JP2018180476A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【課題】搬送スクリューの回転軸へのトナーの付着を長期間にわたって確実に防止できるクリーニング装置を提供する。【解決手段】クリーニング装置は、回転軸75及び該回転軸75に周設された螺旋羽根77を有し、前記回転軸75を中心として回転して除去されたトナーを前記回転軸75の軸方向に搬送する搬送部材65と、前記軸方向に並設され、前記搬送部材65の回転に伴い前記螺旋羽根77と前記回転軸75とに交互に当接するように揺動して前記回転軸75に付着したトナーを掻き取る複数の掻き取り片を有する掻き取り部材と、を備える。前記螺旋羽根77は、トナーの搬送方向における前方側及び後方側の面77a、77bを有している。前記前方側の面77aの前記回転軸75に対する前記後方への傾斜角度は、前記後方側の面77bの前記回転軸75に対する前記前方への傾斜角度よりも小さい。【選択図】図4

Description

本発明は、像担持体からトナーを除去するクリーニング装置及びクリーニング装置を備える画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の画像形成装置においては、感光体ドラム上に形成された静電潜像はトナー像に現像され、トナー像が中間転写体を介して、あるいは、直接記録媒体に転写された後、記録媒体に定着されることで画像が形成される。記録媒体にトナー像が転写された後に感光体ドラムに残留したトナーは、クリーニング装置によって除去される。クリーニング装置は、感光体ドラムに当接して感光体ドラムの表面から残留トナーを除去するトナー除去部材と、除去された残留トナー(廃トナー)を廃トナー容器等に搬送する搬送スクリューと、を備えている。
このようなクリーニング装置においては、周辺環境(温度や湿度)によって、搬送スクリューの回転軸に廃トナーが固着して、いわゆる、軸太りと呼ばれる現象が発生し、廃トナーの搬送力が低下するという問題がある。特に廃トナーは流動性が悪いので、回転軸の周囲に堆積しやすい傾向がある。
軸太り現象の対策として、特許文献1には、搬送スクリューに当接する複数の突出片を有する櫛歯状の当接部材を備えるクリーニング装置が記載されている。各突出片は、隣接する螺旋羽根間に、螺旋羽根の傾斜角度と略平行に突出して、搬送スクリューの回転によって螺旋羽根と回転軸とに交互に当接するように揺動する。この揺動によって、トナーの堆積が防止されるようになっている。また、特許文献2には、螺旋羽根の外周面に当接する複数の可撓性板部材を有するトナー崩し部材を備えるクリーニング装置が記載されている。搬送スクリューが回転すると、可撓性板部材は螺旋羽根の外周面に沿って、回転軸の周囲に堆積する廃トナーを崩して搬送するように弾性変形する。
特開2006−343371号公報 特開2013−92724号公報
しかしながら上記特許文献1や特許文献2に記載のクリーニング装置では、複数の突出片や可撓性板部材は、搬送スクリューに当接して摺擦される。すると、長期間使用した場合に、突出片や可撓性板部材が搬送スクリューとの摺接する部分が摩耗してくる。摩耗が進行すると、突出片や可撓性板部材が破損してしまうような事態が生じ得る。
そこで本発明は上記事情を考慮し、搬送スクリューの回転軸へのトナーの付着を長期間にわたって確実に防止できるクリーニング装置及びこのクリーニング装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のクリーニング装置は、回転軸及び該回転軸に周設された螺旋羽根を有し、前記回転軸を中心として回転して像担持体から除去されたトナーを前記回転軸の軸方向に搬送する搬送部材と、前記軸方向に並設され、前記搬送部材の回転に伴い前記螺旋羽根と前記回転軸とに交互に当接するように揺動して前記回転軸に付着したトナーを掻き取る複数の掻き取り片を有する掻き取り部材と、を備え、前記螺旋羽根は、トナーの搬送方向における前方側及び後方側の面を有し、前記前方側の面は前記回転軸から前記後方に向かって傾斜し、前記後方側の面は前記回転軸から前記前方に向かって傾斜し、前記前方側の面の前記回転軸に対する前記後方への傾斜角度と、前記後方側の面の前記回転軸に対する前記前方への傾斜角度と、は鋭角であり、前記前方側の面の前記傾斜角度が、前記後方側の面の前記傾斜角度よりも小さいことを特徴とする。
本発明のクリーニング装置において、前記前方側の面の前記傾斜角度が45°以下であることを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記像担持体の表面に当接して該像担持体の表面に残留したトナーを掻き取るトナー除去部材を備え、前記螺旋羽根の最高部は、前記トナー除去部材と前記像担持体との当接部分よりも上方に位置していることを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記掻き取り片は、前記螺旋羽根に当接すると、前記トナー除去部材と前記像担持体との当接部分に向かう姿勢に揺動することを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記掻き取り片は、前記搬送部材の回転方向に対してトレール方向で前記螺旋羽根及び前記回転軸に当接することを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記複数の掻き取り部材が支持されるハウジングを備え、前記掻き取り部材は、前記搬送部材の回転方向に対してカウンター方向で前記ハウジングに支持される固定部を有し、前記掻き取り片は、前記回転方向に対して前記固定部からトレール方向へ折り返されていることを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記螺旋羽根は、二条に形成されていることを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記複数の掻き取り片は、隙間を形成せずに前記軸方向に沿って並べられていることを特徴としても良い。
本発明のクリーニング装置において、前記複数の掻き取り片は、隙間を形成して前記軸方向に沿って並べられ、前記隙間は1.0mm以下であることを特徴としても良い。
本発明の画像形成装置は、前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、前記トナー像形成部で形成された前記トナー像を用紙に転写する転写部と、前記転写部によって前記トナー像が用紙に転写された後に前記像担持体上に残留したトナーを除去する、上記のクリーニング装置と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、掻き取り片が螺旋羽根に沿って持ち上げられる際の、掻き取り片と搬送スクリューとの摺擦による掻き取り片の摩耗が低減されるので、掻き取り部材の耐久性を向上できる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターのトナー像形成ユニットを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の搬送部材を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の搬送部材を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の掻き取り部材を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の掻き取り部材が形成されるシート部材を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置において、複数の掻き取り片と搬送スクリューとの当接状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の他の例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いてカラープリンター1(画像形成装置)について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの内部構造を模式的に示す正面図である。以下、図1における紙面手前側を、カラープリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きは、プリンター1の正面から見た方向を基準として説明する。各図のL、Rは、それぞれ左方向、右方向を示す。
カラープリンター1は、給紙部2と、トナー像形成部3と、転写部4と、定着装置5と、排紙部6と、を備えている。さらに、カラープリンター1は、給紙部2から転写部4と定着装置5とを通って排紙部6に向かう用紙の搬送経路7を備えている。
給紙部2は、用紙Sが収容される給紙カセット11と、給紙カセット11から搬送経路7に用紙を送り出す給紙装置13と、を有している。
トナー像形成部3は、露光装置15と、4色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブラック))の色ごとに設けられるトナー像形成ユニット17と、を有し、各色のトナー像を形成する。
転写部4は、中間転写ベルト19と、4つの一次転写ローラー21と、二次転写ローラー23と、を有している。4つの一次転写ローラー21は、トナー像形成部3で形成された各トナー像を中間転写ベルト19に一次転写してフルカラーのトナー像を形成する。二次転写ローラー23は、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト19から用紙に二次転写する。
定着装置5は、フルカラーのトナー像を用紙に定着する。
排紙部6は、排紙装置25と、排紙トレイ27と、を有している。排紙装置25は、トナー像が定着された用紙を排紙トレイ27に排出する。
カラープリンター1の制御部(図示省略)は、給紙部2、トナー像形成部3、転写部4、定着装置5、排紙部6のそれぞれの動作を実行させると共に、各動作に対応するように用紙を搬送経路7に沿って搬送する。
次に、各トナー像形成ユニット17について、図2を参照して説明する。図2はトナー像形成ユニットを模式的に示す正面図である。各トナー像形成ユニット17は、回転軸を中心として回転可能な像担持体としての感光体ドラム29と、感光体ドラム29の周囲に感光体ドラム29の回転方向(図1の時計回り方向)に沿って順に配置される帯電装置31と、現像装置33と、クリーニング装置35と、を備えている。クリーニング装置35については後述する。
帯電装置31は、帯電ローラー41と、クリーニングローラー43と、を有している。帯電ローラー41は、感光体ドラム29に接触して帯電バイアスを印加し、感光体ドラム29を帯電する。クリーニングローラー43は、帯電ローラー41に接触して回転し、帯電ローラー41の表面をクリーニングする。
現像装置33は、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤が収容される現像容器45を有している。現像容器45内には、撹拌搬送スクリュー47と、撹拌供給スクリュー49と、磁気ローラー51と、現像ローラー53と、が収容されている。
撹拌搬送スクリュー47と撹拌供給スクリュー49は、磁性キャリアとトナーとを撹拌してトナーを帯電させる。撹拌供給スクリュー49は、帯電したトナーを磁気ローラー51に供給して、磁気ローラー51に磁気ブラシを形成する。磁気ローラー51は、磁気ブラシを現像ローラー53に接触させて、現像ローラー53にトナー層を形成する。現像ローラー53と感光体ドラム29との電位差によって、トナー層は感光体ドラム29に飛翔し、感光体ドラム29にトナー像が形成される。
各トナー像形成ユニット17において、感光体ドラム29は、帯電装置31によって帯電された後、露光装置15によって露光され、静電潜像を形成する。現像装置33は、静電潜像をトナー像に現像する。クリーニング装置35は、トナー像が中間転写ベルト19に一次転写された後に感光体ドラム29に残留するトナーを除去する。
次に、図3を参照してクリーニング装置35について説明する。図3はクリーニング装置の断面図である。
クリーニング装置35は、感光体ドラム29の回転軸29aの軸方向に沿って設けられるハウジング61を備えている。ハウジング61には、感光体ドラム29の表面からトナーを掻き取るトナー除去部材としてのクリーニングブレード63と、除去されたトナーを搬送する搬送部材としての搬送スクリュー65と、搬送スクリュー65に沿って設けられる掻き取り部材67と、を備えている。
ハウジング61には、斜め下方に開口する収容凹部71が、感光体ドラム29の回転軸29aの軸方向に沿って形成されている。収容凹部71の底部には、軸方向の一端部にトナー回収容器(図示省略)と連通する排出口(図示省略)が形成されている。ハウジング61には、収容凹部71の開口71aの上縁(感光体ドラム29の回転方向における上流側の端縁)から上方に屈曲した上縁部71bと、開口71aの下縁(感光体ドラム29の回転方向における上流側の端縁)から下方に屈曲した下縁部71cとが形成されている。ハウジング61は、収容凹部71の開口71aが感光体ドラム29に面するように支持されている。
クリーニングブレード63は、軸方向に長い長方形の板状の部材である。クリーニングブレード63は、断面視L字状の取付部材69に取り付けられている。取付部材69は、クリーニングブレード63がハウジング61の開口71aの下半分強を覆うと共に、クリーニングブレード63の先端エッジが、感光体ドラム29の回転方向に対してカウンター方向から感光体ドラム29の表面に当接するように、ハウジング61の下縁部71cに支持されている。クリーニングブレード63は、例えば、ポリウレタンやPET等の樹脂で形成されている。なお、ハウジング61の上縁部71bには、トナーの漏れを防ぐトナーシール(図示省略)が感光体ドラム29に接触するように支持されている。
搬送スクリュー65について、図4及び図5を参照して説明する。図4は搬送スクリューの側面図、図5は搬送スクリューの断面図である。
搬送スクリュー65は、回転軸75と、回転軸75の周囲に二条の螺旋状に設けられる螺旋羽根77と、を有している。回転軸75が図3の時計回り方向に回転することで、トナーが回転軸75の軸方向に搬送される。図5に示されるように、螺旋羽根77の、トナー搬送方向における前方側の面77aは、回転軸75から後方に向かって傾斜している。また、螺旋羽根77の、トナー搬送方向における後方側の面77bは、回転軸75から前方に向かって傾斜している。前方側の面77aの、回転軸75から後方に向かう傾斜角度α(前方側角度)は、一例として、18°である。後方側の面77bの、回転軸75から前方に向かう傾斜角度β(後方側角度)は、一例として、72°である。前方側角度αと後方側角度βとは、鋭角であることが好ましい。特には、少なくとも前方側角度αが、45°以下であることが好ましい。さらに好ましくは、前方側角度αは10°〜20°である。また、前方側角度αは、後方側角度βの1/4であることが好ましく、後方側角度βは40°〜80°とすることができる。
図3に示されるように、搬送スクリュー65は、ハウジング61の収容凹部71に、螺旋羽根77の最高部が、クリーニングブレード63と感光体ドラム29との当接部分よりも上方に位置するように位置決めされて、回転可能に支持されている。搬送スクリュー65の回転によって、収容凹部71に収容されているトナーが、回転軸75の軸方向に沿って排出口に向かって搬送される。また、搬送スクリュー65は、上側からクリーニングブレード63の先端エッジに向かう方向に回転する。
掻き取り部材67について、図6〜図8を参照して説明する。図6は掻き取り部材を示す側面図、図7はシート部材を示す平面図、図8は掻き取り部材と搬送スクリューとの当接状態を模式的に示す図である。
掻き取り部材67は、搬送スクリュー65の回転軸75の軸方向に沿って設けられる固定部81と、軸方向と直交する方向に固定部81から突出する複数の掻き取り片83と、を有している。図6に示されるように、固定部81と複数の掻き取り片83との間は鋭角に屈曲している。複数の掻き取り片83は、固定部81に対して揺動するように弾性変形する。各掻き取り片83は矩形状であり、軸方向に隣り合う掻き取り片83間には、隙間が形成されていない。
図7に示されるように、掻き取り部材67は、回転軸48の軸方向に長い長方形状のシート部材67aで形成される。複数の掻き取り片83は、シート部材67aに所定の幅の間隔で切り込みを入れることで形成される。シート部材67aの材料としては、例えば、PETシートを使用できる。
図8に示されるように、各掻き取り片83の軸方向における幅は、軸方向に隣り合う螺旋羽根77間で回転軸75に当接可能となるように設定される。なお、この幅は、搬送スクリュー65の螺旋羽根77の前方側角度αや後方側角度βによって変化する。
再度図3を参照して説明する。掻き取り部材64の固定部81は、ハウジング61の収容凹部71の内周面の上部に固定されている。各掻き取り片83は、搬送スクリュー65の回転方向に対してトレール方向で搬送スクリュー65に当接している。各掻き取り片83は、搬送スクリュー65に当接することで、固定部81に対して鋭角に屈曲した元の姿勢(図6参照)から、図3に示される、固定部81に対して鈍角に屈曲した変形姿勢に弾性変形する。
さらに、各掻き取り片83は、螺旋羽根77の外周面に当接した際には、クリーニングブレード63の側に最も突出した外周面を越えて、クリーニングブレード63の先端近傍(ブレードエッジ部という)まで、外周面の接線方向に沿って延びている。
上記構成を有するクリーニング装置35のクリーニング作用について説明する。感光体ドラム29の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト19に転写された後に残留したトナーは、クリーニングブレード63によって収容凹部71に掻き落とされる。掻き落されたトナーは、搬送スクリュー65によって搬送されて連通口を通ってトナー回収容器に回収される。
搬送スクリュー65がトナー搬送方向に回転すると、掻き取り部材67の個々の掻き取り片83は、搬送スクリュー65の回転軸75の外周面と螺旋羽根77の外周面とに交互に当接するように固定部に対して揺動する。詳細には、搬送スクリュー65が回転すると、回転軸75の外周面に当接した掻き取り片は、螺旋羽根77の前方側の面77aに沿って徐々に持ち上げられ、螺旋羽根77の外周面を越えると、螺旋羽根77の後方側の面77bに沿って持ち下げられる。
回転軸75の回転方向の前方で回転軸75の外周面に掻き取り片83が当接すると、外周面に付着している廃トナーが掻き取り片83で堰き止められて回転軸75から掻き取られる。詳細には、搬送方向における掻き取り片83の後方側の側縁83b(図8参照)で、廃トナーが回転軸75から掻き取られる。掻き取られた廃トナーは、収容凹部71内に落下し、クリーニングブレード63で掻き落されたトナーと共にトナー回収容器に回収される。
上記説明したように本発明のクリーニング装置35においては、螺旋羽根77の前方側の面77aと後方側の面77bとを傾斜させることにより、掻き取り片83と搬送スクリュー65との摩擦力が低減されるので、掻き取り部材67の耐久性を向上できる。
詳細に説明すると、前述のように、搬送スクリュー65が回転すると、掻き取り片83は、螺旋羽根77の前方側の面77aに沿って徐々に持ち上げられ、螺旋羽根77の外周面を越えると、螺旋羽根77の後方側の面77bに沿って持ち下げられる。掻き取り片83が持ち上げられる際、掻き取り片83の後方側の側縁83bは、螺旋羽根77の前方側の面77aに対して摺擦される。掻き取り片83は、前述のように、弾性力によって回転軸75に当接している。さらに、搬送スクリュー65の回転によって、後方側の側縁83bには前方への力がかかり、掻き取り片83の後方側の側縁83bと螺旋羽根77の前方側の面77aとの摩擦力が高くなる。一方、掻き取り片83が持ち下げられる際は、螺旋羽根77から掻き取り片83にかかる圧力を早く解除することが好ましい。また、掻き取り片83を螺旋羽根77から回転軸75に速やかに移動させることで、回転軸75に付着したトナーの掻き取り力もアップする。
そこで、螺旋羽根77の前方側の面77aをより傾斜させるほど、すなわち、前方側角度αが小さいほど、掻き取り片83に対する摩擦力を低減できる。したがって、掻き取り片83の摩耗が抑制され、掻き取り部材67の耐久性を向上でき、搬送スクリュー65の軸太りによるトナー搬送力の低下を、長期間にわたって防止することができる。反対に、後方側角度βは大きいほど、掻き取り片83の摩耗が抑制され、トナーの掻き取り力もアップする。
前方側角度αを小さくするほど、掻き取り片83と螺旋羽根77との間の摩擦力が低減されて掻き取り部材67の耐久性は向上するが、トナー搬送力が低下する。そこで、前方側角度αを後方側角度βよりも小さくすることで、より高い摩擦力で螺旋羽根77と摺擦する後方側の側縁83bの摩擦力を低減しつつトナー搬送力の低下を抑制できる。特に、掻き取り片83が螺旋羽根77から受ける力の半分以上が、掻き取り片83が持ち上げられる力に変換されるため、前方側角度αを45°以下とすることで、後方側の側縁83bの摩擦力を低減できる。一例として、トナー搬送力を考慮して、前方側角度αを後方側角度βの1/4とすることで、摩擦力の低減とトナー搬送力の低下の抑制との双方を満足できる。さらに、螺旋羽根77は二条に形成されているので、トナー搬送力を上げることができる。ただし、螺旋羽根77は一条の場合でも問題なく使用できる。
また、螺旋羽根77の最高部は、クリーニングブレード63と感光体ドラム29との当接部分よりも上方に位置しているので、ハウジング61の高さを低くできる。つまり、クリーニング装置35を小型化できるので、カラープリンター1の小型化に対応できる。
さらに、掻き取り片83は螺旋羽根77に当接すると、クリーニングブレード63と感光体ドラム29との当接部分に向かう姿勢に揺動する。つまり、ブレードエッジ部において、各掻き取り片83の先端部が揺動するので、ブレードエッジ部に堆積したトナーの塊が崩されて、トナーの堆積を防止できる。特に、掻き取り片83の先端部では揺動幅が広いので、塊を崩す効果がより高くなる。このように、ブレードエッジ部でのトナーの堆積を防止できるので、クリーニング不良や外添剤のすり抜けによる画像劣化を防止できる。
さらに、掻き取り片83は、搬送スクリュー65の回転方向に対してトレール方向で螺旋羽根77及び回転軸75に当接するので、搬送スクリュー65によって掻き取り片83が巻き上げられるようなことがなく、掻き取り片83を搬送スクリュー65に安定に当接させることができる。
また、各掻き取り片83は、搬送スクリュー65に当接することで、固定部81に対して鋭角に屈曲した元の姿勢(図6参照)から、固定部81に対して鈍角に屈曲した変形姿勢(図3参照)に弾性変形する。この弾性力によって、掻き取り片83は回転軸75の外周面に当接するので、回転軸75の外周面に付着しているトナーを掻き取る力が強くなる。さらに、当接時の振動によって、回転軸75への廃トナーの付着を防止する効果が得られる。
また、隣り合う掻き取り片83に隙間が形成されないので、廃トナーが搬送スクリュー65の回転方向に搬送された場合も、これらの廃トナーが各掻き取り片83で堰き止められて、ブレードエッジ部に達しにくくなる。したがって、ブレードエッジ部でのトナーの堆積を防止できる。
なお、隣り合う掻き取り片83間に隙間が形成されていても良い。隙間の間隔Cは1.0mm以下、好ましくは1.0mm〜0.5mmである。隣り合う掻き取り片83の間に隙間を形成することで、掻き取り片83間の摩擦による異音の発生が防止されるので、静音化できる。
次に、図9を参照して、クリーニング装置35の他の例について説明する。図9はクリーニング装置の断面図である。
この例では、掻き取り部材67の固定部81が、搬送スクリュー65の回転方向に対してカウンター方向でハウジング61に支持されている。そして、掻き取り片83は、回転方向に対してトレール方向へ固定部81から折り返されている。このように掻き取り部材67をハウジング61に固定すると、各掻き取り片83が搬送スクリュー65に当接する弾性力が強くなるので、トナー掻き取り力をより高めることができる。
さらに他の実施形態では、掻き取り片83をワイヤーなどの弾性部材で補強しても良い。さらに、掻き取り片83間に隙間が形成される場合は、各隙間に配置されるワイヤーなどの弾性部材を備えても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係るクリーニング装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
3 トナー像形成部
4 転写部
29 感光体ドラム(像担持体)
35 クリーニング装置
61 ハウジング
63 クリーニングブレード(トナー除去部材)
65 搬送スクリュー(搬送部材)
67 掻き取り部材
75 回転軸
77 螺旋羽根
77a 前方側の面
77b 後方側の面
81 固定部
83 掻き取り片

Claims (10)

  1. 回転軸及び該回転軸に周設された螺旋羽根を有し、前記回転軸を中心として回転して像担持体から除去されたトナーを前記回転軸の軸方向に搬送する搬送部材と、
    前記軸方向に並設され、前記搬送部材の回転に伴い前記螺旋羽根と前記回転軸とに交互に当接するように揺動して前記回転軸に付着したトナーを掻き取る複数の掻き取り片を有する掻き取り部材と、を備え、
    前記螺旋羽根は、トナーの搬送方向における前方側及び後方側の面を有し、前記前方側の面は前記回転軸から前記後方に向かって傾斜し、前記後方側の面は前記回転軸から前記前方に向かって傾斜し、
    前記前方側の面の前記回転軸に対する前記後方への傾斜角度と、前記後方側の面の前記回転軸に対する前記前方への傾斜角度と、は鋭角であり、
    前記前方側の面の前記傾斜角度が、前記後方側の面の前記傾斜角度よりも小さいことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記前方側の面の前記傾斜角度が45°以下であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記像担持体の表面に当接して該像担持体の表面に残留したトナーを掻き取るトナー除去部材を備え、
    前記螺旋羽根の最高部は、前記トナー除去部材と前記像担持体との当接部分よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記掻き取り片は、前記螺旋羽根に当接すると、前記トナー除去部材と前記像担持体との当接部分に向かう姿勢に揺動することを特徴とする請求項3に記載のクリーニング装置。
  5. 前記掻き取り片は、前記搬送部材の回転方向に対してトレール方向で前記螺旋羽根及び前記回転軸に当接することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記複数の掻き取り部材が支持されるハウジングを備え、
    前記掻き取り部材は、前記搬送部材の回転方向に対してカウンター方向で前記ハウジングに支持される固定部を有し、
    前記掻き取り片は、前記回転方向に対して前記固定部からトレール方向へ折り返されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記螺旋羽根は、二条に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記複数の掻き取り片は、隙間を形成せずに前記軸方向に沿って並べられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  9. 前記複数の掻き取り片は、隙間を形成して前記軸方向に沿って並べられ、
    前記隙間は1.0mm以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  10. 前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記トナー像形成部で形成された前記トナー像を用紙に転写する転写部と、
    前記転写部によって前記トナー像が用紙に転写された後に前記像担持体上に残留したトナーを除去する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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