JP4396922B2 - 画像形成装置、及び、トナーボトル - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置されるトナーボトルと、に関するものである。
従来から、プリンタ等の画像形成装置において、装置の高信頼化・高速化にともない、現像部におけるトナー飛散を低減するための技術が多く開示されている。
例えば、特許文献1では、現像部(現像ユニット)の周囲にダクト(トナー担持体被覆部材)を設けて、ダクト内の空気を吸引ファンで強制的に吸引する技術が開示されている。この技術によれば、現像部から飛散したトナーがダクト内を吸引ファン側に移動することになる。そして、飛散したトナーは、吸引ファンの近傍に設置されたトナーフィルタによって捕集される。
また、特許文献2では、複数の現像部(現像器)内の内圧を減ずるための排気ダクトを設けて、その排気ダクトに対してトナーフィルタを設けた廃棄現像剤容器を接続する技術が開示されている。この技術によれば、複数の現像部内には吸い込み気流が発生して、現像部内で浮遊するトナーは、現像部から飛散することなく、排気ダクト内を移動することになる。そして、排気ダクト内を移動するトナーは、廃棄現像剤容器内に設置されたトナーフィルタによって捕集される。
ここで、廃棄現像剤容器では、現像部内で使用されて寿命に達した2成分現像剤が自動交換にて回収された後に廃棄現像剤として収容される。そして、廃棄現像剤容器が新しいもの(空のもの)に交換されるのにともない、トナーフィルタも新品のものに交換される。
特開2002−278268号公報 特開2003−15420号公報
上述した従来の画像形成装置は、トナー飛散を経時においても安定的に低減することが難しかった。特に、近年の画像形成装置においては、高画質化を目的としてトナーの粒径が小粒径化していて、トナー飛散に対して不利な構成になっているために、この問題の重要性は高い。
具体的に、上述の特許文献1の技術は、経時においてトナーフィルタがトナーで目詰まりした場合に、吸引ファンによる飛散トナーの吸引力が低下してしまう。したがって、定期的にトナーフィルタに対してメンテナンス(新品フィルタへの交換や目詰まりの除去清掃等である。)をおこなう必要がある。
しかし、特許文献1の技術において、トナーフィルタのメンテナンスをおこなう場合には、トナーフィルタが設置されたダクト(トナー担持体被覆部材)と現像部とが一体化されているために、これらを画像形成装置本体から取り外してメンテナンスする必要があって、メンテナンスの作業性が悪い。
また、複数の現像部を有するカラー画像形成装置においては、現像部の数だけトナーフィルタが設置されたダクトを設置することになる。そのため、トナーフィルタのメンテナンスをおこなう場合には、現像部の数だけ、メンテナンス作業者の負担が増えることになる。
これに対して、上述の特許文献2の技術は、トナーフィルタが、廃棄現像剤容器を新品のものに交換するメンテナンスサイクルで交換される。また、トナーフィルタを備えた廃棄現像剤容器は、複数の現像部に対して1つのみが別設されたものなので、メンテナンス作業者の負担も小さくて作業性が高い。
しかし、特許文献2の技術において、廃棄現像剤容器の交換サイクルは、現像剤の寿命に対応したもので、比較的長くなる。そのため、廃棄現像剤容器を交換する前にトナーフィルタが目詰まりして、現像部内を減圧できずにトナー飛散が発生する可能性がある。
特に、近年の画像形成装置においては、ランニングコストの低減を目的として、現像剤中のキャリアの寿命が長寿命化され、現像剤の交換サイクルが長くなっている。したがって、現像部のメンテナンス(現像剤の自動交換である。)のサイクルと、トナーフィルタの交換サイクルとを同期させた場合には、上述の問題がさらに大きくなってしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナー飛散が経時においても安定的に低減されて、トナーを捕集するフィルタに対するメンテナンスの作業性が高い画像形成装置、及び、トナーボトルを提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体上に形成された潜像を現像するとともに、所定のサイクルでメンテナンスされる現像部と、周方向に回転することで内部に収容したトナーを排出口から排出するとともに、前記現像部のメンテナンスサイクルよりも短いサイクルにて前記画像形成装置本体に交換設置される筒状のトナーボトルと、前記現像部と前記トナーボトルとの間を連通する気体搬送経路と、を備え、前記トナーボトルは、前記現像部に補給するためのトナーが収容されるとともに、前記排出口を具備したトナー収容部と、前記現像部内の気体が当該トナーボトルの端面であって当該トナーボトルの周方向の回転動作の回転中心に相当する位置に接続された前記気体搬送経路を介して流入されるとともに、内部の空間に流入された気体を外部に排出するための開口にトナーを捕集可能に形成されたフィルタが設置された気体流入部と、前記トナー収容部と前記気体流入部とを仕切る壁部と、を具備したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1記載の発明において、前記気体搬送経路は、前記現像部内の気体を強制的に吸引する手段を具備しないものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記トナーボトルは、その内周面に螺旋状の突起が形成されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記現像部は、前記気体搬送経路に連通する開口部を備え、前記現像部が新品の状態であるときに、前記開口部を封止部材で封止するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項4に記載の発明において、前記現像部は、当該現像部内に供給する2成分現像剤を収容する現像剤容器を備え、前記開口部は、前記現像剤容器に設けられたものである
また、請求項6記載の発明にかかるトナーボトルは、周方向に回転することで内部に収容したトナーを排出口から排出するとともに、画像形成装置本体に対して交換自在に設置される筒状のトナーボトルであって、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部との間を連通する気体搬送経路と接続可能に構成され、前記現像部のメンテナンスサイクルよりも短いサイクルにて交換され、前記現像部に補給するためのトナーが収容されるとともに、前記排出口を具備したトナー収容部と、前記現像部内の気体が当該トナーボトルの端面であって当該トナーボトルの周方向の回転動作の回転中心に相当する位置に接続された前記気体搬送経路を介して流入されるとともに、内部の空間に流入された気体を外部に排出するための開口にトナーを捕集可能に形成されたフィルタが設置された気体流入部と、前記トナー収容部と前記気体流入部とを仕切る壁部と、を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかるトナーボトルは、上記請求項6に記載の発明において、内周面に螺旋状の突起が形成されたものである。
本発明は、トナーの小粒径化や現像剤の長寿命化に係わらず、トナー飛散が経時においても安定的に低減されて、メンテナンスの作業性が高い画像形成装置、及び、トナーボトルを提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部(現像装置)、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部を示す。
また、27は各色のトナー像が重ねて転写される像担持体としての中間転写ベルト、28は中間転写ベルト27上に形成されたトナー像を被転写材Pに転写する第2転写バイアスローラ、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収する中間転写ベルトクリーニング部、30は4色のトナー像が重ねて転写された被転写材Pを搬送する転写ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各現像部23Y、23M、23C、23BKに各色のトナーを補給するトナー補給部、61は転写紙等の被転写材Pが収納される給紙部、66は被転写材P上の未定着画像を定着する定着部、70は回収トナーを廃トナー容器75に導く搬送管、71は気体搬送経路としてのチューブ、75は回収トナーを廃トナーとして収容する交換ユニットとしての廃トナー容器、76はトナーを捕集するように形成されたフィルタ(トナーフィルタ)、77はチューブ71による気体搬送経路中に設置されたエアポンプを示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、構成部材の寿命等に基いて、装置本体1に対して所定のメンテナンスサイクル(交換サイクル)にて交換される。同様に、各現像部23Y、23M、23C、23BKも、現像剤の寿命等に基いて、装置本体1に対して所定のメンテナンスサイクル(交換サイクル)にて交換される。
各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分の静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、さらに回転して、それぞれ、現像部23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像部23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
なお、クリーニング部25で回収された未転写トナーは、搬送スクリュを挿設した搬送管70(図中の一点鎖線である。)を通過して、廃トナー容器75へ搬送される。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト27表面は、図中の矢印方向に走行して、第2転写バイアスローラ28の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ28の位置で、被転写材P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
なお、中間転写ベルトクリーニング部29で回収された未転写トナーは、クリーニング部25で回収されたトナーと同様に、搬送管70を通過して廃トナー容器75へ搬送される。
ここで、第2転写バイアスローラ28位置の被転写材Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、被転写材Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した被転写材Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された被転写材Pは、転写ベルト30により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップにて、カラー画像が被転写材P上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、本実施の形態1における特徴的な構成・動作について述べる。
図1に示すように、各現像部23Y、23M、23C、23BKと廃トナー容器75との間には、チューブ71(図中の破線である。)が接続されている。さらに、チューブ71による気体搬送経路中には、エアポンプ77が接続されている。ここで、エアポンプ77は、吸気側が現像部23Y、23M、23C、23BKとなり、排気側が廃トナー容器75となるように、設置される。
以上述べた構成により、各現像部23Y、23M、23C、23BK内の気体(空気)は、チューブ71内を移動して、廃トナー容器75に搬送される(矢印方向の移動である。)。これにより、各現像部23Y、23M、23C、23BK内には、吸い込み気流が発生して、現像部からのトナー飛散が抑止される。
すなわち、現像部23Y、23M、23C、23BKは、感光体ドラム21と対向する位置に、現像ローラの周面の一部が露呈する開口を有している。そして、現像部23Y、23M、23C、23BK内の気体がチューブ71を介して吸い込まれることで、感光体ドラム21と対向する開口から外気が吸い込まれることになる。これにより、現像部の開口から外部にトナーが飛散する気流の発生が制限される。
他方、現像部23Y、23M、23C、23BK内から廃トナー容器75内に流入された気体は、フィルタ76を介して、廃トナー容器75外に流出される。ここで、トナーは粉体であるために、廃トナー容器75に流入した気体中にはトナー粒子が混在しているが、気体中のトナーはフィルタ76によって捕集される。これにより、廃トナー容器75から排出される気体にはトナーが含まれずに、装置本体1内がトナーで汚染されることを抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、廃トナー容器75から排出される気体を、装置本体1内に排出したが、装置本体1外に排出することもできる。
また、廃トナー容器75において、現像部からの気体が流入される空間と、廃トナーが収容される空間とを、壁部で仕切ることが好ましい。これにより、廃トナー容器75内に収容された廃トナーが、流入された気体によって容器75内を浮遊して、フィルタ76の寿命を短くする不具合を防止することができる。
ここで、本実施の形態1において、交換ユニットとしての廃トナー容器75は、装置本体1に対して着脱自在に設置されている。そして、所定の交換サイクルごとに、既設の廃トナー容器75を装置本体1から取り出して、その替わりに新品の廃トナー容器75が装置本体1に装着される。このとき、廃トナー容器75の交換にともない、フィルタ76も新品のものに交換されることになる。なお、廃トナー容器75の着脱動作に連動して、チューブ71及び搬送管70との接離がされるように構成されている。
なお、廃トナー容器75の交換サイクルは、複数の現像部23Y、23M、23C、23BKのいずれの交換サイクル(メンテナンスサイクル)よりも、短く設定されている。
具体的には、本実施の形態1において、各現像部23Y、23M、23C、23BKの交換サイクルは、現像剤の寿命に対応させて、10万枚(A4サイズの出力画像の出力枚数換算である。)に設定されている。これに対して、廃トナー容器75の交換サイクルは、3〜5万枚に設定されている。したがって、現像部23Y、23M、23C、23BKを装置本体1から取り外すことなく、フィルタ76の交換が2〜3回おこなわれることになる。
このように、廃トナー容器75に設置されたフィルタ76が目詰まりを起こす前に、廃トナー容器75がフィルタ76とともに新品のものに交換される。したがって、現像部23Y、23M、23C、23BK内には、経時においても安定的に吸い込み気流が発生して、トナー飛散を抑止する効果が長期にわたり維持される。
なお、廃トナー容器75が所定の交換サイクルを超えて交換されることがないように、出力画像の出力枚数に基いた制御をおこなうこともできる。例えば、廃トナー容器75が交換されてから所定の出力枚数に達したときに、交換メンテナンスが完了するまで強制的に画像形成ができないように制御することもできる。
また、本実施の形態1においては、トナー飛散を抑止するためのフィルタ交換作業が、複数の現像部23Y、23M、23C、23BKに対してそれぞれフィルタ交換をおこなうのではなく、1回の廃トナー容器75の交換作業によって同時におこなわれるものである。したがって、上述の効果に加え、メンテナンス作業者の負担を軽減できるという効果もある。
次に、図2及び図3にて、画像形成装置の作像部について詳述する。図2は作像部を示す断面図であり、図3はその現像部を示すA−A断面図である。
なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、収納されるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジ及び現像部及びトナー補給部における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、クリーニング部25とが、ケース26に一体的に収納されている。クリーニング部25には、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bが設置されている。また、クリーニング部25の開口25cには、搬送管70が接続される。
現像部(現像装置)23は、主として、感光体ドラム21に対向する現像ローラ23aと、現像ローラ23aに対向する第1搬送スクリュ23bと、仕切部材23eを介して第1搬送スクリュ23bに対向する第2搬送スクリュ23cと、現像ローラ23aに対向するドクターブレード23dと、で構成される。現像部23内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤が収容されている。現像ローラ23aは、内部に固設されてローラ周面に磁界を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。
また、現像部23の開口部23gには、気体搬送経路としてのチューブ71が接続される。さらに、現像部23の補給口23fには、トナー補給部32が係合される。
先に述べた作像プロセスを、現像工程を中心にしてさらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図2中の矢印方向に回転している。現像部23内の現像剤T、Cは、図3に示すように、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの回転駆動によって、トナー補給部32から補給口23fを介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図3中の矢印方向の循環である。)。そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTが、第1搬送スクリュ23bによってキャリアCとともに現像ローラ23aに供給され、その現像剤T、Cが現像ローラ23a上に担持される。
その後、現像ローラ23aに担持された現像剤T、Cは、ドクターブレード23dの位置で適量化された後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)に達する。そして、その対向位置で、現像剤中のトナーTが、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界(現像電界)によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが被転写材P上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存したトナーTが、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
ここで、装置本体に設けられたトナー補給部32は、交換自在に構成されたトナーボトル33と、トナーボトル33を保持・回転駆動するとともに現像部23にフレッシュトナーTを補給するトナーホッパ部34と、で構成されている。また、トナーボトル33内には、トナーT(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナーボトル33の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナーボトル33内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、補給口23fから現像部23内に適宜に補給されるものである。現像部23内のトナーTの消費は、感光体ドラム21に対向する反射型フォトセンサ28によって間接的に検知される。また、補給口23fは、第2搬送スクリュ23cの長手方向(図3の上下方向である。)の一端であって、第2搬送スクリュ23cの上方に設けられている。
また、図2及び図3を参照して、現像部23の開口部23gは、現像部23の上方であって、現像剤T、Cに埋没しない位置に設けられている。そして、この開口部23gに対して、気体が漏れないようにチューブ71が接続される。そして、図1で説明したように、現像部23内の気体がチューブ71を介して吸引されて、現像部23内からのトナー飛散が抑止される。
以上説明したように、本実施の形態1のように構成された画像形成装置においては、現像部23のメンテナンスサイクルよりも短い交換サイクルにて交換される廃トナー容器75に、トナーを捕集するフィルタ76を設置している。これにより、トナーTの小粒径化や現像剤T、Cの長寿命化に係わらず、トナー飛散が経時においても安定的に低減されるとともに、メンテナンスの作業性を高めることができる。
実施の形態2.
図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は、実施の形態2における画像形成装置の作像部を示す構成図であって、前記実施の形態1の図2に相当する図である。本実施の形態2は、フィルタが設置される交換ユニットとして廃トナー容器75の替わりにプロセスカートリッジ20が用いられている点と、気体搬送経路にエアポンプ77の替わりに吸引ファン78が設置されている点とが、前記実施の形態1と相違する。
図4に示すように、装置本体に設置される複数の現像部(現像装置)23には、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20との間に、気体搬送経路としてのチューブ71が設置されている。
プロセスカートリッジ20には、現像部23から搬送された気体が流入される空間を、他の空間(感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25を保持する空間である。)と仕切るための壁部26aが設けられている。また、その空間に流入された気体をプロセスカートリッジ20外に排出するための開口には、フィルタ76が設置されている。
さらに、装置本体1におけるフィルタ76近傍には、吸引ファン78が設置されている。
以上述べた構成により、現像部23内の気体は、チューブ71内を移動して、プロセスカートリッジ20内に搬送される(破線矢印方向の移動である。)。これにより、現像部23内には、吸い込み気流が発生して、現像部23からのトナー飛散が抑止される。
他方、現像部23内からプロセスカートリッジ20内に流入された気体は、フィルタ76によって混入するトナーが捕集された後に、プロセスカートリッジ20外に流出される。
ここで、本実施の形態2において、交換ユニットとしてのプロセスカートリッジ20は、装置本体1に対して着脱自在に設置されている。そして、所定の交換サイクルごとに、既設のプロセスカートリッジ20を装置本体1から取り出して、その替わりに新品のプロセスカートリッジ20が装置本体1に装着される。このとき、プロセスカートリッジ20の交換にともない、フィルタ76も新品のものに交換されることになる。
なお、プロセスカートリッジ20の交換サイクルは、現像部23の交換サイクルよりも、短く設定されている。
具体的には、本実施の形態2において、現像部23の交換サイクルは、現像剤の寿命に対応させて、10万枚に設定されている。これに対して、プロセスカートリッジ20の交換サイクルは、5〜7万枚に設定されている。
以上説明したように、本実施の形態2のように構成された画像形成装置においては、現像部23のメンテナンスサイクルよりも短い交換サイクルにて交換されるプロセスカートリッジ20に、トナーを捕集するフィルタ76を設置している。これにより、トナー飛散が経時においても安定的に低減されるとともに、メンテナンスの作業性を高めることができる。
実施の形態3.
図5及び図6にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図5は、実施の形態3における画像形成装置の作像部を示す構成図であって、前記実施の形態1の図2に相当する図である。図6は、図5のトナーボトルにおけるB−B断面図である。本実施の形態3は、フィルタが設置される交換ユニットとして廃トナー容器の替わりにトナーボトル33が用いられている点と、気体搬送経路にエアポンプが設置されていない点とが、前記実施の形態1と相違する。
図5に示すように、装置本体に設置される複数の現像部23には、それぞれ、対応するトナー容器としてのトナーボトル33との間に、気体搬送経路としてのチューブ71が設置されている。
図6を参照して、トナーボトル33には、現像部23から搬送された気体が流入される空間としての気体流入部36を、現像部23内に補給するためのトナーTが収容されたトナー収容部37から仕切るための壁部33bが設けられている。また、気体流入部36に流入された気体をトナーボトル33外に排出するための開口には、フィルタ76が設置されている。
ここで、前記各実施の形態では、トナーボトル33自体が回転することで、不図示の排出口からボトル外にトナーを排出していた。
これに対して、本実施の形態3では、トナーボトル33自体は回転することなく、ボトル内に設置された搬送コイル38の回転駆動によって排出口からボトル外にトナーTを排出する(図6中の実線矢印方向の移動である。)。これにより、トナーボトル33の回転によるチューブ71の巻き込みを防止することができる。なお、チューブ71をトナーボトル33の周面ではなく端面の中心に挿設する場合には、トナーボトル33自体の回転駆動をおこなってもチューブ71の巻き込みが発生しない。
以上述べた構成により、現像部23内の気体は、チューブ71内を移動して、流入口33aからトナーボトル33の気体流入部36内に流入される(破線矢印方向の移動である。)。これにより、現像部23内には、吸い込み気流が発生して、現像部23からのトナー飛散が抑止される。
ここで、本実施の形態3では、前記各実施の形態とは異なり、気体搬送経路中にエアポンプや吸引ファンが設置されていないために、現像部23内の気体を強制的に吸引することはできない。この場合でも、現像部23内の圧力が高まってトナー飛散が生じやすい状態になったときに、トナーボトル33の気体流入部36内の圧力とのバランスによって、現像部23内の圧力が減圧される(平衡状態になる。)。これにより、現像部23内には、吸い込み気流が発生することになる。
他方、現像部23内からトナーボトル33の気体流入部36内に流入された気体は、フィルタ76によって混入するトナーが捕集された状態で、トナーボトル33外に流出される。
ここで、本実施の形態3において、交換ユニットとしてのトナーボトル33は、装置本体1に対して着脱自在に設置されている。そして、トナー収容部37内のトナーTがすべて消費されて空状態になるごとに、既設のトナーボトル33を装置本体1から取り出して、その替わりに新品のトナーボトル33が装置本体1に装着される。このとき、トナーボトル33の交換にともない、フィルタ76も新品のものに交換されることになる。
なお、トナーボトル33の交換サイクルは、現像部23の交換サイクルよりも、短く設定されている。
具体的には、本実施の形態3において、現像部23の交換サイクルは、現像剤の寿命に対応させて、10万枚に設定されている。これに対して、トナーボトル33の交換サイクルは、出力画像の画像比率等によってばらつくものの、ほぼ1〜2万枚に設定されている。
以上説明したように、本実施の形態3のように構成された画像形成装置においては、現像部23のメンテナンスサイクルよりも短い交換サイクルにて交換されるトナーボトル33に、トナーを捕集するフィルタ76を設置している。これにより、トナー飛散が経時においても安定的に低減されるとともに、メンテナンスの作業性を高めることができる。
実施の形態4.
図7にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図7は、実施の形態4における画像形成装置を示す構成図であって、前記実施の形態1の図1に相当する図である。本実施の形態4は、画像形成装置本体に設置される複数のトナーボトルのうちの1つがフィルタを備えた交換ユニットとして用いられている点が、前記実施の形態3と相違する。
図7に示すように、複数の現像部23Y、23M、23C、23BKは、それぞれ、黒色トナーに対応したトナー補給部32BKに設置されるトナーボトル33との間に、気体搬送経路としてのチューブ71が設置されている。
ここで、本実施の形態4においては、黒色トナーが収納されたトナーボトル33のみが、前記実施の形態3で説明したトナーボトル33と同様の形態をとっている。すなわち、黒色トナー用のトナーボトル33には、気体流入部36とフィルタ76とが設けられている。
以上述べた構成により、現像部23内の気体は、チューブ71内を移動して、黒色トナー用のトナー補給部32BKに設置されたトナーボトル33内に流入される(破線矢印方向の移動である。)。これにより、現像部23内には、吸い込み気流が発生して、現像部23からのトナー飛散が抑止される。
他方、現像部23内からトナーボトル33内に流入された気体は、フィルタ76によって混入するトナーが捕集された状態で、トナーボトル33外に流出される。
なお、黒色トナー用のトナーボトル33は、他のトナーボトル(他のトナー補給部32Y、32M、32Cに設置されるトナーボトル33である。)に比べて、その内容積が大きくなるように構成されている。これにより、トナーボトル33に設置されるフィルタ76として、比較的大きなものを用いることができるので、フィルタ76の寿命を長くすることができる。さらには、フィルタ76が設置される開口を大きくして、トナーボトル33外への気体の流出量を大きくできるので、現像部23内の減圧効果も高まることになる。
また、通常の画像形成装置において、黒色トナー用のトナーボトル33は、他の色のトナーボトル33に比べて、トナーの消費量が多いために、その交換サイクルも短くなる。したがって、その内容積の大きさに係わらず、フィルタ76の交換サイクルを短くすることができる。
以上説明したように、本実施の形態4のように構成された画像形成装置においては、現像部23のメンテナンスサイクルよりも短い交換サイクルにて交換されるトナーボトル33に、トナーを捕集するフィルタ76を設置している。これにより、トナー飛散が経時においても安定的に低減されるとともに、メンテナンスの作業性を高めることができる。
実施の形態5.
図8及び図9にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図8は、実施の形態5における画像形成装置を示す構成図であって、前記実施の形態1の図2に相当する図である。図9は、図8の現像部におけるC−C断面図である。本実施の形態5は、現像部に連通するチューブ71が現像剤容器80に接続されている点が、前記各実施の形態のものと相違する。
図8及び図9に示すように、現像部23の上方には、現像剤容器80が設置されている。
ここで、新品の現像部(現像装置)23において、現像剤容器80の現像剤収容部80aには、予め現像剤T、Cが収容されている(プリセットされている。)。さらに、現像剤容器80の底部には、シール材等の封止部材81が貼着されている。
なお、図9を参照して、現像剤容器80は、上述の現像剤収容部80aとは別に、現像剤を収容しない気体流出部80bが、壁面80cを隔てて形成されている。気体流出部80bには開口部23gが設けられている。上述の封止部材81は、現像剤収容部80aの底部から、壁面80c及び気体流出部80bの底部にかけて、貼着されている。すなわち、封止部材81によって、現像剤収容部80a内の現像剤T、Cが、開口部23gから漏出しないように構成されている。
そして、新品の現像部23を画像形成装置本体1に装着するときには、作業者によって封止部材81が現像部23から取り外される(図9中の破線矢印方向の操作である。)。これにより、現像部23内には、現像剤T、Cが供給されるとともに、気体流出部80bの開口部23gが開放される。さらに、新品の現像部23の開口部23gにチューブ71が接続されることで、開口部23gから気体流出が可能になる。
なお、現像部23の開口部23gとチューブ71との接続は、装置本体1へ現像部23を装着する動作に連動しておこなわれるものである。すなわち、現像部23は、図9の左側から右側に移動して装置本体1に装着される。そして、この現像部23の移動によって、開口部23gにチューブ71が係合する。
また、封止部材81を取り外した後の現像剤容器80は、そのまま現像部23のケースとして機能する。
なお、本実施の形態5では、封止部材81によって、新品の現像部23における開口部23gを間接的に封止して、現像部23の輸送時等における現像剤の漏出を防止した。これに対して、新品の現像部23における開口部23gに直接的に封止部材を貼着して、現像剤の漏出を防止することもできる。
以上述べた構成により、現像部23内の気体は、現像剤容器80における気体流出部80bの開口部23gからチューブ71内を移動して、交換ユニット内に流入される。これにより、現像部23内には、吸い込み気流が発生して、現像部23からのトナー飛散が抑止される。
以上説明したように、本実施の形態5のように構成された画像形成装置においても、現像部23のメンテナンスサイクルよりも短い交換サイクルにて交換される交換ユニットに、トナーを捕集するフィルタ76を設置している。これにより、トナー飛散が経時においても安定的に低減されるとともに、メンテナンスの作業性を高めることができる。
なお、上記各実施の形態では、現像部23を、プロセスカートリッジ20とは別体の構成とした。これに対して、現像部23をプロセスカートリッジ20と一体化することもできる(但し、実施の形態2の場合は除かれる。)。さらには、現像部23を、感光体ドラム21と、帯電部22と、転写部24と、クリーニング部25と、トナー補給部32と、のうち少なくとも1つと一体化することもできる。
また、上記各実施の形態では、現像部23にて使用される現像剤をトナーTとキャリアCとからなる2成分現像剤とした。これに対して、現像部23にて使用する現像剤として、キャリアCを有さない1成分現像剤を用いることもできる。その場合でも、現像部23内の気体が気体搬送経路71によって搬送されることでトナー飛散は軽減されるとともに、フィルタ76を備えた交換ユニットの交換サイクルを現像部23のメンテナンスサイクルよりも短く設定することでその効果を経時においても持続することができる。
また、上記各実施の形態では、フィルタ76を備えた交換ユニットを、廃トナー容器75や、プロセスカートリッジ20や、トナーボトル33とした。しかし、交換ユニットは、これに限定されることなく、現像部23について定められた所定のメンテナンスサイクルよりも短いサイクルで交換されるものであればよい。
さらに、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す側面断面図である。 図2の作像部における現像部のA−A断面を示す断面図である。 この発明の実施の形態2における画像形成装置の要部を示す構成図である。 この発明の実施の形態3における画像形成装置の要部を示す構成図である。 図5の画像形成装置におけるトナーボトルのB−B断面を示す断面図である。 この発明の実施の形態4における画像形成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5における画像形成装置の要部を示す構成図である。 図8の画像形成装置における現像部のC−C断面を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 2 書込み部、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23、23Y、23M、23C、23BK 現像部(現像装置)、
23a 現像ローラ、 23b 第1搬送スクリュ、
23c 第2搬送スクリュ、 23d ドクターブレード、
23e 仕切部材、 23f 補給口、 23g 開口部、
24 転写バイアスローラ、 25 クリーニング部、
26 ケース、 26a 壁部、 27 中間転写ベルト、
29 中間転写ベルトクリーニング部、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー補給部、
33 トナーボトル(トナー容器)、 33a 流入口、 33b 壁部、
34 トナーホッパ部、 36 気体流入部、 37 トナー収容部、
38 搬送コイル、 70 搬送管(回収トナー搬送経路)、
71 チューブ(気体搬送経路)、 75 廃トナー容器、
76 フィルタ、 77 エアポンプ、 78 吸引ファン、
80 現像剤容器、 80a 現像剤収容部、 80b 気体流出部、
80c 壁面、 81 封止部材。

Claims (7)

  1. 像担持体上に形成された潜像を現像するとともに、所定のサイクルでメンテナンスされる現像部と、
    周方向に回転することで内部に収容したトナーを排出口から排出するとともに、前記現像部のメンテナンスサイクルよりも短いサイクルにて前記画像形成装置本体に交換設置される筒状のトナーボトルと、
    前記現像部と前記トナーボトルとの間を連通する気体搬送経路と、
    を備え、
    前記トナーボトルは、
    前記現像部に補給するためのトナーが収容されるとともに、前記排出口を具備したトナー収容部と、
    前記現像部内の気体が当該トナーボトルの端面であって当該トナーボトルの周方向の回転動作の回転中心に相当する位置に接続された前記気体搬送経路を介して流入されるとともに、内部の空間に流入された気体を外部に排出するための開口にトナーを捕集可能に形成されたフィルタが設置された気体流入部と、
    前記トナー収容部と前記気体流入部とを仕切る壁部と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記気体搬送経路は、前記現像部内の気体を強制的に吸引する手段を具備しないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナーボトルは、その内周面に螺旋状の突起が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像部は、前記気体搬送経路に連通する開口部を備え、
    前記現像部が新品の状態であるときに、前記開口部を封止部材で封止することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記現像部は、当該現像部内に供給する2成分現像剤を収容する現像剤容器を備え、
    前記開口部は、前記現像剤容器に設けられたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 周方向に回転することで内部に収容したトナーを排出口から排出するとともに、画像形成装置本体に対して交換自在に設置される筒状のトナーボトルであって、
    像担持体上に形成された潜像を現像する現像部との間を連通する気体搬送経路と接続可能に構成され、
    前記現像部のメンテナンスサイクルよりも短いサイクルにて交換され、
    前記現像部に補給するためのトナーが収容されるとともに、前記排出口を具備したトナー収容部と、
    前記現像部内の気体が当該トナーボトルの端面であって当該トナーボトルの周方向の回転動作の回転中心に相当する位置に接続された前記気体搬送経路を介して流入されるとともに、内部の空間に流入された気体を外部に排出するための開口にトナーを捕集可能に形成されたフィルタが設置された気体流入部と、
    前記トナー収容部と前記気体流入部とを仕切る壁部と、
    を備えたことを特徴とするトナーボトル。
  7. 内周面に螺旋状の突起が形成されたことを特徴とする請求項6に記載のトナーボトル。
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