JP5195795B2 - 画像形成装置およびファン制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびファン制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5195795B2
JP5195795B2 JP2010059215A JP2010059215A JP5195795B2 JP 5195795 B2 JP5195795 B2 JP 5195795B2 JP 2010059215 A JP2010059215 A JP 2010059215A JP 2010059215 A JP2010059215 A JP 2010059215A JP 5195795 B2 JP5195795 B2 JP 5195795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
fan control
designation
type
recording sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010059215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011191636A (ja
Inventor
東 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010059215A priority Critical patent/JP5195795B2/ja
Publication of JP2011191636A publication Critical patent/JP2011191636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5195795B2 publication Critical patent/JP5195795B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置、特に画像形成動作時に発生する動作音がユーザに対して引き起こす不快感を軽減するための機構およびその制御方法に関する。
複写機等の画像形成装置は、オフィス等に設置され、1台の画像形成装置を複数のユーザで共有する場合が多い。その場合、画像形成装置近傍の座席で作業をしている人にとっては、他のユーザが画像形成装置を使用するたびに、画像形成装置内部の各種モータの作動によって発生する音や記録シートの搬送に伴って発生する音等の画像形成動作の実行に伴って画像形成装置から発生する種々の音(以下、「動作音」という。)にさらされることとなる。特にその頻度が高いと動作音を騒音のように不快に感じる度合いも高くなり、作業効率の低下を招く場合もある。
そこで、動作音に対するユーザの不快感を軽減する技術の一つとして、画像形成動作時に発生する騒音(動作音)の波形と逆波形の2次音を発生させる消音手段と、2次音により低減された騒音をマスキングする3次音を発生させる3次音発生手段とを備えた構成が、特許文献1に開示されている。
また、他の一つとして、モータ制御回路、帯域雑音発生回路、およびスピーカーを備え、騒音発生源である駆動モータの回転数を制御するための回転数に関係のある信号をモータ制御回路にて獲得し、獲得した信号を帯域雑音発生回路に入力して所定のフィルタにより帯域制限した雑音を発生させ、それをスピーカーから出力して騒音をマスキングする構成が、特許文献2に開示されている。
さらに、他の一つとして、ユーザは低周波音よりも高周波音の方を不快と感じやすいことから、低周波増幅手段を設けてドラム駆動モータギヤとギヤとの噛合い音等の低周波騒音を増幅させ、モータ駆動音等の高周波騒音をユーザに聞こえにくくする構成が特許文献3に開示されている。
特開平9−193504号公報 特開平9−193506号公報 特開2007−3964号公報
しかし、特許文献1〜3の構成においては、消音手段やスピーカー、低周波増幅手段等を新たに設けなければならず、そのための設置スペースが必要となり装置の大型化を招くのみならず、部品点数の増加によりコストアップに繋がるという問題がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであって、装置の大型化やコストアップを抑制しつつ、画像形成動作に伴って発生する動作音(騒音)に対するユーザの不快感を軽減する騒音不快感軽減制御機構を備えた画像形成装置、および騒音不快感軽減制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、記録シートを搬送するシート搬送手段と冷却用のファンとを有する画像形成装置であって、前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力が、前記シート搬送手段の動作していないときの前記ファンの出力よりも大きくなるように制御する第1のファン制御手段と、前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力と、前記シート搬送手段の動作していないときの前記ファンの出力とが同じになるように制御する第2のファン制御手段と、ユーザから所定の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた入力の内容に基づき、前記第1と第2のファン制御手段とのいずれかを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、画像形成動作に伴って発生する騒音、特に記録シートの搬送に起因する騒音が発生するタイミングで給排気用もしくは冷却用のファン(熱給排気用ファン。以下、画像形成装置内部の給排気もしくは冷却を「熱給排気」という。ここで、冷却については、画像形成装置の内部に限られず、例えば排出トレイ上に排出された画像定着後の記録シートの冷却も含む。)の回転数を増加させてファンの回転音を大きくし騒音をマスキングすることにより、部品点数を増加させることなくユーザの不快感を軽減させることができる。
さらに、ユーザからの入力の内容によって第2のファン制御手段が選択されることにより、消費電力を抑制することができる。
また、前記受付手段により受け付ける所定の入力は、第1と第2のファン制御手段のいずれかの指定であり、前記選択手段は、前記受付手段により指定を受付けたファン制御手段を選択してもよい。
これにより、個々のユーザの好みや画像形成装置の設置状況に応じてファン制御手段を指定することが可能となり、ユーザの利便性に資することができる。
ここで、また、前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定であって、前記選択手段は、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記第1のファン制御手段を選択し、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、第2のファン制御手段を選択してもよい。
これにより、シート搬送に起因する騒音が大きく、ユーザにより大きな不快感を与えやすい厚紙使用時においてのみ騒音をファンの回転音によりマスキングしてユーザの騒音に対する不快感を軽減させ、消費電力を抑制することができる。
また、ここで、前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定および第1と第2のファン制御手段のいずれかの指定であり、前記選択手段は、前記受付手段により指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記受付手段が受け付けたファン制御手段を選択し、前記受付手段により指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、受け付けたファン制御手段に係わらず、第1のファン制御手段を選択してもよい。
これにより、騒音の大きな厚紙使用時には第1のファン制御手段を選択して確実にユーザの騒音に対する不快感を軽減させると共に、騒音が厚紙よりも小さな普通紙を使用する場合には、ユーザによるファン制御手段の指定を可能とすることにより、ユーザの利便性に資すると共に、不必要な消費電力の増加を抑制することができる。
また、ここで、前記シート搬送手段が動作しているときのファンの出力が、シート搬送手段が動作していないときのファンの出力よりも大きく、かつ、前記第1のファン制御手段においてシート搬送手段が動作しているときのファンの出力よりも小さくなるように制御する第3のファン制御手段をさらに備え、前記選択手段は、前記受付手段により受け付けた入力の内容に基づき、前記第1、第2、および第3のファン制御手段のうちのいずれかを選択してもよい。
これにより、第1のファン制御手段よりも消費電力の少ない第3のファン制御手段がユーザからの入力の内容によって選択されることにより、消費電力を抑制することができる。
また、ここで、前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定および前記第1、第2、および第3のファン制御手段のうちのいずれかの指定であり、前記選択手段は、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記受付手段が指定を受け付けたファン制御手段を選択し、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、指定を受け付けたファン制御手段に係わらず、第1のファン制御手段を選択してもよい。
これにより、騒音の大きな厚紙使用時には第1のファン制御手段を選択して確実にユーザの騒音に対する不快感を軽減させると共に、騒音が厚紙よりも小さな普通紙を使用する場合には、ユーザによるファン制御手段の指定を可能とすることにより、ユーザの利便性に資すると共に、不必要な消費電力の増加を抑制することができる。
また、ここで、前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定であって、前記選択手段は、前記受付手段により指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記第1のファン制御手段を選択し、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、第3のファン制御手段を選択してもよい。
これにより、騒音の大きな厚紙使用時には第1のファン制御手段を選択し、騒音が厚紙よりも小さな普通紙を使用する場合には、第1のファン制御手段よりも消費電力の小さい第3のファン制御手段を選択することにより、ユーザの騒音に対する不快感を軽減しつつ、消費電力を抑制することができる。
また、ここで、前記受付手段により受け付ける所定の入力は、前記第1、第2、および第3のファン制御手段のうちのいずれかの指定であり、前記選択手段は、前記受付手段により指定を受け付けたファン制御手段を選択してもよい。
これにより、個々のユーザの好みや画像形成装置の設置状況に応じてファン制御手段をユーザが指定可能となり、ユーザの利便性に資することができる。
また、ここで、前記ファンは複数であって、前記第1および第3のファン制御手段が制御するファンよりも多くのファンに対して、当該第1のファン制御手段もしくは前記第3のファン制御手段と同様の制御を行う第4のファン制御手段をさらに備え、前記選択手段は、前記第1のファン制御手段に代えて当該第4のファン制御手段を選択してもよい。
これにより、ファンの回転数を大きく増加させてファンおよびモータに対する負担を大きく増加させることなく騒音をマスキングして、騒音に対するユーザの不快感を軽減させることができる。
ここで、本発明は、上述の画像形成装置で実施されるファン制御方法としても、同様の効果が得られる。
なお、上記において、例えば、「第1のファン制御手段」とは、後述の実施の形態における制御部が、図8に記載するフローチャートに記載のマスキングモードに基づいてファンの出力制御を実行するときの機能的概念として捉えることができるものであって、必ずしも異なる制御部を複数有する必要はない。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。 機種Aおよび機種Bの2種類の画像形成装置について画像形成動作を実行させたときの騒音レベルを示す図であって、(a)は機種Aの騒音レベルを示す図であり、(b)は機種Bの騒音レベルを示す図である。 ファン動作電圧と音圧レベルとの関係を示す図である。 ファン動作電圧とユーザの騒音に対する不快感の程度を表す官能評価の結果との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における画像形成処理実行時におけるシート搬送系モータおよび作像系モータの駆動のタイミングと、ファン動作電圧の制御のタイミングとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 図7の画像形成処理のフローにおける騒音不快感軽減処理(マスキングモード)のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 図9の画像形成処理のフローにおける騒音不快感軽減処理(通常モード)のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における各騒音不快感軽減処理モードのマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替、ファン動作電圧切替対象ファンの一例を示す表である。 本発明の実施の形態3における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の変形例における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 図14の画像形成処理のフローにおける騒音不快感軽減処理(マスキングモード2)のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における各騒音不快感軽減処理モードのマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替、ファン動作電圧切替対象ファンの一例を示す表である。 実施の形態4の変形例1における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 実施の形態4の変形例2における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 実施の形態4の変形例3における各騒音不快感軽減処理モードのマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替、ファン動作電圧切替対象ファンの一例を示す表である。 実施の形態4の変形例3における各騒音不快感軽減処理モードのマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替、ファン動作電圧切替対象ファンの別の例を示す表である。 実施の形態4の変形例4における各騒音不快感軽減処理モードのマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替、ファン動作電圧切替対象ファンの一例を示す表である。
<実施の形態1>
以下、本発明に係る定着装置および画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)を例にして説明する。
(1−1.プリンタの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンタ100の全体構成を示す概略断面図である。当該プリンタ100は、画像形成部10、給紙部20、転写部30、定着装置40、および制御部50等を備える構成となっている。
このプリンタ100は、ネットワーク(例えばLAN:Local Area Network)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。
以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する。
画像形成部10は、作像部1C、1M、1Y、1K、光学部15、中間転写ベルト31、クリーナブレード14および37などを備えている。なお、同図において破線で囲んだ部分が作像部1Kであり、作像部1C〜1Yについては破線の表示を省略している。
中間転写ベルト31は、無端状のベルトであり、駆動ローラ32と従動ローラ33に張架されて周回駆動される。
クリーナブレード14および37は、それぞれ感光体ドラム11および中間転写ベルト31に対してカウンター方向に当接して配置されており、当該感光体ドラム11および中間転写ベルト31表面の残留トナーや紙粉等のゴミを清掃する。
光学部15は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部50からの駆動信号によりC〜K色の画像形成のためのレーザ光L1を発し、感光体ドラム11C〜11Kを露光走査する。この露光走査によって、帯電チャージャ12C〜12Kによりそれぞれ帯電された感光体ドラム11C〜11K上に静電潜像が形成される。各静電潜像の形成は、現像器13C〜13Kによりそれぞれ現像されて感光体ドラム11C〜11K上にC〜K色のトナー像が、中間転写ベルト31上の同じ位置に重ね合わせて1次転写されるようにタイミングをずらして実行される。そして、1次転写ローラ34C〜34Kによって付与される静電力により中間転写ベルト31上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに2次転写位置36方向に移動する。
一方、給紙部20は、シートSを収容する給紙カセット21と、給紙カセット21内のシートSを搬送路23上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ22と、繰り出されたシートSを2次転写位置36に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対24などを備えており、中間転写ベルト31上のトナー像の移動タイミングに合わせてシート搬送系モータ25(図2参照)によりこれらのローラを駆動させ、給紙部20からシートSを2次転写位置36に給送して、2次転写ローラ35による静電力の作用により中間転写ベルト31上のトナー像が一括してシートS上に2次転写される。
2次転写位置36を通過したシートSは、さらに定着装置40に搬送され、シートS上のトナー像(未定着画像)が、定着装置40における加熱・加圧によりシートSに定着された後、排出ローラ対61を介して排出トレイ62上に排出される。
転写部ファン71は、定着装置40において暖められた空気や定着時に記録シートから発生する水蒸気等をプリンタ100の外部へと排出し、温められた空気や水蒸気等が転写部30へと流入するのを防ぐ。排紙冷却ファン72は、排出トレイ62上に排出された記録シートSに対して送風冷却する。
また、制御部50は、外部の端末との通信や画像処理、上記各部の駆動制御などを実行する。
プリンタ100の前面上部の操作しやすい位置には、操作パネル8(図2参照)が設けられている。操作パネル8には、コピー枚数を入力するためのテンキー、コピー開始を指示するためのコピースタートキー、画像形成モードを選択するためのキーに加えて、プリンタ100の状態、例えば、ジョブ実行指示を待っている状態(待機中)であることなどを示すメッセージ画面が表示されるタッチパネル式の液晶表示部が備えられており、当該液晶表示部のタッチパネル機能により、給紙トレイの指定やコピー濃度の調整等を受付けるほか、後述する騒音不快感軽減処理モードについてのユーザによる指定を受付ける。
(1−2.制御部50の構成)
図2は、制御部50の構成を示すブロック図である。
同図に示すように制御部50は、主な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)51、通信インターフェース(I/F)部52、ROM(Read Only Memory)53、RAM(Random Access Memory)54等を備える。
通信I/F部52は、LANカード、LANボードといったLAN(Local Area Network)に接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信する。
RAM54は、CPU51のワークエリアとなる。
CPU51は、ROM53から必要なプログラムを読み出し、画像形成部10、給紙部20、転写部30、定着装置40の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部52が受信したプリントジョブのデータに基づくプリントジョブを実行する。
シート搬送系モータ制御部511、ファン動作電力制御部512、および騒音不快感軽減処理モード選択部513は、CPU51の機能の一部である。
シート搬送系モータ制御部511は、シート搬送系モータ25の駆動を制御する。
騒音不快感軽減処理モード選択部513は、後述する騒音不快感軽減処理モードについてのユーザの指定入力や記録シートの種類によって、実行する騒音不快感軽減処理モードを選択し、ファン動作電力制御部512に実行させる。
ファン動作電力制御部512は、騒音不快感軽減処理モード選択部513が選択した騒音不快感軽減処理モードに従って、ファン動作電力供給部7に対して転写部ファン71を駆動するための電圧を出力させる制御を実行する。より具体的には、シート搬送系モータ制御部511がシート搬送系モータ25の駆動を制御する駆動制御信号を取得し、それに基づいてファン動作電力供給部7に対して転写部ファン71を駆動するための電圧を出力させる。詳しくは後述する。
(1−3.ファンの回転による騒音のマスキング効果)
図3は、プリンタ100と同様の構成を有する2つの機種のプリンタ(プリンタA、プリンタB)にそれぞれプリントジョブを実行させた際の騒音レベルの推移を示すグラフである。当該グラフは、プリンタAおよびBにプリントジョブを実行させた際に発生する騒音を録音し、それぞれの録音データに時定数(FAST)を乗算して、騒音の大きさの変化をグラフ化したものである。
上記騒音の録音は、プリンタの正面外装から1[m]離れた位置において、床面から1.5[m]の高さの位置に、水平方向から30度下方に傾けた状態で録音マイクをプリンタの方に向けて設置して行った。録音はそれぞれの機種について30秒間行った。
同図より窺えるように、プリンタAに比べてプリンタBの方が騒音の起伏が大きかった。
上記の方法にて録音した騒音を用いて、官能評価を実施した。官能評価は、画像形成装置の開発従事者ではない健常者20人を対象に、SD法(Semantic Differential method)により、”快い”から”不快な”までの評価語対を”快い”を7点、”不快な”を1点とする7段階で評価を行い、得られた評価結果について平均点を算出した。その結果、プリンタAの官能評価平均点は3.74点であるのに対して、プリンタBの平均点は2.95点であった。このことから、騒音の起伏の大きいプリンタBの方が、ユーザが不快であると感じる程度がより高いことがわかった。
そこで、ユーザが不快だと感じる程度が大きかったプリンタBを用いて、転写部ファン71をそれぞれ異なる3つの回転数にて駆動しつつプリントジョブを実行した際の動作音をそれぞれ上記の方法にて録音し、それぞれについて、上記と同様にSD法による官能評価を実施した。上記3つのファン回転数での転写部ファン71の駆動は、それぞれ21、22、23[V]のファン動作電圧をファン動作電力供給部から転写部ファン71に対して出力して行った。また、上記録音中においてはファン動作電圧は一定である。
なお、上記ファン動作電圧は、いずれにおいても十分な熱給排気機能を確保することができるものである。
官能評価に用いた録音された動作音について、ファン動作電圧ごとの動作音の音圧レベルを図4に示す。官能評価は、上述と同様の条件にて行われ、それぞれのファン動作電圧について同様にして平均点を算出した結果を図5に示す。図4からわかるように、ファン動作電圧が高いほど、即ちファンの回転数が大きいほど騒音の音圧レベルも大きくなっている。これは、ファン動作電圧が高いほどファンの回転数が増加してファンの回転音(以下、「ファンノイズ」という。)が大きくなり、それがプリントジョブの実行に伴って発生する騒音(以下、「プリントノイズ」という。)に加算されて、プリントジョブ実行時にプリンタBから発生する全体の騒音レベルが上昇していることを示している。
それにもかかわらず、図5に示されるように、ファン動作電圧が高いほど、官能評価の平均点は高く、不快と感じる程度が減少するという結果となった。これは、ファンノイズがプリントノイズをマスキングすることにより、相対的にプリントノイズに対する不快感を軽減しているためであると考えられる。
以上の結果から、ファンノイズを用いてプリントノイズをマスキングすることにより、プリントノイズに対するユーザの不快感を軽減させることができることがわかる。
(1−4.騒音不快感軽減制御)
プリントジョブ実行時に発生するプリントノイズには、ユーザにとって特に不快に感じやすい騒音がある。給紙カセット21から繰り出しローラ22により搬送路23上に繰り出されたシートSの先端がタイミングローラ対24に当接するときの衝突音、タイミングローラ対24が作動する際のクラッチ音および、タイミングローラ対24に当接する際にスキュー補正のためにシートSにはループが形成されるが、シートSがさらに搬送されて当該ループが解消される際に、シートSの、例えば後端部のような、張力が解放された部分が搬送路23のガイド面をはたくことにより生じるはたき音は、周波数が高く音も大きいため、ユーザにとっては特に不快に感じやすい(以下、これらの騒音を「シート衝撃音」という。)。
そこで、第1のファン制御手段として、プリントノイズのうち特にシート衝撃音が発生するときにファンの回転数を増加させ、ファンノイズを大きくしてシート衝撃音をマスキングすることによって、消費電力を抑制しつつプリントノイズに対するユーザの不快感を効果的に軽減する構成(以下、この構成により騒音の不快感を軽減する処理方法を「マスキングモード」という。)について以下に説明する。
図6は、本実施の形態における画像形成動作実行時の作像系モータの駆動状態、シート搬送系モータの駆動状態、およびファン動作電圧の変化を模式的に示すグラフである。作像系モータには、感光体ドラム11や駆動ローラ32等を回転駆動するモータが含まれる。シート搬送系モータには、繰り出しローラ22およびタイミングローラ対24等を回転駆動するモータが含まれる。
時刻t1において、ユーザによりプリントジョブが入力されて画像形成動作がスタートし、作像系モータの動作がOFFからONになる。
時刻t2において、シート搬送系モータの動作がOFFからONになる。それに同期して、ファン動作電圧がVsからVmに切替わる(以下、シート搬送系モータがONの時に出力されるファン動作電圧を「マスキングファン動作電圧」という。)。ここで、Vs<Vmであり、具体的には例えば、Vs=21[V]であり、Vm=23[V]である。
時刻t3において、シート搬送系モータの動作がONからOFFになる。それに同期して、ファン動作電圧がVmからVsに切替わる。
時刻t4において、作像系モータの動作がONからOFFになる。
なお、画像形成動作終了後であっても、終了直後の1〜2分程度までプリンタ100内部の熱給排気のために転写部ファン71は回転駆動されており、その時はファン動作電力供給部7からファン動作電圧Vsが出力されている。
図7は、本実施の形態におけるマスキングモード画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
なお、プリンタ100全体を制御する不図示のメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて、当該画像形成処理のサブルーチンがコールされる毎に実行される。当該画像形成処理のサブルーチンは、プリンタ100の操作パネル8(図2参照)上においてユーザがスタートボタンを押下することにより、または、LAN等のネットワークを介してプリンタ100に接続されたPC等の外部端末からユーザによってプリントジョブが発行されることによりコールされる。以下、各実施の形態および各変形例においても同様である。
まず、プリントジョブを受付けると(ステップS1:YES)、プリントジョブを開始して、騒音不快感軽減処理モード選択部513は騒音不快感軽減処理モードとしてマスキングモードを選択し(本実施の形態の場合、騒音不快感軽減処理モード選択部513は常にマスキングモードを選択する。)、ファン動作電力制御部512に対して騒音不快感軽減処理(マスキングモード)を実行させる(ステップS2、ステップS3)。以下、騒音不快感軽減処理モード選択部513が選択した(所定モードの)騒音不快感軽減処理モードをファン動作電力制御部512に実行させることを、単に「騒音不快感軽減処理(所定モード)を実行する」という。
次に、プリントジョブが終了したかどうかを判定する(ステップS4)。プリントジョブが終了している場合(ステップS4:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していない場合、ステップS3に戻って引き続き騒音不快感軽減処理(マスキングモード)を実行し(ステップS4:NO、ステップS3)、ステップS4においてプリントジョブが終了していると判定されるまでステップS3からステップS4を繰り返す。
図8は、図7に示す画像形成処理のフローにおける騒音不快感軽減処理(マスキングモード)のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
まず、シート搬送系モータがONであるかどうかを判定する(ステップS11)。シート搬送系モータがONの場合、ファン動作電力制御部512は、マスキングファン動作電圧としてVmをファン動作電力供給部7より出力させて(ステップS11:YES、ステップS12)、画像形成処理のフローにリターンする。
シート搬送系モータがONでない場合、即ちOFFである場合は、ファン動作電力制御部512は、ファン動作電圧Vsをファン動作電力供給部7より出力させて(ステップS11:NO、ステップS13)、画像形成処理のフローにリターンする。
なお、上記のフローにおいて、シート搬送系モータがONであるかどうかの判定は、シート搬送系モータ制御部511によるシート搬送系モータ25の駆動制御信号をファン動作電力制御部512が取得することによって行われる。以下、各実施の形態および各変形例においても同様である。
また、図8のフローチャートにおいても、図6と同様にVs<Vmであり、具体的には例えば、Vs=21[V]であり、Vm=23[V]である。
上述のようにシート搬送系モータがONである場合に、OFFである場合よりも高いファン動作電圧を出力して転写部ファン71の回転数を大きくすることにより、シート衝撃音をファンノイズでマスキングしてシート衝撃音に対するユーザの不快感を軽減することができ、且つ、シート衝撃音が発生するときのみ転写部ファン71の回転数を大きくするため、消費電力の増加を必要最小限に抑えることができる。
<実施の形態2>
上記実施の形態1においては、画像形成動作が実行されシート搬送系モータがONである(駆動されている)時には常にファンの回転数を高くしてファンノイズを大きくし、それによりシート衝撃音をマスキングしてユーザのシート衝撃音に対する不快感を軽減する構成について説明した。
しかし、シート衝撃音を不快と感じる程度は個々のユーザによって異なる上、プリンタの設置場所および設置状況によっても異なり、さらには、ユーザの気分や体調によっても異なる。そのため、シート衝撃音を特に不快と感じていないユーザにとっては、プリントジョブを実行する度に騒音不快感軽減処理を実行することは不必要な電力消費の増加につながり、省エネの面から好ましくない。
実施の形態2では、プリントジョブの実行に当たって、実施の形態1のマスキングモードに加えて、第2のファン制御手段として、シート搬送系モータがONの時でもファンの回転数を上昇させない騒音不快感軽減処理方法(以下、「通常モード」という。)を備え、どちらのモードで騒音不快感軽減処理を実行させるかをユーザが指定可能な構成について説明する。
なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。
図9は、本実施の形態における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
まず、プリントジョブを受付け、プリントジョブがスタートされると、ユーザによりマスキングモードが指定されているかどうかを判定する(ステップS21:YES、ステップS22、ステップS23)。
このとき、マスキングモードが指定されているかどうかの判定は、ユーザによる操作パネル8上での入力情報もしくは受信したプリントジョブのヘッダ情報を読み出すことにより行われる。以下、指定された騒音不快感軽減処理モードの判定については、各実施の形態および各変形例においても同様にして行われる。
マスキングモードが指定されている場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード)を実行し、プリントジョブが終了したかどうかを判定する(ステップS23:YES、ステップS24、ステップS26)。
マスキングモードが指定されていない場合、騒音不快感軽減処理(通常モード)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかを判定する(ステップS23:NO、ステップS25、ステップS26)。
プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS26:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していないと判定された場合、ステップS23に戻り(ステップS26:NO、ステップS23)、以下、ステップS26においてプリントジョブが終了したと判定されるまでステップS23からステップS26を繰り返す。
図9に示した本実施の形態における画像形成処理のフローのサブルーチンである騒音不快感軽減処理(通常モード)の内容を図10に示す。
まず、シート搬送系モータがONであるかどうかを判定する(ステップS31)。シート搬送系モータがONの場合、ファン動作電力制御部512は、マスキングファン動作電圧としてVsをファン動作電力供給部7より出力させて(ステップS31:YES、ステップS32)、画像形成処理のフローにリターンする。
シート搬送系モータがONでない場合、即ちOFFである場合は、ファン動作電力制御部512は、ファン動作電圧Vsをファン動作電力供給部7より出力させて(ステップS31:NO、ステップS33)、画像形成処理のフローにリターンする。
ここで、上記フローにおいては、ステップS31におけるシート搬送系モータがONであるかどうかの判定結果がYESの場合でもNOの場合でも、ファン動作電圧Vsを出力させるため、ステップS31およびステップS33を省略してもよい。
図11は、マスキングモードおよび通常モードにおけるマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替の有無、およびファン動作電圧切替の対象となるファンを示す表である。ここで、ファン動作電圧の切替とは、シート搬送系モータがONの場合にマスキングファン動作電圧としてVsよりも大きな電圧(本実施の形態の場合はVm)を出力して、シート搬送系モータがONになる前のファン動作電圧Vsから変更される(切替わる)ことを意味する。以下、各実施の形態および各変形例においても同様である。
ここでは、マスキングファン動作電圧の一例として、Vm=23[V]、Vs=21[V]を示している。
<実施の形態3>
プリンタ等の画像形成装置には、記録シートとして普通紙のみならず厚紙が用いられる場合がある。厚紙は普通紙と比較して厚みが大きく腰が強いため、一般にシート衝撃音がより大きくなり、ユーザに与える不快感も大きくなる傾向がある。
本実施の形態においては、騒音不快感軽減処理モードについてのユーザによる指定に加えて、記録シートSの種類によってマスキングモードと通常モードのいずれの騒音不快感軽減処理を実行させるかについて制御する構成について説明する。
なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1および2と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。
また、以下の説明においては、「普通紙」との用語は、普通紙と薄紙を含む概念を表す用語として使用する。以下、各実施の形態および各変形例においても、特に言及されていない限り同様である。
図12は、本実施の形態における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
まず、プリントジョブを受付け、プリントジョブがスタートされると、シート種を判定する(ステップS41:YES、ステップS42、ステップS43)。
このシート種の判定は、ユーザーによる操作パネル8上での給紙カセット指定によって自動的に行われるか、もしくは、受信したプリントジョブのデータのヘッダ情報を読み出すことにより行われる。以下、シート種の判定は、各実施の形態および各変形例においても同様にして行われる。
シート種が厚紙の場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかの判定を行う(ステップS43:厚紙、ステップS45、ステップS47)。
プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS47:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していないと判定された場合、ステップS43に戻り(ステップS47:NO、ステップS43)、以下、ステップS47においてプリントジョブが終了したと判定されるまでステップS43からステップS47を繰り返す。
ステップS43において、シート種が普通紙の場合、次にユーザによってマスキングモードが指定されているかどうかの判定を行う(ステップS43:普通紙、ステップS44)。
マスキングモードが指定されている場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかの判定を行う(ステップS44:YES、ステップS45、ステップS47)。
マスキングモードが指定されていない場合、騒音不快感軽減処理(通常モード)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかの判定を行う(ステップS44:NO、ステップS46、ステップS47)。
プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS47:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していないと判定された場合、ステップS43に戻り(ステップS47:NO、ステップS43)、以下、ステップS47においてプリントジョブが終了したと判定されるまでステップS43からステップS47を繰り返す。
上記の構成によると、シート種が厚紙の場合には、マスキングモードで騒音不快感軽減処理を実行させることにより、厚紙を使用する場合のシート衝撃音の不快感を軽減し、普通紙の場合にはマスキングモードと通常モードのいずれの騒音不快感軽減処理によりプリントジョブを実行させるかについてユーザが指定可能とすることにより、不必要な消費電力の増加を抑制し、ユーザの利便性に資することができる。
<実施の形態3の変形例>
上記実施の形態3においては、シート種が普通紙の場合には、マスキングモードか通常モードかのユーザによる指定を判定し、ユーザの指定に従って騒音不快感軽減処理を行う構成について説明した。しかし、これに限られず、以下のような変形例が考えられる。即ち、ユーザのモード指定に係らず、シート種が厚紙の場合にはマスキングモードで騒音不快感軽減処理を実行し、シート種が普通紙の場合には通常モードで騒音不快感軽減処理を実行するようにしてもよい。
図13は、本変形例における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS51からステップS52まで、および、ステップS53においてシート種が厚紙であると判定された場合のステップS53からステップS56までは、それぞれ図12のフローにおけるステップS41からステップS42まで、およびシート種が厚紙であると判定された場合のステップS43からステップS47までと同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS53においてシート種が普通紙であると判定された場合、騒音不快感軽減処理(通常モード)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかの判定を行う(ステップS53:普通紙、ステップS55、ステップS56)。
プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS56:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していないと判定された場合、ステップS53に戻り(ステップS56:NO、ステップS53)、以下、ステップS56においてプリントジョブが終了したと判定されるまでステップS53からステップS56を繰り返す。
本変形例の構成によると、大きなシート衝撃音を発生させてユーザがより大きな不快感を感じやすい厚紙使用時にのみファンの回転数を上昇させることで、消費電力を抑制することができる。
<実施の形態4>
図4に示す官能評価の結果によると、ファン動作電圧が23[V]の場合のみならず、22[V]の場合においても、21[V]の場合と比べて不快と感じる程度が低いことがわかる。またこのとき、図5より、ファン動作電圧が22[V]の場合は、23[V]の場合よりも音圧レベルが低い、即ちファンノイズが小さいことが窺える。
そこで、本実施の形態においては、実施の形態3と同様にして厚紙使用時にファンノイズを発生させるマスキングモード1と、普通紙使用時に厚紙使用時に発生させるファンノイズよりも小さいファンノイズを発生させるマスキングモード2(第3のファン制御手段)とを備え、シート衝撃音が比較的小さい普通紙においても、消費電力を抑制しつつ、より効果的にユーザのシート衝撃音に対する不快感を軽減させる構成について説明する。
なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1、2および3と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。
図14は、本実施の形態における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
まず、プリントジョブを受付け、プリントジョブがスタートされると、シート種を判定する(ステップS61:YES、ステップS62、ステップS63)。
シート種が厚紙の場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード1)を実行し、プリントジョブが終了したかどうかの判定を行う(ステップS63:厚紙、ステップS65、ステップS68)。
プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS68:YES)、メインルーチンにリターンする。
なお、上記騒音不快感軽減処理(マスキングモード1)は、図8に示す実施の形態1における騒音不快感軽減処理(マスキングモード)と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS63において、シート種が普通紙であると判定された場合、次に、ユーザによって何れの騒音不快感軽減処理モードが指定されたかの判定が行われる(ステップS63:普通紙、ステップS64)。
マスキングモード1が指定されている場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード1)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかを判定する(ステップS64:マスキングモード1、ステップS65、ステップS68)。
マスキングモード2が指定されている場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード2)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかを判定する(ステップS64:マスキングモード2、ステップS66、ステップS68)。
通常モードが指定されている場合、騒音不快感軽減処理(通常モード)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかを判定する(ステップS64:通常モード、ステップS67、ステップS68)。
ステップS68において、プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS68:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していないと判定された場合、ステップS63に戻り(ステップS68:NO、ステップS63)、以下、ステップS68においてプリントジョブが終了したと判定されるまでステップS63からステップS68を繰り返す。
図14に示した本実施の形態の画像形成処理のフローにおけるサブルーチンである騒音不快感軽減処理(マスキングモード2)の内容を図15に示す。
まず、シート搬送系モータがONであるかどうかを判定する(ステップS71)。シート搬送系モータがONの場合、ファン動作電力制御部512は、マスキングファン動作電圧としてVnをファン動作電力供給部7より出力させて(ステップS71:YES、ステップS72)、画像形成処理のフローにリターンする。
シート搬送系モータがONでない場合、即ちOFFである場合は、ファン動作電力制御部512は、ファン動作電圧Vsをファン動作電力供給部7より出力させて(ステップS71:NO、ステップS73)、画像形成処理のフローにリターンする。
なおここで、Vs<Vn<Vmである。
図16は、マスキングモード1、マスキングモード2および通常モードにおけるマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替の有無、およびファン動作電圧切替の対象となるファンを示す表である。
ここでは、ファン動作基準電圧の一例として、Vm=23[V]、Vn=22[V]、Vs=21[V]を示している。
また、ファン動作電圧切替対象ファンを転写部ファン71(図1参照)としているが、これに限られず、排紙冷却ファン72(図1参照)や、その他のファンのうちのいずれか1つとしてもよい。
以上説明したように、Vsよりも大きくVmよりも小さいVnをマスキングファン動作電圧として出力させるマスキングモード2を更に設け、シート衝撃音の大きい厚紙使用時にはファンノイズの大きなマスキングモード1を実行し、普通紙使用時には、個々のユーザのプリントノイズに対する不快感の程度に応じてマスキングモード1、マスキングモード2、通常モードのいずれのモードによってプリントジョブを実行させるかについてユーザが指定可能とすることにより、ユーザの利便性に資することができる。また、ユーザが普通紙使用時のシート衝撃音についても不快感を感じてはいるものの、厚紙使用時ほどの強いマスキングを必要としないときには、マスキングモード1よりもファン動作電圧の小さいマスキングモード2を選択することにより、消費電力を抑制することができる。
<実施の形態4の変形例>
上記実施の形態4においては、シート種が普通紙の場合には、マスキングモード1、マスキングモード2および通常モードのうちいずれのモードで騒音不快感軽減処理を実行するかについてのユーザの指定を判定し、ユーザの指定に従って騒音不快感軽減処理を行う構成について説明した。しかし、これに限られず、以下のような変形例が考えられる。
(実施の形態4の変形例1)
シート種が厚紙の場合にはマスキングモード1で騒音不快感軽減処理を実行し、シート種が普通紙の場合には、ユーザの指定に係らずマスキングモード2で騒音不快感軽減処理を実行するようにしてもよい。
図17は、本変形例における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS81からステップS82まで、および、ステップS83においてシート種が厚紙であると判定された場合のステップS83からステップS86までは、それぞれ図14のフローにおけるステップS61からステップS62まで、およびシート種が厚紙であると判定された場合のステップS63からステップS68までと同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS83においてシート種が普通紙であると判定された場合、騒音不快感軽減処理(マスキングモード2)を実行して、プリントジョブが終了したかどうかの判定を行う(ステップS83:普通紙、ステップS85、ステップS86)。
プリントジョブが終了したと判定された場合(ステップS86:YES)、メインルーチンにリターンする。
プリントジョブが終了していないと判定された場合、ステップS83に戻り(ステップS86:NO、ステップS83)、以下、ステップS86においてプリントジョブが終了したと判定されるまでステップS83からステップS86を繰り返す。
本変形例の構成としても、普通紙使用時においてユーザのプリントノイズに対する不快感を軽減することができ、且つ、厚紙使用時よりも小さなファン動作電圧を出力するため、消費電力を抑制することが出来る。
(実施の形態4の変形例2)
また、次のような変形例を考えることもできる。即ち、シート種に係らず、ユーザの騒音不快感軽減処理モードの指定に従って騒音不快感軽減処理を実行するようにしてもよい。
図18は、本変形例における画像形成処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS91からステップS92は、図14のフローにおけるステップS61からステップS62と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS92においてプリントジョブがスタートすると、次に、ユーザによりどの騒音不快感軽減処理モードが指定されたかの判定が行われる(ステップS93)。
ステップS93からステップS97は、図14のフローにおけるステップS64からステップS68と同じであるので、ここでは説明を省略する。
本変形例の構成によると、ユーザによって、およびプリンタ100の設置場所等の使用環境によって異なる騒音に対する不快感の大きさに基づいて、ユーザ自身が騒音不快感軽減処理モードを詳細に指定することができ、ユーザの利便性に資することができる。
(実施の形態4の変形例3)
上記実施の形態4および、実施の形態4の変形例1、2においては、マスキングファン動作電圧としてマスキングモード1ではVmを出力し、マスキングモード2ではVmよりも小さくVsよりも大きなVnを出力することにより、シート衝撃音をマスキングするファンノイズの大きさを変更する構成を採用した。しかし、これに限られず、さらに以下のような変形例が考えられる。
マスキングモード1とマスキングモード2とで、Vsよりも大きな同一のマスキングファン動作電圧(例えば、Vn)を出力するが、マスキングモード2では転写部ファン71に対してのみ出力するのに対し、マスキングモード1では転写部ファン71に加えて排紙冷却ファン72に対しても出力するようにしてもよい。
これにより、転写部ファン71に加えて排紙冷却ファン72のファンの回転数も増加し、その結果マスキングモード1のときよりも大きなファンノイズを発生させることができる。
図19は、本変形例におけるマスキングモード1、マスキングモード2、および通常モードにおけるマスキングファン動作電圧、ファン動作電圧の切替の有無、およびファン動作電圧切替の対象となるファンを示す表である。ここでは、マスキングファン動作電圧の一例としてVn=22[V]、Vs=21[V]を出力する例を示している。
また、図20に示すように、マスキングファン動作電圧の一例としてVm=23[V]、Vs=21[V]を出力するようにしてもよい。
(実施の形態4の変形例4)
さらには、図21に示すように、複数のマスキングファン動作電圧および複数のファン動作電圧切替対象ファンを組み合わせて、3つ以上の騒音不快感軽減処理モードを設けるようにしてもよい。
以上、本発明に係る定着装置および画像形成装置の実施の形態および変形例を、タンデム型カラーデジタルプリンタを例にして説明したが、本発明は、タンデム型カラーデジタルプリンタに限られず、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファックス、また、これらの機能を備えた複合機(MFP:Multifunction Peripheral)など、およそ熱給排気用ファンを備えた全ての画像形成装置に適用される。
また、シート種として、厚紙と普通紙に加えて薄紙を判定し、それぞれのシート種に対して異なるマスキングモード(例えば、厚紙の場合にはマスキングモード1、普通紙の場合にはマスキングモード2、薄紙の場合には通常モード)を適用してもよい。この場合、ファンノイズの大きさが、薄紙<普通紙<厚紙となるようにマスキングモードを適用するのが好ましい。
なお、シート種の判定においては、シートの厚みを検出するセンサ等を設けて判定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態1から3およびこれらの変形例、並びに実施の形態4および実施の形態4の変形例1および2において、ファン動作電圧切替対象を転写部ファン71としているが、これに限られず、排紙冷却ファン72や、その他のファンのうちいずれか1つとしてもよい。なおその場合、マスキング効果の点から、シート衝撃音が発生する箇所に出来るだけ近い位置のファンをファン動作電圧切替対象とするのがより好ましい。
さらには、転写部ファン71の設置位置は、図1に示す位置に限られず、給紙部20から定着装置40の間の任意の位置に設置されるとしてもよい。
また、上記各実施の形態および上記各変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、画像形成装置において、画像形成動作に伴って発生する騒音に対するユーザの不快感を軽減する技術として有用である。
1 作像部
10 画像形成部
11 感光体ドラム
13 現像器
15 光学部
20 給紙部
21 給紙カセット
22 繰り出しローラ
23 搬送路
24 タイミングローラ
30 転写部
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
40 定着装置
61 排出ローラ
62 排出トレイ
71 転写部ファン
72 排紙冷却ファン
100 プリンタ

Claims (18)

  1. 記録シートを搬送するシート搬送手段と冷却用のファンとを有する画像形成装置であって、
    前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力が、前記シート搬送手段の動作していないときの前記ファンの出力よりも大きくなるように制御する第1のファン制御手段と、
    前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力と、前記シート搬送手段の動作していないときの前記ファンの出力とが同じになるように制御する第2のファン制御手段と、
    ユーザから所定の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けた入力の内容に基づき、前記第1と第2のファン制御手段とのいずれかを選択する選択手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記受付手段により受け付ける所定の入力は、前記第1と第2のファン制御手段のいずれかの指定であり、
    前記選択手段は、前記受付手段により指定を受付けた前記ファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定であって、
    前記選択手段は、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記第1のファン制御手段を選択し、
    前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記第2のファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定および前記第1と第2のファン制御手段のいずれかの指定であり、
    前記選択手段は、前記受付手段により指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記受付手段が受け付けたファン制御手段を選択し、
    前記受付手段により指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、受け付けたファン制御手段に係わらず、前記第1のファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力が、前記シート搬送手段が動作していないときの前記ファンの出力よりも大きく、かつ、前記第1のファン制御手段において前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力よりも小さくなるように制御する第3のファン制御手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記受付手段により受け付けた入力の内容に基づき、前記第1、第2、および第3のファン制御手段のうちのいずれかを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定および前記第1、第2、および第3のファン制御手段のうちのいずれかの指定であり、
    前記選択手段は、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記受付手段が指定を受け付けた前記ファン制御手段を選択し、
    前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、指定を受け付けたファン制御手段に係わらず、前記第1のファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記受付手段により受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定であって、
    前記選択手段は、前記受付手段により指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記第1のファン制御手段を選択し、前記受付手段により指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記第3のファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記受付手段により受け付ける所定の入力は、前記第1、第2、および第3のファン制御手段のうちのいずれかの指定であり、
    前記選択手段は、前記受付手段により指定を受け付けた前記ファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 前記ファンは複数であって、
    前記第1および第3のファン制御手段が制御する前記ファンよりも多くの前記ファンに対して、当該第1のファン制御手段もしくは前記第3のファン制御手段と同様の制御を行う第4のファン制御手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記第1のファン制御手段に代えて当該第4のファン制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 記録シートを搬送するシート搬送手段と冷却用のファンとを有する画像形成装置において実行されるファン制御方法であって、
    前記シート搬送手段の動作状態に関する情報を取得するシート搬送手段動作情報取得ステップと、
    前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力が、前記シート搬送手段の動作していないときの前記ファンの出力よりも大きくなるように制御する第1のファン制御ステップと、
    前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力と、前記シート搬送手段の動作していないときの前記ファンの出力とが同じになるように制御する第2のファン制御ステップと、
    ユーザから所定の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受け付けた入力の内容に基づき、前記第1と第2のファン制御ステップとのいずれかを選択する選択ステップと、を含む
    ことを特徴とするファン制御方法。
  11. 前記受付ステップにおいて受け付ける所定の入力は、前記第1と第2のファン制御ステップのいずれかの指定であり、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにおいて指定を受付けた前記ファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項10に記載のファン制御方法。
  12. 前記受付ステップにおいて受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定であって、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記第1のファン制御ステップを選択し、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記第2のファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項10に記載のファン制御方法。
  13. 前記受付ステップにおいて受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定および前記第1と第2のファン制御ステップのいずれかの指定であり、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにより指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記受付ステップが受け付けた前記ファン制御ステップを選択し、
    前記受付ステップにおいて指定を受付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、受け付けた前記ファン制御ステップに係わらず、前記第1のファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項10に記載のファン制御方法。
  14. 前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力が、前記シート搬送手段が動作していないときの前記ファンの出力よりも大きく、かつ、前記第1のファン制御ステップにおいて前記シート搬送手段が動作しているときの前記ファンの出力よりも小さくなるように制御する第3のファン制御ステップをさらに備え、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにおいて受け付けた入力の内容に基づき、前記第1、第2、および第3のファン制御ステップのうちのいずれかを選択する
    ことを特徴とする請求項10に記載のファン制御方法。
  15. 前記受付ステップにより受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定および前記第1、第2、および第3のファン制御ステップのうちのいずれかの指定であり、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにおいて指定を受付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた前記ファン制御ステップを選択し、
    前記受付ステップにおいて指定を受付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた前記ファン制御ステップに係わらず、前記第1のファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項14に記載のファン制御方法。
  16. 前記受付ステップにおいて受け付ける所定の入力は、画像形成すべき記録シートの種類の指定であって、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙である場合には、前記第1のファン制御ステップを選択し、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた記録シートの種類が厚紙でない場合には、前記第3のファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項14に記載のファン制御方法。
  17. 前記受付ステップにおいて受け付ける所定の入力は、前記第1、第2、および第3のファン制御ステップのうちのいずれかの指定であり、
    前記選択ステップは、前記受付ステップにおいて指定を受け付けた前記ファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項14に記載のファン制御方法。
  18. 前記ファンは複数であって、
    前記第1および第3のファン制御ステップが制御する前記ファンよりも多くの前記ファンに対して、当該第1のファン制御ステップもしくは前記第3のファン制御ステップと同様の制御を行う第4のファン制御ステップをさらに備え、
    前記選択ステップは、前記第1のファン制御ステップに代えて当該第4のファン制御ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項14から17のいずれか1項に記載のファン制御方法。
JP2010059215A 2010-03-16 2010-03-16 画像形成装置およびファン制御方法 Expired - Fee Related JP5195795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010059215A JP5195795B2 (ja) 2010-03-16 2010-03-16 画像形成装置およびファン制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010059215A JP5195795B2 (ja) 2010-03-16 2010-03-16 画像形成装置およびファン制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011191636A JP2011191636A (ja) 2011-09-29
JP5195795B2 true JP5195795B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=44796595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010059215A Expired - Fee Related JP5195795B2 (ja) 2010-03-16 2010-03-16 画像形成装置およびファン制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5195795B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5884470B2 (ja) 2011-12-26 2016-03-15 コニカミノルタ株式会社 音響出力装置
JP6127305B2 (ja) * 2012-11-20 2017-05-17 コニカミノルタ株式会社 音響出力装置および画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09190244A (ja) * 1996-01-12 1997-07-22 Hitachi Ltd 冷却用ファンの制御装置
JPH10186825A (ja) * 1996-09-25 1998-07-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2001236001A (ja) * 2000-02-25 2001-08-31 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2004120268A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Sony Corp 音響装置及び音響装置の冷却方法
JP4961823B2 (ja) * 2006-05-01 2012-06-27 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2009229783A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2010092534A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Onkyo Corp ディスク再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011191636A (ja) 2011-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8913266B2 (en) Image forming apparatus and control method of an image forming apparatus having an ordinary reading mode and a quiet reading mode
JP2012108365A (ja) 画像形成装置
JP2013059986A (ja) 操作パネル、操作パネルの制御方法、および操作パネルの制御プログラム
JP5884470B2 (ja) 音響出力装置
JP5195795B2 (ja) 画像形成装置およびファン制御方法
JP5338325B2 (ja) 画像形成装置
JP5950142B1 (ja) 画像形成装置、サーバ装置、画像形成システムおよびプログラム
JP5789688B2 (ja) 画像形成装置
JP2012233939A (ja) 画像形成装置
JP5106879B2 (ja) 画像形成装置
JP6582977B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御プログラム
JP5177172B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP7371460B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP6455592B2 (ja) 電子機器及び画像形成装置
JP2020034865A (ja) 画像形成装置
JP2008197252A (ja) 画像形成装置
JP7275880B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成装置の制御方法
JP2013141795A (ja) 画像形成装置
JP6127305B2 (ja) 音響出力装置および画像形成装置
JP2012108241A (ja) 画像形成装置
JP6206356B2 (ja) 画像形成装置
JP6311598B2 (ja) 画像形成装置
JP2013134272A (ja) 音響出力装置
JP6069634B2 (ja) 音響出力装置および画像形成装置
JP2016173416A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5195795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees