JP5902134B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静音対策が行われた給紙カセット(以下、「静音給紙カセット」という)を備える画像形成装置に関する。
プリンター、多機能プリンター、多機能周辺装置、又は複合機(Multifunction Peripheral、MFP)である画像形成装置は、感光体上に形成された原稿の静電潜像を現像装置から供給されるトナーによって現像し、このトナー像を給紙カセットから取り出した用紙に転写して定着を行い、トナー像が転写された用紙を画像形成装置から排出する。このように原稿が用紙に印刷される過程において、給紙カセットから用紙を取り出すとき、また画像形成装置から用紙を排出するときに、ローラーが回転する。近年、このローラーの回転を速くすることで、印刷速度を向上させることができるようになった。しかし、ローラーの回転を速くすると、ローラーを回転させるモーターによる騒音が大きくなるという問題がある。このため、最近の技術によれば、モーターの騒音を抑えたいときに、ユーザーによりモーターの回転を遅くできる静音設定を行うようにしている。また、モーターの騒音以外についても画像形成装置が騒音を発するので、色々な騒音対策が行われている。例えば、特許文献1に開示された画像形成装置では、給紙カセットから用紙が送り出されるときに給紙カセット及びその近辺で発生する用紙の後端叩き音を、給紙カセットの用紙搬送方向下流側の空間に装填された吸音部材によって吸収することで低減している。
特開2007−320676号公報
しかし、特許文献1で開示された画像形成装置は、吸音部材を給紙カセットの用紙搬送方向下流側の空間に装填するため、通常の給紙カセットに比べて製造に手間がかかる。このため、全ての通常の給紙カセット(以下、「通常給紙カセット」という)を、特許文献1のような静音対策された給紙カセット(以下、「静音給紙カセット」という)に置き換えると、画像形成装置の製造コストが高くなるので、静音給紙カセットと通常給紙カセットの両方を装填するようにしている。しかし、静音給紙カセットの使用頻度が高いと静音給紙カセットが消耗(以下、「耐久性の低下」という)することで寿命となり、新しい静音給紙カセットと交換が必要となりコストがかかる。また、騒音を抑えたいときには、ユーザーにより静音給紙カセットまたは通常給紙カセットのモーターの回転を遅くすることができるが、印刷処理のジョブ(以下、「印刷ジョブ」という)毎にユーザーがモーターの回転を遅くする静音設定を行うと手間がかかるという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、静音給紙カセットと通常給紙カセットを備える画像形成装置であって、前記静音給紙カセットのローラーの速度を設定する静音給紙カセットローラー速度設定手段と、前記通常給紙カセットのローラーの速度を設定する通常給紙カセットローラー速度設定手段と、静音モードおよび通常モードのうち、いずれかの動作モードが選択されると、選択された前記動作モードで印刷ジョブの制御を行う動作モード選択処理手段と、前記静音給紙カセットから用紙を取り出すときには前記静音給紙カセットの耐久性有無を判定する静音給紙カセット耐久性判定手段とを備え、前記静音給紙カセット耐久性判定手段は、前記静音給紙カセットの累積出力枚数と印刷枚数の加算値が、前記静音給紙カセットの予め決められている耐久最大枚数以下であるか否かを判定することにより、前記静音給紙カセットの耐久性有無を判定し、前記静音モードが選択された場合において、前記動作モード選択処理手段は、前記加算値が前記耐久最大枚数以下であって耐久性有りと判定された場合、前記静音給紙カセットのローラーの速度を通常給紙速度に制御して前記静音給紙カセットから用紙を取り出し、前記加算値が前記耐久最大枚数以下でなくて耐久性無しと判定された場合、前記通常給紙カセットのローラーの速度を前記通常給紙速度より遅い速度に制御して前記通常給紙カセットから用紙を取り出すことを特徴としている。
また、記憶部を備え、前記静音給紙カセットの前記累積出力枚数は前記記憶部に記憶されていることを特徴としている。
また、前記動作モード選択処理手段は、少なくとも原稿の枚数および印刷部数から前記印刷枚数を算出することを特徴としている。
また、前記通常モードが選択された場合において前記動作モード選択処理手段は、前記通常給紙カセットのローラーの速度を前記通常給紙速度に制御して前記通常給紙カセットから用紙を取り出すことを特徴としている。
また、前記耐久最大枚数を入力する耐久最大枚数入力手段を備えることを特徴としている。
また、前記静音給紙カセット耐久性判定手段は、前記静音給紙カセットの累積出力カウント値をカウントする静音給紙カセット累積出力枚数カウント手段を備え、前記累積出力カウント値が前記耐久最大枚数以下であるか否かを判定することにより、前記静音給紙カセットの耐久性有無を判定し、前記静音モードが選択された場合において、前記動作モード選択処理手段は、前記累積出力カウント値が前記耐久最大枚数以下であって耐久性有りと判定された場合、前記静音給紙カセットのローラーの速度を通常給紙速度に制御して前記静音給紙カセットから用紙を取り出し、前記累積出力カウント値が前記耐久最大枚数以下でなくて耐久性無しと判定された場合、前記通常給紙カセットのローラーの速度を前記通常給紙速度より遅い速度に制御して前記通常給紙カセットから用紙を取り出すことを特徴としている。
本発明は、静音給紙カセットと通常給紙カセットとを併用し、また静音給紙カセットの耐久性を考慮して静音給紙カセットと通常給紙カセットの選択を行うことでコストを抑え、静音設定を自動的に行うことでユーザーの利便性と印刷ジョブの速さ(以下、「パフォーマンス」という)を向上させることができる画像形成装置を提供する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す断面概略図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係る動作モード選択処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。実施形態の画像形成装置1は、プリンター、多機能プリンター、多機能周辺装置、又は複合機等の画像を形成する画像形成装置であり、図1を参照すると、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4と、操作部5とを備えている。原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。
画像形成装置1の手前側には、画像形成装置1の設定や動作指示を行う操作部5が配設されている。操作部5は、液晶表示部51、操作ボタン52が設けられている。ユーザーは操作部5を操作して指示を入力することで、画像形成装置1の各種の設定を行い、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部51は、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。操作ボタン52としては、画像形成の開始を指示するスタートボタン、画像形成の中止を指示するストップ/クリアボタン、画像形成装置1の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン、テンキー等が設けられている。
原稿読取部2は、図2を参照すると、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読取スリット23とを備えている。スキャナー21は、LED(Light Emitting Diode)を用いた光源24と、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ラインセンサー等からなる受光部25とを備えており、原稿給送部3による原稿MS(manuscript)の搬送方向に移動可能に構成されている。原稿読取スリット23は、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向と直交する方向に形成されたスリットである。
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31にセットされた原稿MSは、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順次繰り出されて原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に排出される。また、原稿給送部3と原稿読取部2とは、画像形成装置1の奥側でヒンジ機構によって接続されており、原稿給送部3は、プラテンガラス22上面を開閉するプラテンカバーとして機能する。原稿給送部3を上方に開くことで、プラテンガラス22上面が開放され、プラテンガラス22に原稿MSをセットできる状態となる。
原稿載置部31に原稿MSがセットされていない状態や、原稿給送部3(プラテンカバー)が開いた開状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿MSの読み取りが指示されると、プラテンガラス22にセットされた原稿MSが読み取られる。プラテンガラス22に載置された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22にセットされた原稿MSを主走査方向と直交する副走査方向に副走査方向基準線Bから走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4内にある制御部7(図3)に出力する。
原稿載置部31に原稿MSがセットされた状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿MSの読み取りが指示されると、原稿給送部3により搬送される原稿MSが読み取られる。原稿MSは、表面(原稿画像を読み取る面)を上にして原稿載置部31にセットされる。そして、原稿載置部31にセットされた原稿MSは、原稿給送部3によって左側から搬送され、原稿MSの表面が原稿読取スリット23と対向位置に導かれる。また、スキャナー21は、原稿給送部3により搬送された原稿MSを読み取る場合、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による搬送動作と同期して原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4内にある制御部7(図3)に出力する。
本体部4は、記録部6を備えると共に、通常給紙カセット41aと、通常給紙カセット41bと、静音給紙カセット41cと、通常給紙カセットローラー42aと、通常給紙カセットローラー42bと、静音給紙カセットローラー42cと、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。通常給紙カセット41aと通常給紙カセット41bは、静音対策が行われていない複数枚の用紙Pが収納される給紙カセットである。通常給紙カセットローラー42aは、通常給紙カセット41aから用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す。通常給紙カセットローラー42bは、通常給紙カセット41bから用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す。静音給紙カセット41cは、静音対策が行われた複数枚の用紙Pが収納される給紙カセットであり、静音給紙カセットローラー42cは、静音給紙カセット41cから用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す。通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、または静音給紙カセットローラー42cによって用紙搬送路43に繰り出された用紙Pは、搬送ローラー44によって記録部6に搬送される。搬送ローラー44は、通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、または静音給紙カセットローラー42cから供給される用紙Pの先端と、原稿から読み取った画像の先端とを合わせるように用紙Pを搬送する。そして、記録部6によって記録が施された用紙Pは、排出ローラー45によって、原稿読取部2と本体部4との間に形成された排出空間46に排出される。このように、通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、静音給紙カセットローラー42c、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、用紙Pの搬送部として機能する。また、通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、及び静音給紙カセットローラー42cには、通常給紙速度の半分(以下、「半速」という)にする「静音設定」が設けられている。「静音設定」が解除されると、通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、及び静音給紙カセットローラー42cの速度がフル(以下、通常給紙速度=「全速」という)に戻る。
記録部6は、感光体ドラム61と、帯電部62と、露光部63と、画像形成部64と、転写部65と、定着部66と、クリーニング部67とを備えている。露光部63は、レーザー装置やミラー等を備えた光学ユニットであり、帯電部62によって一様に帯電された感光体ドラム61に対し、画像データに基づくレーザー光を出力して露光し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。画像形成部64は、トナーを用いて感光体ドラム61に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム61上に形成させる。転写部65は、画像形成部64によって感光体ドラム61上に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる。定着部66は、転写部65によってトナー像が転写された用紙Pを加熱してトナー像を用紙Pに定着させる。そして感光体ドラム61上に残存するトナーは、クリーニング部67によって除去される。
図3には、画像形成装置1の概略制御構成を示す制御ブロック図が示されている。上述の原稿読取部2、原稿給送部3、搬送部(通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、静音給紙カセットローラー42c、搬送ローラー44、排出ローラー45)、操作部5、記録部6、記憶部8及び通信部9は、制御部7に接続され、制御部7によって動作制御される。制御部7は、動作モード選択処理部71を備えている。
制御部7は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピューター等の情報処理部である。ROMには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部7は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作部5から入力された所定の指示情報に応じて装置全体の制御を行う。また、制御部7は、通常給紙カセット41a、通常給紙カセット41b、及び静音給紙カセット41cに収納されている用紙サイズを自動検出することができる。
動作モード選択処理部71は、管理者が操作部5から騒音を抑えて印刷ジョブを行うモード(以下、「静音モード」という)、または騒音よりパフォーマンスを優先して印刷ジョブを行うモード(以下、「通常モード」という)のいずれかを選択すると、選択された動作モードで印刷ジョブの制御を行う。動作モード選択処理部71の処理詳細については、後述する。
記憶部8は、半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、スキャナー21によって読み取られた原稿MSの画像データが記憶されると共に、各種の管理情報や設定情報が記憶されている。また、記憶部8には、静音給紙カセット41cの累積出力枚数が記憶される。静音給紙カセット41cの累積出力枚数は、静音給紙カセット41cが交換されると制御部7によりリセットされる。
通信部9は、LAN等のネットワーク10を介して、パーソナルコンピュータ等の周辺機器11や、他の画像形成装置1aとの間で各種データを送受信する機能を有する。また、通信部9は、ネットワーク10及びルーター12を介してインターネット13に接続可能に構成されている。そして通信部9は、インターネット13に接続されている各種通信機器との間で各種データを送受信する機能を有する。
次に、画像形成装置1の動作モードの設定手順について説明する。動作モードの設定は、印刷ジョブ毎にユーザーが行うのでなく、画像形成装置1が設置される環境や時間帯などに応じて管理者が設定するものである。
まず、管理者が液晶表示部51のタッチパネルに表示される設定項目の中から「動作モード」を選択すると、「静音モード」または「通常モード」が表示され、管理者が「静音モード」または「通常モード」のいずれかを選択する。操作部5はユーザーが選択した「静音モード」または「通常モード」を入力して制御部7に出力すると、制御部7は、「静音モード」または「通常モード」を記憶部8に記憶する。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の動作モード選択処理について、図4を用いて説明する。ユーザーが液晶表示部51のタッチパネルから印刷部数、両面印刷設定、印刷用紙サイズ、倍率、または濃度などを設定し、操作ボタン52により印刷開始を行うと、操作部5がこれらの設定及び印刷開始を入力し、制御部7に出力する。制御部7はこれらの設定及び印刷開始を入力すると、動作モード選択処理部71を起動し、動作モード選択処理部71が動作モード選択処理を開始する。
(ステップS101)
まず、動作モード選択処理部71は、記憶部8に記憶されている動作モードを取り出す。
(ステップS102)
次いで、動作モード選択処理部71は、ステップS101で取り出した動作モードが「静音モード」であるかを判定する。動作モードが「静音モード」であるとき(ステップS102のYes)は、ステップS103に進む。動作モードが「静音モード」でないとき(ステップS102のNo)は、ステップS112に進む。
(ステップS103)
ステップS102のYesにおいて、動作モード選択処理部71は、制御部7から印刷部数、両面印刷設定、及び印刷用紙サイズを取り出す。
(ステップS104)
次いで、動作モード選択処理部71は、静音給紙カセット41cに印刷用紙サイズの用紙Pが収納されているかを判定する。静音給紙カセット41cに印刷用紙サイズの用紙Pが収納されているとき(ステップS104のYes)は、ステップS105に進む。静音給紙カセット41cに印刷用紙サイズの用紙Pが収納されていないとき(ステップS104のNo)は、ステップS111に進む。
(ステップS105)
次いで、動作モード選択処理部71は、原稿MSの枚数、印刷部数、及び両面印刷設定から印刷枚数を算出する。例えば、原稿MSの枚数(p)、印刷部数(b)、及び両面印刷設定が有りであれば、印刷枚数=(P×b)/2となる。
(ステップS106)
次いで、動作モード選択処理部71は、記憶部8に記憶されている静音給紙カセット41cの累積出力枚数を取り出す。
(ステップS107)
次いで、動作モード選択処理部71は、ステップS106で取り出した静音給紙カセット41cの累積出力枚数にステップS105で算出した印刷枚数を加算する。
(ステップS108)
次いで、動作モード選択処理部71は、ステップS107で加算した静音給紙カセット41cの累積出力枚数と印刷枚数の加算値が静音給紙カセット41cの予め決められている耐久性が保持できる最大の出力可能枚数(以下、「耐久最大枚数」という)以下であるかを判定することで、静音給紙カセット41cの耐久性有無を判定する。静音給紙カセット41cの耐久最大枚数以下であるとき(耐久性有り)(ステップS108のYes)は、ステップS109に進む。静音給紙カセット41cの耐久最大枚数以下でないとき(耐久性無し)(ステップS108のNo)は、ステップS111に進む。
(ステップS109)
ステップS108のYesにおいて、動作モード選択処理部71は、静音給紙カセットローラー42cを「全速」にして、静音給紙カセット41cから用紙Pを取り出す静音モード(以下、「静音高パフォーマンスモード」という)に設定し、動作モード選択処理を終了する。例えば、印刷用紙サイズが「A4サイズ」で静音給紙カセット41cに収納されている用紙Pが「A4サイズ」であれば、静音給紙カセットローラー42cが「全速」で静音給紙カセット41cから用紙Pが取り出される。
(ステップS110)
次いで、動作モード選択処理部71は、記憶部8に記憶されている静音給紙カセット41cの累積出力枚数を、ステップS104で加算した静音給紙カセット41cの累積出力枚数と印刷枚数の加算値に更新し、動作モード選択処理を終了する。
(ステップS111)
ステップS104のNoまたはステップS108のNoにおいて、印刷用紙サイズの用紙Pが収納されている通常給紙カセット41aの通常給紙カセットローラー42a、または通常給紙カセット41bの通常給紙カセットローラー42bを「半速」に減速させて、通常給紙カセット41aまたは通常給紙カセット41bから用紙Pを取り出す静音モード(以下、「静音低パフォーマンスモード」という)に設定し、動作モード選択処理を終了する。例えば、印刷用紙サイズが「A3サイズ」で通常給紙カセット41bに収納されている用紙Pが「A3サイズ」であれば、通常給紙カセットローラー42bが「半速」で通常給紙カセット41bから用紙Pが取り出される。
(ステップS112)
ステップS102のNoにおいて、印刷用紙サイズの用紙Pが収納されている通常給紙カセット41aの通常給紙カセットローラー42a、または通常給紙カセット41bの通常給紙カセットローラー42bを「全速」とし、通常給紙カセット41aまたは通常給紙カセット41bから用紙Pを取り出す通常モード(以下、「高パフォーマンスモード」という)に設定し、動作モード選択処理を終了する。例えば、印刷用紙サイズが「A4サイズ」で通常給紙カセット41aに収納されている用紙Pが「A4サイズ」であれば、通常給紙カセットローラー42aが「全速」で通常給紙カセット41aから用紙Pが取り出される。
以上により、動作モードが「静音モード」において、静音給紙カセット41cに印刷用紙サイズの用紙Pが収納され、静音給紙カセット41cが耐久最大枚数以下であるときには、静音給紙カセット41cの静音給紙カセットローラー42cを全速とすることで、最も静音にすることができる。また、静音給紙カセット41cに印刷用紙サイズの用紙Pが収納されていないとき、または静音給紙カセット41cが耐久最大枚数以下でないときには、印刷用紙サイズの用紙Pが収納されている通常給紙カセット41aまたは通常給紙カセット41bに対応する通常給紙カセットローラー42aまたは通常給紙カセットローラー42bを半速とすることで、通常給紙カセットであっても静音とすることができる。このように、コストの高い静音給紙カセット41cを消耗させないようにし、また静音とパフォーマンスを両立させることができる。
動作モードが「通常モード」において、印刷用紙サイズの用紙Pが収納されている通常給紙カセット41aまたは通常給紙カセット41bに対応する通常給紙カセットローラー42aまたは通常給紙カセットローラー42bを全速とすることで、パフォーマンスを向上させることができる。また、静音給紙カセット41cを使用しないので、コストの高い静音給紙カセット41cを消耗させないようにすることができる。
なお、画像形成装置1が通常給紙カセット41a、通常給紙カセット41b、及び静音給紙カセット41cを備えている実施形態について説明したが、これに限定されず、複数の静音給紙カセットを備えることも可能である。
また、通常給紙カセットローラー42a、通常給紙カセットローラー42b、及び静音給紙カセットローラー42cの速度については、全速と半速の2段階としたが、これは例示であり、通常給紙速度に対し、全速、2/3、1/3、あるいは全速、3/4、2/4、1/4等の複数の段階を設けることができる。
また、動作モード選択処理の静音給紙カセット41cの耐久最大枚数については、ユーザーが操作部5から入力して記憶部8に記憶しておくことで、ユーザーにより変更が可能である。
また、動作モード選択処理により静音給紙カセット41cの累積出力枚数と印刷枚数とを加算して静音給紙カセット41cの累積出力枚数を更新したが、これに限定されず、静音給紙カセットローラー42cにカウンターを取り付け、このカウンターにより静音給紙カセットローラー42cから用紙搬送路43に繰り出される用紙Pの枚数をカウントし、このカウント値を静音給紙カセット41cの累積出力枚数とすることも可能である。カウント値は、静音給紙カセット41cが交換されるとカウンターによりリセットされる。
また、動作モード選択処理においては、自動で静音給紙カセット41cを選択するか否かを判定したが、操作部5から手動で静音給紙カセット41cを選択することも可能である。この場合には、静音給紙カセット41cの耐久最大枚数以下でないときでも静音給紙カセット41cから印刷出力を行うことができる。
また、画像形成装置1の液晶表示部51のタッチパネルから印刷ジョブを行う手順で説明したが、ネットワーク10に接続されている周辺機器11から画像形成装置1または他の画像形成装置1aに対して印刷出力を行う場合でも、動作モード選択処理を実行させることができる。
このような本発明の画像形成装置は、静音給紙カセットと通常給紙カセットとを併用し、また静音給紙カセットの耐久性を考慮して静音給紙カセットと通常給紙カセットの選択を行うことでコストを抑え、静音設定を自動的に行うことで、ユーザーの利便性とパフォーマンスを向上させることができる。
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、上記実施の形態は本発明の例示であり、この実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明は、画像形成装置に好適であるが、画像形成装置に限られるものではなく、静音を実現できる機器及び処理を備える装置一般に適用できる。
1・・・・・画像形成装置
1a・・・・画像形成装置
2・・・・・原稿読取部
3・・・・・原稿給送部
4・・・・・本体部
5・・・・・操作部
6・・・・・記録部
7・・・・・制御部
8・・・・・記憶部
9・・・・・通信部
10・・・・・ネットワーク
11・・・・・周辺機器
12・・・・・ルーター
13・・・・・インターネット
21・・・・・スキャナー
22・・・・・プラテンガラス
23・・・・・原稿読取スリット
24・・・・・光源
25・・・・・受光部
31・・・・・原稿載置部
32・・・・・原稿排出部
33・・・・・原稿搬送機構
41a・・・・通常給紙カセット
41b・・・・通常給紙カセット
41c・・・・静音給紙カセット
42a・・・・通常給紙カセットローラー
42b・・・・通常給紙カセットローラー
42c・・・・静音給紙カセットローラー
43・・・・・用紙搬送路
44・・・・・レジストローラー
45・・・・・排出ローラー
46・・・・・排出空間
51・・・・・液晶表示部
52・・・・・操作ボタン
61・・・・・感光体ドラム
62・・・・・帯電部
63・・・・・露光部
64・・・・・画像形成部
65・・・・・転写部
66・・・・・定着部
67・・・・・クリーニング部
71・・・・・動作モード選択処理部

Claims (6)

  1. 静音給紙カセットと通常給紙カセットを備える画像形成装置であって、
    前記静音給紙カセットのローラーの速度を設定する静音給紙カセットローラー速度設定手段と、
    前記通常給紙カセットのローラーの速度を設定する通常給紙カセットローラー速度設定手段と、
    静音モードおよび通常モードのうち、いずれかの動作モードが選択されると、選択された前記動作モードで印刷ジョブの制御を行う動作モード選択処理手段と、
    前記静音給紙カセットから用紙を取り出すときには前記静音給紙カセットの耐久性有無を判定する静音給紙カセット耐久性判定手段と
    を備え、
    前記静音給紙カセット耐久性判定手段は、前記静音給紙カセットの累積出力枚数と印刷枚数の加算値が、前記静音給紙カセットの予め決められている耐久最大枚数以下であるか否かを判定することにより、前記静音給紙カセットの耐久性有無を判定し、
    前記静音モードが選択された場合において、前記動作モード選択処理手段は、前記加算値が前記耐久最大枚数以下であって耐久性有りと判定された場合、前記静音給紙カセットのローラーの速度を通常給紙速度に制御して前記静音給紙カセットから用紙を取り出し、前記加算値が前記耐久最大枚数以下でなくて耐久性無しと判定された場合、前記通常給紙カセットのローラーの速度を前記通常給紙速度より遅い速度に制御して前記通常給紙カセットから用紙を取り出すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記憶部を備え、
    前記静音給紙カセットの前記累積出力枚数は前記記憶部に記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記動作モード選択処理手段は、少なくとも原稿の枚数および印刷部数から前記印刷枚数を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記通常モードが選択された場合において前記動作モード選択処理手段は、前記通常給紙カセットのローラーの速度を前記通常給紙速度に制御して前記通常給紙カセットから用紙を取り出すことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記耐久最大枚数を入力する耐久最大枚数入力手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記静音給紙カセット耐久性判定手段は、
    前記静音給紙カセットの累積出力カウント値をカウントする静音給紙カセット累積出力枚数カウント手段を備え、
    前記累積出力カウント値が前記耐久最大枚数以下であるか否かを判定することにより、前記静音給紙カセットの耐久性有無を判定し、
    前記静音モードが選択された場合において、前記動作モード選択処理手段は、前記累積出力カウント値が前記耐久最大枚数以下であって耐久性有りと判定された場合、前記静音給紙カセットのローラーの速度を通常給紙速度に制御して前記静音給紙カセットから用紙を取り出し、前記累積出力カウント値が前記耐久最大枚数以下でなくて耐久性無しと判定された場合、前記通常給紙カセットのローラーの速度を前記通常給紙速度より遅い速度に制御して前記通常給紙カセットから用紙を取り出すことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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