JP2002214905A - 現像方法及び画像形成装置 - Google Patents

現像方法及び画像形成装置

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JP2002214905A
JP2002214905A JP2001006249A JP2001006249A JP2002214905A JP 2002214905 A JP2002214905 A JP 2002214905A JP 2001006249 A JP2001006249 A JP 2001006249A JP 2001006249 A JP2001006249 A JP 2001006249A JP 2002214905 A JP2002214905 A JP 2002214905A
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Kazutoshi Kobayashi
一敏 小林
Satoshi Nishida
聡 西田
Kazuhiko Uneme
和彦 采女
Yukie Matsudaira
幸恵 松平
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤搬送手段により現像領域に供給される
現像剤の量の制御手段として従来用いられている像形成
体と現像剤搬送手段の相対速度を変更するものは、現像
剤の劣化や濃度むらを生ずる場合があるという問題を解
決する。 【解決手段】 現像剤搬送手段上の現像剤量を規制する
現像剤規制手段と現像剤搬送手段間の間隔を変更するこ
とにより、現像剤搬送手段上の現像剤量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式による
画像形成工程における現像方法及び電子写真方式により
画像を形成する画像形成装置に関し、特に、現像工程に
おける現像条件の制御によりトナー像の画像濃度を制御
する画像濃度制御技術及びトナーリサイクル技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】(1)画像濃度を制御する制御方式に
は、像形成体の帯電電位を制御する方式、露光量を制御
する方式、現像バイアスを制御する方式、像形成体と現
像剤搬送手段との間の相対速度を制御する方式等があ
る。
【0003】像形成体と現像剤搬送手段との相対速度を
制御する方式は、現像領域に供給される現像剤の量を制
御することにより画像濃度を制御する方式であり、制御
幅が広い、制御が比較的簡単である、かぶりの発生を伴
わない等の点で優れており、広くし使用されている。
【0004】(2)画像形成コストの低減、廃棄物量の
抑制、トナー補給頻度を下げる等の観点から、クリーニ
ング手段により回収されたトナーを現像手段に戻して再
使用するトナーリサイクル手段を装備した画像形成装置
が多くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(1)像形成体の周速
をVp、現像剤搬送手段の周速をVsとするとき、像形
成体と現像剤搬送手段との相対速度を、両者の比、即
ち、Vs/Vpで表すことが広く行われており、画像濃
度を上げるには、Vs/Vpを高くし、下げるには、V
s/Vpを低くすることが行われる。
【0006】しかしながら、この画像濃度制御方法にお
いては、Vs/Vpを高くした場合に、現像剤にかかる
ストレスが大きくなって現像剤を劣化させることや「掃
き目」と呼ばれる濃度むらが生ずるという問題がある。
【0007】第1、第2の本発明は、現像領域に搬送さ
れる現像剤の量を制御することにより画像濃度を制御す
る従来技術における前記の問題を解決し、現像剤の劣化
や濃度むら等の問題を生じない画像濃度制御により高画
質の画像を形成することができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】(2)トナーリサイクルを伴った画像形成
においては、リサイクルトナーの帯電量が低いために、
かぶりの発生、トナー飛散等の望ましくない現象が生ず
ることが知られており、種々の対策が採られている。
【0009】しかしながら従来の対策では、クリーニン
グ手段から現像手段に搬送されるトナーに対する処理を
行うものではないために限界があり、十分な画質が得ら
れなかったり、トナー組成の改良等の開発コスト、製造
コストの増大を伴ったりするという問題があった。
【0010】第3の本発明の目的は、トナーリサイクル
における前記の問題を解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
【0012】1.像形成体と現像剤搬送手段との間に形
成される現像領域に、現像剤規制手段で規制した量の現
像剤を前記現像剤搬送手段により供給することによっ
て、前記像形成体上の静電潜像を現像する現像方法にお
いて、形成されるトナー像の濃度を前記規制手段と前記
現像剤搬送手段との間の間隔を制御することにより制御
することを特徴とする現像方法。
【0013】2.形成されるトナー像の濃度を、前記像
形成体と前記現像剤搬送手段との相対速度を変えること
なく、前記間隔を変えることにより制御することを特徴
とする前記1に記載の現像方法。
【0014】3.形成されるトナー像の濃度を、前記像
形成体と前記現像剤搬送手段との相対速度を変えるとと
もに、前記間隔を変えることにより制御することを特徴
とする前記1に記載の現像方法。
【0015】4.像形成体と現像剤搬送手段との間に形
成される現像領域に、磁力により磁性現像剤を前記現像
剤搬送手段に付着させて供給することによって、前記像
形成体上の静電潜像を現像する現像方法において、前記
磁力を電磁石により発生させ、該電磁石の電気的な制御
によって前記現像剤搬送手段による供給量を制御し、も
って、前記像形成体上に形成されるトナー像の濃度を制
御することを特徴とする現像方法。
【0016】5.前記現像剤搬送手段と現像剤規制手段
との間隔を制御することにより前記現像剤搬送手段によ
る磁性現像剤の供給量を制御することを特徴とする前記
4に記載の現像方法。
【0017】6.像形成体、該像形成体上に静電潜像を
形成する潜像形成手段及び、前記像形成体上の静電潜像
を現像してトナー像を形成する現像手段、を有する画像
形成装置において、前記現像手段は、前記像形成体に対
向して配置され現像領域を形成するとともに、該現像領
域に現像剤を供給する現像剤搬送手段、該現像剤搬送手
段上の現像剤量を規制する現像剤規制手段及び、該現像
剤規制手段を駆動して、前記現像剤搬送手段と前記現像
剤規制手段との間隔を変更する間隔変更手段及び、該間
隔変更手段を制御する制御手段、を有することを特徴と
する画像形成装置。
【0018】7.前記制御手段は、前記像形成体と前記
現像剤搬送手段との相対速度を変更することなく、前記
間隔を変えることによりトナー像の濃度の制御を行うこ
とを特徴とする前記6に記載の画像形成装置。
【0019】8.前記制御手段は、前記像形成体と前記
現像剤搬送手段との相対速度を変更するとともに、前記
間隔を変えることによりトナー像の濃度の制御を行うこ
とを特徴とする前記6に記載の画像形成装置。
【0020】9.像形成体、該像形成体上に静電潜像を
形成する潜像形成手段及び、前記像形成体上の静電潜像
を現像してトナー像を形成する現像手段、を有する画像
形成装置において、前記現像手段は、前記像形成体に対
向して配置され現像領域を形成するとともに、該現像領
域に現像剤を供給する現像剤搬送手段、該現像剤搬送手
段上に磁性現像剤を付着させる電磁石及び、前記電磁石
により形成される磁界の強さを前記電磁石の電気的な制
御により制御する制御手段、を有することを特徴とする
画像形成装置。
【0021】10.前記現像剤搬送手段上の現像剤量を
規制する現像剤規制手段を有し、前記制御手段は前記現
像剤搬送手段と前記現像剤規制手段間の間隔を制御する
ことを特徴とする前記9に記載の画像形成装置。
【0022】11.前記像形成体上のトナー像の濃度を
検知する濃度センサを有し、前記制御手段は、前記潜像
形成手段を制御して前記像形成体上に基準潜像を形成す
るとともに、該基準潜像を現像して形成したトナー像の
濃度を検知した前記濃度センサの検知信号に基づいて、
前記間隔を変えることを特徴とする前記6〜8又は10
に記載の画像形成装置。
【0023】12.前記像形成体上のトナー像の濃度を
検知する濃度センサを有し、前記制御手段は、前記潜像
形成手段を制御して前記像形成体上に基準潜像を形成す
るとともに、該基準潜像を現像して形成したトナー像の
濃度を検知した前記濃度センサを検知信号に基づいて、
前記電気的な制御を行うことを特徴とする前記9又は前
記10に記載の画像形成装置。
【0024】13.前記現像手段は二成分現像剤を用い
て現像を行うことを特徴とする前記6〜12のいずれか
1項に記載の画像形成装置。
【0025】14.像形成体、該像形成体上に静電潜像
を形成する潜像形成手段、前記像形成体上の静電潜像を
現像してトナー像を形成する現像手段、前記像形成体上
のトナー像を記録材に転写する転写手段、トナー像を記
録材に定着する定着手段、転写後の前記像形成体をクリ
ーニングするクリーニング手段及び、該クリーニング手
段により回収されたトナーを前記現像手段に搬送するリ
サイクル手段、を有する画像形成装置において、前記リ
サイクル手段は、トナーを帯電するトナー帯電手段を有
することを特徴とする画像形成装置。
【0026】15.前記トナー帯電手段は、トナーを撹
拌する撹拌手段及び該撹拌手段により撹拌されるトナー
に接触してトナーを帯電する帯電部材を有することを特
徴とする前記12に記載の画像形成装置。
【0027】16.前記撹拌手段の撹拌速度を制御する
制御手段を有することを特徴とする前記14又は前記1
5に記載の画像形成装置。
【0028】17.環境センサを有し、前記制御手段は
前記環境センサの検知信号に基づいて、前記撹拌手段を
制御することを特徴とする前記12〜14のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0029】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1にかかる画像形成装置を示
す。図において、1は像形成体としての感光体である。
【0030】感光体1としては、有機光導電体を樹脂に
分散した感光層を有する有機感光体が環境性及びコスト
の観点から好ましいが、これに限られることなく、任意
の公知の感光体を用いることができる。また、誘電体等
の静電像保持体を像形成体として用いることもできる。
【0031】なお、感光体1としては図示のドラム状の
感光体に限られず、ベルト状の感光体であってもよい。
2は感光体1を帯電し、感光体1上に一様な電位を形成
する帯電手段である。帯電手段としては、制御グリッド
と放電電極を有するスコロトロン帯電器や電圧を印加し
たローラを用いた接触帯電方式の帯電器が好ましい。
【0032】3は感光体1を露光する露光手段である。
露光手段としては、レーザダイオードを光源とし、ポリ
ゴンミラー、レンズ及びミラーで構成される走査光学系
を有する走査露光装置や発光ダイオードアレイ及び結像
性光学繊維を有する走査光学装置が好ましいがこれに限
られることなく、任意の公知の露光手段を用いることが
できる。露光手段3は画像データに従って、感光体1を
ドット露光する。
【0033】4は現像手段であり、トナーと磁性キャリ
アとからなる磁性二成分現像剤を収容し、現像剤搬送手
段としての現像スリーブ41により現像剤を現像領域に
搬送して感光体1上の静電潜像を現像し、感光体1上に
トナー像を形成する。現像スリーブ41には、帯電手段
2の帯電極性と同極性の直流現像バイアス又は交流電圧
に帯電手段2の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳され
た現像バイアスが印加され、露光手段3による露光部分
にトナーを付着させる反転現像が行われる。現像手段4
としては、反転現像に限られない。静電潜像の極性と反
対の極性に帯電したトナーを用いて正規現像を行う現像
手段も勿論用いることができる。
【0034】現像手段4は、その構成部が枠体40内に
設けられた現像ユニットに形成される。現像ユニットに
は、感光体1と対向して設けられ、0.35mm〜0.
85mm程度の現像間隔を持った現像領域Eを形成し、
矢印W2のように回転して、現像領域Eに現像剤Dev
を供給する現像剤搬送手段としての現像スリーブ41、
現像スリーブ41の周面に磁界を形成する3つのS極と
2つのN極を有する固定磁石42、現像スリーブ上の現
像剤量を規制する現像剤規制手段としての規制板43、
羽根車状の搬送部材44、現像剤Devを撹拌し搬送す
るスクリュー45、46が設けられる。
【0035】5は、コロナ帯電器からなる転写手段であ
る。転写手段5は記録材Pに対して、感光体1上のトナ
ーと逆極性の帯電を行い、トナー像を記録材Pに転移さ
せる。
【0036】6は、コロナ帯電器からなる分離手段であ
り、記録材Pに対して交流コロナ帯電を行って、記録材
Pを除電し、感光体1から分離する。
【0037】7は定着手段であり、ハロゲンランプ等の
熱源を内蔵する加熱ローラ71と加熱ローラ71に圧接
する加圧ローラ72により記録材Pにトナー像を定着す
る。
【0038】8はクリーニング手段である。転写後の感
光体1上には、未転写トナーや転写残トナーが付着して
おり、次の像形成を行うためには、感光体1をクリーニ
ングする必要がある。クリーニング手段8は、ウレタン
ゴム等の弾性ブレードからなるクリーニングブレード8
1を有する。
【0039】感光体1は矢印W1で示す回転を行って、
静電潜像形成手段を構成する帯電手段2と露光手段3の
帯電、露光により、感光体1上に静電潜像が形成され
る。形成された静電潜像は現像手段4により現像されて
感光体1上にトナー像が形成される。形成されたトナー
像は転写手段5により記録材Pに転写される。トナー像
が転写された記録材Pは分離手段6により感光体1から
分離され定着手段7を通過して、記録材P上のトナー像
が定着される。
【0040】図2は現像手段4の平面断面図である。ス
クリュー45、46は現像剤を矢印W3に示すように互
いに反対方向に搬送しつつ撹拌し、トナーとキャリアを
均一に混合するとともに、トナーを帯電する。搬送部材
44は現像幅に亘って形成された搬送羽を有し、スクリ
ュー45、46により搬送された現像剤を現像スリーブ
41に供給するとともに、現像後の現像剤をスクリュー
46に戻す。トナーは、枠体40に設けた補給口47か
ら図2の斜線で示す位置で現像手段4に補給される。
【0041】図3、4は規制板43と現像スリーブ41
間の間隔Gを変更する間隔変更手段を示す。
【0042】規制板43は軸43Bに回転可能に支持さ
れており、矢印W4で示すように回転することにより、
規制板43の先端部43Aと現像スリーブ41間の間隔
Gが変更される。規制板43は軸43Bとねじ棒53に
より位置規制されて間隔Gを形成する。ばね54は規制
板43をねじ棒53に支持させる。ねじ棒53はその一
端に固定した歯車52、軸55に固定したねじ歯車51
を介してモータ50により回転駆動される。ねじ棒53
の雄ねじは枠体40に設けた雌ねじに係合し、回転によ
りねじ棒53は微少量変位し、この変位により規制板4
3は矢印W4で示すように微少量回転して、間隔Gが変
更される。
【0043】軸55には図4に示すように、規制板43
の両端部に対応したねじ歯車51A、51Bが固定さ
れ、ねじ歯車51A、51Bに対応してねじ棒53A、
53Bが設けられて、規制板43の両端部を均等に駆動
し、現像幅に亘る均一な間隔Gが形成される。
【0044】このように、間隔変更手段としてのモータ
50、ねじ歯車51、歯車52及びねじ棒53により現
像スリーブ41と規制板43間の間隔Gが変更され、現
像スリーブ41上の現像剤量が制御され、画像濃度が制
御される。このような制御は感光体1上に形成した基準
トナー像の濃度を検知し検知結果に基づいて下記に説明
する方法により行われる。
【0045】露光手段3を一定値の画像濃度データで駆
動して感光体1上に基準の静電潜像を形成し、現像手段
4で現像して感光体1上にパッチ画像と呼ばれる基準ト
ナー像を形成する。形成された基準トナー像を濃度セン
サDS(図1に示す)で検知する。濃度センサDSの検
知結果は、感光体1の特性や現像手段4の現像特性、特
に、現像剤Devの特性等を総合的に反映した値を示
す。濃度センサDSの検知結果に基づいてモータ50を
制御し現像スリーブ41上の現像剤の量が制御される。
【0046】このような制御によって、露光手段3を駆
動する画像データに対して一定した対応関係を持った濃
度の画像が形成され、常に一定の濃度特性を持った画像
が形成されるようになる。
【0047】図5は前記の制御を行う制御系のブロック
図である。図5(a)において、制御手段CRは露光手
段3を制御して一定値の画像データに基づいた露光を行
い、該画像データにより形成されたトナー像の濃度を検
知した濃度センサDSの検知信号に基づいてモータ50
を制御する。このような制御は、例えば、画像形成装置
のメインスイッチが投入された朝一番等に行われ、数時
間単位の時間間隔又は所定数の画像回数の間隔で定期的
に実施される。
【0048】以上説明した画像濃度制御により、現像剤
の劣化や「はき目」と称される濃度むらの発生を伴わな
いで画像濃度を制御することが可能になる。前記した本
実施の形態に係る現像方法における画像濃度の制御は、
従来のVs/Vpの制御、即ち、感光体1と現像スリー
ブ41の相対速度の制御に代えて用いられるが、従来の
Vs/Vpの制御とともに併用することもできる。この
ような併用により現像剤の劣化や濃度むらの発生を伴う
こと無く画像濃度を広範囲に制御することが可能にな
る。
【0049】(2)実施の形態2 本実施の形態は図1に示す画像形成装置において、現像
手段4として図6、7に示す現像手段が用いられる。
【0050】図6、7において、現像スリーブ41内に
電磁石が設けられ、現像スリーブ41の周面には該電磁
石により磁界が形成される。
【0051】コア61とコイル71とにより電磁石M1
が、コア62とコイル72とにより電磁石M2が、コア
63とコイル73とにより電磁石M3が、コア64とコ
イル74とにより電磁石M4が、コア65とコイル75
とにより電磁石M5がそれぞれ形成される。なお、電磁
石の数は適宜変更することができる。
【0052】個々の電磁石は図7に示すように現像幅を
包含する長さのコアCORとコアCORを巻くコイルC
OLで構成され、コイルCOLに直流を供給することに
より、現像幅に亘って均一な分布の磁束MFXが生成す
る。
【0053】本実施の形態においては、電磁石M1〜M
5に供給する電流値を制御することにより、現像スリー
ブ41上に現像剤の量が制御される。
【0054】即ち、電磁石M1〜M5の駆動電流を増す
ことにより、現像スリーブ41上の現像剤量が増し、前
記駆動電流を少なくすることにより、現像スリーブ41
上の現像剤量を減少させることができる。なお、規制板
43の前後の電磁石M2、M3への供給電流のみを変更
して現像剤量を制御するようにしてもよい。本実施の形
態においても、濃度センサDSの検知信号に基づいて、
供給電流を制御することが行われる。図5(b)にこの
ような制御を行う制御系を示す。制御手段CRは濃度セ
ンサDSの検知信号に基づいて、電磁石M1〜M5の電
源ESを制御して、現像スリーブ41上の現像剤量を制
御する。
【0055】前記の実施の形態1と2とをともに使用し
て画像濃度を制御することも可能である。即ち、現像ス
リーブ41と規制板43間の間隔を変更する制御と、電
磁石M1〜M5を用い、電磁石M1〜M5に供給する電
流値を変更する制御とを併用することにより、現像剤の
劣化や濃度むらの発生を伴うことなく、極めて効果的に
画像濃度を制御することが可能になる。
【0056】(3)実施の形態3 図8は本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示
す。図1の画像形成装置と同一の符号を付した構成部は
実施の形態1におけると同一の構成及び機能を有するの
で、その説明を省略する。
【0057】9はクリーニング手段8で回収されたトナ
ーを現像手段4へ搬送するリサイクル手段であり、搬送
管と該管内に設けられたばねスクリューとからなる周知
の搬送手段で構成される。91は現像手段4にトナーを
供給するトナー補給部、92はトナー補給部91にフレ
ッシュトナー、即ち、未使用のトナーを供給するトナー
ホッパである。
【0058】クリーニング手段8には、クリーニングブ
レード81により感光体1から回収されたトナーを撹拌
搬送するスクリュー82が設けられ、スクリュー82に
より回収トナーをクリーニング手段8の端部(図におけ
る紙面奥側)でクリーニング手段8に接続されているリ
サイクル手段9に搬送する。回収トナーはリサイクル手
段9によりトナー補給部91を経て現像手段4に供給さ
れて現像剤に混入される。クリーニング手段8の枠体8
0には、回収トナーを帯電する帯電手段としてスクリュ
ー82と帯電部材83が設けられる。本実施の形態にお
いては、帯電部材83として回収トナーを負帯電するナ
イロンシートが用いられる。トナーを負帯電する帯電部
材83の材料としては、ナイロンの他に、アクリル、シ
リコン樹脂等がある。
【0059】スクリュー82の回転速度は制御手段CR
により制御される。制御手段CRは画像形成装置内の温
度及び湿度を検知する環境センサKSの検知信号に基づ
いてスクリュー82の回転速度を制御する。トナーの帯
電特性は環境、即ち、温度及び湿度により変化するが、
本実施の形態のように帯電手段を構成するスクリュー8
2の回転速度、即ち、撹拌速度を環境に応じて制御する
ことにより、環境に左右されない一定の帯電が回収トナ
ーに対して行われる。
【0060】また、正帯電トナーを用いて画像を形成す
る画像形成プロセスの画像形成装置では、帯電部材83
として、回収トナーを正帯電する材料、例えば、フッ素
樹脂、ポリエステル樹脂等が用いられる。
【0061】更に、トナーを帯電する帯電手段として、
リサイクル手段9を構成する搬送管を帯電性材料で構成
することも可能である。リサイクル手段9のトナー補給
部91への排出口付近に帯電手段を設ける構成とするこ
とも可能である。
【0062】
【発明の効果】請求項1、2、4、5、6、7、10又
は13の発明により、従来の現像剤搬送手段の搬送速度
を変更することによる画像濃度の制御と同等な制御を現
像剤の劣化やはき目と称される濃度むらの発生等を伴う
ことなく実行することが可能になるので、高画質の画像
を安定して形成することが可能になる。
【0063】請求項3又は8の発明により、現像剤搬送
速度の変更と現像剤量の変更とを組み合わせることによ
り、現像剤の劣化や現像剤の飛散を避けて広い範囲の濃
度制御を行うことが可能になり、一層高画質の画像を形
成することが可能になる。
【0064】請求項4又は9の発明により、従来の現像
剤搬送手段の搬送速度を変更することによる画像濃度の
制御と特性上同等な制御を現像剤の劣化やはき目と称さ
れる濃度むらの発生を伴うことなく実行することが可能
になるので、高画質の画像を安定して形成することが可
能になる。しかも、電気的な制御であるので、迅速、且
つ正確な制御が可能になる。
【0065】請求項11又は12の発明により、感光体
や現像剤の特性の変化に影響されず、常に、一定の画像
特性を有する画像を形成することが可能になる。
【0066】請求項14又は15の発明により、リサイ
クル手段を持った画像形成装置において、回収トナーに
より画質が低下しやすいという問題が解決され、リサイ
クルを用いて高い画質の画像を形成することが可能にな
る。
【0067】請求項16の発明により、画質の変動がな
く常に安定した画質の画像を形成することが可能にな
る。
【0068】請求項17の発明により、環境、即ち、温
度又は湿度の変動に影響されない安定した画像を形成す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す図である。
【図2】現像手段の平面断面図である。
【図3】規制板と現像スリーブ間の間隔を変更する間隔
変更手段を示す図である。
【図4】規制板と現像スリーブ間の間隔を変更する間隔
変更手段を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1、2における制御系のブ
ロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2における現像手段を示す
図である。
【図7】電磁石の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示
す図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光手段 4 現像手段 5 転写手段 6 分離手段 7 定着手段 8 クリーニング手段 9 リサイクル手段 41 現像スリーブ 43 規制板 45、46、82 スクリュー 50 モータ 83 帯電部材 DS 濃度センサ CR 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 21/00 326 (72)発明者 松平 幸恵 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DA10 DE04 DE07 DE09 EA04 EA06 EC03 EC06 ED08 ED10 2H031 AB02 AC14 AC15 AC18 AC30 AC34 AD15 AE01 BA04 BB01 BC00 DA01 2H034 BF03 CB01 2H077 AA37 AB02 AC02 AC12 AC16 AD02 AD06 AD13 AD18 AD36 AE02 BA01 BA02 DA03 DA18 DA47 DB02 DB14 DB25 EA03 EA16 GA17

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と現像剤搬送手段との間に形成
    される現像領域に、現像剤規制手段で規制した量の現像
    剤を前記現像剤搬送手段により供給することによって、
    前記像形成体上の静電潜像を現像する現像方法におい
    て、 形成されるトナー像の濃度を前記規制手段と前記現像剤
    搬送手段との間の間隔を制御することにより制御するこ
    とを特徴とする現像方法。
  2. 【請求項2】 形成されるトナー像の濃度を、前記像形
    成体と前記現像剤搬送手段との相対速度を変えることな
    く、前記間隔を変えることにより制御することを特徴と
    する請求項1に記載の現像方法。
  3. 【請求項3】 形成されるトナー像の濃度を、前記像形
    成体と前記現像剤搬送手段との相対速度を変えるととも
    に、前記間隔を変えることにより制御することを特徴と
    する請求項1に記載の現像方法。
  4. 【請求項4】 像形成体と現像剤搬送手段との間に形成
    される現像領域に、磁力により磁性現像剤を前記現像剤
    搬送手段に付着させて供給することによって、前記像形
    成体上の静電潜像を現像する現像方法において、 前記磁力を電磁石により発生させ、該電磁石の電気的な
    制御によって前記現像剤搬送手段による供給量を制御
    し、もって、前記像形成体上に形成されるトナー像の濃
    度を制御することを特徴とする現像方法。
  5. 【請求項5】 前記現像剤搬送手段と現像剤規制手段と
    の間隔を制御することにより前記現像剤搬送手段による
    磁性現像剤の供給量を制御することを特徴とする請求項
    4に記載の現像方法。
  6. 【請求項6】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成手段及び、 前記像形成体上の静電潜像を現像してトナー像を形成す
    る現像手段、 を有する画像形成装置において、 前記現像手段は、 前記像形成体に対向して配置され現像領域を形成すると
    ともに、該現像領域に現像剤を供給する現像剤搬送手
    段、該現像剤搬送手段上の現像剤量を規制する現像剤規
    制手段及び、 該現像剤規制手段を駆動して、前記現像剤搬送手段と前
    記現像剤規制手段との間隔を変更する間隔変更手段及
    び、 該間隔変更手段を制御する制御手段、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記像形成体と前記現
    像剤搬送手段との相対速度を変更することなく、前記間
    隔を変えることによりトナー像の濃度の制御を行うこと
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記像形成体と前記現
    像剤搬送手段との相対速度を変更するとともに、前記間
    隔を変えることによりトナー像の濃度の制御を行うこと
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成手段及び、 前記像形成体上の静電潜像を現像してトナー像を形成す
    る現像手段、 を有する画像形成装置において、 前記現像手段は、 前記像形成体に対向して配置され現像領域を形成すると
    ともに、該現像領域に現像剤を供給する現像剤搬送手
    段、 該現像剤搬送手段上に磁性現像剤を付着させる電磁石及
    び、 前記電磁石により形成される磁界の強さを前記電磁石の
    電気的な制御により制御する制御手段、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤搬送手段上の現像剤量を規
    制する現像剤規制手段を有し、前記制御手段は前記現像
    剤搬送手段と前記現像剤規制手段間の間隔を制御するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像形成体上のトナー像の濃度を検
    知する濃度センサを有し、 前記制御手段は、前記潜像形成手段を制御して前記像形
    成体上に基準潜像を形成するとともに、該基準潜像を現
    像して形成したトナー像の濃度を検知した前記濃度セン
    サの検知信号に基づいて、前記間隔を変えることを特徴
    とする請求項6〜8又は10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記像形成体上のトナー像の濃度を検
    知する濃度センサを有し、 前記制御手段は、前記潜像形成手段を制御して前記像形
    成体上に基準潜像を形成するとともに、該基準潜像を現
    像して形成したトナー像の濃度を検知した前記濃度セン
    サを検知信号に基づいて、前記電気的な制御を行うこと
    を特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記現像手段は二成分現像剤を用いて
    現像を行うことを特徴とする請求項6〜12のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、 前記像形成体上の静電潜像を現像してトナー像を形成す
    る現像手段、 前記像形成体上のトナー像を記録材に転写する転写手
    段、 トナー像を記録材に定着する定着手段、 転写後の前記像形成体をクリーニングするクリーニング
    手段及び、 該クリーニング手段により回収されたトナーを前記現像
    手段に搬送するリサイクル手段、 を有する画像形成装置において、 前記リサイクル手段は、トナーを帯電するトナー帯電手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記トナー帯電手段は、トナーを撹拌
    する撹拌手段及び該撹拌手段により撹拌されるトナーに
    接触してトナーを帯電する帯電部材を有することを特徴
    とする請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記撹拌手段の撹拌速度を制御する制
    御手段を有することを特徴とする請求項14又は請求項
    15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 環境センサを有し、前記制御手段は前
    記環境センサの検知信号に基づいて、前記撹拌手段を制
    御することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007147916A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2011081330A (ja) * 2009-09-09 2011-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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