JP5532411B2 - 現像装置、並びに、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
すなわち、供給回収一体方式の現像装置において、初期現像剤が収容される循環搬送路と現像装置外部とを連通させる経路は、現像剤供給搬送路(循環搬送路の一部)内の現像剤を現像剤担持体へ供給するための開口部を通じた経路のみである。よって、シール部材による封止箇所は、この開口部だけでよい。これに対し、供給回収分離方式の現像装置において、循環搬送路と現像装置外部とを連通させる経路は、現像剤供給搬送路(循環搬送路の一部)内の現像剤を現像剤担持体へ供給するための供給用開口部を通じた経路だけでなく、現像剤担持体からの現像済み現像剤を現像剤回収搬送路(循環搬送路の一部)内へ回収するための回収用開口部を通じた経路も存在する。そのため、供給回収分離方式の場合、供給回収一体方式よりも広い範囲をシール部材で封止する必要がある。一般に、封止する範囲が広くなればなるほど、その封止安全性が低下する。よって、従来は、初期現像剤の漏れを確実に防ぐ観点から、供給回収分離方式の現像装置では初期現像剤を現像装置の循環搬送路内に収容してシール部材で封止する構成が採用されていなかった。
なお、供給回収分離方式の現像装置は、現像剤供給搬送路の下流端と現像剤回収搬送路の上流端とを接続し、かつ、現像剤供給搬送路の上流端と現像剤回収搬送路の下流端とを接続した循環搬送路を有するものに限らず、その循環搬送路内に更に別の搬送路を有するものも存在する。例えば、現像剤供給搬送路の下流端と現像剤回収搬送路の下流端と更に別の搬送路の上流端とを接続し、かつ、当該別の搬送路の下流端と現像剤供給搬送路の上流端とを接続した循環搬送路を有するものがある。このような循環搬送路を有する供給回収分離方式の現像装置においても、上述した要望への対処が求められる。
また、請求項2の発明は、現像剤担持体に沿って現像剤担持体回転軸方向に延びる現像剤供給搬送路中を搬送部材によって搬送されているトナーとキャリアとを含んだ二成分現像剤を、回転している該現像剤担持体の表面に担持させることにより、該現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤を現像領域へ搬送し、現像領域にて二成分現像剤中のトナーを潜像担持体表面上の潜像に付着させて該潜像の現像処理を行うとともに、現像領域を通過した二成分現像剤を該現像剤担持体から該現像剤供給搬送路とは別の搬送路である現像剤回収搬送路内に回収する現像装置において、上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向下流側端部まで搬送された二成分現像剤を、上記現像剤回収搬送路を介して又は該現像剤回収搬送路とは別の搬送路を介して、該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向上流側端部へ搬送する循環搬送機構を有しており、上記現像剤供給搬送路の内部の二成分現像剤を上記現像剤担持体へ供給するために該現像剤担持体と該現像剤供給搬送路の内部とを連通させる該現像剤供給搬送路の供給用開口部を塞ぐ第1シール部材と、該現像剤供給搬送路と該現像剤供給搬送路以外の搬送路との間で二成分現像剤の受け渡しを行うための該供給用開口部以外の連通口を塞ぐ第2シール部材とを、現像装置本体から取り外し可能に設け、使用開始前の二成分現像剤を上記現像剤供給搬送路の内部に収容し、上記第1シール部材及び上記第2シール部材を現像装置本体から取り外すことで、該二成分現像剤を使用した現像処理の実施が可能となることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記第1シール部材及び上記第2シール部材の少なくとも一方は、現像装置内部で現像ケーシングに対して引き剥がし可能に接着されるシール部と、該シール部の現像剤担持体回転軸方向一端側から延出した延出部とから構成されており、かつ、該延出部を該シール部の接着面とは反対側に折り曲げることで該延出部の自由端部を現像剤担持体回転軸方向他端側の現像ケーシングから現像装置外部に露出させた状態で取り付けられていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の現像装置において、上記第1シール部材及び上記第2シール部材の両方とも、上記シール部と上記延出部とから構成され、かつ、該延出部の自由端部が現像剤担持体回転軸方向他端側の現像ケーシングから現像装置外部に露出させた状態で取り付けられており、上記第1シール部材及び上記第2シール部材における上記延出部の自由端部は、現像剤担持体回転軸方向の同じ側の現像ケーシングから露出していることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の現像装置において、上記第1シール部材及び上記第2シール部材における上記延出部の自由端部は、現像装置外部で互いに連結されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置において、上記第1シール部材は、現像装置内部の現像ケーシング部分に固定されて該第1シール部材が塞ぐ回収用開口部又は供給用開口部を形成する枠体に対し、該開口部を覆うように引き剥がし可能に接着されたものであることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置において、上記第1シール部材は、使用開始前の二成分現像剤が収容される上記現像剤回収搬送路又は上記現像剤供給搬送路に対面する現像ケーシング部分に対して引き剥がし可能に接着されていることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像担持体と該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、上記現像装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤により該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを有し、該現像装置により該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、上記現像装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明では、供給回収分離方式の現像装置において、使用開始前の二成分現像剤を現像剤供給搬送路の内部に収容する。そして、現像剤担持体と現像剤供給搬送路の内部とを連通させる現像剤供給搬送路の供給用開口部を第1シール部材で塞ぐ。また、その現像剤供給搬送路とこの現像剤供給搬送路以外の搬送路との間で二成分現像剤の受け渡しを行うための連通口(供給用開口部以外の連通口)も、第2シール部材で塞ぐ。この連通口は、現像装置内を循環する現像剤の循環搬送路を構成するものであり、その開口部の面積は、現像剤担持体と現像剤回収搬送路の内部とを連通させる回収用開口部の面積よりもずっと小さいものである。よって、本発明によれば、第2シール部材で回収用開口部を塞ぐことで現像剤回収搬送路を封止する場合よりも、その封止する範囲が小さいので、その封止安全性は高いものとなる。
まず、本実施形態に係る複写機の構成及び動作について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。
この複写機は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成するための複数の感光体ユニット3Y,3M,3C,3Kを備えている。感光体ユニット3Y,3M,3C,3Kは、それぞれ像担持体であるドラム状の感光体10Y,10M,10C,10Kを有している。
感光体ユニット3Y,3M,3C,3Kは、使用するトナーの色が異なる以外は、同じ構成であるため、以下、符号Y、M、C、Kの符号を省略して感光体ユニット3として説明する。感光体ユニット3は、感光体10、感光体10を帯電する帯電装置11、感光体10上の潜像を現像する現像装置12、感光体10上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13等を備える。なお、感光体ユニット3は、これらを一体に支持し、装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとして構成されている。
まず、感光体ユニット3Yでは、感光体10Y,10M,10C,10Kが帯電装置11Y,11M,11C,11Kによって一様に帯電される。その後、発光素子4Y,4M,4C,4Kにより、画像情報に基づき走査露光されて感光体10Y,10M,10C,10K表面に静電潜像が形成される。感光体10Y,10M,10C,10K上の潜像は、現像装置12Y,12M,12C,12Kの各色のトナーによって現像されてトナー像として可視像化される。感光体10Y,10M,10C,10K上のトナー像は、各一次転写ローラ24Y,24M,24C,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動される中間転写ベルト20上に順次重ねて転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。一次転写終了後の感光体10Y,10M,10C,10Kは、クリーニング装置13Y,13M,13C,13Kによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。
現像装置12Y、12M、12C、12Kも、使用するトナーの色が異なる以外は、同じ構成であるため、符号を省略して現像装置12として説明する。
本実施形態の現像装置12は、現像剤担持体としての現像ローラ16に沿って現像ローラ回転軸方向(図2中紙面垂直方向)に延びる現像剤供給搬送路A中を搬送されているトナーTとキャリアCとを含んだ現像剤Gを、回転している現像ローラ16の表面に担持させることにより、現像ローラ16の表面に担持された現像剤Gを現像領域へ搬送し、現像領域にて現像剤中のトナーTを感光体10上の静電潜像に付着させて現像処理するものである。
図4は、使用開始前の現像装置12を、現像ローラ回転軸方向のおよそ中央で現像ローラ回転軸方向に対して垂直に切断したときの断面を模式的に表した断面図である。
図5は、使用開始前の現像装置12を、その現像剤回収搬送路の現像ローラ回転軸方向端部(図3中手前側の端部)で現像ローラ回転軸方向に対して垂直に切断したときの断面を模式的に表した断面図である。
本実施形態の現像装置12は、現像剤回収搬送路Bの下方に現像剤供給搬送路Aが配置された縦攪拌構成である。回収搬送スクリュー19によって現像剤回収搬送路Bの下流端まで搬送された現像剤は、現像剤回収搬送路の下流側端部の底面に開口した第1連通口を通じて現像剤供給搬送路Aの上流端に移動し、供給搬送スクリュー18によって現像剤供給搬送路Aの下流端まで搬送された現像剤は、図5に示すように、現像剤回収搬送路Bの上流側端部の底面に開口する第2連通口Dを通じて現像剤回収搬送路Bの上流端に移動する。
現像装置12内の現像剤は、現像動作を繰り返すうちにトナーが消費されていくので、現像装置外部から装置内の現像剤に対してトナーを補給する必要がある。本実施形態では、図3に示したように、第2連通口Dが設けられている現像剤回収搬送路Bの上流側端部(図3中手前側の端部)の上方に、トナー補給口34が設けられている。このトナー補給口34は、仕切板14が無い手前側の端部上方の現像ケーシングに形成されている。トナー補給口34から補給されたトナーは、現像ローラ16の現像領域対向部分から外れた現像剤供給搬送路Aの下流側端部から現像剤回収搬送路Bの上流側端部まで盛り上がった現像剤の上に落下し、回収搬送スクリュー19により、現像剤と攪拌されながら現像剤回収搬送路B中を搬送される。
本実施形態の現像装置12は、その使用開始前においては、初期現像剤が現像剤回収搬送路Bの内部に収容されている。現像ローラ16と現像剤回収搬送路Bの内部とを連通させる回収用開口部Cは、図4に示すように、第1シール部材31によって塞がれている。また、現像剤回収搬送路Bと現像剤供給搬送路Aとを連通させる第1連通口及び第2連通口Dは、図5に示すように、第2シール部材33によって塞がれている。これにより、初期現像剤が収容された現像剤回収搬送路Bは封止され、外部から遮断されている。
第1シール部材31は、回収用開口部Cを形成する枠体としてのベース部材32に対し、その回収用開口部Cを覆うように熱圧着(ヒートシール)されている。第1シール部材31は、図6に示すように、第1シール部材31を現像装置12から取り外す(引き抜く)ために、ベース部材32に接着されるシール部31aの一端側から延出する延出部としての引きしろ部31bを備えている。ベース部材32は、第1シール部材31が接着された状態で、図4に示すように現像ケーシングに固定される。図7に示すように、第1シール部材31の引きしろ部31bを回収用開口部Cの面と平行な方向(図中矢印の方向)に引き抜くことで、ベース部材32に熱圧着された第1シール部材31のシール部31aが剥がされ、ベース部材32によって形成された回収用開口部Cが開口し、現像剤回収搬送路Bの内部と現像ローラ16とが連通した状態になる。
図9は、第1シール部材31及び第2シール部材33の把持部31c,33cが露出する側の端部を拡大した斜視図である。
本実施形態において、第1シール部材31の引きしろ部31bの現像ケーシング外部に露出して配置される端部(把持部)31cと、第2シール部材33の引きしろ部33bの現像ケーシング外部に露出して配置される端部(把持部)33cとが、同じ端部(図8中手前側端部)に配置される。したがって、これらの第1シール部材31及び第2シール部材33の把持部31c,33cが互いに別々の端部に配置されている場合に比べて、その引き抜き作業が容易である。この引き抜き作業を更に容易にする場合には、例えば、これらの把持部31c,33cを互いに連結させてもよい。この場合、一度の引き抜き動作で、第1シール部材31及び第2シール部材33の両方を現像装置12から引き抜くことができる。
なお、本実施形態では、現像剤回収搬送路Bの内部に初期現像剤を収容し、回収用開口部Cと連通口Dとをシール部材31,33で封止する場合について説明したが、現像剤供給搬送路Aの内部に初期現像剤を収容し、供給用開口部Eと連通口Dとをシール部材31,33で封止する場合でも、同様の効果が得られる。
また、本実施形態において、第1シール部材31及び第2シール部材33は、現像装置内部で現像ケーシングに対して引き剥がし可能に接着されるシール部31aと、そのシール部の現像ローラ回転軸方向一端側から延出した延出部である引きしろ部31b,33bとから構成されており、かつ、その引きしろ部31b,33bをシール部の接着面とは反対側に折り曲げることで引きしろ部31b,33bの自由端部である把持部31c,33cを現像ローラ回転軸方向他端側の現像ケーシングから現像装置外部に露出させた状態で取り付けられている。これにより、把持部31c,33cを引っ張る力を、現像ケーシングからシール部を引き剥がす力に効率よく利用でき、シール部の引き剥がしが容易となる。
また、本実施形態においては、第1シール部材31及び第2シール部材33の両方とも、シール部と引きしろ部31b,33bとから構成されていて、かつ、引きしろ部31b,33bの自由端部である把持部31c,33cが、現像ローラ回転軸方向の同じ側の現像ケーシングから露出しているので、第1シール部材31及び第2シール部材33を現像装置12から取り外す(引き抜く)作業が容易である。
なお、上述したように、第1シール部材31及び第2シール部材33における把持部31c,33cを、現像装置外部で互いに連結してもよい。この場合、第1シール部材31及び第2シール部材33を現像装置12から取り外す(引き抜く)作業が更に容易となる。
また、本実施形態において、第1シール部材31は、現像装置内部の現像ケーシング部分に固定されて第1シール部材31が塞ぐ回収用開口部Cを形成する枠体としてのベース部材32に対し、その回収用開口部Cを覆うように引き剥がし可能に接着されたものである。これにより、第1シール部材31を現像ケーシングに取り付ける作業が容易になる。
また、本実施形態では、図4に示したように、第1シール部材31が現像ローラ16と対面する現像ケーシング部分に対して引き剥がし可能に接着されているが、図10に示すように、第1シール部材31を、初期現像剤が収容される現像剤回収搬送路Bに対面する現像ケーシング部分に対して引き剥がし可能に接着させてもよい。本実施形態の場合、第1シール部材31の接着部分が現像ローラ16に近いため、第1シール部材31を引き剥がした後に現像ケーシング側に残るおそれがある糊片が現像ローラ16に付着しやすい。この糊片が現像ローラ16に付着すると、白スジ等の異常画像を発生させる原因となる。これに対し、図10に示すように構成すれば、第1シール部材31の接着部分が現像ローラ16から遠ざかるため、糊片が現像ローラ16に付着しにくく、白スジ等の異常画像の発生を抑制できる。
10 感光体
11 帯電装置
12 現像装置
13 クリーニング装置
14 仕切板
16 現像ローラ
17 現像ドクタ
18 供給搬送スクリュー
19 回収搬送スクリュー
20 中間転写ベルト
31 第1シール部材
31a シール部
31b,33b 引きしろ部
31c,33c 把持部
32 ベース部材
33 第2シール部材
34 トナー補給口
A 現像剤供給搬送路
B 現像剤回収搬送路
C 回収用開口部
D 連通口
E 供給用開口部
Claims (9)
- 現像剤担持体に沿って現像剤担持体回転軸方向に延びる現像剤供給搬送路中を搬送部材によって搬送されているトナーとキャリアとを含んだ二成分現像剤を、回転している該現像剤担持体の表面に担持させることにより、該現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤を現像領域へ搬送し、現像領域にて二成分現像剤中のトナーを潜像担持体表面上の潜像に付着させて該潜像の現像処理を行うとともに、現像領域を通過した二成分現像剤を該現像剤担持体から該現像剤供給搬送路とは別の搬送路である現像剤回収搬送路内に回収する現像装置において、
上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向下流側端部まで搬送された二成分現像剤を、上記現像剤回収搬送路を介して又は該現像剤回収搬送路とは別の搬送路を介して、該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向上流側端部へ搬送する循環搬送機構を有しており、
使用開始前の二成分現像剤が上記現像剤回収搬送路の内部に収容されており、
上記現像剤担持体から上記現像剤回収搬送路の内部に二成分現像剤を回収するために該現像剤担持体と該現像剤回収搬送路の内部とを連通させる該現像剤回収搬送路の回収用開口部を塞ぐ第1シール部材と、該現像剤回収搬送路と該現像剤回収搬送路以外の搬送路との間で二成分現像剤の受け渡しを行うための該回収用開口部以外の連通口を塞ぐ第2シール部材とを、現像装置本体から取り外し可能に設け、
上記第1シール部材及び上記第2シール部材を現像装置本体から取り外すことで、上記使用開始前の二成分現像剤を使用した現像処理の実施が可能となることを特徴とする現像装置。 - 現像剤担持体に沿って現像剤担持体回転軸方向に延びる現像剤供給搬送路中を搬送部材によって搬送されているトナーとキャリアとを含んだ二成分現像剤を、回転している該現像剤担持体の表面に担持させることにより、該現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤を現像領域へ搬送し、現像領域にて二成分現像剤中のトナーを潜像担持体表面上の潜像に付着させて該潜像の現像処理を行うとともに、現像領域を通過した二成分現像剤を該現像剤担持体から該現像剤供給搬送路とは別の搬送路である現像剤回収搬送路内に回収する現像装置において、
上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向下流側端部まで搬送された二成分現像剤を、上記現像剤回収搬送路を介して又は該現像剤回収搬送路とは別の搬送路を介して、該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向上流側端部へ搬送する循環搬送機構を有しており、
上記現像剤供給搬送路の内部の二成分現像剤を上記現像剤担持体へ供給するために該現像剤担持体と該現像剤供給搬送路の内部とを連通させる該現像剤供給搬送路の供給用開口部を塞ぐ第1シール部材と、該現像剤供給搬送路と該現像剤供給搬送路以外の搬送路との間で二成分現像剤の受け渡しを行うための該供給用開口部以外の連通口を塞ぐ第2シール部材とを、現像装置本体から取り外し可能に設け、
使用開始前の二成分現像剤を上記現像剤供給搬送路の内部に収容し、上記第1シール部材及び上記第2シール部材を現像装置本体から取り外すことで、該二成分現像剤を使用した現像処理の実施が可能となることを特徴とする現像装置。 - 請求項1又は2の現像装置において、
上記第1シール部材及び上記第2シール部材の少なくとも一方は、現像装置内部で現像ケーシングに対して引き剥がし可能に接着されるシール部と、該シール部の現像剤担持体回転軸方向一端側から延出した延出部とから構成されており、かつ、該延出部を該シール部の接着面とは反対側に折り曲げることで該延出部の自由端部を現像剤担持体回転軸方向他端側の現像ケーシングから現像装置外部に露出させた状態で取り付けられていることを特徴とする現像装置。 - 請求項3の現像装置において、
上記第1シール部材及び上記第2シール部材の両方とも、上記シール部と上記延出部とから構成され、かつ、該延出部の自由端部が現像剤担持体回転軸方向他端側の現像ケーシングから現像装置外部に露出させた状態で取り付けられており、
上記第1シール部材及び上記第2シール部材における上記延出部の自由端部は、現像剤担持体回転軸方向の同じ側の現像ケーシングから露出していることを特徴とする現像装置。 - 請求項4の現像装置において、
上記第1シール部材及び上記第2シール部材における上記延出部の自由端部は、現像装置外部で互いに連結されていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置において、
上記第1シール部材は、現像装置内部の現像ケーシング部分に固定されて該第1シール部材が塞ぐ回収用開口部又は供給用開口部を形成する枠体に対し、該開口部を覆うように引き剥がし可能に接着されたものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置において、
上記第1シール部材は、使用開始前の二成分現像剤が収容される上記現像剤回収搬送路又は上記現像剤供給搬送路に対面する現像ケーシング部分に対して引き剥がし可能に接着されていることを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体と該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
上記現像装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤により該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを有し、該現像装置により該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
上記現像装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2011197313A (ja) | 2011-10-06 |
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