JP2007025247A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中間転写体およびこれに離当接する清掃ブレードを備える画像形成装置において、清掃ブレードの捲れや破損を確実に防止する。
【解決手段】 中間転写ベルト71に対し離当接するクリーナ76を備える。クリーナ76は、回動軸762を中心に回動するアーム部材761、アーム部材761の先端に取り付けられたブレード763を備えている。ブレード763の背面(中間転写ベルト71に対向する面とは反対の面)には、トナー溜めシート764が設けられる。ブレード離間時においても所定量のトナーがブレード先端部に貯留されており、再当接時には貯留トナーが潤滑作用を果たす。
【選択図】 図3

Description

この発明は、記録媒体に転写すべきトナー像を一時的に担持する中間転写体および該中間転写体に対し離当接自在の清掃手段を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体上に残留付着するトナーを清掃除去するための清掃ブレード(以下、単に「ブレード」ともいう)を設けたものがある。この種の装置では、感光体と清掃ブレードとの摩擦に起因する感光体の損耗やブレードの捲れ・破損が問題となることがある。これを防止するため、感光体とブレードとの当接部分に常時トナーを堆積させることが行われている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置では、感光体からトナーを掻き取るブレードと、掻き取られたトナーを感光体とブレードとの接触部に堆積させるための堆積用部材を設け、感光体とブレードとの間にトナーを介在させてトナーを潤滑剤として作用させている。
特開2001−42717号公報(図2)
中間転写体およびこれに当接する清掃ブレードを備える画像形成装置においても、上記した感光体とブレードとの間に起きるのと同様の問題が生じうる。このことから、中間転写体と清掃ブレードとの間にも上記のような従来技術を適用し、トナーの潤滑作用により中間転写体の磨耗やブレードの捲れ等を防止することが考えられる。
ところで、この種の装置では、中間転写体に対して清掃ブレードを離当接自在に構成する場合がある。例えば、互いに異なる色の単色トナー像を中間転写体上において重ね合わせることによってカラー画像を形成する画像形成装置では、各色のトナー像を中間転写体上に保持しておくために清掃ブレードを離間させておき、カラー画像を記録媒体に転写した後に、残留トナーを除去すべく清掃ブレードを当接させる必要がある。
このような構成の装置に対しては、清掃ブレードとその清掃の対象となる部材とが常時当接していることを前提とする従来技術を適用することができない。というのは、常時当接しているわけではないのでトナーを常時堆積させておくことが不可能であり、また堆積したトナーが離当接動作に伴い散逸してしまうからである。しかしながら、このような離当接機構を有する清掃ブレードの捲れ等を防止するための技術についてはこれまであまり検討されてこなかった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、中間転写体およびこれに離当接する清掃ブレードを備える画像形成装置において、清掃ブレードの捲れや破損を確実に防止する技術を提供することを目的とする。
この発明にかかる画像形成装置の一の態様は、上記目的を達成するため、トナー像を形成する像形成手段と、前記像形成手段により形成されたトナー像を一時的に担持しながら所定方向に移動することで該トナー像を搬送し、記録媒体に転写する中間転写体と、前記中間転写体に対し離当接自在に構成され、前記中間転写体に当接した状態で、前記中間転写体の表面に残留付着するトナーを除去する清掃手段とを備え、前記清掃手段は、その先端部が前記中間転写体に当接してトナーを掻き落とす清掃ブレードと、前記清掃ブレードの前記先端部近傍に設けられて、前記清掃ブレードにより掻き落とされたトナーの少なくとも一部を、前記清掃ブレードが前記中間転写体から離間したときに前記清掃ブレードの前記先端部近傍に貯留しておくトナー貯留部材とを備えることを特徴としている。
このように構成された発明では、清掃ブレードが中間転写体から離間しているときであっても、その先端部にトナーが貯留されているので、中間転写体に再当接したときの清掃ブレードの捲れや破損を効果的に防止することができる。
また、この発明にかかる画像形成装置の他の態様は、上記目的を達成するため、トナー像を形成する像形成手段と、前記像形成手段により形成されたトナー像を一時的に担持して記録媒体に転写する中間転写体と、前記中間転写体に対し離当接自在に構成され、前記中間転写体に当接した状態で、前記中間転写体の表面に残留付着するトナーを除去する清掃手段とを備え、前記清掃手段は、前記中間転写体に当接してトナーを掻き落とす清掃ブレードと、前記清掃ブレードにより掻き落とされたトナーの少なくとも一部を貯留トナーとして貯留し、前記清掃ブレードが前記中間転写体に当接するときに前記清掃ブレードと前記中間転写体との当接部に前記貯留トナーを送り込むトナー貯留部材とを備えることを特徴としている。
このように構成された発明では、清掃ブレードが中間転写体に当接したときにその当接部に送り込まれたトナーが潤滑剤として機能し、清掃ブレードの捲れや破損を効果的に防止することができる。
例えば、前記清掃手段は、前記清掃ブレードが略水平方向に、または下方から上方へ向けて移動することで前記中間転写体に当接するように構成されるとともに、前記トナー貯留部材が、前記中間転写体の移動方向において前記清掃ブレードと前記中間転写体との当接部よりも上流側に向けて前記清掃ブレードから突設されるように構成されてもよい。このような構成によれば、中間転写体から掻き取られたトナーを、清掃ブレードとトナー貯留部材とに囲まれた空間に堆積させることが可能となる。
また、例えば、前記トナー貯留部材を前記清掃ブレードから突設されたシート状部材とするとともに、該シート状部材の先端を前記中間転写体に向けて屈曲するようにしてもよい。このようにすれば、部品点数を増やすことなく、より安定した量のトナーを貯留しておくことができる。
また、上記のように構成された発明においては、前記中間転写体の移動方向に直交する幅方向における前記清掃ブレードおよび前記トナー貯留部材の両端部が、前記中間転写体上でトナー像が形成される像形成領域の前記幅方向における端部よりも外側に設けられていることが望ましい。清掃ブレードの端部が像形成領域の端部よりも外側にまで設けられることで、中間転写体上において像形成領域内のトナーを確実に除去することができ、さらに像形成領域より外側にまで広がったトナーも除去することができる。
この場合において、前記清掃ブレードの前記幅方向の長さが、前記中間転写体の前記幅方向の長さよりも短く、しかも、前記トナー貯留部材の前記幅方向における端部が、少なくとも前記清掃ブレードの前記幅方向における端部まで延びていることがより好ましい。像形成領域の内側では、記録媒体への転写後に中間転写体に残留付着したトナーが清掃ブレードとの当接部に流れ込むので、当接部において潤滑作用を果たすトナーがたとえ離当接動作によって一時的に失われたとしても、装置の動作につれて再び堆積してくる。しかしながら、像形成領域の外側では流れ込むトナーの量が極めて少ないので、堆積トナーがいったん失われると回復が難しい。また、清掃ブレードの幅が中間転写体の幅よりも小さい場合、清掃ブレードの端部から捲れが生じやすい。そこで、トナー貯留部材を清掃ブレードの端部にまで延設することで、清掃ブレードの端部にもトナーを貯留させておくことが可能となり、高い捲れ防止効果を得ることができる。
(第1実施形態)
図1はこの発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナー(現像剤)を重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する画像形成装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号がメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11からの指令に応じてエンジンコントローラ10に設けられたCPU101がエンジン部EG各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、シートSに画像信号に対応する画像を形成する。
このエンジン部EGでは、感光体22が図1の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、この感光体22の周りにその回転方向D1に沿って、帯電ユニット23、ロータリー現像ユニット4およびクリーニング部25がそれぞれ配置されている。帯電ユニット23は所定の帯電バイアスを印加されており、感光体22の外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。クリーニング部25は一次転写後に感光体22の表面に残留付着したトナーを除去し、内部に設けられた廃トナータンクに回収する。これらの感光体22、帯電ユニット23およびクリーニング部25は一体的に感光体カートリッジ2を構成しており、この感光体カートリッジ2は一体として装置本体に対し着脱自在となっている。
そして、この帯電ユニット23によって帯電された感光体22の外周面に向けて露光ユニット6から光ビームLが照射される。この露光ユニット6は、外部装置から与えられた画像信号に応じて光ビームLを感光体22上に露光して画像信号に対応する静電潜像を形成する。
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では、現像ユニット4は、図1紙面に直交する回転軸中心に回転自在に設けられた支持フレーム40、支持フレーム40に対して着脱自在のカートリッジとして構成されてそれぞれの色のトナーを内蔵するイエロー用の現像器4Y、シアン用の現像器4C、マゼンタ用の現像器4M、およびブラック用の現像器4Kを備えている。この現像ユニット4は、エンジンコントローラ10により制御されている。そして、このエンジンコントローラ10からの制御指令に基づいて、現像ユニット4が回転駆動されるとともにこれらの現像器4Y、4C、4M、4Kが選択的に感光体22と当接してまたは所定のギャップを隔てて対向する所定位置に位置決めされると、当該現像器に設けられて選択された色のトナーを担持する現像ローラ44が感光体22に対し対向配置され、その対向位置において現像ローラ44から感光体22の表面にトナーを付与する。これによって、感光体22上の静電潜像が選択トナー色で顕像化される。
上記のようにして現像ユニット4で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。転写ユニット7は、複数のローラ72〜75に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の回転方向D2に回転させる駆動部(図示省略)とを備えている。そして、カラー画像をシートSに転写する場合には、感光体22上に形成される各色のトナー像を中間転写ベルト71上に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、カセット8から1枚ずつ取り出され搬送経路Fに沿って二次転写領域TR2まで搬送されてくるシートS上にカラー画像を二次転写する。
このとき、中間転写ベルト71上の画像をシートS上の所定位置に正しく転写するため、二次転写領域TR2にシートSを送り込むタイミングが管理されている。具体的には、搬送経路F上において二次転写領域TR2の手前側にゲートローラ81が設けられており、中間転写ベルト71の周回移動のタイミングに合わせてゲートローラ81が回転することにより、シートSが所定のタイミングで二次転写領域TR2に送り込まれる。
また、こうしてカラー画像が形成されたシートSは定着ユニット9によりトナー像を定着され、排出前ローラ82および排出ローラ83を経由して装置本体の上面部に設けられた排出トレイ部89に搬送される。また、シートSの両面に画像を形成する場合には、上記のようにして片面に画像を形成されたシートSの後端部が排出前ローラ82後方の反転位置PRまで搬送されてきた時点で排出ローラ83の回転方向を反転し、これによりシートSは反転搬送経路FRに沿って矢印D3方向に搬送される。そして、ゲートローラ81の手前で再び搬送経路Fに乗せられるが、このとき、二次転写領域TR2において中間転写ベルト71と当接し画像を転写されるシートSの面は、先に画像が転写された面とは反対の面である。このようにして、シートSの両面に画像を形成することができる。
また、ローラ75の近傍には、クリーナ76が配置されている。このクリーナ76は図示を省略する電磁クラッチによってローラ75に対して近接・離間移動可能となっている。そして、ローラ75側に移動した状態でクリーナ76のブレードがローラ75に掛け渡された中間転写ベルト71の表面に当接し、二次転写後に中間転写ベルト71の外周面に残留付着しているトナーを除去する。
このクリーナ76は、二次転写領域TR2においてシートSへの画像の転写が行われるときに、それと同じ周回において中間転写ベルト71上に残留付着するトナーを除去するように、離当接制御される。したがって、例えば装置がモノクロ画像を連続的に形成する場合には、一次転写領域TR1において中間転写ベルト71に転写された画像が直ちに二次転写領域TR2でシートSに転写されるので、クリーナ76は当接状態に保持される。一方、カラー画像を形成する場合には、各色のトナー像が互いに重ね合わされる間、クリーナ76を中間転写ベルト71から離間させておく必要がある。そして、各色のトナー像が互いに重ね合わされてフルカラー画像が完成し、シートSに二次転写されるのと同一の周回において、残留トナーを除去すべくクリーナ76が中間転写ベルト71に当接されることとなる。なお、クリーナ76の構成および動作については後に詳述する。
また、ローラ75の近傍には濃度センサ60が配置されている。この濃度センサ60は、中間転写ベルト71の表面に対向して設けられており、必要に応じ、中間転写ベルト71の外周面に形成されるトナー像の画像濃度を測定する。そして、その測定結果に基づき、この装置では、画像品質に影響を与える装置各部の動作条件、例えば各現像カートリッジに与える現像バイアスや、光ビームLの強度などの調整を行っている。
この濃度センサ60は、例えば反射型フォトセンサを用いて、中間転写ベルト71上の所定面積の領域の画像濃度に対応した信号を出力するように構成されている。そして、CPU101は、中間転写ベルト71を周回移動させながらこの濃度センサ60からの出力信号を定期的にサンプリングすることで、中間転写ベルト71上のトナー像各部の画像濃度を検出することができる。
また、図2に示すように、各現像カートリッジ4Y,4C,4Mおよび4Kには該現像カートリッジの製造ロットや使用履歴、内蔵トナーの残量などに関するデータを記憶するメモリ91〜94がそれぞれ設けられている。さらに、各現像カートリッジ4Y,4C,4M、4Kには無線通信器49Y、49C、49M、49Kがそれぞれ設けられている。そして、必要に応じて、これらが選択的に本体側に設けられた無線通信器109と非接触にてデータ通信を行い、インターフェース105を介してCPU101と各メモリ91〜94との間でデータの送受を行って該現像カートリッジに関する消耗品管理等の各種情報の管理を行っている。なお、この実施形態では、無線通信等の電磁的手段を用いて非接触にてデータ送受を行っているが、本体側および各現像カートリッジ側にコネクタ等を設け、コネクタ等を機械的に嵌合させることで相互にデータ送受を行うようにしてもよい。
また、この装置では、図2に示すように、メインコントローラ11のCPU111により制御される表示部12を備えている。この表示部12は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、CPU111からの制御指令に応じて、ユーザへの操作案内や画像形成動作の進行状況、さらに装置の異常発生やいずれかのユニットの交換時期などを知らせるための所定のメッセージを表示する。
なお、図2において、符号113はホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース112を介して与えられた画像を記憶するためにメインコントローラ11に設けられた画像メモリである。また、符号106はCPU101が実行する演算プログラムやエンジン部EGを制御するための制御データなどを記憶するためのROM、また符号107はCPU101における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。
図3は第1実施形態のクリーナの構造を示す図である。図3(a)に示すように、クリーナ76は、回動軸762中心に回動自在のアーム部材761に、中間転写ベルト71に接触してトナーを掻き落とすブレード763が取り付けられている。このブレード763は、例えばウレタンゴムなどの弾性材料からなり、中間転写ベルト71の移動方向に直交する幅方向(図3(a)紙面に直交する方向)に延びる板状に形成されている。また、ブレード763のローラ75に対向する面とは反対側の端面には、トナー溜めシート764が設けられている。トナー溜めシート764は、ブレード763を裏打ちするように設けられた樹脂製のシート状部材である。
このように構成されたクリーナ76は、図示を省略する駆動機構によって回動軸762を中心として回動される。これにより、ブレード763は、中間転写ベルト71に対し当接した状態(図3(a))、該ベルト71から離間した状態(図3(b))の間で切り換えられる。より具体的には、クリーナ76がブレード763を中間転写ベルト71から離間させた待機位置(図3(b))にあるときに、回動軸762が図の時計回りに駆動されると、ブレード763の先端部が図の左方から右方へ移動し、中間転写ベルト71に接触する(クリーニング位置、図3(a))。この場合のブレード先端部は略水平方向の動きとなる。
そして、中間転写ベルト71に当接した状態で、ブレード763が中間転写ベルト71上に付着したトナーを掻き落とす。掻き落とされたトナーTは、図3(a)に示すように、中間転写ベルト71の搬送方向において中間転写ベルト71とブレード763との当接部の上流側で、中間転写ベルト71、ブレード763およびトナー溜めシート764とに囲まれた空間に堆積する。この堆積トナーTは、中間転写ベルト71とブレード763との当接部において潤滑剤として作用して両者間の摩擦抵抗を軽減し、これにより中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れを防止する効果を発揮する。
一方、クリーナ76が待機位置に移動すると、ブレード763が中間転写ベルト71から離間される。このとき、ブレード763の先端近傍に堆積していたトナーTは、トナー溜めシートを設けていない場合にはブレード763から落下してしまうが、この実施形態ではトナー溜めシート764を設けているためトナーは落下せず、図3(b)に示すように、ブレード763とトナー溜めシート764とで挟まれた空間(トナー貯留空間)SPに留まっている。
このように、この実施形態では、ブレード763が中間転写ベルト71から離間した状態にあるときにも、ある程度の量のトナーがブレード763の先端近傍に堆積されている。そのため、ブレード763が再び中間転写ベルト71に向かって移動し中間転写ベルト71表面に当たって移動を停止したときには、その反動によって、その当接部あるいは中間転写ベルト71の移動方向において該当接部の上流側の領域に対し、トナー貯留空間SPに貯留されていたトナーTが送り込まれることとなる。このトナーの潤滑作用により、中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れの発生を大幅に低減することができる。
図4はクリーナおよび中間転写ベルトの寸法を説明するための斜視図である。中間転写ベルト71上には、その幅方向いっぱいに画像が形成されるわけではなく、シートSのサイズに対応した所定の像形成領域(図4において2つの破線の間の領域)71aにのみ画像が形成される。そして、クリーナ76のブレード763の幅は、像形成領域71aの幅よりは大きく、かつ中間転写ベルト71の幅よりは小さくなるように設定される。すなわち、中間転写ベルト71の幅を符号Wtb、そのうちの像形成領域の幅を符号Wim、ブレード763の幅を符号Wclで表したとき、これらの間には次の関係:
Wtb>Wcl>Wim
が成り立っている。
ブレード763の幅Wclを像形成領域71aの幅Wimよりも大きくすることによって、像形成領域内およびその周辺部に付着したトナーを確実に除去することができ、次に形成される画像を汚すことが防止される。しかしながら、ブレード763の幅を大きくしすぎて、例えば中間転写ベルト71の幅Wtbと同程度にまで広げると却って弊害を生じる場合がある。すなわち、中間転写ベルト71に当接するブレード763は、該ベルト71を回転駆動するモータ(図示せず)の負荷となり、しかもベルト71に対し離当接するので、中間転写ベルト71の回転速度を変動させてしまう要因となる。また、像形成領域71aの内部では、画像形成動作を行う際に二次転写領域TR2においてシートSに転写しきれなかった残留トナーが発生し、このようなトナーがブレード763により掻き取られて潤滑作用を果たす。これに対し、像形成領域71aよりも外側ではこのようなトナーが微量であるため、像形成領域71aよりも外側で中間転写ベルト71とブレード763との間の摩擦が大きくなり、この部分で中間転写ベルト71およびブレード763の磨耗や破損等を生じやすくなる。そこで、ブレード763の幅Wclは、できるだけ小さいことが望ましいが、像形成領域の幅71aよりは大きくする必要がある。
なお、装置がサイズの異なる複数種のシートに対応している場合には、最も幅の広いシートに対応する像形成領域の幅よりも、ブレード763の幅の方が大きくなるようにすればよい。
次に、トナー溜めシートの幅について考察する。中間転写ベルト71とブレード763との摩擦による中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れ等の問題は、両者が当接している領域の全域で生じうる。したがって、これを抑制するためのトナー溜めシート764も、ブレード763の幅方向いっぱいに設けられることが望ましい。すなわち、トナー溜めシート764の幅は、ブレード763の幅Wcl以上とすることが望ましい。ブレード763よりも外側にまで延びるようにしてもよい。
一方、前記したように、像形成領域71aの内部では、画像形成に伴ってある程度の量の残留トナーが発生するが、像形成領域よりも外側ではこのようなトナーが少ない。この点からは、トナー溜めシートの効果が特に顕著となるのは像形成領域よりも外側の領域であるといえる。この観点から、トナー溜めシートを例えば以下のような形状としてもよい。
図5はトナー溜めシートの変形例を示す図である。図5(a)に示す例では、ブレード763の両端部にのみトナー溜めシート7641が設けられている。トナー溜めシート7641は、その内側端部7641aが中間転写ベルト71の像形成領域71aの端部(破線)よりも内側にまで延びている。一方、トナー溜めシート7641の外側端部7641bはブレード763の端部まで延びている。このようにする理由は以下の通りである。
上記したように、中間転写ベルト71の像形成領域内においては、画像形成動作に伴って常時ある程度の残留トナーが搬送されてくるので、例えば二次転写効率がそれほど高くない装置においては、像形成領域とブレード763との当接部についてはトナー溜めシートを省いてもよい。一方、像形成領域よりも外側では残留トナーが送られてくることは期待できず、しかもブレード763の端部で捲れが発生しやすいので、捲れを防止するためのトナー溜めシートを設けることが必須となる。したがって、トナー溜めシート7641の外側端部7641bは、少なくともブレード763の端部にまで延設されていることが望ましい。また、貯留トナーを補給するために、トナー溜めシート7641の内側端部7641aは、少なくとも像形成領域の端部より内側にまで延びていることが望ましい。こうしておけば、像形成領域内において掻き取られた残留トナーの一部が像形成領域外にまで回り込み、このようなトナーを像形成領域外での潤滑剤として有効に利用することができる。
また、図5(b)に示す変形例では、ブレード763の幅いっぱいにトナー溜めシート7642が延設されており、しかも、トナー溜めシート7642の両端部が中央部よりも高くなっている。より詳しくは、トナー溜めシート7642のうち、最外側から像形成領域の端部よりもやや内側までの部分について、その他の部分よりもブレード763からの突出部分の長さが長くなっている。上記と同様の考察に基づき、像形成領域よりも外側でのトナー貯留機能を高めることで、ブレード763の捲れを効果的に抑制することができる。
図6はトナー溜めシートの他の変形例の断面形状を示す図である。トナー溜めシートの断面形状については、図6(a)に示すようなブレード763から真っ直ぐに突き出した平板状のもののほかに、図6(b)ないし図6(f)の各例に示すように、一部が湾曲あるいは折り曲げられた形状のものであってもよい。いずれの例においても、ブレード763とトナー溜めシート764とに囲まれたトナー貯留空間SPにトナーを堆積させることができ、クリーナ76がブレード763を中間転写ベルト71から離間させた待機位置にあるときでも、そのトナーをブレード先端近傍に保持しておくことができる。そして、中間転写ベルト71への当接時にはこの貯留トナーが潤滑作用をするので、中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れ・破損等を効果的に抑制することができる。特に、図6(b)ないし(e)に示すように、トナー溜めシート764の先端部を中間転写ベルト71の方向(図においては右方)に向かわせた形状としたときには、トナー貯留空間SPにおけるトナー貯留効果をさらに高めることができる。
次に、この実施形態のクリーナにおけるブレード捲れ防止効果をより高めるためのトナー溜め処理について説明する。上記のように構成されたクリーナ76を用いることによって、中間転写ベルト71とブレード763との当接部に堆積されたトナーはブレード離間時にも落下せず、ブレード763の先端近傍に保持される。このトナーが潤滑作用をすることで、ブレード捲れ等の発生が防止されるのであるが、十分な量のトナーが当接部付近に堆積していない状態ではその効果が薄れてしまう。例えば、クリーナ76が未使用の新品であるときには、ブレード先端近傍にトナーが未だ堆積していないため、トナーによる潤滑作用を期待できない。
そこで、この実施形態では、例えばクリーナ76が新品であることを検出したとき、あるいは電源投入直後などの所定のタイミングで、クリーナ76のトナー貯留空間SPにトナーを貯留させるためのトナー溜め処理を実行する。このトナー溜め処理とは、エンジン部EGを稼動させて所定のトナー堆積用パッチ画像を中間転写ベルト71上に形成するとともに、該パッチ画像をクリーナ76により掻き取らせ、掻き取ったトナーをトナー貯留空間SPに堆積させる処理である。
この処理は、基本的には装置を通常の画像形成動作と同様にして動作させることにより実現可能であるが、二次転写領域TR2において二次転写を行わず(二次転写ローラを中間転写ベルト71から離間させておくことが望ましい)、かつクリーナ76を当接させた状態で中間転写ベルト71を回転させるという点において、通常の画像形成動作とは異なった動作とする必要がある。
図7はトナー堆積用パッチ画像の一例を示す図である。トナー堆積用パッチ画像Idpは、図7に示すように、中間転写ベルト71の移動方向D2に直交する幅方向に伸びた帯状の画像である。その画像パターンは任意であるが、作成の容易さから、例えば一様なベタ画像あるいはハーフトーン画像とすることができる。中間転写ベルト71の移動方向D2に沿ったトナー堆積用パッチ画像Idpの長さLdpは、トナー貯留空間SPに堆積させるに十分な量のトナーをブレード763との当接部に供給するために必要な長さとする。
また、トナー堆積用パッチ画像Idpの幅Wdpについては次のようにする。中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れ等を防止する観点からは、ブレード763の幅全体にトナーを堆積させておくことが必要である。したがって、トナー堆積用パッチ画像Idpの幅Wdpは、像形成領域の幅Wimよりも大きく、できればブレード幅Wcl(図4)と同程度とすることが望ましい。ただし、ブレード幅を超えて中間転写ベルト71に付着したトナーはクリーナ76により除去できないので、トナー堆積用パッチ画像Idpの幅Wdpをブレード幅Wclよりも大きくすべきでない。また、掻き取られたトナーの一部がトナー貯留空間SPにおいてトナー堆積用パッチ画像の幅よりも外側へ広がることも期待できる。そこで、トナー堆積用パッチ画像Idpの幅Wdpについては、像形成領域の幅Wimよりも大きく、かつ、ブレードの幅Wclよりは若干小さくするのが好ましい。
このようなトナー堆積用パッチ画像Idpをブレード763により掻き取らせることにより、ブレード763先端のトナー貯留空間SPにトナーを堆積させることができ、堆積したトナーが中間転写ベルト71およびブレード763の破損等を効果的に防止する作用をする。
図8はトナー堆積用パッチ画像の他の例を示す図である。前記したように、中間転写ベルト71の表面のうち像形成領域71aの内部では、画像形成に伴う残留トナーが発生するため、このトナーを掻き取って堆積させておくことができる。一方、像形成領域よりも外側ではこのような残留トナーが存在しない。そこで、図8に示すように、像形成領域よりも外側に対し重点的にトナーを供給するように、トナー堆積用パッチ画像Idpを形成してもよい。この場合において、トナー堆積用パッチ画像Idpは、図8に示すようにその一部が像形成領域71aにかかるような画像パターンであってもよく、また像形成領域よりも外側にのみトナーを付着させるようなパターンであってもよい。
図9はクリーナの他の構成例を示す図である。このクリーナ77は、中間転写ベルト71の下方から該ベルト71に当接するように動く。すなわち、図の矢印に示すように、回動軸772を中心にアーム部材771が揺動することにより、アーム部材771の先端に取り付けられたブレード773が中間転写ベルト71に対し離当接する。このようなクリーナ77においては、ブレード773の先端付近から中間転写ベルト71の移動方向上流側に向けてトナー溜め部材774を突設することにより、中間転写ベルト71とブレード773との当接部において中間転写ベルト71から掻き落とされたトナーを貯留し、該トナーをクリーナ77の離間状態においても保持するためのトナー貯留空間SPを形成することができる。このような構成によっても、中間転写ベルト71の磨耗やブレード773の捲れ等を抑えることが可能となる。
以上のように、この実施形態では、中間転写ベルト71に対し離当接するクリーナ76を設けた画像形成装置において、中間転写ベルト71に当接してトナーを掻き取るブレード763の先端近傍に、掻き取ったトナーを離間時にも貯留するためのトナー溜めシート764を設けている。そのため、ブレード763が再当接したときには貯留トナーが中間転写ベルト71との当接部に供給されて潤滑剤として作用し、中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れ・破損等を防止することができる。
また、必要に応じてトナー溜め処理を実行し、所定量のトナーをブレード763により掻き取らせて貯留するので、中間転写ベルト71の磨耗やブレード763の捲れ・破損を防止する効果がより高くなる。
以上説明したように、この実施形態においては、露光ユニット6、感光体ユニット2、現像ユニット4等が一体として本発明の「像形成手段」として機能している。また、中間転写ベルト71およびクリーナ76が、本発明の「中間転写体」および「清掃手段」としてそれぞれ機能している。また、クリーナ76を構成するブレード763およびトナー溜めシート764が、それぞれ本発明の「清掃ブレード」および「トナー貯留部材」として機能している。そして、「トナー貯留部材」としてのトナー溜めシート764は、クリーナ離間時にトナーを貯留する機能と、貯留したトナーを再当接時に中間転写ベルト71との当接部に送り込む機能との2つの機能を果たしている。
(第2実施形態)
次に、この発明にかかる画像形成装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態の画像形成装置では、中間転写ベルト71の残留トナーを除去するクリーナの構成が前述した第1実施形態の装置とは異なっている。これ以外の装置の構成や動作は第1実施形態と同一であるので、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略し、ここでは第2実施形態のクリーナについて詳しく説明する。
図10および図11は第2実施形態の装置におけるクリーナの構成を示す図である。より詳しくは、図10はクリーナを中間転写ベルト71に当接させた状態を示す図であり、図11はクリーナを中間転写ベルト71から離間させた状態を示す図である。図10に示すように、この実施形態のクリーナ78は、回動軸782を中心に回動自在のアーム部材781、アーム部材781の先端部に取り付けられたブレード783、ブレード783から突出するように設けられたトナー溜めシート784とを備えている。これらの構成は前記した第1実施形態のものと同じである。第2実施形態のクリーナ78は、これらに加えて、中間転写ベルト71から掻き落とされたトナーを飛散を防止するための上部カバー785と、掻き取ったトナーを回収するためのハウジング786とをさらに備えている。
ブレード783が中間転写ベルト71に当接した状態では、掻き取られたトナーはトナー溜めシート784によりトナー貯留空間SPに堆積するが、トナー量が多くなるとトナー堆積空間SPから溢れたトナーはハウジング786に回収される。これにより、トナー貯留空間SPには常に概ね一定量のトナーが貯留されることとなる。また、中間転写ベルト71から掻き取られたトナーの一部が周辺空間に飛散することは避けられないが、上部カバー785に設けられて中間転写ベルト71およびハウジング786に接触して開口部を塞ぐシール部材785aおよび785bにより、トナーが外部へ飛散することが防止される。
一方、ブレード783が中間転写ベルト71から離間した状態では、図11に示すように、アーム部材781と連動する上部カバー785の移動によってシール部材785aが中間転写ベルト71から離間する。このため、中間転写ベルト71上に担持された画像が乱されることがない。このような連動機構は例えば次のようにして実現可能である。
図12はアーム部材と上部カバーとの連動機構の一例を示す図である。上部カバー785は回転軸7851を中心として揺動自在に保持されるとともに、アーム部材781の回動軸782方向に向かって伸びるレバー部7852を有している。そして、アーム部材781が図の反時計回りに回転してブレード783が中間転写ベルト71から離間するときに、アーム部材781に設けられた突起部781aがレバー部7852を押し下げ、これにより上部カバー785が回動軸7851を中心に時計回りに回転することにより、シール部材785aが中間転写ベルト71から離間する。
以上のように、この実施形態では、前記した第1実施形態の装置と比べると、溢れたトナーを回収するハウジング786および上部カバー785をさらに備えている。そのため、この実施形態では、前記した第1実施形態の作用効果に加えて、掻き取ったトナーを周囲に飛散させず確実に回収することができるという新たな効果を奏する。
(第3実施形態)
図13は第3実施形態の装置におけるクリーナの構成を示す図である。このクリーナ79は、中間転写ベルト71に当接するシール部材795aが長くなっており、図13に示すように、ブレード783が中間転写ベルト71から離間した状態でトナー溜めシート784と重なり合うようになっている。これ以外の構成については第2実施形態と同一であるので同一の符号を付して説明を省略する。ブレード783およびシール部材795aが中間転写ベルト71に当接した状態では、第2実施形態の装置と同様に、中間転写ベルト71から掻き落とされたトナーの飛散を防止することができる。また、ブレード783が離間した状態から再当接するときには、シール部材795aの先端部がトナー貯留空間SPに貯留されているトナーを掻き出して中間転写ベルト71側に送り出す作用をする。そのため、再当接時にブレード783と中間転写ベルト71との当接部に潤滑剤としてのトナーを送り込む効果がより高くなっている。
(その他)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記各実施形態におけるトナー溜めシートはシート状であるが、本発明の「トナー貯留部材」としては、このようなシート状のものに限定されず、ブレード離間時に所定量のトナーを貯留し再当接時にそのトナーを当接部に供給することができるものであれば他の形状であってもよい。
また、上記各実施形態におけるクリーナは、所定の回動軸を中心として回動することで中間転写ベルトに対し離当接するように構成されているが、離当接機構としてはこれに限定されるものではなく、例えばクリーナがスライド動作により中間転写体に離当接するように構成された装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、上記した各実施形態の装置は、本発明の「中間転写体」として無端状ベルトである中間転写ベルト71を備えているが、例えばドラム状の中間転写体を備えた装置に対しても、本発明を適用することができる。
さらに、本発明は、上記実施形態のようにロータリー現像ユニットを備える装置のみならず、いわゆるタンデム方式の画像形成装置や、電子写真方式以外の原理により画像を形成する画像形成装置であっても、トナー像を一時的に担持する中間転写体と、中間転写体に対し離当接する清掃手段とを備える画像形成装置全般に対して適用することができる。
この発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 第1実施形態のクリーナの構造を示す図。 クリーナおよび中間転写ベルトの寸法を説明するための斜視図。 トナー溜めシートの変形例を示す図。 トナー溜めシートの他の変形例の断面形状を示す図。 トナー堆積用パッチ画像の一例を示す図。 トナー堆積用パッチ画像の他の例を示す図。 クリーナの他の構成例を示す図。 第2実施形態の装置におけるクリーナの構成(当接状態)を示す図。 第2実施形態の装置におけるクリーナの構成(離間状態)を示す図。 アーム部材と上部カバーとの連動機構の一例を示す図。 第3実施形態の装置におけるクリーナの構成を示す図。
符号の説明
2…感光体ユニット(像形成手段)、 4…現像ユニット(像形成手段)、 6…露光手段(像形成手段)、 71…中間転写ベルト(中間転写体)、 76,77,78,79…クリーナ(清掃手段)、 761…アーム部材、 763…ブレード(清掃ブレード)、 764…トナー溜めシート(トナー貯留部材)

Claims (6)

  1. トナー像を形成する像形成手段と、
    前記像形成手段により形成されたトナー像を一時的に担持しながら所定方向に移動することで該トナー像を搬送し、記録媒体に転写する中間転写体と、
    前記中間転写体に対し離当接自在に構成され、前記中間転写体に当接した状態で、前記中間転写体の表面に残留付着するトナーを除去する清掃手段と
    を備え、
    前記清掃手段は、
    その先端部が前記中間転写体に当接してトナーを掻き落とす清掃ブレードと、
    前記清掃ブレードの前記先端部近傍に設けられて、前記清掃ブレードにより掻き落とされたトナーの少なくとも一部を、前記清掃ブレードが前記中間転写体から離間したときに前記清掃ブレードの前記先端部近傍に貯留しておくトナー貯留部材と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像を形成する像形成手段と、
    前記像形成手段により形成されたトナー像を一時的に担持して記録媒体に転写する中間転写体と、
    前記中間転写体に対し離当接自在に構成され、前記中間転写体に当接した状態で、前記中間転写体の表面に残留付着するトナーを除去する清掃手段と
    を備え、
    前記清掃手段は、
    前記中間転写体に当接してトナーを掻き落とす清掃ブレードと、
    前記清掃ブレードにより掻き落とされたトナーの少なくとも一部を貯留トナーとして貯留し、前記清掃ブレードが前記中間転写体に当接するときに前記清掃ブレードと前記中間転写体との当接部に前記貯留トナーを送り込むトナー貯留部材と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記清掃手段では、前記清掃ブレードが略水平方向に、または下方から上方へ向けて移動することで前記中間転写体に当接するように構成され、しかも、前記トナー貯留部材が、前記中間転写体の移動方向において前記清掃ブレードと前記中間転写体との当接部よりも上流側に向けて前記清掃ブレードから突設されている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー貯留部材が前記清掃ブレードから突設されたシート状部材であり、該シート状部材の先端が前記中間転写体に向けて屈曲している請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体の移動方向に直交する幅方向における前記清掃ブレードの両端部が、前記中間転写体上でトナー像が形成される像形成領域の前記幅方向における端部よりも外側に設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記清掃ブレードの前記幅方向の長さが、前記中間転写体の前記幅方向の長さよりも短く、しかも、前記トナー貯留部材の前記幅方向における端部が、少なくとも前記清掃ブレードの前記幅方向における端部まで延びている請求項5に記載の画像形成装置。
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