JP2015219248A - 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、粉体収容装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、粉体収容装置 Download PDF

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Abstract

【課題】経時においても装置の内圧上昇にともなうトナー(又は、粉体)の飛散が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、粉体収容装置を提供する。
【解決手段】現像装置13の内部から外部に向けて空気を送出するための流路に沿って、トナーT(現像剤)を捕集して通気する複数のフィルタ13p、13qが並設されていて、流路において最上流側に配設されたフィルタ13pが搖動可能に保持されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置される現像装置及びプロセスカートリッジと、トナーなどの粉体が収容された粉体収容装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤などの現像剤を収容した現像装置であって、現像装置の内部から外部に向けて空気を送出するための開口部(流路)が形成されて、その開口部を覆うようにトナーフィルタ(フィルタ)が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、現像装置における現像ケース(上ケース)には、外部に連通する開口部が形成されていて、その開口部にはトナーフィルタが覆設されている。一方、現像ローラ(現像剤担持体)を感光体ドラム(像担持体)に対して対向させるために現像装置に形成された開口からのトナー飛散を防止するために、現像領域の下流側であって現像ローラと現像ケースとのギャップの部分に、ポンプ作用によって現像装置の内部に向けて吸い込み気流が形成されるように、上述したギャップが設定されている。このような構成などによって現像装置の内圧は高まる傾向にあるため、内圧の高まりによる装置の隙間からのトナー飛散を防止するために、上述した開口部とトナーフィルタとが機能することになる。すなわち、トナーフィルタが覆設された開口部を設けることで、トナーを捕集して外部への飛散を防止しながら通気のみをおこなって、現像装置の内圧の上昇を抑えている。
上述した従来の現像装置は、経時において、装置内で舞い上がったトナーなどによってフィルタ(トナーフィルタ)が目詰まりしたりそれに近い状態になったりしてしまうと、フィルタとしての機能が低下して、装置の内圧上昇にともなうトナー飛散が発生してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においても装置の内圧上昇にともなうトナー(又は、粉体)の飛散が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、粉体収容装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像装置は、現像剤が収容されて、像担持体上に形成される潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であって、装置の内部から外部に向けて空気を送出するための流路に沿って、現像剤を捕集して通気する複数のフィルタが並設され、前記複数のフィルタのうち、少なくとも前記流路において最上流側に配設されたフィルタが、搖動可能に保持されたものである。
本発明によれば、経時においても装置の内圧上昇にともなうトナー(又は、粉体)の飛散が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、粉体収容装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 (A)現像装置の上部を長手方向にみた概略断面図と、(B)現像装置の下部を長手方向にみた概略断面図と、である。 現像装置に設置された複数のフィルタの近傍を示す拡大図である。 変形例1としての、現像装置に設置された複数のフィルタの近傍を示す拡大図である。 変形例2としての、現像装置に設置された複数のフィルタの近傍を示す拡大図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーを現像装置13に供給する各色のトナー容器、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部(不図示である。)に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12(図2を参照できる。)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ14が設置されている。そして、1次転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の反時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、その後に定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2及び図3を用いて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2は、作像部を示す構成図である。図3(A)は現像装置13の上部(第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2の位置である。)を長手方向にみた概略断面図(水平方向の断面図)であって、図3(B)は現像装置13の下部(第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1の位置である。)を長手方向にみた概略断面図である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であるために、図2及び図3にて作像部及び現像装置は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像装置13(現像部)、クリーニング部15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、外径が30mm程度の負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
帯電部12は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部12の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレードが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13aが感光体ドラム11に近接するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム11と磁気ブラシとが接触する現像領域(現像ニップ部)が形成される。現像装置13内には、トナーTとキャリアCとからなる現像剤G(2成分現像剤)が収容されている。なお、本実施の形態では、現像装置13内に、トナー濃度が7重量%の現像剤Gが所定量収容されている。そして、現像装置13は、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。なお、現像装置13の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図1及び図2を参照して、トナー容器28は、その内部に現像装置13内に供給するためのトナーTを収容している。具体的に、現像装置13に設置されたトナー濃度検知手段としての磁気センサ13mによって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基いて、不図示のトナー搬送管を介して、トナー容器28から現像装置13内に向けてトナー補給口13eからトナーTを適宜に補給する。
なお、トナーTの補給は、直接的なトナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報(間接的なトナー濃度の情報)に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーTの供給の実施を判断してもよい。
以下、画像形成装置における現像装置13について詳述する。
図2及び図3を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1、第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、複数のフィルタ13p、13q、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、外径が18mm程度の小径の現像ローラであって、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブ13a2が駆動モータ(不図示である。)によって反時計方向に比較的速い回転数(例えば、420rpm程度である。)で回転されるように構成されている。現像ローラ13aのスリーブ13a2内には、スリーブ13a2の周面に複数の磁極を形成するマグネット13a1が固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13c(現像剤規制部材)の位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
現像ローラ13a(スリーブ13a2)の周囲に形成される複数の磁極は、感光体ドラム11との対向位置に形成された第1磁極(主磁極)、第1磁極の下流側であって現像ケース13kの上部にかかる位置に形成された第2磁極(搬送磁極)、第2磁極の下流側であって現像ローラ13aの上方に形成された第3磁極(剤離れプレ磁極)、第3磁極と第5磁極とに挟まれる位置であって第1搬送経路と第2搬送経路との仕切り部材の先端部の上方に形成された第4磁極(剤離れ磁極)、第1搬送経路の上方に形成された第5磁極(剤離れ後磁極)、第1搬送スクリュ13b1との対向位置からドクターブレード13cとの対向位置の近傍にかけて形成された第6磁極(汲上げ磁極)、等で構成される。
まず、第6磁極(汲上げ磁極)が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送経路に収容された現像剤Gが現像ローラ13a上に汲上げられる。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その一部が現像剤規制部材としてのドクターブレード13cの位置で掻き取られて、第1搬送経路に戻される。一方、第6磁極による磁力が作用するドクターブレード13cの位置で、ドクターブレード13cと現像ローラ13aとのドクターギャップを通過して現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、第1磁極(主磁極)の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム11に摺接する。こうして、現像ローラ13aに担持された現像剤G中のトナーTが感光体ドラム11上の潜像に付着する。その後、第1磁極の位置を通過した現像剤Gは、第2磁極、第3磁極によって第4磁極(剤離れ磁極)の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極の位置で、反発磁界(現像ローラ13aから離れる方向に作用する磁界である。)がキャリアに作用して、現像ローラ13a上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13aから脱離される。脱離後の現像剤Gは、第2搬送経路内に落下して第2搬送スクリュ13b2によって第2搬送経路の下流に向けて搬送される。
図2等を参照して、現像剤規制部材としてのドクターブレード13cは、現像ローラ13aの下方に配設された非磁性の板状部材(その一部を磁性材料で形成することもできる。)である。そして、現像ローラ13aは図2の反時計方向に回転して、感光体ドラム11は図2の時計方向に回転する。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2(搬送部材)は、現像装置13内に収容された現像剤Gを長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを長手方向(回転軸方向)の一端側から他端側に向けて水平に搬送する(図3(B)の破線矢印に示す左方向の搬送である。)とともに、汲上げ磁極(第6磁極)の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給(図3(B)の白矢印方向の供給である。)する。第1搬送スクリュ13b1は、図2の反時計方向に回転する。
第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1の上方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ13aから離脱した現像剤G(現像工程後に現像ローラ13a上から強制的に離脱された現像剤Gであって、図3(A)の白矢印方向に離脱するものある。)を長手方向の他端側から一端側に向かって水平に搬送する(図3(A)の破線矢印に示す右方向の搬送である。)。なお、本実施の形態では、第2搬送スクリュ13b2の回転方向が、現像ローラ13aの回転方向に対して逆方向(図2の時計方向である。)になるように設定されている。
そして、第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の下流側から第1中継部13fを介して流入される現像剤Gを、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の上流側に第2中継部13gを介して搬送する(図3の一点鎖線矢印に示す時計方向の搬送である。)。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aや感光体ドラム11と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、いずれも、軸径が6〜10mm程度の軸部に外径が20mm程度のスクリュ部(スクリュピッチ:40mm程度、条数:1条又は2条)が螺旋状に巻装されたスクリュ部材(オーガスクリュ)である。
ここで、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路と、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路と、は壁部によって隔絶されている。
図3を参照して、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の下流側と、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の上流側と、は第2中継部13gを介して連通している。第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の下流側に達した現像剤Gが、第2中継部13gにて自重落下して、第1搬送経路の上流側に達することになる。
また、図3を参照して、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路の下流側と、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の上流側と、は第1中継部13fを介して連通している。そして、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gが、第1中継部13fの近傍に留まって盛り上がって、第1中継部13fを介して第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の上流側に流入(搬送)されることになる。
なお、第1中継部13fにおける現像剤の搬送性(第1搬送経路から第2搬送経路への重力方向に逆らった現像剤の受け渡しである。)を向上させるために、第1搬送スクリュ13b1の下流側の位置(第1中継部13fに対応する位置である。)に、パドル形状部などを設けることもできる。
このような構成により、2つの搬送スクリュ13b1、13b2によって、現像装置13において現像剤Gを長手方向に循環させる循環経路が形成されることになる。すなわち、現像装置13が稼動されると、装置内に収容された現像剤Gは図3中の破線矢印で示す時計方向に流動する。そして、このように、現像ローラ13aに対する現像剤Gの供給経路(第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路である。)と、現像ローラ13aから離脱する現像剤Gの回収経路(第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路である。)と、を分離することで、感光体ドラム11上に形成するトナー像の濃度偏差を小さくすることができる。
なお、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路中には、装置内を循環する現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサ13m(トナー濃度検知手段)が設置されている。そして、磁気センサ13mによって検知されるトナー濃度の情報に基いて、トナー容器28からトナー補給口13e(第2搬送経路延在部であって、第1中継部13fの近傍に配設されている。)を介して現像装置13内に向けて新品のトナーT(補給トナー)が補給される。
ここで、図2等を参照して、第2搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の上方の位置には、現像装置13の内部から外部に向けて空気を送出するための流路(図2にて破線矢印で示している。)が、現像ケース13kに形成されている。そして、その流路に沿って2つのフィルタ13p、13qが設置されている。これらのフィルタ13p、13qは、いずれも、トナーTやキャリアCの粒径よりも小さなメッシュからなり、空気のみが通過できるように形成されている。これにより、現像装置13の内部の圧力が上昇して現像装置13の隙間からトナーが飛散する不具合が軽減される。
なお、これらのフィルタ13p、13qや流路については、後でさらに詳しく説明する。
以下、本実施の形態において用いられる現像剤Gについて、簡単に説明する。
本実施の形態において用いられるトナーT(現像剤G中のトナー、トナー容器28中のトナーである。)は、重合トナーであって、結着樹脂として、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、又は、それらを複合したもの、等を用いることができる。また、これらの重合トナーの製造方法(重合方法)としては、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等を用いることができる。
また、トナーTの外添剤としては、無機微粒子(例えば、シリカ1.0重量%、酸化チタン0.5重量%のものである。)を用いることが好ましい。さらに、離型剤として、酸化ライスワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、等を用いることができる。また、必要に応じて、帯電制御剤を含有させることもできる。
また、本実施の形態において用いられるトナーTは、体積平均粒径が5.8μm程度の小径トナーであり、粒径が5μm以下のものが60〜80個数%になるように形成されている。
なお、本実施の形態では重合トナーを用いたが、粉砕トナーを用いることもできる。
本実施の形態において用いられる現像剤G中のキャリアCは、重量平均粒径が20〜60μm程度になるように形成された小径キャリアである。なお、本実施の形態では、重量平均粒径が35μmになるように形成されたキャリアCを用いている。
詳しくは、キャリアCは、芯材となるフェライト粒子に、膜厚が0.5μmのメチルメタクリレート樹脂(MMA)をコートして、上述した粒径になるように形成したものである。また、キャリアCとしては、マグネタイトを芯材としたコーティングキャリアを用いることもできる。
このような小粒径のキャリアCを用いることで、出力画像のベタ均一性やハーフトーン画質を向上させることができる。また、このような小粒径のキャリアCは、トナーのキャリア被覆率を高められるため、高画質化に適した小粒径トナーとの相性が良好である。
以下、本実施の形態の現像装置13における、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2を用いて説明したように、本実施の形態における現像装置13には、現像装置13の内部から外部に向けて空気を送出するための流路(破線矢印で示す脱気流路である。)に沿って、現像剤Gを捕集して通気する複数のフィルタ13p、13qが並設されている。
ここで、図2及び図4を参照して、複数のフィルタ13p、13qのうち、少なくとも流路において最上流側に配設されたフィルタ13pが、搖動可能に保持されている。詳しくは、複数のフィルタ13p、13qのうち、上述した流路において最下流側に配設されたフィルタ13qが搖動できないように固定保持され、それ以外のフィルタ13pが搖動可能に保持されている。
具体的に、本実施の形態では、現像装置13の内圧の上昇を防止するための流路(脱気流路)において、内部に近い上流側に第1のフィルタ13pが搖動可能(振動可能)に保持され、外部に近い下流側の第2のフィルタ13qが搖動しないように固定保持されている。
図4(A)を参照して、第1のフィルタ13p(搖動可能に保持されたフィルタである。)は、搖動していない状態で水平面に対して略平行状態で保持されている。同様に、第2のフィルタ13q(固定保持されたフィルタである。)も、水平面に対して略平行状態で保持されている。
また、第1のフィルタ13pと第2のフィルタ13qとは、いずれも、上下方向(垂直方向)が通気方向となるように配設され、流路に対向する対向面の面積が流路の流路面積よりも大きくなるように形成されている。
そして、第1のフィルタ13pは、流路に形成された溝部13x(凹部)によって上下方向に搖動可能(振動可能)に保持されている。この溝部13xは、第1のフィルタ13pの対向面の面積よりも大きくて、第1のフィルタ13pの通気方向の厚さに対して上下方向に大きくなるように形成されている。すなわち、第1のフィルタ13pは、流路に形成された溝部13xによって、上下方向や面方向に対してルーズに保持されている。
これに対して、第2のフィルタ13qは、流路に形成された保持部に嵌合するように載置されて、現像ケース13kの一部として機能する蓋部材によって上下方向の移動が規制されている(固定保持されている)。
そして、第1のフィルタ13p(搖動可能に保持されたフィルタである。)は、目詰まり又はそれに近い状態になっていないときに、図4(A)に示すように、流路との間に隙間を形成することなく現像剤Gを捕集して通気することになる。
第1のフィルタ13pを通過した空気は、そのまま第2のフィルタ13qを通過して、現像装置13の外部に送出されることになる。このように、第1のフィルタ13pが目詰まり又はそれに近い状態になっていないときには、第1のフィルタ13pが自重により溝部13xの底部に密着した状態になり、現像装置13内で舞い上がったトナーTや第2搬送スクリュ13b2の回転によって跳ね上がった現像剤Gが第1のフィルタ13pによって捕集されて、空気のみが第1のフィルタ13pを通過して、その後に第2のフィルタ13qを通過して外部に放出されることになる。
これに対して、第1のフィルタ13pが目詰まり又はそれに近い状態になったときには、図4(B)に示すように、流路の上流側からの空気を受けて第1のフィルタ13pが主として上下方向に搖動(振動)して、フィルタ13pと流路との間に形成される隙間から流路の下流側に向けて空気が流れることになる。
経時において現像装置13内で舞い上がったトナーTや第2搬送スクリュ13b2の回転によって跳ね上がった現像剤Gの捕集が繰り返されるうちに、やがて第1のフィルタ13pは目詰まり又はそれに近い状態になってしまう。そのような状態のとき、第1のフィルタ13pの位置に達した空気は、第1のフィルタ13pを通過できないため第1のフィルタ13pにそのまま衝突することになるが、第1のフィルタ13pは固定保持されていないため、その空気の衝突力によって細かい周期で搖動(振動)することになる。そして、その搖動によって生じた第1のフィルタ13pと流路(溝部13x)との隙間から空気が浮遊したトナーTなどとともに下流側に向けて流れて、そのまま第2のフィルタ13qの位置に達することになる。そして、浮遊したトナーTなどが第2のフィルタ13qによって捕集されて、空気のみが第2のフィルタ13qを通過して外部に放出されることになる。
なお、本実施の形態において、第1のフィルタ13pは、上述したような機能を満足するような重量に設定されている。
このような構成により、現像装置13内で舞い上がったトナーTなどによって第1のフィルタ13pが目詰まりしたりそれに近い状態になったりしてトナーフィルタとして機能しなくなってしまっても、第1のフィルタ13pの搖動によって現像装置13内の空気が第2のフィルタ13qにまで達して、第1のフィルタ13pに代わって第2のフィルタ13qがトナーフィルタとして機能することになるため、経時においても現像装置13の内圧上昇にともなうトナー飛散の発生を軽減することができる。すなわち、第1のフィルタ13pがトナーフィルタとして機能しなくなった直後に、第2のフィルタ13qがトナーフィルタとして機能することになり、全体としてのトナーフィルタの長寿命化が達成されることになる。
なお、本願発明者は、本願発明の効果を確認するために、(1)搖動可能なフィルタ13pと固定保持されたフィルタ13qとが設置された現像装置13(本実施の形態のものである。)と、(2)固定保持されたフィルタ13qのみが設置された現像装置と、(3)2つのフィルタ13p、13qを合わせたフィルタ面積を有していて固定保持されたフィルタのみが設置された現像装置と、を用いて、経時における現像装置の内圧の変化を実験的に確認した。その結果、(1)が最も内圧の変化が少なく、(2)が最も内圧の変化が大きく、(3)が(2)に比べると内圧の変化が少なくなることを確認した。
また、本実施の形態では、第2搬送スクリュ13b2の上方に位置する第1のフィルタ13pが搖動可能に構成されているため、第2搬送スクリュ13b2の回転によって跳ね上がった現像剤Gが第1フィルタ13pのフィルタ面に付着しても、付着した現像剤Gが搖動によって振り落されることになる。
また、本実施の形態では、流路の最下流に位置する第2のフィルタ13qを固定保持しているため、第2のフィルタ13qの位置から現像装置13の内部に向けて異物が侵入する不具合を防止することができる。
なお、本実施の形態では、現像装置13と中間転写ベルト17との隙間がほとんどないために、脱気流路における排出スペースを確保するために水平方向に排気されるように脱気流路を構成したが、脱気流路における排出スペースを充分に確保できるような場合には、図7に示すように上方に直接的に排気されるように脱気流路を構成することもできる。
なお、本実施の形態では、第1のフィルタ13pを、搖動していない状態で水平面に対して平行状態で保持するように構成した。
これに対して、図5に示すように、第1のフィルタ13p(搖動可能に保持されたフィルタである。)を、搖動していない状態で水平面に対して傾斜した状態で保持するように構成することもできる。詳しくは、第1のフィルタ13pを上下方向に搖動可能に保持するための溝部13x1、13x2は、図4のものとは異なり、第1のフィルタ13pの対向面(下面である。)の両端部に相当する位置であって流路の上流側に相当する位置に段差が形成されている。具体的に、図5に示すように、一端側の溝部13x1の底部の高さが、他端側の溝部13x2の底部の高さよりも低くなるように、形成されている。
このような構成により、第1のフィルタ13pが目詰まり状態において下方からの空気を受けたときに、一端側の溝部13x1の底部に接触する部分を支点として搖動しやすくなる。そのため、上述した本発明の効果が発揮されやすくなる。
また、本実施の形態では、流路(脱気流路)に2つのフィルタ13p、13qを並設したが、図6に示すように、流路に3つ以上のフィルタ13p、13r、13qを並設することもできる。
その場合、複数のフィルタ13p、13r、13qのうち、流路において最下流側に配設されたフィルタ13qが搖動できないように固定保持され、それ以外のフィルタ13p、13rが搖動可能に保持されることが好ましい。具体的に、図6の例では、流路の最下流側に設置されたフィルタ13qのみが固定保持されて、最上流側のフィルタ13pと中流部のフィルタ13rとがそれぞれ溝部13xによって搖動可能に保持されている。
このような構成により、現像装置13内で舞い上がったトナーTなどによって第1のフィルタ13pが目詰まりしたりそれに近い状態になったりしてトナーフィルタとして機能しなくなってしまっても、第1のフィルタ13pの搖動によって現像装置13内の空気が第2のフィルタ13rにまで達して、第1のフィルタ13pに代わって第2のフィルタ13rがトナーフィルタとして機能することになり、さらに第2のフィルタ13rが目詰まりしたりそれに近い状態になったりしてトナーフィルタとして機能しなくなってしまっても、第1、第2のフィルタ13p、13rの搖動によって現像装置13内の空気が第3のフィルタ13qにまで達して、第1、第2のフィルタ13p、13rに代わって第3のフィルタ13qがトナーフィルタとして機能することになるため、経時においても現像装置13の内圧上昇にともなうトナー飛散の発生をさらに軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、現像装置13の内部から外部に向けて空気を送出するための流路に沿って、トナーT(現像剤)を捕集して通気する複数のフィルタ13p、13qが並設されていて、流路において最上流側に配設されたフィルタ13pが搖動可能に保持されている。これにより、経時においても現像装置13の内圧上昇にともなうトナーTの飛散を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、回収スクリュとして機能する第2搬送スクリュ13b2が供給スクリュとして機能する第1搬送スクリュ13b1の上方に設置されて、ドクターブレード13cが現像ローラ13aの下方に設置された現像装置13に対して、本発明を適用した。これに対して、回収スクリュとして機能する第2搬送スクリュ13b2が供給スクリュとして機能する第1搬送スクリュ13b1の下方に設置されて、ドクターブレード13cが現像ローラ13aの上方に設置された現像装置13に対しても、本発明を適用することができる。さらには、その他の搬送方式で2成分現像剤を搬送する現像装置(例えば、パドル部材などを用いて長手方向ではなくて短手方向に現像剤を搬送する現像装置である。)や、現像剤としてトナー(1成分現像剤)を用いた1成分現像方式の現像装置に対しても、本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、現像装置13が単体で画像形成装置本体に着脱されるユニットして構成されている画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部の一部又は全部がプロセスカートリッジ化されている画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、作像部のメンテナンスの作業性が向上することになる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本実施の形態では、現像剤Gが収容された現像装置13に対して、本発明を適用した。これに対して、粉体が収容された粉体収容装置(例えば、未転写トナーが廃トナーとして回収されるクリーニング部15や廃トナー回収容器などである。)であっても、内圧を減圧するための流路にフィルタが設置されたものであれば、本発明を適用することができる。
そして、その場合にも、本実施の形態のものと同様に、経時においても粉体収容装置の内圧上昇にともなう粉体の飛散を生じにくくすることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
11、11Y、11C、11M、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13c ドクターブレード(現像剤規制部材)、
13k 現像ケース、
13p、13q、13r フィルタ、
13x 溝部、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。
特開2009−20276号公報 特許第4695542号公報

Claims (10)

  1. 現像剤が収容されて、像担持体上に形成される潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であって、
    装置の内部から外部に向けて空気を送出するための流路に沿って、現像剤を捕集して通気する複数のフィルタが並設され、
    前記複数のフィルタのうち、少なくとも前記流路において最上流側に配設されたフィルタが、搖動可能に保持されたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記複数のフィルタのうち、前記流路において最下流側に配設されたフィルタが搖動できないように固定保持され、それ以外のフィルタが搖動可能に保持されたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記搖動可能に保持されたフィルタは、目詰まり又はそれに近い状態になっていないときに前記流路との間に隙間を形成することなく現像剤を捕集して通気して、目詰まり又はそれに近い状態になったときに前記流路の上流側からの空気を受けて搖動して前記流路との間に形成される隙間から前記流路の下流側に向けて空気を流すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記搖動可能に保持されたフィルタは、搖動していない状態で水平面に対して平行状態で保持されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記搖動可能に保持されたフィルタは、
    上下方向が通気方向となるように配設され、
    前記流路に対向する対向面の面積が当該流路の流路面積よりも大きくなるように形成され、
    当該フィルタの前記対向面の面積よりも大きくて、当該フィルタの通気方向の厚さに対して上下方向に大きくなるように、前記流路に形成された溝部によって上下方向に搖動可能に保持されたことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記搖動可能に保持されたフィルタは、搖動していない状態で水平面に対して傾斜した状態で保持されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記搖動可能に保持されたフィルタは、
    上下方向が通気方向となるように配設され、
    前記流路に対向する対向面の面積が当該流路の流路面積よりも大きくなるように形成され、
    当該フィルタの前記対向面の面積よりも大きくて、当該フィルタの通気方向の厚さに対して上下方向に大きくなるように形成されて、前記対向面の両端部に相当する位置であって前記流路の上流側に相当する位置に段差が形成されるように、前記流路に形成された溝部によって上下方向に搖動可能に保持されたことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 粉体が収容された粉体収容装置であって、
    装置の内部から外部に向けて空気を送出するための流路に沿って、粉体を捕集して通気する複数のフィルタが並設され、
    前記複数のフィルタのうち、少なくとも前記流路において最上流側に配設されたフィルタが、搖動可能に保持されたことを特徴とする粉体収容装置。
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