JP2012108365A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置において静音ボタンが操作されると、当該画像形成装置は静音モードに移行する。静音モードでは、稼動音量が低減されるように、モータが停止または回転速度を低下されたり、ファンの回転数が低下されたり、用紙の搬送速度が低下したりする。再度静音ボタンが操作されると、静音モードが解除される。なお、静音モードが解除される際には、稼動音量が徐々に上昇するように、各要素の動作が復帰する。
【選択図】図1
Description
これらプリンタや複写機に代表される画像形成装置には、トナー画像を形成し、そのトナー画像を定着器により加熱および加圧することで記録媒体上に定着させて記録媒体上に画像を形成するものがある。この様な画像形成装置には、定着器から発生する熱を、装置の筐体の一部に設けられた排気口から筐体外に排出するための排気ファンや、記録用紙を搬送するためのローラなど、様々な動作部材が配備されている。
図1は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置の構成を説明する図である。
給紙部15には、複数のサイズの異なる記録用紙が収納されたカセット132,142,152が設けられる。カセット132,142,152にそれぞれ対応して、ピックアップローラ131,141,151が設けられ、カセットから記録用紙を画像形成部10に搬送する。また、給紙部16からもピックアップローラ161を介して画像形成部10に搬送される。なお、給紙部15,16から画像形成部10に1枚ずつ記録用紙が搬送される。
図2は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置100の概略ブロック図である。
図3は、本発明の実施の形態に従う操作ディスプレイ200について説明する図である。
以下に、本発明の実施の形態に従う静音モードについて説明する。
図5は、本発明の実施の形態に従う起動静音モードについて説明するフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして定着部40における処理について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に従うスタンバイ静音モードについて説明するフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして定着部40における処理について説明する。スタンバイ時においても、定着部40においては、定着部40の温度制御のためのヒータ314の通電制御、また、定着ローラ312の回転、ファン310の回転が行われている。
図7は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10における処理について説明する。
図8は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明する別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10における処理について説明する。
図9は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして画像形成部10における処理について説明する。
図11は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として複数の稼動部の1つとして機内用ファン300における処理について説明する。
図12は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。具体的には、制御部50がメモリ70に格納されたプログラムを読み込むことにより実現されるものとする。本例においては、一例として印字予約に関する処理について説明する。
そして、次に、再配列されたジョブに従って予約テーブルを更新する(ステップS84)。
そして、処理を終了する(エンド)。
図13を参照して、ここでは、予約テーブルに3つのジョブが格納されている場合が示されている。具体的には、最初のジョブは、モノクロプリントであり、次のジョブは、カラープリントである。そして、その次のジョブは、モノクロプリントである。
モノクロプリントは、カラープリントよりも比較的低い定着温度で画像を形成することが可能であるため機内用ファン300を停止させている場合であっても、モノクロプリントを優先的に実行することにより画像形成装置全体に影響を与えないようにすることが可能である。
なお、点数が低いほど、静音化可能、つまり、ジョブを実行する際の稼動音量が小さいジョブと言える。図14の各項目を稼動音量の観点から検討すると、用紙サイズが小さいほど、用紙の厚さが薄いほど、また、印字速度が遅いほど、当該用紙が画像形成装置100内で搬送される際に発生する音が小さく、また、定着部40における定着温度を低く設定できるため機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、当該ファンの回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、カラープリントの方がモノクロプリントよりも定着部40における定着温度を低く設定できるため、機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、機内用ファン300の回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、後処理動作の際には音が発生するため、実行する後処理動作の数が少ないほど、発生する音量は低くできる。また、低画質であれば画像を形成される用紙における印字率(用紙の印字面積に対するトナーを転写される面積の割合)が低くなり、これにより、定着部40における定着温度を低く設定でき、機内用ファン300の回転数を低く設定できるためである。なお、画質の高低は、たとえば印刷対象によって判定できる。具体的には、文字画像の場合には低画質であり、写真画像の場合には高画質であると判断される。
図15は、本発明の実施の形態に従う用紙の傾き等の曲がりを補正するための補正ローラの制御について説明する図である。
本例においては、図15(C)の如く、補正機構17における記録用紙のループの形成およびループの解除を実行せずに、補正ローラ18を回転させてタイミングローラ19からの用紙を搬送することにより、用紙の擦れ音が生じるのを防止して騒音を低減することが可能である。
図17は、本発明の実施の形態に従う印字静音モードについて説明するさらに別のフロー図である。
本実施の形態では、上記した各静音モードの処理(図5〜図9,図11,図16,図17)において、各静音モード(起動静音モード、印字静音モード、および、スタンバイ静音モード)が解除される(ステップS28等)際には、段階的に静音モードが解除される。これにより、画像形成装置100において、稼動音量が低減された状態から、急激に、稼動音量が上昇するのではなく、段階的に稼動音量が上昇する。以下、静音モードを解除する処理の内容について説明する。
たとえば、図5または図6では、静音のために、定着部40の定着ローラ312の回転動作が停止される。そして、この場合には、制御部50は、ステップSA10において、定着ローラ312の回転を再開させる。なお、一度に、停止前の回転速度Nまで定着ローラ312の回転速度を上げるのではなく、まず、回転速度Nより低い回転速度N1で定着ローラ312の回転速度を上げる。詳しくは、メモリ70に記憶された態様に従って、定着ローラ312の回転速度を上げる。メモリ70には、ステップSA10を1回、そして、ステップSA14を(m−1)回実行する場合の、各回の回転速度N1〜Nmが記憶される。なお、回転速度Nmは、停止前の回転速度Nである。制御部50は、1回目のステップSA10では定着ローラ312の回転速度をN1まで上げ、2回目のステップSA10では定着ローラ312の回転速度をN2まで上げ、このような処理を順次実行し、そして、m回目のステップSA10で定着ローラ312の回転速度をNm(=N)まで上げて、処理をリターンさせる。
静音モードにおいて、静音のために複数の要素の動作が静音のための停止された場合、静音モードを解除する処理では、各要素の停止の解除が順に行なわれることによって、段階的に稼動音量が上げられても良い。
図7や図9を参照して説明した各静音モードでは、静音のためにさらに搬送用ローラの回転速度を低下させて用紙搬送速度を低下しても良い。
図20の変形例において、搬送用ローラの回転速度を、複数段階に分けて上昇させることができる。図21は、図20の変形例における静音モード解除処理のサブルーチンのフローチャートである。
印字静音モード(図7〜図17)を解除する場合、制御部50は、これから実行するジョブについて、各ジョブが実行される際の駆動音量を予測し、予測される駆動音量が小さい順に実行しても良い。これにより、静音モードを解除する処理が実行されている間、駆動音量を段階的に大きくすることができる。
以上説明した本実施の形態では、各種静音モードへの移行および当該静音モードの解除の指示は、ユーザが静音ボタン214を押下に応じて、制御部50へ入力された。なお、画像形成装置100における制御部50への上記移行および解除の指示は、他の態様によって入力されても良い。たとえば、上記移行および/または解除についてのタイマ設定がなされている場合には、制御部50は、当該タイマ設定において設定された時刻が到来すると、上記移行および/または解除の指示が入力されたとして、各図に示された処理を実行する。タイマ設定は、入力部60に対して入力された情報に基づいて設定されても良いし、画像形成装置100に通信機能を設け、当該通信機能によってネットワークを介して受信した情報に基づいて設定されても良い。タイマ設定に関する情報(静音モードへと移行する時刻等)は、たとえば、メモリ70に記憶される。そして、この場合には、制御部50によって入力手段が兼用構成される。
なお、点数が低いほど、静音化可能、つまり、ジョブを実行する際の稼動音量が小さいジョブと言える。図14の各項目を稼動音量の観点から検討すると、用紙サイズが小さいほど、用紙の厚さが薄いほど、また、印字速度が遅いほど、当該用紙が画像形成装置100内で搬送される際に発生する音が小さく、また、定着部40における定着温度を低く設定できるため機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、当該ファンの回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、モノクロプリントの方がカラープリントよりも定着部40における定着温度を低く設定できるため、機内用ファン300の回転数を低く設定でき、これにより、機内用ファン300の回転によって発生する音量を低くできると考えられるからである。また、後処理動作の際には音が発生するため、実行する後処理動作の数が少ないほど、発生する音量は低くできる。また、低画質であれば画像を形成される用紙における印字率(用紙の印字面積に対するトナーを転写される面積の割合)が低くなり、これにより、定着部40における定着温度を低く設定でき、機内用ファン300の回転数を低く設定できるためである。なお、画質の高低は、たとえば印刷対象によって判定できる。具体的には、文字画像の場合には低画質であり、写真画像の場合には高画質であると判断される。
たとえば、図5または図6では、静音のために、定着部40の定着ローラ312の回転動作が停止される。そして、この場合には、制御部50は、ステップSA10において、定着ローラ312の回転を再開させる。なお、一度に、停止前の回転速度Nまで定着ローラ312の回転速度を上げるのではなく、まず、回転速度Nより低い回転速度N1で定着ローラ312の回転速度を上げる。詳しくは、メモリ70に記憶された態様に従って、定着ローラ312の回転速度を上げる。メモリ70には、ステップSA10を1回、そして、ステップSA14を(m−1)回実行する場合の、各回の回転速度N1〜Nmが記憶される。なお、回転速度Nmは、停止前の回転速度Nである。制御部50は、1回目のステップSA10では定着ローラ312の回転速度をN1まで上げ、1回目のステップSA14では定着ローラ312の回転速度をN2まで上げ、ステップSA14を順次実行し、そして、(m−1)回目のステップSA14で定着ローラ312の回転速度をNm(=N)まで上げて、処理をリターンさせる。
Claims (7)
- 記録用紙に画像を形成するために稼動する稼動部を有する画像形成装置であって、
前記稼動部による稼動音を小さくさせる静音モードへの移行および前記静音モードの解除を指示入力するための入力手段と、
前記稼動部の動作を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記入力手段からの前記静音モードへの移行の指示入力に応答して、前記稼動部の稼動音を小さくさせるように制御する第1の制御を実行し、
前記入力手段からの前記静音モードの解除の指示入力に応答して、前記稼動部の稼動状態を、前記稼動部の稼動音を段階的に大きくさせながら前記第1の制御前の状態に戻す第2の制御を実行する、画像形成装置。 - 前記稼動部は、画像を形成した記録用紙を排出する排出手段を有し、
前記制御手段は、前記排出手段の単位時間あたりの記録用紙の排出量を低下させることにより、前記第1の制御を実行する、請求項1記載の画像形成装置。 - 前記稼動部は、ジョブを実行し、
前記制御手段は、前記第2の制御において、前記稼動部がこれから実行する複数のジョブの各々について、実行される際の前記稼動部の稼動音の大きさを予測し、予測された稼動音が小さいジョブから順に前記稼動部に実行させる、請求項2記載の画像形成装置。 - ジョブにおける設定項目について、設定内容に応じた前記稼動部の稼動音の大きさの指標を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記複数のジョブの各々について、各ジョブにおける設定内容に対応した前記指標を取得し、当該取得した指標の和を算出することにより、前記稼動部の稼動音の大きさを予測する、請求項3記載の画像形成装置。 - 前記稼動部は、画像を形成された記録用紙に対する後処理動作を実行する後処理手段を有し、
前記指標は、当該指標が対応する前記設定内容が前記後処理動作を含む場合よりも含まない場合の方が、前記稼動部の稼動音が大きいことを示す値になる、請求項3または請求項4記載の画像形成装置。 - 前記稼動部は、前記画像形成装置内で空気を循環させるファンと、画像を形成された記録用紙に当該画像を定着させるための定着手段を有し、
前記記憶手段は、第1の設定内容と第2の設定内容のそれぞれについて前記指標を記憶し、
前記第1の設定内容は、前記第2の設定内容よりも、前記定着手段の定着温度が高くかつ前記ファンの回転数が大きく、
前記第1の設定内容に対応した前記指標は、前記第2の設定内容に対応した前記指標よりも、前記稼動部の稼動音が大きいことを示す値になる、請求項3〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記静音モードの解除の指示入力に応答して、所定の時間ごと、1枚の記録用紙に対する画像形成ごと、1ジョブについての画像形成ごと、または、予め定められた所定の条件が満たされるごとに、段階的に、前記移行前の稼動状態に向けて前記稼動部の稼動音が段階的に大きくなるように、前記稼動部を制御する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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