JP2019082602A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置の現像剤による自己発熱を抑制すると共に、現像剤からなる層の形成不良を防止できるようにする。【解決手段】現像剤を担持して現像領域に搬送する現像ローラ21と、現像ローラと並置して収容され、現像剤を攪拌しながら現像ローラに供給する攪拌供給部材121と、現像ローラの周面上に付着した現像剤層の厚さを規制する層規制部材160とを備える。現像ローラの内部には、層規制部材と対向する位置に設けられた層規制極N2と、現像剤を攪拌供給部材から現像ローラに移動させる引上げ極S3とを有する磁石部材21aが配設される。攪拌供給部材には、その外周面に複数条の螺旋羽根121bが設けられる。層規制極の法線方向のピーク磁力aと引上げ極の法線方向のピーク磁力bとはa>b,a+b≦95mTを満たし、螺旋羽根の肉厚tはt≦2mmを満たし、螺旋羽根の隣接間のピッチwは5mm≦w≦8mmを満たす。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を用いた現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した画像形成装置は、ディジタル方式の複写機及びプリンタ等に搭載され、一様に帯電させた感光体ドラムの外周面を露光して形成された静電潜像をトナーによって現像する。さらに、画像形成装置は可視化されたトナー像を形成し、記録媒体(例えば用紙)に転写して定着させる。このような画像形成装置では、例えば、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤が使用され、現像装置における現像剤担持体を介して、帯電したトナーを感光体ドラムの外周面に付着させることにより、静電潜像の現像が行われる。
特開平09−120201号公報
近年の複合機及びプリンタでは、装置の高速化により、各モータ及び各機能部材が高速で回転摺動することにより、装置の機内温度が上昇する傾向にある。このため、現像剤へのストレスの上昇及び凝集体の生成等、様々な不具合を発生させる要因となっている。
現像装置の自己発熱抑制には、現像剤担持体(例えば現像ローラ)により担持される現像剤量及び層規制部材(例えばドクター板)により規制される現像剤量を低減させるのが効果的である。但し、現像剤量の低減は、現像剤からなる層の形成不良及び濃度むらとのトレードオフの関係にあり、その両立を可能とする構成が期待されている。
また、コスト及び資源削減の観点から、装置本体及び消耗品の長寿命化技術が適用されつつあり、Auto Developer Refill(ADR)技術のような、自動で現像剤の供給及び排出を行って長寿命化を図るシステム等を採用した機械、例えば、現像機内の現像剤量が変化する構成の機械の場合においても、濃度むら等の画質不良を発生しない構成が要求されている。
本開示は、前記従来の問題を解決し、現像装置における現像剤による自己発熱を抑制すると共に、現像剤からなる層の形成不良を防止できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本開示は、現像剤担持体が有する磁石における磁力を低減すると共に、現像剤担持体に現像剤を攪拌しながら供給する現像剤攪拌供給部材における搬送スパイラルの条数を複数本とする構成とする。
具体的に、本開示は、現像装置及びこれを用いた画像形成装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、本開示の第1の態様は、現像剤を収容する収容部と、収容部に収容され、現像剤を担持して所定の現像領域に搬送するように回転する筒状体である現像剤担持体と、収容部に現像剤担持体と並置して収容され、収容部に収容された現像剤を回転により攪拌しながら現像剤担持体に供給する棒状の現像剤攪拌供給部材と、現像剤担持体の周面上に付着した現像剤からなる現像剤層の厚さを所定の厚さに規制する層規制部材とを備えている。現像剤担持体の内部には、層規制部材と対向する位置に設けられた層規制極と、現像剤を現像剤攪拌供給部材から現像剤担持体に移動させる引上げ(ピックアップ)極とを有する磁石部材が配設されている。現像剤攪拌供給部材には、その外周面に複数の条数を持つ搬送スパイラルが設けられており、層規制極の法線方向のピーク磁力aと、引上げ極の法線方向のピーク磁力bとは、式(1)及び式(2)の関係a>b…(1),a+b≦95mT…(2)を満たし、搬送スパイラルの肉厚tは、式(3)の関係t≦2mm…(3)を満たし、搬送スパイラルの隣接間のピッチwは、式(4)の関係5mm≦w≦8mm…(4)を満たす。
これによれば、現像剤担持体の内部に設けられた磁石部材の層規制極における法線方向のピーク磁力及び引上げ極における法線方向のピーク磁力を低減している。これにより、現像剤担持体で担持される現像剤量と、層規制部材によって規制される現像剤量とが減少する。その結果、層規制部材の近傍での現像剤に掛かる圧力が減少して、現像剤担持体のトルクが低減するので、現像装置の自己発熱が抑制される。一方、磁力の低下によって生じる、現像剤担持体の表面の層の形成不良による濃度むらに対しては、搬送スパイラルの条数の複数化によって、搬送速度を落とすことなく、細かい頻度及び疎密が生じない現像剤量で現像剤担持体に現像剤を供給することができるようになる。その上、搬送スパイラルの肉厚tを2mm以下に設定すると共に、スパイラルの隣接間のピッチwを5mm≦w≦8mmとすることにより、条数の増加による搬送部材の搬送性能が最適化される。従って、収容部内での現像剤量の変化時における濃度むらの発生マージンを大きくすることができる。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、層規制極の法線方向のピーク磁力aは、60mT以下であってもよい。
これによれば、層規制部材の近傍における現像剤と層規制部材との摩擦による発熱を効果的に抑制することができる。
本開示の第3の態様は、上記第1又は第2の態様において、引上げ極の法線方向のピーク磁力bは、35mT以下であってもよい。
これによれば、現像剤担持体で保持する、引上げ極による現像剤量が減少して、現像剤と現像剤担持体の表面との摩擦が低減するので、発熱が抑制される。
本開示の第4の態様は、上記第1〜第3の態様において、層規制極の法線方向のピーク磁力aと引上げ極の法線方向のピーク磁力bとの間に形成される接線方向のピーク磁力cは、45mT以下であってもよい。
この場合でも、現像剤と現像剤担持体の表面との摩擦が低減するので、発熱が抑制される。
本開示の第5の態様は、上記第1〜第4の態様において、筒状体の現像剤担持体の外径は、16mm以上且つ25mm以下であってもよい。
これによれば、本開示の効果を大きく得ることができる。
本開示の第6の態様は、上記第1〜第5の態様において、現像剤攪拌供給部材における搬送スパイラルの外径は、10mm以上且つ21mm以下であってもよい。
この場合でも、本開示の効果を大きく得ることができる。
本開示の第7の態様は、上記第1〜第6の態様において、現像剤担持体の外周部と、現像剤攪拌供給部材における搬送スパイラルの外周部との間隔は、3.5mm以上であってもよい。
この場合でも、本開示の効果を大きく得ることができる。
本開示の第8の態様は、上記第1〜第7の態様において、収容部に現像剤攪拌供給部材と並置して収容され、現像剤を回転により攪拌しながら現像剤攪拌供給部材に搬送する棒状の現像剤攪拌搬送部材をさらに備え、現像剤攪拌供給部材の回転軸の位置は、現像剤担持体の回転軸よりも低く設定され、且つ、現像剤攪拌供給部材の回転軸の位置は、現像剤攪拌搬送部材の回転軸よりも高く設定されていてもよい。
これによれば、現像剤の滞留が顕著となる、現像剤担持体、現像剤攪拌供給部材及び現像剤攪拌搬送部材が上側から順次配置される構成であっても、本開示の第1の態様に示した効果によって、現像剤の循環搬送時における滞留量のバランスが大きく崩れることがない。
本開示の第9の態様は、上記第1〜第8の態様において、収容部には現像剤補給装置から現像剤が供給される一方、余剰の現像剤は収容部から排出されてもよい。
これによれば、現像剤補給装置を備えた現像装置の場合は、様々な条件により現像装置内の現像剤量に増減が生じる。このように、現像剤量に変化が生じた場合においても、本開示の第1の態様に示した効果によって、安定した画像を得ることができる。
本開示の第10の態様は、画像形成装置であって、上記第1〜第9の態様に係る現像装置によって、画像の形成が行われる。
本開示によれば、現像装置における現像剤による自己発熱を抑制すると共に、現像剤からなる層の形成不良を防止することができる。
図1は一実施形態に係る現像装置を含む画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 図2は一実施形態に係る現像装置を示す長軸方向の断面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 図4は一実施形態に係る現像装置における現像ローラと該現像ローラからトナーの供給を受ける感光体ドラムとを含む部分を拡大して示す部分断面図である。 図5は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に設けられる磁石部材の極磁力を示す模式図である。 図6は一実施形態に係る現像装置を構成する攪拌供給部材の一部を示す正面図である。 図7は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に配置された引上げ極の磁力と温度上昇抑制効果との関係を示すグラフである。 図8は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に配置された層規制極の磁力と濃度むらとの関係を示すグラフである。 図9は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に配置された 層規制極の法線方向及び引上げ極の法線方向の各ピーク磁力の和と、温度上昇抑制効果との関係を示すグラフである。 図10は比較例に係る攪拌供給部材が現像剤を搬送する様子を部分的に示す正面図である。 図11は一実施形態に係る攪拌供給部材が現像剤を搬送する様子を部分的に示す正面図である。 図12は一実施形態に係る攪拌供給部材におけるスパイラル肉厚及びスパイラル間距離と、濃度むら及び現像剤の搬送性との関係を示すグラフである。 図13は一実施形態に係る現像装置を構成する攪拌供給部材の軸受及び層規制部材における温度上昇抑制効果を2種類の比較例と共に示すグラフである。 図14は一実施形態に係る現像装置を構成する現像器内の現像剤量と濃度むらとの関係を2種類の比較例と共に示すグラフである。 図15は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に配置された層規制極の法線方向の磁力と温度上昇抑制効果との関係を示すグラフである。 図16は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に配置された引上げ極の法線方向の磁力と温度上昇抑制効果との関係を示すグラフである。 図17は一実施形態に係る現像装置を構成する現像ローラの内部に配置された層規制極及び引上げ極の各法線方向のピーク磁力同士の間の接線方向のピーク磁力と温度上昇抑制効果との関係を示すグラフである。
(一実施形態)
本開示の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る現像装置を含む画像形成装置(例えば、プリンタ)の概略構成(側面構成)を表している。
(画像形成装置の全体構成)
画像形成装置1は、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成部100を含み、用紙(記録媒体)Pに画像を形成する。画像形成部100には、図示しない廃トナー回収部が設けられており、余剰の現像剤が排出される。また、画像形成部100には、図示しない現像剤補給装置から新たな現像剤が供給される。
詳細には、画像形成部100は、用紙Pを搬送する記録媒体搬送ユニット10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を用紙Pに二次転写する転写ユニット30と、周面に画像が形成される静電潜像担持体である感光体ドラム40と、トナー像を用紙Pに定着させる定着ユニット50とを備えている。
記録媒体搬送ユニット10は、画像が形成される用紙Pを搬送経路R1上で搬送する。用紙Pは、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラにより1枚毎ピックアップされて搬送される。
現像装置20は、色ごとに4個設けられている。各現像装置20は、トナーを感光体ドラム40に担持させる現像ローラ21を備えている。現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させ最適な帯電量を付与した現像剤が調整される。この現像剤を現像ローラ21に担持させる。続いて、現像ローラ21の回転により現像剤が感光体ドラム40と対向する領域にまで搬送されると、現像ローラ21に担持された現像剤のうちのトナーが感光体ドラム40の周面上に形成された静電潜像に移動して、静電潜像が現像される。
転写ユニット30は、各現像装置20で形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する二次転写領域R2に搬送する。転写ユニット30は、転写ベルト31と、該転写ベルト31を懸架する懸架ローラ31a,31b,31c,31dと、感光体ドラム40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ31dと共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33とを備えている。転写ベルト31は、懸架ローラ31a,31b,31c,31dにより循環移動する無端状のベルトである。
感光体ドラム40は、色ごとに4個設けられている。各感光体ドラム40は、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられている。感光体ドラム40の周上には、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニングユニット43とが設けられている。
帯電ローラ41は、感光体ドラム40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、感光体ドラム40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、帯電ローラ41によって帯電した感光体ドラム40の表面を用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、感光体ドラム40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化して、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、それぞれの現像装置20に対向して設けられた、色ごとのトナータンクNから供給されたトナーによって感光体ドラム40に形成された静電潜像を現像して、トナー像を生成する。クリーニングユニット43は、感光体ドラム40上に形成されたトナー像が転写ベルト31に一次転写された後に、感光体ドラム40上に残存するトナーを回収する。
定着ユニット50は、転写ベルト31から用紙Pへ二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させて定着させる。定着ユニット50は、用紙Pを加熱する加熱ローラ51と、該加熱ローラ51を押圧する加圧ローラ52とを備えている。加熱ローラ51と加圧ローラ52との間には両者の接触領域であるニップ部51aが設けられている。該ニップ部51aに用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着することができる。トナー像が用紙Pへ二次転写された後、転写ベルト31に残存するトナーは、ベルトクリーニング装置によって回収される。
画像形成装置1には、定着ユニット50によりトナー像が定着された用紙Pを装置の外部へ排出するための排出ローラ53,54が設けられている。
また、現像装置20における現像工程では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される。形成されたトナー像は、感光体ドラム40と転写ベルト31とが対向する領域において、感光体ドラム40から転写ベルト31へ一次転写される。転写ベルト31には、4個の感光体ドラム40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。形成された積層トナー像は、懸架ローラ31dと二次転写ローラ33とが対向する二次転写領域R2において、記録媒体搬送ユニット10から搬送された用紙Pに二次転写される。
(現像装置の概略構成)
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る現像装置20は、収容部(ハウジング)140と、該収容部140にそれぞれ区画されて収容された、撹拌搬送部110と、供給搬送部120と、現像ローラ(マグネットローラ)21とを備えている。
撹拌搬送部110は、例えば、現像装置20の外部からギアボックスを介して伝達される駆動力によって、図1における左方向に現像剤を撹拌しながら搬送する。ここで、現像剤はトナーとキャリアとを含む2成分現像剤であってもよい。
供給搬送部120は撹拌搬送部110の上側に併設されている。撹拌搬送部110から左端部の第1連通部142を介して上方向(矢印A方向)に受け渡された現像剤は、供給搬送部120において、図2の右方向に搬送しながら、その直上に併設された現像ローラ21に供給される。現像ローラ21に供給された残りの現像剤は、供給搬送部120の右端部まで搬送されると、第2連通部143を介して下方向(矢印B方向)に移動する。さらに、必要に応じて補給されたトナーと共に撹拌搬送部110により再度撹拌され且つ搬送されて、上記の循環が繰り返される。
現像ローラ21は、例えば、回転可能なスリーブと、その内部に固定され、複数の磁極を持つ磁石部材を有する軸部材とから構成される。現像ローラ21には、供給搬送部120から供給された現像剤が、層規制部材160(図3を参照。)によって所定の層厚に規制された後、感光体ドラム40(図4を参照。)の近傍に運ばれ、該感光体ドラム40の周面上に形成された静電潜像が現像剤中のトナーによって現像される。
(撹拌搬送部及び供給搬送部の構成)
撹拌搬送部110は、収容部140内に、回転軸111aを有する棒状の攪拌搬送部材111が軸受112を介して回転自在に設けられて構成されている。攪拌搬送部材111の回転軸111aにおける現像剤の搬送下流側の端部付近を除く領域には、現像剤を撹拌しながら搬送する1条の螺旋羽根(搬送スパイラル)111bが設けられている。該螺旋羽根111bには、特に限定されないが、例えば現像剤をより撹拌するために、部分的にパドルが設けられていてもよい。また、攪拌搬送部材111の回転軸111aにおける現像剤の搬送下流側には、空隙部を介して逆螺旋羽根111gが設けられている。
撹拌搬送部110と、その上方に配置された供給搬送部120とは、仕切壁141で区画されると共に、上述した第1連通部142及び第2連通部を介して連通している。
一方、供給搬送部120は、収容部140内において、撹拌搬送部110と現像ローラ21との間に、回転軸121aを有する棒状の攪拌供給部材121が軸受122を介して回転自在に設けられて構成されている。攪拌供給部材121の回転軸121aには、現像剤を攪拌し且つ搬送しながら現像ローラ21に供給する複数条の螺旋羽根(搬送スパイラル)121bが設けられている。ここでは、一例として、2条の螺旋羽根121bとしてもよい。回転軸121aの外径は、攪拌搬送部材111の回転軸111aよりも大きく設定され、攪拌供給部材121による現像剤の搬送速度が攪拌搬送部材111よりも遅くなるように設定されている。なお、回転軸121aにおける第1連通部142の近傍の外径は他の部分よりも小さく設定されてもよい。これにより、第1連通部142を通して供給搬送部120に流入する現像剤の受け渡しが容易となる。また、現像ローラ21の外周部と、攪拌供給部材121における螺旋羽根121bの外周部との間には、所定の間隔が設けられている。
(現像装置の動作)
上記のように構成された現像装置20において、撹拌搬送部110内の現像剤は、螺旋羽根111bによって撹拌されながら、第1連通部142に向かって搬送される。現像剤が第1連通部142まで搬送されると、この空隙部の左端側は上述したように、現像剤には、逆螺旋羽根111gによって空隙部に向けて絞られるように寄せ集められて上方へ持ち上げられる作用が働く。このとき、装置の高速化により、現像剤の温度がより上昇することになる。
撹拌搬送部110から供給搬送部120に受け渡された現像剤は、攪拌供給部材121の螺旋羽根121bによって図2の右方向に搬送されながら、その一部が現像ローラ21の周面上に供給される。
(現像ローラの構成)
次に、本実施形態に係る現像ローラの構成について図面を参照しながら説明する。
図4は本実施形態に係る現像ローラ21と、該現像ローラ21からトナーの供給を受ける感光体ドラム40とを含む部分を拡大した断面構成を示している。また、図5は現像ローラ21における極磁力の詳細例を表している。
図4及び図5に示すように、現像ローラ21の内部には、少なくとも、層規制部材160と対向する位置に設けられた層規制極N2と、現像剤を攪拌供給部材121から現像ローラ21に移動させる引上げ極S3とを有する磁石部材21aが設けられている。この磁石部材21aは、現像ローラ21の軸体との一体成型であってもよく、また、軸体との別体成型であってもよい。
ここで、層規制極N2の法線方向のピーク磁力aと、引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bとは、a>b、且つ、a+b≦95mTを満たすことが好ましい。
さらに、図2及び図6に示すように、攪拌供給部材121には、その外周面に複数の条数を持つ螺旋羽根121bが設けられている。ここで、螺旋羽根121bの肉厚tは、t≦2mmを満たすことが好ましい。以下、螺旋羽根121bの肉厚tを「スパイラル肉厚t」とも呼ぶ。
また、螺旋羽根121bにおける隣接間のピッチwは、5mm≦w≦8mmを満たすことが好ましい。以下、螺旋羽根121bにおける隣接間のピッチwを「スパイラル間距離w」とも呼ぶ。
−効果−
以上のように、本実施形態においては、現像ローラ21の内部に配設された磁石部材21aであって、層規制部材160と対向する位置に設けられた層規制極N2の法線方向のピーク磁力aと、現像剤を供給搬送部材121から現像ローラ21へと移動させる引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bとの関係が、a>b、且つ、a+b≦95mTを満たす構成としている。
従って、図5に示すように、引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bを従来(比較例)よりも小さくすることにより、現像ローラ21によって保持される現像剤の量を減少させることができる。その結果、現像剤と現像ローラ21の外殻であるスリーブとの摩擦が低減し、また、層規制部材160によって規制される現像剤量が減少することになる。従って、現像剤と層規制部材160との摩擦の低減により、現像剤の発熱を抑制することができる。この場合、層規制極N2の法線方向の磁力aを固定値とすると、温度上昇に対し有効な効果を得られる極磁力は図7に示す領域D1となる。領域D2は効果が小さい領域を表す。
図7に示すグラフは、横軸に引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bを表している。また、上述のように、層規制極N2の法線方向のピーク磁力aは固定値としている。縦軸は比較例(従来例)との温度差(低減値)を表す。温度の測定箇所は層規制部材160である。温度の測定器は熱電対である。低減温度の設計目標値は3℃以上である。
また、引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bを固定値とし、層規制極磁力aを大きく変化させた場合に、濃度むらに対して有効な効果を得られる極磁力は、図8に示す領域D3となる。領域D4は許容外の領域を表す。
図8に示すグラフは、横軸に層規制極N2の法線方向のピーク磁力aを表している。また、上述のように、引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bは固定値としている。縦軸は濃度むらの発生グレードを表す。発生グレードは、例えば、「G0(良):未発生」、「G1:非常に軽微に発生」、「G2:軽微に発生」、「G3:顕著に発生」、「G4:非常に顕著に発生」、及び「G5:著しく発生」としている。
図7及び図8に示すように、温度上昇の抑制と濃度むらと両立する極磁力は、a>bの関係となる。また、図9に示すように、a+b≦95mTとすることにより、低減温度差が3℃以上となり、温度上昇の抑制に対して有効な効果を得ることができる(領域D5)。図9に示すグラフは、横軸に上記のピーク磁力aとピーク磁力bとの和を表している。縦軸は比較例(従来例)との温度差(低減値)を表す。
しかしながら、本実施形態のように、現像剤の温度上昇を抑制するために、現像ローラ21における極磁力を小さくすることは、現像剤の引上げ不良による現像ローラ21上の層形成むらが生じることと、互いにトレードオフの関係にある。
従って、本実施形態においては、攪拌供給部材121における螺旋羽根121bの条数を複数とし、且つ、該螺旋羽根121bの肉厚tを2mm以下に設定している。さらに、螺旋羽根121bにおける隣接間のピッチwを5mm≦w≦8mmに設定している。このように、螺旋羽根121bの条数を増やすことによって、搬送速度を下げることなく、より細かい頻度、すなわち、疎密が生じない間隔の現像剤量によって、現像ローラ21に現像剤を供給することが可能となる。
例えば、図10の比較例(従来例)に係る攪拌供給部材121Aに示すように、螺旋羽根121bにおける隣接間のピッチが比較的に大きい場合に、搬送される現像剤60には粗密が発生する。これに対し、図11の本実施形態に係る攪拌供給部材121の場合は、複数条の螺旋羽根121bを持つ攪拌供給部材121によって現像剤60が搬送されることにより、搬送される現像剤60に生じる粗密の発生を防止することができる。
なお、本実施形態に係る複数条の羽根を持つ螺旋羽根121bは、その肉厚tが2mm以下で且つ隣接間のピッチwが5mm≦w≦8mmを満たす範囲内で、3条以上の条数を用いることができる。
ところで、搬送中の現像剤に生じる粗密を改善するために、螺旋羽根の条数を1条として、その隣接間のピッチwを単純に小さくすることは、単位時間当たりに搬送される現像剤量を著しく低下させるので好ましくない。
また、本実施形態のように、螺旋羽根121bの条数を増やした場合においても、現像剤の搬送速度の低下及び搬送量の減少が発生する。例えば、現像剤を循環搬送して画像形成する現像装置の場合に、該現像剤を現像ローラ21に供給する攪拌供給部材121と、補給されたトナーを攪拌搬送する攪拌搬送部材111との現像剤の搬送バランスが著しく崩れることになる。
そこで、本実施形態に係る現像装置20においては、螺旋羽根121bの肉厚tを2mm以下に設定している。これにより、搬送可能な現像剤の容積を増大して、該螺旋羽根121bで搬送される現像剤の絶対量を増大することができる。
また、上述したように、複数の条数を持つ螺旋羽根121bにおける隣接間のピッチwを、5mm≦w≦8mmに設定することにより、小さい周期の粗密が少ない状態で現像剤が現像ローラ21に供給される。このため、現像剤に生じる層形成の不良を防止でき、画像上の濃度むらを大幅に改善することが可能となる。
さらに、螺旋羽根121bの肉厚との相乗効果によって、現像剤の搬送速度及び現像剤の搬送量が最適化されるので、攪拌搬送部材111との現像剤の搬送バランスを崩さないようにすることができる。
また、現像装置20内における現像剤量が大きく変化する構成の場合、又は環境若しくは経時劣化等により現像剤の状態が変化するような場合においても、安定した画像形成が可能となる。
図12にスパイラル肉厚及びスパイラル間距離と、濃度むら及び現像剤の搬送性との関係を示す。図12に示すように、スパイラル肉厚がt≦2mmで且つスパイラル間距離が5mm≦w≦8mmの領域D6が、濃度むらが少なく且つ現像剤の搬送性が良好となる領域であることが分かる。ここで、領域D7はスパイラル間距離が小さく且つスパイラル肉厚が相対的に厚い領域である。また、領域D8はスパイラル間距離が相対的に大きい領域である。
図13に比較例(従来例)I、IIに係る構成と、本実施形態に係る構成IIIとの運転中の温度上昇を比較したグラフを示す。左側の棒グラフ(I、II、III)は、それぞれ攪拌供給部材の軸受の温度を表す。右側の棒グラフ(I、II、III)は、それぞれ層規制部材の温度を表す。比較例Iは高磁力の現像ローラを低速回転(500rpm)した場合である。比較例IIは高磁力の現像ローラを高速回転(600rpm)した場合である。本実施形態IIIは低磁力の現像ローラ21を高速回転(600rpm)した場合である。測定条件は、温度を20℃に設定し、湿度を55%に設定している。温度の測定器は熱電対である。
図13に示すように、比較例IIに係る棒グラフ(高磁力且つ高速回転)の場合は、攪拌供給部材の軸受及び層規制部材が共に高い温度を示す。これに対し、本実施形態IIIに係る棒グラフ(低磁力且つ高速回転)の場合は、攪拌供給部材121の軸受122及び層規制部材160が共に、最も低い温度を示す。
また、図14に比較例(従来例)IV、V、及び本実施形態に係る構成VIの運転中における現像器(収容部)内の現像剤量と濃度むらとの関係を比較したグラフを示す。横軸は、現像器内の現像剤量である。縦軸は濃度むらであり、該濃度むらの程度を表す発生グレード(G0〜G5)は図8で説明した通りである。比較例IVは高磁力の現像ローラ及び従来の攪拌供給部材を用いた構成の場合である。比較例Vは低磁力の現像ローラ及び従来の攪拌供給部材を用いた構成の場合である。本実施形態VIは、低磁力の現像ローラ21及び複数条のスパイラルを持つ攪拌供給部材121を用いた構成の場合である。ここで、現像器内の現像剤量の目標値(設計値)は250±25gである。
図14に示すように、比較例Vに係るグラフ(低磁力且つ従来の攪拌供給部材)の場合は、濃度むらの解消に必要な現像剤量が設計値よりも多くなり、現像剤収容室の容積に対する裕度が小さくなる。これにより、供給トナーとの攪拌不良や、現像装置に濃度測定用のセンサ等を設置してある場合には、現像剤の密度の変化によって誤検知を引き起こすこととなる。これに対し、本実施形態VIに係るグラフ(低磁力且つ複数条の攪拌供給部材121)の場合は、比較例IVに係るグラフ(高磁力且つ従来の攪拌供給部材)の場合よりも、さらに裕度が大きくなる。
なお、現像ローラ21における外径(スリーブ径)は、16mm以上且つ25mm以下であってもよい。このようにすると、このスリーブ径の範囲内において、本実施形態の効果をより大きく得ることができる。
また、攪拌供給部材121における螺旋羽根121bの外径は、10mm以上且つ21mm以下であってもよい。このようにすると、この螺旋羽根121bの外径の範囲内において、本実施形態の効果をより大きく得ることができる。
また、現像ローラ21の外周部と、攪拌供給部材121における螺旋羽根121bの外周部との間隔は、3.5mm以上であってもよい。このようにすると、この間隔において、本実施形態の効果をより大きく得ることができる。
また、攪拌供給部材121の回転軸121aの位置は、現像ローラ21の回転軸よりも低く設定されていてもよい。同時に、攪拌供給部材121の回転軸121aの位置は、攪拌搬送部材111の回転軸111aよりも高く設定されていてもよい。この場合、現像ローラ21が上部に配置され、その下方に順次、攪拌供給部材121と攪拌搬送部材111とが並設される構成となる。すなわち、現像装置20における現像ローラ21、攪拌供給部材121及び攪拌搬送部材111が重力方向に縦列配置されている。この場合は、上述したように、現像剤の搬送方向の下流端において現像剤が持ち上げられることにより、該現像剤の循環搬送による受け渡しが行われる。これにより、現像剤が図2に示した第1連通部142に滞留することになる。このように、現像剤の滞留が顕著となるような構成であっても、本実施形態に係る現像装置20は、現像剤の循環搬送時における滞留量のバランスが崩れることがない。
また、収容部140には、現像剤補給装置から現像剤が供給されてもよく、また、余剰の現像剤は収容部140から排出されてもよい。このように、本実施形態に係る現像装置20は、現像剤の劣化による画質を改善するために、本現像装置20に新しい現像剤を追加し、この追加によって余剰となった現像剤を排出する機構を備えた現像装置であってもよい。
この機構を用いた現像装置の場合は、様々な条件によって該現像装置内の現像剤量に増減が生じる。このように、現像剤量に変動が生じた場合においても、本実施形態に係る現像装置20は、より安定した画像を得ることができる。
(第1変形例/層規制極の磁力の限定)
以下、磁石部材21aの層規制極N2における磁力を限定する一例を第1変形例として説明する。
本変形例においては、磁石部材21aの層規制部材160と対向する位置に設けられた層規制極N2の法線方向のピーク磁力aを60mT以下に設定する。このようにすると、図15に示すように、現像ローラ21の周面上における層規制部材160と対向する領域において、現像剤と層規制部材160との摩擦による発熱を効果的に抑制することができる。
図15に示すグラフは、横軸に層規制極N2の法線方向のピーク磁力aを表し、縦軸に温度差(低減値)を表している。図15からは、層規制極N2の法線方向のピーク磁力aを60mT以下、より好ましくは、58mT以下に設定すれば、設計目標値である低減温度3℃以上を実現できることが分かる(領域D9)。
(第2変形例/引上げ極の磁力の限定)
以下、磁石部材21aの引上げ極S3における磁力を限定する一例を第2変形例として説明する。
本変形例においては、磁石部材21aの磁力のうち、現像剤を攪拌供給部材121から現像ローラ21に引き上げる引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bを35mT以下に設定する。このようにすると、図16に示すように、引上げ極S3によって現像ローラ21の周面上に担持される現像剤量が減少する。これにより、現像剤と現像ローラ21を構成するスリーブとの摩擦による発熱を効果的に抑制することができる。
図16に示すグラフは、横軸に引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bを表し、縦軸に温度差(低減値)を表している。図16からは、引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bを35mT以下に設定すれば、設計目標値である低減温度3℃以上を実現できることが分かる(領域D10)。
(第3変形例/層規制極と引上げ極との間の接線方向の磁力の限定)
以下、層規制極N2の法線方向のピーク磁力と引上げ極S3の法線方向のピーク磁力との間の接線方向のピーク磁力cを限定する一例を第3変形例として説明する。
本変形例においては、磁石部材21aの磁力のうち、層規制極N2の法線方向のピーク磁力aと引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bとの間に形成される接線方向のピーク磁力cを45mT以下に設定する。このピーク磁力cは、図4及び図5に示されている。
このようにすると、図17に示すように、第2変形例と同様に、引上げ極S3によって現像ローラ21の周面上に担持される現像剤量が減少する。これにより、現像剤と現像ローラ21を構成するスリーブとの摩擦による発熱が効果的に抑制される。
図17に示すグラフは、横軸に、層規制極N2の法線方向のピーク磁力aと引上げ極S3の法線方向のピーク磁力bとの間の接線方向のピーク磁力cを表し、縦軸に温度差(低減値)を表している。図17からは、ピーク磁力cを45mT以下に設定すれば、設計目標値である低減温度3℃以上を実現できることが分かる(領域D11)。
なお、上記の第1変形例から第3変形例は、そのうちの少なくとも1つを上記の一実施形態に適用することができる。
1 画像形成装置
20 現像装置
21 現像ローラ(現像剤担持体)
21a 磁石部材
40 感光体ドラム
100 画像形成部
111 攪拌搬送部材(現像剤攪拌搬送部材)
111b 螺旋羽根(搬送スパイラル)
121 攪拌供給部材(現像剤攪拌供給部材)
121a 回転軸
121b 螺旋羽根(搬送スパイラル)
140 収容部
160 層規制部材
N2 層規制極
S3 引上げ極

Claims (10)

  1. 現像剤を収容する収容部と、
    前記収容部に収容され、現像剤を担持して所定の現像領域に搬送するように回転する筒状体である現像剤担持体と、
    前記収容部に前記現像剤担持体と並置して収容され、前記収容部に収容された現像剤を回転により攪拌しながら前記現像剤担持体に供給する棒状の現像剤攪拌供給部材と、
    前記現像剤担持体の周面上に付着した現像剤からなる現像剤層の厚さを所定の厚さに規制する層規制部材とを備え、
    前記現像剤担持体の内部には、前記層規制部材と対向する位置に設けられた層規制極と、現像剤を前記現像剤攪拌供給部材から前記現像剤担持体に移動させる引上げ極とを有する磁石部材が配設されており、
    前記現像剤攪拌供給部材には、その外周面に複数の条数を持つ搬送スパイラルが設けられており、
    前記層規制極の法線方向のピーク磁力aと、前記引上げ極の法線方向のピーク磁力bとは、式(1)及び式(2)の関係
    a>b …(1),
    a+b≦95mT …(2)
    を満たし、
    前記搬送スパイラルの肉厚tは、式(3)の関係
    t≦2mm …(3)
    を満たし、
    前記搬送スパイラルの隣接間のピッチwは、式(4)の関係
    5mm≦w≦8mm …(4)
    を満たす現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記層規制極の法線方向のピーク磁力aは、60mT以下である現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記引上げ極の法線方向のピーク磁力bは、35mT以下である現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記層規制極の法線方向のピーク磁力aと前記引上げ極の法線方向のピーク磁力bとの間に形成される接線方向のピーク磁力cは、45mT以下である現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置において、
    筒状体の前記現像剤担持体の外径は、16mm以上且つ25mm以下である現像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記現像剤攪拌供給部材における前記搬送スパイラルの外径は、10mm以上且つ21mm以下である現像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体の外周部と、前記現像剤攪拌供給部材における前記搬送スパイラルの外周部との間隔は、3.5mm以上である現像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記収容部に前記現像剤攪拌供給部材と並置して収容され、現像剤を回転により攪拌しながら前記現像剤攪拌供給部材に搬送する棒状の現像剤攪拌搬送部材をさらに備え、
    前記現像剤攪拌供給部材の回転軸の位置は、前記現像剤担持体の回転軸よりも低く設定され、且つ、
    前記現像剤攪拌供給部材の回転軸の位置は、前記現像剤攪拌搬送部材の回転軸よりも高く設定されている現像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記収容部には現像剤補給装置から現像剤が供給される一方、余剰の現像剤は前記収容部から排出される現像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像装置によって、画像の形成が行われる画像形成装置。
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