JP4777150B2 - 現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法 - Google Patents

現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4777150B2
JP4777150B2 JP2006157848A JP2006157848A JP4777150B2 JP 4777150 B2 JP4777150 B2 JP 4777150B2 JP 2006157848 A JP2006157848 A JP 2006157848A JP 2006157848 A JP2006157848 A JP 2006157848A JP 4777150 B2 JP4777150 B2 JP 4777150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
toner
separation
developer
separating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006157848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007328058A (ja
Inventor
敏正 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006157848A priority Critical patent/JP4777150B2/ja
Publication of JP2007328058A publication Critical patent/JP2007328058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4777150B2 publication Critical patent/JP4777150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、トナーとキャリアからなる現像剤を使用する現像装置、それを有する画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法に関するものである。
従来から、レーザープリンタや複写機などの電子写真技術を利用した画像形成装置には、像担持体上に形成された静電潜像を現像し可視像を形成するための現像剤に、トナーとキャリアとから成る現像剤(二成分現像剤)を用いるものがある。このような画像形成装置では、現像装置内で現像剤を撹拌・循環させることによって、トナーとキャリアとを擦り合せて摩擦帯電させる。摩擦帯電したトナーは、現像段階において、トナー像担持体に形成された静電潜像に静電的な吸引力により移動して、トナー像を形成する。しかしながら、現像装置の現像槽内で長期間循環している現像剤は次第に劣化し、撹拌しても現像に必要な帯電量が得られなくなる。劣化した現像剤の割合が次第に大きくなり、現像に必要な帯電能力を有する現像剤が少なくなると、画像不良を引き起こす。
そこで、現像槽から劣化した現像剤を排出し、現像槽内において劣化していないキャリア(非劣化キャリア)について所望の割合を維持する技術として、トリクル現像方式がある。従来のトリクル現像方式を用いる現像装置では、現像装置に新しい現像剤を補給すると同時に、劣化した現像剤を排出するが、排出される現像剤のキャリア中には劣化キャリアの他に非劣化キャリアも含まれている。このため、従来の技術では、まだ利用できる非劣化キャリアを余分に廃棄してしまっている。
ここで、特許文献1には、画像信号に基づく画像比率を計数し、その計数値を積算した値が所定値以下であれば、トナーとキャリアとを分離する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、現像ローラに対向させた回転する導電部材にバイアスを与えて、トナーを回収する。このようにトナーを回収するのは、トナーの消費が少ないときにトナーとキャリアとがずっと付いたままになるとチャージアップが起こりやすいが、このチャージアップを防止するためである。
また、特許文献2には、第一攪拌室と第二攪拌室とを有し、帯電量の多い非劣化現像剤
と帯電量の少ない劣化現像剤とを分離する電界カーテン発生部材を備えた画像形成装置が
開示されている。
特開平10−26885(平成10年1月27日公開) 特開2003−84570(平成15年3月19日公開)
しかしながら、特許文献1の画像形成装置は、キャリアは攪拌部に戻してそのまま利用するので、劣化キャリアを分離することはできない。
また、特許文献2の画像形成装置では、現像剤は、電界カーテンで運ばれるもの(電界カーテン発生部部材に近接するもの)だけが隣の攪拌部に移動する。よって、移動する現像剤の量が非常に少なく、電界カーテンを直進し排出される現像剤が非常に多くなってしまう。つまり、非劣化キャリアも多くは排出されてしまう。このため、実際には特許文献2に開示された構造にての劣化キャリアの排出は現実的ではない。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、劣化キャリアを的確に排出することができる現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法を提供することにある。
本発明に係る現像装置は、上記課題を解決するために、キャリアとトナーとを含む現像剤が撹拌される現像槽を有する現像装置において、キャリアとトナーとを分離するキャリア・トナー分離手段と、上記キャリア・トナー分離手段にて分離されたキャリアを、電気的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離するキャリア分離手段と、
を備えることを特徴としている。
上記構成によると、初めにキャリアとトナーとを分離し、次にキャリアを劣化キャリアと非劣化キャリアとを電気的性質の違いにより分離する。なお、ここでの劣化キャリアとは主にトナースペントが付着して劣化したキャリアを指す。電気的性質の違いとは、帯電性の違い、導電的性質の違い等が挙げられる。劣化キャリアと非劣化キャリアを摩擦帯電させると、劣化キャリアはマイナス帯電し、非劣化キャリアはプラス帯電する。このような帯電性の違いに基づき、劣化キャリアと非劣化キャリアとを分離することができる。あるいは、劣化キャリアは抵抗が高いため相対的に非導電性とみなすことができ、他方非劣化キャリアは抵抗が低いため相対的に導電性とみなすことができる。このような導電的性質の違いに基づき劣化キャリアと非劣化キャリアとを分離することができる。
ただし、コート剥がれが起こりやすい高抵抗キャリアの場合、コート剥がれが起こると抵抗が低下するものもある。この場合、劣化に伴い抵抗が下がることになるが、逆の構成を採用することで分離できることに違いはない。
このように、上記構成によれば、非劣化キャリアと劣化キャリアとを分離することができる。よって、劣化キャリアを的確に排出することができる。劣化キャリアを排出することで、常に現像に必要な帯電能力を有する現像剤を用いて現像を行うことができる。
本発明に係る現像装置は、上記構成に加え、上記キャリア分離手段は、キャリア撹拌部材と、上記キャリア・トナー分離手段によりトナーと分離されたキャリアが収容される領域に沿って伸びる山型のキャリア分離凸部と、上記キャリア分離凸部の尾根に沿って伸び上記キャリア分離凸部の斜面に配置される複数の電極と、複数の上記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、を備えていてもよい。
上記構成によると、キャリア撹拌手段にて撹拌することで、キャリアを摩擦帯電させることができる。摩擦帯電により、劣化キャリアはマイナス帯電し、非劣化キャリアはプラス帯電する。このようにプラスとマイナスとに帯電したキャリアは、キャリア分離凸部の斜面に配置される複数の電極に対して、いわゆる進行波電界を形成するよう電圧を印加すし、キャリアをこの中を通過させることで、分離させることができる。具体的には、プラスの電極が一方向にシフトするように電圧を印加すると(進行波電界を形成すると)、そのシフトする方向にマイナス帯電した劣化キャリアは移動する。他方マイナスの電極が一方向にシフトするように電圧を印加すると(進行波電界を形成すると)、そのシフトする方向にプラス帯電した非劣化キャリアは移動するとことになる。
このように、劣化キャリアと非劣化キャリアとの帯電性の違いを基に分離を行うことができ、的確に非劣化キャリアを取り出すことができる。
本発明に係る現像装置は、上記構成に加え、上記キャリア撹拌部材は、キャリアを撹拌しながら搬送するスクリューであり、上記スクリューの両側には搬送方向に沿って伸びる上記キャリア分離凸部が形成され、上記電圧印加手段は、非劣化キャリアと劣化キャリアとの帯電性の違いに基づき、第1のキャリア分離凸部に配置された複数の電極への電圧の印加により非劣化キャリアを上記現像槽に戻し、第2のキャリア分離凸部に配置された複数の電極への電圧印加により劣化キャリアを排出するように、印加電圧の切り替えを行ってもよい。
上記構成によると、スクリューにより、キャリアを摩擦帯電させることができる。また、スクリューの両側に設けられた複数の電極を有するキャリア分離凸部により、一方で非劣化キャリアを搬送し、他方で劣化キャリアを搬送することができる。搬送された非劣化キャリアを現像槽に戻すことで、再利用することができ、非劣化キャリアを有効に活用することができ、環境に配慮することができる。なお、従来のトリクル現像方式では、現像槽内に新しいキャリアと供に劣化キャリアもかなり残留するため、いくら新しい現像剤を補給しても、初期の現像剤と比較すると劣化したレベルの現像剤を使用することになる。しかし、上記構成によると、常に初期の現像剤と比較しても劣らないレベルの現像剤を使用することができる。
本発明に係る現像装置では、上記構成に加え、上記キャリア分離手段は、上下方向に対向配置され、キャリア搬送方向に移動し、上記キャリア・トナー分離手段によりトナーと分離されたキャリアを搬送する一対の電極部材と、上記両電極部材間のキャリアが導電的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離されるように上記両電極部材に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、上記電極部材対における上側の電極部材の下側の電極部材に対向する面には非導電性皮膜が形成されていてもよい。
劣化キャリアは抵抗が高いため相対的に非導電性とみなすことができる。他方非劣化キャリアは抵抗が低いため相対的に導電性とみなすことができる。ここで、両電極部材間のキャリアが導電的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離されるように電圧が印加された両電極部材間にあるキャリアは、重力に従って下側の電極部材に付く。上下電極間に極性の異なる電圧を印加すると、キャリア上部には上部電極の極性と逆の極性の電荷が引き寄せられ、キャリア下部には上部電極と同じ極性の電荷が引き寄せられる。このキャリアのうち非劣化キャリアからは、導電性であるため下側の電極部材の極性と反対の電荷が逃げる。そのため下側の電極部材の極性と同じに帯電して、上側の電極部材に付く。ここで、上側の電極部材の表面には非導電性皮膜が形成されているので、非劣化キャリアから電荷が逃げることはない。他方、劣化キャリアは、非導電性であるため電荷が逃げることはなく、下側の電極部材についたままとなる。よって、上記構成によると、導電性の違いにより、的確に簡単に劣化キャリア、非劣化キャリアを分離することができる。また、電極部材に印加する電圧を調整することで、劣化キャリアと非劣化キャリアとを分離する割合の調整することができる。
なお、電極部材により搬送された、劣化キャリア、非劣化キャリアそれぞれは、例えば、ブレード等で斯き出されて排出するようになっていてもよい。
本発明に係る現像装置では、上記構成に加え、上記トナー・キャリア分離手段は、現像剤が収容される領域に沿って伸びる山型の現像剤分離凸部と、上記現像剤分離凸部の尾根に沿って伸び上記現像剤分離凸部の斜面に配置される複数の現像剤分離電極と、帯電性の違いにより帯電したトナーとキャリアとが分離されるように、複数の上記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、を備えていてもよい。
上記構成によると、トナーはマイナスに帯電しキャリアはプラスに帯電するので、現像剤分離凸部の斜面に配置される複数の電極に、いわゆる進行波電界を形成するよう電圧を印加し、この中を通過することで、分離させることができる。例えば、プラスの電極が一方向にシフトするように電圧を印加すると(進行波電界を形成すると)、そのシフトする方向にマイナス帯電したトナーを一方に移動させることができる。このように、トナーとキャリアとの帯電性の違いを基に、トナーとキャリアとを分離し、キャリアをキャリア分離手段に送ることができる。
ここで、現像剤分離凸部は、現像剤分離凸部に配置された複数の電極に電圧が印加されないときには、分離前の現像剤が乗り越えない高さに設定されているのが好ましい。このような高さに設定されていることで、現像剤分離凸部に配置された複数の電極に電圧を印加したときに、的確にキャリアとトナーとに分離し、分離したキャリアをキャリアの分離に送ることができる。
なお、本発明に係る現像装置では、上記構成に加え、上記現像槽は、消費されるトナーに応じて現像剤が供給され、当該現像槽内の現像剤が一定量を超えた場合にはオーバーフローするようになっており、上記キャリア・トナー分離手段は、上記現像槽からオーバーフローした現像剤に対して分離を行ってもよい。このように、オーバーフローするようになっていると、現像槽から劣化したキャリアを優先的に排出していくため、トナー帯電特性を維持することができる。よって、常に品質が確保された現像を行うことができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するために、上記何れかの現像装置を有することを特徴としている。
上記構成によると、現像剤を補給すると、現像装置に残存する劣化キャリアは減少し、現像に必要な帯電能力を有する現像剤が残存するので、常に現像特性が確保され、常に高品質の画像を形成することができる。
また、画像形成装置がカラー画像を形成できるものである場合、各色トナーの現像装置において上記構成となっていると、各色において的確に劣化キャリアを取り除くことができ、高品質のカラー画像を形成することができる。
また、本発明に係る非劣化キャリアの分離方法は、上記課題を解決するために、キャリアとトナーとを含む現像剤が撹拌される現像槽を有する現像装置内の非劣化キャリアの分離方法であって、キャリアとトナーとを分離するキャリア・トナー分離ステップと、上記キャリア・トナー分離ステップにて分離されたキャリアを、電気的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離するキャリア分離ステップと、を含むことを特徴としている。
上記方法によると、上記現像装置と同様、現像装置内の非劣化キャリアを的確に排出することができるという効果を奏する。
本発明に係る現像装置は、以上のように、キャリアとトナーとを分離するキャリア・トナー分離手段と、上記キャリア・トナー分離手段にて分離されたキャリアを、電気的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離するキャリア分離手段と、を備えている。そのため、初めにキャリアとトナーとを分離し、次にキャリアを劣化キャリアと非劣化キャリアとを電気的性質の違いにより分離する。非劣化キャリアと劣化キャリアとを分離することができるので、劣化キャリアを的確に排出することができる。劣化キャリアを排出することで、常に現像に必要な帯電能力を有する現像剤を用いて現像を行うことができる。
〔実施の形態1〕
本発明に係る現像装置の一実施形態について、図1〜7を用いて以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態の現像装置1は、現像槽2、現像スリーブ3、撹拌ローラ4a・4b、現像剤分離部5を備えている。
現像槽2には、トナーとキャリアとを含む現像剤が格納されており、撹拌ローラ4a・4bは、図示しない制御部の回転制御に基づき、現像剤を撹拌・循環する。撹拌されることより、トナーとキャリアとは擦り合せられて摩擦帯電する。
現像スリーブ3は、円筒形状の金属スリーブと、その内部に備えられた磁界発生手段である永久磁石がN極とS極と交互に配設されたマグネットローラとで構成される。現像スリーブ3の金属スリーブ表面に現像剤を担持させ、マグネットローラを固定したまま金属スリーブのみを回転させることで、静電潜像の形成された像担持体(図示せず)と対向する現像領域へ現像剤を搬送するようになっている。なお、現像スリーブ3と像担持体との間に印加される現像電界により、帯電したトナーのみを像担持体に静電付着させ、可視像を形成するようになっている。
また、現像装置1には、図示しない制御部により、消費されるトナーの量に応じて現像剤が供給されるようになっている。
現像剤分離部5には、現像剤分離壁(現像剤分離凸部)6、スクリュー(撹拌部材)7、キャリア分離部(キャリア分離手段)8が設置されている。
現像剤分離壁(現像剤分離凸部)6は、現像槽2の現像剤が搬送される方向に沿って伸びる山型の凸部となっており、現像剤分離壁6の斜面には、図2、3に示すように複数の電極(現像剤分離電極)6a…が、現像剤分離壁6の尾根に沿って伸びるように配置されている。なお、図2は、図1のC−D矢視断面図である。なお、図2に示す、規制ブレード9は、像担持体と対向する現像領域に搬送される現像剤量を規制するためのブレードである。また、図3は、現像剤分離壁6の斜視図である。現像剤分離壁6により、キャリアとトナーとを分離させるが、その動作について、図4を用いて説明する。図4は、図2、3の現像剤分離壁6に形成された電極6a…平たくして示したものであり、現像槽側Aが図2のA側、キャリア分離部側Bが図2のB側に対応している。
トナーはマイナスに帯電しキャリアはプラスに帯電しているので、現像剤分離壁6の斜面に配置される複数の電極6a…に対して、いわゆる進行波電界を形成するよう電圧を印加することで、トナーとキャリアとを分離させることができる。ここでは、図4に示すように、プラスの電極がA側(図面左側)に時間と共に移動する(とみなせる)ように、電圧が電圧印加部10から印加される。
電圧の印加の仕方は、電極が平行に並んでいる順に1つめ(第1電極)とその2つおき、2つめ(第2電極)とその2つおき、3つめ(第3電極)とその2つおきが、それぞれ同期して印加されるようになっている場合、次の(a)〜(c)を繰り返せばよい。(a)第1電極とその2つおきの電極に対してプラス電圧を印加し、他の電極にはマイナス電圧を印加する。(b)第2電極とその2つおきの電極に対してプラス電圧を印加し、他の電極にはマイナス電圧を印加する。(c)第3電極とその2つおきの電極に対してプラス電圧を印加し、他の電極にはマイナス電圧を印加する。このように印加することで、プラスの電極がA側(図面左側)に時間と共に移動する(とみなせる)ようになる。もちろん、これ以外で進行波電界を形成しても構わない。
プラスの電極が移動すると、マイナス帯電したトナーもそれに伴って一方(A側)に移動させ、現像槽2に戻すことができる。一方のキャリアは、主にプラス電荷を持っているが、上記のように電極6a…に印加を行うと特定方向には進まず、広い範囲にばらけるため、その中には、現像剤分離壁6を越えてスクリュー7のある現像剤分離部5のキャリアが収容される領域に進むものが含まれる。このように、トナーとキャリアとの帯電性の違いを基に、トナーとキャリアとを分離し、キャリアをキャリア分離部に送ることができる。
上記例では、トナーがA側に移り、キャリアがばらけるように構成したが、トナーがばらけ、キャリアがB側に移動するように構成してもよい。
なお、本実施形態では、電極6a…に関する条件を、電極間隔0.5mm、電極幅0.1mm、周波数50Hz、印加電圧1kVとするが、これらの数値に限定されることはない。
また、現像剤分離壁6は、現像剤分離壁6に配置された複数の電極6a…に電圧が印加されないときには、分離前の現像剤が乗り越えない高さに設定されているのが好ましい。このような高さに設定されていることで、現像剤分離壁6に配置された複数の電極6a…に電圧を印加したときに、的確にキャリアとトナーとに分離することができ、分離したキャリアをキャリアの分離に送ることができる。
図1に戻り、スクリュー7は、分離壁を越えて現像剤分離部5に移動してきた(トナーから分離された)キャリアを撹拌しながら搬送するものである。キャリアはスクリューにより撹拌されることで、摩擦帯電する。ここでキャリアには劣化したものと劣化していないもの(非劣化キャリア)が含まれる。劣化キャリアと非劣化キャリアを摩擦帯電させると、劣化キャリアはマイナス帯電し、非劣化キャリアはプラス帯電する。なお、ここでの劣化キャリアとは主にトナースペントが付着して劣化したキャリアを指す。
キャリア分離部8には、非劣化キャリア分離壁8aと劣化キャリア分離壁8bとが含まれる。図5に示すように、非劣化キャリア分離壁8aの斜面には、複数の電極(非劣化キャリア分離電極)8c…が、非劣化キャリア分離壁8aの尾根に沿って伸びるように配置されている。また、劣化キャリア分離壁8bの斜面には、複数の電極(劣化キャリア分離電極)8d…が、劣化キャリア分離壁8bの尾根に沿って伸びるように配置されている。なお、図5は、図1のE−F矢視断面図である。
キャリア分離部8により、非劣化キャリアと劣化キャリアとを分離するが、その動作について、図6および7を用いて説明する。図6および7は、図5の非劣化キャリア分離壁8aおよび劣化キャリア分離壁8bに形成された電極8c…および電極8d…を平たくして示したものであり、G、H、I、J側は、それぞれ図5のG、H、I、J側に対応している。
非劣化キャリア分離壁8aの斜面に配置される複数の電極8c…に対して、マイナスの電極がG側(図面左側)に動く(とみなせる)ように、電圧印加部10から電圧を印加する。非劣化キャリアは上記のようにプラスに帯電しているので、マイナスの電極が移動するのに伴って、G側(図面左側)に移動し、現像槽2に戻る。
他方、劣化キャリア分離壁8bの斜面に配置される複数の電極8d…に対して、プラスの電極がJ側(図面右側)に動く(とみなせる)ように、電圧印加部10から電圧を印加する。劣化キャリアは上記のようにマイナスに帯電しているので、プラスの電極が移動するのに伴って、J側(図面右側)に移動し、これを排出(廃棄)することができる。
本実施形態では、電極8c…、電極8d…とも、電極間隔0.4mm、電極幅0.1mm、周波数50Hz、印加電圧2kVとするが、非劣化キャリア、劣化キャリア、をそれぞれ好適に排出することができれば、これらの数値に限定されることはない。
なお、本実施形態では、現像剤分離壁6、電極6a…、電圧印加部(電圧印加手段)10から、キャリアとトナーとを分離するキャリア・トナー分離手段が構成されている。また、スクリュー7、非劣化キャリア分離壁8a、劣化キャリア分離壁8b、電極8c…・8d…、電圧印加部10から、キャリア分離手段が構成されている。
また、本実施形態では、上記のように、スクリューの両側に搬送方向に沿って伸びる非劣化キャリア分離壁8aと劣化キャリア分離壁8bとが形成されているが、一つの分離壁のみが形成されていてもよい。
〔実施の形態2〕
本発明に係る現像装置の他の実施形態について、図8〜15を用いて以下に説明する。
図8に示すように、本実施の形態の現像装置11は、現像槽2、現像スリーブ3、撹拌ローラ4a・4b、現像剤分離部5’を備えている。現像装置11において実施の形態1の現像装置1と同じ構成部材には同じ番号を付し説明は省略する。
本実施形態の現像装置11の現像剤分離部5’は、図1で説明した現像装置1の現像剤分離部5とは異なる構成となっている。本実施形態の現像剤分離部5’には、図8に示すように、現像剤分離壁(現像剤分離凸部)6、下部電極(下側の電極部材)12、上部電極(上側の電極部材)13、非劣化キャリア返戻部14が設置されている。
下部電極12および上部電極13は、トナーから分離されたキャリアを搬送するものであり、上下方向に対向配置され、キャリア搬送方向に移動するようになっている。下部電極12および上部電極13は、図9に示すように搬送ベルトとして構成されている。下部電極12は、現像剤分離壁6からのキャリアを受け止めるよう上部電極13より現像剤分離壁6側に延長して設けられており、現像剤分離壁6によりトナーから分離されたキャリアを上部電極13と対向する領域に搬送するようになっている。図10は、図8のK−L矢視断面図であるが、図10に示すように現像剤分離壁6によりトナーから分離されたキャリアは、図10の矢印のように下部電極12に落ちるようになっている。なお、図10に示すように現像剤分離壁6は、キャリアが下部電極12に落ちるように、実施の形態1のものとは若干形状が異なっているが、この形状に限定はされない。
また、上部電極13の表面には非導電性皮膜が形成されていている。さらに、現像剤分離部5’とは別の領域に、下部電極12と上部電極13との間のキャリアが導電的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離されるように、下部電極12および上部電極13に電圧を印加する図示しない電圧印加部(電圧印加手段)が設けられている。また、下部電極12および上部電極13は搬送ベルトとして構成されているため、これら搬送ベルトを駆動する図示しない駆動部が設けられている。
ここで、劣化キャリアは抵抗が高いため相対的に非導電性とみなすことができる。他方非劣化キャリアは抵抗が低いため相対的に導電性とみなすことができる。図9に示すように、現像剤分離壁6によりトナーと分離されたキャリアは、初め、重力に従って下部電極12に付く。これらキャリアは下部電極12によって上部電極に13と対向する領域まで運ばれる。これらのキャリアのうち、非劣化キャリアからは、非劣化キャリアが導電性であるため下部電極12の極性と反対の電荷が逃げ、下部電極の極性と同じに帯電する。そのため非劣化キャリアは、上部電極に13と対向する領域に来ると、下部電極の極性と同じに帯電しているので、上部電極13に付く。ここで、上部電極13の表面には非導電性皮膜が形成されているので、上部電極13に付いた非劣化キャリアから電荷が逃げることはなく、非劣化キャリアは上部電極13に付いたままになる。他方、劣化キャリアは、非導電性であるため電荷が逃げることはなく、下部電極12に付いたままとなる。よって、このような構成によると、導電性の違いにより、的確に簡単に劣化キャリア、非劣化キャリアを分離することができる。また、下部電極12および上部電極13に印加する電圧を調整することで、劣化キャリアと非劣化キャリアとを分離する割合の調整をすることができる。
以上のように、劣化キャリアと非劣化キャリアの導電性の違いにより、本実施形態の現像装置11においても、的確に容易に劣化キャリア、非劣化キャリアを分離することができる。
また、下部電極12および上部電極13には、図9に示すように、劣化キャリアと非劣化キャリアとが分離されて搬送された後に、下部電極12および上部電極13からそれぞれ斯き出して排出するための、ブレード12a・13aが設けられている。もちろん、これ以外の構成により、劣化キャリアと非劣化キャリアとを電極部材から取り除くようになっていてもよい。
非劣化キャリア返戻部14は、非劣化キャリアを現像槽2に戻すように構成されている。非劣化キャリア返戻部14は、実施の形態1で説明した非劣化キャリア分離壁8aと同様になっており、図6に示すような位相差電極が設けられている。また、位相差電極に電圧を印加する図示しない電圧印下部が設けられており、位相差電極複数に対して、いわゆる進行波電界を形成するよう電圧を印加することで、非劣化キャリアを現像槽2に戻す。
本実施形態では、少なくとも下部電極12、上部電極13、これらに電圧を印加する電極部材からキャリア分離手段が形成されている。
なお、トナーとキャリアとを分離するための構成は、実施の形態1で説明した、現像剤分離壁斜面に配置される電極によらず、公知のトナーとキャリアとに分離できる構成であってもかまわない。
ここで、対向配置された電極部材の上側の電極部材(上部電極)に印加する電圧と、下側の電極部材(下部電極)から上部電極に移動するキャリアの数との関係を調べるための測定を行った。測定方法および測定結果を以下に説明する。
図11に示すように、ガラス基板上のITOを電極とし、ITO同士が対抗するように上下に配置し、上部電極81のITOの表面には非導電性皮膜として0.1mm厚のPETフィルムを貼り付けた。下部電極82はアースに接続されており、上部電極81に印加される電圧は徐々に増やしていくことができるようになっている。
下部電極82の表面に、新しいキャリア(Newキャリア、非劣化キャリア)と、劣化キャリアを配置させ、上部電極81に印加する電圧を増加させていき、電極上部から光学顕微鏡で観察し、上部電極81に移るキャリアを計測した。なお、非劣化キャリアとしては、未使用のキャリア(Newキャリア)を、劣化キャリアとしては、273k枚印字後のデベからトナーを吸引により分離したものを用意した。
図12(a)は、上記で説明した上部電極81に電圧印加を行っていない場合を光学顕微鏡で観察した結果である。また、図12(b)は、上記で説明した上部電極81に電圧印加した場合を光学顕微鏡で観察した結果である。
図13は、印加電圧と上部電極81に移ったキャリアの数の比率との関係をグラフ化したものである。図10からわかるように、抵抗の低いNewキャリアの方が劣化キャリアよりも上部電極81に移動しやすい傾向があることがわかる。
さらに、劣化によるキャリア抵抗の変化を測定した。図14に示すような測定装置200の1mmの隙間にキャリア201を0.2g挿入し、その後マグネット202を置き、穂形状を作り、これに電圧を印加して測定を行った。この測定では、挿入するキャリア201として、それぞれ、未使用キャリア、50k枚印字後のキャリア、116k枚印字後のキャリア、273k枚印字後のキャリアを用いて、測定を行った。
印加電圧が50Vの場合の各キャリアの抵抗の測定を行った結果を図15に示す。図15に示すように、劣化する程キャリアの抵抗値が高くなることがわかる。
〔実施の形態3〕
本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図16を用いて説明する。図16は、上記実施形態の現像装置1が備えられている画像形成装置100の構造を示した模式図である。本実施形態では、画像形成装置100は、電子写真方式のカラー画像形成装置であるものとする。もちろん、モノクロ画像形成装置にも上記実施形態の現像装置1を使用することができる。また、本実施形態では、画像形成装置100は、ネットワークを介して接続される各端末装置から送信される画像データまたはスキャナによって読み取られた画像データに基づいて、用紙(記録材、転写媒体、記録紙)Pに対してカラー画像またはモノクロ画像を形成するプリンタであるとする。
画像形成装置100は、乾式電子写真方式かつ4連タンデム方式のカラープリンタであって、現像装置1を有する画像形成ステーション50、用紙搬送部30、定着装置40、供給トレイ20を備えている。
画像形成ステーション50は、黄色画像形成ステーション50Y、マゼンタ画像形成ステーション50M、シアン画像形成ステーション50C、黒画像形成ステーション50Bから構成される。具体的な配置としては、供給トレイ20と定着装置40との間において、供給トレイ20側から、黄色画像形成ステーション50Y、マゼンタ画像形成ステーション50M、シアン画像形成ステーション50C、黒画像形成ステーション50Bがこの順に併設されている。これら画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bは、各々、実質的に同一の構成を有しており、画像データに基づいて、用紙Pに対してそれぞれ黄色画像、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像を転写するものである。
各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ、感光体ドラム51を備えており、さらに、帯電ローラ52、露光装置53、現像装置1(あるいは11)、転写ローラ55およびクリーニング装置56を、感光体ドラム51の周囲に、感光体ドラム51の回転方向に沿って配置している。
画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの感光体ドラム51は、感光体材料を表面に有しており、ドラム形状となっていて矢印F方向に回転駆動する。帯電ローラ52は、感光体ドラム51の表面を一様(均一)に帯電するためのものである。
画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの露光装置53には、それぞれ、画像データにおける黄色成分、マゼンタ成分、シアン成分および黒色成分に対応する画素信号が入力されるようになっている。そして、各露光装置53は、これらの画像信号に基づいて、帯電された感光体ドラム51を露光し、静電潜像を生成するようになっている。露光装置53は、レーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いる手法のほかに、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法もある。
画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの現像装置1(11)は、それぞれ黄色、マゼンタ、シアン、黒色のトナーとキャリアとを含む現像剤有している。そして、これらのトナーによって、感光体ドラム51上に生成された静電潜像を現像し、トナー像(顕像)を生成する機能を有している。本実施形態では、現像剤として、二成分現像剤(非磁性トナーおよびキャリア)が用いられる。現像剤がそれぞれの現像装置1(11)に補給されると、それぞれの現像装置1(11)にて各色の現像剤から的確に劣化キャリアが取り除かれ、現像に必要な帯電能力を有する現像剤が残存する。
画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの転写ローラ55は、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加されており、このバイアス電圧を用紙Pに与えることによって感光体ドラム51上のトナー像を用紙Pに転写するためのものである。
画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bのクリーニング装置56は、用紙Pへの画像転写後に感光体ドラム51上に残留しているトナーを除去するものである。以上のような、用紙Pに対するトナー像の転写は、4色について4回繰り返される。
用紙搬送部30は、駆動ローラ31、アイドリングローラ32、搬送ベルト33からなり、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bによって順に用紙Pにトナー像が形成されるように、用紙Pを搬送するものである。
駆動ローラ31およびアイドリングローラ32は、搬送ベルト33を張架するものであり、駆動ローラ31が所定の周速度に制御されて回転することで搬送ベルト33が回転するようになっている。
搬送ベルト33は、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの感光体ドラム51に接触するように、駆動ローラ31とアイドリングローラ32との間にかけられたベルトであり、ローラ31・32によって矢印Z方向に摩擦駆動されるようになっている。そして、搬送ベルト33は、供給トレイ20から送り込まれた用紙Pを静電吸着させ、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bに順に用紙Pを搬送する。
さらに、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bによってトナー像が転写された用紙Pは、駆動ローラ31の曲率によって搬送ベルト33から剥離され、定着装置40に搬送される。なお、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bによって用紙Pに転写された後のトナー像は、用紙Pに対して未定着の状態である。
定着装置40は、加熱ローラ60および加圧ローラ70を備え、これらがシートを挟んで回転することで用紙Pに転写された未定着のトナー像を当該用紙Pに熱圧着させるものである。定着装置40によってトナー像の定着処理が行われた後の用紙Pは、画像形成装置100の外部の図示しない排紙トレイに排出される。これにより、画像形成処理が終了する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置100は、上記で説明した現像装置1(11)を備えているので、的確に劣化キャリアが取り除かれ、常に現像特性が確保され、常に高品質の画像を形成することができる。
これ以上の説明は行わないが、画像形成装置100はシートをスイッチバック搬送することでシートの表裏両面に画像を形成できるようになっている。また、オプション機器として、例えば、画像読取装置、自動原稿搬送装置、後処理装置、中継搬送装置、記録材再供給装置、記録材供給装置等を付設することが可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、トナーとキャリアからなる現像剤を用いる現像装置に利用することができ、また、このような現像装置を備えた、プリンタ、複写機、ファクシミリ、MFP(Multi Function Printer)等の電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。
本発明の一実施形態の現像装置の概略を示す上面図である。 図1に示す現像装置のC−D矢視断面図である。 図1に示す現像装置の有する現像剤分離壁の斜視図である。 図4に示す現像剤分離壁の斜面の各電極に印加する電圧と、この現像剤分離壁でのトナーおよびキャリアの移動とを説明する図である。 図1に示す現像装置のE−F矢視断面図である。 図1に示す現像装置の有する非劣化キャリア分離壁の斜面の各電極に印加する電圧と、この非劣化キャリア分離壁での非劣化キャリアの移動とを説明する図である。 図1に示す現像装置の有する劣化キャリア分離壁の斜面の各電極に印加する電圧と、この劣化キャリア分離壁での劣化キャリアの移動とを説明する図である。 本発明の他の実施形態の現像装置の概略を示す上面図である。 図8に示す現像装置の有する下部電極および上部電極によるキャリアの分離を説明する図である。 図8に示す現像装置のK−L矢視断面図である。 上部電極と下部電極からなる電極対間を、下部電極から上部電極に移動するキャリアの数を測定するための実験装置の断面図である。 (a)は上部電極に電圧を印加する前の、(b)は上部部電極に電圧を印加した後の、電極対を光学顕微鏡で観測した結果を示す図である。 実験において、印加電圧と上部電極に移ったキャリアの数の比率との関係をグラフ化した図である。 キャリアの抵抗を測定する装置の概略図である。 キャリアの抵抗の測定を行った結果のグラフを示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1,11 現像装置
2 現像槽
3 現像スリーブ
5,5’ 現像剤分離部
6 現像剤分離壁(キャリア・トナー分離手段)
6a 電極(キャリア・トナー分離手段)
7 スクリュー(キャリア撹拌部材)
8 キャリア分離部(キャリア分離手段)
8a 非劣化キャリア分離壁
8b 劣化キャリア分離壁
8c 電極(キャリア分離手段)
8d 電極(キャリア分離手段)
10 電圧印加部(電圧印加手段)
12 下側搬送ベルト(下側の電極部材)
13 上側搬送ベルト(上側の電極部材)
14 非劣化キャリア返戻部
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. キャリアとトナーとを含む現像剤が撹拌される現像槽を有する現像装置において、
    キャリアとトナーとを分離するキャリア・トナー分離手段と、
    上記キャリア・トナー分離手段にて分離されたキャリアを、電気的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離するキャリア分離手段と、
    を備え
    上記キャリア・トナー分離手段と上記キャリア分離手段とは、別々に設けられ、上記キャリア・トナー分離手段は、分離したキャリアを上記キャリア分離手段へと搬送することを特徴とする現像装置。
  2. 上記キャリア分離手段は、
    キャリア撹拌部材と、
    上記キャリア・トナー分離手段によりトナーと分離されたキャリアが収容される領域に沿って伸びる山型のキャリア分離凸部と、
    上記キャリア分離凸部の尾根に沿って伸び上記キャリア分離凸部の斜面に配置される複数の電極と、
    複数の上記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 上記キャリア撹拌部材は、キャリアを撹拌しながら搬送するスクリューであり、
    上記スクリューの両側には搬送方向に沿って伸びる上記キャリア分離凸部が形成され、
    上記電圧印加手段は、非劣化キャリアと劣化キャリアとの帯電性の違いに基づき、第1のキャリア分離凸部に配置された複数の電極への電圧の印加により非劣化キャリアを上記現像槽に戻し、第2のキャリア分離凸部に配置された複数の電極への電圧印加により劣化キャリアを排出するように、印加電圧の切り替えを行うことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 上記キャリア分離手段は、
    上下方向に対向配置され、キャリア搬送方向に移動し、上記キャリア・トナー分離手段によりトナーと分離されたキャリアを搬送する一対の電極部材と、
    上記両電極部材間のキャリアが導電的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離されるように上記両電極部材に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、
    上記電極部材対における上側の電極部材の下側の電極部材に対向する面には
    非導電性皮膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 上記キャリア・トナー分離手段は、
    現像剤が収容される領域に沿って伸びる山型の現像剤分離凸部と、
    上記現像剤分離凸部の尾根に沿って伸び上記現像剤分離凸部の斜面に配置される複数の現像剤分離電極と、
    帯電性の違いにより帯電したトナーとキャリアとが分離されるように、複数の上記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. キャリアとトナーとを含む現像剤が撹拌される現像槽を有する現像装置内の非劣化キャリアの分離方法であって、
    キャリア・トナー分離手段にて、キャリアとトナーとを分離するキャリア・トナー分離ステップと、
    上記キャリア・トナー分離ステップにて分離されたキャリアを、キャリア分離手段にて、電気的性質の違いにより劣化キャリアと非劣化キャリアとに分離するキャリア分離ステップと、
    を含み、
    上記キャリア・トナー分離手段と上記キャリア分離手段とは、別々に設けられ、上記キャリア・トナー分離ステップで、上記キャリア・トナー分離手段は、分離したキャリアを上記キャリア分離手段へと搬送することを特徴とする非劣化キャリアの分離方法。
JP2006157848A 2006-06-06 2006-06-06 現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法 Active JP4777150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006157848A JP4777150B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006157848A JP4777150B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007328058A JP2007328058A (ja) 2007-12-20
JP4777150B2 true JP4777150B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38928586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006157848A Active JP4777150B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4777150B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4605214B2 (ja) 2007-12-19 2011-01-05 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3447880B2 (ja) * 1996-01-18 2003-09-16 株式会社リコー 現像装置
JP2002062724A (ja) * 2000-06-08 2002-02-28 Canon Inc 現像剤補給装置
JP2003084570A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 現像剤分離装置、トナー分離装置、およびそれらを備えた画像形成装置
JP4387281B2 (ja) * 2004-10-15 2009-12-16 シャープ株式会社 現像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007328058A (ja) 2007-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2629152B1 (en) Image forming apparatus
JP5622783B2 (ja) 画像形成装置
US8995851B2 (en) Developing device having agitation conveyance member with scraper for wiping toner sensor and image forming apparatus having the developing device
JP4558383B2 (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2010145595A (ja) 画像形成装置
JP5966463B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4777150B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、および非劣化キャリアの分離方法
US7949270B2 (en) Development method and image forming apparatus
JP5451148B2 (ja) 現像器、電子写真装置並びに光導電部材向け現像材供給方法
JP6116515B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2014160222A (ja) 現像装置および画像形成装置
US10261438B2 (en) Toner-receiving and toner-supply/developing roller systems for controlling toner accumulation and drop during toner recovery
JP2011085777A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009020489A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009169097A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6597208B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、画像形成システムおよびトナーの選別方法
JP5891670B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6206256B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2015203843A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5442462B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6116516B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2010210958A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2015022102A (ja) クリーニング装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ及びトナー
JP2013068715A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2013156280A (ja) 現像装置およびそれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4777150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3