JP5747607B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に設けられ、被記録媒体を搬送経路に給紙する給紙装置に関する。
従来、用紙等の被記録媒体が収容された複数の給紙トレイを備える画像形成装置であって、画像形成処理を実行する際には必要な種類の用紙が収容された給紙トレイを選択して、当該トレイから用紙を給紙し、画像形成部に搬送するものがある。
このような画像形成装置として、画像形成処理時の騒音を低減するために、画像形成部から最も近い給紙トレイから給紙を行うものが提案されている(特許文献1参照)。上記画像形成装置では、搬送路における用紙の摺擦音などを低減することにより、画像形成処理時の騒音を低減する。
特開2004−167798号公報
一般的に、用紙を給紙する際にピックミス(給紙トレイからの用紙取り上げの失敗)が発生した場合であっても、給紙動作の再試行により給紙が成功する可能性があるため、ピックミス時には給紙を複数回再試行するように構成される場合がある。しかしながら、給紙動作を繰り返し行うとその作動音が騒音となってしまう。上記特許文献1の画像形成装置は、そのような問題については考慮されていなかった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、給紙の再試行により発生する騒音を抑制できる給紙装置を提供することである。
上述した問題を解決するためになされた発明は、被記録媒体を収容可能な複数の収容部と、上記複数の収容部ごとに設けられ、上記収容部から上記被記録媒体を取り出し、上記被記録媒体に画像を形成する画像形成部への搬送経路に上記被記録媒体を送る複数の給紙部と、上記給紙部による上記被記録媒体の取り出しが成功したか否かを判定するエラー判定部と、上記画像形成部において上記画像の形成を行う場合に上記複数の給紙部から1つの給紙部を選択して動作させると共に、上記エラー判定部により被記録媒体の取り出しが成功しなかったと判定された場合には、上記1つの給紙部に上記取り出しの再試行を行わせる制御部と、上記給紙部ごとに、上記再試行を行った確率を算出する算出部と、を備え、上記制御部は、第1の動作モードと、当該第1の動作モードよりも動作音を小さくするモードである第2の動作モードと、のいずれかの動作モードにて動作可能であり、上記第1の動作モードにて動作している場合には、上記複数の給紙部のいずれか1つの給紙部を選択して動作させる一方、上記第2の動作モードにて動作している場合には、上記複数の給紙部のうち、上記算出部により算出された確率が所定の基準値以下である上記給紙部のいずれか1つの給紙部を選択して動作させることを特徴とする給紙装置である。
このように構成された給紙装置は、制御部が第2の動作モードである場合に、被記録媒体の取り出しの再試行を行った確率が低い、即ち給紙動作の失敗が少ない給紙部を動作させて被記録媒体を取り出すため、給紙動作の再試行により騒音が繰り返し発生することを抑制できる。
なお、ここでいう給紙装置とは、プリンタ等の画像形成装置に設けられて、被記録媒体を搬送経路に給紙するものである。一般的な画像形成装置は、給紙装置のほか、搬送経路に給紙された被記録媒体を搬送する搬送装置や、搬送された被記録媒体に画像を形成する画像形成装置などをさらに備える。
また、上記制御部の動作モードを、上記第1の動作モードと、上記第2の動作モードと、のいずれかに設定するモード設定部をさらに備えてもよい。このような給紙装置は、モード設定部により制御部の動作モードを自在に切り替えることが可能となる。
また、上記制御部が、上記第2の動作モードにて動作している場合には、上記確率が所定の基準値以下である上記給紙部のうち、上記確率が低い上記給紙部から優先的に選択して動作させるように構成してもよい。
このように構成された給紙装置であれば、再試行の確率が所定の基準値以下である給紙部の中から、さらに上記確率が低い給紙部を優先して動作させるため、再試行により発生する騒音を低減することが可能となる。
また、上記給紙部ごとに上記被記録媒体の取り出しを行った回数をカウントするカウント部を備え、上記制御部が、上記第2の動作モードにて動作している場合には、上記確率が所定の基準値以下である上記給紙部のうち、上記カウント部によりカウントされた取り出し回数が少ない上記給紙部から優先的に選択して動作させるように構成してもよい。
一般的に、取り出し回数が多くなるとその給紙動作に関わる部品等の劣化が生じるため、再試行率が高くなったり、動作時の騒音が大きくなったりする。上述した構成の給紙装置であれば、再試行の確率が所定の基準値以下である給紙部の中から、さらに取り出し回数が少ない給紙部を優先して動作させるため、再試行により発生する騒音を低減することが可能となる。
また、上記給紙部ごとに上記被記録媒体の取り出しを行った回数をカウントするカウント部を備え、上記制御部が、上記第2の動作モードにて動作している場合には、上記確率が所定の基準値以下である上記給紙部が存在しない場合に、上記確率が所定の基準値を超えた給紙部のうち、上記カウント部によりカウントされた取り出し回数が少ない上記給紙部から優先的に選択して動作させるように構成してもよい。
このように構成された給紙装置であれば、給紙装置が再試行の確率が高い給紙部しか有していなくても、その中で取り出し回数が少ない給紙部を優先して動作させることで、騒音の低減を図ることが可能となる。
また、上記制御部が、上記第2の動作モードにて動作している場合には、上記確率が所定の基準値以下である上記給紙部が存在しない場合に、上記確率が所定の基準値を超えた給紙部のうち、上記確率の最も低い上記給紙部から優先的に選択して動作させるように構成してもよい。
このように構成された給紙装置であれば、給紙装置が再試行の確率が高い給紙部しか有していなくても、その中で再試行の確率が低い給紙部を優先して動作させることで、騒音の低減を図ることが可能となる。
また、上記基準値が、上記複数の給紙部それぞれ別個に設定されていてもよい。
給紙装置が複数の給紙部を有している場合、それぞれの給紙部は被記録媒体の取り出しのための機構が相違していたり、画像形成部までの搬送経路やその距離が異なったりしているため、1枚の被記録媒体に画像を形成する処理を行う場合に生じる動作音(騒音)が給紙部ごとに異なる場合がある。上述した構成の給紙装置であれば、給紙部ごとに異なる基準値を設定しているので、給紙部による動作音の大きさの違いを考慮して給紙動作を行わせることができる。
また、上記複数の収容部の少なくとも一部が、大きさの異なる複数種類の被記録媒体の中から、任意の1種類の被記録媒体を収容可能に構成されており、上記算出部が、上記給紙部ごとの上記被記録媒体の種類ごとに上記確率を算出し、上記画像形成部にて画像が形成される被記録媒体の種類を判別する判別部を備え、上記制御部が、上記第2の動作モードにて動作している場合には、上記複数の給紙部のうち、上記算出部により上記被記録媒体の種類ごとに算出された確率が所定の基準値以下であって、かつ、上記判別部により判別された上記被記録媒体を収容する収容部に対応する上記給紙部を選択して動作させるように構成してもよい。
被記録媒体は、その表面形状や硬さ、大きさなどにより取り出しを失敗する確率が変化する。上記構成の給紙装置であれば、被記録媒体の種類ごとに上記確率を求めており、その確率が低い給紙部を優先して動作させるため、再試行により発生する騒音をより効果的に低減することが可能となる。
プリンタの機械的構成を示す概念図 プリンタの電気的構成を示す概略図 再試行情報を説明する図 制御部による給紙制御の処理手順を示すフローチャート 変形例の給紙制御の処理手順を示すフローチャート 変形例の給紙制御の処理手順を示すフローチャート
本発明に係る給紙装置をモノクロ方式のレーザプリンタに適用した実施例を図面と共に説明する。
(1)プリンタの構成
本実施例のプリンタ1の機械的構成を図1に示す。2点鎖線で示された経路は、記録用紙等の被記録媒体(以下、単に用紙2ともいう。)の搬送経路Lを示すものであり、搬送経路L中に示される矢印は、用紙2の搬送方向を表している。この搬送経路Lの途中には、用紙2に画像を形成する電子写真方式の画像形成部10が設けられている。なお、図1における右方向は前方、左方向は後方、上方向は上方、下方向は下方とする。
画像形成部10は、図示しない露光装置により露光されて現像剤像が表面に担持される感光ドラム11、感光ドラム11に担持されている現像剤像を用紙2に転写させる転写ローラ12、用紙に転写された現像剤を加熱定着させる加熱ローラ13、及び用紙を加熱ローラ13に押し付ける加圧ローラ14等から構成されてなる、周知の構成である。
プリンタ1は、4つの給紙トレイ20A〜20Dを備えている。それぞれの給紙トレイは、幅調整が可能な図示しないガイドリブなどを設けることにより、大きさの異なる複数種類の用紙の中から任意の1種類の用紙を複数枚収容して搬送経路Lに送出できるように構成されている。
給紙トレイ20Aは、プリンタ1内の下方側に配設されて画像形成部10に供給される用紙2を収容可能に構成されている。給紙トレイ20Aには、後端が回動可能に支持され、その回動軸を中心に図1における反時計回り方向に付勢される押し上げ板21Aが設けられており、この押し上げ板21Aによって用紙2の前方が上方に押し上げられ、後述するピックアップローラ31Aと良好に接触する。
この給紙トレイ20Aと画像形成部10とを結ぶ搬送経路Lには、搬送方向上流側から順に、給紙部30Aおよび送出部40が設けられている。
給紙部30Aは、給紙トレイ20Aに収容された用紙2を搬送経路L側(画像形成部10側)に送出する。この給紙部30Aは、給紙トレイ20Aに収容されている用紙2を取り上げるピックアップローラ31A、ピックアップローラ31Aより搬送方向下流側に配設されて用紙2を搬送経路Lへ搬送する一対の給紙ローラ32A(一対のローラを合せて給紙ローラと称する)等から構成されている。
また、ピックアップローラ31Aと給紙ローラ32Aの間には、用紙2が搬送されているか否かを検出する用紙後端センサ33Aが設けられている。
用紙後端センサ33Aは、給紙ローラ32Aの近傍であって、給紙ローラ32Aの用紙搬送方向上流に配設されている。用紙後端センサ33Aは、用紙2を検出している間はON状態となり、用紙2を検出していないときにはOFF状態となる。つまり、用紙2の搬送方向前端側が用紙後端センサ33Aに到達すると用紙後端センサ33AはON状態となり、用紙2の搬送方向後端側が用紙後端センサ33Aを通過するとOFF状態となる。
給紙トレイ20B,20Cは、給紙トレイ20Aと同様の構成および機能を有するものであり、給紙トレイ20Aの下方において上下に並ぶように配置される。また、給紙トレイ20B,20Cそれぞれに対応するように、上記給紙部30Aと同様の構成および機能を有する給紙部30B,30Cが設けられている。
給紙部30A〜Cより給紙された用紙2は、図示しない搬送ローラによって搬送経路Lを搬送されて送出部40に到達する。
また、プリンタ1は手差し給紙機構(マルチパーパス機構)を構成する給紙トレイ20Dと給紙部30Dとを有している。
給紙トレイ20Dはプリンタ1の前面側に設けられており、図示しないが、不使用時はプリンタ1のケーシング3に沿うように折り畳んで収納可能であって、使用時には図1に示すように開いて用紙2を収容可能となるように構成されている。
給紙部30Dは、給紙トレイ20Dに収容または積載される用紙2を、ケーシング3に設けられた挿入口4を通して搬送経路Lに送出する。この給紙部30Dは、給紙トレイ20Dに収容されている用紙2を取り上げるMPピックアップローラ34、MPピックアップローラ34を上下動させる駆動ユニット35、用紙2が給紙トレイ20Dにセットされたか否かを検出する手差しセンサ36等から構成されている。
また、挿入口4の内側には、用紙2が搬送されているか否かを検出する用紙後端センサ37が設けられている
手差しセンサ36および用紙後端センサ37は、上述した用紙後端センサ33A〜33Cと同様に、用紙2を検出している間はON状態となり、用紙2を検出していないときにはOFF状態となる。
送出部40は、画像形成部10の用紙入口側に配設された一対のレジストローラ41A、41Bを有して構成されており、これら一対のレジストローラ41A、41B(以下、これらを合せて単にレジストローラ41という)は、給紙部30A〜30Dから送出された用紙の斜行を矯正した後、用紙2を画像形成部10に送出する。
本実施例のプリンタ1の電気的構成を図2に示す。
給紙モータ101Aは、ピックアップローラ31A、給紙ローラ32A等に駆動力を供給する駆動手段である。給紙ローラ32Aは、給紙モータ101Aの回転と機械的に同期して回転する。
また、給紙ソレノイド102Aは、給紙モータ101Aからピックアップローラ31Aへの動力の伝達を断続するクラッチ手段である。そして、本実施例では、給紙ソレノイド102Aが通電(ON)されると、給紙モータ101Aから駆動力がピックアップローラ31Aに伝達され、用紙2が送出される。
給紙ソレノイド102Aへの通電時間は、ピックアップローラ31Aが給紙トレイ20Aの最上段に配置された1枚の用紙2のみを送出するために必要な回転数を回転するのに要する時間である。この時間経過後に給紙ソレノイド102Aへの通電が遮断(OFF)される。これにより、1枚の用紙2を搬送経路Lに送出した後にピックアップローラ31Aへの駆動力の伝達が遮断される。
給紙モータ101Bおよび給紙ソレノイド102Bは、上記給紙モータ101Aおよび給紙ソレノイド102Aと同様の構成であって、ピックアップローラ31B、給紙ローラ32Bに駆動力を供給する。また、給紙モータ101Cおよび給紙ソレノイド102Cも同様の構成であって、ピックアップローラ31C、給紙ローラ32Cに駆動力を供給する。
MP給紙モータ103は、MPピックアップローラ34および駆動ユニット35等に駆動力を供給する駆動手段である。MPピックアップローラ34は、MP給紙モータ103の回転と機械的に同期して回転する。
また、給紙ソレノイド104は、MP給紙モータ103からMPピックアップローラ34への動力の伝達を断続するクラッチ手段である。そして、本実施例では、給紙ソレノイド104が通電(ON)されると、駆動ユニット35のロックが解除されてMPピックアップローラ34が下方向に自重で移動して用紙2と接触するとともに、MP給紙モータ103から駆動力がMPピックアップローラ34に伝達され、用紙2が送出される。
また給紙ソレノイド104への通電が遮断(OFF)されると、駆動ユニット35はMPピックアップローラ34を上方向に引き上げる。また、MPピックアップローラ34へ動力が伝達されなくなり、MPピックアップローラ34の回転が停止する。
給紙ソレノイド104への通電時間は、MPピックアップローラ34が給紙トレイ20Dの最上段に配置された1枚の用紙2のみを送出するために必要な回転数を回転するのに要する時間である。
メインモータ111は、感光ドラム11、転写ローラ12及び加熱ローラ13等の画像形成部10や、レジストローラ41へ駆動力を供給する。画像形成部10およびレジストローラ41は、メインモータ111の回転と機械的に同期して回転する。
表示・入力部121は、液晶ディスプレイおよびその表示面に配置されたタッチパネルで構成され、制御部122の出力に応じて各種情報を表示すると共に、タッチパネルの操作により利用者から入力されたプリンタ1に対する操作情報を制御部122に入力する。
本実施例では、給紙トレイごとに収容する用紙の種類を入力設定することができる。また、プリンタ1の動作モードを、通常モードと、通常モードより動作音を小さくするモードである静音モードと、のいずれかに設定することができる。なお、通常モードが本発明における制御部の第1動作モードに相当し、静音モードが本発明における制御部の第2動作モードに相当する。
制御部122は、CPU123と、CPU123が実行するプログラム等を記憶するROM124と、CPU123によるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAM125と、電気的にデータ書換可能なフラッシュメモリ、EEPROM等の不揮発性メモリとしてのNVRAM126などを備える周知のマイクロコンピュータにて構成されており、この制御部122は、ROM124等に予め記憶されたプログラムに従って、表示・入力部121、給紙モータ101A〜101C、給紙ソレノイド102A〜102C、MP給紙モータ103、給紙ソレノイド104、およびメインモータ111などの動作を制御すると共に、画像形成部10による画像形成処理などの各種処理を実行する。
また、制御部122は、給紙部30A〜30Dの用紙取り上げ失敗、すなわちピックミスを検出する。具体的には、用紙後端センサ33A〜33Cあるいは用紙後端センサ37がON状態となり、所定時間(用紙の長さに応じた給紙ローラ32A〜32Cの回転時間)経過後にOFFになったことをもって、用紙取り上げが成功したと判断する。上記センサがON状態にならなかったり、適切な時間経過後にOFFにならなかった場合に、エラーが発生したと判断する。そして、上記センサがON状態にならなかった場合にはそのエラーがピックミスであると判断し、その場合には用紙取り上げの再試行を実行させる。
また、この制御部122のNVRAM126には、図3に示す再試行情報が記憶されている。この再試行情報のデータ構成としては、各給紙トレイごとに予め設定された再試行発生率判定閾値が記憶されており、各給紙トレイごとのメディアタイプ、すなわち用紙種類ごとに、ピック枚数、再試行回数、再試行発生率、静音モード時トレイ使用可否の情報が記憶されている。なお、再試行発生率判定閾値も、各給紙トレイごとの用紙種類ごとに設定されていても良い。
再試行情報のうち、ピック枚数とは用紙2の取り出しを行った回数であり、再試行回数とは、用紙2の取り出しを失敗し、取り出し再試行を行った回数であり、再試行発生率とはピック枚数に対する再試行が生じる確率である。再試行発生率は、例えば、再試行回数/ピック枚数×100(%)で計算される。
また、静音モード時トレイ使用可否とは、再試行発生率が再試行発生率判定閾値以下である場合に「○」となり、当該閾値を超えている場合に「×」となる。
この再試行情報のうち、ピック枚数、再試行回数、再試行発生率、静音モード時トレイ使用可否の情報は、制御部122が常時カウントして計算しており、用紙2に対する画像形成部10による画像形成処理、すなわち印刷処理を1枚実行するごとに更新される。
また、NVRAM126には、表示・入力部121へのユーザの入力に基づいて、各給紙トレイが収容している用紙種類が記憶されている。制御部122は記憶されている用紙種類に基づいて、どの用紙種類のカウントをアップさせるかを判断している。
(2)制御部122による給紙制御
次に、プリンタ1のCPU123により実行される本発明の特徴的な処理について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
この処理は、プリンタ1に接続された図示しないコンピュータシステムから送信された印刷データをプリンタ1が受信したときに起動する。この印刷データとは、印刷される画像情報を示す画像データや、印刷すべき用紙の種類を示すデータ、および、トレイ選択設定を示すデータなどを有するデータである。この印刷データは、プリンタ1と接続しているコンピュータシステム上で、印刷データの送信者が任意に作成することができる。
なお、トレイ選択設定とは、プリンタ1において、用紙を給紙する給紙トレイを自動選択とするか、送信者が指定した給紙トレイとするか、を示すデータである。
本処理では、まず、静音モードが設定されているか否かを判定する(S1)。静音モードではなく通常モードに設定されていれば(S1:NO)、通常の給紙トレイ選択を行う(S2)。
具体的には、印刷データのトレイ選択設定を示すデータにて送信者が指定した給紙トレイが要求されている場合は、その給紙トレイを選択し、また、トレイ選択設定を示すデータにて自動選択が要求されている場合は、印刷すべき用紙の種類を示すデータにて要求されている用紙種類(以降、単に指定用紙ともいう)を判別し、その指定用紙が1枚以上収容された給紙トレイの中から、予め定められた優先順位に従って給紙トレイを選択する。
優先順位の組み方は特に制限されないが、例えば、表示・入力部121にてユーザが予め手動で入力した優先順位や、画像形成部10までの搬送距離が短くなる給紙トレイほど優先順位を高くするといった手法で優先順位を組むことができる。その後、処理がS9に移行する。
また、静音モードに設定されていれば(S1:YES)、プリンタ1のトレイ選択設定が自動選択であるか否かを判定する(S3)。自動選択に設定されていなければ(S3:NO)、即ち給紙トレイが指定されていれば、指定された給紙トレイを選択する(S4)。その後、処理がS9に移行する。
一方、自動選択に設定されていれば(S3:YES)、図3に示す再試行情報を読み出し、再試行発生率≦閾値である給紙トレイが存在するか否かを判定する(S5)。具体的には、指定用紙に対応する各給紙トレイの「静音モード時トレイ使用可否」の項をチェックし、「○」となっている給紙トレイがあるか否かを判定する。
上述した給紙トレイが存在しなければ(S5:NO)、印刷データにて要求されている指定用紙を判別し、その指定用紙が1枚以上収容されている給紙トレイの中から、最も再試行発生率の低い給紙トレイを選択する(S6)。その後、処理がS9に移行する。
また、再試行発生率≦閾値である給紙トレイが存在すれば(S5:YES)、再試行発生率≦閾値である給紙トレイから、予め定められたトレイ選択の優先順位を組みなおす(S7)。優先順位の組みなおし方は特に制限されないが、例えば、S2で示した自動選択の場合の優先順位と同様に、ユーザが手動で入力した優先順位や、画像形成部10までの搬送距離に基づく優先順位を組むことができる。
次に、給紙トレイを選択する(S8)。具体的には、印刷データにて要求されている指定用紙を判別し、その指定用紙が1枚以上収容されている給紙トレイの中から、S7にて組みなおした優先順位が最も高い給紙トレイを選択する。
次に、印刷を開始する(S9)。ここでは、まず、S2,S4,S6,S8のいずれかにおいて選択された給紙トレイに対応する給紙部を動作させて、当該給紙トレイから用紙を取り出し画像形成部10へ搬送する。即ち、S2,S4,S6,S8における給紙トレイの選択は、その給紙トレイに対応する給紙部を選択していることと等しい。そして、印刷が要求されたページのうち印刷が終了していない1ページを印刷する。また、上述したように、給紙トレイから取り出した用紙がピックミスであったか否かを判断し、ピックミスであれば再試行を行う。このような搬送結果に基づいて、再試行情報のうちのピック枚数、再試行回数、再試行発生率、静音モード時トレイ使用可否の情報が、常時カウントされて計算される。このS9の印刷によって印刷データに基づく印刷がすべて終了していれば(S10:YES)、本処理が終了する。一方、印刷が終了していないページが存在すれば(S10:NO)、処理がS1に戻る。
なお、S2,S4,S6,S8において指定用紙が1枚以上収容された給紙トレイが存在しない場合には、表示・入力部121のディスプレイにエラー表示を行い、指定の給紙トレイに用紙が収容されるまで待機するように構成してもよい。
(3)効果
本実施例のプリンタ1は、動作モードが静音モードに設定されている場合において、用紙2の取り出しの再試行を行った確率が低い、即ち給紙動作の失敗が少ない給紙部を動作させて給紙トレイから用紙2を取り出すため、給紙動作の再試行により騒音が繰り返し発生することを抑制できる。
また、所定の再試行発生率判定閾値を超える給紙トレイしか存在しない場合であっても、その中で再試行の確率が低い給紙トレイから優先して用紙2を取り出すため、騒音の低減を図ることが可能となる。
また、優先順位が最も高く、選択されていた給紙トレイから用紙が切れた場合には、当該給紙トレイに設けられた給紙部とは異なる給紙部のうち、上記確率の低い給紙部を優先的に選択して動作させるため、給紙トレイが切り替わった場合であっても騒音の低減を図ることが可能となる。
また本実施例のプリンタ1では、手差しの給紙トレイ20Dと、その他の給紙トレイ20A〜20Cと、の間で再試行発生率判定閾値が異なる値が設定されている。具体的には、給紙トレイ20Dの閾値が低くなるように設定されている。給紙トレイ20Dは給紙動作時に駆動ユニット35が上下してMPピックアップローラ34が用紙2に接触するため、その接触音が大きな騒音となりやすい。よって、給紙トレイ20Dから用紙2を給紙する場合の閾値を低く設定することで、大きな騒音が生じやすい給紙トレイ20Dが給紙動作を繰り返して騒音が大きくなってしまうことを抑制できる。
(4)対応関係
本実施例のプリンタ1において、用紙2を搬送経路Lに送出する機構が、本発明の給紙装置に相当する。即ち、給紙トレイ20A〜20Dが、本発明における収容部に相当し、用紙後端センサ33A〜33Cおよび37が、本発明におけるエラー判定部に相当し、制御部122が本発明における制御部,算出部,カウント部,判別部に相当し、表示・入力部121および制御部122が本発明におけるモード設定部に相当する。
[変形例]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、図4のS7において、再試行発生率≦閾値という条件を満たした給紙トレイから優先順位を組みなおす際の優先順位の組み方は特に制限されない構成を例示したが、その優先順位の組み方を調整することで、さらに騒音の抑制を図ることができる。
そのような処理の一例を図5に示す。図5に示すフローチャートはプリンタ1の制御部122により実行される処理の変形例である。図5において、S1〜S6,S8〜S10は図4の処理と同様である。この処理において、再試行発生率≦閾値である給紙トレイが存在すれば(S5:YES)、再試行発生率≦閾値である給紙トレイから、再試行発生率の低い順でトレイ選択の優先順位を組みなおす(S21)。その後、処理がS8に移行する。
このような処理を行うことで、再試行発生率が最も低いものから優先的に給紙が行われるため、さらなる騒音の抑制を図ることができる。
また、別の処理の例を図6に示す。図6に示すフローチャートはプリンタ1の制御部122により実行される処理の変形例である。図6において、S1〜S5,S8〜S10は図4の処理と同様である。この処理において、再試行発生率≦閾値である給紙トレイが存在しなければ(S5:NO)、指定用紙が収容されている給紙トレイの中から、最もピック枚数の少ない給紙トレイを選択する(S31)。その後、処理がS9に移行する。
また、再試行発生率≦閾値である給紙トレイが存在すれば(S5:YES)、再試行発生率≦閾値である給紙トレイから、ピック枚数の少ない順でトレイ選択の優先順位を組みなおす(S32)。その後、処理がS8に移行する。
一般的に、ピック枚数(用紙の取り出し回数)が多くなるとその給紙動作に関わる部品等の劣化が生じるため、再試行発生率が高くなったり、動作時の騒音が大きくなったりするが、上述した構成のプリンタであれば、再試行発生率が所定の基準値以下である給紙トレイ(給紙部)の中から、さらにピック枚数が少ない給紙トレイ(給紙部)から優先的に給紙が行われるため、再試行により発生する騒音の低減を図ることができる。
なお、再試行発生率と、ピック枚数と、の両方を用いて給紙トレイ選択の優先順位を決定するように構成してもよい。例えば、再試行発生率に基づくパラメータ(例えば、再試行発生率×1)とピック枚数に基づくパラメータ(例えば、ピック枚数×0.001)とを加算して、その値が小さいものを優先的に選択するように構成してもよい。
また、上記実施例においては、本発明の給紙装置をプリンタに適用した構成を例示したが、コピー機や複合機などの様々な画像形成装置に適用することができる。
1…プリンタ、2…用紙、3…ケーシング、4…挿入口、10…画像形成部、11…感光ドラム、12…転写ローラ、13…加熱ローラ、20A〜20D…給紙トレイ、21A〜21C…押し上げ板、30A〜30D…給紙部、31A〜31C…ピックアップローラ、
32A〜32C…給紙ローラ、33A〜33C…用紙後端センサ、34…MPピックアップローラ、35…駆動ユニット、36…手差しセンサ、37…用紙後端センサ、40…送出部、41…レジストローラ、101A〜101C…給紙モータ、102A〜102C…給紙ソレノイド、103…MP給紙モータ、104…給紙ソレノイド、111…メインモータ、121…表示・入力部、122…制御部、123…CPU、124…ROM、125…RAM、126…NVRAM、L…搬送経路

Claims (7)

  1. 被記録媒体を収容可能な複数の収容部と、
    前記複数の収容部ごとに設けられ、前記収容部から前記被記録媒体を取り出し、前記被記録媒体に画像を形成する画像形成部への搬送経路に前記被記録媒体を送る複数の給紙部と、
    前記給紙部による前記被記録媒体の取り出しが成功したか否かを判定するエラー判定部と、
    前記画像形成部において前記画像の形成を行う場合に前記複数の給紙部から1つの給紙部を選択して動作させると共に、前記エラー判定部により被記録媒体の取り出しが成功しなかったと判定された場合には、前記1つの給紙部に前記取り出しの再試行を行わせる制御部と、
    前記給紙部ごとに、前記再試行を行った確率を算出する算出部と、
    前記給紙部ごとに前記被記録媒体の取り出しを行った回数をカウントするカウント部と、を備え、
    前記制御部は、第1の動作モードと、当該第1の動作モードよりも動作音を小さくするモードである第2の動作モードと、のいずれかの動作モードにて動作可能であり、前記第1の動作モードにて動作している場合には、前記複数の給紙部のいずれか1つの給紙部を選択して動作させる一方、前記第2の動作モードにて動作している場合には、前記複数の給紙部のうち、前記算出部により算出された確率が所定の基準値以下であって、前記カウント部によりカウントされた取り出し回数が少ない前記給紙部から優先的に選択して動作させる
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の動作モードにて動作している場合には、前記複数の給紙部のうち、前記画像形成部までの搬送経路が短くなる給紙部ほど優先的に選択して動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記制御部の動作モードを、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードと、のいずれかに設定するモード設定部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給紙装置。
  4. 記制御部は、前記第2の動作モードにて動作している場合には、前記確率が所定の基準値以下である前記給紙部が存在しない場合に、前記確率が所定の基準値を超えた給紙部のうち、前記カウント部によりカウントされた取り出し回数が少ない前記給紙部から優先的に選択して動作させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の動作モードにて動作している場合には、前記確率が所定の基準値以下である前記給紙部が存在しない場合に、前記確率が所定の基準値を超えた給紙部のうち、前記確率の最も低い前記給紙部から優先的に選択して動作させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 前記基準値は、前記複数の給紙部それぞれ別個に設定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 前記複数の収容部の少なくとも一部は、大きさの異なる複数種類の被記録媒体の中から、任意の1種類の被記録媒体を収容可能に構成されており、
    前記算出部は、前記給紙部ごとの前記被記録媒体の種類ごとに前記確率を算出し、
    前記画像形成部にて画像が形成される被記録媒体の種類を判別する判別部を備え、
    前記制御部は、前記第2の動作モードにて動作している場合には、前記複数の給紙部のうち、前記算出部により前記被記録媒体の種類ごとに算出された確率が所定の基準値以下であって、かつ、前記判別部により判別された前記被記録媒体を収容する収容部に対応する前記給紙部を選択して動作させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の給紙装置。
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