイド板(44)の内側ガイド板(44a)が、
感光体ドラム(31)に接触しないように、自動的に下方
へ移動される。第6図および第7図を参照しながらさら
に詳述すると、上記内側ガイド板(44a)は、ユニット
(U)の側板(U1)に対して支点(Q3)を中心に回動自
在に取付けられたフレーム(48)によって、下方への回
動が許容された状態で保持されており、上記フレーム
(48)は、上記側板(U1)に対して支点(Q4)を中心に
回動自在に支承された揺動レバー(49)によって、上方
所定位置に持ち上げられている。上記揺動レバー(49)
の一端部には、フレーム(48)に対して転がり接触する
ローラ(49a)が設けられ、他端部には、装置本体
(1)側に固定配置されたカムレール(15)に対して転
がり接触するカムフォロア(49b)が設けられている。
また、上記揺動レバー(49)は、コイルばね(49C)に
よって常時反時計回りに回動付勢されている。尚、上記
カムレール(15)の端部は下方へ傾斜させてあり、ユニ
ット(U)が正規の位置にセットされた状態で、揺動レ
バー(49)のカムフォロア(49b)を当該カムレール(1
5)の傾斜部に接触させてある。また、上記フレーム(4
8)の上部は、ローラ(48a)を介して感光体ドラム(3
1)のフランジ(31a)に接触させてあり、これによっ
て、フレーム(48)つまりは内側ガイド板(44a)の、
時計回り方向への回動角度を規制し、感光体ドラム(3
1)に対する位置決めがなされている。
第2の用紙ガイド板(44)の内側ガイド板(44a)が、
感光体ドラム(31)に接触しないように、自動的に下方
へ移動される。第6図および第7図を参照しながらさら
に詳述すると、上記内側ガイド板(44a)は、ユニット
(U)の側板(U1)に対して支点(Q3)を中心に回動自
在に取付けられたフレーム(48)によって、下方への回
動が許容された状態で保持されており、上記フレーム
(48)は、上記側板(U1)に対して支点(Q4)を中心に
回動自在に支承された揺動レバー(49)によって、上方
所定位置に持ち上げられている。上記揺動レバー(49)
の一端部には、フレーム(48)に対して転がり接触する
ローラ(49a)が設けられ、他端部には、装置本体
(1)側に固定配置されたカムレール(15)に対して転
がり接触するカムフォロア(49b)が設けられている。
また、上記揺動レバー(49)は、コイルばね(49C)に
よって常時反時計回りに回動付勢されている。尚、上記
カムレール(15)の端部は下方へ傾斜させてあり、ユニ
ット(U)が正規の位置にセットされた状態で、揺動レ
バー(49)のカムフォロア(49b)を当該カムレール(1
5)の傾斜部に接触させてある。また、上記フレーム(4
8)の上部は、ローラ(48a)を介して感光体ドラム(3
1)のフランジ(31a)に接触させてあり、これによっ
て、フレーム(48)つまりは内側ガイド板(44a)の、
時計回り方向への回動角度を規制し、感光体ドラム(3
1)に対する位置決めがなされている。
以上の構成であれば、上記ユニット(U)を引き出す
ことにより、揺動レバー(49)のカムフォロア(49b)
をカムレール(15)に沿わせて転走させながら、揺動レ
バー(49)を時計回りに回動させて、フレーム(48)を
下方へ自重落下させることができ、これによって、内側
ガイド板(44a)が感光体ドラム(31)に衝突するのを
防止することができる(第8図参照)。
ことにより、揺動レバー(49)のカムフォロア(49b)
をカムレール(15)に沿わせて転走させながら、揺動レ
バー(49)を時計回りに回動させて、フレーム(48)を
下方へ自重落下させることができ、これによって、内側
ガイド板(44a)が感光体ドラム(31)に衝突するのを
防止することができる(第8図参照)。
尚、この発明の画像形成装置は、上記実施例に限定さ
れるものでなく、例えば、第9図に示すように、定着手
段(5)の加熱ローラ(51)をそのハウジング(16)と
共に上方へ回動できるように構成しておいてもよく、こ
の場合には、加熱ローラ(51)と加圧ベルト(52)とを
離反させて加圧ベルト(52)を完全に露出させることが
できるので、当該加圧ベルト(52)の交換作業を容易に
行なうことができる。このほか、定着手段(5)の加圧
ベルト(52)に代えて加圧ローラを採用する等、この発
明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこと
ができる。
れるものでなく、例えば、第9図に示すように、定着手
段(5)の加熱ローラ(51)をそのハウジング(16)と
共に上方へ回動できるように構成しておいてもよく、こ
の場合には、加熱ローラ(51)と加圧ベルト(52)とを
離反させて加圧ベルト(52)を完全に露出させることが
できるので、当該加圧ベルト(52)の交換作業を容易に
行なうことができる。このほか、定着手段(5)の加圧
ベルト(52)に代えて加圧ローラを採用する等、この発
明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこと
ができる。
また、この発明は、上記複写機以外に、ファクシミ
リ、プリンタ等、トナー像が転写された用紙を、加圧部
材によって加熱ローラに押し付けることにより、上記ト
ナー像を用紙に定着させる定着手段を具備する種々の画
像形成装置に適用して実施することができる。
リ、プリンタ等、トナー像が転写された用紙を、加圧部
材によって加熱ローラに押し付けることにより、上記ト
ナー像を用紙に定着させる定着手段を具備する種々の画
像形成装置に適用して実施することができる。
<発明の効果> 以上のように、この発明の画像形成装置によれば、定
着手段においてジャムが生じた場合に、加圧部材をスラ
イドさせて装置本体から引き出すと同時に、加熱ローラ
と加圧部材との圧接状態を解除することができるので、
それらの間に残留するジャム紙を、容易に除去すること
ができるとともに、加熱ローラと加圧部材とが、互いに
近接された状態に維持されるので、ジャム処理中に手が
加熱ローラに接触する危険性を少なくすることができる
他、ロック手段を装置本体側に止定するのに必要な弾性
部材を加熱部材と加圧部材とを圧接させるために必要な
弾性部材とを兼用させることができる結果、部品点数を
低減して構造を簡素化し、コストを下げることができる
という特有の効果を奏する。
着手段においてジャムが生じた場合に、加圧部材をスラ
イドさせて装置本体から引き出すと同時に、加熱ローラ
と加圧部材との圧接状態を解除することができるので、
それらの間に残留するジャム紙を、容易に除去すること
ができるとともに、加熱ローラと加圧部材とが、互いに
近接された状態に維持されるので、ジャム処理中に手が
加熱ローラに接触する危険性を少なくすることができる
他、ロック手段を装置本体側に止定するのに必要な弾性
部材を加熱部材と加圧部材とを圧接させるために必要な
弾性部材とを兼用させることができる結果、部品点数を
低減して構造を簡素化し、コストを下げることができる
という特有の効果を奏する。
第1図は定着手段およびスライドロック手段を示す断面
図であり、同図aは第3図のa−a線断面図、同図bは
第3図のb−b線断面図、 第2図はスライドロック手段の側面図、 第3図はスライドロック手段の平面図、 第4図は加熱ローラと加圧ベルトとの圧接を解除した状
態を示す断面図、 第5図は複写機の内部構造を示す概略図、 第6図は用紙搬送部の要部概略図、 第7図は前図の側面図、 第8図は内側ガイド板を下方へ移動させた状態を示す概
略図、 第9図は定着手段の他の実施例を示す概略図。 (1)……装置本体、(4)……用紙搬送部、(5)…
…定着手段、 (6)……スライドロック手段、(51)……加熱ロー
ラ、 (52)……加圧部材としての加圧ベルト、 (56)……弾性部材としてのコイルばね、 (57)……ばね受け部材、(U)……ユニット、 (P)……用紙。
図であり、同図aは第3図のa−a線断面図、同図bは
第3図のb−b線断面図、 第2図はスライドロック手段の側面図、 第3図はスライドロック手段の平面図、 第4図は加熱ローラと加圧ベルトとの圧接を解除した状
態を示す断面図、 第5図は複写機の内部構造を示す概略図、 第6図は用紙搬送部の要部概略図、 第7図は前図の側面図、 第8図は内側ガイド板を下方へ移動させた状態を示す概
略図、 第9図は定着手段の他の実施例を示す概略図。 (1)……装置本体、(4)……用紙搬送部、(5)…
…定着手段、 (6)……スライドロック手段、(51)……加熱ロー
ラ、 (52)……加圧部材としての加圧ベルト、 (56)……弾性部材としてのコイルばね、 (57)……ばね受け部材、(U)……ユニット、 (P)……用紙。
Claims (1)
- 【請求項1】トナー像が転写された用紙を、加圧部材に
よって加熱ローラに押し付けることにより、上記トナー
像を用紙に定着させる定着手段を具備する画像形成装置
において、上記加熱ローラおよび加圧部材を、装置本体
から一体的に引き出し可能とすべくスライド自在に設け
ていると共に、上記加圧部材を加熱ローラに対向させた
状態で該加熱ローラから離反可能に支持し、且つ弾性部
材の付勢力にて加熱ローラに圧接しており、上記弾性部
材の一端部を、加圧部材の引き出し操作に連動して上記
弾性部材の付勢力を解除又は減衰させる方向へ移動操作
されるばね受け部材に連結しており、上記ばね受け部材
が、装置本体側の所定部に対して弾性的に係合すること
により定着手段の引き出しを規制するロック手段に連動
して回動操作されるものであり、上記ロック手段が、上
記弾性部材の付勢力によって装置本体側の所定部に弾性
的に係合されているものであることを特徴とする画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218664A JP2525205B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218664A JP2525205B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6459374A JPS6459374A (en) | 1989-03-07 |
JP2525205B2 true JP2525205B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16723488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62218664A Expired - Lifetime JP2525205B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525205B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526608Y2 (ja) * | 1989-10-23 | 1997-02-19 | 桂川電機株式会社 | 加熱定着装置 |
US7155142B2 (en) * | 2004-04-06 | 2006-12-26 | Eastman Kodak Company | Tension control for a belt fuser/finisher |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57190979A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-24 | Ricoh Co Ltd | Copying machine |
JPH0646336B2 (ja) * | 1985-05-01 | 1994-06-15 | 桂川電機株式会社 | 定着装置 |
JPS61262773A (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-20 | Katsuragawa Denki Kk | 電子写真装置 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62218664A patent/JP2525205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6459374A (en) | 1989-03-07 |
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