JP5899134B2 - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材を含む現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、感光体等からなる像担持体上に形成した潜像を現像装置により現像し、トナー像として可視化することを行っている。このような現像装置の一つとして、二成分現像剤を用いる二成分現像方式が採用されている。この種の従来の現像装置の一例は図6に示すように、2成分現像剤を収容する現像容器101と、現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材102および第2撹拌搬送部材103と、第2撹拌搬送部材103から供給される現像剤を担持する現像ローラー104(現像剤担持体)と、を備える。第1撹拌搬送部材102は、現像剤を現像ローラー104の軸方向の一方側に搬送し、第2撹拌搬送部材103は、現像剤を他方側(一方側とは反対側)に搬送しながら現像ローラー104に供給する。
ところで、近年、画像形成装置の小型化の要求が高まっており、特にカラー機においては現像装置を複数配置するので、現像装置の小型化が要求されている。
そこで、例えば特許文献1には図7に示すように、2つの撹拌手段202、203(第1、第2撹拌搬送部材)を上下に配置した現像装置201が開示されている。この現像装置201では、下側の撹拌手段202から上側の撹拌手段203に現像剤を汲み上げるための汲み上げローラー204を設けることによって、現像剤を容易に上側に汲み上げる(搬送する)ことが可能である。また、この現像装置201では、2つの撹拌手段202、203を上下に配置することによって、現像装置201を水平方向にある程度小型化することが可能である。このため、複数の現像装置201の配置スペースを削減することが可能であるので、画像形成装置をある程度小型化することが可能である。
また、例えば特許文献2にも図8および図9に示すように、2つの搬送スクリュー302、303(第1、第2撹拌搬送部材)を上下に配置した現像装置301が開示されている。下側の搬送スクリュー302はA1方向(図9参照)に現像剤を搬送し、上側の搬送スクリュー303はA2方向(A1方向とは反対方向)に現像剤を搬送しながら現像スリーブ304(現像剤担持体)(図8参照)に現像剤を供給する。この現像装置301では、上側の搬送スクリュー303から現像スリーブ304に現像剤が供給され、現像に用いられなかった現像スリーブ304上の現像剤は、撹拌室305(下側の搬送スクリュー302が収容される空間)に回収される。
特開2001−109264号公報 特開2002−006599号公報
しかしながら、特許文献1の現像装置201では、下側の撹拌手段202から上側の撹拌手段203に現像剤を汲み上げるために汲み上げローラー204を設けるので、部品点数が増加しコストも増加するという問題点がある。また、汲み上げローラー204を配置するスペースを確保する必要があるので、現像装置201を十分に小型化するのが困難であるという問題点もある。
また、特許文献2の現像装置301では、上側の搬送スクリュー303から現像スリーブ304に現像剤が供給され、現像に用いられなかった現像スリーブ304上の現像剤は撹拌室305に回収される。これにより、図9に示すように、現像室306(上側の搬送スクリュー303が収容される空間)では、A2方向に向かって現像剤の量が減少する。このため、現像スリーブ304に供給される現像剤の量が現像剤搬送方向(A2方向)に沿って不均一になるので、画像品質が低下するという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、画像品質の低下を抑制しながら、小型化を実現することが可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、キャリアおよびトナーを含む現像剤を収容する現像容器と、現像容器内の現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材および第2撹拌搬送部材と、第2撹拌搬送部材から供給される現像剤を担持する現像剤担持体と、を備え、第1撹拌搬送部材は、第2撹拌搬送部材の下方に配置されるとともに、現像剤担持体の軸方向の一方側である第1方向に現像剤を搬送し、第2撹拌搬送部材は、第1方向とは反対方向である第2方向に現像剤を搬送しながら現像剤担持体に現像剤を供給し、現像容器は、第1撹拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第2撹拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、第1搬送室および第2搬送室を仕切る仕切り部と、第1搬送室および第2搬送室の第1方向の端部同士を連通する第1連通部と、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の端部同士を連通する第2連通部と、を有し、第1撹拌搬送部材による現像剤の搬送速度は、第2撹拌搬送部材による現像剤の搬送速度よりも大きく、第1撹拌搬送部材の第1連通部に対向する部分には、現像剤を第1搬送室から第2搬送室に汲み上げるための汲み上げ羽根が設けられており、現像に用いられなかった現像剤担持体上の現像剤は、第2搬送室に回収される。
本発明によれば、第1撹拌搬送部材は第2撹拌搬送部材の下方に配置される。すなわち、第1撹拌搬送部材および第2撹拌搬送部材は上下に配置される。これにより、現像装置を水平方向に小型化することができるので、画像形成装置を小型化することができる。なお、カラー機では現像装置を水平方向に複数(例えば4つ)配置するので、現像装置を小型化することは特に効果的である。
また、上記のように、第1撹拌搬送部材による現像剤の搬送速度は、第2撹拌搬送部材による現像剤の搬送速度よりも大きい。これにより、第1搬送室の第1方向側の部分(第1搬送室の第1連通部周辺)では現像剤が溜まった状態になる。そして、第1撹拌搬送部材の第1連通部に対向する部分に、現像剤を第1搬送室から第2搬送室に汲み上げるための汲み上げ羽根を設けることによって、第1搬送室から第2搬送室に現像剤を安定して確実に汲み上げる(搬送する)ことができる。このように、上記特許文献1とは異なり汲み上げローラーを設ける必要がないので、部品点数が増加してコストが増加するのを抑制することができる。また、汲み上げローラーを配置するスペースも必要ないので、現像装置をより小型化することができる。
また、上記のように、現像に用いられなかった現像剤担持体上の現像剤は、第2搬送室に回収される。これにより、第2搬送室において第2方向に向かって現像剤の量が減少するのを抑制することができる。このため、現像剤担持体に供給される現像剤の量が現像剤搬送方向(第2方向)に沿って不均一になるのを抑制することができるので、画像品質が低下するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の全体構成を概略的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の構造を示した側面断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の汲み上げ羽根周辺の構造を示した拡大断面図である。 本発明の第2実施形態の現像装置の構造を示した断面図である。 二成分現像剤を用いた従来の現像装置の一例を示した側面断面図である。 特許文献1の現像装置の構造を示した側面断面図である。 特許文献2の現像装置の構造を示した側面断面図である。 特許文献2の現像装置の構造を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による画像形成装置1の構造について説明する。本実施形態の画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターであり、回転自在である感光体ドラム(像担持体)11a〜11dは、例えば有機感光層が形成された有機感光体(OPC感光体)やアモルファスシリコン感光層が形成されたアモルファスシリコン感光体が用いられ、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色に対応させて配設される。各感光体ドラム11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電器13a〜13d及びクリーニング装置14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体ドラム11a〜11dの右方に夫々対向して配置され、感光体ドラム11a〜11dにトナーを供給する。帯電器13a〜13dは、感光体回転方向に対し現像装置2a〜2dの上流側であって感光体ドラム11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体ドラム11a〜11d表面を一様に帯電させる。
露光ユニット12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部(図略)に入力された文字や絵柄などの画像データに基づいて、各感光体ドラム11a〜11dを走査露光するためのものであり、現像装置2a〜2dの下方に設けられる。露光ユニット12には、レーザー光源、ポリゴンミラーが設けられ、各感光体ドラム11a〜11dに対応して反射ミラー及びレンズが設けられる。レーザー光源から出射されたレーザー光が、ポリゴンミラー、反射ミラー及びレンズを介して、帯電器13a〜13dの感光体回転方向下流側から、各感光体ドラム11a〜11dの表面に照射される。照射されたレーザー光により、各感光体ドラム11a〜11d表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が各現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25及び従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25は図示しないモーターによって回転駆動され、中間転写ベルト17は駆動ローラー25の回転によって循環駆動させられる。
この中間転写ベルト17に接触するように各感光体ドラム11a〜11dが中間転写ベルト17の下方で搬送方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。各一次転写ローラー26a〜26dは、中間転写ベルト17を挟んで各感光体ドラム11a〜11dと対向し、中間転写ベルト17に圧接して一次転写部を形成する。この一次転写部において、中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで各感光体ドラム11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたフルカラートナー像が形成される。
二次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を挟んで駆動ローラー25と対向し、中間転写ベルト17に圧接して二次転写部を形成する。この二次転写部において、中間転写ベルト17表面のトナー像が用紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、給紙カセット32の右方には、手差しの用紙を供給するスタックトレイ35が配設される。給紙カセット32の左方には、給紙カセット32から繰り出された用紙Pを中間転写ベルト17の二次転写部に搬送する第1用紙搬送路33が配設される。また、スタックトレイ35の左方には、スタックトレイ35から繰り出された用紙を二次転写部に搬送する第2用紙搬送路36が配設される。更に、画像形成装置1の左上方には、画像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う定着部18と、定着処理の行われた用紙を用紙排出部37に搬送する第3用紙搬送路39とが配設される。
給紙カセット32は、画像形成装置1本体の外部(図1の表面側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にしたもので、収納されている用紙Pがピックアップローラー33b及び捌きローラー33aにより1枚ずつ第1用紙搬送路33側に繰り出される。
第1用紙搬送路33と第2用紙搬送路36とはレジストローラー対33cの手前で合流しており、レジストローラー対33cにより、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、用紙Pが二次転写部に搬送される。二次転写部に搬送された用紙Pは、バイアス電位が印加された二次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のフルカラーのトナー像を二次転写され、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーターにより加熱される定着ベルトと、定着ベルトに内接する定着ローラーと、定着ベルトを挟んで定着ローラーに圧接して配設された加圧ローラー等とを備え、トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。用紙Pは、トナー像が定着部18で定着された後、必要に応じて第4用紙搬送路40で反転されて用紙Pの裏面にも二次転写ローラー34でトナー像が二次転写され、定着部18で定着される。トナー像が定着された用紙Pは第3用紙搬送路39を通って、排出ローラー対19により用紙排出部37に排出される。
次に、図2を参照して、現像装置2aの詳細構造について説明する。なお、図2は図1の背面側から見た状態を示しており、現像装置2a内の各部材の配置は図1と左右が逆になっている。また、以下の説明では、図1に示す感光体ドラム11aに対応する現像装置2aの構成及び動作について説明するが、現像装置2b〜2dの構成及び動作については現像装置2aと同様であるので、説明を省略し、また各色の現像装置及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
図2に示すように、現像装置2は、現像ローラー(現像剤担持体)20と、攪拌搬送部材42と、現像容器22とを備えている。
現像容器22は、現像装置2の外郭を構成し、略水平に配置される仕切り部22bによって第1搬送室22cと第2搬送室22dとに仕切っている。第1搬送室22c及び第2搬送室22dには、キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤が収容される。また、現像容器22は、攪拌搬送部材42及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を感光体ドラム11に向けて露出させる開口22aが形成されている。
現像ローラー20は、一定の間隔を設けて感光体ドラム11に対向配置される。また、現像ローラー20は、感光体ドラム11に接近した対向位置において、感光体ドラム11にトナーを供給する現像領域Dを形成している。
攪拌搬送部材42は、第1スパイラル(第1撹拌搬送部材)43と第2スパイラル(第2撹拌搬送部材)44の2本で構成される。第1スパイラル43は第2スパイラル44の下方に配置され、第1搬送室22c内に設けられる。第2スパイラル44は第2搬送室22d内に設けられる。
第1及び第2スパイラル43、44は現像剤を攪拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーはキャリアに保持される。また、第1搬送室22cと第2搬送室22dとを仕切る仕切り部22bの長手方向(図2の紙面に対して垂直方向)の両端部分には、連通部(後述する連通部22eおよび連通部22f)が設けられており、第1スパイラル43が回転すると、帯電した現像剤が仕切り部22bに設けた一方の連通部から第2スパイラル44に搬送され、現像剤が第1搬送室22c内と第2搬送室22d内とを循環する。そして、第2スパイラル44から現像ローラー20に現像剤が供給され、現像ローラー20に磁気ブラシが形成される。
現像ローラー20は、固定軸(図示せず)と円筒状に形成される現像スリーブ20aとを備えて構成されている。固定軸には、現像スリーブ20aが回転自在に保持される。現像スリーブ20aは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図2の矢印方向(反時計回り方向)に回転させられる。また、現像スリーブ20aには、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
現像バイアスを印加された現像スリーブ20aが図2の反時計回り方向に回転すると、現像領域Dにおいて、現像バイアス電位と感光体ドラム11の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ20a表面に担持されたトナーが感光体ドラム11に供給される。トナーは時計回り方向に回転する感光体ドラム11上の露光部位に順次付着し、感光体ドラム11上の静電潜像が現像される。
次に、現像装置の攪拌部について詳しく説明する。
図3に示すように現像容器22には、前述のように、仕切り部22bと、第1搬送室22cと、第2搬送室22dと、連通部22e(第1連通部)と、連通部22f(第2連通部)とが形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送室22cと第2搬送室22dを上下に並列させるように仕切っている。連通部22eおよび連通部22fは、仕切り部22bの長手方向の一方側および他方側(A1方向側およびA2方向側)にそれぞれ形成されている。連通部22eは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向(第1方向)の端部同士を連通している。連通部22fは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向(第2方向)の端部同士を連通している。なお、連通部22fは、第2スパイラル44に搬送された現像剤が滞留しない十分な大きさに形成されている。そして現像剤は、第1搬送室22c、連通部22e、第2搬送室22d、及び連通部22f内を循環することが可能である。
なお、現像ローラー20は、連通部22eおよび連通部22f上には配置されておらず、仕切り部22b上に配置されている。このため、後述するように、現像に用いられなかった現像ローラー20上の現像剤は、現像ローラー20から落下すると第2搬送室22dに回収される。
第1搬送室22c内に配設される第1スパイラル43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根43aとを有する。回転軸43bは現像容器22に回転可能に軸支されている。第1螺旋羽根43aは、第1搬送室22c内の現像剤を撹拌しながらA1方向(現像ローラー20の軸方向の一方側)に搬送する。第1スパイラル43のうちの連通部22eに対向する部分には、現像剤を第1搬送室22cから第2搬送室22dに汲み上げる(搬送する)ための汲み上げ羽根43cが一体に設けられている。
具体的には図4に示すように、汲み上げ羽根43cは、矩形状の薄板により形成されており、回転軸43bに4枚設けられている。また、汲み上げ羽根43cは、断面視で汲み上げ羽根43cの先端(外側の端部)と第1スパイラル43の軸中心(回転軸43の中心)O43とを結ぶ線L43よりも第1スパイラル43の回転方向下流側に配置されている。これにより、汲み上げ羽根43cが、断面視で線L43上に配置されている場合に比べて、現像剤を汲み上げる際の汲み上げ羽根43cの傾斜角度が緩やかに(小さく)なっている。
第1搬送室22c内に配設される第2スパイラル44は図3に示すように、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、第1螺旋羽根43aとは逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根44aとを有する。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22に回転可能に軸支されている。第2螺旋羽根44aは、第2搬送室22d内の現像剤をA2方向(A1方向とは反対方向)に撹拌搬送しながら現像ローラー20に現像剤を供給する。
第1スパイラル43による現像剤の搬送速度は、第2スパイラル44による現像剤の搬送速度よりも大きい。本実施形態では、第1スパイラル43の第1螺旋羽根43aは、回転軸43bの軸方向に第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aよりも大きいピッチで形成されている。第1スパイラル43の回転軸43bは、第2スパイラル44の回転軸44bと同じ回転速度で回転する。
また、図2に示すように、第1スパイラル43の軸中心O43および第2スパイラル44の軸中心O44は、断面視で現像ローラー20の軸中心O20と感光体ドラム11の軸中心O11とによって水平方向に挟まれた位置に配置されている。言い換えると、第1スパイラル43の軸中心O43および第2スパイラル44の軸中心O44は、断面視で現像ローラー20の軸中心O20と感光体ドラム11の軸中心O11とを結ぶ線の下方に配置されている。
この現像装置2では、第1搬送室22c内の現像剤は、第1スパイラル43により一方側(連通部22e側)に搬送される。このとき、第1スパイラル43による現像剤の搬送速度は、第2スパイラル44による現像剤の搬送速度よりも大きいので、第1搬送室22cの一方側で現像剤が溜まる。
そして、現像剤は、汲み上げ羽根43cにより第1搬送室22cから第2搬送室22dに汲み上げられる。その後、現像剤は、第2スパイラル44によりA2方向に撹拌搬送されながら現像ローラー20に供給される。現像に用いられなかった現像ローラー20上の現像剤は、現像ローラー20から落下して第2搬送室22dに回収される。そして、第2スパイラル44により第2搬送室22dの他方側まで搬送され、連通部22fから第1搬送室22cに落下する。
本実施形態では、上記のように、第1スパイラル43は第2スパイラル44の下方に配置される。すなわち、第1スパイラル43および第2スパイラル44は上下に配置される。これにより、現像装置2を水平方向に小型化することができる。画像形成装置1では現像装置2を水平方向に複数(4つ)配置するので、現像装置2を小型化することは特に効果的である。
また、上記のように、第1スパイラル43による現像剤の搬送速度は、第2スパイラル44による現像剤の搬送速度よりも大きい。これにより、第1搬送室22cのA1方向側の部分(第1搬送室22cの連通部22e周辺)では現像剤が溜まった状態になる。そして、第1スパイラル43の連通部22eに対向する部分に、現像剤を第1搬送室22cから第2搬送室22dに汲み上げるための汲み上げ羽根43cを設けることによって、第1搬送室22cから第2搬送室22dに現像剤を安定して確実に汲み上げる(搬送する)ことができる。このように、上記特許文献1とは異なり汲み上げローラーを設ける必要がないので、部品点数が増加してコストが増加するのを抑制することができる。また、汲み上げローラーを配置するスペースも必要ないので、現像装置2をより小型化することができる。
また、上記のように、現像に用いられなかった現像ローラー20上の現像剤は、第2搬送室22dに回収される。これにより、第2搬送室22dにおいてA2方向に向かって現像剤の量が減少するのを抑制することができる。このため、現像ローラー20に供給される現像剤の量が現像剤搬送方向(A2方向)に沿って不均一になるのを抑制することができるので、画像品質が低下するのを抑制することができる。
また、上記のように、汲み上げ羽根43cは、断面視で汲み上げ羽根43cの先端と第1スパイラル43の軸中心O43とを結ぶ線L43よりも第1スパイラル43の回転方向側に配置されている。これにより、汲み上げ羽根43cが断面視で線L43上に配置されている場合に比べて、現像剤を汲み上げる際の汲み上げ羽根43cの傾斜角度を緩やかに(小さく)することができる。このため、現像剤が汲み上げ羽根43c上を滑り落ちるのを抑制することができるので、現像剤を第1搬送室22cから第2搬送室22dに効率良く汲み上げることができる。
また、上記のように、第1スパイラル43の軸中心O43および第2スパイラル44の軸中心O44は、断面視で現像ローラー20の軸中心O20と感光体ドラム1の軸中心O11とによって水平方向に挟まれた位置に配置されている。これにより、現像装置2を水平方向に、より小型化することができるので、画像形成装置1をより小型化することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態の現像装置2では図5に示すように、第1螺旋羽根43aは、第1スパイラル43のうちの連通部22eに対向する部分まで形成されている。そして、第1スパイラル43のうちの連通部22eに対向する部分には、第1螺旋羽根43aの一部43d(汲み上げ羽根、第1羽根)と、第1螺旋羽根43aよりもA1方向側に配置される第3螺旋羽根43e(汲み上げ羽根、第2羽根)とが一体で設けられている。
第3螺旋羽根43eは、第1螺旋羽根43aと逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成され、かつ、第1螺旋羽根43aの外径と略同じで第1螺旋羽根43aのピッチよりも小さく設定されている。第1螺旋羽根43aと第3螺旋羽根43eとが互いに逆方向の位相を有することによって、第1螺旋羽根43aと第3螺旋羽根43eとによって搬送される現像剤が連通部22eで衝突し、上方への大きな搬送力が発生する。
第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、現像剤をA1方向に搬送する第1螺旋羽根43aと、第1螺旋羽根43aとは逆位相の螺旋状に形成された第3螺旋羽根43eとを設ける。これにより、第1螺旋羽根43aと第3螺旋羽根43eとに挟まれた現像剤は、第1螺旋羽根43aと第3螺旋羽根43eとにより第2搬送室22dに汲み上げられるので、現像剤を第1搬送室22cから第2搬送室22dに安定して汲み上げることができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、本発明は図1に示したタンデム式のカラープリンターに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、カラー複写機、ファクシミリ等の、現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材を含む現像装置を備えた種々の画像形成装置に適用可能である。
また、上記実施形態では、撹拌搬送部材から現像ローラーに現像剤を供給する例について示したが、本発明はこれに限らない。撹拌搬送部材と現像ローラーとの間に磁気ローラー等の現像剤担持体をさらに設け、撹拌搬送部材から磁気ローラー等に現像剤を供給した後に、磁気ローラー等から現像ローラーに現像剤を供給してもよい。
また、上記実施形態では、第1スパイラル43による現像剤の搬送速度を、第2スパイラル44による現像剤の搬送速度よりも大きくするために、第1スパイラル43の第1螺旋羽根43aを、第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aよりも大きいピッチで形成した例について示したが、本発明はこれに限らない。第1スパイラル43の回転速度を、第2スパイラル44の回転速度よりも大きくしてもよい。また、第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aの直径(外形)を小さくすることによって、第2スパイラル44による現像剤の搬送速度を小さくすることも可能である。
また、上述した実施形態の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
2、2a〜2d 現像装置
11、11a〜11d 感光体ドラム(像担持体)
20 現像ローラー(現像剤担持体)
22 現像容器
22b 仕切り部
22c 第1搬送室
22d 第2搬送室
22e 連通部(第1連通部)
22f 連通部(第2連通部)
43 第1スパイラル(第1撹拌搬送部材)
43c 汲み上げ羽根
43d 第1螺旋羽根の一部(汲み上げ羽根、第1羽根)
43e 第3螺旋羽根(汲み上げ羽根、第2羽根)
44 第2スパイラル(第2撹拌搬送部材)
L43 線
O11 軸中心(像担持体の軸中心)
O20 軸中心(現像剤担持体の軸中心)
O43 軸中心(第1撹拌搬送部材の軸中心)
O44 軸中心(第2撹拌搬送部材の軸中心)

Claims (4)

  1. キャリアおよびトナーを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器内の現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材および第2撹拌搬送部材と、
    前記第2撹拌搬送部材から供給される現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を備え、
    前記第1撹拌搬送部材は、前記第2撹拌搬送部材の下方に配置されるとともに、前記現像剤担持体の軸方向の一方側である第1方向に現像剤を搬送し、
    前記第2撹拌搬送部材は、前記第1方向とは反対方向である第2方向に現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給し、
    前記現像容器は、前記第1撹拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、前記第2撹拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、前記第1搬送室および前記第2搬送室を仕切る仕切り部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第1方向の端部同士を連通する第1連通部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第2方向の端部同士を連通する第2連通部と、を有し、
    前記第1撹拌搬送部材による現像剤の搬送速度は、前記第2撹拌搬送部材による現像剤の搬送速度よりも大きく、
    前記第1撹拌搬送部材の前記第1連通部に対向する部分には、現像剤を前記第1搬送室から前記第2搬送室に汲み上げるための汲み上げ羽根が設けられており、
    現像に用いられなかった前記現像剤担持体上の現像剤は、前記第2搬送室に回収され
    前記第1撹拌搬送部材の軸中心および前記第2撹拌搬送部材の軸中心は、断面視で前記現像剤担持体の軸中心と前記現像剤担持体からトナーが供給される像担持体の軸中心とによって水平方向に挟まれた位置に配置されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記汲み上げ羽根は、断面視で前記汲み上げ羽根の先端と前記第1撹拌搬送部材の軸中心とを結ぶ線よりも前記第1撹拌搬送部材の回転方向側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記汲み上げ羽根は、現像剤を前記第1方向に搬送する第1羽根と、前記第1羽根よりも前記第1方向側に配置されるとともに第1羽根とは逆位相の螺旋状に形成された第2羽根とを含むことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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