JP2009223075A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1にユーザーが現像装置を交換するときにトナーが詰まったフィルタに触れにくく、第2にトナーがフィルタをすり抜けてしまってもトナーが方々に飛散することがなく、第3にフィルタが現像剤で塞がれることがない、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】壁部に囲まれた空間を現像装置5の上方に有するとともに現像装置5の内圧を減ずる減圧部60と、減圧部60の内部に設置されたフィルタ63と、を備える。減圧部60は、現像剤搬送部材55の上方であって現像剤担持体51と現像剤搬送部材55との対向領域に開口する吸気口61と、現像装置5の長手方向端部側に向けて開口する排気口62と、を具備する。減圧部60の壁部は、現像剤担持体51と現像剤搬送部材55との対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面64を具備する。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置される現像装置及びプロセスカートリッジと、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤(外添剤等を添加する場合も含むものとする。)や、トナーのみからなる1成分現像剤(外添剤等を添加する場合も含むものとする。)を収容して現像工程をおこなう現像装置が多く用いられている。
そして、このような現像装置では、装置内の圧力が上昇して装置外にトナーが飛散する問題が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特許文献1等において、現像装置は、現像ローラ(現像剤担持体)、2つの搬送スクリュ(現像剤搬送部材)、ドクターブレード等で構成され、その内部には2成分現像剤が収容されている。
そして、現像装置内におけるトナー消費に応じて、現像装置の一端に設けられたトナー補給口から装置内に適宜にトナーが補給される。補給されたトナーは、現像装置内の現像剤とともに、2つの搬送スクリュによって、装置内を長手方向(現像ローラの長手方向と同方向である。)に循環しながら混合される。その混合された現像剤は、その一部が、一方の搬送スクリュに対向する現像ローラ上に担持される。現像ローラに担持された現像剤は、ドクターブレードによって適量に規制された後に、その現像剤中のトナーが感光体ドラム(像担持体)との対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
ここで、特許文献1等における現像装置には、装置内の圧力を減ずるための排気機構(減圧部)が設けられている。この排気機構は、ケースの上方に開口する開口部、開口部を覆うフィルタ、現像ローラの側方を覆うようにケースに一体的に設けられた壁部、等で構成されている。また、排気機構は、搬送スクリュの上方であって、搬送スクリュと現像ローラとの対向領域の近傍に配設されている。
特開2007−148335号公報
上述した従来の現像装置は、フィルタが現像装置の外部に露呈しているために、ユーザーが現像装置を交換するときにトナーが詰まったフィルタに触れてしまい汚れてしまうことがあった。
また、フィルタで捕集しきれない超微粒子トナーや、経時でフィルタのトナー捕集性が低下してしまったときにフィルタをすり抜けたトナーが、現像装置の上方に飛散した後に、現像装置や画像形成装置本体の予期せぬ場所(出力画像の画質や装置の動作に影響を及ぼす場所や、ユーザーの手が触れる可能性の高い場所等である。)に付着してしまうことがあった。
さらに、フィルタの近傍の壁部に現像剤が溜まってしまい、フィルタが塞がれて現像装置の内圧が上昇してしまうことがあった。特に、2成分現像剤を用いた現像装置であって、ベタ比率の小さい画像を連続して出力する場合や、低温環境で装置を稼動する場合等には、現像装置内の現像剤の嵩が上昇して内圧が高まるため、無視できない問題となっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1にユーザーが現像装置を交換するときにトナーが詰まったフィルタに触れにくく、第2にトナーがフィルタをすり抜けてしまってもトナーが方々に飛散することがなく、第3にフィルタが現像剤で塞がれることがない、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像装置は、現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤搬送部材と、壁部に囲まれた空間を装置の上方に有するとともに、装置の内圧を減ずる減圧部と、前記減圧部の内部に設置されたフィルタと、を備え、前記減圧部は、前記現像剤搬送部材の上方であって前記現像剤担持体と前記現像剤搬送部材との対向領域に開口する吸気口と、装置の長手方向端部側に向けて開口する排気口と、を具備し、前記減圧部の前記壁部は、前記対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面を具備するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記フィルタは、前記現像剤搬送部材に対向するように設置されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記傾斜面は、前記フィルタの位置から前記吸気口に向かって連続的に傾斜するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記減圧部の前記壁部は、前記傾斜面とそれに対向する対向面との距離が前記吸気口から前記フィルタの位置に向けて漸増するように形成され、前記フィルタは、前記傾斜面側又は前記対向面側に傾斜するように配設されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記フィルタは、前記吸気口及び前記排気口から離れた位置に配設されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、仕切部材を介して前記現像剤搬送部材に対向するとともに、前記現像剤搬送部材とともに現像剤の循環経路を形成する第2現像剤搬送部材を備え、前記減圧部は、前記第2現像剤搬送部材の上方に配設されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記現像剤搬送部材は、長手方向に現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給するように構成され、前記減圧部は、前記現像剤搬送部材による現像剤の搬送方向上流側に対応する位置から長手方向に延設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、画像形成装置本体に対して長手方向に着脱自在に設置されるように構成され、前記減圧部の前記排気口は、装置の着脱方向奥側に向けて開口するように配設されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記減圧部は、前記排気口から排出された空気の流路の方向を変えて装置のケースに沿わせて空気を排出するための流路変更部を具備したものである。
また、請求項10記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記現像剤は、形状係数SF−1が100〜180になり形状係数SF−2が100〜180になるように形成されたトナーを有するものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたものである。
また、この発明の請求項12記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたものである。
また、請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項12に記載の発明において、前記現像装置の前記排出口に対向する位置に吸気ファンを備えたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、現像装置の上方に壁部に囲まれた減圧部を設けている。そして、第1に、減圧部の内部にフィルタを設けているために、ユーザーが現像装置を交換するときにトナーが詰まったフィルタに触れにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。第2に、減圧部の排気口を現像装置の長手方向端部側に向けて開口するように配設しているために、トナーがフィルタをすり抜けてしまってもトナーが方々に飛散することがない、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。第3に、減圧部の壁部に現像剤担持体と現像剤搬送部材との対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面を設けているために、フィルタが現像剤で塞がれることがない、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1〜図3にて、画像形成装置について詳細に説明する。
図1は、画像形成装置としてのレーザプリンタを示す構成図である。図2は、そこに設置されるプロセスカートリッジ6の近傍を示す断面図である。図3は、現像装置5及び感光体ドラム1を上方からみた長手方向(図2の紙面垂直方向である。)の断面図である。
図1に示すように、中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kが並設されている。なお、装置本体100に設置される4つのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、図2及び図3において、プロセスカートリッジ6と感光体ドラム1と1次転写バイアスローラ9とにおける符号のアルファベット(Y、M、C、K)を省略して図示する。
図2を参照して、プロセスカートリッジ6は、像担持体としての感光体ドラム1と、感光体ドラム1の周囲に配設された帯電部4、現像装置5(現像部)、クリーニング部2と、が一体化されたものであって、装置本体100に対して着脱自在に構成されている。このように作像部の構成部を一体化することで、作像部のメンテナンス性が向上する。そして、感光体ドラム1上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム1上に所望のトナー像が形成されることになる。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム1、帯電部4、現像装置5、クリーニング部2を、一体化してプロセスカートリッジ6を構成したが、各構成部を単独のユニットとして、装置本体100に着脱自在に設置することもできる。具体的に、現像装置5を、単独のユニットとして、装置本体100に対して着脱自在に構成することもできる。さらに、感光体ドラム1、帯電部4、クリーニング部2のうち少なくとも1つと、現像装置5と、を一体化したユニットとして、装置本体100に対して着脱自在に構成することもできる。
図2を参照して、感光体ドラム1は、不図示の駆動部によって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4の位置で、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、露光部7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、現像装置5との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、所望のトナー像が形成される(現像工程である。)。
詳しくは、現像装置5内には、トナーとキャリア(磁性キャリア)とからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像装置5内の現像剤Gは、トナー濃度検知手段としての磁気センサ57によって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)が所定の範囲内になるように調整される。すなわち、現像装置5内のトナー消費に応じて、トナー搬送パイプ43(トナー搬送部)からトナー補給口44を介して第2搬送経路54内に、トナーが補給される。なお、磁気センサ57は、その周囲を流動する現像剤の透磁率の変化からトナー濃度の変化を検知するセンサである。
トナー搬送パイプ43は、図1を参照して、装置本体100の上方のボトル収容器31に設置されたトナーボトル32Y、32M、32C、32Kのうち対応するトナーボトルに連通している。図示は省略するが、トナー搬送部は、トナーボトル32Y、32M、32C、32Kを回転駆動する駆動部や、トナー搬送パイプ43や、トナー搬送パイプ43に接続されたエアーポンプ等で構成される。このように構成されたトナー搬送部によって、各色のトナーが収容されたトナーボトル32Y、32M、32C、32Kから、トナー搬送パイプ43を介して、各現像装置5にそれぞれ各色のトナーが搬送される。
なお、トナー搬送部は、上述した構成のものに限定されることなく、種々の構成のものを用いることができる。例えば、トナー搬送パイプを用いずに、トナーボトルから中継ホッパを介して現像装置5にトナーを供給する構成にすることもできる。
その後、第2搬送経路54内に補給されたトナーは、第2搬送スクリュ56及び第1搬送スクリュ55によって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、仕切部材58で隔絶された第1搬送経路53、第2搬送経路54を循環する(図3中の破線矢印方向の循環である。)。
詳しくは、図3を参照して、第1搬送経路53(第1現像剤収容部)内の現像剤Gは、現像剤搬送部材としての第1搬送スクリュ55によって、紙面の右側から左側に現像ローラ51の長手方向に沿って搬送される。これに対して、第2搬送経路54(第2現像剤収容部)内の現像剤Gは、第2現像剤搬送部材としての第2搬送スクリュ56によって、紙面の左側から右側に第1搬送経路とは逆方向に搬送される。
また、第1搬送経路53と第2搬送経路54とは、長手方向両端部を除く領域に配設された仕切部材58によって隔絶されるとともに、仕切部材58の介在しない長手方向両端部(第1中継部A及び第2中継部B)で連通する。すなわち、第1搬送スクリュ55によって第1搬送経路53の下流側に搬送された現像剤は、第1中継部Aを介して第2搬送経路54の上流側に流動して、その後に第2搬送スクリュ56によって搬送される。第2搬送スクリュ56によって第2搬送経路54の下流側に搬送された現像剤は、第2中継部Bを介して第1搬送経路53の上流側に流動して、その後に第1搬送スクリュ55によって搬送される。こうして、2つの搬送経路53、54の間に現像剤の循環経路が形成される。
このように循環経路中を循環する現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51上に形成された複数の磁極によってキャリアとともに現像ローラ51上に担持される。
ここで、図3を参照して、現像ローラ51は、内部に固設されてローラ周面に複数の磁極を形成するマグネット51bと、マグネット23a1の周囲を回転するスリーブ51aと、で構成される。そして、複数の磁極が形成されたマグネット51bの周囲をスリーブ51aが回転することで、その回転にともない現像剤Gが現像ローラ51上(スリーブ51a上である。)を移動することになる。
現像剤担持体としての現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、現像ローラ51の矢印方向の回転にともなって搬送されて、現像剤規制部材としてのドクターブレード52の位置に達する。そして、現像ローラ51上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム1との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム1上に形成された潜像にトナーが吸着される。
なお、本実施の形態では、現像ローラ51に印加される現像バイアスとして、AC成分の現像バイアスは印加されておらず、DC成分の現像バイアスのみが印加されている。これにより、現像バイアスを供給する電源部の構成と制御とが比較的簡易化されるとともに、抵抗の低いキャリアに対してボソツキ画像の発生を軽減することができる。
なお、本実施の形態における現像ローラ51は、外径が18mm、長手方向の長さが326mmに設定されている。また、現像ローラ51のスリーブ51aの表面は、V字状の溝を円周方向に等ピッチ間隔で形成してもよいし、ブラスト加工を施してもよい。
また、現像ローラ51と感光体ドラム1とのギャップ(現像ギャップ)は0.3±0.05mmに設定され、現像ローラ51とドクターブレード52とのギャップ(ドクターギャップ)は0.5±0.04mmに設定されている。なお、ドクターブレード52は、ステンレス材料で形成された板状部材である。
さらに、第1搬送スクリュ55及び第2搬送スクリュ56は、いずれも、外径が5mmの軸部上に、外径が14mmのスクリュ部(羽根)が20mmピッチで螺旋状に形成されたものである。
図示は省略するが、マグネット51bによって現像ローラ51(スリーブ51a)の周囲には、複数の磁極が形成されている。複数の磁極は、感光体ドラム1との対向位置に形成された主磁極、第1搬送スクリュ55との対向位置からドクターブレード52との対向位置にかけて形成された汲上げ磁極(ドクタ対向磁極)、第1搬送経路53の上方に形成された剤離れ磁極、主磁極と剤離れ磁極との間に形成された搬送磁極、等で構成される。
まず、汲上げ磁極が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送経路53内を移動する現像剤Gの一部が現像ローラ51上に担持される。現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、その一部がドクターブレード52(現像剤規制部材)の位置で掻き取られて、第1搬送経路53に戻される。一方、汲上げ磁極による磁力が作用するドクターブレード52の位置で、ドクターブレード52と現像ローラ51とのドクターギャップを通過して現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、主磁極の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム1に摺接する。こうして、現像ローラ51に担持された現像剤G中のトナーが感光体ドラム1上の潜像に付着する。その後、主磁極の位置を通過した現像剤Gは、搬送磁極によって剤離れ磁極の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極の位置で、反発磁界がキャリアに作用して、現像ローラ51上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ51から脱離される。脱離後の現像剤Gは、再び第1搬送経路53に戻されて、第1搬送経路53の下流側に向けて搬送され、第1中継部Aを介して第2搬送経路54の上流側に移動する。さらに、第2搬送経路54の上流側に移動した現像剤は、トナー補給口44から補給された補給トナーとともに、第2搬送経路54の下流側に達して、第2中継部Bを介して第1搬送経路53の上流側に移動する。このような一連の現像剤Gの循環が繰り返される。
上述した現像工程の後、感光体ドラム1の表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体1の表面は、クリーニング部2との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、4つのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kで、それぞれおこなわれる。すなわち、図1を参照して、プロセスカートリッジの下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、対向ローラ13、テンションローラ14、クリーニング部10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ部材12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成されたカラートナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写ベルト8用のクリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置本体100外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
以下、図4〜図8にて、本実施の形態において特徴的な、現像装置5の構成・動作について詳しく説明する。
図4は、現像装置5を示す断面図である。図5は現像装置5の減圧部60の一部を示す斜視図であって、図6は減圧部60の一部を示す断面図である。また、図7は、減圧部60に設置されたフィルタ63の近傍を示す拡大図である。さらに、図8(A)は画像形成装置本体100にプロセスカートリッジが設置された状態を示す概略上面図であり、図8(B)はその概略側面図である。
図4〜図8を参照して、本実施の形態における現像装置5(プロセスカートリッジ6)には、現像装置5の内圧を減ずるための減圧部60が設けられている。減圧部60は、壁部に囲まれた空間(圧抜き用スペース)を有していて、現像装置5の上方に配設されている。また、減圧部60には、第1搬送スクリュ55(現像剤搬送部材)の上方であって現像ローラ51と第1搬送スクリュ55との対向領域に開口する吸気口61と、現像装置の長手方向端部側に向けて開口する排気口62(図6等を参照できる。)と、が設けられている。また、減圧部60の壁部は、現像ローラ51と第1搬送スクリュ55との対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面64が設けられている。さらに、減圧部60の内部には、第1搬送スクリュ55に対向するようにフィルタ63が設置されている。なお、フィルタ63は、その目がトナーの粒径よりも小さく形成されていて、トナーを捕集して空気のみが通過できるように形成されている。
このような構成により、現像ローラ51や搬送スクリュ55、56の回転によって現像装置5の内圧が上昇しそうになると、現像装置5内の空気が吸気口61から減圧部60に流入して、フィルタ63によって空気中に浮遊するトナーが捕集された後に、フィルタ63を通過した空気が排気口62から現像装置5の外部に排出されることになる。こうして、現像装置5の内圧の上昇が抑止されて、現像装置5からのトナー飛散が低減される。
このように、本実施の形態では、第1に、減圧部60(現像装置5)の内部にフィルタ63を設けているために、ユーザーが現像装置5(プロセスカートリッジ6)を交換するときにトナーが詰まったフィルタ63に触れて汚れる不具合が抑止される。
第2に、減圧部60の排気口62を現像装置5の長手方向端部側に向けて開口するように配設しているために、トナーがフィルタ63をすり抜けてしまってもトナーが方々に飛散する不具合が抑止される。具体的に、現像装置5の長手方向端部側(図5の領域Rである。)のみがトナーで汚れるために、現像装置5や画像形成装置本体100の予期せぬ場所(出力画像の画質や装置の動作に影響を及ぼす場所や、ユーザーの手が触れる可能性の高い場所等である。)にトナーが付着する不具合が軽減される。
第3に、減圧部60の壁部に、現像ローラ51と第1搬送スクリュ55との対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面64を設けているために、フィルタ63の近傍に舞い上がった現像剤やトナーは、傾斜面64に沿って滑落して第1搬送経路53に戻されることになる。したがって、フィルタ63の入口側が現像剤やトナーで塞がれる不具合を抑止することができる。なお、このような効果を確実にするために、本実施の形態では、傾斜面64が、フィルタ63の位置から吸気口61に向かって、現像剤やトナーが確実に滑落する傾斜角度にて、連続的に傾斜するように形成されている。
ここで、本実施の形態では、図4及び図7を参照して、減圧部60の壁部が、傾斜面64とそれに対向する対向面65との距離が吸気口61からフィルタ63の位置に向けて漸増するように形成されている。さらに、フィルタ63は、傾斜面64の側に傾斜するように配設されている。すなわち、傾斜面64側が下方になるように、フィルタ63を傾斜して配設している。
このような構成により、フィルタ63を水平方向に設置した場合(図7の1点鎖線の位置に設置した場合である。)に比べて、フィルタ63の捕集面積(図7中の両矢印方向の大きさ)を広げることができるために、フィルタ63のトナー捕集効率が向上する。なお、本実施の形態では、フィルタ63を傾斜面64の側に傾斜するように配設したが、フィルタ63を対向面65の側に傾斜するように配設することもできる。
なお、図4を参照して、減圧部60の対向面65は、現像ローラ51を覆うように配設されている。これにより、吸気口61からフィルタ63に至る経路に、現像ローラ51の磁力が及びにくくなるために、その経路に現像剤が磁力によって侵入する不具合が軽減される。
また、本実施の形態では、フィルタ63が、吸気口61及び排気口62から離れた位置に配設されている。詳しくは、図4を参照して、フィルタ63は、吸気口61及び排気口62のいずれに対しても、高さ方向に所定距離以上離れた位置に配設されている。
このような構成により、減圧部60における吸気効率や排気効率が低下することなく、フィルタ63の機能が効果的に発揮されることになる。すなわち、吸気口61や排気口62をフィルタ63に近接させてしまうと、減圧部60における吸気効率や排気効率が低下して、フィルタ63のトナー捕集効率も低下してしまう。
また、本実施の形態では、図4を参照して、減圧部60が、第2搬送スクリュ56(第2現像剤搬送部材)の上方に配設されている。これにより、現像装置5をそれほど大型化することなく、減圧部60を設置することができる。
また、本実施の形態では、図3及び図8を参照して、減圧部60が、第1搬送スクリュ55(現像剤搬送部材)による現像剤の搬送方向上流側(図3の右側である。)に対応する位置から長手方向に延設されている。
詳しくは、現像装置5(プロセスカートリッジ6)は画像形成装置本体100に対して長手方向(図8の白矢印方向である。)に着脱自在に設置できるように構成されていて、減圧部60の排気口62が現像装置5の着脱方向奥側(図8の左側である。)に向けて開口するように配設されている。
これにより、トナーがフィルタ63をすり抜けてしまってもトナーが方々に飛散する不具合が抑止される。具体的に、現像装置5の長手方向端部側(図8の領域Rである。)のみがトナーで汚れることになり、現像装置5や画像形成装置本体100の予期せぬ場所(出力画像の画質や装置の動作に影響を及ぼす場所や、プロセスカートリッジ6の交換時にユーザーが触れる取手6aやプロセスカートリッジ6の長手方向手前側等である。)にトナーが付着する不具合が軽減される。
さらに、本実施の形態では、図6を参照して、減圧部60に、排気口62から排出された空気の流路の方向を変えて現像装置5のケース5aに沿わせて空気を排出するための流路変更部70が設けられている。
詳しくは、図5及び図6を参照して、減圧部60の排気口62の近傍には、排出口62が形成された壁部に対して段状に突出した段状壁部71が設けられている。そして、フィルタ63や段状壁部71を上方から覆うようにフィルタカバー66が設置されている。これにより、減圧部60の排気口62の近傍に、排気口62から排出された空気の流路の方向を変える流路変更部70が形成される。すなわち、図5及び図6の太線矢印で示すように、フィルタ63を通過した空気は、排出口62から排出された後に、段状壁部71に沿うように流路方向を変えて、流路変更部70の第2排出口72から排出されて、現像装置5のケース5aを沿うように移動することになる。したがって、トナーがフィルタ63をすり抜けてしまっても、そのトナーは、方々に飛散することなく、現像装置5の長手方向奥側のケース5a上(図8の領域Rである。)のみに付着することになる。
なお、上述したように減圧部60には、着脱可能なフィルタカバー66が設置されているために、フィルタ63が減圧部60の内部に設置されていても、フィルタカバー66を取り外すことでフィルタ63の交換作業を容易におこなうことができる。
さらに、本実施の形態では、図8を参照して、画像形成装置本体100には、現像装置5(プロセスカートリッジ6)の排出口62に対向する位置に吸気ファン90が設置されている。これにより、吸気ファン90によって、現像装置5内の空気が積極的に吸引されるとともに、トナーがフィルタ63をすり抜けてしまってもそのトナーが現像装置5の長手方向奥側のケース5a上(図8の領域Rである。)のみに付着しやすくなる。
なお、画像形成装置本体100に設置する吸気ファン90は、画像形成装置本体100内の温度上昇を低減するための気流ファン等と共用することができる。
最後に、本実施の形態における現像装置5で用いられるトナーについて説明する。
本実施の形態におけるトナーは、形状係数SF−1が100〜180、SF−2が100〜180に設定されている。これにより、トナー1粒子に付着する外添剤の量を増加することができ、キャリアとの衝突等による外部ストレスからトナー母体表面を保護する無機微粒子を増加させることができる。
また、本実施の形態におけるトナーは、2μm以下のトナー微分が30%以下含有されたものである。トナー中にトナー微粉が30%を超えて含有されていると、トナー1粒子に付着する無機微粒子の個数が減少するため、トナー間の凝集力が増大して、現像剤の流動性悪化が生じてしまう。そして、補給トナーの現像剤中への分散性が悪くなってしまう。
なお、トナーの形状係数SF−1、SF−2は、以下のように求められたものである。
形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して100π/4を乗じた値である。すなわち、次式で表すことができる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)
SF−1の値が100の場合はトナーの形状が真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して100/4πを乗じた値である。 なわち、次式で表すことができる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)
SF−2の値が100の場合はトナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的に、走査型電子顕微鏡「S−800」(日立製作所社製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置「LUSEX3」(ニレコ社製)に導入して解析して計算したものである。
以上説明したように、本実施の形態における現像装置5は、現像装置5の上方に壁部に囲まれた減圧部60を設けている。そして、第1に、減圧部60の内部にフィルタ63を設けているために、ユーザーが現像装置5(プロセスカートリッジ6)を交換するときにトナーが詰まったフィルタ63に触れて汚れる不具合が軽減される。第2に、減圧部60の排気口62を現像装置5の長手方向端部側に向けて開口するように配設しているために、トナーがフィルタ63をすり抜けてしまってもトナーが方々に飛散するのを抑止することができる。第3に、減圧部60の壁部に現像ローラ51と第1搬送スクリュ55との対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面64を設けているために、フィルタ63が現像剤で塞がれる不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態では、搬送スクリュが2つ設置された現像装置に対して本発明を適用したが、搬送スクリュが3つ以上設置された現像装置や、現像剤を長手方向に搬送する第1搬送スクリュ55の代わりに現像剤を短手方向に搬送するパドル状の現像剤搬送部材が設置された現像装置、等に対しても本発明を適用することができる。その場合も、本実施の形態と同様に構成された減圧部60を現像装置の上方に配設することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤が収容された現像装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤が収容された現像装置に対しても本発明を適用することができる。その場合も、本実施の形態と同様に構成された減圧部60を現像装置の上方に配設することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジを示す構成図である。 現像装置及び感光体ドラムを上方からみた断面図である。 現像装置を示す断面図である。 現像装置の減圧部を示す斜視図である。 現像装置の減圧部を示す断面図である。 フィルタの近傍を示す拡大図である。 画像形成装置本体にプロセスカートリッジが設置された状態を示す概略図である。
符号の説明
1、1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(像担持体)、
5 現像装置(現像部)、
6、6Y、6M、6C、6K プロセスカートリッジ(作像部)、
51 現像ローラ(現像剤担持体)、
52 ドクターブレード、
55 第1搬送スクリュ(現像剤搬送部材)、
56 第2搬送スクリュ(第2現像剤搬送部材)、
60 減圧部、
61 吸気口、 62 排気口、
63 フィルタ、
64 傾斜面、 65 対向面、
66 フィルタカバー、
70 流路変更部、
71 段状壁部、 72 第2排気口、
90 吸気ファン、
100 画像形成装置本体(装置本体)、 G 現像剤。

Claims (13)

  1. 現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤搬送部材と、
    壁部に囲まれた空間を装置の上方に有するとともに、装置の内圧を減ずる減圧部と、
    前記減圧部の内部に設置されたフィルタと、
    を備え、
    前記減圧部は、
    前記現像剤搬送部材の上方であって前記現像剤担持体と前記現像剤搬送部材との対向領域に開口する吸気口と、
    装置の長手方向端部側に向けて開口する排気口と、
    を具備し、
    前記減圧部の前記壁部は、前記対向領域に向かって下方に傾斜する傾斜面を具備することを特徴とする現像装置。
  2. 前記フィルタは、前記現像剤搬送部材に対向するように設置されたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記傾斜面は、前記フィルタの位置から前記吸気口に向かって連続的に傾斜することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記減圧部の前記壁部は、前記傾斜面とそれに対向する対向面との距離が前記吸気口から前記フィルタの位置に向けて漸増するように形成され、
    前記フィルタは、前記傾斜面側又は前記対向面側に傾斜するように配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記フィルタは、前記吸気口及び前記排気口から離れた位置に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 仕切部材を介して前記現像剤搬送部材に対向するとともに、前記現像剤搬送部材とともに現像剤の循環経路を形成する第2現像剤搬送部材を備え、
    前記減圧部は、前記第2現像剤搬送部材の上方に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記現像剤搬送部材は、長手方向に現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給するように構成され、
    前記減圧部は、前記現像剤搬送部材による現像剤の搬送方向上流側に対応する位置から長手方向に延設されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 画像形成装置本体に対して長手方向に着脱自在に設置されるように構成され、
    前記減圧部の前記排気口は、装置の着脱方向奥側に向けて開口するように配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 前記減圧部は、前記排気口から排出された空気の流路の方向を変えて装置のケースに沿わせて空気を排出するための流路変更部を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 前記現像剤は、形状係数SF−1が100〜180になり形状係数SF−2が100〜180になるように形成されたトナーを有することを特徴とする請求項1〜請求項9に記載の現像装置。
  11. 画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記現像装置の前記排出口に対向する位置に吸気ファンを備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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