JP2526608Y2 - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

Info

Publication number
JP2526608Y2
JP2526608Y2 JP1989123941U JP12394189U JP2526608Y2 JP 2526608 Y2 JP2526608 Y2 JP 2526608Y2 JP 1989123941 U JP1989123941 U JP 1989123941U JP 12394189 U JP12394189 U JP 12394189U JP 2526608 Y2 JP2526608 Y2 JP 2526608Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
roller
heating roller
fixed
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989123941U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0362373U (ja
Inventor
辰治 滝澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katsuragawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Katsuragawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Katsuragawa Electric Co Ltd filed Critical Katsuragawa Electric Co Ltd
Priority to JP1989123941U priority Critical patent/JP2526608Y2/ja
Publication of JPH0362373U publication Critical patent/JPH0362373U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526608Y2 publication Critical patent/JP2526608Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電子複写機またはプリンター等に用いられる
加熱定着装置に関し、特には、加熱ローラとベルト装置
とを組み合わせてなる加熱定着装置に関する。
[従来の技術] 加熱定着装置の一つとして加熱ローラとベルト装置と
を組み合わせてなる構成が知られる。従来知られる装置
においては、2本またはそれ以上の支持ローラ間に無端
ベルトを張架し、少なくとも一つの支持ローラをベルト
を介して加熱ローラに圧接すると共に支持ローラ間のベ
ルト走行部分を加熱ローラに圧接させる。この構成にお
いては支持ローラは、支軸により枢動自在に支持された
対の支持板にそれぞれ軸支され、この支持板を適当なば
ね装置により一方向に枢動するように付勢して上記ロー
ラおよびベルトを加熱ローラに圧接させる。
ところで、ベルトの走行、即ち支持ローラの回転は、
加熱ローラの周速度とほぼ一致する速度で行われること
が要求される。通常、これら走行および回転は、加熱ロ
ーラと転写材およびベルト間の摩擦を利用した摩擦伝達
または加熱ローラおよび支持ローラのそれぞれに固定し
た歯車の噛み合わせによる歯車伝達により加熱ローラの
回転が伝達されて行われる。
[考案が解決しようとする課題] 加熱ローラからベルト支持ローラへの駆動の伝達を摩
擦を利用して行なう場合、定着装置の構成は簡単となる
一方、ベルトの滑り等により、時として、転写材が加熱
ローラとベルト間でスリップし、その上に担持している
トナー像のブレを生じるという虞がある。
一方、歯車伝達においては、加熱ローラに対接するベ
ルト支持ローラの端部に被駆動歯車を固定し、この歯車
を加熱ローラの端部に固定された駆動伝達歯車に噛み合
わせることにより行われるが上記のように、支持ローラ
を支持する支持板を枢動自在に設け、該支持板を付勢す
ることによりローラおよびベルトを圧接する構成とした
場合、ばね装置による圧接力の強弱を調節しようとする
と、加熱ローラとこれに対接する支持ローラ、ベルト間
の距離が変化し、このことは同時に歯車間の噛み合い深
さに影響を与える。また反対に、例えば歯車間の噛み合
い位置を固定とした場合、加熱ローラへのベルトの圧接
力の調節が不可能となる。
[課題を解決するための手段] このため本考案は、加熱ローラと、枢動自在に支持さ
れた支持板に各々回転自在に軸支された少なくとも2本
の支持ローラと、これら支持ローラ間に長架された無端
ベルトと、前記支持板を一方向に枢動するように付勢し
て前記無端ベルトの外面を前記加熱ローラの外周面に圧
接するばね装置と、前記加熱ローラの一端に固定された
駆動伝達歯車と、支持ローラに固定された被駆動歯車と
を有し、少なくとも1本の支持ローラを前記加熱ローラ
に前記無端ベルトを介して前記ばね装置により圧接さ
せ、前記加熱ローラと前記支持ローラとが同期して駆動
する加熱定着装置において、前記加熱ローラと圧接する
支持ローラは、その支持軸に対して一端側のみが固定さ
れ且つ他端は支持軸に対して遊嵌して配置され、該遊嵌
された支持軸の自由端に前記被駆動歯車を固定し、該歯
車を駆動伝達歯車に噛合わせてなることを特徴とする。
[作用] このような構成により、加熱ローラに対する支持ロー
ラとベルトの圧接力を調節した場合においても、被駆動
歯車を支持する支持軸が当該支持ローラとは遊嵌状態に
あるため、歯車間の噛み合いに対して直には影響されな
い。
[実施例] 次に図面を参照として本考案の実施例を説明する。
図において、1は電子複写機の内部に配置された加熱
ローラであり、加熱ローラ1との間に紙などの転写材を
圧接しながら搬送する加圧部材としてのベルト装置2が
設けられている。加熱ローラ1は通常、中空アルミニウ
ムローラの表面にテトラフルオロエチレン(商品名:テ
フロン)またはシリコンゴム等の耐熱離型材料をコーテ
イングしたものであって、その中空内に棒状ヒータが配
置され、該ヒータの付勢により所定の温度に加熱されて
いる。加熱ローラ1の周囲には、加熱ローラへの転写材
の巻き付けを防止する剥離爪3、オフセット防止液を加
熱ローラに供給する供給部材4およびクリーニングブレ
ード6などが配置されている。
第2図に示すように、加熱ローラ1はその両端縮径部
分を軸受け7a、7bによって複写機の固定側板8a、8bに回
転自在に支持されて設けられており、その一方の固定側
板8aから突出した端部に駆動伝達歯車9が固定され、該
歯車9が不図示の駆動装置に連結されることにより作動
時に矢印A(第1図)で示す方向に回転する。加熱ロー
ラの他端の固側板8bから突出した部分には、後述するベ
ルト装置の支持ローラと連結される駆動伝達歯車11が固
定されている。この駆動伝達歯車11と一体動作し得るよ
うに円形スリーブ12が歯車11の側面に固定されており、
該スリーブは歯車11のピッチ円とほぼ同径の外周面12a
を有している。
一方、加熱ローラ1と協同して転写材を搬送するベル
ト装置2は第1図および第3図に示されるように、無端
ベルト20と、無端ベルト20を張架する支持ローラ21、22
と、支持ローラ21、22の両端側に設けられ支持ローラ2
1、22を回転自在に軸支する一対の支持板23a、23bと、
支持板23a、23bを支軸24を中心として第1図でみて時計
方向に駆動するように付勢するばね装置25とを有する。
この例では2本の支持ローラにより無端ベルトを張架す
る構成を示すが、2本以上のローラによって張架する構
成であっても良い。転写材進入側の支持ローラ21は後述
するようにベルト20を介して加熱ローラ1の周面に圧接
され、同時に支持ローラ21、22間の無端ベルト20の上側
走行部が加熱ローラ1の外周面に圧接される。無端ベル
ト20は外面にテフロン等のコーティングを施したシリコ
ンゴムなどの弾性を有する耐熱性材料により作られてい
る。
支持板23a、23bはその中央部を支軸24により複写機の
固定側板8a、8bに対し枢動自在に支持されており、支持
ローラ21、22はこの支軸24をほぼ中央にそれぞれ支持板
23a、23bの両端側で軸支されている。
支持ローラ21の支持軸26は、その一端を軸受け27を介
して支持板23aに回転自在に支持されており、他端は、
支軸24を中心に支持板23bと平行に且つ支持板23bとは独
立して枢動自在に設けられた部材28に軸受け29により回
転自在に軸支されている。支持ローラ21はその一端側の
みが部材31により支持軸26に固定され、他端は支持軸26
に対して遊嵌して配置されている。即ち支持板23bの一
端には支持軸26を遊嵌するに十分な内径の貫通孔32を有
する筒体33が固定されており、この貫通孔32内に遊嵌し
て支持軸26が配置されている。また、支持ローラ21の他
端は筒体33の外面に対して軸受け34により回転自在に支
持されている。図示のように軸受け27、34による支持ロ
ーラ21の支持において支持ローラ21の軸線方向への若干
の移動を許すように軸受け27、34の軸線方向端面とロー
ラ間に隙間35が形成されている。
一方、遊嵌された支持軸26の自由端26aには被駆動歯
車36が固定されており、該歯車36は前述した加熱ローラ
1の一端に固定された駆動伝達歯車11と噛み合うように
配置される。37は被駆動歯車36と一体動作し得るように
歯車36の側面に固定された円形スリーブであり、該スリ
ーブは歯車36のピッチ円とほぼ同径の外周面37aを有し
ている。これにより、第2図に示すように、スリーブ37
の外周面37aが加熱ローラ1のスリーブ12の外周面37aに
当接することにより歯車11と36との噛み合わせ状態が常
に一定に保たれ、歯車に過剰な負荷がかからないように
なっている。
無端ベルト20を張架する他方の支持ローラ22の支持軸
41はその両端部を支持板23a、23bに固定されており、こ
の支持軸41に対して支持ローラ22が軸受け42a、42bによ
り回転自在に設けられている。符号43は、支持ローラ41
と同心に回転自在に且つ軸方向に不動に設けられたフラ
ンジ部材であり、支持ローラに張架された無端ベルトが
走行中に横ずれを生じるような場合、このベルトの縁部
がフランジ部材に接触して過剰な横ずれを防止する。
支持板23a、23bを付勢するばね装置25は、第1図に示
すようにこの例では一端を複写機の固定側板8bに、他端
を支持板23aに固定した引っ張りばねよりなり、支持板
を時計方向に枢動するように付勢することにより、支持
ローラ21aおよび無端ベルト20の上側走行部分を加熱ロ
ーラ20の外周面に圧接する。この圧接力は例えば、ばね
25の端部間距離を変更することにより調節し得る。
一方、部材28を第1図でみて時計方向に付勢して、支
持ローラ21の被駆動歯車36を加熱ローラ1の駆動伝達歯
車11に係合させるように、支軸24を巻回した引張りばね
51が設けられている。引張りばね51の一端51aは下方に
延びて複写機の固定側板8bに固定され且つ他端51bは上
方に延びて部材28の上端に固定され、これにより支持板
23a、23bの動きとは独立して、部材28を支軸24を中心に
時計方向に枢動する。この枢動において、前記したよう
にスリーブ12と37が互いの端面を当接し、歯車間の最適
な噛み合いを提供する。
尚、第1図および第3図に示すように、支持板23bに
ピン55が突設され、このピンが部材28に形成された穴56
内に遊嵌するように配置されており、穴の範囲において
支持板23bと部材28との相対的移動範囲を規制し、支持
ローラ21の支持軸26に対する過度の偏位(よじれ)を防
止している。
[考案の効果] 以上の構成により、本考案によれば、支持ローラと歯
車との移動を独立して行なう構成としたことにより、常
時最適な歯車の噛み合いを保ったまま、加熱ローラに対
するベルトの圧着力を調節することができる。また、設
計変更等により被駆動歯車のピッチ径が変更したような
場合においても、その他の部分の寸法等を変更すること
なく最適なベルトの圧着力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による定着装置の側面図、第2図は第1
図の装置の線II-IIで切断した断面図、第3図は第1図
の装置の線III-IIIで切断した断面図である。 1……加熱ローラ、2……ベルト装置、11……駆動伝達
歯車、20……無端ベルト、21、22……支持ローラ、23
a、23b……支持板、25……ばね装置、26……支持軸、36
……被駆動歯車。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱ローラと、枢動自在に支持された支持
    板に各々回転自在に軸支された少なくとも2本の支持ロ
    ーラと、これら支持ローラ間に長架された無端ベルト
    と、前記支持板を一方向に枢動するように付勢して前記
    無端ベルトの外面を前記加熱ローラの外周面に圧接する
    ばね装置と、前記加熱ローラの一端に固定された駆動伝
    達歯車と、支持ローラに固定された被駆動歯車とを有
    し、少なくとも1本の支持ローラを前記加熱ローラに前
    記無端ベルトを介して前記ばね装置により圧接させ、前
    記加熱ローラと前記支持ローラとが同期して駆動する加
    熱定着装置において、前記加熱ローラと圧接する支持ロ
    ーラは、その支持軸に対して一端側のみが固定され且つ
    他端は支持軸に対して遊嵌して配置され、該遊嵌された
    支持軸の自由端に前記被駆動歯車を固定し、該歯車を駆
    動伝達歯車に噛合わせてなることを特徴とする加熱定着
    装置。
JP1989123941U 1989-10-23 1989-10-23 加熱定着装置 Expired - Fee Related JP2526608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989123941U JP2526608Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 加熱定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989123941U JP2526608Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 加熱定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362373U JPH0362373U (ja) 1991-06-18
JP2526608Y2 true JP2526608Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=31671891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989123941U Expired - Fee Related JP2526608Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 加熱定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526608Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526580A (en) * 1978-08-16 1980-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heat fixing device
JPH0646336B2 (ja) * 1985-05-01 1994-06-15 桂川電機株式会社 定着装置
JPS6214675A (ja) * 1985-07-12 1987-01-23 Alps Electric Co Ltd 熱定着機構
JP2525205B2 (ja) * 1987-08-31 1996-08-14 三田工業株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0362373U (ja) 1991-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006251069A (ja) 定着装置
JP2006251068A (ja) 定着装置
JPH06250560A (ja) 定着装置
US5832353A (en) Belt-type fixing device
JPH11100112A (ja) ベルト装置
JPH0216918B2 (ja)
JP2526608Y2 (ja) 加熱定着装置
JP2003140492A (ja) 定着装置
KR20060015849A (ko) 용지이송유닛 및 이를 채용한 화상형성장치
JPH0526590Y2 (ja)
JP3128100B2 (ja) ベルト型定着装置
JPH10307493A (ja) ベルトニップ式定着装置
JPH06342244A (ja) 画像形成装置
WO2012117859A1 (ja) 定着装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP3844864B2 (ja) 定着装置
JP2019120801A (ja) 画像加熱装置
JPH11282295A (ja) 定着装置
JP3711787B2 (ja) 定着器
JP3291140B2 (ja) 定着装置
US20030081273A1 (en) Mechanism for compensating linear velocity differential, conveyance mechanism and image forming apparatus
JPS6247674A (ja) クリ−ニング装置
JPH04333083A (ja) 定着装置
JPH043323Y2 (ja)
JPH0416468U (ja)
JPH04305675A (ja) 熱定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees