JP2010276974A - 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁界発生手段は、現像領域を通過した後の現像剤を現像剤担持体から離脱させるための磁力を発生させるための互いに隣接した同極性の第1磁極及び第2磁極を有する。現像剤担持体を供給室に収容されている現像剤の上方に配置し、第1磁極及び第2磁極の間で現像剤担持体上の剤が現像剤担持体から離脱する剤離れ領域が、駆動状態において供給室に収容された現像剤に接しないように配置されている。剤離れ領域における現像剤担持体表面よりも現像剤担持体半径方向外側に第1磁極とは異極性の着磁面を現像剤担持体に向けた磁石を設けている。
【選択図】図1
Description
この現像装置は、マグネットローラ(磁界発生手段)247を非磁性の現像スリーブ(中空体)241内に配置してマグネットローラ247の磁力により現像スリーブ外周面上に現像剤を担持して搬送する現像剤担持体を備えている。また、現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤を攪拌しながら現像スリーブ241の回転軸方向に沿って搬送するスクリュー形状の攪拌搬送部材242,243とを備えている。さらに、現像スリーブ241に担持された二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材246も備えている。現像剤収容部は、現像スリーブ241の下方に位置して現像スリーブ軸方向へ延びた第1収容室(供給室)249Aと、この第1収容室249Aに隣接して現像スリーブ軸方向へ延びた第2収容室(攪拌室)249Bとに仕切られている。第1収容室249Aと第2収容室249Bのそれぞれには攪拌搬送部材242,243が設けられている。攪拌搬送部材243により第1収容室249Aの下流端(図中奥側)まで搬送された現像剤は仕切りがない箇所で第2収容室249Bへと移送され、第2収容室内の攪拌搬送部材242により第2収容室249Bの下流端(図中手前側)に向けて搬送される。そして、第2収容室249Bの下流端まで搬送された現像剤は仕切りがない箇所で第1収容室249Aへと移送され、第1収容室内の攪拌搬送部材243により第1収容室249Aの下流端に向けて搬送される。このように現像剤は現像剤収容部内を循環搬送される。現像により消費された分のトナーを補充するための補給用トナーは、通常、第2収容室249B内の現像剤に対して供給される。第1収容室249A内の現像剤は、その搬送中にマグネットローラ247の磁力により現像スリーブ241上に汲み上げられる。その後、現像スリーブ241上に汲み上げられた現像剤は、現像剤規制部材246により規制された後、潜像担持体120と対向する現像領域を通過し、再び現像剤収容部内に戻る。
上述したように現像スリーブ241上の剤離れ領域Pを供給室249A内の現像剤に接しないように構成したことで、現像スリーブ241の回転力と、N2磁極及びN3磁極の磁力による剥離力との作用を受けて剤離れ領域Pで現像スリーブ241上から剥離した現像剤は、現像剤収容室内の空間を飛翔して現像剤収容部内の現像剤へ取り込まれることになる。ここで、剤離れ領域Pの現像スリーブ回転方向下流側には、N3磁極の磁力によって現像剤を現像スリーブ241上に汲み上げる力が作用する現像剤汲み上げ領域Rが隣接している。剤離れ領域P(特に剤離れ領域P内の下流端部付近)で剥離した現像剤は、現像スリーブ241の回転力により下流側に向かう力も受けているので、現像スリーブ241から離れつつも、現像剤汲み上げ領域Rに近づく方向へと飛翔することになる。そのため、現像スリーブ241から離脱して飛翔した現像剤がN3磁極の磁力に影響を受けて、現像スリーブ表面に引き付けられ現像剤が現像スリーブ表面に再付着してしまう。このような再付着が生じると、現像領域に搬送される現像剤のトナー濃度にムラがあるため、現像された画像に画像濃度ムラが生じてしまう。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像剤担持体の回転中心を垂直平面座標系の原点として、該現像剤担持体を反時計方向に回転させて現像剤担持体表面に汲み上げた2成分現像剤を下方から上方へ送って磁気ブラシとして現像ローラ横断面の第4象限から第1象限の現像領域において上記潜像担持体上の潜像の可視像化を行うように構成されており、上記第1磁極が現像剤担持体横断面での第2象限に位置し、これに対向する現像剤担持体半径方向に上記磁石を配置し、該磁石の前記第1磁極に面する側が着磁面であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の現像装置において、上記磁石は、上記現像剤担持体の回転軸中心に、上記第1磁極よりも現像剤担持体回転方向上流側にある第3磁極と該第1磁極との変極点から、現像剤担持体回転方向下流側の該第1磁極の変極点までの間の角度範囲にあることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の現像装置において、上記磁石が、磁気異方性を有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の現像装置において、上記磁石が現像ケーシングの外壁面に配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の現像装置において、上記磁石の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度が、現像剤剥離極の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度と少なくとも同じもしくはそれ以上であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の現像装置において、上記磁石の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度から現像剤剥離極の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度を引いた値が、磁束密度の差分で+10[mT]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体と対向する現像領域に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を搬送して該潜像担持体上の潜像に該トナーを付着させて現像する現像装置とを一体的に支持し、該現像装置による現像によって得られるトナー像を潜像担持体上から最終的に記録材上へ転移させることで該記録材上に画像を形成する画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置として、請求項1、2、3、4、5、6または7の現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体と対向する現像領域に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を搬送して該潜像担持体上の潜像に該トナーを付着させて現像する現像装置とを備え、該現像装置による現像によって得られるトナー像を潜像担持体上から最終的に記録材上へ転移させることで、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1、2、3、4、5、6または7の現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体と対向する現像領域に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を搬送して該潜像担持体上の潜像に該トナーを付着させて現像する現像装置とを一体的に支持し、該現像装置による現像によって得られるトナー像を潜像担持体上から最終的に記録材上へ転移させることで該記録材上に画像を形成する画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジを有する画像形成装置において、前記プロセスカートリッジとして、請求項8のプロセスカートリッジを用いることを特徴とするものである。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置としての電子写真方式フルカラープリンタを示す。このプリンタの画像ユニット10は、矢印方向に無端移動する像担持体としての中間転写ベルト11を備え、中間転写ベルト11の下部張架面には、トナー像形成手段である4個の画像形成ユニット12Y、12d、12M、12Kが配置されている。画像形成ユニットの番号に沿えたY、C、M、Kは、扱うトナーの色と対応するもので、Yはイエロー、Cはシアン、Mはマゼンタ、Kはブラックを意味している。画像形成ユニットに備えられ、中間転写ベルト11とともに回転する感光体40に対しても同じようにY、C、M、Kを沿えている。なお、感光体40Y〜40Kは等間隔に配置され、少なくとも画像形成時には中間転写ベルト11との張架部の一部と接触するようになっている。扱うトナーの色は異なるが、画像形成ユニット12Y、12d、12M、12Kの構成はそれぞれ同じであるので、その構成を画像形成ユニット12として図1により説明する。
図1において、現像装置1は感光体40の側方に配設され、現像装置1の感光体40側に現像ケーシング3a,3bによって形成された開口部から一部を露出した現像ローラ2が感光体40の周方向に、感光体40に一定のギャップをもって対向し並設されている。
図6に示すように、剥離磁極2eの近傍に吸引磁石7を設置すると、剥離磁極2eから吸引磁石7へ向かって現像剤の穂が伸び、現像ケーシング3a側に引き寄せられた後、後方から来る現像剤に押し出されて、現像ケーシング3aに沿って現像剤が落下する。
現像剤は吸引磁石7により現像スリーブ2aから完全に剥離され現像ケーシング3a側に引き寄せられるので、従来のような吸引磁石7を設置しない場合よりも、汲み上げ磁極2fの磁界によって現像剤が再度現像スリーブ2aに汲み上げられるのを抑制することができる。なお、吸引磁石7の磁束密度が強すぎると、現像ケーシング3aに現像剤が保持され、その保持された現像剤が図10に示すように現像ケーシング3aで穂立ちを形成することがある。そして、穂立ちした現像剤の穂先が汲み上げ磁極2fの磁界により現像ローラに吸い寄せられ、現像スリーブ2aに現像剤が再汲み上げしてしまう虞がある。
剥離磁極2eにより剥離された現像剤のうち、現像ケーシング3a近傍の現像剤は吸引磁石7により引き寄せられ、従来のような吸引磁石7を設置しない場合よりも、汲み上げ磁極2fの磁界によって現像剤が再度現像スリーブ2aに汲み上げられるのを抑制することができる。なお、現像スリーブ2aに近い場所にある剥離された現像剤は、吸引磁石7の磁束密度が低い為、磁界により現像ケーシング3a側に引き寄せ難く、汲み上げ磁極2fによって現像スリーブ2a近傍の現像剤が、現像スリーブ2aに再度汲み上げられる虞がある。
600[dpi]以上の微少ドットを再現するために、トナーの重量平均粒径は3[μm]〜8[μm]が好ましい。この範囲では、微小な潜像ドットに対して、十分に小さい粒径のトナー粒子を有していることから、ドット再現性に優れる。重量平均粒径(D4)が3[μm]未満では、転写効率の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすい。重量平均粒径(D4)が8[μm]を超えると、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しい。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)を挙げることができる。以下に測定方法について述べる。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。
マスターバッチの製造、またはマスターバッチとともに混練されるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体、あるいはこれらとビニル化合物との共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。
離型剤としては、融点が50〜120[℃]の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスのほかに、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダー樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えても良い。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3[μm]〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3[μm]〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BFT法による比表面積は、20[m2/g]〜500[m2/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5[wt%]であることが好ましく、特に0.01〜2.0[wt%]であることが好ましい。
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。
また、本実施形態によれば、現像剤担持体の回転中心を垂直平面座標系の原点として、現像剤担持体を反時計方向に回転させて現像剤担持体表面に汲み上げた2成分現像剤を下方から上方へ送って磁気ブラシとして現像ローラ横断面の第4象限から第1象限の現像領域において上記潜像担持体上の潜像の可視像化を行うように構成されており、剥離磁極2eが現像剤担持体横断面での第2象限に位置し、これに対向する現像剤担持体半径方向に吸引磁石7を配置し、吸引磁石7の剥離磁極2eに面する側が着磁面であることで、剤離れ領域で現像剤担持体上から離れ現像剤収容部に向かっている途中の現像剤を吸引磁石7に引き寄せ易くなり、剤離れ領域で現像剤担持体上から離れ現像剤収容部に向かっている途中の現像剤を、より現像剤担持体上に再付着し難くすることができる。
また、本実施形態によれば、吸引磁石7が、現像剤担持体の回転軸中心に、剥離磁極2eよりも現像剤担持体回転方向上流側にある第3磁極である搬送磁極2dと剥離磁極2eとの変極点から、現像剤担持体回転方向下流側の剥離磁極2eの変極点までの間の角度範囲にあることで、剤離れ領域で現像剤担持体上から離れ現像剤収容部に向かっている途中の現像剤を吸引磁石7に引き寄せ易くなり、剤離れ領域で現像剤担持体上から離れ現像剤収容部に向かっている途中の現像剤を、より現像剤担持体上に再付着し難くすることができる。
また、本実施形態によれば、吸引磁石7が、磁気異方性を有することで、吸引磁石7の磁極面が対向する2面のみに規制でき、剥離磁極2eに対向する吸引磁石7の面のみを剥離磁極2eと異極性にできるので好ましい。
また、本実施形態によれば、吸引磁石7が現像ケーシング3aの外壁面に配置されていることで、吸引磁石7に直接現像剤が接触することが回避でき、経時的に初期状態と同じ性能を発揮せしめることができる。
また、本実施形態によれば、吸引磁石7の現像ケーシング3aの現像ローラ側壁面における磁束密度が、剥離磁極2eの現像ケーシング3aの現像ローラ側壁面における磁束密度と少なくとも同じもしくはそれ以上であることで、効率良く現像スリーブ2aから剥離した現像剤を現像ケーシング3a側に引き寄せることができるので好ましい。
また、本実施形態によれば、吸引磁石7の現像ケーシング3aの現像ローラ側壁面における磁束密度から剥離磁極2eの現像ケーシング3aの現像ローラ側壁面における磁束密度を引いた値が、磁束密度の差分で+10[mT]以下であることで、現像ケーシング3aに引き寄せられた現像剤が、現像ケーシング3aに保持されること無く、スムーズに現像剤が剥離されるので好ましい。
2 現像ローラ
2a 現像スリーブ
3a 現像ケーシング
4 ドクターブレード
5 攪拌スクリュー
6 攪拌スクリュー
10 画像ユニット
11 中間転写ベルト
12 画像形成ユニット
13 転写帯電器
14 給紙ユニット
15 二次転写ローラ
16 定着ユニット
30 凸部
30a 側壁面
31 リブ
40 感光体
120 潜像担持体
148 シール部材
241 現像スリーブ
242 攪拌搬送部材
243 攪拌搬送部材
246 現像剤規制部材
247 マグネットローラ
249A 収容室
249B 収容室
Claims (10)
- 磁界発生手段を非磁性の中空体内に配置して該磁界発生手段の磁力により該中空体の外周面上に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、
該現像剤担持体上に担持される二成分現像剤を収容する供給室を備えた現像剤収容部と、
を有し、
上記磁界発生手段は、互いに隣接した同極性の第1磁極及び第2磁極を備えており、該第2磁極は、該第1磁極よりも前記現像剤担持体による現像剤搬送方向下流側であって前記現像剤収容部内の供給室から二成分現像剤を汲み上げるための磁力を生じさせるものであり、
前記第1磁極及び前記第2磁極の間で、前記現像剤担持体上の剤が現像剤担持体から離脱する剤離れ領域が、前記現像剤担持体が前記現像剤を担持搬送する駆動状態において前記供給室に収容されている二成分現像剤に接しないように、該現像剤担持体を該供給室に収容されている二成分現像剤の上方に配置されている現像装置において、
前記剤離れ領域における現像剤担持体表面よりも現像剤担持体半径方向外側に前記第1磁極とは異極性の着磁面を前記現像剤担持体に向けた磁石を設けたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
上記現像剤担持体の回転中心を垂直平面座標系の原点として、該現像剤担持体を反時計方向に回転させて現像剤担持体表面に汲み上げた2成分現像剤を下方から上方へ送って磁気ブラシとして現像ローラ横断面の第4象限から第1象限の現像領域において上記潜像担持体上の潜像の可視像化を行うように構成されており、
上記第1磁極が現像剤担持体横断面での第2象限に位置し、これに対向する現像剤担持体半径方向に上記磁石を配置し、該磁石の前記第1磁極に面する側が着磁面であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
上記磁石は、上記現像剤担持体の回転軸中心に、上記第1磁極よりも現像剤担持体回転方向上流側にある第3磁極と該第1磁極との変極点から、現像剤担持体回転方向下流側の該第1磁極の変極点までの間の角度範囲にあることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2または3の現像装置において、
上記磁石が、磁気異方性を有することを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3または4の現像装置において、
上記磁石が現像ケーシングの外壁面に配置されていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3、4または5の現像装置において、
上記磁石の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度が、現像剤剥離極の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度と少なくとも同じもしくはそれ以上であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2、3、4、5または6の現像装置において、
上記磁石の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度から現像剤剥離極の現像ケーシングの現像ローラ側壁面における磁束密度を引いた値が、磁束密度の差分で+10[mT]以下であることを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体と、該潜像担持体と対向する現像領域に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を搬送して該潜像担持体上の潜像に該トナーを付着させて現像する現像装置とを一体的に支持し、該現像装置による現像によって得られるトナー像を潜像担持体上から最終的に記録材上へ転移させることで該記録材上に画像を形成する画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
前記現像装置として、請求項1、2、3、4、5、6または7の現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 潜像担持体と、
該潜像担持体と対向する現像領域に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を搬送して該潜像担持体上の潜像に該トナーを付着させて現像する現像装置とを備え、
該現像装置による現像によって得られるトナー像を潜像担持体上から最終的に記録材上へ転移させることで、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
前記現像装置として、請求項1、2、3、4、5、6または7の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 潜像担持体と、該潜像担持体と対向する現像領域に磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を搬送して該潜像担持体上の潜像に該トナーを付着させて現像する現像装置とを一体的に支持し、該現像装置による現像によって得られるトナー像を潜像担持体上から最終的に記録材上へ転移させることで該記録材上に画像を形成する画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジを有する画像形成装置において、
前記プロセスカートリッジとして、請求項8のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする画像形成装置。
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- 2009-05-29 JP JP2009131041A patent/JP5370830B2/ja not_active Expired - Fee Related
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