JP5382254B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような不具合は、現像装置を小型化するために第2搬送経路の容積を小さくする場合や第2中継部を現像領域に近い位置に配設する場合等には、特に無視できない問題となっていた。すなわち、第2搬送経路の容積を小さくすると、第2搬送経路内を占める現像剤の比率が大きくなって現像ローラ上への離脱直後の現像剤の再担持が生じやすくなる。また、第2中継部を現像領域に近い位置に配設すると、第2中継部の近傍で現像ローラ上へ再担持された離脱直後の現像剤がすぐに現像工程に供されることになる。
また、請求項10記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたものである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
なお、図示は省略するが、各感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKの上方には、各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(トナー粒子)を現像装置13に供給する各色のトナー容器がそれぞれ設置されている。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2は、作像部及びトナー容器28を示す構成図である。図3(A)は現像装置13の上部(第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1の位置である。)を長手方向にみた概略断面図(水平方向の断面図)であって、図3(B)は現像装置13の下部(第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2の位置である。)を長手方向にみた概略断面図である。図4は、現像装置13の循環経路を長手方向にみた概略断面図(垂直方向の断面図)である。また、図5は、現像ローラ13a上に形成される磁極H1〜H4の磁力分布を示す図であって、第2搬送経路の上流側に相当する位置における断面図である。さらに、図6は、第2搬送経路の下流側に相当する位置における、現像装置を示す断面図である。また、図7は、現像装置を示す概略斜視図であって、特に仕切り部材13dが設置された範囲を示す図である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であって、各トナー容器もほぼ同一構造であるために、図2〜図7にて作像部及びトナー容器は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
像担持体としての感光体ドラム11は、外径が30mm程度の負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブラシ(又は、クリーニングブレード)が設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
なお、トナーTの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーTの供給の実施を判断してもよい。
供給管29は、トナー容器28から供給されるトナーTを現像装置13内に確実に導くためのものである。すなわち、トナー容器28から排出されたトナーTは、供給管29を介して、トナー補給口13eから現像装置13内に供給される。
図2〜図7を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての搬送スクリュ13b1、13b2(オーガスクリュ)、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、仕切り部材13d、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、外径が14mm以下の小径の現像ローラであって、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブ13a2が不図示の回転駆動機構によって時計方向に回転されるように構成されている。図3及び図5を参照して、現像ローラ13aのスリーブ13a2内には、スリーブ13a2の周面に複数の磁極H1〜H4を形成するマグネット13a1が固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
まず、汲上げ磁極H4が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送経路に収容された現像剤Gが現像ローラ13a上に汲上げられる。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その一部がドクターブレード13cの位置で掻き取られて、第1搬送経路に戻される。一方、汲上げ磁極H4による磁力が作用するドクターブレード13cの位置で、ドクターブレード13cと現像ローラ13aとのドクターギャップを通過して現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、主磁極H1の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム11に摺接する。こうして、現像ローラ13aに担持された現像剤G中のトナーTが感光体ドラム11上の潜像に付着する。その後、主磁極H1の位置を通過した現像剤Gは、搬送磁極H2によって剤離れ磁極H3の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極H3の位置で、反発磁界がキャリアに作用して、現像ローラ13a上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13aから脱離される。脱離後の現像剤Gは、第2搬送経路内に落下して第2搬送スクリュ13b2によって第2搬送経路の下流に向けて搬送される。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを長手方向(回転軸方向)に水平に搬送する(図3(A)の破線矢印に示す右方向の搬送である。)とともに、汲上げ磁極H4の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給(図3(A)の白矢印方向の供給である。)する。
そして、第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側から第1中継部13fを介して循環される現像剤Gを第1搬送部材13b1による搬送経路の上流側に中継部としての第2中継部13gを介して搬送する(図3(B)の一点鎖線矢印に示す搬送である。)。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aや感光体ドラム11と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、軸部に外径が16mm以下のスクリュ部が螺旋状に巻装されたものである。
図3及び図4を参照して、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(第2搬送経路)の下流側と、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(第1搬送経路)の上流側と、は第2中継部13g(中継部)を介して連通している。そして、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路において第2中継部13gの近傍に留まって盛り上がった現像剤Gが、中継部としての第2中継部13gを介して第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側に搬送(供給)されることになる。
また、図3及び図4を参照して、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側と、は第1中継部13fを介して連通している。そして、第1搬送スクリュ13b1による第1搬送経路にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gが、第1中継部13fにて自重落下して、第2搬送経路の上流側に達することになる。
また、図3、図4を参照して、トナー補給口13eは、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側の上方であって、現像領域から離れた位置(現像ローラ13aの長手方向の範囲の外側である。)に配設されている。このようにトナー補給口13eを第1中継部13fの近傍に設置することで、第2搬送経路において、現像ローラ13aから離脱した現像剤が比重の小さい補給トナーの上方から降りかかり、第2搬送経路の下流側に向けて比較的長い時間をかけて現像剤に対して補給トナーの分散・混合を充分におこなうことができる。
なお、本実施の形態では、トナー補給口13eを第2搬送スクリュ13a2による搬送経路中に配設したが、トナー補給口13eの位置はこれに限定されることなく、例えば、第1搬送経路の上流側の上方に配置することもできる。
図2、図6、図7等を参照して、本実施の形態における現像装置13には、現像ローラ13aと第2搬送スクリュ13b2との間に、第2搬送経路(第2搬送スクリュ13b2による搬送経路である。)にある現像剤Gが第2搬送スクリュ13b2の回転によって現像ローラ13aに向けて飛翔して供給されるのを防止するための仕切り部材13dが設置されている。
詳しくは、仕切り部材13dは、非磁性金属材料や樹脂材料等の非磁性材料で形成された板状部材である。仕切り部材13dは、第2搬送経路の開口M(現像ローラ13aに対向する第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の開口であって、図2を参照できる。)を狭めるように、第1搬送経路と第2搬送経路とを隔絶する壁部から下方に突出して形成されている。
また、仕切り部材13dは、非磁性材料で形成されているために、磁性体であるキャリアが仕切り部材13dに磁気的に吸着して第2搬送経路内の現像剤の流動を阻害する不具合が抑止される。
これにより、汲み上げ磁極H4による現像剤Gの汲み上げ動作や剤離れ磁極H3による現像剤Gの離脱動作を妨げることなく、上述した仕切り部材13dを設置することによる効果を発揮することができる。
これは、第2搬送経路において剤離れ磁極H3の位置で現像ローラ13a上から離脱した現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13a上に再担持されてしまう不具合は、現像剤Gの剤面が低い第2搬送経路の上流側(図4の右側である。)では生じにくく、現像剤の剤面が高い第2搬送経路の下流側で生じやすいためである。すなわち、本実施の形態では、現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13a上に再担持されてしまう不具合が生じやすい位置にのみ、範囲を限定して仕切り部材13dを設置している。これにより、仕切り部材13dを長手方向全域にわたって設置する場合に比べて、仕切り部材13dの部品費を低コスト化したり、現像装置13の重量を軽量化することができる。
なお、仕切り部材13dの形態は本実施の形態のものに限定されることなく、例えば、図8(A)に示すように仕切り部材13dを長手方向全域にわたって設けることもできるし、図8(B)に示すように仕切り部材13dの短手方向の長さを下流側から上流側に向けて漸減させることもできる。これらの場合にも、上述した仕切り部材13dによる本来の機能が損なわれることはない。
これは、図4を参照して、第1搬送経路においては、第1搬送スクリュ13b1から現像ローラ13aへの現像剤Gの供給にともない、上流側から下流側にかけて現像剤の剤面が徐々に低くなっていくことによる。すなわち、第1搬送経路の顎部13hの高さを上流側より下流側を低く設定することで、現像剤の剤面の高さに応じて第1搬送スクリュ13b1から現像ローラ13aへの現像剤Gの供給を安定的におこなうことができる。
これにより、仕切り部材13dを設けることにより、現像ローラ13aの回転に沿って第2搬送経路内に流入した空気が第2搬送経路から逃げにくくなって、第2搬送経路の内圧が高まり現像剤の流動が鈍化する不具合を抑止することができる。すなわち、空気孔13kを設けることで、仕切り部材13dを設けても、第2搬送経路の内圧上昇を軽減することができて、第2搬送経路内の現像剤のスムーズな流動が確保される。また、本実施の形態では、空気孔13kをトナーフィルタで覆っているため、空気孔13kから外部にトナーや現像剤が飛散する不具合が抑止される。
なお、上述した機能を満足するために、空気孔13kを、第2搬送経路にある現像剤Gに埋没しない位置(第2搬送経路の上方である。)に設置することが好ましい。また、第2搬送経路において仕切り部材13dを設けた範囲が内圧が上昇しやすい範囲であるため、仕切り部材13dが設置された長手方向の範囲に対応した位置(第2搬送経路の下流側である。)に空気孔13kを設置するのがよい(図4を参照できる。)。
このように、第2搬送経路内で流動する現像剤Gは現像ローラ13aから離れた状態で流動するために、第2搬送経路内で流動する現像剤Gは現像ローラ13aに再担持される不具合が生じにくくなる。
実験は、本実施の形態における現像装置13(仕切り部材13dを設置したものである。)と、従来の現像装置(本実施の形態における現像装置から仕切り部材13dを除去したものである。)と、を用いて、出力画像(全ベタ画像を連続通紙して5枚目の出力画像である。)における画像濃度偏差を調べたものである。図9において、横軸は第2搬送経路の位置に対応する出力画像上の幅方向の位置を示し、縦軸は画像濃度(分光測色濃度計「型式938」:X−rite社製で測定した値である。)を示す。また、図9において、「○」は本実施の形態における現像装置13を用いたときの実験結果であって、「×」は従来の現像装置を用いたときの実験結果である。
図9の実験結果から、仕切り部材13dを設置しない場合には第2搬送経路の下流側に相当する位置での出力画像の画像濃度低下が生じて、仕切り部材13dを設置することにより出力画像の幅方向の画像濃度偏差がほとんどなくなることがわかる。これは、仕切り部材13dを設置しない場合には第2搬送経路の下流側(現像剤の剤面が高い位置である。)で現像ローラ13aへの現像剤(全ベタ画像がとられたために現像剤中のトナーが多く消費された状態のものである。)の再担持が生じて、その長手方向の位置で再担持された現像剤が直接的に現像工程に供されてしまったためである。
具体的に、図10(A)に示す現像装置(画像形成装置)は、本実施の形態のものに対して、現像ローラ13aや感光体ドラム11の回転方向が逆方向に設定されている。また、それに応じて、ドクターブレード13cが現像ローラ13aの下方に配設され、第1搬送経路が第2搬送経路の下方に配設される。このような現像装置においても、現像ローラ13aと第2搬送スクリュ13b2との間に仕切り部材13dを設けることで、第2搬送経路において現像剤担持体上から離脱された現像工程後の現像剤が再び現像剤担持体に供給される不具合を抑止することができる。
また、図10(B)に示す現像装置(画像形成装置)は、現像装置13が感光体ドラム11の上方に配設されている。このような現像装置においても、現像ローラ13aと第2搬送スクリュ13b2との間に仕切り部材13dを設けることで、第2搬送経路において現像剤担持体上から離脱された現像工程後の現像剤が再び現像剤担持体に供給される不具合を抑止することができる。
それらの場合も、現像ローラ13aと第2搬送スクリュ13b2(第2搬送部材)との間に仕切り部材13dを設置することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(付記1)
キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向するとともに、周囲に複数の磁極が形成された現像剤担持体と、
装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、
を備え、
前記複数の搬送部材は、
前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を長手方向に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、
前記現像剤担持体に対向するとともに、前記現像剤担持体から離脱された現像剤を長手方向に搬送する第2搬送部材と、
を具備し、
前記現像剤担持体と前記第2搬送部材との間に、前記第2搬送部材による搬送経路にある現像剤が前記第2搬送部材によって前記現像剤担持体に向けて供給されるのを防止する仕切り部材をさらに備えたことを特徴とする現像装置。
(付記2)
前記仕切り部材は、前記現像剤担持体に対向する前記第2搬送部材による搬送経路の開口を狭めるように、前記第1搬送部材による搬送経路と前記第2搬送部材による搬送経路とを隔絶する壁部から突出して形成されたことを特徴とする付記1に記載の現像装置。
(付記3)
前記仕切り部材は、前記現像剤担持体の回転方向に対して、前記現像剤担持体への現像剤の供給がおこなわれる位置よりも上流側であって、前記現像剤担持体からの現像剤の離脱がおこなわれる位置よりも下流側に配設されたことを特徴とする付記1又は付記2に記載の現像装置。
(付記4)
前記第2搬送部材による搬送経路の下流側に達した現像剤を前記第1搬送部材による搬送経路の上流側に供給する中継部を備え、
前記仕切り部材は、前記中継部の近傍に設置されたことを特徴とする付記1〜付記3のいずれかに記載の現像装置。
(付記5)
前記仕切り部材は、前記第2搬送部材による搬送経路の下流側に設置されたことを特徴とする付記1〜付記4のいずれかに記載の現像装置。
(付記6)
前記仕切り部材は、非磁性材料で形成されたことを特徴とする付記1〜付記5のいずれかに記載の現像装置。
(付記7)
前記第2搬送部材による搬送経路は、その内部にある空気を装置の外部に排出するための空気孔を備えたことを特徴とする付記1〜付記6のいずれかに記載の現像装置。
(付記8)
前記空気孔は、前記第2搬送部材による搬送経路にある現像剤に埋没しない位置であって、前記仕切り部材が設置された長手方向の範囲に対応した位置に設置されたことを特徴とする付記7に記載の現像装置。
(付記9)
前記第2搬送部材は、前記第2搬送部材による搬送経路で搬送する現像剤の剤面が前記現像剤担持体に近い側よりも遠い側が高くなるように構成されたことを特徴とする付記1〜付記8のいずれかに記載の現像装置。
(付記10)
画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
付記1〜付記9のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
(付記11)
付記1〜付記9のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
11、11Y、11C、11M、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13b1 第1搬送スクリュ(第1搬送部材)、
13b2 第2搬送スクリュ(第2搬送部材)、
13c ドクターブレード(現像剤規制部材)、
13d 仕切り部材、
13e トナー補給口、
13f 第1中継部、 13g 第2中継部(中継部)、
13k 空気孔、
H1 主磁極、 H2 搬送磁極、
H3 剤離れ磁極、
H4 汲上げ磁極、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。
Claims (11)
- キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向するとともに、周囲に複数の磁極が形成された現像剤担持体と、
装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、
を備え、
前記複数の搬送部材は、
前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を長手方向に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、
前記現像剤担持体に対向するとともに、前記現像剤担持体から離脱された現像剤を長手方向に搬送する第2搬送部材と、
を具備し、
前記現像剤担持体と前記第2搬送部材との間に、前記第2搬送部材による搬送経路にある現像剤が前記第2搬送部材によって前記現像剤担持体に向けて供給されるのを防止する仕切り部材を、前記第2搬送部材による搬送経路の下流側のみに設置したことを特徴とする現像装置。 - 前記仕切り部材は、前記現像剤担持体に対向する前記第2搬送部材による搬送経路の開口を狭めるように、前記第1搬送部材による搬送経路と前記第2搬送部材による搬送経路とを隔絶する壁部から突出して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記仕切り部材は、前記現像剤担持体の回転方向に対して、前記現像剤担持体への現像剤の供給がおこなわれる位置よりも上流側であって、前記現像剤担持体からの現像剤の離脱がおこなわれる位置よりも下流側に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
- 前記第2搬送部材による搬送経路の下流側に達した現像剤を前記第1搬送部材による搬送経路の上流側に供給する中継部を備え、
前記仕切り部材は、前記中継部の近傍に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。 - 前記仕切り部材は、非磁性材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
- 前記第2搬送部材による搬送経路は、その内部にある空気を装置の外部に排出するための空気孔を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
- 前記空気孔は、前記第2搬送部材による搬送経路にある現像剤に埋没しない位置であって、前記仕切り部材が設置された長手方向の範囲に対応した位置に設置されたことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
- 前記第2搬送部材は、前記第2搬送部材による搬送経路で搬送する現像剤の剤面が前記現像剤担持体に近い側よりも遠い側が高くなるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置。
- キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向するとともに、周囲に複数の磁極が形成された現像剤担持体と、
装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、
を備え、
前記複数の搬送部材は、
前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を長手方向に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、
前記現像剤担持体に対向するとともに、前記現像剤担持体から離脱された現像剤を長手方向に搬送する第2搬送部材と、
を具備し、
前記現像剤担持体と前記第2搬送部材との間に、前記現像剤担持体に対向する前記第2搬送部材による搬送経路の開口を狭めるように、前記第1搬送部材による搬送経路と前記第2搬送部材による搬送経路とを隔絶する壁部から突出して形成された仕切り部材を、前記第2搬送部材による搬送経路の下流側のみに設置したことを特徴とする現像装置。 - 画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1〜請求項9のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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