JP2019078835A - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】攪拌搬送部材による現像剤の搬送量を安定化させることが可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置2は、第1搬送室22cと、第1搬送室22cに比べて上方に配置される第2搬送室22dと、を有する現像容器22と、第1搬送室22c内の現像剤をA1方向に攪拌搬送する第1スパイラル43と、第2搬送室22d内の現像剤をA2方向に攪拌搬送する第2スパイラル44と、を備える。現像容器22は、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部22eを有する。第1スパイラル43は、第1螺旋羽根43aと、第1螺旋羽根43aよりもA1方向の下流側に配置される逆螺旋羽根55と、を有する。第1スパイラル43のうちの第1連通部22eに対向する対向領域R1よりもA1方向上流側の部分には、現像剤を滞留させるパドル部43dが設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室と、を有する現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、感光体等からなる像担持体上に形成した潜像を現像装置により現像し、トナー像として可視化することを行っている。このような現像装置として、現像剤を収容する現像容器と、現像剤を攪拌搬送する第1攪拌搬送部材および第2攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材から供給される現像剤を担持する現像ローラー(現像剤担持体)と、を備える現像装置が知られている。第1攪拌搬送部材は、現像剤を現像ローラーの軸方向の一方側に搬送し、第2攪拌搬送部材は、現像剤を他方側(一方側とは反対側)に搬送しながら現像ローラーに供給する。
ところで、近年、画像形成装置の小型化の要求が高まっており、特にカラー機においては現像装置を複数配置するので、現像装置の小型化が要求されている。
そこで、第1攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室の上方に配置されるとともに第2攪拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、を備えた現像装置が知られている。この現像装置では、第1搬送室と第2搬送室とを上下に配置することによって、現像装置を水平方向に小型化することが可能である。このため、現像装置の配置スペースを削減することが可能であるので、画像形成装置を小型化することが可能である。
また、従来、現像剤を攪拌搬送する第1攪拌搬送部材および第2攪拌搬送部材と、第1攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第2攪拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、を備え、第1攪拌搬送部材が、回転軸と、回転軸の外周面に形成され第1方向に現像剤を搬送する螺旋羽根と、螺旋羽根よりも第1方向の下流側で螺旋羽根と巻き方向が逆である逆螺旋羽根と、を有する現像装置が知られている。
この現像装置では、第1攪拌搬送部材が回転すると、逆螺旋羽根によって、螺旋羽根による現像剤搬送方向とは逆方向の搬送力が現像剤に付与される。この逆方向の搬送力によって、第1搬送室の下流側では、現像剤に圧力がかかり現像剤が嵩高となることから、現像剤が第1搬送室から第2搬送室に搬送される。
なお、第1攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室に比べて上方に配置されるとともに第2攪拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、を備えた現像装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2017−97082号公報
ところで、攪拌搬送部材による現像剤の搬送量は、環境変化、時間経過および現像装置の傾きの変化などの外乱因子により変動する。そして、現像剤の搬送量が変化すると、濃度ムラやトルク上昇が発生する。特に、上記従来の画像形成装置のように、第1搬送室の上方に第2搬送室が配置される構造では、現像装置が傾いた際に現像剤が長手方向一方側に寄りやすいため、第1搬送室から第2搬送室に現像剤が搬送されにくくなったり、過剰に搬送されたりする。すなわち、第1搬送室の上方に第2搬送室が配置される構造では、攪拌搬送部材による現像剤の搬送量が不安定になりやすいという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、攪拌搬送部材による現像剤の搬送量を安定化させることが可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の現像装置は、第1搬送室と、第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室と、を有し、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、第1搬送室内に回転可能に支持され、第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、第2搬送室内に回転可能に支持され、第2搬送室内の現像剤を第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、現像容器に回転可能に支持され、第1搬送室又は第2搬送室内の現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、を備える。現像容器は、第1搬送室および第2搬送室を仕切る仕切り部と、第1搬送室および第2搬送室の第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部と、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、を有する。第1攪拌搬送部材は、回転軸と、回転軸の外周面に形成されるとともに第1方向の下流端が第1連通部に対向して配置され、現像剤を第1方向に搬送する螺旋羽根と、螺旋羽根よりも第1方向の下流側で第1連通部に対向して配置され螺旋羽根と巻き方向が逆である逆螺旋羽根と、を有する。第1攪拌搬送部材のうちの第1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部に対向する対向領域よりも第1方向上流側の部分には、現像剤を滞留させる滞留部が設けられている。
本発明の第1の構成の現像装置によれば、第1攪拌搬送部材のうちの第1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部に対向する対向領域よりも第1方向上流側の部分には、現像剤を滞留させる滞留部が設けられている。これにより、第1搬送室のうちの第1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部よりも第1方向上流側の部分において現像剤が滞留する。そして、滞留した現像剤が環境変化、時間経過および現像装置の傾きの変化などの外乱因子による現像剤搬送量の変動を吸収するので、現像剤の搬送量を安定化させることができる。
本発明の第1実施形態の現像装置を備えた画像形成装置の全体構成を概略的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の第1螺旋羽根、逆螺旋羽根および第2螺旋羽根の詳細構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の第1螺旋羽根および逆螺旋羽根の展開図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の第1スパイラルのパドル部周辺の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の回転エネルギーと現像剤搬送量との関係を示した図である。 本発明の第2実施形態の現像装置の第1スパイラルの滞留部周辺の構造を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態の現像装置2a〜2dを備えた画像形成装置1の構造について説明する。本実施形態の画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターであり、回転可能である感光体ドラム(像担持体)11a〜11dは、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色に対応させて配設される。各感光体ドラム11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電器13a〜13d及びクリーニング装置14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体ドラム11a〜11dにトナーを供給する。帯電器13a〜13dは、感光体ドラム11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体ドラム11a〜11d表面を一様に帯電させる。
露光ユニット12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部(図略)に入力された画像データに基づいて、各感光体ドラム11a〜11dを走査露光する。露光ユニット12により各感光体ドラム11a〜11d表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が各現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25及び従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25は図示しないモーターによって回転駆動され、中間転写ベルト17は駆動ローラー25の回転によって循環駆動させられる。
この中間転写ベルト17に接触するように各感光体ドラム11a〜11dが中間転写ベルト17の下方で搬送方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。各一次転写ローラー26a〜26dは、中間転写ベルト17を挟んで各感光体ドラム11a〜11dと対向し、中間転写ベルト17に圧接して一次転写部を形成する。この一次転写部において、中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで各感光体ドラム11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたフルカラートナー像が形成される。
二次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を挟んで駆動ローラー25と対向し、中間転写ベルト17に圧接して二次転写部を形成する。この二次転写部において、中間転写ベルト17表面のトナー像が用紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、給紙カセット32の右方には、手差しの用紙を供給するスタックトレイが配設される。画像形成装置1の左上方には、画像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う定着部18が配設される。
給紙カセット32又はスタックトレイから送り出された用紙Pは、レジストローラー対33により、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、二次転写部に搬送される。二次転写部に搬送された用紙Pは、バイアス電位が印加された二次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のフルカラーのトナー像を二次転写され、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーターにより加熱される定着ベルトと、定着ベルトに内接する定着ローラーと、定着ベルトを挟んで定着ローラーに圧接して配設された加圧ローラー等とを備え、トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。定着部18を通過した用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路に送られて両面印刷された後に)排出ローラー対19により用紙排出部37に排出される。
次に、図2を参照して、現像装置2aの詳細構造について説明する。なお、以下の説明では、図1に示す感光体ドラム11aに対応する現像装置2aの構成及び動作について説明するが、現像装置2b〜2dの構成及び動作については現像装置2aと同様であるので、説明を省略し、また各色の現像装置及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
図2に示すように、現像装置2は、現像ローラー(現像剤担持体)20と、攪拌搬送部材42と、現像容器22とを備えている。
現像容器22は、現像装置2の外郭を構成し、仕切り部22bによって第1搬送室22cと第2搬送室22dとに仕切っている。第1搬送室22c及び第2搬送室22dには、キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤が収容される。また、現像容器22は、攪拌搬送部材42及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を感光体ドラム11に向けて露出させる開口22aが形成されている。
攪拌搬送部材42は、第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)43と第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)44の2本で構成される。第1スパイラル43は第2スパイラル44に比べて下方に配置され、第1搬送室22c内に設けられる。第2スパイラル44は第1搬送室22cに比べて上方に配置された第2搬送室22d内に設けられる。なお、第2スパイラル44は、第1スパイラル43に対して図2の左斜め45度以上(ここでは約50度)上方に配置されている。
第1及び第2スパイラル43、44は現像剤を攪拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーはキャリアに保持される。また、第1搬送室22cと第2搬送室22dとを仕切る仕切り部22bの長手方向(図2の紙面に対して垂直方向)の両端部分には、連通部(後述する第1連通部22eおよび第2連通部22f)が設けられており、第1スパイラル43が回転すると、帯電した現像剤が仕切り部22bに設けた一方の連通部から第2スパイラル44に搬送され、現像剤が第1搬送室22c内と第2搬送室22d内とを循環する。そして、第2スパイラル44から現像ローラー20に現像剤が供給され、現像ローラー20に磁気ブラシが形成される。
現像ローラー20は、固定軸(図示せず)と円筒状に形成される現像スリーブ20aとを備えて構成されている。固定軸には、現像スリーブ20aが回転可能に保持される。現像スリーブ20aの近傍には、現像スリーブ20aから所定の距離を隔てて配置され、現像スリーブ20a表面の磁気ブラシを層厚規制する規制ブレード21が設けられている。現像スリーブ20aは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図2の矢印方向(時計回り方向)に回転させられる。また、現像スリーブ20aには、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
現像バイアスを印加された現像スリーブ20aが図2の時計回り方向に回転すると、現像バイアス電位と感光体ドラム11の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ20a表面に担持されたトナーが感光体ドラム11に供給される。トナーは反時計回り方向に回転する感光体ドラム11上の露光部位に順次付着し、感光体ドラム11上の静電潜像が現像される。
次に、現像装置2の攪拌部について詳しく説明する。
図3に示すように現像容器22には、前述のように、仕切り部22bと、第1搬送室22cと、第2搬送室22dと、第1連通部22eと、第2連通部22fとが形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送室22cと第2搬送室22dを上下に並列させるように仕切っている。第1連通部22eおよび第2連通部22fは、仕切り部22bの長手方向の一方側および他方側(A1方向側およびA2方向側)にそれぞれ形成されている。第1連通部22eは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向(第1方向)の端部同士を連通している。第2連通部22fは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向(第2方向)の端部同士を連通している。そして現像剤は、第1搬送室22c、第1連通部22e、第2搬送室22d、及び第2連通部22f内を循環することが可能である。
第1搬送室22c内に配設される第1スパイラル43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根(螺旋羽根)43aとを有する。回転軸43bは現像容器22に回転可能に軸支されている。第1螺旋羽根43aは、第1搬送室22cの長手方向に延びるように形成されており、第1連通部22e及び第2連通部22fに対向する位置まで設けられている。第1螺旋羽根43aは、図2の時計回り方向に回転することによって、第1搬送室22c内の現像剤を攪拌しながらA1方向に搬送する。
また、第1スパイラル43のうちの第1連通部22eに対向する部分には、第1螺旋羽根43aよりもA1方向(現像剤搬送方向)の下流側に配置され、第1螺旋羽根43aと巻き方向が逆である逆螺旋羽根55が一体で設けられている。逆螺旋羽根55は、第1螺旋羽根43aと略同じ直径に形成されている。逆螺旋羽根55が第1螺旋羽根43aと巻き方向が逆であるため、第1螺旋羽根43aと逆螺旋羽根55とによって搬送される現像剤が第1連通部22eで衝突し、現像剤に圧力がかかり現像剤が嵩高となる。そして、現像剤が第1搬送室22cから第2搬送室22dに搬送される。
また、第1搬送室22cのA2方向の端面には、現像容器22内にトナーを補給するトナー補給口23が設けられている。トナー補給口23には、トナーコンテナ(図示せず)に連接されたトナー補給経路24が接続されている。回転軸43bは、トナー補給口23を通過し、トナー補給経路24内にまで配置されている。回転軸43bのトナー補給経路24内に配置された部分には、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される補給羽根43cが一体で形成されている。補給羽根43cは、第1螺旋羽根43aと同方向を向く螺旋状の羽根によって形成されているとともに、第1螺旋羽根43aと比べて小さいピッチで小さい直径に形成されている。
第2搬送室22d内に配設される第2スパイラル44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、回転軸44bの軸方向に第1螺旋羽根43aと同じピッチで第1螺旋羽根43aとは逆方向を向く羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根44aとを有する。また、第2螺旋羽根44aは、現像ローラー20の軸方向長さ以上の長さを有し、第1連通部22e及び第2連通部22fに対向する位置まで延びるように形成されている。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22に回転可能に軸支されている。第2螺旋羽根44aは、図2の時計回り方向に回転することによって、第2搬送室22d内の現像剤をA2方向(A1方向とは反対方向)に攪拌搬送しながら現像ローラー20に現像剤を供給する。
この現像装置2では、第1搬送室22c内の現像剤は、第1スパイラル43により一方側(第1連通部22e側)に攪拌搬送され、第1搬送室22cの一方側に徐々に堆積していく。第1搬送室22cの一方側では、現像剤は第1螺旋羽根43aと逆螺旋羽根55との搬送力によって嵩高となり、第1連通部22eを介して第2搬送室22dに押し上げられる。
その後、現像剤は、第2スパイラル44により他方側(第2連通部22f側)に攪拌搬送されながら現像ローラー20に供給される。現像に用いられなかった現像ローラー20上の現像剤は、現像ローラー20から落下して第2搬送室22dに回収される。そして、第2スパイラル44により第2搬送室22dの他方側まで搬送され、第2連通部22fを介して第1搬送室22cに落下する。
ここで、本実施形態では図4に示すように、第1螺旋羽根43aは、複数条(ここでは2条)設けられている。すなわち、第1螺旋羽根43aは、第1羽根(羽根)51と第2羽根(羽根)52とを含んでいる。第1羽根51の現像剤搬送方向(A1方向)の上流端(右端)51aと第2羽根52の現像剤搬送方向(A1方向)の上流端(右端)52aとは、現像剤搬送方向において略同じ位置に配置されている。また、第1羽根51の現像剤搬送方向の下流端(左端)51bと第2羽根52の現像剤搬送方向の下流端(左端)52bとは、現像剤搬送方向において略同じ位置に配置されている。なお、第2螺旋羽根44aも、第1螺旋羽根43aと同様、複数条(ここでは2条)設けられている。図4(図3、図5も同様)では、理解を容易にするために、後述するパドル部43dを省略している。
逆螺旋羽根55は、1条のみ設けられている。また、逆螺旋羽根55は、第1羽根51の下流端51bと逆螺旋羽根55との間の距離L1(図5参照)と、第2羽根52の下流端52bと逆螺旋羽根55との間の距離L2(図5参照)と、が略等しくなるように形成されている。
具体的には、図4および図5に示すように、逆螺旋羽根55のA1方向の上流端(右端)55a近傍のリード角(回転軸43bの軸方向に垂直な面に対する羽根の傾斜角)θ1(図5参照)は、逆螺旋羽根55の他の部分のリード角θ2(図5参照)よりも小さく形成されている。
より詳細には、第1羽根51の下流端51bは逆螺旋羽根55の上流端55aに対向(隣接)しており、第2羽根52の下流端52bは逆螺旋羽根55の上流端55aに対向(隣接)していない。第2羽根52の下流端52bは、逆螺旋羽根55の上流端55aから180度分だけA1方向に移動した部分(以下、第2羽根対向部55bという)に対向(隣接)している。そして、逆螺旋羽根55のうちの上流端55aから第2羽根対向部55bまでの部分はリード角θ1に設定されており、逆螺旋羽根55のうちの第2羽根対向部55bからA1方向の下流端55cまでの部分はリード角θ2に設定されている。これにより、第1羽根51の下流端51bと逆螺旋羽根55の上流端55aとの間の距離L1と、第2羽根52の下流端52bと逆螺旋羽根55の第2羽根対向部55bとの間の距離L2と、が略等しくなっている。
また、本実施形態では図6に示すように、第1スパイラル43のうちのA1方向下流側(第1スパイラル43の軸方向中心よりもA1方向下流側)の部分で、且つ、第1連通部22eに対する対向領域R1よりもA1方向上流側の部分には、現像剤を滞留させるパドル部(滞留部)43dが設けられている。
パドル部43dは、第1スパイラル43のうちの対向領域R1のA1方向の上流端P1(第1連通部22eのA1方向の上流端に対向する位置)からA1方向上流側に第1螺旋羽根43aの2リード隔てた第1位置P2までの第1領域R2に設けられている。なお、第1螺旋羽根43aのリードとは、第1羽根51(または第2羽根52)の1周(360度)分の軸方向の長さである。本実施形態では、第1螺旋羽根43aは2条設けられているため、第1螺旋羽根43aの1リードは、第1螺旋羽根43aの2ピッチ(=第1羽根51と第2羽根52との軸方向距離の2倍)と等しい。
また、パドル部43dは、第1スパイラル43のうちの第1螺旋羽根43aのA1方向の下流端51bおよび52bからA1方向上流側に第1螺旋羽根43aの2リード隔てた第2位置P3までの第2領域R3に設けられている。すなわち、パドル部43dは、第1領域R2と第2領域R3との重複した領域に設けられている。
なお、パドル部43dは、第1スパイラル43の対向領域R1よりもA1方向上流側のみに設けられているとともに、第1位置P2よりもA1方向下流側のみに設けられている。
パドル部43dは、回転軸43bの外周面から径方向に突出するとともに回転軸43bの軸方向に沿って延びるように、回転軸43bに一体で形成されている。パドル部43dの回転軸43bの外周面に対する突出量は、第1螺旋羽根43aおよび逆螺旋羽根55の回転軸43bの外周面に対する突出量と略同じに設定されている。パドル部43dのA1方向の上流端43eは、第1螺旋羽根43aに対して隙間Sを有して配置されており、パドル部43dのA1方向の下流端43fは、第1螺旋羽根43aに繋がって配置されている。
パドル部43dは、第1羽根51および第2羽根52のそれぞれに対して一対設けられている。また、一対のパドル部43dは、互いに位相が異なるように設けられている。言い換えると、互いに位相の異なる2つのパドル部43dが、第1羽根51および第2羽根52のそれぞれに対して設けられている。ここでは、一対のパドル部43dは、互いに180度位相が異なるように設けられている。
また、第1スパイラル43に設けられる全て(ここでは4つ)のパドル部43dは、互いに位相が異なるように配置されている。ここでは、4つのパドル部43dは、第1スパイラル43の軸方向から見て周方向に90度間隔で配置されている。
本実施形態では、上記のように、第1スパイラル43のうちのA1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部22eに対向する対向領域R1よりもA1方向上流側の部分には、現像剤を滞留させるパドル部43dが設けられている。これにより、第1搬送室22cのうちのA1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部22eよりもA1方向上流側の部分において現像剤が滞留する。そして、滞留した現像剤が環境変化、時間経過および現像装置2の傾きの変化などの外乱因子による現像剤搬送量の変動を吸収するので、現像剤の搬送量を安定化させることができる。
また、第2搬送室22dは、第1搬送室22cに比べて上方に配置される。これにより、現像装置2を水平方向に小型化することができるので、画像形成装置1を小型化することができる。なお、カラー機では現像装置2を水平方向に複数(例えば4つ)配置するので、現像装置2を小型化することは特に効果的である。
また、上記のように、パドル部43dは、第1スパイラル43のうちの対向領域R1のA1方向の上流端P1からA1方向上流側に第1螺旋羽根43aの2リード隔てた第1位置P2までの第1領域R2に設けられている。これにより、第1搬送室22cのうちの第1連通部22eに近い領域において現像剤を滞留させることができるので、現像剤の搬送量を容易に安定化させることができる。
また、上記のように、パドル部43dは、第1スパイラル43のうちの第1位置P2よりもA1方向下流側のみに設けられている。これにより、現像剤の滞留した部分が多くなりすぎるのを抑制することができるので、現像剤の攪拌性が低下するのを抑制することができる。
また、上記のように、パドル部43dは、第1スパイラル43のうちの第1螺旋羽根43aのA1方向の下流端51bおよび52bからA1方向上流側に第1螺旋羽根43aの2リード隔てた第2位置P3までの第2領域R3に設けられている。すなわち、パドル部43dは、第1領域R2と第2領域R3との重複した領域に設けられている。これにより、第1搬送室22cのうちの第1連通部22eにより近い領域において現像剤を滞留させることができるので、現像剤の搬送量をより容易に安定化させることができる。
また、上記のように、パドル部43dは、第1スパイラル43の対向領域R1よりもA1方向上流側のみに設けられている。これにより、第1連通部22eを通過する現像剤量(現像剤の押し上げ量)にパドル部43dが悪影響を及ぼすのを抑制することができるので、現像剤の搬送量をより安定化させることができる。
また、上記のように、パドル部43dは、回転軸43bの外周面から径方向に突出するとともに回転軸43bの軸方向に沿って延びる。これにより、パドル部43dにより現像剤を容易に滞留させることができる。
また、上記のように、パドル部43dのA1方向の上流端43eは、第1螺旋羽根43aに対して隙間Sを有して配置されており、パドル部43dのA1方向の下流端43fは、第1螺旋羽根43aに繋がって配置されている。これにより、第1螺旋羽根43aが回転した際に現像剤が隙間Sを通過するので、現像剤の搬送性が低下するのを抑制することができる。
また、上記のように、第1螺旋羽根43aは、2条の羽根(第1羽根51および第2羽根52)からなり、互いに位相が異なる2つのパドル部43dが、各第1羽根51および第2羽根52に対して設けられている。これにより、各第1羽根51および第2羽根52に対して、互いに同じ位相の2つのパドル部43dを設ける場合に比べて、パドル部43dの配置領域を軸方向に短くすることができるので、現像剤の攪拌性が低下するのをより抑制することができる。
また、上記のように、第1スパイラル43に設けられる全てのパドル部43dは、互いに位相が異なるように配置されている。これにより、全てのパドル部43dを互いに同じ位相になるように配置する場合に比べて、パドル部43dの配置領域を軸方向に容易に短くすることができるので、現像剤の攪拌性が低下するのを容易に抑制することができる。
また、上記のように、逆螺旋羽根55のA1方向の上流端55a近傍のリード角θ1は、逆螺旋羽根55の他の部分のリード角θ2よりも小さい。これにより、第1羽根51の下流端51bと逆螺旋羽根55との間の距離L1と、第2羽根52の下流端52bと逆螺旋羽根55との間の距離L2と、を略等しくすることができる。このため、2条の第1螺旋羽根43aの下流端51b、52bにおいて、現像剤にかかる圧力が異なるのを抑制することができるので、第1連通部22eにおいて第1スパイラル43の回転に伴って現像剤にかかる圧力が変動するのを抑制することができる。その結果、現像剤の搬送量をより安定化させることができる。
次に、上記実施形態の効果を確認するために行った確認実験について説明する。
この確認実験は、上記実施形態に対応した実施例と、上記実施形態に対応しない比較例と、について行った。
実施例では、上記実施形態に対応する現像装置2を用いた。すなわち、回転軸43bにパドル部43dを設けた第1スパイラル43を用いた。
第1スパイラル43の回転軸43bおよび第2スパイラル44の回転軸44bの直径を8mmとし、第1スパイラル43の第1螺旋羽根43aおよび逆螺旋羽根55、第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aの直径を16mmとした。第1スパイラル43の第1螺旋羽根43aおよび第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aのリードを30mm(ピッチを15mm)にした。第1連通部22eの開口幅(軸方向長さ)を20mmとし、第1スパイラル43の逆螺旋羽根55の軸方向長さを10mmとした。
また、第2スパイラル44を第1スパイラル43に対して図2の左斜め50度上方に配置した。現像容器22内の現像剤量を140gとした。なお、現像ローラー20は設けなかった。
パドル部43dの回転軸43bの外周面に対する突出量を、第1螺旋羽根43aおよび逆螺旋羽根55の回転軸43bの外周面に対する突出量と同じである4mmにした。また、パドル部43dの厚みを1.5mmにし、軸方向(A1方向)の長さを7mmにした。
比較例では、実施例とは異なり、パドル部43dが設けられていない第1スパイラル43を用いた。比較例のその他の構成は、実施例と同様にした。
そして、実施例および比較例のそれぞれについて、SN比を用いて現像剤搬送量の安定性を評価した。品質工学においてSN比とは、ばらつきの尺度となるものであり、SN比が大きいほどばらつきが小さい(安定性が高い)ことを意味する。また、SN比とは、ノイズ(N)を与えたときの測定値(信号(S))の変動を数値として示すものである。ここでは、現像装置2の傾き(ノイズ)を変化させてSN比を求めた。
具体的には、実施例および比較例のそれぞれについて、現像装置2の長手方向を水平に配置した状態と水平に対して5度傾けた状態とにおいて回転エネルギー[kW](=トルク[N・m]×回転数[rpm])と現像剤搬送量[g/s]との関係を実験により求めた。なお、上記の各条件(ここでは4条件)について、入力(回転エネルギー)を3水準とした。その結果を図7に示す。
図7に示すように、各条件について直線近似を行った。そして、公知の計算式を用いて、SN比を算出した。その結果、実施例のSN比は、−17.2であり、比較例のSN比(−26.5)よりも大きくなった。
以上から、パドル部43dを設けた実施例では、パドル部43dを設けなかった比較例に比べて、現像剤搬送量の安定性が向上することが判明した。
これは以下の理由によるものと考えられる。すなわち、実施例では、パドル部43dを設けることによって、第1搬送室22cのうちのA1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部22eよりもA1方向上流側の部分において現像剤が滞留した。そして、滞留した現像剤が外乱因子(ここでは現像装置2の傾きの変化)による現像剤搬送量の変動を吸収するので、現像剤の搬送量を安定化させることができた、と考えらえる。
なお、ここでは詳細な説明を省略するが、第1螺旋羽根43aを1条の羽根(第1羽根51)により形成した構成においても、上記実験と同様、第1スパイラル43にパドル部43dを設けた場合、第1スパイラル43にパドル部43dを設けなかった場合に比べて、SN比が大きくなり、現像剤搬送量の安定性が向上することが判明した。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の現像装置2では図8に示すように、第1スパイラル43のうちのA1方向下流側の部分で、且つ、第1連通部22eに対する対向領域R1よりもA1方向上流側の部分には、現像剤を滞留させる滞留部43gが設けられている。滞留部43gは、第1螺旋羽根43aの一部によって構成されているとともに、第1螺旋羽根43aの他の部分のピッチよりも小さいピッチで形成されている。ここでは、滞留部43gは、第1螺旋羽根43aの他の部分の約半分のピッチで形成されている。
上記第1実施形態と同様、滞留部43gは、第1スパイラル43の第1領域R2に設けられている。また、滞留部43gは、第1スパイラル43の第2領域R3に設けられている。すなわち、滞留部43gは、第1領域R2と第2領域R3との重複した領域に設けられている。また、滞留部43gは、第1スパイラル43の対向領域R1よりもA1方向上流側のみに設けられているとともに、第1位置P2よりもA1方向下流側のみに設けられている。
第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、滞留部43gは、第1螺旋羽根43aの一部によって構成されているとともに、第1螺旋羽根43aの他の部分のピッチよりも小さいピッチで形成されている。これにより、滞留部43gにより現像剤を容易に滞留させることができるので、現像剤の搬送量を容易に安定化させることができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、図1に示したタンデム式のカラープリンターに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、モノクロプリンター、モノクロ複写機、カラー複写機、ファクシミリ等の、第1搬送室と第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室とを含む現像装置を備えた種々の画像形成装置に本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、攪拌搬送部材から現像ローラーに現像剤を供給する例について示したが、本発明はこれに限らない。攪拌搬送部材と現像ローラーとの間に磁気ローラー等の現像剤担持体をさらに設け、攪拌搬送部材から磁気ローラー等に現像剤を供給した後に、磁気ローラー等から現像ローラーに現像剤を供給してもよい。
また、例えば上記実施形態では、第1螺旋羽根43aが複数条(実施形態では2条)の羽根(第1羽根51および第2羽根52)からなる例について示したが、本発明はこれに限らず、第1螺旋羽根43aは1条の羽根により形成されていてもよい。
また、例えば上記第1実施形態では、パドル部43dが第1羽根51および第2羽根52のそれぞれに対して一対設けられている例について示したが、本発明はこれに限らない。パドル部43dは、第1羽根51および第2羽根52のそれぞれに対して1つまたは3つ以上設けられていてもよい。また、パドル部43dは、第1螺旋羽根43aが1条の羽根により形成されている場合に、第1スパイラル43に1つだけ設けられていてもよい。
また、例えば上記第1実施形態では、複数のパドル部43dが互いに位相が異なるように設けられている例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、複数のパドル部43dの全て又は一部は、互いに位相が同じになるように設けられていてもよい。
また、例えば上記第1実施形態では、パドル部43dの回転軸43bの外周面に対する突出量を、第1螺旋羽根43aおよび逆螺旋羽根55の回転軸43bの外周面に対する突出量と略同じに設定する例について示したが、本発明はこれに限らない。パドル部43dの回転軸43bの外周面に対する突出量を、第1螺旋羽根43aおよび逆螺旋羽根55の回転軸43bの外周面に対する突出量に比べて小さく設定してもよい。
1 画像形成装置
2、2a〜2d 現像装置
20 現像ローラー(現像剤担持体)
22 現像容器
22b 仕切り部
22c 第1搬送室
22d 第2搬送室
22e 第1連通部
22f 第2連通部
43 第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)
43a 第1螺旋羽根(螺旋羽根)
43b 回転軸
43d パドル部(滞留部)
43e 上流端
43f 下流端
43g 滞留部
44 第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)
51 第1羽根(羽根)
51b、52b 下流端
52 第2羽根(羽根)
55 逆螺旋羽根
55a 上流端
P1 上流端
P2 第1位置
P3 第2位置
R1 対向領域
R2 第1領域
R3 第2領域
S 隙間
θ1、θ2 リード角

Claims (12)

  1. 第1搬送室と、前記第1搬送室に比べて上方に配置される第2搬送室と、を有し、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、
    前記第1搬送室内に回転可能に支持され、前記第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、
    前記第2搬送室内に回転可能に支持され、前記第2搬送室内の現像剤を前記第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、前記第1搬送室又は前記第2搬送室内の現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
    を備え、
    前記現像容器は、前記第1搬送室および前記第2搬送室を仕切る仕切り部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、を有し、
    前記第1攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸の外周面に形成されるとともに前記第1方向の下流端が前記第1連通部に対向して配置され、前記現像剤を前記第1方向に搬送する螺旋羽根と、前記螺旋羽根よりも前記第1方向の下流側で前記第1連通部に対向して配置され前記螺旋羽根と巻き方向が逆である逆螺旋羽根と、を有し、
    前記第1攪拌搬送部材のうちの第1方向下流側の部分で、且つ、前記第1連通部に対向する対向領域よりも第1方向上流側の部分には、前記現像剤を滞留させる滞留部が設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記滞留部は、前記第1攪拌搬送部材のうちの前記対向領域の前記第1方向の上流端から前記第1方向上流側に前記螺旋羽根の2リード隔てた第1位置までの第1領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記滞留部は、前記第1攪拌搬送部材のうちの前記第1位置よりも前記第1方向下流側のみに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記滞留部は、前記第1攪拌搬送部材のうちの前記螺旋羽根の前記第1方向の下流端から前記第1方向上流側に前記螺旋羽根の2リード隔てた第2位置までの第2領域に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の現像装置。
  5. 前記滞留部は、前記第1攪拌搬送部材の前記対向領域よりも前記第1方向上流側のみに設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記滞留部は、前記回転軸の外周面から径方向に突出するとともに前記回転軸の軸方向に沿って延びるパドル部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記パドル部の前記第1方向の上流端は、前記螺旋羽根に対して隙間を有して配置されており、
    前記パドル部の前記第1方向の下流端は、前記螺旋羽根に繋がって配置されていることを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記螺旋羽根は、1条以上の羽根からなり、
    互いに位相が異なる2つ以上の前記パドル部が、前記各羽根に対して設けられていることを特徴とする請求項6または7に記載の現像装置。
  9. 前記第1攪拌搬送部材に設けられる全ての前記パドル部が、互いに位相が異なるように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記滞留部は、前記螺旋羽根の一部によって構成されているとともに、前記螺旋羽根の他の部分のピッチよりも小さいピッチで形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
  11. 前記螺旋羽根は、複数条設けられており、
    前記逆螺旋羽根の前記第1方向の上流端近傍のリード角は、前記逆螺旋羽根の他の部分のリード角よりも小さいことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の現像装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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