JP4988251B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4988251B2
JP4988251B2 JP2006155103A JP2006155103A JP4988251B2 JP 4988251 B2 JP4988251 B2 JP 4988251B2 JP 2006155103 A JP2006155103 A JP 2006155103A JP 2006155103 A JP2006155103 A JP 2006155103A JP 4988251 B2 JP4988251 B2 JP 4988251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
agent
storage chamber
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006155103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007322915A (ja
Inventor
達哉 久保
善隆 藤沼
貴志 鈴木
晋 立山
努 中川
政義 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006155103A priority Critical patent/JP4988251B2/ja
Priority to US11/757,847 priority patent/US8041269B2/en
Publication of JP2007322915A publication Critical patent/JP2007322915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988251B2 publication Critical patent/JP4988251B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0815Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer handling means after the developing zone and before the supply, e.g. developer recovering roller
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/0634Developing device
    • G03G2215/0636Specific type of dry developer device
    • G03G2215/0648Two or more donor members
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/08Details of powder developing device not concerning the development directly
    • G03G2215/0802Arrangements for agitating or circulating developer material
    • G03G2215/0836Way of functioning of agitator means
    • G03G2215/0838Circulation of developer in a closed loop within the sump of the developing device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、2つの現像剤担持体にそれぞれ担持した現像剤により、潜像担持体上の潜像を現像する現像装置、及びこれを用いる画像形成装置に関するものである。
従来、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を現像ロールに担持して潜像担持体に対向する現像領域まで搬送する現像装置が知られている。現像剤担持体としての現像ロールは、回転駆動される非磁性パイプからなる現像スリーブと、これに連れ回らないように内包されるマグネットローラとを有しており、マグネットローラの発する磁力によって現像剤を現像スリーブ表面に吸着させる。そして、吸着した現像剤の磁性キャリアを磁力によって穂立ちさせて磁気ブラシを形成し、現像スリーブの回転に伴って磁気ブラシの先端を潜像担持体に摺擦せしめながら、磁気ブラシ中のトナーを潜像担持体上の潜像に転移させる。なお、現像スリーブを不動にする代わりに、現像スリーブ内のマグネットローラを回転させてもよい。
近年の画像形成速度の高速化に伴い、感光体等の潜像担持体の表面移動速度はより高速化される傾向にある。このような高速の画像形成装置においては、現像スリーブ(あるいはマグネットローラ)を比較的高速で回転させないと、現像領域に対する単位時間あたりのトナー供給量が不足して現像濃度不足を引き起こしてしまう。ところが、現像スリーブを比較的高速で回転させると、磁気ブラシと潜像担持体との摺擦による潜像担持体や現像剤の摩耗が著しくなってしまう。
そこで、例えば特許文献1に記載のもののように、複数の現像ロールを使用して、潜像担持体上の潜像を現像する現像装置が提案されている。特許文献1に記載の現像装置は、潜像の現像を行うための現像室と、現像剤を収容する第1剤収容室と、これの真下で現像剤を収容する第2剤収容室とを有している。そして、現像室は第1剤収容室及び第2剤収容室の側方に配設され、その内部には、第1現像ロールと、これの真下に配設された第2現像ロールとを有している。第1現像ロールの現像スリーブである第1現像スリーブは、その側方に配設された第1剤収容室から供給される現像剤を担持して潜像担持体たる感光体上の潜像を現像する。現像に寄与した後の現像剤は、第1現像スリーブと感光体とが対向する第1現像領域を通過した後、第1現像スリーブの下方に配設された第2現像ロールの第2現像スリーブに受け渡される。そして、第2現像スリーブの回転に伴って、第2現像スリーブと感光体とが対向する第2現像領域に送られて、ここで再び現像に寄与する。2度目の現像工程を終えた現像剤は、第2現像スリーブ上からこれの側方に配設された第2剤収容室内に回収され、ここでトナーが補給された後に第1剤収容室内に戻される。かかる構成では、2本の現像スリーブによって現像工程を2回繰り返すことで、現像スリーブを高速回転させなくても、十分な現像濃度を得ることができる。
特開2004−163906号公報
第2現像スリーブから回収した現像剤を収容する第2剤収容室については、現像剤を重力落下で受け入れさせるように、第2現像スリーブの斜め下に配設するのが一般的である。すると、2本の現像スリーブを鉛直方向に並べて配設することに加えて、第2現像スリーブよりも更に低い位置に第2剤収容室を配設することになるので、現像装置の高さ方向の寸法が比較的大きくなってしまう。
本発明者らは、かかる構成の現像装置における高さ方向の小型化を図るべく、第2現像スリーブと第2剤収容室との高低差を極力小さくした現像装置を試作した。そして、この試作機を用いて画像を形成したところ、現像スリーブの軸線方向における現像濃度ムラを引き起こしてしまった。
そこで、かかる現像濃度ムラを引き起こす原因について鋭意研究を行ったところ、次のようなことがわかった。即ち、第2現像スリーブと第2剤収容室との高低差を小さくした試作機では、両者の距離が従来に比べて小さくなっていることから、第2現像スリーブから第2剤収容室へと回収された現像剤の一部が第2現像スリーブに再吸着していた。第2現像スリーブから回収される現像剤は、二度に渡る現像工程を終えた直後であるためトナー濃度がかなり低下している。このような現像剤が第2剤収容室から第2現像スリーブに再吸着して、第2現像領域に搬送されると、その現像剤に対応する潜像箇所が現像濃度不足になってしまう。これにより、現像濃度ムラが引き起こされていたのである。
第2剤収容室から第2現像スリーブへの現像剤の再吸着は、このような現像濃度ムラを引き起こすだけでなく、第2現像領域での現像剤量を過剰にして、感光体や第2現像スリーブを破損してしまうおそれもある。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、次のような現像装置及びこれを用いる画像形成装置を提供することである。即ち、比較的近い距離に配設した第2剤収容室と第2現像剤担持体との間で第2剤収容室から第2現像剤担持体に現像剤の再吸着させることによる現像濃度ムラや潜像担持体の破損の発生を抑えることができる現像装置等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーとキャリアとを含有する現像剤を収容する第1剤収容室と、該第1剤収容室から供給される現像剤を自らの回転する表面に担持した後、潜像担持体に対向する第1現像領域に搬送して該潜像担持体上の潜像を現像する第1現像剤担持体と、該第1現像剤担持体の回転に伴って該第1現像領域を通過した現像剤を自らの回転する表面に担持した後、該表面と該潜像担持体とが対向する第2現像領域に搬送して該潜像を現像する第2現像剤担持体と、該第2現像剤担持体の回転に伴って該第2現像領域を通過した現像剤を該表面から回収して収容する第2剤収容室と、該第1剤収容室内で現像剤を該第1現像剤担持体の回転軸線方向に沿って搬送する第1搬送スクリュウと、該第2剤収容室内で現像剤を該第2現像剤担持体の回転軸線方向に沿って搬送する第2搬送スクリュウとを有する現像装置において、上記第2剤収容室内の現像剤を受け取りながら、該第1剤収容室に向けて返送する剤返送手段を設け、上記第2剤収容室を上記第1剤収容室の鉛直方向下方であって、且つ前記第2現像剤担持体の斜め下方の領域に配設し、上記第1現像領域で現像剤を鉛直方向上方から下方に向けて搬送する方向に上記第1現像剤担持体を回転させ、上記第2現像領域で現像剤を鉛直方向上方から下方に向けて搬送しつつ、上記第2搬送スクリュウとの対向領域で現像剤を鉛直方向下方から上方に向けて搬送する方向に上記第2現像剤担持体を回転させ、上記第2現像剤担持体との対向領域で現像剤を鉛直方向上方から下方に向けて搬送する方向に上記第2搬送スクリュウを回転させ、且つ、上記第1剤収容室と上記第2剤収容室とを仕切っている第1剤収容室底壁から下方に向けて突出した状態で、上記第2搬送スクリュウの回転に伴って搬送される現像剤が上記第2現像剤担持体の表面に転移してしまうことを阻止する現像剤転移阻止部材を、上記第2搬送スクリュウと上記第2現像剤担持体との対向位置で上記第2搬送スクリュウと上記第2現像剤担持体とが最接近している領域の上方に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記第2現像剤担持体として、円筒状のスリーブを回転によって無端移動させながら、該スリーブに内包したマグネットローラの磁力によって現像剤をスリーブ表面に吸着させるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の現像装置において、上記現像剤転移阻止部材として、非磁性材料からなるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記現像手段として、請求項1乃至3の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、第2剤収容室内から第2現像剤担持体への現像剤の転移を現像剤転移阻止部材によって阻止することで、第2現像領域での現像を終えた直後の現像剤の第2現像領域への再搬送を抑える。そして、これにより、かかる現像剤が第2現像領域に搬送されてしまうことによる現像濃度ムラや潜像担持体の破損の発生を抑えることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す)の各色のトナー像を形成するための4つのトナー像形成部1Y,M,C,Kを備えている。また、互いに水平方向に並べられたこれらトナー像形成部M,C,Y,Kの下方に、転写ユニット70を備えている。
トナー像形成部1Y,M,C,Kは、使用するトナーの色が異なる点の他は、ほぼ同様の構成になっている。Yトナー像を形成するためのY用のトナー像形成部1Yについて説明すると、これは、プロセスユニット2Yと、光書込ユニット10Yと、現像ユニット20Yとを有している。
Y用のプロセスユニット2Yは、図中反時計回り方向に回転駆動されるドラム状の感光体3Yの周りに、一様帯電装置4Y、ドラムクリーニング装置5Y、除電ランプ6Y等を有しており、これらを共通のケーシングで保持してプリンタ本体に対して一体的に着脱されるようになっている。感光体3Yは、アルミ等の素管に有機感光層が被覆されたものである。
一様帯電装置4Yは、図中反時計回り方向に回転駆動される感光体3Yの表面をコロナチャージによって例えば負極性に一様帯電せしめる。
光書込ユニット10Yは、レーザーダイオード等からなる光源、正六面体のポリゴンミラー、これを回転駆動するためのポリゴンモータ、fθレンズ、レンズ、反射ミラー等を有している。図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて駆動される光源から射出されたレーザー光Lは、ポリゴンミラー面で反射してポリゴンミラーの回転に伴って偏向せしめられながら、感光体3Yに到達する。これにより、感光体3Yの表面がそれぞれ光走査されて、感光体3Yの表面にY用の静電潜像が形成される。
Y用の現像ユニット20Yは、ケーシングに設けられた開口から周面の一部を露出させる第1現像ロール21Yと第2現像ロール51Yとを有している。これら現像ロールは、それぞれ図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられる非磁性パイプからなる現像スリーブと、これに連れ回らないように内包される図示しないマグネットローラとを有している。現像ユニット20Y内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとを含む図示しないY現像剤が内包されている。このY現像剤は、後述する3本の搬送スクリュウによって撹拌搬送されてYトナーの摩擦帯電が促されながら、それら現像ロールの現像スリーブに担持されて現像に使用される。
現像スリーブと感光体3Yとが対向する現像領域では、図示しない電源から出力される負極性の現像バイアスが印加される現像スリーブと、感光体3Y上の静電潜像との間に、負極性のYトナーをスリーブ側から潜像側に静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。また、現像スリーブと感光体3Yの一様帯電箇所(地肌部)との間に、負極性のMトナーを地肌部側からスリーブ側に静電移動させる非現像ポテンシャルが作用する。現像スリーブ上のY現像剤内のYトナーは、現像ポテンシャルの作用によってスリーブ上から離脱して感光体3Yの静電潜像上に転移する。この転移により、感光体3Y上の静電潜像がYトナー像に現像される。なお、感光体3Y上のYトナー像は、後述する転写ユニット70の中間転写ベルト71上に中間転写される。
現像ユニット20Yは、透磁率センサからなる図示しないトナー濃度センサを有している。このトナー濃度センサは、現像ユニット20Yの後述する剤回収室内に収容されているY現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度と良好な相関を示すため、トナー濃度センサはトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しないトナー補給制御部に送られる。このトナー補給制御部は、RAM等の記憶手段を備えており、その中にY用のトナー濃度センサからの出力電圧の目標値であるM用Vtrefや、他の現像ユニットに搭載されたトナー濃度センサからの出力電圧の目標値であるM,C,K用のVtrefのデータを格納している。Y用の現像ユニット20Yについては、Y用のトナー濃度センサからの出力電圧の値とY用のVtrefを比較し、図示しないYトナー濃度補給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。そして、これにより、補給用のYトナーを現像ユニット20Yの剤回収室内に補給する。このようにしてYトナー補給装置の駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像に伴ってYトナー濃度を低下させたY現像剤に適量のYトナーが補給され、現像ユニット20Y内のY現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。なお、現像ユニット20M,C,Kについても、同様のトナー補給制御が実施される。
感光体3Y上で現像されたYトナー像は、後述する中間転写ベルト71のおもて面に転写される。転写工程を経た感光体3Yの表面には、中間転写ベルト71上に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ドラムクリーニング装置5Yによって除去される。このようにして転写残トナーが除去された感光体3Yの表面は、除電ランプ6Yによって除電された後、一様帯電装置6Yによって再び一様帯電せしめられる。
Y用のトナー像形成部1Yについて詳しく説明したが、他色用のトナー像形成部1M,C,Kにおいても、同様のプロセスによって感光体3M,C,Kの表面にM,C,Kトナー像が形成される。
互いに水平方向に並ぶように配設されたトナー像形成部1Y,M,C,Kの図中下方には、転写ユニット70が配設されている。この転写ユニット70は、無端状の中間転写ベルト71のループ内側に駆動ローラ72とテンションローラ73と従動ローラ74とを有している。そして、これら3本のローラによって中間転写ベルト71を張架しながら、駆動ローラ72の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動せしめる。このようにして無端移動せしめられる中間転写ベルト71は、その図中上側の張架面のおもて面をY,M,C,K用の感光体3Y,M,C,Kにそれぞれ当接させており、これによってY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト71のループ内側には、上述した3本のローラの他に、4つの転写チャージャー75Y,M,C,Kが配設されている。これら転写チャージャー75Y,M,C,Kは、Y,M,C,K用の1次転写ニップの裏側で、中間転写ベルト71の裏面に電荷を付与するように配設されている。この電荷の付与により、Y,M,C,K用の1次転写ニップ内には、トナーを感光体3Y,M,C,K側からベルトおもて面側に静電移動させる向きの転写電界が形成される。なお、コロナチャージ方式の転写チャージャーに代えて、転写バイアスが印加される転写ローラを用いてもよい。
各色の感光体3Y,M,C,K上に形成されたY,M,C,Kトナー像は、各色の1次転写ニップにおいて、ニップ圧や転写電界の影響によって感光体側からベルトおもて面側に移動して中間転写ベルト71上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト71上には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト71におけるテンションローラ73に対する掛け回し箇所には、2次転写バイアスローラ76がベルトおもて面側から当接しており、これによって2次転写ニップが形成されている。この2次転写バイアスローラ76には、図示しない電源や配線からなる電圧印加手段によって2次転写バイアスが印加されている。これにより、2次転写バイアスローラ76と、接地されたテンションローラ72との間に2次転写電界が形成されている。中間転写ベルト71上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って2次転写ニップに進入する。
本プリンタは、図示しない給紙カセットを備えており、その中に記録紙Pを複数枚重ねた記録紙束の状態で収容している。そして、一番上の記録紙Pを所定のタイミングで給紙路に送り出す。送り出された記録紙Pは、給紙路の末端に配設されたレジストローラ対80のローラ間に挟み込まれる。
レジストローラ対80は、給紙カセットから送られてきた記録紙Pをローラ間に挟み込むために両ローラを回転駆動させているが、記録紙Pの先端を挟み込むとすぐに両ローラの回転駆動を停止させる。そして、記録紙Pを中間転写ベルト71上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに向けて送り出す。2次転写ニップでは、中間転写ベルト71上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の作用によって記録紙P上に一括2次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップから排出された後、図示しない定着装置に送られてフルカラー画像が定着せしめられる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト71表面に付着している2次転写残トナーは、従動ローラ74との間に中間転写ベルト71を挟み込んでいるベルトクリーニング装置77によってベルト表面から除去される。
図2は、Y用のトナー像形成部(1Y)の現像ユニット20Yと、感光体3Yとを示す拡大構成図である。同図において、ドラム状の感光体3Yは、その軸線方向を図紙面に直交する方向に延在させる姿勢で配設されている。現像ユニット20Yは、現像室26Yと、第1剤収容室たる剤供給室27Yと、第2剤収容室たる剤回収室28Yと、剤返送室29Yとを有しており、これらの室内には図示しないY現像剤が収容されている。また、現像室26Yには上述した第1現像ロール21Yと第2現像ロール51Yとが互いに鉛直方向に並ぶようにしてそれぞれ回転可能に収容されている。また、剤供給室27Yには、供給搬送スクリュウ32Yが回転可能に収容されている。また、剤回収室28Yには、受取搬送スクリュウ35Yが回転可能に収容されている。また、剤返送室29Yには、傾斜搬送スクリュウ38Yが回転可能に収容されている。
第1現像ロール21Yやこれの下方に配設された第2現像ロール51Yは、それぞれ、図示しないモータや駆動伝達系などからなる駆動手段によって図中時計周り方向に回転駆動される非磁性パイプからなる現像スリーブと、これに連れ回らないように内包される図示しないマグネットローラとを有している。
第1現像ロール21Yや第2現像ロール51Yを収容している現像室26Yは、感光体3Yと対向する側の壁に開口を有しており、そこから両現像ロールの現像スリーブの周面の一部を露出させている。この現像室26Yにおける感光体3Yとの対向側とは反対側は、両現像ロールの軸線方向の全域に渡って、剤供給室27Y及び剤回収室28Yが連通している。剤供給室27Yは剤回収室28Yの鉛直方向の真上に配設されており、これら剤供給室27Y及び剤回収室28Yが何れも図中右側(感光体側)を長手方向の全域に渡って現像室26Yに連通しているのである。
剤供給室27Y内に収容されている供給搬送スクリュウ32Yは、感光体3Yや両現像ロールと同様に水平方向に延在する姿勢をとっている。そして、図3に示すように、棒状の回転軸部材33Yとこれの周面に螺旋状に立設せしめられたスクリュウ羽根34Yとが、図示しないモータや駆動伝達系などからなる駆動手段によって図中反時計回り方向に一体的に回転駆動される。
剤回収室28Y内に収容されている受取搬送スクリュウ35Yも、感光体3Y、両現像ロール、供給搬送スクリュウ32Yと同様に、水平方向に延在する姿勢をとっている。そして、図示しない駆動手段によって回転軸部材36Yとスクリュウ羽根37Yとが図中時計回り方向に一体的に回転駆動される。
剤供給室27Yや剤回収室28Yにおける現像室26Y側とは反対側には、剤返送室29Yが隣接している。この剤返送室29Yは、他の部屋とは異なり、水平方向から傾いた姿勢で延在するように形成されている。そして、回転軸部材39Yの周面上にスクリュウ羽根40Yが立設せしめられた傾斜搬送スクリュウ38Yも、かかる剤返送室29Y内において傾斜した姿勢で延在しており、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される。なお、剤返送室29Yは、仕切壁30Yによってその大部分が剤供給室27Yや剤回収室28Yから仕切られている。但し、仕切壁30Yに設けられた開口によって、剤供給室27Yや剤回収室28Mと部分的に連通している。
剤供給室27Y内においては、供給搬送スクリュウ32Yの羽根内に保持された図示しないY現像剤が、供給搬送スクリュウ32Yの回転に伴って、図紙面に直交する方向の手前側から奥側へと搬送される。この搬送の過程において、Y現像剤は図2の矢印Aで示すように現像室26Y内の第1現像ロール21Yの現像スリーブ(以下、第1現像スリーブという)に順次供給されていく。そして、第1現像スリーブ内のマグネットローラの磁力によって第1現像スリーブに汲み上げられる。
第1現像スリーブに汲み上げられたY現像剤は、先端を第1現像スリーブの表面と所定の間隙を介して対向させているドクターブレード25Yによって第1現像スリーブ上での層厚が規制される。そして、感光体3Yに対向する第1現像領域まで搬送されて、ここで現像に寄与する。
第1現像スリーブに汲み上げられずに供給搬送スクリュウ32Yの剤搬送方向下流側端部付近(図中奥側端部付近)まで搬送されたY現像剤は、図3の矢印Cで示すように、剤供給室27Yの底壁に設けられた落とし込み開口から剤回収室28Y内に落下する。
先に示した図2において、第1現像スリーブの回転に伴って、第1現像スリーブと感光体3Yとが対向する第1現像領域まで搬送されて現像に寄与したY現像剤は、その後、第1現像スリーブの回転に伴って第1現像領域を通過する。そして、第1現像ロール21Yの下方に配設された第2現像ロール51Yの現像スリーブ(以下、第2現像スリーブという)に受け渡される。その後、第2現像スリーブの回転に伴って、第2現像スリーブと感光体3Yとが対向する第2現像領域に送られて、ここで再び現像に寄与する。2度目の現像工程を終えたY現像剤は、現像室26Yと剤回収室28Yとの連通位置まで搬送される。そして、第2現像ロール51Yのマグネットローラの形成する反発磁界の影響によって第2現像スリーブ表面から離脱した後、図中矢印Bで示すように剤回収室28M内に落下する。
第2現像スリーブの回転とともに第2現像領域を通過した後、剤回収室28Yから比較的離れた位置で第2現像スリーブ表面から離脱してしまったY現像剤は、第2現像スリーブの直下に配設された回収ローラ59Yの回転力により、剤回収室28Yに向けて搬送される。
剤回収室28Y内では、受取搬送スクリュウ35Yの羽根内に保持された図示しないY現像剤が、受取搬送スクリュウ35Yの回転に伴って、図紙面に直交する方向の手前側から奥側へと搬送される。そして、この搬送の過程において、上述したYトナー補給装置によってYトナーが補給される。また、剤供給室27Yの上記落とし込み開口から落下してくるY現像剤を取り込む。その後、受取搬送スクリュウ35Yの剤搬送方向下流側端部付近(図中奥側端部付近)まで搬送されたY現像剤は、図3の矢印Dで示すように、仕切壁30Mに設けられた開口部31Mを通って、剤返送室29Y内に進入する。
剤返送室29Y内に進入したY現像剤は、傾斜搬送スクリュウ38Yの剤搬送方向上流側端部に取り込まれる。そして、剤搬送方向上流側から剤搬送方向下流側への斜め上向きの姿勢で配設された傾斜搬送スクリュウ38Yの回転に伴って、図4の矢印Gで示すように昇り勾配で搬送される。傾斜搬送スクリュウ38Yの剤搬送方向下流側端部付近まで搬送されると、図5の矢印Hで示すように、仕切壁30Yに設けられた返送開口42Yを通って、剤供給室27Yに戻される。そして、供給搬送スクリュウ32Yの剤搬送方向上流側端部に取り込まれる。なお、図4に符号Wで示される領域は、感光体の軸線方向における画像形成可能領域を示している。
以上の基本的な構成を有する本プリンタでは、4つの感光体3Y,M,C,Kがそれぞれ、回転によって無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体として機能している。また、光書込ユニット10Y,M,C,Kが、一様帯電後の感光体表面に潜像を形成する潜像形成手段として機能している。また、各色の現像ユニット20Y,M,C,Kがそれぞれ、感光体3Y,M,C,K表面上の潜像を現像する現像装置として機能している。また、剤返送室29Yや傾斜搬送スクリュウ38Yなどの組合せが、第2剤収容室たる剤回収室28Y内の剤搬送方向下流側端部まで搬送されたY現像剤を受け取った後、第1剤収容室たる剤供給室27Yの剤搬送方向上流側端部に返送する剤返送手段として機能している。
次に、本実施形態に係るプリンタの特徴的な構成について説明する。
図6は、現像ユニット20Yを拡大して示す拡大横断面図である。同図において、第1現像ロール21Yのマグネットローラは、供給搬送スクリュウ32Yとの対向位置から時計回り方向に順次並ぶ磁極S1、磁極N2、磁極S2、磁極N3、磁極N1という5つの磁極を有している。そして、供給搬送スクリュウ32Yとの対向位置にあるS1磁極の発する磁力により、剤供給室27Y内のY現像剤を第1現像スリーブ表面に吸着させる。このようにして吸着したY現像剤は、第1現像スリーブの回転に伴って剤供給室27Y内から汲み上げられて、磁極N2との対向位置を経て磁極S2との対向位置に至る。そして、磁極S2の発する磁力によって穂立ちして磁気ブラシとなり、第1現像領域で現像に寄与した後、第2現像ロール51Yとの対向位置まで搬送される。
この対向位置では、第1現像スリーブ内のマグネットローラにおける互いに反発し合う磁極N3と磁極N1とによって反発磁界が形成されている。第1現像スリーブ上のY現像剤はこの反発磁界の作用によって第1現像スリーブ表面から離脱する。そして、第2現像ロール51Yのマグネットローラの磁極S3の発する磁力によって第2現像スリーブ表面に吸着した後、第2現像スリーブに連れ回る。
第2現像ロール51Yのマグネットローラは、上述した磁極S3の他、これから反時計回りに順次並ぶ磁極N4、磁極S4を有している。第2現像スリーブ上のY現像剤は、スリーブの回転に伴って磁極N4との対向位置までくると、磁極N4の発する磁力によって穂立ちして磁気ブラシとなり、第2現像領域で現像に寄与する。そして、第2現像領域を通過した後、磁極S4の磁力が及ばない位置までくると、第2現像スリーブ表面から離脱する。この後、現像室26Yの底壁に設けられた下りテーパーや、回収ローラ59Yの回転力によって剤回収室28Y内に進入する。
本プリンタでは、第2現像ロール51Yの水平投影像(図中左右方向の投影像)と、第2搬送部材たる受取搬送スクリュウ35Yの水平投影像とを部分的に重ねるレイアウトを採用している。このようなレイアウトでは、互いの水平投影像を全く重ねないレイアウトに比べて、第2現像ロール51Yと剤回収室28Yとの高低差を小さくして、現像ユニット20Yの高さ方向の小型化を図ることができる。
但し、このようなレイアウトでは、第2現像ロール51Yと剤回収室28Yとが比較的近距離の位置関係になるため、第2現像スリーブから離脱して剤回収室28Y内に進入した直後のY現像剤を、上述の磁極S3の磁力によって第2現像スリーブに再吸着させてしまい易くなる。このような再吸着が起こると、トナー濃度を低下させているそのY現像剤をそのままの状態で第2現像領域に再び送り込んでしまい、現像濃度ムラを引き起こしてしまう。また、ドクターブレード25Yでの規制によって第1現像領域への現像剤搬送量を適切にコントロールしているにもかかわらず、その適正量のY現像剤に加えて、第2現像スリーブに再吸着させたY現像剤も第2現像領域に搬送してしまうことで、第2現像領域での現像剤量を過剰にする。そして、第2現像スリーブと感光体3Yとの間にY現像剤を詰まらせたり、感光体3Yや第2現像スリーブを破損してしまったりするおそれがでてくる。
そこで、本プリンタでは、剤回収室28Y内のY現像剤が第2現像スリーブの表面に転移してしまうことを阻止するための現像剤転移阻止部材たる転移阻止ブレード55Yを設けている。この転移阻止ブレード55Yにより、剤回収室28Y内のY現像剤の第2現像スリーブへの転移を阻止することで、現像濃度ムラの発生を抑えることができる。更には、第2現像領域に過剰なY現像剤を送り込むことによる感光体3Yや第2現像スリーブの破損の発生も抑えることができる。
転移阻止ブレード55Yの先端については、図示のように、第2現像スリーブの回転中心を通る水平線L1よりも低い高さレベルに位置させている。これは次に説明する理由による。即ち、先端を中心線L1よりも高い位置にすると、せっかく掻き取ったY現像剤を第2現像スリーブ上に載せることになり、いつまでも第2現像スリーブ上に滞留させてしまうからである。

本プリンタでは、第2現像スリーブの回転中心と転移阻止ブレード55Yの先端とを結ぶ仮想線L2と、その回転中心を通る水平線L1とのなす角である第1角θ1を30[°]以上に設定している。また、第2現像スリーブの回転中心と反発磁極境界部(磁極S4と磁極S3との境)とを結ぶ仮想線L3と、水平線L1とのなす角である第2角θ2を、第1角θ1よりも大きく設定している。更に、第1角θ1を、第2角θ2から15[°]を差し引いた値と同等以下に設定している(30°≦θ1≦(θ2−15°))。このような設定により、剤回収室28Y内のY現像剤の第2現像スリーブへの再吸着を有効に抑えることができた。
また、本プリンタでは、転移阻止ブレード55Yの先端と、第2現像スリーブとの間の間隙Gを、1[mm]以下に設定している。このような設定により、第2現像スリーブ上のY現像剤に間隙Gをすり抜けさせることを有効に抑えることができた。
転移阻止ブレード55Yとしては、樹脂などの非磁性材料からなるものを用いている。これは次に説明する理由による。即ち、転移阻止ブレード55Yが磁性体であると、第2現像ロール51Yのマグネットローラからの磁力線が転移阻止ブレード55Yに回り込んで、上記間隙GへのY現像剤のすり抜けを助長してしまうからである。
第2現像ロール51Yの下方において、現像室26Yの底壁のテーパー上に落下したY現像剤が多量に滞留してしまうと、転移阻止ブレード55Yの先端付近でのY現像剤のスリーブ回転方向への圧力が高まってくる。そして、これにより、上記間隙GへのY現像剤のすり抜けを助長してしまう。そこで、本プリンタでは、第2搬送スクリュウである受取搬送スクリュウ35Yの表面を第2現像スリーブとの対向領域にて第2現像スリーブの回転に伴う表面移動方向とは逆方向に移動させるように、受取搬送スクリュウ35Yの回転方向を設定している。具体的には、第2現像スリーブは図中時計回り方向に回転しており、受取搬送スクリュウ35Yとの対向領域において表面を下方から上方に向けて移動させる。一方、受取搬送スクリュウ35Yも図中時計回りに回転しており、第2現像スリーブとの対向領域において表面を第2現像スリーブとは逆に上方から下方に向けて移動させる。かかる構成では、第2現像スリーブから離脱してテーパー上に落下したY現像剤を受取搬送スクリュウ35Yの回転によって第2現像スリーブから遠ざけるように移動させる。これにより、第2現像スリーブ表面から離脱したY現像剤の第2現像スリーブ近傍での滞りを抑えることができる。図7に示すように、受取搬送スクリュウ35Yの表面が第2現像スリーブとは反対方向に移動することで、受取搬送スクリュウ35Y内において、Y現像剤の大半を第2現像スリーブとは反対側の箇所に偏在させて、受取搬送スクリュウ35Y内に現像剤をスムーズに取り込むことができている。そして、これにより、第2現像スリーブの近傍に滞るY現像剤を殆ど発生させていないことがわかる。
図6や図7において、転移阻止ブレード55Yを斜めの姿勢に延在させた例を示したが、図8に示すように途中で屈曲させてもよい。また、図9に示すように、湾曲させてもよい。また、図10や図11に示すように、現像ユニット21Yのケーシングと転移阻止ブレード55Yとを一体で形成してもよい。
これまで、Y用の現像ユニット20Yについて詳しく説明してきたが、M,C,K用の現像ユニット20M,C,Kも、Y用の現像ユニット20Yと同様の構成になっている。
また、これまで、複数のトナー像形成部で形成した各色のトナー像を重ね合わせて転写してフルカラー画像を得るいわゆるタンデム方式のプリンタについて説明してきたが、シングル方式でフルカラー画像を形成する画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。このシングル方式とは、感光体等の潜像担持体の周りに各色用の複数の現像手段を配設し、使用する現像手段を順次切り換えながら潜像担持体上に形成した各色の可視像を中間転写体に順次重ね合わせて転写する方式である。また、単色画像だけを形成する画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、第1剤収容室たる剤供給室27Y内でY現像剤を第1現像剤担持体たる第1現像ロール21Yの長手方向に沿って搬送する第1搬送部材たる供給搬送スクリュウ32Yと、第2剤収容室たる剤回収室28Y内でY現像剤を第2現像剤担持体たる第2現像ロール51Yの長手方向に沿って搬送する第2搬送部材たる受取搬送スクリュウ38Yと、剤回収室28Y内の剤搬送方向下流側端部まで搬送されたY現像剤を受け取った後、剤供給室27Yの剤搬送方向上流側端部に返送する剤返送手段(剤返送室29Yや傾斜搬送スクリュウ38Y)とを設けている。そして、剤供給室27Yを剤回収室28Yの鉛直方向上方に配設し、第1現像ロール21Yを第2現像ロール51Yの鉛直方向上方に配設し、且つ、第2現像ロール51Yの水平投影像と受取搬送スクリュウ35Yの水平投影像とが部分的に重なるレイアウトにしている。かかる構成では、上述したように、互いの水平投影像を全く重ねないレイアウトに比べて、第2現像ロール51Yと剤回収室28Yとの高低差を小さくして、現像ユニット20Yの高さ方向の小型化を図ることができる。
また、現像剤転移阻止部材として、第2現像ロール51Yの第2現像スリーブ表面からY現像剤を掻き取る現像剤転移阻止部材としての転移阻止ブレード55Yを用いるとともに、第2現像ロール51Yとして、円筒状の第2現像スリーブを回転によって無端移動させながら、第2現像スリーブに内包したマグネットローラの磁力によってY現像剤をスリーブ表面に吸着させるものを用いている。かかる構成では、掻き取りのための専用の駆動を行うことなく、第2現像スリーブからY現像剤を除去することができる。
また、転移阻止ブレード55Yとして、非磁性材料からなるものを用いているので、第2現像ロール51Yのマグネットローラからの磁力線が磁性材料からなる転移阻止ブレード55Yに回り込んで、上記間隙GへのY現像剤のすり抜けを助長してしまうといった事態を回避することができる。
また、第2搬送部材として、回転に伴って現像剤を回転軸線方向に搬送する第2搬送スクリュウたる受取搬送スクリュウ35Yを用い、これの表面を第2現像スリーブとの対向領域にてスリーブの回転に伴う表面移動方向とは逆方向に移動させるように、受取搬送スクリュウ35Yの回転方向を設定している。かかる構成では、上述したように、第2現像スリーブから離脱してテーパー上に落下したY現像剤を受取搬送スクリュウ35Yの回転によって第2現像スリーブから遠ざけるように移動させて、第2現像スリーブ表面から離脱したY現像剤の第2現像スリーブ近傍での滞りを抑えることができる。
実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図。 同プリンタにおけるY用のトナー像形成部の現像ユニットと、感光体3Yとを示す拡大構成図。 同現像ユニットにおける剤供給室、剤回収室及び剤返送室の一端側を示す横断面図。 同剤供給室、剤回収室及び剤返送室を示す縦断面図。 同剤供給室、剤回収室及び剤返送室の他端側を示す横断面図。 同現像ユニットを拡大して示す第1拡大横断面図。 同現像ユニットを拡大して示す第2拡大横断面図。 同現像ユニットの第1変形例装置を示す横断面図。 同現像ユニットの第2変形例装置を示す横断面図。 同現像ユニットの第3変形例装置を示す横断面図。 同現像ユニットの第4変形例装置を示す横断面図。
符号の説明
3Y,M,C,K:感光体(潜像担持体)
21Y:第1現像ロール(第1現像剤担持体)
27Y:剤供給室(第1剤収容室)
28Y:剤回収室(第2剤収容室)
29Y:剤返送室(剤返送手段の一部)
32Y:供給搬送スクリュウ(第1搬送部材)
35Y:受取搬送スクリュウ(第2搬送部材、第2搬送スクリュウ)
38Y:傾斜搬送スクリュウ(剤返送手段の一部)
51Y:第2現像ロール(第2現像剤担持体)
55Y:転移阻止ブレード(現像剤転移阻止部材、現像剤転移阻止部材)

Claims (4)

  1. トナーとキャリアとを含有する現像剤を収容する第1剤収容室と、該第1剤収容室から供給される現像剤を自らの回転する表面に担持した後、潜像担持体に対向する第1現像領域に搬送して該潜像担持体上の潜像を現像する第1現像剤担持体と、該第1現像剤担持体の回転に伴って該第1現像領域を通過した現像剤を自らの回転する表面に担持した後、該表面と該潜像担持体とが対向する第2現像領域に搬送して該潜像を現像する第2現像剤担持体と、該第2現像剤担持体の回転に伴って該第2現像領域を通過した現像剤を該表面から回収して収容する第2剤収容室と、該第1剤収容室内で現像剤を該第1現像剤担持体の回転軸線方向に沿って搬送する第1搬送スクリュウと、該第2剤収容室内で現像剤を該第2現像剤担持体の回転軸線方向に沿って搬送する第2搬送スクリュウとを有する現像装置において、
    上記第2剤収容室内の現像剤を受け取りながら、該第1剤収容室に向けて返送する剤返送手段を設け、
    上記第2剤収容室を上記第1剤収容室の鉛直方向下方であって、且つ前記第2現像剤担持体の斜め下方の領域に配設し、
    上記第1現像領域で現像剤を鉛直方向上方から下方に向けて搬送する方向に上記第1現像剤担持体を回転させ、
    上記第2現像領域で現像剤を鉛直方向上方から下方に向けて搬送しつつ、上記第2搬送スクリュウとの対向領域で現像剤を鉛直方向下方から上方に向けて搬送する方向に上記第2現像剤担持体を回転させ、
    上記第2現像剤担持体との対向領域で現像剤を鉛直方向上方から下方に向けて搬送する方向に上記第2搬送スクリュウを回転させ、
    且つ、上記第1剤収容室と上記第2剤収容室とを仕切っている第1剤収容室底壁から下方に向けて突出した状態で、上記第2搬送スクリュウの回転に伴って搬送される現像剤が上記第2現像剤担持体の表面に転移してしまうことを阻止する現像剤転移阻止部材を、上記第2搬送スクリュウと上記第2現像剤担持体との対向位置で上記第2搬送スクリュウと上記第2現像剤担持体とが最接近している領域の上方に配設したことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記第2現像剤担持体として、円筒状のスリーブを回転によって無端移動させながら、該スリーブに内包したマグネットローラの磁力によって現像剤をスリーブ表面に吸着させるものを用いたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2の現像装置において、
    上記現像剤転移阻止部材として、非磁性材料からなるものを用いたことを特徴とする現像装置。
  4. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    上記現像手段として、請求項1乃至3の何れかの現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2006155103A 2006-06-02 2006-06-02 現像装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4988251B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155103A JP4988251B2 (ja) 2006-06-02 2006-06-02 現像装置及び画像形成装置
US11/757,847 US8041269B2 (en) 2006-06-02 2007-06-04 Development apparatus having two developer bearers and two development chambers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155103A JP4988251B2 (ja) 2006-06-02 2006-06-02 現像装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007322915A JP2007322915A (ja) 2007-12-13
JP4988251B2 true JP4988251B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=38790367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006155103A Expired - Fee Related JP4988251B2 (ja) 2006-06-02 2006-06-02 現像装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8041269B2 (ja)
JP (1) JP4988251B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7904001B2 (en) 2007-02-16 2011-03-08 Ricoh Company, Ltd. Developing unit, process cartridge, and image forming apparatus having a plurality of conveyor members, a supply part, and a discharge part
US7792465B2 (en) * 2007-02-20 2010-09-07 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge, and image forming apparatus
JP2008216565A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2008249835A (ja) 2007-03-29 2008-10-16 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置
JP5039416B2 (ja) * 2007-04-03 2012-10-03 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP2008256901A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4999611B2 (ja) 2007-08-30 2012-08-15 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5085242B2 (ja) * 2007-09-07 2012-11-28 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5146724B2 (ja) * 2007-09-11 2013-02-20 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5151391B2 (ja) 2007-10-22 2013-02-27 株式会社リコー 現像装置、及び画像形成装置
JP5326439B2 (ja) * 2008-09-01 2013-10-30 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP2010085848A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010128012A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Ricoh Co Ltd 感光体寿命判定装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2010191364A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5305233B2 (ja) * 2009-02-24 2013-10-02 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5434430B2 (ja) * 2009-09-18 2014-03-05 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置
JP5510809B2 (ja) * 2010-03-12 2014-06-04 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5769067B2 (ja) 2010-08-27 2015-08-26 株式会社リコー 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6016393B2 (ja) * 2012-03-15 2016-10-26 キヤノン株式会社 現像装置
JP2014219436A (ja) 2013-04-30 2014-11-20 株式会社リコー 読み出し装置及び同装置を供える画像形成装置
JP6070392B2 (ja) 2013-04-30 2017-02-01 株式会社リコー トナー収納容器支持構造および画像形成装置
JP5382254B2 (ja) * 2013-06-27 2014-01-08 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2019184690A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び現像装置
JP7379838B2 (ja) * 2019-03-22 2023-11-15 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 現像装置および画像形成装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4267201A (en) * 1978-10-20 1981-05-12 Ricoh Company, Ltd. Magnetic brush development apparatus and method
JPH07225512A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Ricoh Co Ltd 現像装置
JP3311141B2 (ja) * 1994-06-02 2002-08-05 富士通株式会社 電子写真装置
US5987288A (en) * 1997-11-27 1999-11-16 Mita Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus having a plurality of magnetic developing rollers
JP2000155467A (ja) * 1998-11-24 2000-06-06 Ricoh Co Ltd 二成分現像装置
JP2000181203A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Toshiba Corp 現像装置
JP2001249545A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Konica Corp 画像形成装置
JP2002268372A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Hitachi Koki Co Ltd 画像形成方法及び画像形成装置
US6813462B2 (en) * 2002-01-28 2004-11-02 Hitachi Printing Solutions, Ltd. Electro-photographic developing unit
JP2003263012A (ja) 2002-03-11 2003-09-19 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP4378143B2 (ja) 2002-10-07 2009-12-02 キヤノン株式会社 現像装置
US6993274B2 (en) * 2002-11-14 2006-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus with plural developer bearing members for each image bearing member
JP2004191469A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Canon Inc 現像装置
JP4641383B2 (ja) * 2004-04-23 2011-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2006023513A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Canon Inc 現像装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP4773710B2 (ja) * 2004-11-15 2011-09-14 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2006251440A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
US7286790B2 (en) * 2005-09-13 2007-10-23 Xerox Corporation Trickle collection system and method, and electrophotographic system using the same
US7305206B2 (en) * 2005-10-31 2007-12-04 Xerox Corporation Xerographic developer unit having variable pitch auger
JP2007183572A (ja) * 2005-12-05 2007-07-19 Ricoh Co Ltd 現像装置、及び画像形成装置
JP4815272B2 (ja) * 2006-05-29 2011-11-16 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP2008225316A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び、画像形成装置
JP5085242B2 (ja) * 2007-09-07 2012-11-28 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070280744A1 (en) 2007-12-06
US8041269B2 (en) 2011-10-18
JP2007322915A (ja) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4988251B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5039416B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4815272B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5151391B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP6183695B2 (ja) 現像装置並びにこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP6102572B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP2015022239A (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP5251103B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2010224344A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4765341B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5737612B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5476870B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像剤交換方法
JP5712568B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2013077004A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5954004B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4890352B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4921227B2 (ja) 画像形成装置
JP4092056B2 (ja) 画像形成装置
JP2009134214A (ja) 転写装置、画像形成装置
JP6238122B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP5945947B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009134153A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP6743469B2 (ja) 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2016139111A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2021157017A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4988251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees