JP6663587B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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この発明は、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に設置される現像装置において、工場などからの出荷時に、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含むものとする。)などの現像剤が予め収容されたプリセット方式のものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1には、出荷時に、現像装置の内部において2つの搬送経路が長手方向両端部で連通してなる循環経路に現像剤を収容(プリセット)した状態で、その循環経路をシート状部材で密閉して、着荷時に、現像装置からシート状部材を取り外すことで、その循環経路に収容された現像剤が現像装置の内部の全域にいき渡るようにする技術が開示されている。
上述した従来の技術は、出荷時に、シート状部材によって密閉された現像装置の内部の循環経路に現像剤(2成分現像剤)を収容しているため、着荷されるまでの輸送時に、現像装置から現像剤が漏出してしまう不具合を軽減する効果が大いに期待できる。
しかし、上述した従来の技術は、輸送時において現像装置が水平に輸送されずに長手方向に傾いた状態で輸送されてしまった場合などに、循環経路の長手方向一端側の連通部を介して2つの搬送経路に跨るように現像剤が長手方向一端側に偏って収容された状態になってしまうことがあった。そして、着荷時に、シート状部材が取り外された後に、そのように現像剤が長手方向一端側に偏って収容された状態で、初期動作として現像装置の駆動にともない2つの搬送経路にそれぞれ設置された搬送部材が駆動されてしまうと、一方の搬送経路の下流側から連通部を介して他方の搬送経路の上流側に向けて現像剤を移動させるために要する力が大きくなって、現像装置の駆動トルクが大きく上昇してしまう可能性があった。そして、そのように駆動トルクが大きくなってしまうことにより、現像装置の駆動不良が生じてしまう不具合や、現像装置における駆動用の部品が破損してしまう不具合などが生じてしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤が長手方向一端側に偏った状態で現像装置が駆動されても駆動トルクが大きく上昇する不具合が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における現像装置は、現像剤が収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、前記像担持体に対向又は当接して、現像剤を担持する現像剤担持体と、当該現像装置の内部に収容された現像剤を長手方向に搬送する搬送部材をそれぞれ具備して、現像剤の循環経路を形成する複数の搬送経路と、を備え、前記複数の搬送経路は、前記現像剤担持体に対向する第1搬送経路と、前記第1搬送経路に対して下方の位置に配設された第2搬送経路と、であって、前記第1搬送経路の上流側と前記第2搬送経路の下流側とを連通するように長手方向一端側に形成された第1連通部と、前記第1搬送経路の下流側と前記第2搬送経路の上流側とを連通するように長手方向他端側に形成された第2連通部と、を具備し、前記第2搬送経路にのみ現像剤が収容された状態で、前記第1連通部と前記第2連通部とを封止するシート状部材が着脱可能に設置されものである。
本発明によれば、現像剤が長手方向一端側に偏った状態で現像装置が駆動されても駆動トルクが大きく上昇する不具合が生じにくい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 現像装置を長手方向にみた概略断面図である。 出荷時の現像装置を長手方向にみた概略断面図である。 出荷時の現像装置を示す断面図である。 着荷時の現像装置において現像剤が長手方向一端側に偏った状態を長手方向にみた概略断面図である。 比較例としての、出荷時の現像装置を示す断面図である。 比較例としての、着荷時の現像装置において現像剤が長手方向一端側に偏った状態を長手方向にみた概略断面図である。 変形例としての、出荷時の現像装置を長手方向にみた概略断面図である。 この発明の実施の形態2における、出荷時の現像装置を長手方向にみた概略断面図である。 変形例としての、出荷時の現像装置を示す断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図9にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(トナー粒子)を現像装置13に供給する各色のトナー容器、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。 なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12(図2を参照できる。)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Yの表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11Mの表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11Cの表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BKの表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ14が設置されている。そして、1次転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の反時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、その後に定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2、図3等を用いて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2は、作像部を示す構成図であって、感光体ドラム11の回転軸に直交する断面でみた図である。図3は、現像装置13を長手方向にみた概略断面図(水平方向の断面図)である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であるために、図2、図3(及び、後述する図4〜図9)にて作像部及び現像装置は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像装置13(現像部)、クリーニング部15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電の有機感光体であって、回転駆動機構によって時計方向に回転駆動される。
帯電部12は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部12の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレードが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13aが感光体ドラム11に僅かなギャップをあけて対向するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム11と磁気ブラシとが接触する現像領域が形成される。現像装置13内には、トナーTとキャリアCとからなる現像剤G(2成分現像剤)が収容されているそして、現像装置13は、感光体ドラム11の表面に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。なお、現像装置13の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図1を参照して、トナー容器28は、その内部に現像装置13内に供給するためのトナーTを収容している。具体的に、現像装置13に設置された磁気センサによって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基いて、トナー搬送管を介して、トナー容器28から現像装置13内に向けて補給口13d(図3を参照できる。)からトナーTを適宜に供給する。
なお、トナーTの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーTの供給の実施を判断してもよい。
以下、画像形成装置における現像装置13について詳述する。
図2、図3を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての供給スクリュ13b1(第1搬送部材)、搬送部材としての搬送スクリュ13b2(第2搬送部材)、現像剤規制部材としての丸棒ドクタ13c、壁部としての仕切り部材13e、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブ13a2が回転駆動機構によって供給スクリュ13b1、搬送スクリュ13b2とともに図2に示す矢印方向に回転されるように構成されている。図3を参照して、現像ローラ13aのスリーブ13a2内には、スリーブ13a2の周面に複数の磁極を形成するマグネット13a1が固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、丸棒ドクタ13c(現像剤規制部材)の位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
マグネット13a1によって現像ローラ13a(スリーブ13a2)の周囲に形成される複数の磁極は、感光体ドラム11との対向位置に形成された第1磁極(主磁極)、第1磁極の下流側(現像ローラの回転方向下流側)であって現像ケース13jの上部にかかる位置に形成された第2磁極(搬送磁極)、第2磁極の下流側であって現像ローラ13aの上方に形成された第3磁極(剤離れプレ磁極)、第3磁極と第5磁極とに挟まれる位置であって第1搬送経路B1の上方に形成された第4磁極(剤離れ磁極)、第4磁極の下流側であって第1搬送経路B1の上方に形成された第5磁極(剤離れ後磁極)、供給スクリュ13b1との対向位置から丸棒ドクタ13cとの対向位置の近傍にかけて形成された第6磁極(汲上げ磁極)、等で構成される。
まず、第6磁極(汲上げ磁極)が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送経路B1に収容された現像剤Gが現像ローラ13a上に汲上げられる。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その一部が現像剤規制部材としての丸棒ドクタ13cの位置で掻き取られて、第1搬送経路B1に戻される。一方、第6磁極による磁力が作用する丸棒ドクタ13cの位置で、丸棒ドクタ13cと現像ローラ13aとのドクターギャップを通過して現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、第1磁極(主磁極)の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム11に摺接する。こうして、現像ローラ13aに担持された現像剤G中のトナーTが感光体ドラム11上の潜像に付着する。その後、第1磁極の位置を通過した現像剤Gは、第2磁極、第3磁極によって第4磁極(剤離れ磁極)の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極の位置で、反発磁界(現像ローラ13aから離れる方向に作用する磁界である。)がキャリアに作用して、現像ローラ13a上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13aから脱離される。脱離後の現像剤Gは、第1搬送経路B1内に落下して供給スクリュ13b1によって第1搬送経路B1の下流に向けて搬送される。
なお、上述した6つの磁極は、現像ローラ13aのマグネット13a1に着磁された5つの極(N極又はS極である。)である。そして、6つの磁極のうち、第4磁極(剤離れ磁極)だけは、マグネット13a1に着磁された極によって直接的に形成されたものではなく、同極(本実施の形態1では、N極である。)となる2つの磁極(第3磁極と第5磁極とである。)に挟まれて形成されたものである。
図2等を参照して、現像剤規制部材としての丸棒ドクタ13cは、現像ローラ13aの下方に配設された非磁性の円柱状部材である。そして、現像ローラ13aは図2の反時計方向に回転して、感光体ドラム11は図2の時計方向に回転する。 このような構成により、記録媒体Pの搬送経路の短縮化と、画像形成装置本体1の水平方向の小型化と、を目的として、中間転写ベルト17の下方に感光体ドラム11を配設した場合であっても、現像ギャップにおいて感光体ドラム11に対して現像ローラ13aの回転方向を順方向とすることができるために、丸棒ドクタ13cを現像ローラ13aの上方に配設して感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの回転方向が逆方向になる場合に比べて、現像ギャップにおける現像時間を充分に確保することができて現像能力を高めることができる。
2つの搬送部材(供給スクリュ13b1と搬送スクリュ13b2とである。)は、現像装置13内に収容された現像剤Gを長手方向(図2の紙面垂直方向であって、図3の左右方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
第1搬送部材としての供給スクリュ13b1は、現像ローラ13aの下方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを長手方向(回転軸方向)に水平に搬送して(図3の破線矢印に示す右方から左方への搬送である。)、汲上げ磁極(第5磁極)の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給するとともに、剤離れ磁極(第4磁極)の位置で現像ローラ13aから離脱して落下した現像剤Gを軸方向下流側に向けて搬送する。供給スクリュ13b1は、図2の時計方向に回転する。
第2搬送部材としての搬送スクリュ13b2は、供給スクリュ13b1の下方であって供給スクリュ13b1を介して現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、第2搬送経路B2において現像剤Gを長手方向に水平に搬送する(図3の破線矢印に示す左方から右向への搬送である。)。なお、本実施の形態1では、搬送スクリュ13b2の回転方向が、供給スクリュ13b1の回転方向に対して逆方向(図2の反時計方向である。)になるように設定されている。なお、現像ローラ13a(スリーブ13a2)、供給スクリュ13b1、搬送スクリュ13b2の軸部の一端側(図3の右側の端部である。)には、それぞれ、ギアが設置されていて、これらがギア列を形成して、それらの部材13a、13b1、13b2を上述した回転方向に回転させることになる。
そして、搬送スクリュ13b2は、供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1の軸方向下流側から第2連通部13g(第2中継部)を介して現像剤が循環される。そして、搬送スクリュ13b2は、その現像剤Gを供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1の軸方向上流側に第1連通部13f(第1中継部)を介して搬送する(図3の破線矢印に示す搬送である。)。
供給スクリュ13b1、搬送スクリュ13b2は、現像ローラ13aや感光体ドラム11と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、供給スクリュ13b1と搬送スクリュ13b2とは、いずれも、軸部に外径がスクリュ部(所定の同じスクリュピッチで、条数が1条で形成されたものである。)が螺旋状に巻装されたものである。なお、スクリュ部は、現像剤の搬送を安定させるため、その条数を複数にしてもよく、特に、供給スクリュ13b1のスクリュ部の条数を複数にしてもよい。
なお、供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1と、搬送スクリュ13b2による第2搬送経路B2と、は仕切り部材13e(壁部)によって隔絶されている。
図3を参照して、供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1の上流側と、搬送スクリュ13b2による第2搬送経路B2の下流側と、は第1連通部13fを介して連通している。搬送スクリュ13b2による第2搬送経路の下流側に達した現像剤Gが、第1連通部13fの近傍に留まって盛り上がって、第1連通部13fを介して供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1の上流側に搬送(供給)されることになる。
また、図3を参照して、供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1の下流側と、搬送スクリュ13b2による第2搬送経路B2の上流側と、は第2連通部13gを介して連通している。そして、供給スクリュ13b1による第1搬送経路B1の下流側に達した現像剤G(第1搬送経路B1にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gや、第4磁極の位置で現像ローラ13aから離脱・落下した現像剤Gである。)が、第2連通部13gにて自重落下して、第2搬送経路B2の上流側に達することになる。
なお、第1連通部13fにおける現像剤の搬送性(第2搬送経路B2から第1搬送経路B1への重力方向に逆らった現像剤Gの受け渡しである。)を向上させるために、搬送スクリュ13b2の下流側の位置(第1連通部13fに対応する位置である。)に、パドル形状部や、スクリュの巻き方向が逆方向に形成されたスクリュ部、を設けることもできる。
このような構成により、2つの搬送部材(供給スクリュ13b1、搬送スクリュ13b2)によって、現像装置13において現像剤Gを長手方向に循環させる循環経路が形成されることになる。すなわち、現像装置13が稼動されると、装置内に収容された現像剤Gは図3中の破線矢印の方向に流動する。
そして、このように、現像ローラ13aに対する現像剤Gの循環経路(第1搬送経路B1と第2搬送経路B2とである。)を、水平方向ではなく、垂直方向に形成することで、現像装置13の水平方向のサイズを小さくすることができる。特に、複数の現像装置13(作像部)が水平方向に並設されるタンデム型のカラー画像形成装置1では、複数の現像装置13(作像部)の水平方向のサイズを小さくすることで、全体の水平方向のサイズを効果的に小さくすることができる。
なお、搬送スクリュ13b2による搬送経路中には、装置内を循環する現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサが設置されている。そして、磁気センサによって検知されるトナー濃度の情報に基いて、トナー容器28から補給口13d(第2連通部13gに対して長手方向外側に配設されている。)を介して現像装置13内に向けて新品のトナーTが供給される。
また、図3を参照して、補給口13d(トナー補給口)は、搬送スクリュ13b2による第2搬送経路B2の上流側の上方であって、現像領域から離れた位置(現像ローラ13aの長手方向の範囲の外側である。)に配設されている。そして、トナー容器28から排出された新品のトナーTが、補給口13dから現像装置13の内部に向けて適宜に補給される(図3の黒矢印方向の補給である。)。このように補給口13dを第2連通部13gの近傍に設置することで、第2搬送経路B2において、その下流側に向けて、第2連通部13gから自重落下して供給された現像剤Gに対して、比較的長い時間をかけて補給トナーの分散・混合を充分におこなうことができる。
なお、本実施の形態1では、補給口13dを第2搬送経路B2中に配設したが、補給口13dの位置はこれに限定されることなく、例えば、第1搬送経路B1を長手方向に伸ばして下流側の上方に配置することもできる。
また、図2を参照して、現像装置13の天井部(第1搬送経路B1の上方である。)には、開口部が形成されていて、この開口部にフィルタ13k(トナーフィルタ)が覆設されている。フィルタ13kは、公知のものであって、トナーT(現像剤G)を捕集して空気のみを通過できるように構成されている。これにより、現像装置13の内圧が高まりそうになっても、フィルタ13kによってトナーT(現像剤G)が外部に漏出する不具合を防止しつつ、フィルタ13k(開口部)から空気が抜けて現像装置13内が減圧されることになるため、現像装置13の外部へのトナー飛散が軽減される。
なお、本実施の形態1において用いられる現像剤Gとしては、公知のものを用いることができる。
例えば、トナーT(現像剤G中のトナー、トナー容器28中のトナーである。)として、重合トナーであって、体積平均粒径が5.8μm程度の小径トナーを用いることができる。
また、現像剤G中のキャリアCとして、重量平均粒径が20〜60μmになるように形成された小径キャリアを用いることができる。
以下、図4〜図6等を用いて、図1の本実施の形態1の現像装置13における、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2、図3等を用いて説明したように、本実施の形態1における現像装置13には、現像剤Gの循環経路を形成する複数の搬送経路(第1搬送経路B1と第2搬送経路B2とである。)が設けられている。第1搬送経路B1は、現像ローラ13a(現像剤担持体)を介して感光体ドラム11(像担持体)に対向するように配設されている。第2搬送経路B2は、第1搬送経路B1に対して下方の位置に配設されて、第1搬送経路B1を介して現像ローラ13a(現像剤担持体)に対向するように配設されている。また、複数の搬送経路B1、B2には、現像装置13の内部に収容された現像剤Gを長手方向に搬送する搬送部材としての供給スクリュ13b1と搬送スクリュ13b2とが設置されている。
また、複数の搬送経路B1、B2には、それぞれ、壁部としての仕切り部材13eを介して、隣接する搬送経路に連通する連通部(第1連通部13fと第2連通部13gとである。)が設けられている。第1連通部13fは、第1搬送経路B1の上流側と、第2搬送経路B2の下流側と、を連通するように長手方向一端側(図4の右方である。)に形成されている。第2連通部13gは、第1搬送経路B1の下流側と、第2搬送経路B2の上流側と、を連通するように長手方向他端側(図4の左方である。)に形成されている。
ここで、本実施の形態1における現像装置13は、図4、図5に示すように、出荷時に、複数の搬送経路B1、B2のうち1つの搬送経路(第2搬送経路B2である。)にのみ現像剤Gが収容された状態で、その1つの搬送経路B2における連通部13f、13gを封止して1つの搬送経路B2を密閉空間とするシート状部材13mが着脱可能に設置される。
詳しくは、シート状部材13mは、第1連通部13fと第2連通部13gとを封止するように長手方向に延在する。シート状部材13mは、薄いポリウレタン樹脂等で形成された略矩形状の可撓性部材であって、第1連通部13fと第2連通部13gとを覆って、仕切り部材13eの表面(本実施の形態1では、第1搬送経路B1側の表面である。)に沿って長手方向全域にわたって延びるように、両面テープなどを介して仕切り部材13eや現像ケース13jの内側面などに貼着されている。
なお、本実施の形態1では、このように現像装置13の内部(2つの搬送経路B1、B2の間である。)にシート状部材13mを容易に貼着できるようにするため、現像ケース13jを2つの搬送経路B1、B2の境界部分で分割できるように構成している。具体的に、後述する製造工場での製造工程において、上下に分割された状態の現像ケース(現像装置13)の一方(第2搬送経路B2と仕切り部材13eとが形成されたものである。)にシート状部材13mを設置(貼着)して、その後に分割された他方の現像ケース(第1搬送経路B1や現像ローラ13aが設置されたものである。)を係合させてネジ締結などによって接合する。
そして、このように出荷時から第2搬送経路B2を密閉空間として封止するシール部材として機能するシート状部材13mは、ユーザーのもとで現像装置13の使用が開始されるときに、現像装置13から脱離(取出)される。
具体的に、製造工場において、現像装置13は、第2搬送経路B2に現像剤Gが収容(プリセット)されるとともに、シート状部材13mが装着された状態で出荷される(図4、図5の状態である。)。
そして、このシート状部材13mは、ユーザーのもとで現像装置13の使用が開始されるときに、現像装置13から脱離(除去)されて、画像形成装置本体1における現像装置13の使用が可能になる。詳しくは、シート状部材13mは、ユーザーのもとで現像装置13の使用が開始されるときに、ユーザーやサービスマンによって、現像装置13の側部に露呈した把持部13m1を把持した状態で側方に手動で引き抜かれる(図4中の黒方向の引き抜き動作である。図1において紙面手前方向になる。)。
なお、図3、図4を参照して、本実施の形態1における現像装置13は、シート状部材13mを除去するために現像ケース13jの側部に形成された穴部に、シート状部材13mの除去をおこなってもその切込み部(シート状部材13mの幅に合わせてシール材13rに形成された切込み部である。)が密着するシール材13r(発泡ポリウレタンなどで形成されている。)が設置されている。これにより、シート状部材13mの除去の有無に関わらず、現像ケース13jの側部に形成された穴部から外部に現像剤Gが漏出する不具合が抑止される。
また、シート状部材13mの表面が現像装置13内の現像剤Gによって汚れてしまっても、シート状部材13mを装置外に除去するときに、シート状部材13mの汚れがシール材13rの切込み部に掻き落とされることになる。これにより、シート状部材13mの除去作業をおこなう作業者の手を汚す不具合が未然に防止される。
ここで、図4を参照して、上述したように、本実施の形態1における現像装置13は、シート状部材13mの長手方向一端側を把持した状態でシート状部材13mが現像装置13から引き抜き脱離されるように構成されている。すなわち、本実施の形態1における現像装置13は、シート状部材13mの一端側に形成された把持部13m1(現像ケース13jの側部に露呈するように延設された部分である。)を把持した状態でシート状部材13mが現像装置13から引き抜き脱離されるように構成されている。
詳しくは、シート状部材13mは、基端部が現像ケース13jの長手方向の一端側(図4の左方である。)において現像ケース13jの内側面(又は、シール材13rから延設され現像ケース13jの外側面)に貼着されている。シート状部材13mは、現像ケース13jの長手方向の一端側(図4の左方)から他端側(図4の右方)にかけて仕切り部材13eの表面に沿うように貼着されている。シート状部材13mには、折り返し部分が長手方向の他端側にあり、現像ケース13jの内側面に貼着されている。現像ケース13jの長手方向の他端側にある折り返し部分から現像ケース13jの長手方向の一端側にかけて、仕切り部材13eに貼着された粘着シート状部材13mの表面に沿うようにシート状部材13mが非接着で重ねられて、基端部とは反対側の他方の端部側がシール材13rと接触して現像ケースの外側に把持部13m1として露呈するように形成されている。
なお、本実施の形態1では、現像剤Gがプリセットされた出荷時の現像装置13の状態において、シート状部材13mを仕切り部材13eの表面であって現像剤Gがプリセットされない第1搬送経路B1の側に設置しているため、シート状部材13mを仕切り部材13eの表面であって現像剤Gがプリセットされた第2搬送経路B2の側に設置する場合に比べて、シート状部材13mに現像剤Gが付着して汚れる不具合が生じにくくなっている。
このように、本実施の形態1では、出荷時に、現像剤Gが収容(プリセット)された第2搬送経路B2が、シート状部材13mによって、連通部13f、13gが封止されて第1搬送経路B1に対して完全に隔絶されるように構成している。これにより、出荷時から着荷されるまでの輸送時に、現像装置13から現像剤Gが漏出してしまう不具合を確実に軽減することができる。
そして、輸送時などに密閉空間となる第2搬送経路B2において現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態で着荷した場合、図6に示すように、偏った状態が維持される。しかし、シート状部材13mが取り外された後に現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態で現像装置13が駆動されても、第2搬送経路B1の連通部13fの付近に現像剤Gが停滞していないため、現像装置13の駆動トルクが大きく上昇する不具合が生じにくくなる。
詳しくは、比較例として、図7、図8に示す。シート状部材130mが2つの搬送経路B1、B2からなる循環経路の全体を密閉空間とするように、第1搬送経路B1と現像ローラ13aとの間に配設されている。
このような場合、輸送時において現像装置13が水平に輸送されずに長手方向に傾いた状態で輸送されてしまった場合などに、図8に示すように、循環経路の長手方向一端側の連通部13fを介して2つの搬送経路B1、B2に跨るように現像剤Gが長手方向一端側に偏って収容された状態になってしまう可能性がある。そして、着荷時に、シート状部材130mが取り外された後に、そのように現像剤Gが長手方向一端側に偏って収容された状態で、初期動作として現像装置13の駆動にともない2つの搬送経路B1、B2にそれぞれ設置された搬送部材13b1、13b2が駆動されてしまうと、第2搬送経路B1の連通部13fの付近に現像剤Gが停滞しているため、一方の搬送経路B2の下流側から連通部13fを介して他方の搬送経路B1の上流側に向けて現像剤を移動させるために要する力が大きくなって、現像装置13の駆動トルクが大きく上昇してしまうことになる。すなわち、現像剤Gが一端側に偏った状態で初期駆動されると、現像剤Gがスムーズに連通部13fを移動できなくなる。そして、そのように駆動トルクが大きくなってしまうことにより、現像装置13の駆動不良が生じてしまう不具合や、現像装置13における駆動用の部品(例えば、ギアや駆動モータなどである。)が破損してしまう不具合などが生じてしまうことになる。また、このような不具合を防止するために、駆動力の大きな大型・高コストの駆動モータを用いたり、初期動作前に現像装置13を上下左右に振って現像剤Gの偏りを解消する手動動作をユーザーなどの作業者に強いたりすることは、装置としての制約が大きくなる。
特に、図8に示すように、第2搬送経路B2の下流側と第1搬送経路B1の上流側とを結ぶ第1連通部13fは、重力に逆らうように現像剤Gを押し上げて現像剤Gの受け渡しをする部分であるため、上述したような現像剤Gの偏りによる停滞が生じると、その停滞を解消しにくく、大きな駆動トルクが生じることになる。
さらに、本実施の形態1のものは、下方の搬送経路が上方の搬送経路に連通部を介して連通するとともに、下方の搬送経路から現像ローラに現像剤を供給して、現像ローラから上方の搬送経路に現像剤を回収するように現像ローラが設置されたもの(特許文献1等の現像装置を参照できる。)ではなくて、下方の第2搬送経路B2が上方の第1搬送経路B1と連通部13f、13gを介してのみ連通するものであるため、図8に示すように、連通部13fとその近傍で現像剤Gの偏りによる停滞が生じてしまうと、現像剤Gの逃げ場が少なくて、その停滞を解消しにくく、大きな駆動トルクが生じることになる。
これに対して、本実施の形態1では、図6に示すように、着荷時において現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態が維持されて、そのままの状態でシート状部材13mが取り外された後に、現像装置13が駆動されても、第1連通部13fの上方(第1搬送経路B1側である。)には現像剤Gが存在せずに、第2搬送経路B2において第1連通部13fの近傍の現像剤Gを押し下げて停滞させるような力がほとんど作用しないため、現像剤Gが第1連通部13fを比較的スムーズに移動して第1搬送経路B1に受け渡されることになる。そのため、上述したような初期動作時において現像装置13の駆動トルクが大きく上昇する不具合が生じにくくなる。
ここで、本実施の形態1における現像装置13は、先に図3等を用いて説明したように、第2搬送経路B2(1つの搬送経路)に、トナー容器28から排出されたトナーTを現像装置13の内部に補給するための補給口13d(トナー補給口)が設けられている。
そして、本実施の形態1における現像装置13は、出荷時に、シート状部材13mを設置して連通部13f、13gを封止した状態で、補給口13dから第2搬送経路B2に現像剤Gを充填して、その後に補給口13dを封止部材13nで封止している。そして、この封止部材13nは、シート状部材13mと同様に、着荷時にユーザー等の作業者によって現像装置13(補給口13d)から手動で取り外されることになる。
ここで、補給口13dを封止する封止部材13nとしては、シート状部材13mと同等の材料で形成されたものを用いることもできるし、補給口13dに着脱可能に篏合させるキャップ部材を用いることもできるし、現像装置13を画像形成装置1に着脱する動作に連動して開閉するシャッタ部材を用いることもできる。
このように、補給口13dを封止部材13nで覆った状態で現像装置13が出荷されることで、輸送時等において第2搬送経路B2に収容(プリセット)した現像剤Gが補給口13dから外部に漏出する不具合を防止することができる。
また、本実施の形態1では、現像装置13の出荷時に、供給スクリュ13b1と搬送スクリュ13b2とを駆動した状態で、補給口13dから第2搬送経路B2(1つの搬送経路)に現像剤Gを充填している。具体的には、製造工場において、上述したようにシート状部材13mが設置(貼着)された状態の現像装置13を治具にセットして、現像装置13(現像ローラ13aや供給スクリュ13b1、搬送スクリュ13b2)を駆動しながら、補給口13dから現像剤Gを充填することになる。このときの、現像装置13の駆動時間は、それほど長くはなく、第2搬送経路B2において充填開始直後の現像剤Gが一端側(補給口13d)から他端側に到達する時間に近い時間であって、予め定められた所定の充填量の現像剤Gが充填される時間(充填時間)とほぼ一致するように設定されている。
このように構成することにより、出荷時において現像装置13に現像剤Gを収容(プリセット)するときの作業性が向上することになる。
なお、本実施の形態1では、出荷時において補給口13dを封止する封止部材13nを、連通部13f、13gを覆うシート状部材13mとは別の部品として用意した。
これに対して、図9に示すように、出荷時において補給口13dを封止する封止部材として、連通部13f、13gを覆うシート状部材13mを兼用することもできる。すなわち、連通部13f、13gを覆うシート状部材13mが補給口13dを覆う封止部材としても機能することになる。具体的に、シート状部材13mの外部に露呈する部分であって把持部13m1に至る部分が、補給口13dを封止する封止部材として機能することになる。
その場合、連通部13f、13gを覆うようにシート状部材13mが設置(貼着)された状態の現像装置13に対して、補給口13dから現像剤Gが充填された後に、シート状部材13mの外部に露呈する部分であって把持部13m1に至る部分が補給口13dを封止するように貼着されることになる。
このように構成することで、現像装置13の部品点数を少なくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態1における現像装置13は、複数の搬送経路B1、B2にそれぞれ仕切り部材13e(壁部)を介して隣接する搬送経路に連通する連通部13f、13gが設けられていて、出荷時には、複数の搬送経路B1、B2のうち第2搬送経路B2(1つの搬送経路)にのみ現像剤Gが収容された状態で、第2搬送経路B2における連通部13f、13gを封止して第2搬送経路B2を密閉空間とするシート状部材13mが着脱可能に設置される。
これにより、シート状部材13mを用いて現像装置13の内部に現像剤Gを収容した密閉空間を形成した状態で出荷する場合であって、輸送時などに密閉空間において現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態になってしまって、着荷時にシート状部材13mが取り外された後に現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態で現像装置13が駆動されても駆動トルクが大きく上昇する不具合を生じにくくすることができる。
実施の形態2.
図10及び図11にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図10は、実施の形態2における出荷時の現像装置13を長手方向にみた概略断面図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。また、図11は、変形例としての出荷時の現像装置13を示す断面図であって、前記実施の形態1における図5に相当する図である。
本実施の形態2における現像装置13は、シート状部材13mで封止された第2搬送経路B2から圧抜きをできるように構成されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における現像装置13も、前記実施の形態1のものと同様に、現像ローラ13a(現像剤担持体)、供給スクリュ13b1(第1搬送部材)、搬送スクリュ13b2(第2搬送部材)、丸棒ドクタ13c(現像剤規制部材)、仕切り部材13e(壁部)、等で構成されている。
そして、図10に示すように、本実施の形態2における現像装置13も、前記実施の形態1のものと同様に、出荷時に、複数の搬送経路B1、B2のうち1つの搬送経路(第2搬送経路B2である。)にのみ現像剤Gが収容された状態で、その1つの搬送経路B2における連通部13f、13gを封止して1つの搬送経路B2を密閉空間とするシート状部材13mが着脱可能に設置される。
ここで、本実施の形態2において、シート状部材13mは、連通部13f、13gを封止した状態において、少なくとも、連通部13f、13gに対応する部分の一部又は全部が、現像剤Gを捕集して空気のみを通過できるように構成されている。
詳しくは、図10を参照して、シート状部材13mは、第1連通部13fに対応する部分13m2(破線で囲んだ部分である。)が、フィルタ(トナーフィルタ)で形成されている。このフィルタは、公知のものであって、トナーT(現像剤G)を捕集して空気のみを通過できるように構成されたものである。
このように構成することにより、製造工場において、シート状部材13mが設置(貼着)された状態の現像装置13を治具にセットして、現像装置13(現像ローラ13aや供給スクリュ13b1、搬送スクリュ13b2)を駆動しながら、補給口13dから第2搬送経路B2に現像剤Gを充填するときに、フィルタで形成された部分13m2(第1連通部13f)を介して第2搬送経路部B2から第1搬送経路部B1に向けて矢印方向に空気が抜けてくれることになる。すなわち、現像剤Gの充填によって第2搬送経路B2の内圧が高まりそうになっても、フィルタで形成された部分13m2からの圧抜きを、現像剤Gの漏出を生じさせることなくおこなうことができる。
そのため、現像剤充填時に第2搬送経路B2の内圧が高まって、第2搬送経路B2に充分な量の現像剤Gを充填できなくなってしまう不具合や、第2搬送経路B2に現像剤Gを充填するスピードが低下してしまう不具合を軽減することができる。
ここで、図10の例では、2つの連通部13f、13gのうち、第1連通部13fに対応する部分13m2のみ、フィルタ(トナーフィルタ)として機能するように形成した。
これに対して、2つの連通部13f、13gの双方を、トナーフィルタとして機能するように形成することもできる。
また、シート状部材13mの全部を、トナーフィルタで形成することもできる。
なお、本実施の形態2では、シート状部材13mの一部又は全部がトナーフィルタとして機能するように構成することで、現像剤Gの充填時に第2搬送経路B2の内圧を高まりにくくした。
これに対して、図11に示すように、第2搬送経路B2(1つの搬送経路)に、現像剤Gに埋没しない位置(密閉された第2搬送経路B2に充填される現像剤Gに埋没しない位置である。)に現像装置13の外部に連通する開口部を形成して、その開口部にフィルタ13w(現像剤Gを捕集して空気のみを通過できるように構成されたトナーフィルタである。)を覆設することもできる。具体的に、図11の例では、第2搬送経路B2における搬送方向下流側の位置(第1連通部13fに近い位置である。)であって、搬送スクリュ13b2の回転中心よりも充分に高い位置(仕切り部材13eに近い位置である。)に、フィルタ13wで覆われた開口部が形成されている。
このように構成した場合であっても、現像剤充填時に第2搬送経路B2の内圧が高まって、第2搬送経路B2に充分な量の現像剤Gを充填できなくなってしまう不具合や、第2搬送経路B2に現像剤Gを充填するスピードが低下してしまう不具合を軽減することができる。
また、図11の例では、現像装置13のケーシング(シート状部材13mに覆われない位置である。)に直接的に圧抜き機構(開口部とフィルタ13wとである。)を設けているため、シート状部材13mが現像装置13から取り外されて通常の現像工程(画像形成動作)がおこなわれるときにも、第2搬送経路B2の内圧が高まる不具合を防止することができる。そのため、第2搬送経路B2の内圧が高まって、補給口13dからのトナー補給動作がスムーズにおこなわなくなる不具合や、第2搬送経路B2からトナーが飛散する不具合も軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態2における現像装置13も、前記実施の形態1のものと同様に、複数の搬送経路B1、B2にそれぞれ仕切り部材13e(壁部)を介して隣接する搬送経路に連通する連通部13f、13gが設けられていて、出荷時には、複数の搬送経路B1、B2のうち第2搬送経路B2(1つの搬送経路)にのみ現像剤Gが収容された状態で、第2搬送経路B2における連通部13f、13gを封止して第2搬送経路B2を密閉空間とするシート状部材13mが着脱可能に設置される。
これにより、シート状部材13mを用いて現像装置13の内部に現像剤Gを収容した密閉空間を形成した状態で出荷する場合であって、輸送時などに密閉空間において現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態になってしまって、着荷時にシート状部材13mが取り外された後に現像剤Gが長手方向一端側に偏った状態で現像装置13が駆動されても駆動トルクが大きく上昇する不具合を生じにくくすることができる。
なお、前記各実施の形態では、2つの搬送経路B1、B2が壁部を介して垂直方向に並設された現像装置13に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されずに、例えば、3つ以上の搬送経路が設けられた現像装置や、複数の搬送経路が壁部を介して水平方向に並設された現像装置や、複数の搬送経路が現像剤担持体に対向するように並設された現像装置(例えば、特許文献1に開示されたものである。)などに対しても、本発明を適用することができる。
そして、そのような場合にも、前記各実施の形態ものと同様にシート状部材13mを設置することで、前記各実施の形態とのもの同様の効果を得ることができる。ただし、先に説明したように、前記各実施の形態のように、2つの搬送経路B1、B2が垂直方向に並設された現像装置13においては、特に本発明の効果が大きく発揮されることになる。
また、前記各実施の形態では、トナー容器28から現像装置13に向けてトナーTを供給したが、トナー容器と類似形状の現像剤容器から現像剤G(トナーT及びキャリアC)を現像装置13に向けて供給することもできる。その場合、現像装置13から余剰の現像剤を適宜に排出する手段を設けることになる。
また、前記各実施の形態では、トナーTとキャリアCとからなる2成分現像剤Gを用いたものであって現像ローラ13aが感光体ドラム11に対してギャップをあけて対向するように配設された現像装置13に対して本発明を適用したが、トナーのみからなる1成分現像剤を用いた現像装置や、現像ローラ(現像剤担持体)が感光体ドラム(像担持体)に対して当接するように配設された現像装置に対しても、本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、前記各実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態においては、現像装置13が単体で画像形成装置本体に着脱されるユニットして構成されている画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部の一部又は全部がプロセスカートリッジ化されている画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、作像部のメンテナンスの作業性が向上することになる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
11、11Y、11C、11M、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13b1 供給スクリュ(第1搬送部材、搬送部材)、
13b2 搬送スクリュ(第2搬送部材、搬送部材)、
13c 丸棒ドクタ(現像剤規制部材)、
13d 補給口(トナー補給口)、
13e 仕切り部材(壁部)、
13f 第1連通部(連通部)、
13g 第2連通部(連通部)、
13k フィルタ、
13m シート状部材、
13m1 把持部、
13n 封止部材、
13r シール材、
B1 第1搬送経路、 B2 第2搬送経路、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。
特開2013−33077号公報

Claims (15)

  1. 現像剤が収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    前記像担持体に対向又は当接して、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    当該現像装置の内部に収容された現像剤を長手方向に搬送する搬送部材をそれぞれ具備して、現像剤の循環経路を形成する複数の搬送経路と、
    を備え、
    前記複数の搬送経路は、
    前記現像剤担持体に対向する第1搬送経路と、前記第1搬送経路に対して下方の位置に配設された第2搬送経路と、であって、
    前記第1搬送経路の上流側と前記第2搬送経路の下流側とを連通するように長手方向一端側に形成された第1連通部と、前記第1搬送経路の下流側と前記第2搬送経路の上流側とを連通するように長手方向他端側に形成された第2連通部と、を具備し、
    前記第2搬送経路にのみ現像剤が収容された状態で、前記第1連通部と前記第2連通部とを封止するシート状部材が着脱可能に設置されことを特徴とする現像装置。
  2. 前記シート状部材は、前記第1連通部と前記第2連通部とを封止するように長手方向に延在する1つのシート状部材であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第2搬送経路は、トナー容器から排出されたトナーを当該現像装置の内部に補給するための補給口を具備し、
    前記補給口を封止部材で封止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記封止部材は、前記シート状部材であることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第2搬送経路は、トナー容器から排出されたトナーを当該現像装置の内部に補給するための補給口を具備し、
    前記搬送部材を駆動した状態で、前記補給口から前記第2搬送経路に現像剤を充填できることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記シート状部材は、前記連通部を封止した状態において、少なくとも、前記第1連通部及び前記第2連通部に対応する部分の一部又は全部が、現像剤を捕集して空気のみを通過できるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記第2搬送経路は、現像剤に埋没しない位置に開口部が形成されて、現像剤を捕集して空気のみを通過できるように構成されたフィルタが前記開口部に覆設されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 現像剤が収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    前記像担持体に対向又は当接して、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    当該現像装置の内部に収容された現像剤を長手方向に搬送する搬送部材をそれぞれ具備して、現像剤の循環経路を形成する複数の搬送経路と、
    を備え、
    前記複数の搬送経路は、それぞれ、壁部を介して隣接する搬送経路に連通する連通部を具備し、
    前記複数の搬送経路のうち1つの搬送経路にのみ現像剤が収容された状態で、当該1つの搬送経路における前記連通部を封止して当該1つの搬送経路を密閉空間とするシート状部材が着脱可能に設置され、
    前記1つの搬送経路は、トナー容器から排出されたトナーを当該現像装置の内部に補給するための補給口を具備し、
    前記補給口を前記シート状部材で封止することを特徴とする現像装置。
  9. 記シート状部材は、前記連通部を封止した状態において、少なくとも、前記連通部に対応する部分の一部又は全部が、現像剤を捕集して空気のみを通過できるように構成されたことを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 現像剤が収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    前記像担持体に対向又は当接して、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    当該現像装置の内部に収容された現像剤を長手方向に搬送する搬送部材をそれぞれ具備して、現像剤の循環経路を形成する複数の搬送経路と、
    を備え、
    前記複数の搬送経路は、それぞれ、壁部を介して隣接する搬送経路に連通する連通部を具備し、
    前記複数の搬送経路のうち1つの搬送経路にのみ現像剤が収容された状態で、当該1つの搬送経路における前記連通部を封止して当該1つの搬送経路を密閉空間とするシート状部材が着脱可能に設置され、
    前記シート状部材は、前記連通部を封止した状態において、少なくとも、前記連通部に対応する部分の一部又は全部が、現像剤を捕集して空気のみを通過できるように構成されたことを特徴とする現像装置。
  11. 前記1つの搬送経路は、トナー容器から排出されたトナーを当該現像装置の内部に補給するための補給口を具備し、
    前記搬送部材を駆動した状態で、前記補給口から前記1つの搬送経路に現像剤を充填できることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の現像装置。
  12. 前記1つの搬送経路は、現像剤に埋没しない位置に開口部が形成されて、現像剤を捕集して空気のみを通過できるように構成されたフィルタが前記開口部に覆設されたことを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれかに記載の現像装置
  13. 前記シート状部材の長手方向一端側を把持した状態で前記シート状部材が装置から引き抜き脱離されるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の現像装置。
  14. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項13のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを一体的に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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