JP2000172044A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000172044A
JP2000172044A JP10346898A JP34689898A JP2000172044A JP 2000172044 A JP2000172044 A JP 2000172044A JP 10346898 A JP10346898 A JP 10346898A JP 34689898 A JP34689898 A JP 34689898A JP 2000172044 A JP2000172044 A JP 2000172044A
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developing
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carrier
color
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JP10346898A
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Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2本の現像剤担持体における現像剤搬送量の
安定化を図り、現像剤搬送量の変動に伴う、画像濃度む
らの発生を防止し、良好な画像を供給するカラー画像形
成装置を提供すること。 【解決手段】 2本の現像剤担持体間の隣接部が潜像担
持体との隣接部よりも上流側になるように2本の現像剤
担持体を回転すると共に、2本の現像剤担持体を同一外
径、かつ等速度で回転することを特徴とするカラー画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置で、潜像担持体の周辺に帯
電手段、像露光手段及び現像手段を配置して潜像担持体
上にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する電子
写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、潜像担持体上にトナー像を重ね合
わせて多色のカラー画像を形成する方法としては、潜像
担持体の周囲に帯電手段、像露光手段及び複数組の現像
手段を配設し、潜像担持体を複数回回転して、潜像担持
体に対する帯電手段による帯電と像露光手段よりの像露
光光による潜像の形成と現像手段による潜像の現像によ
るトナー像形成とを各色毎に繰り返して行い、潜像担持
体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー
像を形成するカラー画像形成装置、或いは、潜像担持体
の周囲に複数組の帯電手段、像露光手段及び現像手段を
配設し、潜像担持体の一回転以内に、潜像担持体に対す
る帯電手段による帯電と像露光手段よりの像露光光によ
る潜像の形成と現像手段による潜像の現像によるトナー
像形成とを各色毎に繰り返して行い、潜像担持体の周面
に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成
するカラー画像形成装置等が知られている。
【0003】また、現像手段に複数の現像剤担持体を用
いるものが、特許第273619号等により開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き潜像担持体
上にトナー像を重ね合わせて多色のカラー画像を形成す
るカラー画像形成装置では、2色目以降の現像におい
て、前色のトナー像を乱さないように、その現像剤担持
体上の現像剤による磁気ブラシは潜像担持体と接触しな
いように極めて薄く、いわゆる薄層状態にする必要があ
る。
【0005】この潜像担持体と現像剤担持体上の磁気ブ
ラシが非接触の薄層現像では、現像電界に交流電界を重
畳させた直流電界を使用したり、潜像担持体の周速(V
pと呼ぶ)に比べて現像剤担持体の周速(Vsと呼ぶ)
を速く設定して(Vs/Vp=1以上)、現像性(現像
濃度)を確保してきた。
【0006】しかしながら、高速化になるに従って現像
性の確保は難しくなる。現像性を確保する手段の1つに
現像に2本の現像剤担持体を用いた方式があるが、薄層
現像だと現像剤搬送性の確保が難しくなる。また、2本
の現像剤担持体上への現像剤量の制御を行うためコスト
アップにつながりやすい。
【0007】本発明は上記の問題点を解決し、2本の現
像剤担持体における現像剤搬送量の安定化を図り、現像
剤搬送量の変動に伴う、画像濃度むらの発生を防止し、
良好な画像を供給するカラー画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】また、現像剤担持体を潜像担持体と従動方
向に回転させた場合(順転現像と呼ぶ)、Vs/Vp=
1以上だと画像パターンの後端が濃度が高くなる問題、
いわゆる現像片寄りが発生する。また現像片寄りは、現
像剤担持体を潜像担持体と逆転方向に回転させた場合
(逆転現像と呼ぶ)、Vs/Vp比に関わらず、画像パ
ターンの先端に現像片寄りが発生する。
【0009】本発明は上記の問題点を解決し、画像パタ
ーンの現像片寄りを緩和し、現像片寄りのない高画質な
画像を供給するカラー画像形成装置を提供することを他
の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、潜像を担持
する潜像担持体と、トナーとキャリアからなる現像剤を
担持・搬送する、2本の現像剤担持体を有する複数の現
像手段によって、前記潜像担持体上に複数色のトナー像
を形成後、転写材に一括転写するカラー画像形成装置に
おいて、前記2本の現像剤担持体間の隣接部が潜像担持
体との隣接部よりも上流側になるように前記2本の現像
剤担持体を回転すると共に、前記2本の現像剤担持体を
同一外径、かつ等速度で回転することを特徴とするカラ
ー画像形成装置。によって達成される(第1の発明)。
【0011】また、上記目的は、潜像を担持する潜像担
持体と、前記潜像を反転現像により顕像化する複数の現
像手段とを有し、前記複数の現像手段により前記潜像担
持体に複数色のトナー像を形成後、転写材に一括転写を
行うカラー画像形成装置において、前記複数の現像手段
はトナーとキャリアからなる現像剤を担持・搬送する複
数本の現像剤担持体を有すると共に、前記複数の現像剤
担持体は、少なくとも時計方向・反時計方向の回転方向
を有していることを特徴とするカラー画像形成装置によ
って達成される(第2の発明)。
【0012】また、上記目的は、潜像を担持する潜像担
持体と、前記潜像を反転現像により顕像化する複数の現
像手段とを有し、前記複数の現像手段により前記潜像担
持体に複数色のトナー像を形成後、転写材に一括転写を
行うカラー画像形成装置において、前記潜像担持体の回
転方向に対して最上流部側に位置する現像剤担持体を、
前記潜像担持体の回転方向と従動する方向に回転すると
共に、前記潜像担持体の周速と同速度で回転することを
特徴とするカラー画像形成装置によって達成される(第
3の発明)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0014】本発明の各請求項に共通する画像形成装置
の一実施形態であるカラープリンタの画像形成プロセス
及び各機構について、図1を用いて説明する。図1は、
本発明の各請求項に共通する画像形成装置の一実施形態
であるカラープリンタの断面構成図である。
【0015】図1によれば、10は潜像担持体である感
光体ドラムで、OPC感光体(有機感光体)をドラム基
体上に塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向
に駆動回転される。11は帯電手段であるスコロトロン
帯電器で、制御グリッドと放電電極とを有し、感光体ド
ラム10の感光層と対峙して取付けられ、トナーと同極
性(本実施形態においてはマイナス極性)のコロナ放電
によって感光体ドラム10の周面に対し一様な帯電電位
(白部電位)VH、例えば−750Vを与える。このス
コロトロン帯電器11による帯電に先だって、前プリン
トまでの感光体ドラム10の履歴をなくすために発光ダ
イオード等を用いた帯電前除電器であるPCL11aに
よる露光を行って感光体ドラム10周面の除電をしてお
く。上記の感光体ドラム10の履歴とは、先行した画像
形成時の帯電、画像露光で作像した感光体に残留した画
像パターンをいい、感光体メモリーとも称す。
【0016】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像
露光手段である露光光学系12により画像信号に基づい
た像露光が行われる。露光光学系12は図示しないレー
ザーダイオードを発光光源とし回転するポリゴンミラー
12a、fθレンズ12b、シリンドリカルレンズ12
cを経て反射ミラー12dにより光路を曲げられ主走査
がなされるもので、感光体ドラム10の回転(副走査)
によって潜像が形成される。本実施の形態では文字部に
対して露光を行って、露光部電位(黒部電位)VL、例
えば−50Vを形成し、絶対値で黒部電位VLの方が白
部電位VHよりも低電位となるような反転潜像を形成す
る。
【0017】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等
のトナーと磁性キャリアとから成る二成分現像剤をそれ
ぞれ内蔵したY、M、C及びKの現像手段である現像器
13が設けられている。各色毎の現像器13には、後段
において詳述する感光体ドラム10の回転方向に対して
上流側と下流側とに、それぞれ現像剤を担持して回転す
る現像剤担持体である現像スリーブ131a,131b
が設けられる。
【0018】先ず1色目のYの現像器14によるイエロ
ーの現像が、Yの現像剤を保持して回転する現像スリー
ブ131a,131bによって行われる。現像剤はマグ
ネタイトをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーテ
ィングした磁性キャリア(キャリア)と、ポリエステル
を主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、シリカ、
酸化チタン等を加えたトナーとからなるもので、現像ス
リーブ131a,131b上に100〜400μmの現
像剤層厚に規制されて現像領域へと搬送される。
【0019】現像領域における現像スリーブ131a,
131bと感光体ドラム10とのそれぞれの間隙は現像
剤層厚よりも大きい0.4〜1.0mmとして、この間
に、交流バイアスを、トナーと同極性(本実施形態にお
いてはマイナス極性)の直流バイアスに重畳した現像バ
イアスがそれぞれの現像スリーブ131a,131bに
印加され、非接触の反転現像による感光体ドラム10上
の潜像の顕像化(現像)が行われ、Yのトナー像が感光
体ドラム10上に形成される。
【0020】1色目の顕像化が終った後、2色目のマゼ
ンタの画像形成行程に入り、再びスコロトロン帯電器1
1による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる
潜像が露光光学系12によって形成される。このとき1
色目の画像形成行程で行われたPCL11aによる除電
は、1色目の画像部に付着したYのトナー像がまわりの
電位の急激な低下により飛び散る場合は行わない。
【0021】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
白部電位VH(本実施形態においては−750V)に帯
電された感光体のうち、1色目の画像のない部分に対し
ては1色目と同様の潜像がつくられ、Mの現像器13で
の現像によるMのトナー像の形成が行われるが、1色目
の画像がある部分に対し再び現像を行う部分では、1色
目の付着したトナーによる遮光とトナー自身のもつ電荷
の影響によって、1色目の黒部電位VL(本実施形態に
おいては−50V)よりも若干高い電位の潜像が形成さ
れ、直流バイアス(例えば本実施形態においては−60
0V)との電位差に応じた現像が行われる。
【0022】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上にはY、M、C及びKの各トナー像
による4色の重ね合わせカラートナー像が形成される。
【0023】上記Y、M、C及びKの現像器13に新規
の各色トナーを制御して補給するトナー供給装置16
は、着脱可能なY、M、C及びKのトナーカートリッジ
16a、Y、M、C及びKのトナー貯蔵手段16b、
Y、M、C及びKのトナー搬送手段16cから構成され
ており、各色毎にトナーカートリッジ16aからトナー
貯蔵手段16b、トナー搬送手段16cを経て、不図示
のトナー補給路を通して未使用のトナーが各色毎の現像
器13内に投入、補給される。
【0024】一方、給紙カセット15より半月ローラ1
5aを介して搬出された一枚の転写材である記録紙P
は、中間給紙ローラ対15b,15cを経て、レジスト
センサ(不図示)が近傍に設けられるタイミングローラ
15dで一旦停止し、転写のタイミングの整った時点
で、感光体ドラム10上のカラートナー像と同期してレ
ジストローラ15dの回転作動により転写域へと給送さ
れる。
【0025】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面上のカラートナー像を記録
紙Pに転写するための電圧を印加する転写手段である転
写ローラ14aが圧接され、給送された記録紙Pを挟着
して感光体ドラム10の周面上のカラートナー像が記録
紙Pに一括して転写される。
【0026】次いで、記録紙Pは分離手段である鋸歯電
極14bによって除電され、感光体ドラム10の周面よ
り分離して定着手段である定着装置17に搬送され、熱
ローラ(上ローラ)17aと圧着ローラ(下ローラ)1
7bの加熱、加圧によって記録紙P上のトナー像を溶着
された後、排紙ローラ18a,18b,18cを経て装
置外部の排紙トレイ20上に排出される。なお、転写ロ
ーラ14aは記録紙Pの通過後、感光体ドラム10の周
面より退避離間して、次なるトナー像の形成に備える。
【0027】一方、記録紙Pを分離した感光体ドラム1
0は、クリーニング装置19のブレード19aの圧接に
より残留トナーを除去・清掃され、再びPCL11aに
よる除電とスコロトロン帯電器11による帯電を受けて
次なる画像形成のプロセスに入る。なお、ブレード19
aは感光体ドラム面のクリーニング後、直ちに移動して
感光体ドラム10の周面より退避する。ブレード19a
によってクリーニング装置19内に掻き落された廃トナ
ーは、スクリュー19bにより排出されたのち、図示し
ない廃トナー回収容器内へ貯留される。
【0028】請求項1または2にかかわる現像手段と現
像剤搬送とについて、図2ないし図4を用いて説明す
る。図2は、請求項1または2にかかわる現像手段の拡
大断面構成図であり、図3は、図2の2本の現像剤担持
体間での現像剤の流れの説明図であり、図4は、請求項
1または2にかかわる現像手段の配置の他の例を示す図
である。
【0029】図2ないし図4によれば、図1にて説明し
たカラー画像形成装置における、感光体ドラム10と磁
気ブラシが非接触の薄層現像では、現像バイアスでの現
像電界に交流電界を重畳させた直流電界を使用したり、
潜像担持体である感光体ドラム10の周速(Vpと呼
ぶ)に比べて現像剤担持体としての現像スリーブ131
a,131bの周速(共にVsと呼ぶ)を速く設定して
(Vs/Vp=1以上)、現像性を確保してきた。しか
し、高速化になるに従って現像性の確保は難しくなる。
現像性を確保する手段の1つに現像に2本の現像剤担持
体を用いた方式があるが、薄層現像だと安定した現像剤
搬送性の確保が難しくなる。
【0030】このため、図2に示すように、2本の現像
スリーブ131a,131b間の隣接部が感光体ドラム
10との隣接部よりも上流側になるように現像スリーブ
131a,131bをそれぞれ回転すると共に、現像ス
リーブ131a,131bの外形を同一とし、かつそれ
ぞれを等速度で回転する。
【0031】請求項1または2にかかわる各色毎の現像
手段である現像器13は、以下の如く構成される。な
お、現像器13内部での現像剤の流れを図2の点線にて
示す。
【0032】現像器13において、130はトナーとキ
ャリアとから成る二成分現像剤を収容する現像剤収容部
である現像器ケーシング、131aは感光体ドラム10
の回転方向に対して上流側に配置される現像剤担持体で
ある現像スリーブ、131bは感光体ドラム10の回転
方向に対して下流側に配置される現像剤担持体である現
像スリーブ、132a及び132bは回転されるそれぞ
れの現像スリーブ131a,131bの内部に固定して
配置される磁界発生手段である固定磁石、138は現像
スリーブ131a,131bへの現像剤供給を所定量に
制御する現像剤搬送量制御手段である現像剤搬送量制御
板、139は上流側の現像スリーブ131aからの現像
剤の掻取りと搬送とを行う掻取板、134は下流側の現
像スリーブ131b上からの現像剤の剥取りと搬送とを
行うローラ状の磁石体より成る搬送ローラ、135は現
像剤搬送量制御板138への現像剤の供給ローラ、14
6及び147は一対の攪拌スクリューである。
【0033】現像剤担持体である現像スリーブ131
a,131bは、それぞれ例えばアルミ材或いはステン
レス材を用いた同外形、例えば外径が8mm〜30mm
程度の非磁性の円筒状の部材からなり、感光体ドラム1
0の周面に対し、所定の間隙を保って感光体ドラム10
の回転(図2の時計方向回転)に対し、上流側の現像ス
リーブ131aは逆方向(図2の時計方向)に、また下
流側の現像スリーブ131bは順方向(図2の反時計方
向)に、即ち2本の現像スリーブ131a,131b間
の隣接部が感光体ドラム10との隣接部よりも上流側に
なるようにして、それぞれ等速度、例えば80mm/s
ecで回転される。
【0034】現像スリーブ131a,131bの内部に
配設される磁界発生手段である固定磁石132a,13
2bは、それぞれ複数個の磁極N,Sの磁石を配し、現
像スリーブ131a,131b内に固定されていて、非
磁性のスリーブ周面に磁界を形成している。
【0035】現像剤搬送量制御手段である現像剤搬送量
制御板138は、例えばアルミ材或いはステンレス材を
用いた非磁性の板状の部材からなり、現像スリーブ13
1a,131bの隣接部の感光体ドラム10面と反対側
近傍に配設され、一体(一つ)で現像スリーブ131
a,131b双方への現像剤供給量を均等として供給
し、2本の現像スリーブ131a,131b上の現像剤
量を制御する。
【0036】掻取板139は、例えばアルミ材或いはス
テンレス材を用いた非磁性の板状の部材からなり、上流
側の現像スリーブ131aの磁極N,N部に一端を当接
して、上流側の現像スリーブ131a上からの現像剤の
掻取りを行い、掻取られた現像剤を攪拌スクリュー13
6へ流動させる。
【0037】搬送ローラ134は、複数個の磁極N,S
を交互に配したローラ状の磁石体より成り、現像スリー
ブ131bの磁極N,N部の反撥磁界と搬送ローラ13
4の磁界作用とにより、下流側の現像スリーブ131b
上からの現像剤の剥取りと、剥取られた現像剤の攪拌ス
クリュー136への搬送とを行う。
【0038】攪拌スクリュー136及び攪拌スクリュー
137は、互いに相反する方向に等速で回転し、現像器
13内のトナーと磁性キャリアとを攪拌、混合し、所定
のトナー成分を均等に含有する二成分現像剤とする。
【0039】供給ローラ135は、攪拌スクリュー13
6,137により攪拌された現像剤を現像剤搬送量制御
板138へと供給する。
【0040】攪拌スクリュー137の上部で現像器ケー
シング130の上部の不図示のトナー補給口から現像器
ケーシング130内に補給されたトナーは、互いに相反
する方向に等速で回転する攪拌スクリュー136,13
7により現像器ケーシング130内に収容された現像剤
と攪拌、混合されて均一なトナー濃度の現像剤となり、
該現像剤が回転する供給ローラ135により現像剤搬送
量制御板138に搬送される。一体(一つ)の現像剤搬
送量制御板138により供給ローラ135から供給され
た現像剤が、現像スリーブ131a,131b双方への
現像剤供給量を均等として供給されて、2本の現像スリ
ーブ131a,131b上の現像剤量を略均等として搬
送される。図3の円(a)内に示す隣接部では、現像剤
は2本の現像剤担持体、即ち現像スリーブ131a,1
31bにより搬送され、現像スリーブ131a,131
bは、双方共に外形(曲率)及び周速が等しいため、図
3の円(b)内に示すように、隣接部よりの現像剤は略
均一に分割されて、現像スリーブ131a,131b上
にそれぞれ搬送される。感光体ドラム10上の潜像を現
像した現像スリーブ131a,131b上の現像剤は、
掻取板139及び搬送ローラ134により掻取られ、再
度攪拌スクリュー136へと搬送される。
【0041】上記の如くにして、2本の現像剤担持体間
の隣接部が潜像担持体との隣接部よりも上流側になるよ
うに2本の現像剤担持体を回転すると共に、2本の現像
剤担持体を同一外径、かつ等速度で回転することによ
り、2本の現像剤担持体における現像剤搬送量の安定化
が図られ、現像剤搬送量の変動に伴う、画像濃度むらが
発生することなく、良好な画像が供給される。また、現
像剤搬送量制御手段として、一体で前記2本の現像剤担
持体双方の現像剤量を制御することにより、2本の現像
剤担持体上の現像剤量の制御を、一体の現像剤搬送量制
御手段で行うことができるため、コストアップを防ぐこ
とが可能となる。
【0042】なお図4に示すように、図2の正面より見
て感光体ドラム10の左側に現像手段を配置し(図2の
裏面から見た場合も同様)、2本の現像スリーブ131
a,131b間の隣接部が感光体ドラム10との隣接部
よりも上流側になるように現像スリーブ131a,13
1bをそれぞれ回転すると共に、現像スリーブ131
a,131bの外形を同一とし、かつそれぞれを等速度
で回転するようにしてもよい。これにより、上記と同様
の効果が得られる。
【0043】請求項3または4にかかわる現像手段と現
像方法とについて、図5ないし図8を用いて説明する。
図5は、請求項3または4にかかわる問題点としての現
像片寄りの発生メカニズムの説明図であり、図6は、現
像片寄りによる潜像パターン領域での現像性と複数の現
像剤担持体を用いた場合の現像片寄りを補正した現像性
とを示す図であり、図7は、請求項3にかかわる現像手
段の拡大断面構成図であり、図8は、請求項4にかかわ
る現像手段の拡大断面構成図である。
【0044】先ず、請求項3または4にかかわる問題点
について、図5及び図6にて説明するが、図1にて説明
したカラー画像形成装置における、感光体ドラム10と
磁気ブラシが非接触の薄層現像では、現像バイアスでの
現像電界に交流電界を重畳させた直流電界を使用した
り、潜像担持体である感光体ドラム10の周速(Vpと
呼ぶ)に比べて現像剤担持体としての現像スリーブ13
1a,131bの周速(共にVsと呼ぶ)を速く設定し
て(Vs/Vp=1以上)、現像性を確保してきた。し
かし、現像剤担持体を潜像担持体と従動方向に回転させ
た場合(順転現像と呼ぶ)、Vs/Vp=1以上だと画
像パターンの後端が濃度が高くなる問題、いわゆる現像
片寄りが発生する。また現像片寄りは、現像剤担持体を
潜像担持体と逆転方向に回転させた場合(逆転現像と呼
ぶ)、Vs/Vp比に関わらず、画像パターンの先端に
現像片寄りが発生する。即ち、現像片寄りの発生メカニ
ズムは図5に示すように、トナーが交流電界によって、
斜め方向から潜像担持体に飛翔して来ることに基づいて
いる。順転現像では、図5(A)に示すように、潜像担
持体(感光体ドラム)の進行方向に対し、トナーは潜像
パターンの後端側から潜像担持体を追いかけるように飛
翔してくる。このため、潜像パターン領域の現像濃度
は、図6の曲線(a)に示すように、潜像パターン領域
の後端の現像濃度が高くなるという問題が生じる。また
逆転現像では、図5(B)に示すように、潜像担持体
(感光体ドラム)の進行方向に対し、トナーは潜像パタ
ーンの先端側から潜像担持体移動方向と逆方向に飛翔し
ていく。このため、潜像パターン領域の現像濃度は、図
6の曲線(b)に示すように、潜像パターン領域の先端
の現像濃度が高くなるという問題が生じる。
【0045】請求項3について、図7及び図6により以
下に説明する。
【0046】そこで、本発明においては上記の問題点を
ふまえ、前述した複数の現像手段はトナーとキャリアか
らなる現像剤を担持・搬送する複数本の現像剤担持体を
有すると共に、複数の現像剤担持体が、少なくとも時計
方向・反時計方向の回転方向を有する構成とする。
【0047】請求項3にかかわる各色毎の現像手段であ
る現像器13は、以下の如く構成される。なお、現像器
13内部での現像剤の流れを図7の点線にて示す。
【0048】現像器13において、130はトナーとキ
ャリアとから成る二成分現像剤を収容する現像剤収容部
である現像器ケーシング、131aは感光体ドラム10
の回転方向に対して上流側に配置される現像剤担持体で
ある現像スリーブ、131bは感光体ドラム10の回転
方向に対して下流側に配置される現像剤担持体である現
像スリーブ、132a及び132bは回転されるそれぞ
れの現像スリーブ131a,131bの内部に固定して
配置される磁界発生手段である固定磁石、138は現像
スリーブ131a,131bへの現像剤供給を所定量に
制御する現像剤搬送量制御手段である現像剤搬送量制御
板、139は上流側の現像スリーブ131aからの現像
剤の掻取りと搬送とを行う掻取板、134は下流側の現
像スリーブ131b上からの現像剤の剥取りと搬送とを
行うローラ状の磁石体より成る搬送ローラ、135は現
像剤搬送量制御板138への現像剤の供給ローラ、14
6及び147は一対の攪拌スクリューである。
【0049】現像剤担持体である現像スリーブ131
a,131bは、それぞれ例えばアルミ材或いはステン
レス材を用いた同外形、例えば外径が8mm〜30mm
程度の非磁性の円筒状の部材からなり、感光体ドラム1
0の周面に対し、所定の間隙を保って感光体ドラム10
の回転(図7の時計方向回転)に対し、上流側の現像ス
リーブ131aは逆方向(図7の時計方向)に、また下
流側の現像スリーブ131bは順方向(図7の反時計方
向)に回転される。このため、図6に示すように、潜像
パターン領域の現像濃度は、上流側の現像スリーブ13
1aによる、図6の曲線(a)に示す後端の現像濃度が
高い潜像パターン領域の現像濃度と、下流側の現像スリ
ーブ131bによる、図6の曲線(b)に示す先端の現
像濃度が高い潜像パターン領域の現像濃度との和として
形成され、図6の曲線(c)に示すように、それぞれの
現像片寄りが補正された、潜像パターン領域での現像濃
度が略平坦なものとして形成される。
【0050】現像スリーブ131a,131bの内部に
配設される磁界発生手段である固定磁石132a,13
2bは、それぞれ複数個の磁極N,Sの磁石を配し、現
像スリーブ131a,131b内に固定されていて、非
磁性のスリーブ周面に磁界を形成している。
【0051】現像剤搬送量制御手段である現像剤搬送量
制御板138は、例えばアルミ材或いはステンレス材を
用いた非磁性の板状の部材からなり、現像スリーブ13
1a,131bの隣接部の感光体ドラム10面と反対側
近傍に配設され、一体(一つ)で現像スリーブ131
a,131b双方への現像剤供給量を均等として供給
し、2本の現像スリーブ131a,131b上の現像剤
量を制御する。
【0052】掻取板139は、例えばアルミ材或いはス
テンレス材を用いた非磁性の板状の部材からなり、上流
側の現像スリーブ131aの磁極N,N部に一端を当接
して、現像スリーブ131a上からの現像剤の掻取りを
行い、掻取られた現像剤を攪拌スクリュー136へ流動
させる。
【0053】搬送ローラ134は、複数個の磁極N,S
を交互に配したローラ状の磁石体より成り、現像スリー
ブ131bの磁極N,N部の反撥磁界と搬送ローラ13
4の磁界作用とにより、下流側の現像スリーブ131b
上からの現像剤の剥取りと、剥取られた現像剤の攪拌ス
クリュー136への搬送とを行う。
【0054】攪拌スクリュー136及び攪拌スクリュー
137は、互いに相反する方向に等速で回転し、現像器
13内のトナーと磁性キャリアとを攪拌、混合し、所定
のトナー成分を均等に含有する二成分現像剤とする。
【0055】供給ローラ135は、攪拌スクリュー13
6,137により攪拌された現像剤を現像剤搬送量制御
板138へと供給する。
【0056】攪拌スクリュー137の上部で現像器ケー
シング130の上部の不図示のトナー補給口から現像器
ケーシング130内に補給されたトナーは、互いに相反
する方向に等速で回転する攪拌スクリュー136,13
7により現像器ケーシング130内に収容された現像剤
と攪拌、混合されて均一なトナー濃度の現像剤となり、
該現像剤が回転する供給ローラ135により現像剤搬送
量制御板138に搬送される。一体(一つ)の現像剤搬
送量制御板138により供給ローラ135から供給され
た現像剤が、現像スリーブ131a,131b双方への
現像剤供給量を均等として供給されて、2本の現像スリ
ーブ131a,131b上の現像剤量を略均等として搬
送される。感光体ドラム10上の潜像を現像した現像ス
リーブ131a,131b上の現像剤は、掻取板139
及び搬送ローラ134により掻取られ、再度攪拌スクリ
ュー136へと搬送される。
【0057】上記の如くにして、トナーとキャリアから
なる現像剤を担持・搬送する複数本の現像剤担持体を有
する各色毎の現像手段には、潜像担持体の回転方向に対
して、現像剤担持体の回転方向が時計方向・反時計方向
の双方が存在しているため、順転現像逆転現像の両方が
行われ、現像片寄りが先端もしくは後端に特化して発生
することがなくなり、画像パターンの現像片寄りが緩和
され、現像片寄りのない高画質な画像が供給される。
【0058】請求項4について、図8により以下に説明
する。
【0059】また、本発明においては前記図5での問題
点をふまえ、潜像担持体の回転方向に対して最上流部側
に位置する現像剤担持体を、潜像担持体の回転方向と従
動する方向に回転すると共に、前記潜像担持体の周速と
同速度で回転する構成とする。
【0060】請求項4にかかわる各色毎の現像手段であ
る現像器13は、以下の如く構成される。なお、現像器
13内部での現像剤の流れを図8の点線にて示す。
【0061】現像器13において、130はトナーとキ
ャリアとから成る二成分現像剤を収容する現像剤収容部
である現像器ケーシング、131aは感光体ドラム10
の回転方向に対して最上流側に配置される現像剤担持体
である現像スリーブ、131bは感光体ドラム10の回
転方向に対して下流側に配置される現像剤担持体である
現像スリーブ、132a及び132bは回転されるそれ
ぞれの現像スリーブ131a,131bの内部に固定し
て配置される磁界発生手段である固定磁石、133aは
上流側の現像スリーブ131a上への現像剤供給の層厚
を所定量に規制する磁性材から成る層厚規制手段である
層厚規制板、133bは下流側の現像スリーブ131b
上への現像剤供給の層厚を所定量に規制する磁性材から
成る層厚規制手段である層厚規制板、134は下流側の
現像スリーブ131b上からの現像剤の剥取りと搬送と
を行うローラ状の磁石体より成る搬送ローラ、139は
下流側の現像スリーブ131bからの現像剤の掻取りと
搬送とを行う掻取板、135aは上流側の現像スリーブ
131aへの現像剤の供給を行う供給ローラ、135b
は下流側の現像スリーブ131bへの現像剤の供給を行
う供給ローラ、136及び137は一対の攪拌スクリュ
ーである。
【0062】現像剤担持体である現像スリーブ131
a,131bは、それぞれ例えばアルミ材或いはステン
レス材を用いた同外形、例えば外径が8mm〜30mm
程度の非磁性の円筒状の部材からなり、感光体ドラム1
0の周面に対し、所定の間隙を保って感光体ドラム10
の回転(図8の時計方向回転)に対し、最上流側に位置
する現像スリーブ131aは感光体ドラム10の回転方
向と従動する順方向(図8の反時計方向)に、また感光
体ドラム10の回転速度(周速度)と等速度、例えば8
0mm/secで回転され、また感光体ドラム10の回
転方向に対して、最上流側の現像スリーブ131aの下
流側に配置される現像スリーブ131bは逆方向(図8
の時計方向)に回転される。このように、感光体ドラム
10の回転方向に対して最上流部に位置する現像剤担持
体である現像スリーブ131aは、感光体ドラム10の
回転方向と従動する順方向に感光体ドラム10と等速度
で回転され、順転現像でVs/Vp=1としているた
め、現像片寄りの発生が防止される。その下流側に位置
する現像剤担持体である、例えば現像スリーブ131b
では、上流側現像スリーブ131aで行われた現像によ
って、すでに感光体ドラム10上の潜像は顕像化されて
いるので、現像片寄りの発生は、従来の方式に比べて極
めて小さく抑えられる。
【0063】現像スリーブ131a,131bの内部に
配設される磁界発生手段である固定磁石132a,13
2bは、それぞれ複数個の磁極N,Sの磁石を配し、現
像スリーブ131a,131b内に固定されていて、非
磁性のスリーブ周面に磁界を形成している。
【0064】現像スリーブ131a,131b上の現像
剤の層厚規制手段である層厚規制板133a,133b
は、例えば棒状或いは板状の磁性ステンレス材よりな
り、現像スリーブ131a,131bの固定磁石132
a,132bの、例えば磁極Sと対向し、現像スリーブ
131a,131bと所定の間隙で配置され、現像スリ
ーブ131a,131bの周面上に形成される二成分現
像剤の層厚を安定かつ均一に規制している。
【0065】搬送ローラ134は、複数個の磁極N,S
を交互に配したローラ状の磁石体より成り、最上流側の
現像スリーブ131aの磁極N,N部の反撥磁界と搬送
ローラ134の磁界作用とにより、現像スリーブ131
a上からの現像剤の剥取りを行い、剥取られた現像剤を
供給ローラ135bを通して攪拌スクリュー136へと
搬送する。
【0066】掻取板139は、例えばアルミ材或いはス
テンレス材を用いた非磁性の板状の部材からなり、下流
側の現像スリーブ131bの磁極N,N部に一端を当接
して、現像スリーブ131b上からの現像剤の掻取りを
行い、掻取られた現像剤を供給ローラ135bを通して
攪拌スクリュー136へと流動させる。
【0067】攪拌スクリュー136及び攪拌スクリュー
137は、互いに相反する方向に等速で回転し、現像器
13内のトナーと磁性キャリアとを攪拌、混合し、所定
のトナー成分を均等に含有する二成分現像剤とする。
【0068】供給ローラ135a,135bは攪拌スク
リュー136,137により攪拌された現像剤を層厚規
制板133a,133bへと供給する。
【0069】攪拌スクリュー137の上部で現像器ケー
シング130の上部の不図示のトナー補給口から現像器
ケーシング130内に補給されたトナーは、互いに相反
する方向に等速で回転する攪拌スクリュー136,13
7により現像器ケーシング130内に収容された現像剤
と攪拌、混合されて均一なトナー濃度の現像剤となり、
該現像剤が回転する供給ローラ135a,135bによ
り層厚規制板133a,133bに搬送される。層厚規
制板133a,133bにより所定の層厚に規制された
現像剤が、現像スリーブ131a,131b上に安定し
て供給される。感光体ドラム10上の潜像を現像した現
像スリーブ131a,131b上の現像剤は、搬送ロー
ラ134及び掻取板139により掻取られ、供給ローラ
135bにより再度攪拌スクリュー136へと搬送され
る。
【0070】上記の如くにして、潜像担持体の回転方向
に対して最上流部側に位置する現像剤担持体の回転方向
を、潜像担持体の回転方向と従動する方向に回転すると
共に、潜像担持体の周速と同速度で回転する構成、即ち
潜像担持体最上流部に位置する現像剤担持体を、順転現
像でVs/Vp=1とする構成とすることで、現像片寄
りの発生が減少される。また、その下流側に位置する現
像剤担持体では、上流側現像剤担持体で行われた現像に
よって、すでに潜像担持体は顕像化されているので、現
像片寄りの発生は、従来の方式に比べて極めて小さく抑
えることができ、画像パターンの現像片寄りが緩和さ
れ、現像片寄りのない高画質な画像が供給される。
【0071】なお、上記図1にて説明したカラープリン
タは、像担持体上に順次形成される各色トナー像を重ね
合わせた後、像担持体上に形成された重ね合わせカラー
トナー像を転写部にて転写材上に1回で転写してカラー
画像を形成する方式のカラー画像形成装置であるが、本
発明のカラー画像形成装置としては、これに拘るもので
なく、潜像担持体の周囲に複数組の帯電手段、像露光手
段及び現像手段を配設し、潜像担持体の一回転以内に、
潜像担持体に対する帯電手段による帯電と像露光手段よ
りの像露光光による潜像の形成と現像手段による潜像の
現像によるトナー像形成とを各色毎に繰り返して行い、
潜像担持体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカラ
ートナー像を形成するカラー画像形成装置にも適用され
ることは勿論である。
【0072】また、現像手段に用いられる現像剤として
二成分磁性現像剤にて説明したが、一成分現像剤を現像
剤として適用してもよい。
【0073】
【発明の効果】請求項1または2によれば、2本の現像
剤担持体における現像剤搬送量の安定化が図られ、現像
剤搬送量の変動に伴う、画像濃度むらが発生することな
く、良好な画像が供給される。また、2本の現像剤担持
体上の現像剤量の制御を、一体の現像剤搬送量制御手段
で行うことができるため、コストアップを防ぐことが可
能となる。
【0074】請求項3または4によれば、画像パターン
の現像片寄りが緩和され、現像片寄りのない高画質な画
像が供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各請求項に共通する画像形成装置の一
実施形態であるカラープリンタの断面構成図である。
【図2】請求項1または2にかかわる現像手段の拡大断
面構成図である。
【図3】図2の2本の現像剤担持体間での現像剤の流れ
の説明図である。
【図4】請求項1または2にかかわる現像手段の配置の
他の例を示す図である。
【図5】請求項3または4にかかわる問題点としての現
像片寄りの発生メカニズムの説明図である。
【図6】現像片寄りによる潜像パターン領域での現像性
と複数の現像剤担持体を用いた場合の現像片寄りを補正
した現像性とを示す図である。
【図7】請求項3にかかわる現像手段の拡大断面構成図
である。
【図8】請求項4にかかわる現像手段の拡大断面構成図
である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 17 定着装置 19 クリーニング装置 131a,131b 現像スリーブ 138 現像剤搬送量制御板 P 記録紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を担持する潜像担持体と、トナーと
    キャリアからなる現像剤を担持・搬送する、2本の現像
    剤担持体を有する複数の現像手段によって、前記潜像担
    持体上に複数色のトナー像を形成後、転写材に一括転写
    するカラー画像形成装置において、 前記2本の現像剤担持体間の隣接部が潜像担持体との隣
    接部よりも上流側になるように前記2本の現像剤担持体
    を回転すると共に、前記2本の現像剤担持体を同一外
    径、かつ等速度で回転することを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段は、現像剤担持体上の現像
    剤量を制御する現像剤搬送量制御手段を有すると共に、
    前記現像剤搬送量制御手段は、一体で前記2本の現像剤
    担持体双方の現像剤量を制御することを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 潜像を担持する潜像担持体と、前記潜像
    を反転現像により顕像化する複数の現像手段とを有し、
    前記複数の現像手段により前記潜像担持体に複数色のト
    ナー像を形成後、転写材に一括転写を行うカラー画像形
    成装置において、 前記複数の現像手段はトナーとキャリアからなる現像剤
    を担持・搬送する複数本の現像剤担持体を有すると共
    に、前記複数の現像剤担持体は、少なくとも時計方向・
    反時計方向の回転方向を有していることを特徴とするカ
    ラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 潜像を担持する潜像担持体と、前記潜像
    を反転現像により顕像化する複数の現像手段とを有し、
    前記複数の現像手段により前記潜像担持体に複数色のト
    ナー像を形成後、転写材に一括転写を行うカラー画像形
    成装置において、 前記潜像担持体の回転方向に対して最上流部側に位置す
    る現像剤担持体を、前記潜像担持体の回転方向と従動す
    る方向に回転すると共に、前記潜像担持体の周速と同速
    度で回転することを特徴とするカラー画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169727A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2014126669A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Canon Inc 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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