JP5641320B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
本願発明者は、研究を重ねた結果、このような不具合が、第2搬送経路の下方に配設された第1搬送経路が壁面や現像ローラや現像剤に囲まれていて、現像ローラの回転にともない外部から第1搬送経路内に空気が吸引されて第1搬送経路内の内圧が高まりやすいことに原因があることを知得した。すなわち、第2搬送経路の下方に配設された第1搬送経路の内圧が高まることによってトナー飛散が生じてしまっていた。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(トナー粒子)を現像装置13に供給する各色のトナー容器、を示す。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2は、作像部を示す構成図である。図3(A)は現像装置13の上部(第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2の位置である。)を長手方向にみた概略断面図(水平方向の断面図)であって、図3(B)は現像装置13の下部(第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1の位置である。)を長手方向にみた概略断面図である。図4は、現像装置13の循環経路を長手方向にみた概略断面図(垂直方向の断面図)である。また、図5は、現像装置を示す断面図(現像ローラ13aの回転中心軸に直交する断面図である。)である。さらに、図6(A)は仕切り部材13dの一部(開口13d2の近傍である。)を斜め下方から示す斜視図であって、図6(B)はその変形例を示す斜視図である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であるために、図2〜図6等にて作像部及び現像装置は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
像担持体としての感光体ドラム11は、外径が30mm程度の負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレードが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
なお、トナーTの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーTの供給の実施を判断してもよい。
図2〜図6を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての搬送スクリュ13b1、13b2(オーガスクリュ)、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、仕切り部材13d、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、外径が18mm程度の小径の現像ローラであって、アルミニウム、ステンレス、真鍮、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブ13a2が不図示の回転駆動機構によって反時計方向に150〜600rpm程度で回転されるように構成されている。図3、図5を参照して、現像ローラ13aのスリーブ13a2内には、スリーブ13a2の周面に複数の磁極H1〜H6を形成するマグネット13a1が固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
まず、第6磁極H6(汲上げ磁極)が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送経路に収容された現像剤Gが現像ローラ13a上に汲上げられる。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その一部がドクターブレード13cの位置で掻き取られて、第1搬送経路に戻される。一方、第6磁極H6による磁力が作用するドクターブレード13cの位置で、ドクターブレード13cと現像ローラ13aとのドクターギャップを通過して現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、第1磁極H1(主磁極)の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム11に摺接する。こうして、現像ローラ13aに担持された現像剤G中のトナーTが感光体ドラム11上の潜像に付着する。その後、第1磁極H1の位置を通過した現像剤Gは、第2磁極H2、第3磁極H3によって第4磁極H4(剤離れ磁極)の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極H4の位置で、反発磁界(現像ローラ13aから離れる方向に作用する磁界である。)がキャリアに作用して、現像ローラ13a上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13aから脱離される。脱離後の現像剤Gは、第2搬送経路内に落下して第2搬送スクリュ13b2によって第2搬送経路の下流に向けて搬送される。
このような構成により、記録媒体Pの搬送経路の短縮化と、画像形成装置本体1の水平方向の小型化と、を目的として、中間転写ベルト17の下方に感光体ドラム11を配設した場合であっても、現像ギャップにおいて感光体ドラム11に対して現像ローラ13aの回転方向を順方向とすることができるために、ドクターブレード13cを現像ローラ13aの上方に配設して感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの回転方向が逆方向になる場合に比べて、現像ギャップにおける現像時間を充分に確保することができて現像能力を高めることができる。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを長手方向(回転軸方向)に水平に搬送する(図3(B)の破線矢印に示す左方向の搬送である。)とともに、汲上げ磁極H6(第6磁極)の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給(図3(B)の白矢印方向の供給である。)する。第1搬送スクリュ13b1は、図2の反時計方向に回転する。
そして、第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側から第1中継部13fを介して循環される現像剤Gを第1搬送部材13b1による搬送経路の上流側に第2中継部13gを介して搬送する(図3の一点鎖線矢印に示す搬送である。)。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aや感光体ドラム11と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、いずれも、軸径が6〜10mm程度の軸部に外径が20mm程度のスクリュ部(スクリュピッチ:40mm程度、条数:1条又は2条)が螺旋状に巻装されたものである。また、2つの搬送スクリュ13b1、13b2の回転数は、600〜900rpm程度に設定されている。
図3及び図4を参照して、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(第2搬送経路)の下流側と、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(第1搬送経路)の上流側と、は第2中継部13gを介して連通している。第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の下流側に達した現像剤Gが、第2中継部13gにて自重落下して、第1搬送経路の上流側に達することになる。
また、図3及び図4を参照して、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側と、は第1中継部13fを介して連通している。そして、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gが、第1中継部13fの近傍に留まって盛り上がって、第1中継部13fを介して第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の上流側に搬送(供給)されることになる。
なお、第1中継部13fにおける現像剤の搬送性(第1搬送経路から第2搬送経路への重力方向に逆らった現像剤の受け渡しである。)を向上させるために、第1搬送スクリュ13b1の下流側の位置(第1中継部13fに対応する位置である。)に、パドル形状部や、スクリュの巻き方向が逆方向に形成されたスクリュ部、を設けることもできる。
また、図3、図4を参照して、トナー補給口13eは、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側の上方であって、現像領域から離れた位置(現像ローラ13aの長手方向の範囲の外側である。)に配設されている。このようにトナー補給口13eを第1中継部13fの近傍に設置することで、第2搬送経路において、現像ローラ13aから離脱した現像剤が比重の小さい補給トナーの上方から降りかかり、第2搬送経路の下流側に向けて比較的長い時間をかけて現像剤に対して補給トナーの分散・混合を充分におこなうことができる。
なお、本実施の形態では、トナー補給口13eを第2搬送スクリュ13a2による搬送経路中に配設したが、トナー補給口13eの位置はこれに限定されることなく、例えば、第1搬送経路の上流側の上方に配置することもできる。
本実施の形態において用いられるトナーT(現像剤G中のトナー、トナー容器28中のトナーである。)は、重合トナーであって、結着樹脂として、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、又は、それらを複合したもの、等を用いることができる。また、これらの重合トナーの製造方法(重合方法)としては、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等を用いることができる。
また、トナーTの外添剤としては、無機微粒子(例えば、シリカ1.0重量%、酸化チタン0.5重量%のものである。)を用いることが好ましい。さらに、離型剤として、酸化ライスワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、等を用いることができる。また、必要に応じて、帯電制御剤を含有させることもできる。
また、本実施の形態において用いられるトナーTは、体積平均粒径が6μmのものであり、粒径が5μm以下のものが60〜80個数%になるように形成されている。
なお、本実施の形態では重合トナーを用いたが、粉砕トナーを用いることもできる。
詳しくは、キャリアCは、芯材となるフェライト粒子に、膜厚が0.5μmのメチルメタクリレート樹脂(MMA)をコートして、上述した粒径になるように形成したものである。また、キャリアCとしては、マグネタイトを芯材としたコーティングキャリアを用いることもできる。
このような小粒径のキャリアCを用いることで、出力画像のベタ均一性やハーフトーン画質を向上させることができる。
図2、図5等を参照して、本実施の形態における現像装置13には、現像ローラ13aに対向する位置に、第1搬送経路と第2搬送経路とを仕切る仕切り部材13d(分離板)が設けられている。
詳しくは、仕切り部材13dは、第1搬送経路と第2搬送経路とを隔絶する壁部の一部として機能していて、現像ローラ13aに向けて突出するように形成されている。また、仕切り部材13dは、現像ケース13r(図2においてハッチングで示すケース部材である。)に対して一体的に形成されている。
このように、現像ローラ13aに対向する位置であって、第1搬送経路と第2搬送経路との間に、切り部材13dを設けることで、現像ローラ13aから離脱された現像剤Gが現像ローラ13aに再び担持される不具合(このような現象を「現像剤の連れ回り」という。)が低減されることになる。
なお、本実施の形態において、仕切り部材13dは、現像ローラ13aに対向する対向面と現像ローラ13aとのギャップ(CG)が2mm以下(好ましくは、0.1〜0.5mmである。)になるように設定されている。本実施の形態では、ギャップ(CG)が0.3mmに設定されている。これにより、「現像剤の連れ回り」の発生が確実に軽減されることになる。
詳しくは、仕切り部材13d(現像ケース13r)は、その一部が中空構造になっていて、開口13d2(吸気口)から排気口13d3に通じる通気路13d1が設けられている。また、通気路13d1の開口13d2(吸気口)は、第1搬送スクリュ13b1に対向する仕切り部材13dの対向面上であって、第1搬送経路の上方の位置(現像剤に埋没しない位置である。)に配設されている。また、通気路13d1の排気口13d3は、現像ケース13rの外壁面上であって、現像装置13の外部に向けて開口する位置に配設されている。
特に、第1搬送経路は、現像ローラ13a上への現像剤(現像工程前であってトナー濃度が高めの現像剤である。)の供給をおこなうための経路であるため、第2搬送経路に比べて、経路内の内圧が高まったときにトナー飛散の程度が大きくなる。そのため、第1搬送経路の内圧上昇を軽減するための通気路13d1を設ける意義は大きい。
詳しくは、フィルタ13sは、そのメッシュの目の大きさがトナー粒径よりも小さくトナーTの捕集が可能な不織布材料等からなるフィルタである。開口13d2にフィルタ13sを設置することで、第1搬送経路内で浮遊するトナーが空気とともに通気路13d1を介して現像装置13の外部に排出されてしまう不具合を抑止することができる。
これに対して、図6(B)に示すように、仕切り部材13dの開口13d2を、上端の高さAが長手方向にわたって一定になり、下流側(図中、白矢印で示す第1搬送経路における現像剤搬送方向の下流側である。)における下端の高さB1に比べて上流側における下端の高さB2が高くなるように(B1<B2となるように)、略直角三角形状に形成することもできる。具体的には、開口13d2の下端の高さが、下流側から上流側にかけて漸増するように形成している。これは、先に図4を用いて説明したように、第1搬送経路においては上流側から下流側に向かうにしたがって現像剤Gの剤面が低くなることによるものである。すなわち、第1搬送経路における現像剤の剤面の高さの変化に合わせるように、開口13d2の下端を形成している。これにより、開口13d2が長手方向にわたって現像剤で埋没することがなく、第1搬送経路の内圧上昇を防止する通気路13d1の機能が確実に担保されることになる。
そのような場合には、フィルタ13vを現像装置13の外部から簡単に着脱することができるため、フィルタ13vが目詰まりした際等にフィルタ13vの交換メンテナンス作業を容易におこなうことができる。
また、図7に示すように、通気路13d1と排気口13m1との間に壁部で隔絶された空間13m(第1搬送経路や第2搬送経路と隔絶された空間である。)を形成することもできる。すなわち、第1搬送経路内の空気は、通気路13d1、空間13mを通過して、フィルタ13vを介して現像装置13の外部に排出されることになる(図7の白矢印方向の流動である。)。このような場合にも、第1搬送経路の内圧が高まることによるトナー飛散の発生を軽減することができるとともに、第1搬送経路内で浮遊するトナーが空気とともに排気口13m1を介して現像装置13の外部に排出されてしまう不具合を抑止することができる。特に、上述したような空間13mを設けた場合には、フィルタ13vの面積を大きく設定できるため、フィルタ13vの交換頻度を低くすることができる。
これに対して、図8に示すように、第2搬送経路(第2搬送スクリュ13b2による搬送経路)において現像ローラ13aへの現像剤の供給をおこない、第1搬送経路(第1搬送スクリュ13b1による搬送経路)において現像ローラ13aからの現像剤の回収をおこなう現像装置13に対しても本発明を適用することができる。
詳しくは、図8に示すように、ドクターブレード13c(現像剤規制部材)は、図8の時計方向に回転する現像ローラ13aの上方に配設されている。第2搬送スクリュ13b2(第2搬送部材)は、第1搬送スクリュ13b1(第1搬送部材)の上方に配設されていて、現像剤を長手方向に搬送しながら現像ローラ13aに現像剤を供給する。第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aから離脱された現像剤を長手方向(第2搬送スクリュ13b2による搬送方向と逆方向である。)に搬送する。そして、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路と、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路と、によって現像剤の循環経路が形成される。なお、図8の現像装置13は、現像ローラ13aや感光体ドラム11の回転方向、現像ローラ13aに対するドクターブレード13cの設置方向、第1搬送スクリュ13b1や第2搬送スクリュ13b2の供給・回収機能、等が異なる以外は、本実施の形態のものとほぼ同様に構成されている。そして、図8の現像装置13においても、本実施の形態のものと同様に、仕切り部材13dに通気路13d1を設けることで、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
図9を参照して、この実験は、4種類(実施例1〜3、比較例)の現像装置を用意して、それぞれに対して、画像形成装置本体1に設置して1万枚のプリント動作をおこなった後に現像装置13から飛散したトナーの紛煙量(総飛散量)を測定したものである。また、実施例1の現像装置は本実施の形態におけるもの(図3、図5、図6(A)等に示す現像装置である。)であって、実施例2の現像装置は図7に示すものであって、実施例3の現像装置は本実施の形態におけるものであって開口13d2を図6(B)の形状に設定したものであって、比較例は仕切り部材13dに通気路13d1を設けないもの(従来の現像装置である。)である。
図9に示す実験結果から、実施例1〜3のように仕切り部材13dに通気路13d1を設けることにより、トナー飛散量が格段に低下することがわかる。特に、実施例3のように開口13d2の形状を図6(B)のように設定した場合には、さらにトナー飛散量が低下することがわかる。
それらの場合にも、本実施の形態と同様に仕切り部材13dに通気路13d1を設けることで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
11、11Y、11C、11M、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13b1 第1搬送スクリュ(第1搬送部材)、
13b2 第2搬送スクリュ(第2搬送部材)、
13c ドクターブレード(現像剤規制部材)、
13d 仕切り部材、
13d1 通気路、 13d2 開口(吸気口)、
13r 現像ケース、
13s、13t、13v フィルタ、
13w 第2の開口、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。
Claims (8)
- キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向するとともに、周囲に複数の磁極が形成された現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の下方に対向するように配設されるとともに、前記現像剤担持体に担持された現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、
装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、
を備え、
前記複数の搬送部材は、
前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を長手方向に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、
前記第1搬送部材の上方に配設されて前記現像剤担持体に対向するとともに、前記現像剤担持体から離脱された現像剤を長手方向に搬送する第2搬送部材と、
を具備し、
前記現像剤担持体に対向するとともに、前記第1搬送部材による第1搬送経路と前記第2搬送部材による第2搬送経路とを仕切る仕切り部材をさらに備え、
前記仕切り部材は、その内部に、前記第1搬送経路の内部の空気を当該第1搬送経路の上方に形成された開口から装置の外部に向けて通気するための通気路を具備し、
前記仕切り部材に形成された前記開口は、その上端の高さが長手方向にわたって一定になるように形成されるとともに、その下端の高さが前記第1搬送経路における現像剤搬送方向の下流側に比べて上流側が高くなるように形成されたことを特徴とする現像装置。 - キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向するとともに、周囲に複数の磁極が形成された現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の上方に対向するように配設されるとともに、前記現像剤担持体に担持された現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、
装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、
を備え、
前記複数の搬送部材は、
前記現像剤担持体に対向するとともに、前記現像剤担持体から離脱された現像剤を長手方向に搬送する第1搬送部材と、
前記第1搬送部材の上方に配設されて前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を長手方向に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第2搬送部材と、
を具備し、
前記現像剤担持体に対向するとともに、前記第1搬送部材による第1搬送経路と前記第2搬送部材による第2搬送経路とを仕切る仕切り部材をさらに備え、
前記仕切り部材は、その内部に、前記第1搬送経路の内部の空気を当該第1搬送経路の上方に形成された開口から装置の外部に向けて通気するための通気路を具備し、
前記仕切り部材に形成された前記開口は、その上端の高さが長手方向にわたって一定になるように形成されるとともに、その下端の高さが前記第1搬送経路における現像剤搬送方向の上流側に比べて下流側が高くなるように形成されたことを特徴とする現像装置。 - 前記仕切り部材の前記開口を覆うフィルタをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
- 前記仕切り部材の前記通気路の下流側に形成されるとともに装置の外部に通じる排気口と、
前記排気口を覆うフィルタと、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。 - 前記通気路と前記排気口との間に壁部で隔絶された空間を備えたことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
- 前記第2搬送経路は、その天井部に、前記第2搬送経路の内部の空気を外部に向けて通気するための第2の開口と、前記第2の開口を覆うフィルタと、を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
- 画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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