JPS6247674A - クリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は電子写真複写機、静電記録機など、静電的プ
ロセスを利用する画像形成装置、とくにその定着装置に
関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 上記のような画像形成装置の画像形成部位において、紙
を主とするシート状の転写材に静電的に付着形成された
トナー像を、該転写材に定着固定する手段として、所定
温度に加熱され、相互に押圧されている一対のローラの
間を通過させるように構成した定着装置が従来からひろ
く実用されている。

第３図はこのような公知の定着装置の一例を略示する側
面図であって、内部に加熱源９をそなえた加熱ローラ３
と、表面を弾性状に形成して前記ローラ３に圧接する加
圧ローラ４とをイ１している。

不図示の画像形成部位においてトナー像を担持した転写
材Ｐは、矢印の方向に進行して前記両ローラの圧接ニッ
プ部を通過し、このときローラから熱と圧力をうけ、ト
ナーが転写材に融着固定され、ニップ部を通過した転写
材は１分離爪６によってローラ６から分離されて機外に
排出される。

このような定着装置では、定着時に加熱されて軟化し、
粘性を増したトナーの一部が加熱ローラ３の表面に付着
し、これが次の転写材に付いてこれを汚染する、いわゆ
るオフセット現象を生ずることを免れない。

このような不都合を排除するために、図示の定着装置に
おいては、離型剤として、たとえばシリコンオイルを含
浸させたウェブでローラ３の表面をクリーニングするよ
うに構成しである。

図において、ローラ３の軸線に平行に配した軸７ａ、７
ｂの間にウェブ１が捲回展張されており、ウェブの展張
部分に弾性押圧ローラ２が配されていて、このローラ２
が、図示のように、ウェブ１をローラ３に圧接している
。　　−このような構成によって、ウェブ１をモータＭ
によって、ローラ３の周速よりもはるかに遅い速度、た
とえばローラ周速の１／１０００程度の速度でローラ３
の表面を摺擦してトナーをクリーニングする。

上記のような構成のものでは、−回設量したウェブをで
きるだけ長もちさせるためには、その速度をできるだけ
遅く、かつ終始回天的に一定の速度で走行させることが
望ましいことは論をまたない。

しかしながら、このようにするには、巻き取り量を検知
して、これによってモータＭの回転数を変化させる必要
があり、機構の複雑化を免れない。

ざらに、ジャムが発生した場合に、ジャムした転写材を
除去するためにローラ３あるいはローラ４を回動するさ
い、これとともにウェブ１を走行させてクルミを生ずる
ことがないように、ウェブあるいは押圧ローラ２に制動
をかける必要があり、このためにもさらに付加機構を要
することになり、以上のような事態はいずれもコストア
ップの原因となるので好ましくない。本発明はこのよう
な３１ｊ　ＦＱにかんがみてなされたものであって、き
わめて簡単な構成によって、つねにウェブを所定の速度
で走行させ得るような定着装置を提供することを目的と
するものであ。。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）前記の目的を達
成するために、本発明において、具体的には、クリーニ
ング用のウェブを駆動するのに、該ウェブとこれが当接
する被クリーニング部材たるローラとの間の摩擦力を利
用するとともに、ウェブをローラに当接させる押圧ロー
ラによってウェブに制動をかけるとともに、搬送された
ウェブの量に応じてこれを捲き取るように構成したこと
を特徴とするものである− このように構成することによって、とくに膨大な機構を
要せず、きわめて簡単な構成でウェブの捲き取り量にか
かわらず、これと定着ローラとの相対速度を常時はぼ一
定に維持し、ジャムなどの場合にもウェブがたるんだす
ることのない定着装置が得られる。

（実施例の説明） 第１図、第２図は本発明による定着装置の実施例を示す
ものであって、加熱ローラ３、加圧ローラ４．押圧ロー
ラ２、ウェブ１などは第３図々示のものと同様であって
、対応する部分には同一の符号を付して示しである。

前述のように、ウェブｌは、押圧ローラ２によって加熱
ローラ３に圧接しており、これとの摩捜方によって駆動
されるものとする。

このとき、そのままの状態ではウェブがローラ３の周速
に近ずく傾向となり早すぎるので、押圧ローラ２の軸２
ａを、図示のように、減速機１０と、ギヤ１４．１５．
１６を介して接続し、さらに押圧ローラ２とウェブｌと
の摩擦力を、ウェブと加熱ローラ３との間のそれよりも
大きく定めるものとする。

このような構成によって、押圧ローラとウェブとの間、
ウェブとローラ３との間の摩擦係数に応じて、簡単なギ
ヤの組合せによる数百分の一程度の減速比の、コンパク
トな減速機を用いてウェブを所望の速度で走行させるこ
とができる。

また、以上の装置ではウェブの速度は、これとローラ３
との間の摩擦係数によって定まるので、ローラ３へのト
ナーの付着量の増減に応じて生ずる上記係数の高下にし
たがって自動的にウェブの送り量が変化するので、常時
一定のクリーニング作用が得られる。

つぎに搬送されたウェブの捲き取り手段について説明す
る。

捲き取り軸７ａは、これを第３図にしめすように直接モ
ータなどによって駆動すると、直ちに理解できるように
、次第に捲き取り速度が大となり、ウェブを引張る傾向
となるので不都合である。

このため、図示の実施例では押圧ローラ２によって搬送
された分だけを捲きとるように構成しである。

これについて説明すると、減速機１０の出力軸に取着さ
れたギヤ１４が、ギヤ１２．１３．１１を介して軸７ａ
に連結してあり、とくに第２図から明らかなように、ギ
ヤ１２．１３は同一軸線上にありかつばね２７によって
両ギヤは互に近接する方向に変位するように習性づけら
れ、さらに両ギヤは夫々に取着した摩擦部材１２ａ、Ｌ
３ａを介して圧接している。

このように構成しであるから、軸７ａに過大なトルクが
作用すると前記両摩擦部材間にすべりが生じ、軸７ａの
回動が阻止されることになる。

換言すると、押圧ローラ２による搬送量以上のウェブを
捲きとろうとすると、該ローラと軸７ａとの間において
ウェブに引張りが生じ、軸７ａにかかるトルクが大とな
って捲き取り作用が停止されるので、過剰な量のウェブ
が強制的に牽引されることがない。

実験によれば、ばね２７による押圧力は数百グラ程度で
よく、またローラ３の周速が１００〜３００　ｍｍ／　
ｓｅｃであるに対して、ウェブの速度は数ｍｍ／ｌｌ１
ｉｎでよいので、摩擦部材１２ａ、１３ａの間のすべり
速度は極めて小さいものとなり、両者間の摩耗は殆ど問
題にならない。

摩擦部材としては、たとえば、フェルト、ゴム、布はく
など種々の材料を使用することができ、また上記実施例
に示すように両ギヤに各別に配するほか、この位置に１
個の部材をギヤで挟持するようにしてもよい。

さらに１両ギヤ間に磁力による吸着作用をあたえておき
、あるいは粘性流体を介在させてトルクを伝達させるよ
うにすることも出来る。

なお、以上本発明を定着装置のクリーニングの場合につ
いて説明したが、本発明がこれに限定されるものではな
く、画像形成装置に用いられる、とくに円筒状の感光体
のクリーニング手段としとしても利用できるものである
ことは容易に理解できるところであろう。

（３）発明の効果 本発明は以上のような構成をそなえているから、特段高
コストの付加機構を要することなく、きわめて簡単な構
成でクリーニング作用ブを常時定速で走行せしめること
ができ、また付着するトナーの量に応じて自動的にウェ
ブの速度を調整することが可能であり、長期にわたって
安定したクリーニング作用が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるクリーニング装置の実施例の要部
の斜面図、 第２図は同上一部の拡大平面図、 第３図は公知の定着装置の概略側面図である。 １００．ウェブ、２００．押圧ローラ、３．。 ・加熱ローラ、４・・・加圧ローラ、７ａ・・・ウェブ
捲き取り軸、１０・・拳減速機、１１゜１２．１３．１
４．１５．１６１１−・ギヤ、２７・ｍ−ばね。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、走行する被クリーニング面に長尺のクリーニングウ
   ェブを押圧部材によって圧接させ、このとき前記押圧部
   材とクリーニングウェブとの間の摩擦力を、前記被クリ
   ーニング面とクリーニングウェブとの間のそれよりも大
   きくするとともに、前記押圧部材の回転を制動する手段
   をそなえてなるクリーニング装置。 ２、走行する被クリーニング面に長尺のクリーニングウ
   ェブを押圧部材によって圧接させ、このとき前記押圧部
   材とクリーニングウェブとの間の摩擦力を、前記被クリ
   ーニング面とクリーニングウェブとの間のそれよりも大
   きくするとともに、前記押圧部材の回転を制動する手段
   と、搬送されたクリーニングウェブの量に応じてこれを
   捲き取る手段とをそなえてなるクリーニング装置。