JP2012108365A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、一時的に動作音量を低減して動作を実行しつつ、ユーザに不快感を与えないようにする。
【解決手段】画像形成装置において静音ボタンが操作されると、当該画像形成装置は静音モードに移行する。静音モードでは、稼動音量が低減されるように、モータが停止または回転速度を低下されたり、ファンの回転数が低下されたり、用紙の搬送速度が低下したりする。再度静音ボタンが操作されると、静音モードが解除される。なお、静音モードが解除される際には、稼動音量が徐々に上昇するように、各要素の動作が復帰する。
【選択図】図1

Description

この発明は、特に稼動音の低音技術における画像形成装置に関する。
従来より、記録媒体上に画像を形成するプリンタや複写機が知られている。
これらプリンタや複写機に代表される画像形成装置には、トナー画像を形成し、そのトナー画像を定着器により加熱および加圧することで記録媒体上に定着させて記録媒体上に画像を形成するものがある。この様な画像形成装置には、定着器から発生する熱を、装置の筐体の一部に設けられた排気口から筐体外に排出するための排気ファンや、記録用紙を搬送するためのローラなど、様々な動作部材が配備されている。
近年では、装置内に配備されているこれら動作部材が動作することで発生する稼動音が騒音源として問題視される場面がある。そして、このような問題について、種々の改善策が検討されてきた。
たとえば、特許文献1(特開2004−198889号公報)には、動作音量の異なる2つのモードを有する画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置では、複写機能とプリント機能を有し、プリント機能を実現する場合であって所定の内容が設定されている場合に静音モードに入る等、実行する機能や装置における設定内容に応じて、動作音量の低いモードで動作するか否かが決定される技術が開示されている。
また、特許文献2(特開2008−197252号公報)には、動作音量の異なる2つのモードを有し、環境騒音のレベルを検出する機能を有する画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置では、環境騒音の音量が特定の音量よりも低くなったことを条件として、動作音量の低いモードで動作が実行される。
特開2004−198889号公報 特開2008−197252号公報
上記した従来の画像形成装置では、いずれも、動作音量が低いモードから高いモードに復帰する際、急激に動作音量が変更されることになるため、当該画像形成装置の近傍に居るユーザに不快感を与える場合があった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置において、一時的に動作音量を低減して動作を実行しつつ、ユーザに不快感を与えないようにすることである。
本発明に従った画像形成装置は、記録用紙に画像を形成するために稼動する稼動部を有する画像形成装置であって、稼動部による稼動音を小さくさせる静音モードへの移行および静音モードの解除を指示入力するための入力手段と、稼動部の動作を制御する制御手段とを備え、制御手段は、入力手段からの静音モードへの移行の指示入力に応答して、稼動部の稼動音を小さくさせるように制御する第1の制御を実行し、入力手段からの静音モードの解除の指示入力に応答して、稼動部の稼動状態を、稼動部の稼動音を段階的に大きくさせながら第1の制御前の状態に戻す第2の制御を実行する。
また、本発明の画像形成装置では、稼動部は、画像を形成した記録用紙を排出する排出手段を有し、制御手段は、排出手段の単位時間あたりの記録用紙の排出量を低下させることにより、第1の制御を実行することが好ましい。
また、本発明の画像形成装置では、稼動部は、ジョブを実行し、制御手段は、第2の制御において、稼動部がこれから実行する複数のジョブの各々について、実行される際の稼動部の稼動音の大きさを予測し、予測された稼動音が小さいジョブから順に稼動部に実行させることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置は、ジョブにおける設定項目について、設定内容に応じた稼動部の稼動音の大きさの指標を記憶する記憶手段をさらに備え、複数のジョブの各々について、各ジョブにおける設定内容に対応した指標を取得し、当該取得した指標の和を算出することにより、稼動部の稼動音の大きさを予測することが好ましい。
また、本発明の画像形成装置では、稼動部は、画像を形成された記録用紙に対する後処理動作を実行する後処理手段を有し、指標は、当該指標が対応する設定内容が後処理動作を含む場合よりも含まない場合の方が、稼動部の稼動音が大きいことを示す値になることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置では、稼動部は、画像形成装置内で空気を循環させるファンと、画像を形成された記録用紙に当該画像を定着させるための定着手段を有し、記憶手段は、第1の設定内容と第2の設定内容のそれぞれについて指標を記憶し、第1の設定内容は、第2の設定内容よりも、定着手段の定着温度が高くかつかつファンの回転数が大きく、第1の設定内容に対応した指標は、第2の設定内容に対応した指標よりも、稼動部の稼動音が大きいことを示す値になることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置では、制御手段は、静音モードの解除の指示入力に応答して、所定の時間ごと、1枚の記録用紙に対する画像形成ごと、1ジョブについての画像形成ごと、または、予め定められた所定の条件が満たされるごとに、段階的に、移行前の稼動状態に向けて稼動部の稼動音が段階的に大きくなるように、稼動部を制御することが好ましい。
上記構成によれば、画像形成装置は、静音モードへの移行の指示入力がなされると、稼動部の稼動音が小さくなり、そして、静音モードの解除の指示入力がなされると、稼動部の稼動音を段階的に大きくさせながら、静音モードへの移行指示前の状態へと戻る。
つまり、静音モードにおいて稼動音が一時的に小さくされた後、元に戻される場合には、段階的に大きくされる。
これにより、画像形成装置において、一時的に動作音量を低減して動作を実行しつつ、元の動作音量へと復帰する際に急激に動作音量が大きくなることによりユーザに不快感を与えことを回避することができる。
本発明の実施の形態に従う画像形成装置の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に従う操作ディスプレイについて説明する図である。 本発明の実施の形態に従う静音モードに移行するフローを説明する図である。 本発明の実施の形態に従う起動静音モードについて説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従うスタンバイ静音モードについて説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明する別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従うローラを制御する制御ブロックを説明する図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う予約テーブルの更新を説明する図である。 ジョブ種類に基づく点数を表現するためのランク分けテーブルを説明する図である。 本発明の実施の形態に従う用紙の傾き等の曲がりを補正するための補正ローラの制御について説明する図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う静音モード解除処理について説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う静音モード解除処理について説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う静音モード解除処理について説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う静音モード解除処理について説明するさらに別のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う静音モード解除処理について説明するさらに別のフロー図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
[1.画像形成装置の概略構成]
図1は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置の構成を説明する図である。
図1を参照して、画像形成装置100は複写機を構成し、複数の稼動部で構成される。具体的には、画像形成装置100は、原稿を搬送する原稿搬送部20と、搬送された原稿を画像データとして読取る画像読取部26と、読取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部10と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、記録用紙に転写された画像を定着させるための定着部40と、記録用紙に対する後処理を実行するための後処理部30とを含む。また、画像形成装置100内には、全体を制御する制御部、指示等を入力するための入力部等が設けられる。また、画像形成装置100内には機内の温度を冷却するための機内用ファン300も設けられる。
原稿搬送部20の原稿台21上に載置された原稿は、搬送ローラ22等により搬送されて画像読取部26により読取られて、排紙トレイ23に排出される。
また、画像読取部26のCCD(Charge Coupled Devices)24は、例えば原稿搬送部20で搬送された原稿を読取った画像データを取得する。そして、制御部50に出力する。
画像形成部10は、像担持体である感光体、帯電部、露光装置、現像装置、転写ローラ等を有し、搬送される記録用紙Pに画像を形成して画像面が未定着である記録済みの記録用紙Pを定着部40へ出力する。なお、本例においては図示されていないが4つの現像装置が設けられており、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの色を用いてカラープリントが可能であるものとする。
定着部40は、未定着である記録済みの記録用紙Pに対して定着処理を実行する。定着部40には、ファン310と、定着ローラ312と、定着ローラ312内に設けられたヒータ314とが設けられている。
定着部40から必要に応じて後処理部30に排出されて、後処理部30において、パンチング、ステープル処理等の後処理が実行される。
給紙部15,16は、記録用紙Pを画像形成部10に給紙する。
給紙部15には、複数のサイズの異なる記録用紙が収納されたカセット132,142,152が設けられる。カセット132,142,152にそれぞれ対応して、ピックアップローラ131,141,151が設けられ、カセットから記録用紙を画像形成部10に搬送する。また、給紙部16からもピックアップローラ161を介して画像形成部10に搬送される。なお、給紙部15,16から画像形成部10に1枚ずつ記録用紙が搬送される。
また、画像形成部10には、用紙の傾き等の曲がりを補正するための補正ローラが設けられており、この点については後述する。
[2.画像形成装置のブロック構成]
図2は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置100の概略ブロック図である。
図2を参照して、ここでは、画像形成装置100の全体を制御する制御部50と、後処理を実行するための後処理部30と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、操作ディスプレイ等を含む入力部60と、画像を形成するための画像形成部10と、メモリ70と、画像読取部26と、原稿搬送部20と、定着部40と、機内用ファン300を制御するための機内用ファン制御部52とが設けられる。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing unit)で構成され、メモリ70に格納された種々のアプリケーションプログラムを読み込んで、各部を制御する。
定着部40は、定着ローラ312の駆動を制御するための定着ローラ駆動制御部42と、定着部40に設けられたファン310を制御するためのファン制御部44と、ヒータ314を制御するためのヒータ制御部46とを含む。
画像形成部10は、記録用紙を搬送するために種々のローラを駆動するためのローラ駆動制御部102と、補正ローラを制御する曲がり補正部104と、トナー濃度を検出するためのパターンを生成して、当該生成したパターンを検出して、トナー濃度を調整するパッチ補正を実行するためのパッチ補正部106とを含む。
[3.操作ディスプレイ]
図3は、本発明の実施の形態に従う操作ディスプレイ200について説明する図である。
図3を参照して、操作ディスプレイ200は、表示部212と、集音マイク204と、認証センサ208と、静音ボタン214と、10キー202と、スタートボタン210とを含む。
表示部212上にはタッチパネルが設けられており、表示部212上において所定の操作が可能である。
集音マイク204は、入力部の一部として機能し音声による指示が可能であるものとする。
また、認証センサ208は、カードキー等からデータを読み出して認証処理を実行する。なお、カードキーのみならず、生体認証を実行するようにしても良い。
静音ボタン214は、当該静音ボタン214の押下に応答して後述する本発明の実施の形態に従う静音モードを実現するためのボタンである。
10キー202は、コピー等の枚数を入力するためのボタンである。スタートボタン210は、コピー/スキャン等の処理の実行を指示するボタンである。
また、表示部212には、各種モードの表示やその他の表示が行われる。そして、タッチパネルによって、表示内容に従った各種設定を行うことができる。例えば、表示部212には、通常は、コピー動作やスキャン動作を実行する際に行う基本的/応用的な設定のためのボタンが配置されている。各ボタンを押下すると、その詳細設定を行うための階層画面が表示される。
さらに、表示部212には、その時点で画像形成装置100に予約されているジョブ情報が表示される。具体的には、実行されるべきジョブがジョブID順に表示される。特定のジョブに対して消去や変更等の操作を行う場合は、ジョブ操作ボタンを選択した後、操作対象となるジョブ番号ボタンを押下する。それらの操作によってジョブ操作画面が表示され、特定のジョブに対する操作が可能となる。
[4.静音モードへの移行]
以下に、本発明の実施の形態に従う静音モードについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態に従う静音モードに移行するフローを説明する図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。
図4を参照して、まず、制御部50は、電源がONされたかどうかを判断する(ステップS2)。
次に、制御部50は、電源がONされたと判断した場合(ステップS2においてYES)には、次に、静音ボタンが押下されたかどうかを判断する(ステップS4)。具体的には、上述した図3の操作ディスプレイ200における静音ボタン214の押下が有ったかどうかを判断する。本例において、制御部50は、静音ボタン214の入力があった場合には、その入力があったタイミングにおいて、画像形成装置がどのような状態であるかを判断して、その状態に応じた静音モードを切り替える。一例として、3つの静音モードのいずれかに切り替える。
制御部50は、静音ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS4においてYES)には、次に、起動中であるかどうかを判断する(ステップS4)。電源がONされた直後において画像形成装置100は、一般的に起動処理を開始する。起動処理としては、各部が正常に駆動するか否かを判断する動作(イニシャル動作)が実行される。例えば、定着部40においては、定着ローラ312の回転動作が開始される。また、定着部40内に設けられたファン310が回転する。また、定着部40に設けられたヒータ314に対する通電制御が実行される。イニシャル動作として、他の部位においても、正常に駆動するか否か判断するための所定の動作が実行される。
そして、制御部50は、静音ボタンの入力が起動中であると判断した場合(ステップS4においてYES)には、起動静音モードに移行する(ステップS8)。起動静音モードの詳細については後述する。
ステップS6において、制御部50は、静音ボタンの入力が起動中でないと判断した場合(ステップS4においてNO)には、静音ボタンの入力が印字動作中であるかどうかを判断する(ステップS10)。印字動作中である場合とは、画像形成装置100が起動時ではなく、また、スタンバイ時でもない画像形成等の処理が実行されている場合である。
制御部50は、静音ボタンの入力が印字動作中であると判断した場合(ステップS10においてYES)には、印字静音モードに移行する。印字静音モードの詳細については後述する。
次に、ステップS10において、制御部50は、静音ボタンの入力が印字動作中でないと判断した場合(ステップS10においてNO)には、スタンバイ中であるかどうかを判断する(ステップS14)。ステップS14において、制御部50は、静音ボタンの入力がスタンバイ中であると判断した場合(ステップS14においてYES)には、スタンバイ静音モードに移行する(ステップS16)。スタンバイ静音モードの詳細については後述する。
一方、ステップS14において、制御部50は、静音ボタンの入力がスタンバイ中でないと判断した場合(ステップS14においてNO)には、無効な入力としてステップS4に戻る。
[5.起動静音モード]
図5は、本発明の実施の形態に従う起動静音モードについて説明するフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして定着部40における処理について説明する。
図5を参照して、制御部50は、定着部40の定着ローラ312の回転動作を停止する(ステップS20)。
そして、次に、定着部40に設けられたヒータ314に対する通電制御も停止する(ステップS22)。
次に、制御部50は、定着部40内に設けられたファン310の回転を停止する(ステップS24)。
次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS26)。
ステップS26において、静音ボタン214の再押下があった場合には、各部材の停止を解除することによって、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS28)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
一方、静音ボタン214の再押下がなかった場合には、ステップS26の状態を維持する。
当該起動静音モードにおいて、例えば、定着部40におけるイニシャル動作を停止させることにより、起動時における騒音材料となる定着部40の動作をすぐに停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。なお、再び、静音ボタン214を再押下することによりイニシャル動作を復帰させることが可能である。
本実施の形態において、稼動音量とは、画像形成装置100におけるモータやローラ、ファン等の各要素が回転等の動作をすることにより発生する音量の総和である。
なお、本例においては、定着部40について説明したが定着部40に限られず画像形成部10等のイニシャル動作についても同様に適用可能である。
[6.スタンバイ静音モード]
図6は、本発明の実施の形態に従うスタンバイ静音モードについて説明するフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして定着部40における処理について説明する。スタンバイ時においても、定着部40においては、定着部40の温度制御のためのヒータ314の通電制御、また、定着ローラ312の回転、ファン310の回転が行われている。
図6を参照して、制御部50は、定着部40の定着ローラ312の回転動作を停止する(ステップS30)。
そして、次に、定着部40に設けられたヒータ314に対する通電制御も停止する(ステップS32)。
次に、制御部50は、定着部40内に設けられたファン310の回転を停止する(ステップS34)。
次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS36)。
ステップS36において、静音ボタン214の再押下があった場合には、各部材の停止を解除することによって、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS38)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
一方、静音ボタン214の再押下がなかった場合には、ステップS36の状態を維持する。
当該スタンバイ静音モードにおいても、例えば、定着部40における動作を停止させることにより、スタンバイ時における騒音材料となる定着部40の動作をすぐに停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。なお、本例においては、全ての動作を停止する場合について説明したが、これに限られず、少なくとも1つの騒音材料となる部材、例えば定着ローラ312の回転動作のみ停止させるようにしても良い。
[7.印字静音モード]
図7は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10における処理について説明する。
図7を参照して、制御部50は画像形成部10のパッチ補正部106におけるパッチ補正動作を停止する(ステップS40)。上述したように、パッチ補正部106は、トナー濃度を検出するためのパターンを生成して、当該生成したパターンを検出して、トナー濃度を調整する。当該パッチ補正動作は、例えば、一定時間毎に、あるいは、所定枚数の印字動作終了後等に実行されていた。本例において、制御部50は、印字静音モードとなった場合に、当該パッチ補正動作を実行するパッチ補正部106の処理を停止させる。
そして、次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS42)。
ステップS42において、静音ボタン214の再押下があった場合には、パッチ補正動作の停止を解除することによって、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS44)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
当該印字静音モードにおいて、例えば、画像形成部10におけるパッチ動作を停止させることにより、印字時中における騒音材料となる画像形成部10の補正動作を一時的に停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。なお、本例においては、印字静音モードにおいてパッチ補正動作を停止する場合について説明したが、スタンバイ時においてもパッチ補正動作が所定時間毎に行われる。したがって、スタンバイ静音モードにおいても同様の処理を実行するようにしても良い。
(変形例その1)
図8は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明する別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10における処理について説明する。
図8を参照して、制御部50は、画像形成部10のローラ駆動制御部102におけるローラの回転を停止又は回転速度を変更する(ステップS50)。上述したように、ローラ駆動制御部102は、記録用紙の搬送等を実行する。本例において、制御部50は、印字静音モードとなった場合には、ローラ駆動制御部102におけるローラの回転を停止する。または、ローラ駆動制御部102におけるローラの回転速度を変更する。例えば、回転速度を遅くする。
そして、次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS52)。
ステップS52において、静音ボタン214の再押下があった場合には、ローラの回転の停止又は回転速度の変更を解除することによって、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS54)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
当該印字静音モードにおいて、例えば、画像形成部10におけるローラ駆動制御部102におけるローラの駆動を停止させることにより、印字時中における騒音材料となる画像形成部10の記録用紙の搬送動作をすぐに停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。又はローラの駆動を停止させなくても、回転速度を例えば、遅くして記録用紙を搬送することにより、稼動音量を低減して静音状態とすることも可能である。
(変形例その2)
図9は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10における処理について説明する。
図9を参照して、制御部50は画像形成部10のローラ駆動制御部102におけるモータ駆動の方式を変更する(ステップS60)。
図10は、本発明の実施の形態に従うローラを制御する制御ブロックを説明する図である。
図10を参照して、ローラ駆動制御部102は、モータドライバ112を制御する。モータドライバ112は、ローラを駆動するためのモータ114を制御する。
本例においては、モータドライバ112は、2つのモード(Aモード/Bモード)を有しており、モータ114の回転角を一方のモードに従う駆動で制御する。本例においては、Aモードでは、例えば、1.8度ずつの回転角でモータ114を制御するものとする。一方、Bモードでは、例えば、0.9度ずつの回転角でモータ114を制御するものとする。そして、モータドライバ112は、ローラ駆動制御部102からの指示に従って通常時においては、Aモードでモータ114の回転角を制御する。そして、モータドライバ112は、ローラ駆動制御部102からの指示に従って印字静音モードにおいては、Bモードでモータ114の回転角を制御する。
再び、図9を参照して、次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS62)。
ステップS62において、静音ボタン214の再押下があった場合には、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS64)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
当該印字静音モードにおいて、例えば、モータドライバ112におけるモータの駆動モードをAモードからBモードに変更することにより、モータの回転角の微調整が可能となり、回転制御における稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。
そして、静音モードが解除される際には、モータドライバ112におけるモータ114の駆動モードが、Bモードから再びAモードに変更される。
(変形例その3)
図11は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして機内用ファン300における処理について説明する。
図11を参照して、ファンを停止する(ステップS70)。例えば、一例として、制御部50は、機内用ファン300を制御するための機内用ファン制御部52に機内用ファン300を停止するように指示する。
そして、次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS72)。
ステップS72において、静音ボタン214の再押下があった場合には、ステップS70でのファンの停止を解除することにより、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS74)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
当該印字静音モードにおいて、例えば、制御部50が機内用ファン制御部52に対して機内用ファン300における回転の停止を指示することにより、印字時中における騒音材料となる機内用ファン300の回転をすぐに停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。
また、機内用ファン300の停止とともに、以下の制御を組み合わせるようにしても良い。例えば、機内用ファン300を停止させた場合であっても、機内の温度が上がりすぎないように画像形成部10において低い温度で画像を形成させるジョブを優先して印字するように制御するようにしても良い。
(変形例その4)
図12は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として印字予約に関する処理について説明する。
図12を参照して、制御部50は予約テーブルを確認する(ステップS80)。具体的には、現在、メモリ70に記憶されている予約されているジョブが格納された予約テーブルを確認する。
そして、次に、予約テーブルに格納されたジョブを再配列する(ステップS82)。
そして、次に、再配列されたジョブに従って予約テーブルを更新する(ステップS84)。
そして、当該更新された予約テーブルに従ってジョブを実行する(ステップS86)。
そして、処理を終了する(エンド)。
図13は、本発明の実施の形態に従う予約テーブルの更新を説明する図である。
図13を参照して、ここでは、予約テーブルに3つのジョブが格納されている場合が示されている。具体的には、最初のジョブは、モノクロプリントであり、次のジョブは、カラープリントである。そして、その次のジョブは、モノクロプリントである。
上記のジョブの再配列によりモノクロプリントのジョブを優先して再配列する。
モノクロプリントは、カラープリントよりも比較的低い定着温度で画像を形成することが可能であるため機内用ファン300を停止させている場合であっても、モノクロプリントを優先的に実行することにより画像形成装置全体に影響を与えないようにすることが可能である。
なお、本例においては、機内用ファン300について説明したが、画像形成装置100内には複数のファンが設けられており、例えば、オゾン排出用のファンや、定着部40に設けられたファンや、電源装置に設けられたファン等もあり、その全ての回転を停止させる、または、そのうちの1つを停止させるようにしても良い。
また、上記においては、モノクロプリントとカラープリントのジョブに従って、ジョブを再配列する場合について説明したが、静音化可能なジョブかどうかを点数で表現して分類することにより再配列するようにしても良い。
図14は、ジョブ種類に基づく点数を表現するためのランク分けテーブルを説明する図である。
図14を参照して、ここでは、用紙サイズ、画質、カラー/モノクロ、厚さのそれぞれに従って2つの場合分けがなされて、音が大きい方に高い点数を付与することが可能なテーブルが示されている。
具体的には、用紙サイズが大きい場合(例えばB4以上)には1点、小さい場合(例えばB4未満)には0点が付与される。また、また、画質について、高画質の場合(たとえば、400dpi(dot per inch)以上)には1点、低画質(たとえば、400dpi未満)の場合には0点が付与される。また、カラーの場合には1点、モノクロの場合には0点が付与される。また、用紙の厚さが厚い場合には1点、薄い場合には0点として点数が付与されるものとする。また、後処理を1つ行なうたびに1点が付与される。たとえば、後処理として、「パンチ」「ステープラ」「ソート」の3種類をそれぞれ独立して行うことが可能である場合に、これら3種類のいずれか1種類が実行される場合には1点が、これらの中の2種類が実行される場合には2点が、これらすべてが実行される場合には3点が、これらのいずれもが実行されない場合には0点が、付与される。
制御部50は、各ジョブの内容に従って、ジョブごとに、上記ランク分けテーブルに従って点数を合算するものとする。
例えば、用紙サイズが大、画質が高、カラープリント、用紙の厚さが厚く、後処理としてソートのみを実行し、印字速度が遅い、ジョブの場合には5点となる。
一方、逆に、用紙サイズが小、画質が低、モノクロプリント、用紙の厚さが薄く、後処理はいずれも実行せず、印字速度が遅い、ジョブの場合には0点となる。
そして、ステップS82では、当該点数に従って、低い点数順にジョブを再配列する。
なお、点数が低いほど、静音化可能、つまり、ジョブを実行する際の稼動音量が小さいジョブと言える。図14の各項目を稼動音量の観点から検討すると、用紙サイズが小さいほど、用紙の厚さが薄いほど、また、印字速度が遅いほど、当該用紙が画像形成装置100内で搬送される際に発生する音が小さく、また、定着部40における定着温度を低く設定できるため機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、当該ファンの回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、カラープリントの方がモノクロプリントよりも定着部40における定着温度を低く設定できるため、機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、機内用ファン300の回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、後処理動作の際には音が発生するため、実行する後処理動作の数が少ないほど、発生する音量は低くできる。また、低画質であれば画像を形成される用紙における印字率(用紙の印字面積に対するトナーを転写される面積の割合)が低くなり、これにより、定着部40における定着温度を低く設定でき、機内用ファン300の回転数を低く設定できるためである。なお、画質の高低は、たとえば印刷対象によって判定できる。具体的には、文字画像の場合には低画質であり、写真画像の場合には高画質であると判断される。
当該処理により、静音化可能なジョブを分類して、静音化可能なジョブを優先して実行することにより、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。
なお、各ジョブの内容が、静音化が可能なものに変更可能な場合には、なるべく静音化を図るように設定内容を変更する。具体的には、たとえばあるジョブの印字速度が「速」と設定されている場合でも、「低」に設定変更が可能な場合(または、当該ジョブについて、印字速度の設定変更不可の情報が登録されていない場合)には、当該ジョブにおける印字速度が「速」から「遅」に変更された上で、上記ランク分けテーブルに従った点数の合算が行なわれる。
(変形例その5)
図15は、本発明の実施の形態に従う用紙の傾き等の曲がりを補正するための補正ローラの制御について説明する図である。
図15(A)を参照して、ここでは、用紙の傾き等の曲がりを補正するための補正ローラ18と、所定タイミングで補正ローラ18に搬送するタイミングローラ19とが設けられている場合が示されている。
図15(A)を参照して、補正ローラ18には、位置を調節する補正機構17が設けられており、補正機構17は、補正ローラ18に対向する対向ローラとの距離を離間させたりすることができる。補正機構17は、曲がり補正部104からの指示に従って動作する。
また、補正機構17は、補正ローラ18の回転を停止させて、記録用紙が搬送されないようにすることも可能である。
当該状態においてタイミングローラ19により記録用紙が補正ローラ18に搬送されると、補正ローラ18に記録用紙が当接してループが形成される。
そして、図15(B)に示されるように補正機構17により補正ローラ18の位置を調整して、対向する対向ローラと離間させることによりループが解除されて用紙の傾き等の曲がりを補正することが可能となる。
なお、このループが解除される際に用紙の擦れ音が騒音源となる場合がある。
本例においては、図15(C)の如く、補正機構17における記録用紙のループの形成およびループの解除を実行せずに、補正ローラ18を回転させてタイミングローラ19からの用紙を搬送することにより、用紙の擦れ音が生じるのを防止して騒音を低減することが可能である。
図16は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10の曲がり補正部104における処理について説明する。
図16を参照して、曲がり補正を停止する(ステップS90)。上述したように制御部50は、一例として、曲がり補正部104に曲がり補正の停止を指示する。
そして、次に、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する(ステップS92)。
ステップS92において、静音ボタン214の再押下があった場合には、曲がり補正の停止を解除することによって、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS94)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
当該印字静音モードにおいて、例えば、制御部50が曲がり補正部104に対して曲がり補正の停止を指示することにより、印字時中における騒音材料となる機内用ファン300の回転をすぐに停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。
上記においては、入力部として操作ディスプレイ200の静音ボタン214から入力した場合の処理について説明したが、特に、これに限られず、例えば、集音マイク204を用いて所定の音声入力により静音モードに移行するように処理するようにしても良い。
また、認証センサ208を用いて、認証処理に成功したユーザのみ静音ボタン214の入力が有効となるように制御するようにしても良い。なお、認証センサ208を用いずに、認証画面を操作ディスプレイ200の表示部212に表示して認証処理を実行させて認証処理に成功したユーザのみ静音ボタン214の入力が有効となるように制御しても良い。あるいは、操作ディスプレイ200上の静音ボタン214からの入力に限らず、例えば、リモコン等に当該静音ボタン214と同等の機能ボタンを設けて、外部からのリモコン上に設けられた当該機能ボタンの押下があったことを制御部50が検知して、静音モードに移行するように制御しても良い。あるいは、画像形成装置100とネットワークで接続された端末装置からの外部入力により静音モードに移行するように制御しても良い。例えば、端末装置のディスプレイに表示されたドライバ画面上に静音ボタンと同等の機能ボタンを表示させて、当該機能ボタンの入力(指定)があったかどうかを画像形成装置100の制御部50が検知するようしても良い。
(変形例その6)
図17は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。
本変形例の印字静音モードでは、図7〜図16を参照して説明された印字静音モードおよびその変形例において停止された制御内容の中の複数の制御内容が停止される。
本変形例では、印字静音モードに移行すると、制御部50は、ステップS100で、画像形成部10のローラ駆動制御部102におけるローラの回転を停止又は回転速度を変更する。
次に、制御部50は、ステップS102で、ステップS70と同様にファンを停止させる。
次に、制御部50は、ステップS104で、ステップS90と同様に曲がり補正の停止する。
そして、ステップS106で、制御部50は、静音ボタン214の再押下があったかどうかを判断する。
ステップS106において、静音ボタン214の再押下があった場合には、ローラの回転停止または回転速度の変更を解除し、ファン停止を解除し、そして、曲がり補正の停止を解除することによって、静音モードを解除する工程を実行する(ステップS108)。静音モードを解除する工程の内容については、後述する。そして、処理を終了する(エンド)。
[8.静音モード解除]
本実施の形態では、上記した各静音モードの処理(図5〜図9,図11,図16,図17)において、各静音モード(起動静音モード、印字静音モード、および、スタンバイ静音モード)が解除される(ステップS28等)際には、段階的に静音モードが解除される。これにより、画像形成装置100において、稼動音量が低減された状態から、急激に、稼動音量が上昇するのではなく、段階的に稼動音量が上昇する。以下、静音モードを解除する処理の内容について説明する。
図18は、図5のステップS28,S38,S44,S54,S64,S74,S94,S108における静音モードを解除する処理(静音モード解除処理)のサブルーチンのフローチャートである。
図18を参照して、ステップS26等において静音ボタン214の再押下があったと判断すると、制御部50は、ステップSA10で、ステップS20等における静音のための動作を解除する動作を実行する。なお、ステップSA10では、一度の工程で完全に解除動作が実行されるのではなく、複数の段階に分けられた解除動作を1段階ずつ実行される。
次に、制御部50は、ステップSA12で、複数の段階に分けられた解除動作の中でまだ実行されていない解除動作があるか否かを判断し、あると判断するとステップSA14へ処理を進め、無いと判断すると、処理を各静音モードにリターンさせる。なお、図5〜図9,図11,図16,図17の各静音モードの処理は、図18に示す静音モードを解除する処理からのリターンがあると、処理を図4のステップS4へ戻す。これにより、各静音モードが解除されると、その後静音ボタン214が押下された場合、画像形成装置100のモードは、押下があった時点での画像形成装置100の状態に応じた静音モード(起動静音モード、印字静音モード、または、スタンバイ静音モード)へと移行する。
ステップSA14では、制御部50は、現在実行されている解除動作の次の段階の解除動画を実行して、ステップSA12へ処理を戻す。
以上説明した静音モードを解除する処理の内容を、具体的に説明する。
たとえば、図5または図6では、静音のために、定着部40の定着ローラ312の回転動作が停止される。そして、この場合には、制御部50は、ステップSA10において、定着ローラ312の回転を再開させる。なお、一度に、停止前の回転速度Nまで定着ローラ312の回転速度を上げるのではなく、まず、回転速度Nより低い回転速度N1で定着ローラ312の回転速度を上げる。詳しくは、メモリ70に記憶された態様に従って、定着ローラ312の回転速度を上げる。メモリ70には、ステップSA10を1回、そして、ステップSA14を(m−1)回実行する場合の、各回の回転速度N1〜Nmが記憶される。なお、回転速度Nmは、停止前の回転速度Nである。制御部50は、1回目のステップSA10では定着ローラ312の回転速度をN1まで上げ、2回目のステップSA10では定着ローラ312の回転速度をN2まで上げ、このような処理を順次実行し、そして、m回目のステップSA10で定着ローラ312の回転速度をNm(=N)まで上げて、処理をリターンさせる。
なお、図18を参照して説明した、複数の段階に分けて静音のために停止等された動作を静音モード前の状態に復帰させる処理では、1段階ごとに復帰させる工程が実行された後、所定時間の経過を待って、次の段階の工程が実行されることが好ましい。つまり、ステップSA10が実行された後、または、ステップSA14が実行された後、所定時間の経過を待って、次のステップSA14が実行されることが好ましい。
また、図18の処理では、図8において静音のために回転を停止または回転速度を遅くされた搬送用のローラについても、上記の定着ローラ312と同様に、段階的に回転速度を上げられる。搬送用のローラの回転速度の上昇および低下は、画像形成装置100内の用紙の搬送速度に上昇および低下に一致する。そして、搬送用のローラの回転速度が上昇/低下は、画像形成装置100内から排紙トレイ23に排出される単位時間あたりの用紙の数の上昇/低下と一致する。ここで、感光体への画像形成にポリゴンミラーが用いられる場合、当該ポリゴンミラーの回転数を変更することなく用紙の搬送速度を変更するために、搬送用のローラの回転速度は、静音のための停止前の速度を100%とした場合、12.5%、25%、50%、100%の順に上昇させられることが好ましい。
また、図18の処理では、図11において静音のために回転を停止された機内用ファン300の回転数についても、上記の定着ローラ312の回転速度と同様に、段階的に上げられる。
(変形例その1)
静音モードにおいて、静音のために複数の要素の動作が静音のための停止された場合、静音モードを解除する処理では、各要素の停止の解除が順に行なわれることによって、段階的に稼動音量が上げられても良い。
図19は、図18に示された処理の変形例のフローチャートである。なお、図19は、図6のスタンバイ静音モードの処理に対応した処理のフローチャートである。つまり、図19では、複数の要素の一例として、定着ローラ312、ヒータ314およびファン310が挙げられている。
図19を参照して、ステップS36において静音ボタン214の再押下があったと判断すると、制御部50は、ステップSA20で、定着ローラ312の回転動作の停止を解除(回転を再開)させて、ステップSA22へ処理を進める。
ステップSA22では、制御部50は、ヒータ314の通電を再開して、ステップSA24へ処理を進める。
ステップSA24では、制御部50は、ファン310の回転動作の停止を解除(回転を再開)させて、処理を図6へリターンさせる。
なお、ステップSA22は、ステップSA20の工程完了後、一定時間経過を条件として実行されることが好ましい。また、ステップSA24は、ステップSA22の工程完了後、一定時間経過を条件として実行されることが好ましい。
また、ステップSA20では、所定時間が経過するごとに段階的に定着ローラ312の回転速度が上げられても良い。また、ステップSA24では、所定時間が経過するごとに段階的にファン310の回転数が上げられても良い。
(変形例その2)
図7や図9を参照して説明した各静音モードでは、静音のためにさらに搬送用ローラの回転速度を低下させて用紙搬送速度を低下しても良い。
このような場合、ステップS44やステップS64における、静音モードを解除する工程では、パッチ補正動作の停止の解除またはモータ114の駆動モードのBモードからAモードへの変更とともに、搬送用ローラの回転速度の上昇(復帰)が実行される。図20は、本変形例における静音モード解除処理のサブルーチンのフローチャートである。
図20を参照して、本変形例における静音モード解除処理では、制御部50は、ステップSA30で搬送用ローラの回転速度を上昇させることができるか否かを判断し、上昇できると判断すると、ステップSA32で、搬送用ローラの回転速度を静音モードへの移行前の回転速度まで上昇させて、ステップSA34へ処理を進める。一方、ステップSA30で回転速度の上昇ができないと判断すると、制御部50は、そのままステップSA34へ処理を進める。なお、搬送用ローラの回転速度を上昇できない場合とは、たとえば、静音モードに移行する際に搬送用ローラの回転速度を低下させていない場合が考えられる。
ステップSA34では、制御部50は、静音モードを解除するためのその他の工程(パッチ補正動作の停止の解除またはモータ114の駆動モードのBモードからAモードへの変更)を実行して、図7または図9へ処理を戻す。
(変形例その3)
図20の変形例において、搬送用ローラの回転速度を、複数段階に分けて上昇させることができる。図21は、図20の変形例における静音モード解除処理のサブルーチンのフローチャートである。
図21を参照して、本変形例における静音モード解除処理では、制御部50は、ステップSA40で、搬送用ローラの回転速度がまだ上昇させることができるか否かを判断する。搬送用ローラの回転速度がまだ静音モード移行前の速度まで復帰していなければ、制御部50は、当該速度をまだ上昇させることができるとしてステップSA42へ処理を進める。一方、すでの静音モード移行前の速度まで復帰していると判断すると、制御部50は、ステップSA44へ処理を進める。
ステップSA42では、制御部50は、搬送用ローラの回転速度を1段階分上昇させて、ステップSA40へ処理を戻す。
一方、ステップSA44では、制御部50は、静音モードを解除するためのその他の工程(パッチ補正動作の停止の解除またはモータ114の駆動モードのBモードからAモードへの変更)を実行して、図7または図9へ処理を戻す。
(変形例その4)
印字静音モード(図7〜図17)を解除する場合、制御部50は、これから実行するジョブについて、各ジョブが実行される際の駆動音量を予測し、予測される駆動音量が小さい順に実行しても良い。これにより、静音モードを解除する処理が実行されている間、駆動音量を段階的に大きくすることができる。
図22は、本変形例における静音モード解除処理のサブルーチンのフローチャートである。
図22を参照して、静音モード解除処理では、制御部50は、まずステップSA50で予約テーブルを確認する。具体的には、現在、メモリ70に記憶されている予約されているジョブが格納された予約テーブルを確認する。次に、ステップSA52で、予約テーブルに格納されたジョブを再配列する。次に、ステップSA54で、再配列されたジョブに従って予約テーブルを更新する。そして、ステップSA56で、当該更新された予約テーブルに従った順序で、ジョブを実行し、静音モード解除処理を終了させる。
ここで、予約テーブルの更新は、図13を参照して説明した予約テーブルの更新と同様とすることができる。また、予約テーブルに格納されたジョブの再配列では、たとえば図14を参照して説明したようにジョブごとに点数を付け、点数が低い順に、つまり、実行の際の稼動音量が低いと予測されるジョブから順に、実行するように配列が変更されても良い。この例では、ジョブごとの点数の算出が、ジョブごとの稼動音の大きさの予測に相当する。
なお、上記した稼動音量に対応する点数の算出の代わりに、想定される音量を算出しても良い。具体的には、画像形成装置100の各要素が稼動する際に発生すると予測される音量を予めメモリ70に記憶しておく。また、画像形成装置100内を用紙が搬送される際に発生すると予測される音量を予めメモリ70に記憶しておく。そして、各ジョブの実行の際に稼動すると考えられる画像形成装置100の要素を選出し、選出された要素について記憶された音量の和を算出し、当該和に用紙搬送の音量を加算することにより、ジョブごとに発生すると予測される音量が算出される。
また、静音モードを解除する処理では、予測される稼動音量の低い順にジョブを実行しながら、ファンの回転数やモータの回転速度を段階的に上昇させても良い。
[9.その他の変形例等]
以上説明した本実施の形態では、各種静音モードへの移行および当該静音モードの解除の指示は、ユーザが静音ボタン214を押下に応じて、制御部50へ入力された。なお、画像形成装置100における制御部50への上記移行および解除の指示は、他の態様によって入力されても良い。たとえば、上記移行および/または解除についてのタイマ設定がなされている場合には、制御部50は、当該タイマ設定において設定された時刻が到来すると、上記移行および/または解除の指示が入力されたとして、各図に示された処理を実行する。タイマ設定は、入力部60に対して入力された情報に基づいて設定されても良いし、画像形成装置100に通信機能を設け、当該通信機能によってネットワークを介して受信した情報に基づいて設定されても良い。タイマ設定に関する情報(静音モードへと移行する時刻等)は、たとえば、メモリ70に記憶される。そして、この場合には、制御部50によって入力手段が兼用構成される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 画像形成部、15,16 給紙部、17 補正機構、18 補正ローラ、19 タイミングローラ、20 原稿搬送部、21 原稿台、22 搬送ローラ、23 排紙トレイ、26 画像読取部、30 後処理部、40 定着部、42 定着ローラ駆動制御部、44 ファン制御部、46 ヒータ制御部、50 制御部、52 機内用ファン制御部、60 入力部、70 メモリ、100 画像形成装置、102 ローラ駆動制御部、104 曲がり補正部、106 パッチ補正部、112 モータドライバ、114 モータ、200 操作ディスプレイ、202 10キー、204 集音マイク、208 認証センサ、210 スタートボタン、212 表示部、214 静音ボタン、300 機内用ファン、310 ファン、312 定着ローラ、314 ヒータ。
また、本発明の画像形成装置では、稼動部は、画像を形成された記録用紙に対する後処理動作を実行する後処理手段を有し、指標は、当該指標が対応する設定内容が後処理動作を含まない場合よりも含む場合の方が、稼動部の稼動音が大きいことを示す値になることが好ましい。
制御部50は、静音ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS4においてYES)には、次に、起動中であるかどうかを判断する(ステップS)。電源がONされた直後において画像形成装置100は、一般的に起動処理を開始する。起動処理としては、各部が正常に駆動するか否かを判断する動作(イニシャル動作)が実行される。例えば、定着部40においては、定着ローラ312の回転動作が開始される。また、定着部40内に設けられたファン310が回転する。また、定着部40に設けられたヒータ314に対する通電制御が実行される。イニシャル動作として、他の部位においても、正常に駆動するか否か判断するための所定の動作が実行される。
そして、制御部50は、静音ボタンの入力が起動中であると判断した場合(ステップSにおいてYES)には、起動静音モードに移行する(ステップS8)。起動静音モードの詳細については後述する。
ステップS6において、制御部50は、静音ボタンの入力が起動中でないと判断した場合(ステップSにおいてNO)には、静音ボタンの入力が印字動作中であるかどうかを判断する(ステップS10)。印字動作中である場合とは、画像形成装置100が起動時ではなく、また、スタンバイ時でもない画像形成等の処理が実行されている場合である。
そして、ステップS82では、当該点数に従って、低い点数順にジョブを再配列する。
なお、点数が低いほど、静音化可能、つまり、ジョブを実行する際の稼動音量が小さいジョブと言える。図14の各項目を稼動音量の観点から検討すると、用紙サイズが小さいほど、用紙の厚さが薄いほど、また、印字速度が遅いほど、当該用紙が画像形成装置100内で搬送される際に発生する音が小さく、また、定着部40における定着温度を低く設定できるため機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、当該ファンの回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、モノクロプリントの方がカラープリントよりも定着部40における定着温度を低く設定できるため、機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、機内用ファン300の回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、後処理動作の際には音が発生するため、実行する後処理動作の数が少ないほど、発生する音量は低くできる。また、低画質であれば画像を形成される用紙における印字率(用紙の印字面積に対するトナーを転写される面積の割合)が低くなり、これにより、定着部40における定着温度を低く設定でき、機内用ファン300の回転数を低く設定できるためである。なお、画質の高低は、たとえば印刷対象によって判定できる。具体的には、文字画像の場合には低画質であり、写真画像の場合には高画質であると判断される。
当該印字静音モードにおいて、例えば、制御部50が曲がり補正部104に対して曲がり補正の停止を指示するとともに、補正ローラ18を冷却するための機内用ファン300の回転を停止させる。これにより、印字時中における騒音材料となる機内用ファン300の回転をすぐに停止して、稼動音量を低減して静音状態とすることが可能である。
ステップSA14では、制御部50は、現在実行されている解除動作の次の段階の解除動作を実行して、ステップSA12へ処理を戻す。
以上説明した静音モードを解除する処理の内容を、具体的に説明する。
たとえば、図5または図6では、静音のために、定着部40の定着ローラ312の回転動作が停止される。そして、この場合には、制御部50は、ステップSA10において、定着ローラ312の回転を再開させる。なお、一度に、停止前の回転速度Nまで定着ローラ312の回転速度を上げるのではなく、まず、回転速度Nより低い回転速度N1で定着ローラ312の回転速度を上げる。詳しくは、メモリ70に記憶された態様に従って、定着ローラ312の回転速度を上げる。メモリ70には、ステップSA10を1回、そして、ステップSA14を(m−1)回実行する場合の、各回の回転速度N1〜Nmが記憶される。なお、回転速度Nmは、停止前の回転速度Nである。制御部50は、1回目のステップSA10では定着ローラ312の回転速度をN1まで上げ、回目のステップSA1では定着ローラ312の回転速度をN2まで上げ、ステップSA14を順次実行し、そして、−1)回目のステップSA1で定着ローラ312の回転速度をNm(=N)まで上げて、処理をリターンさせる。

Claims (7)

  1. 記録用紙に画像を形成するために稼動する稼動部を有する画像形成装置であって、
    前記稼動部による稼動音を小さくさせる静音モードへの移行および前記静音モードの解除を指示入力するための入力手段と、
    前記稼動部の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記入力手段からの前記静音モードへの移行の指示入力に応答して、前記稼動部の稼動音を小さくさせるように制御する第1の制御を実行し、
    前記入力手段からの前記静音モードの解除の指示入力に応答して、前記稼動部の稼動状態を、前記稼動部の稼動音を段階的に大きくさせながら前記第1の制御前の状態に戻す第2の制御を実行する、画像形成装置。
  2. 前記稼動部は、画像を形成した記録用紙を排出する排出手段を有し、
    前記制御手段は、前記排出手段の単位時間あたりの記録用紙の排出量を低下させることにより、前記第1の制御を実行する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記稼動部は、ジョブを実行し、
    前記制御手段は、前記第2の制御において、前記稼動部がこれから実行する複数のジョブの各々について、実行される際の前記稼動部の稼動音の大きさを予測し、予測された稼動音が小さいジョブから順に前記稼動部に実行させる、請求項2記載の画像形成装置。
  4. ジョブにおける設定項目について、設定内容に応じた前記稼動部の稼動音の大きさの指標を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記複数のジョブの各々について、各ジョブにおける設定内容に対応した前記指標を取得し、当該取得した指標の和を算出することにより、前記稼動部の稼動音の大きさを予測する、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記稼動部は、画像を形成された記録用紙に対する後処理動作を実行する後処理手段を有し、
    前記指標は、当該指標が対応する前記設定内容が前記後処理動作を含む場合よりも含まない場合の方が、前記稼動部の稼動音が大きいことを示す値になる、請求項3または請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記稼動部は、前記画像形成装置内で空気を循環させるファンと、画像を形成された記録用紙に当該画像を定着させるための定着手段を有し、
    前記記憶手段は、第1の設定内容と第2の設定内容のそれぞれについて前記指標を記憶し、
    前記第1の設定内容は、前記第2の設定内容よりも、前記定着手段の定着温度が高くかつ前記ファンの回転数が大きく、
    前記第1の設定内容に対応した前記指標は、前記第2の設定内容に対応した前記指標よりも、前記稼動部の稼動音が大きいことを示す値になる、請求項3〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記静音モードの解除の指示入力に応答して、所定の時間ごと、1枚の記録用紙に対する画像形成ごと、1ジョブについての画像形成ごと、または、予め定められた所定の条件が満たされるごとに、段階的に、前記移行前の稼動状態に向けて前記稼動部の稼動音が段階的に大きくなるように、前記稼動部を制御する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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