JPH11133747A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11133747A
JPH11133747A JP9300532A JP30053297A JPH11133747A JP H11133747 A JPH11133747 A JP H11133747A JP 9300532 A JP9300532 A JP 9300532A JP 30053297 A JP30053297 A JP 30053297A JP H11133747 A JPH11133747 A JP H11133747A
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JP
Japan
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developer
developing sleeve
developing
magnetic field
magnetic
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JP9300532A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Suzuki
圭一郎 鈴木
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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    • G03G2215/0609Developer solid type two-component magnetic brush

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像スリーブ上に残る現像後の画像履歴を除
去し、ゴーストと呼ばれる現像処理後の画像欠陥を解消
することにより、高画質の画像を形成可能にするととも
に、現像剤劣化や、現像スリーブの擦傷痕発生を防止す
る現像装置を提供する。 【解決手段】 現像スリーブ141に対向して配設さ
れ、現像スリーブ141の表面近傍における磁界を外部
方向に向かって強め、現像スリーブ141上の現像剤を
現像スリーブ141から引き剥がすように吸引して捕集
する磁界発生部材148と、現像スリーブ141と磁界
発生部材148の近傍に回転可能に配設され、現像スリ
ーブ141から磁界発生部材148により吸引、搬送さ
れる現像剤が現像スリーブ141側に移動しないように
現像剤収容部140に搬送する現像剤搬送部材144
と、を有する現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備え
られた現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置の現像方式には、通常の電
子写真複写機等に用いられる正規現像方式と、デジタル
プリンタやデジタル電子写真複写機等に用いられる反転
現像方式が知られている。反転現像方式は、一般にレー
ザ、LED等を光源として用い、帯電、露光により像担
持体(以下、感光体ドラムと称す)上に形成された潜像
を、感光体ドラムの帯電極性と同極性に帯電したトナー
により現像してトナー像とする方式である。例えば、感
光体ドラムの帯電極性が負の場合、トナーの極性も負で
あり、露光により生じた電位差を利用して現像し、感光
体ドラム上にトナー像を形成する方式である。現像処理
後に、コロナ放電等を用いる転写装置により転写材をト
ナーの極性と逆極性に帯電させ、感光体ドラム上のトナ
ー像を転写材により転写させる。その後、ACコロナ放
電またはDCコロナ放電により転写材の電位を下げ、転
写材と感光体ドラムとの付着力を低減させたのち、感光
体ドラム表面から転写材を剥離し、次のプロセスに移行
する。
【0003】従来の現像装置においては、回転する感光
体ドラムに近接して、回転する現像スリーブ(現像剤担
持体)が配置されている。該現像スリーブは中空円筒体
状に形成されて、前記感光体ドラムに対向する側に開口
部を有するハウジングに収納されている。該現像スリー
ブには、例えば−650Vの直流電圧に、2700V、
8000Hzの交流電圧が重畳された現像バイアス電圧
が印加される。該現像スリーブは、その内部に固定磁石
を有し、現像スリーブの外周表面にはトナー粒子と磁性
粒子(キャリア)とを混合した二成分現像剤を担持して
いる。
【0004】現像装置は、前記トナーとキャリアとから
成る二成分現像剤を収容する現像器ハウジング、内部に
固定の磁性体を有する磁界発生手段(マグネットロー
ル)を有する現像剤搬送手段である現像スリーブ(現像
ローラ)、現像剤供給ローラ(以下、供給ローラと称
す)、前記現像スリーブ上の現像剤層厚を所定量に規制
する現像剤層厚規制部材、現像剤攪拌スクリュー(以
下、攪拌スクリューと称す)から構成されている。前記
現像器ハウジングの上部に開口したトナー補給口部でト
ナーカートリッジから前記現像器ハウジング内に補給さ
れたトナーは、回転する前記攪拌スクリューにより前記
現像器ハウジング内に収容された現像剤と攪拌、混合さ
れて均一なトナー濃度になり、回転する前記供給ローラ
により前記現像スリーブの外周面上に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この二成分現像剤を使
用した現像装置は、現像位置でトナーが像担持体上へ移
動するので、現像位置を過ぎた現像剤を現像スリーブ上
から一旦除去し、トナーと磁性キャリアを所定の割合に
攪拌した後再び現像スリーブ上に戻す必要がある。
【0006】そこで、現像スリーブ上にスクレーパの一
端を当接させて現像剤を除去する技術が考えられた。
【0007】上記技術は現像スリーブ上にスクレーパが
直に接触するので、現像スリーブは磨耗しない材料、例
えばステンレス鋼(SUS)等にする必要がある。しか
し、SUSを使用すると加工等、コスト面で問題があっ
た。
【0008】そこでコストの安価なアルミニウム合金等
を現像スリーブに使用し、磁性部材を現像スリーブに対
して非接触状態で配置し、現像スリーブ上から現像剤を
除去する技術が考えられた(特開昭60−91373
号、特開昭62−105174号、特開平6−1949
62号各公報等)。
【0009】この技術は、現像スリーブ内の磁石により
磁性部材が誘導磁化され、現像スリーブと磁性部材の間
に磁気ブラシを形成し、現像スリーブ上の現像剤を塞ぎ
止め、現像スリーブ上から現像剤をはぎ取るという構造
である。
【0010】確かに多少なりとも上記構造により現像剤
を剥ぎ取ることが考えられるが、現像スリーブ上で移動
してくる現像剤により上記磁気ブラシが圧迫され、磁気
ブラシを通過する現像剤もあり、多量の現像剤を剥ぎ取
ることは実際上困難である。
【0011】また、誘導磁化された磁性部材の磁力は現
像スリーブ内の磁石の磁力より強くはないので、現像剤
を現像スリーブ上から剥ぎ取る方向に磁力は何ら発生し
ていない。さらに、現像スリーブ上から剥ぎ取られた現
像剤が、攪拌されずに再び現像スリーブ上に付着して、
像担持体に対向する現像領域に搬送され、現像不良を発
生する問題がある。
【0012】上記理由により磁性部材を現像スリーブに
対して非接触状態で配置するだけでは十分な機能を果た
せず、特に現像スリーブ上に薄層の現像剤を形成し現像
する系では不十分であった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するためになされたものであり、本発明の目的
は、ゴーストの発生を防止し、高画質の画像を形成可能
にするとともに、現像剤劣化や、現像スリーブの擦傷痕
発生を防止する現像装置を提供することにある。
【0014】上記目的を達成する本発明の現像装置は、
トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を収容する現
像剤収容部と、前記二成分現像剤を担持し回転する現像
スリーブと、前記現像スリーブ内部に固定配置され前記
現像スリーブの回転方向に沿って複数の磁極を有する磁
界発生手段と、前記現像スリーブ上に担持された現像剤
の層厚を規制する現像剤層厚規制手段と、を有する現像
装置であって、前記現像スリーブに対向して配設され、
前記現像スリーブの表面近傍における磁界を外部方向に
向かって強め、前記現像スリーブ上の現像剤を前記現像
スリーブから引き剥がすように吸引して捕集する磁界発
生部材と、前記現像スリーブと磁界発生部材の近傍に回
転可能に配設され、前記現像スリーブから前記磁界発生
部材により吸引、搬送される現像剤が現像スリーブ側に
移動しないように前記現像剤収容部に搬送する現像剤搬
送部材と、を有することを特徴とするものである(請求
項1)。
【0015】また、本発明の現像装置は、トナーと磁性
キャリアを含む二成分現像剤を担持し回転する現像スリ
ーブと、前記現像スリーブ内部に固定配置され前記現像
スリーブの回転方向に沿って複数の磁極を有する磁界発
生手段と、前記現像スリーブ上に担持された現像剤の層
厚を規制する現像剤層厚規制手段と、を有する現像装置
であって、前記現像スリーブの回転方向下流側ほど前記
現像スリーブ上から現像剤が離れる方向に磁界を強く
し、前記現像スリーブ上から現像剤を引き剥がす磁界発
生部材と、前記現像スリーブ上より前記磁界発生手段側
に引き剥がした現像剤を前記現像スリーブ側に移動しな
いように搬送する現像剤搬送部材と、を有することを特
徴とするものである(請求項2)。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って、本発明の現像装置を複数組搭載した画像形成装置
の一例であるカラープリンタの構成とその作用を図1の
断面構成図によって説明する。
【0017】このカラープリンタは、像担持体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像担持体面から記録紙を剥離する方
式のカラー画像形成装置である。
【0018】図1において、10は像担持体である感光
体ドラムで、OPC感光体(有機感光体)をドラム基体
上に塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に
駆動回転される。11はスコロトロン帯電器で、感光体
ドラム10周面に対し高電位VHの一様な帯電をグリッ
ド電位VGに電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイ
ヤによるコロナ放電によって与えられる。このスコロト
ロン帯電器11による帯電に先だって、前プリントまで
の感光体ドラムの履歴をなくすために発光ダイオード等
を用いた帯電前除電器(PCL)12による露光を行っ
て感光体ドラム周面の除電をしておく。上記の感光体ド
ラムの履歴とは、先行した画像形成時の帯電、画像露光
で作像した感光体上に残留した画像パターンをいい、感
光体メモリーとも称す。
【0019】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像
露光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。像露光手段13は図示しないレーザーダイオードを
発光光源とし回転するポリゴンミラー、fθレンズ、シ
リンドリカルレンズを経て反射ミラーにより光路を曲げ
られ主走査がなされるもので、感光体ドラム10の回転
(副走査)によって潜像が形成される。本実施の形態で
は文字部に対して露光を行い、露光部電位VLの方が帯
電電位VHよりも低電位となるような反転潜像を形成す
る。
【0020】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る二成分現像剤をそれぞれ
内蔵した現像器14Y,14M,14C,14Kから成
る現像装置14が設けられている。
【0021】先ず1色目のイエローの現像が、マグネッ
トロール142を内蔵し現像剤を保持して回転する現像
スリーブ141によって行われる。現像剤はマグネタイ
トをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティング
したキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じ
た顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたト
ナーとからなるもので、現像剤は後述する現像剤層厚規
制部材143によって現像スリーブ141上に100〜
600μmの現像剤層厚に規制されて現像領域へと搬送
される。
【0022】現像領域における現像スリーブ141と感
光体ドラム10との間隙は現像剤層厚よりも大きい0.
5〜1.0mmとして、この間にACバイアスVACとD
CバイアスVDCが重畳して印加される。DCバイアスV
DCと感光体帯電電位VH、トナーの帯電は同極性である
ため、ACバイアスVACによってキャリアから離脱する
きっかけを与えられたトナーは、正帯電時にはDCバイ
アスVDCより電位の高い感光体帯電電位VHの部分には
付着せず、DCバイアスVDCより電位の低い露光部電位
L部分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0023】1色目の顕像化が終った後、2色目のマゼ
ンタの画像形成行程に入り、再びスコロトロン帯電器1
1による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる
潜像が像露光手段13によって形成される。このとき1
色目の画像形成行程で行われたPCL12による除電
は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の
急激な低下により飛び散るため行わない。
【0024】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
感光体帯電電位VHに帯電された感光体のうち、1色目
の画像のない部分に対しては1色目と同様の潜像がつく
られ現像が行われるが、1色目の画像がある部分に対し
再び現像を行う部分では、1色目の付着したトナーによ
り遮光とトナー自身のもつ電荷の影響によって、1色目
の露光部電位VLよりも若干高い電位VMの潜像が形成さ
れ、DCバイアスVDCと電位VMの電位差に応じた現像
が行われる。
【0025】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0026】上記各現像器14Y,14M,14C,1
4Kに新規の各色トナーを制御して補給するトナー供給
装置は、着脱可能な複数のトナーカートリッジ15
(Y,M,C,K)、トナー貯蔵手段16(Y,M,
C,K)、トナー搬送手段161(Y,M,C,K)か
ら構成されている。
【0027】一方、給紙カセット20より半月ローラ2
1を介して搬出された一枚の転写材(転写紙等)Pは、
中間給紙ローラ対22A,22Bを経て、レジストセン
サ位置近傍で一旦停止し、転写のタイミングの整った時
点で、給紙部のレジストローラ対23の回転作動により
転写域へと給紙される。
【0028】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面にトナー像を転写するため
の電圧を印加する転写ローラ等の転写手段17が圧接さ
れ、給紙された転写材Pを挟着して多色像が一括して転
写される。
【0029】次いで、転写材Pは鋸歯電極等の分離手段
18によって除電され、感光体ドラム10の周面より分
離して定着装置24に搬送され、熱ローラ(上ローラ)
241と圧着ローラ(下ローラ)242の加熱、加圧に
よってトナーを溶着したのち、排紙ローラ25A,25
B,25Cを経て装置外部の排紙トレイ26上に排出さ
れる。なお、転写手段17は転写材Pの通過後、感光体
ドラム10の周面より退避離間して、次なるトナー像の
形成に備える。
【0030】一方、転写材Pを分離した感光体ドラム1
0は、クリーニング装置19のブレード191の圧接に
より残留トナーを除去・清掃され、再びPCL12によ
る除電とスコロトロン帯電器11による帯電を受けて次
なる画像形成のプロセスに入る。なお、ブレード191
は感光体ドラム面のクリーニング後、直ちに移動して感
光体ドラム10の周面より退避する。ブレード191に
よってクリーニング装置19内に掻き落された廃棄トナ
ーは、スクリュー192により排出されたのち、図示し
ない廃トナー回収容器内へ貯留される。
【0031】図2は本発明による複数組の現像器14
Y,14M,14C,14Kから成る現像装置14の断
面図である。これらの現像器14Y,14M,14C,
14Kは、各現像スリーブ141が前記感光体ドラム1
0の感光面に対向して、上下方向に平行配置されてい
る。これら複数組の現像器14Y,14M,14C,1
4Kは、ほぼ同一構造をなすから、以下、現像器14Y
を代表して、現像装置14と称して説明する。
【0032】図3は本発明の現像装置14の断面図、図
4は現像スリーブ141と周辺部材との配置関係を示す
部分拡大断面図である。
【0033】これらの図において、140はトナーとキ
ャリアとから成る二成分現像剤を収容する現像器ハウジ
ング(現像剤収容部)、141は内部に固定の磁石を有
する磁界発生手段(マグネットロール)142を有する
現像剤担持体である現像スリーブ、143は現像スリー
ブ141上の現像剤層厚を所定量に規制する現像剤層厚
規制部材である。
【0034】現像スリーブ141内には、複数個の磁極
N1,N2,N3,S1,S2が交互に配置されたマグ
ネットロール142が固設されている。これらの複数個
の磁極のうち、互いに隣接する任意の2つの磁極N2と
磁極N3は同極性に配置され、この隣接する同極性の磁
極(剥ぎ取り磁極)N2,N3により反発磁界が形成さ
れ、現像スリーブ141上の現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り
磁極部分が形成されている。磁極N3は現像剤層厚規制
部材143に対向する。なお、E1はAC電源、E2は
DC電源である。
【0035】現像スリーブ141の外径は、φ8mm以
上、φ60mm以下が望ましい。外径が、φ8mm以下
であると、画像形成に必要な磁極N1,S1,N2,S
2,N3から成る少なくとも5極の磁極を有するマグネ
ットロール142を形成することが不可能である。
【0036】また、現像スリーブ141の外径がφ60
mm以上であると、現像装置が大型化する。特に、複数
組の現像装置(例えば14(Y,M,C,K)現像器)
を有するカラープリンタ(図1参照)においては、現像
装置14が大型化すると、感光体ドラム10の外径が増
大化する。また、転写材への転写、除電後に、曲率分離
を行うことが困難になる。さらに、現像装置14と感光
体ドラム10の大型化により画像形成装置が大型化にな
ってしまう。
【0037】なお、本発明に係わる画像形成装置には、
Konica KL−2010カラープリンタ(コニカ
(株)製)改造機を使用し、現像スリーブ141の外径
はφ18mm、感光体ドラム10の外径はφ100mm
である。
【0038】現像剤層厚規制部材143は、磁性を有す
るステンレス鋼、鉄鋼材等の磁性部材から成り、現像ス
リーブ141に対向する面は、最小間隙部が微小な所定
間隙A(例えばA=0.35mm)に設定され、磁極N
3に対向している。この最小間隙部より現像スリーブ1
41の回転方向の上流側では、間隙が次第に広がり、楔
形状の空間を形成している。
【0039】144は複数の羽根部144Aを有するパ
ドル形状の現像剤供給ローラ(パドルホイールと称す)
であり、現像スリーブ141に現像剤を搬送するととも
に、現像処理後の現像剤を現像スリーブ141面から攪
拌スクリュー146に搬送する。パドルホイール144
の羽根部144Aの先端部の回転軌跡と、現像スリーブ
141の外周面との間隙Bは、微小な所定間隙(例えば
B=0.5mm)に設定されている。
【0040】145,146は攪拌スクリュー(現像剤
攪拌スクリュー)である。なお、図示の矢印は各ローラ
の回転方向を示し、二重矢印は現像剤の搬送方向を示
す。攪拌スクリュー145と攪拌スクリュー146と
は、現像器ハウジング140の底部から直立した仕切り
壁140aを挟んで両側に形成された第1の攪拌室14
0b及び第2の攪拌室140c内にそれぞれ平行に配置
され、互いに逆方向に駆動回転される。第1の攪拌室1
40b及び第2の攪拌室140cの上部は、天板140
Aにより閉蓋されている。
【0041】トナーカートリッジ15からトナー貯蔵手
段16、トナー搬送手段161を経て補給されたトナー
は、天板140Aに穿設されたトナー補給口部(図示せ
ず)から第1の攪拌室140b内に投入、補給される。
【0042】図5はマグネットロール142の磁力分布
を示す。マグネットロール142の外周を包囲する非磁
性の現像スリーブ141を矢印方向に回転させると、磁
極N2,N3による反発磁界により、磁極N3の近傍か
ら回転方向上流側に、磁極N2の近傍にわたって、現像
スリーブ141上に現像剤が剥ぎ取られて、ほぼ付着し
ていない部分が発生することが実測された。しかしなが
ら、磁極N2,N3による剥ぎ取り極の反発磁界だけで
は、現像スリーブ141上の現像剤を完全に剥ぎ取るこ
とは不可能である。
【0043】本発明の現像装置は、前記剥ぎ取り磁極N
2,N3による反発磁界の上流側で、現像スリーブ14
1に近接する磁極N2寄りの所定位置に、磁極N2,N
3と異なる磁性の磁界を形成する磁界発生部材148を
設置した。即ち、磁界発生部材148のS極は、磁極N
2の近傍に対向して配置され、吸引磁界を形成する。1
47は磁界発生部材148を保持して、現像器ハウジン
グ140の上部を閉蓋する天板140Aの内側の所定位
置に固定するとともに、現像スリーブ141上の現像処
理後の現像剤をパドルホイール144に搬送する磁性部
材である。磁性部材147は、磁性を有するステンレス
鋼(SUS430等)や鉄鋼部材により形成され、現像
スリーブ141に対向する現像剤案内面147Aと、天
板140Aに固定される取り付け部147Bと、折り曲
げ部147Cとから成り、折り曲げ部147Cで屈折さ
れたV字形状をなす。折り曲げ部147Cでの折り曲げ
傾斜角(磁性体取付角)θは、例えばθ=35°に設定
されている。
【0044】磁性部材147の現像スリーブ141に対
向する側の面は、現像剤搬送方向で最小間隙部が所定間
隙C(例えばC=3mm)に設定され、磁極N2の近傍
に対向している。この所定間隙Cより現像スリーブ14
1の回転方向の下流側では、間隙が次第に広がり、楔形
状の空間を形成している。現像剤案内面147Aの先端
部は、前記パドルホイール144の羽根部144Aの先
端部の回転軌跡に近接し、所定の間隙D(例えばD≒2
mm)に設定されている。
【0045】磁性部材147の現像剤案内面147Aの
背面部には、磁界発生部材148が両面粘着テープによ
って固着されている。磁界発生部材148は、永久磁石
等で形成される。磁界発生部材148は、図2、図3に
示すように、現像剤案内面147Aの上流側、即ち、磁
性部材147の折り曲げ部近傍には存在しないから、磁
界発生部材148による磁界の強さは上流側では弱くな
っている。したがって、現像スリーブ141上の現像処
理後の現像剤は、下流側の弱い磁界部分で現像剤の吸引
がなく、磁界発生部材148のある現像剤案内面147
Aに沿って搬送されるから、取り付け部147B付近で
の現像剤の滞留による現像剤搬送不良を発生することは
ない。
【0046】磁界発生部材148として、TDK(株)
製のフェライト系ラバーマグネットBQC14を使用し
て優れた効果が得られた。BQC14はストロンチュー
ムフェライト粉末を、NBRゴムに混練したもので、そ
の材質特性を以下に示す。
【0047】 残留磁束密度(Br):230〜250〔mT〕 保持力:HcB 163〜195〔kA/m〕 固有保持力:HcJ 279〜358〔kA/m〕 最大エネルギー積(BH)max:10.3〜11.9
〔kJ/m3〕 なお、上記のフェライト系ラバーマグネットBQC14
以外のフェライト系ラバー(BQJ05、BQA14、
BQE14、BQK12)や、ネオジム・鉄・ボロン系
希土類コバルトマグネット(NEORECマグネットシ
リーズ)や、希土類コバルトマグネット(RECマグネ
ットシリーズ)や、フェライトマグネット湿式異方性材
質系(FBシリーズ)等の複合マグネット(磁性体)で
もほぼ同等の効果が得られる。なお、上記の各種磁性体
材料は、何れもTDK(株)製であるが、所要の残留磁
束密度、保持力、最大エネルギー積を有する磁性体であ
れば、上記材料に限定されるものではない。
【0048】図6(a)は、現像スリーブ141、マグ
ネットロール142、磁性部材147、磁界発生部材1
48の配置を示す斜視図、図6(b)は、拡大断面図で
ある。
【0049】フェライト系ラバーBQC14から成る磁
界発生部材148の諸元を以下に示す。
【0050】 厚さa(磁極N,S間の長さ)=1mm 高さb=4mm 幅c(現像スリーブ141の軸方向に平行する長さ)=
300mm 駆動回転する攪拌スクリュー145,146により攪拌
されたトナーとキャリアとから成る二成分現像剤は、図
示の時計方向に回転するパドルホイール144の羽根部
144Aにより搬送されて、現像剤層厚規制部材143
の傾斜面と現像スリーブ141の外周面とが対向する間
隙部に送り込まれる。二成分現像剤は、この間隙部近傍
おいてマグネットロール142の磁力により現像スリー
ブ141上に吸着され、更に最小間隙Aにより、現像ス
リーブ141上に100〜600μmの現像剤層厚に規
制されて、現像スリーブ141と感光体ドラム10が対
向する現像領域に搬送される。
【0051】現像領域において現像処理された後に、現
像スリーブ141上に吸着されて搬送される現像剤は、
磁性部材147と現像スリーブ141との最小の間隙C
を通過する。現像スリーブ141の回転方向上流側の磁
界発生部材148の存在しない磁極N2の近傍では、現
像剤への吸引力が少ないが、現像スリーブ141の回転
方向下流側に行くにしたがって、磁界発生部材148の
直下付近で磁界の強さが増す。
【0052】現像スリーブ141と磁性部材147との
間隙Cを有する空間では、剥ぎ取り磁極N2,N3によ
り、現像剤が現像スリーブ141上から引き剥がされ、
磁界発生部材148により吸引され、現像スリープ14
1側に移動しないようにして、パドルホイール144の
上方に搬送する。
【0053】現像剤は、現像スリーブ141の回転方向
下流側に現像剤が移動するにしたがって現像スリーブ1
41上より磁界発生部材148側に引き寄せられるの
で、現像スリーブ141上から現像剤を引き剥がすこと
が可能になる。よって、十分な現像剤を現像剤スリーブ
141上から除去することが可能であり、現像スリーブ
141上に薄層の現像剤を形成し現像する系でも十分に
機能を果たす事が出来る。
【0054】現像剤は現像スリーブ141と磁性部材1
47との間隙Cを通過し、現像剤案内面147Aの下方
に搬送され、磁界発生部材148のS極と、マグネット
ロール142の磁極N2とによる吸引磁界により、現像
スリーブ141上から剥ぎ取られた現像剤は、磁性部材
147の現像剤案内面147A上に吸引されながら現像
剤案内面147A上に沿って斜め下方に移動し、現像剤
案内面147Aの末端部の間隙D付近で落下し、回転す
るパドルホイール144上に搬送される。
【0055】回転するパドルホイール144の羽根部1
44Aは、現像スリーブ141上から剥ぎ取られた現像
剤を保持しながら搬送し、回転する攪拌スクリュー14
6に現像剤を搬送、還流する。現像剤案内面147Aの
先端部は、パドルホイール144の羽根部144Aの回
転軌跡のほぼ真上に間隙Dを保って近接配置されてい
る。
【0056】パドルホイール144の羽根部144Aの
先端部と、現像スリーブ141の外周面との間隙Bは微
小であり、かつ、パドルホイール144の羽根部144
Aは現像スリーブ141上から剥ぎ取られた現像剤を間
隙Bで掻き上げる方向に回転するから、現像剤は殆ど間
隙Bを通過せず、現像剤案内面147Aから落下した現
像剤のほぼ全量が、パドルホイール144の羽根部14
4Aに捕捉されて攪拌スクリュー146側に搬送され
る。
【0057】図7は像担持体として、中間転写ドラム6
0を使用したカラー画像形成装置の断面構成図である。
この中間転写ドラム60を使用した場合には、回動する
感光体ドラム10上に形成された静電潜像を現像スリー
ブ141と、剥ぎ取り磁極を有するマグネットロール1
42と、磁性体148とを備えた現像器14Yにより現
像してY色トナー像を形成し、このY色トナー像を感光
体ドラム10から中間転写ドラム60に転写し、同様に
して、感光体ドラム10上に形成された静電潜像を現像
器14Mにより現像してM色トナー像を形成し、このM
色トナー像を感光体ドラム10から中間転写ドラム60
に転写し、以下同様にして、C色トナー像及びK色トナ
ー像を感光体ドラム10から中間転写ドラム60に順次
転写する。更に、中間転写ドラム60と転写ローラ17
とが接する転写部において、多色トナー像(Y,M,
C,K)を転写材Pに一括して静電転写したのち、分離
手段18により分離して、定着装置24により画像を定
着する。
【0058】図8は、本発明の現像装置を適用したカラ
ー画像形成装置のさらに他の実施の形態を示す断面構成
図である。
【0059】なお、図面に使用されている符号につい
て、図1と同じ機能を有する部分には、同符号を付して
いる。また、前記の実施の形態と異なる点を説明する。
【0060】このカラー画像形成装置は、図1と同様
に、像担持体10の周囲に、帯電手段11(Y,M,
C,K)、外部露光型の像露光手段13(Y,M,C,
K)、現像手段14(Y,M,C,K)とから成る画像
形成ユニットを複数組(図示4組)配設したものであ
る。但し、像担持体として可撓性の無端ベルト状の感光
体(以下、ベルト感光体と称す)100を、像露光手段
14(Y,M,C,K)としてレーザビーム走査光学装
置を使用したものである。
【0061】ベルト感光体100は、駆動ローラ101
及び回動ローラ102,103に張架され、テンション
ローラ104の作用により緊張状態にされ、内周面に設
けられたバックアップ部材105により局部的に当接し
ながら、図示の時計方向に回動する。バックアップ部材
40は、現像スリーブ141(Y,M,C,K)の現像
領域及び像露光手段13(Y,M,C,K)の結像位置
を位置決めしている。
【0062】張架されたベルト感光体100の外周側面
には、4組の帯電手段11(Y,M,C,K)、像露光
手段13(Y,M,C,K)、現像手段14(Y,M,
C,K)から成る像形成手段が設けられている。
【0063】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ101を介してベルト感光体100
は図示の時計方向へと回動し、スコロトロン帯電器11
(Y)の帯電作用によりベルト感光体100への電位の
付与が開始される。ベルト感光体100は電位を付与さ
れたあと、像露光手段13Yにおいて第1の色信号すな
わちイエローYの画像信号に対応する電気信号による露
光が開始され、ベルトの回転(副走査)によってその表
面の感光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。この潜像は現像器14Yにより
現像スリーブ141Y上に付着搬送された現像剤が非接
触の状態で反転現像され、ベルト感光体100の回転に
応じてイエロー(Y)のトナー像が形成される。
【0064】次いでベルト感光体100はイエロー
(Y)のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器11
Mの帯電作用により電位が付与され、像露光手段13M
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対
応する電気信号による露光が行われ、現像器14Mによ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて
形成される。
【0065】同様のプロセスによりスコロトロン帯電器
11C、像露光手段13C及び現像器14Cによってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、またスコロトロン帯電器11K、像露光手段13K
及び現像器14Kによって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、ベルト
感光体100の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
【0066】現像器14Y,14M,14C及び14K
による現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ14
1Y,141M,141C及び141Kに対し直流ある
いは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、現像ス
リーブ141上に付着した一成分或いは二成分現像剤に
よる非接触現像が行われて、導電層を接地したベルト感
光体100に対してベルト感光体100の帯電と同極性
の直流バイアスが印加された現像スリーブ141から感
光体上の露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像
が行われる。
【0067】かくして、ベルト感光体100の周面上に
形成されたカラーのトナー像はスコロトロン帯電器11
Fによって付着トナーの電位が揃えられたのち転写前露
光器によって除電が行われ、転写部において、給紙装置
である給紙カセット20(A),20(B)或いは手差
し部から送り出され、レジストローラ対23へと搬送さ
れ、レジストローラ対23の駆動によってベルト感光体
100上のトナー像領域と同期して給紙される転写紙上
に、ベルト感光体100の駆動用の駆動ローラ101の
下部に対向して配置された転写ローラ17により転写さ
れる。
【0068】トナー像の転写を受けた転写紙は、駆動ロ
ーラ101の曲率に沿ったベルト感光体100周面より
分離されたのち、定着装置24へ搬送され、定着装置2
4において加熱・圧着されてトナーが転写紙上に溶着・
定着されて定着装置24より排出され、排紙ローラ対2
5A,25B,25Cにより搬送されて、上部に設けら
れた排紙トレイ26に転写紙上のトナー像面を下面にし
て排出される。
【0069】一方、転写紙を分離したベルト感光体10
0はクリーニング装置19においてクリーニングブレー
ド191によってベルト感光体100面の摺擦がなさ
れ、残留トナーの除去・清掃がなされて、次の原稿画像
のトナー像の形成を続行するか、もしくは一旦停止して
待機する。なお次の原稿画像のトナー像の形成が続いて
行われるときは、帯電前除電器12によるベルト感光体
100の感光体面への露光が行われて前歴の除去がなさ
れる。
【0070】上記の現像器14(Y,M,C,K)の各
現像スリーブ141も、図2に示すような複数個の磁極
S1,S2,N1,NE,N3を有し、これらの複数個
の磁極のうち互いに隣接する同極性の磁極により反発磁
界を形成して、現像スリーブ141上の現像剤を剥ぎ取
る剥ぎ取り磁極N2,N3の近傍に非接触状態で磁性体
148を設け、剥ぎ取り磁極N2,N3と異なる極性の
吸引磁界を形成することにより、現像スリーブ141上
の現像剤を剥ぎ取り、現像スリーブ141上の画像履歴
を消去する。剥ぎ取られた現像剤は、パドルホイール1
44を経由して攪拌スクリュー146に搬送される。
【0071】なお、本発明の現像装置は、複数の現像器
を備えたカラー画像形成装置に限定されず、現像装置1
個のモノクロ画像形成装置にも適用可能である。
【0072】
【発明の効果】本発明は、現像装置の現像スリーブから
現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り極に異なる極性の磁性体を非
接触状態で向かい合うように設けて外部方向に向かって
強い吸引磁界を形成することで、ゴーストレベルが飛躍
的に改善された。この磁性体による磁性スクレーパ技術
は、現像スリーブに非接触な状態で設けられているた
め、従来技術のスクレーパ当接による現像スリーブとス
クレーパ間を現像剤が擦り抜けたり、掻き取られる時に
生じる現像剤劣化や、現像スリーブの損傷も改善され
た。また、本発明の画像形成装置は、連続多数枚プリン
トしても、帯電量が低下することはなく、画像濃度が低
下することもない。
【0073】さらに、本発明は、現像スリーブから現像
剤を剥ぎ取り吸引して搬送する磁極磁界発生体が現像ス
リーブに非接触であるため、現像スリーブの外周を形成
する基体を、ステンレス鋼(SUS)からアルミニウム
合金に置き換えることが可能となるから、製造コストの
低減と軽量化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像器を複数組搭載したカラープリン
タの断面構成図。
【図2】本発明による複数組の現像器から成る現像装置
の断面図。
【図3】本発明の現像装置の断面図。
【図4】現像スリーブと周辺部材との配置関係を示す拡
大断面図。
【図5】マグネットロールの磁力分布を示す図。
【図6】現像スリーブ、マグネットロール、磁性部材、
磁界発生体の配置を示す斜視図及び拡大断面図。
【図7】本発明の現像装置を適用した中間転写ドラムを
有するカラー画像形成装置の断面構成図。
【図8】本発明の現像装置を適用したカラー画像形成装
置のさらに他の実施の形態を示す断面構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像担持体) 100 ベルト感光体(像担持体) 14 現像装置 14Y,14M,14C,14K 現像器 140 現像器ハウジング(現像剤収容部) 141 現像スリーブ(現像剤担持体) 142 磁界発生手段(マグネットロール、固定磁石) 143 現像剤層厚規制部材 144 現像剤搬送ローラ(現像剤供給部材、パドルホ
イール) 144A 羽根部 145,146 現像剤攪拌スクリュー(攪拌スクリュ
ー) 147 磁性部材(案内部材) 147A 現像剤案内面 148 磁界発生部材(磁性体) A,B,C,D 間隙 N2,N3 剥ぎ取り磁極(磁極) θ 磁性体取付角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーと磁性キャリアを含む二成分現像
    剤を収容する現像剤収容部と、前記二成分現像剤を担持
    し回転する現像スリーブと、前記現像スリーブ内部に固
    定配置され前記現像スリーブの回転方向に沿って複数の
    磁極を有する磁界発生手段と、前記現像スリーブ上に担
    持された現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制手段
    と、を有する現像装置であって、前記現像スリーブに対
    向して配設され、前記現像スリーブの表面近傍における
    磁界を外部方向に向かって強め、前記現像スリーブ上の
    現像剤を前記現像スリーブから引き剥がすように吸引し
    て捕集する磁界発生部材と、前記現像スリーブと磁界発
    生部材の近傍に回転可能に配設され、前記現像スリーブ
    から前記磁界発生部材により吸引、搬送される現像剤が
    現像スリーブ側に移動しないように前記現像剤収容部に
    搬送する現像剤搬送部材と、を有することを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】 トナーと磁性キャリアを含む二成分現像
    剤を担持し回転する現像スリーブと、前記現像スリーブ
    内部に固定配置され前記現像スリーブの回転方向に沿っ
    て複数の磁極を有する磁界発生手段と、前記現像スリー
    ブ上に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規
    制手段と、を有する現像装置であって、前記現像スリー
    ブの回転方向下流側ほど前記現像スリーブ上から現像剤
    が離れる方向に磁界を強くし、前記現像スリーブ上から
    現像剤を引き剥がす磁界発生部材と、前記現像スリーブ
    上より前記磁界発生手段側に引き剥がした現像剤を前記
    現像スリーブ側に移動しないように搬送する現像剤搬送
    部材と、を有することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界発生手段には同極性の第1の磁
    石と第2の磁石が隣接して設けられて反発磁界を形成
    し、前記磁界発生部材は前記現像スリーブの回転方向上
    流側に位置する前記第1の磁石に近接して設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記磁界発生部材は前記現像スリーブに
    対向する側に平面を有し、前記現像スリーブ下流側ほど
    前記現像スリーブ面と前記平面の距離が離れていること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記磁界発生部材は、磁石を固着した磁
    性部材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1
    項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記磁性部材は板状であり、一箇所折り
    曲げられた構造であることを特徴とする請求項5に記載
    の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤搬送部材は、前記現像装置内
    の現像剤を前記現像スリーブに供給する現像剤供給部材
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装
    置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤案内部材は前記現像装置内の
    現像剤を攪拌して現像スリーブに供給する現像剤供給ロ
    ーラであることを特徴とする請求項6に記載の現像装
    置。
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