JP2011085777A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像ローラに対するトナーの現像性及び現像ローラ上の現像残トナーの回収性を向上させ、現像履歴現象の発生を防止可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置3a〜3dにおいて、磁気ローラ22の内部には、現像ローラ23との対向位置に第1N極41aが設けられ、現像ローラ23の内部には、上記対向位置から現像ローラ23の回転方向上流側にわたって形成された第3S極43aが設けられ、第3S極43aの上記回転方向上流側端部と対向し且つ現像ローラ23とは非接触に配置された磁性体から成る回収ローラ27が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に搭載される現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、磁性キャリアとトナーとを有する二成分現像剤を使用する現像装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における乾式トナーを用いた現像方式としては、キャリアを用いない一成分現像方式と、磁性キャリアを用いて非磁性のトナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、現像ローラ上に形成されたトナー及びキャリアから成る現像剤チェーン(磁気ブラシ)により像担持体(感光体)上の静電潜像を現像する二成分現像方式とが知られている。
一成分現像方式は、磁気ブラシによって像担持体上の静電潜像が乱されることがなく高画質化に適している反面、トナーをチャージローラで帯電させ、弾性規制ブレードで現像ローラ上の層厚を規制するため、トナーの添加剤がチャージローラに付着して帯電能力が低下し、トナーの帯電量を安定して維持することが困難であった。また、規制ブレードにトナーが付着し、層形成が不均一になって画像欠陥をきたすことがあった。
また、色重ねを行うカラー印刷の場合、カラートナーに透過性が要求されるため、非磁性トナーである必要がある。そこで、フルカラー画像形成装置においてはキャリアを用いてトナーを帯電及び搬送する二成分現像方式を採用する場合が多い。しかし、二成分現像方式は安定した帯電量を長期間維持できトナーの長寿命化に適している反面、前述した磁気ブラシによる影響のため画質の面で不利であった。
これらの問題を解決する手段の一つとして、磁気ローラを用いて現像剤を像担持体に対して非接触に設置した現像ローラ上に移行させる際に、磁気ローラ上に磁性キャリアを残したまま現像ローラ上に非磁性トナーのみを転移させてトナー薄層(トナー層)を形成し、交流電界によって像担持体上の静電潜像にトナーを付着させる現像方式が提案されている。かかる現像方式において、静電潜像の現像に用いられず現像ローラ上に残留した現像残トナーは、磁気ブラシにより磁気ローラに回収される。
ここで、現像ローラ上に残留した現像残トナーが十分に磁気ローラに回収されない場合には、現像ローラ上に、トナー層が残留する(存在する)領域とトナー層が消費された(存在しない)領域とが併存した状態で、再度磁気ローラからトナーが供給される。その結果、現像ローラ上に均一にトナー層が形成されず、現像履歴現象が発生するおそれがある。また、磁気ローラから現像ローラへのトナーの移送が十分に行われない場合、すなわち、磁気ローラと現像ローラとの間のトナーの現像性が低い場合にも、現像ローラ上にトナー層が安定的に形成されないため、現像履歴現象が発生するおそれがある。
そこで、特許文献1には、磁気ローラの内部に、現像ローラと対向する位置に対し磁気ローラの回転方向上流側及び下流側に磁気ローラ磁極を配置すると共に、現像ローラの内部において下流側の磁気ローラ磁極に対向する位置に現像ローラ磁極を配置することにより、現像履歴現象の発生を防止する方法が提案されている。
一方、特許文献2には、現像剤供給手段(現像ローラ)による現像剤の供給時に飛散する現像剤を表面に付着させて外部への飛散を防止する飛散防止部材(回収ローラ)と、飛散防止部材上に付着した現像剤を掻き落とす掻落手段とを設けることにより、像担持体に接触させることなく、現像剤の飛散を防止する方法が開示されている。
特開2005−221800号公報 特開平8−137256号公報
画像形成装置のカラー化に伴って更なる画質の向上が求められており、そのために例えばトナーの小サイズ化が図られている。また、かかる小サイズのトナーを、上記したような磁気ローラ及び現像ローラを有する画像形成装置に適用した場合、現像ローラに対するトナーの付着力が強くなる。このため、現像ローラ上の現像残トナーの回収能力の更なる向上が要求されている。
しかし、特許文献1の方法では、現像ローラの磁気ローラとの対向位置では磁気ブラシにより現像ローラ上の現像残トナーを十分に回収できるが、現像ローラの回転方向に対し磁気ローラとの対向位置の上流側では磁気ブラシが形成されないため、現像ローラの回転と共にかかる上流側から運ばれてくる現像残トナーを十分に回収できないおそれがある。
また、特許文献2の方法では、飛散防止部材は現像ローラからの供給時における現像剤の飛散を防止するためのものであって現像剤を回収するためのものではない。また、特許文献2では、現像領域に対し現像ローラの下流側に回収ローラを設けているが、かかる回収ローラの詳細については開示されていない。さらに特許文献2は、これら飛散防止部材及び回収ローラを、現像ローラと磁気ローラとを有する現像装置に適用したものでもない。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像ローラに対するトナーの現像性及び現像ローラ上の現像残トナーの回収性を向上させ、現像履歴現象の発生を防止可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、キャリア及びトナーを含む二成分系現像剤が用いられ、像担持体に対向して配置される現像ローラと、該現像ローラ上に磁気ブラシを用いてトナー薄層を形成する磁気ローラと、を備え、前記磁気ローラ及び前記現像ローラに現像バイアスを印加することにより前記現像ローラから前記像担持体表面の静電潜像を現像する現像装置において、前記磁気ローラの内部において前記現像ローラとの対向位置に第1の磁極部と、前記現像ローラの内部において前記対向位置から前記現像ローラの回転方向上流側にわたって形成され、前記第1の磁極部とは反対極性を有する第2の磁極部と、前記第2の磁極部の前記回転方向上流側と対向し且つ前記現像ローラとは非接触に配置された磁性体から成り、前記現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収ローラと、が設けられたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記回収ローラには、前記現像ローラに印加される現像バイアスとの電位差により前記現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収バイアスが印加されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記現像ローラと前記回収ローラの最近接点における前記現像ローラの表面の法線方向磁束密度は、該法線方向磁束密度のピーク値の70%以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記第1の磁極部と前記第2の磁極部とにより発生する磁界は、ピーク値に対し80%以上の前記法線方向磁束密度を有する極幅が前記現像ローラの支軸を中心として30°以上となるように設定されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の現像装置を備えた画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、磁気ローラの内部において現像ローラとの対向位置に第1の磁極部と、現像ローラの内部において前記対向位置から現像ローラの回転方向上流側にわたって形成され、第1の磁極部とは反対極性を有する第2の磁極部と、第2の磁極部の回転方向上流側と対向し且つ現像ローラとは非接触に配置された磁性体から成り、現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収ローラと、を設けることにより、磁気ブラシを、磁気ローラと現像ローラとの対向位置から現像ローラと回収ローラとの間まで形成することができる。これにより、現像ローラに対するトナーの現像性を向上すると共に現像ローラからの現像残トナーの回収性も向上させることができ、現像履歴現象の発生を効果的に防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、回収ローラに、現像ローラに印加される現像バイアスとの電位差により現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収バイアスを印加することにより、より良好に現像ローラ上の現像残トナーを回収することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の現像装置において、現像ローラと回収ローラの最近接点における現像ローラの表面の法線方向磁束密度を、該法線方向磁束密度のピーク値の70%以上とすることにより、回収ローラと現像ローラとの間に、より良好に磁気ブラシを形成することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜3のいずれかの構成の現像装置において、第1の磁極部と第2の磁極部とにより発生する磁界を、ピーク値に対し80%以上の法線方向磁束密度を有する極幅が現像ローラの支軸を中心として30°以上となるように設定することにより、磁気ブラシ自体の形成を良好にすると共に、回収ローラと第2の磁極部との間まで広く良好な磁気ブラシを形成することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の現像装置を備えた画像形成装置とすることにより、現像履歴現象の発生に起因する画像不具合を防止した画像形成を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す概略断面図 本実施形態に係る現像装置の構成を示す側面断面図 本実施形態に係る現像装置のバイアス構成を模式的に示す図 本実施形態に係る現像装置において磁気ローラ、現像ローラ及び回収ローラの間に形成される磁気ブラシを模式的に示す図 回収ローラを設けないときの磁気ローラと現像ローラとの間に形成される磁界を模式的に示す図 図5の磁界によって形成される磁気ブラシを模式的に示す図 現像ローラの駆動時間と、現像ローラ上の単位面積当たりのトナー層厚と、の関係を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラー画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光及び現像の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において反時計回りに回転し、各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラ9の作用によって転写紙P上に一度に転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9と後述の駆動ローラ11の間に形成された二次転写ニップへと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9が中間転写ベルト8に接する位置に対し中間転写ベルト8の回転方向下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーがキャリアと共に、所定量充填されている。このトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。なお、現像装置3a〜3dにおいて消費された量のトナーに対応する量のトナーが、それぞれ各色用のトナーコンテナ(図示せず)から現像装置3a〜3dに補給される。
そして、中間転写ベルト8に所定の電界が付与された後、中間転写ローラ(一次転写ローラ)6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に転写される。これらの4色の画像は、フルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11と、搬送ローラ10の上流側且つ駆動ローラ11の下流側のテンションローラ51と、に掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで二次転写ニップへ搬送され、フルカラー画像が転写紙Pに転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pは分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ニップに再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9の作用により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本実施形態に係る現像装置の構成を示す側面断面図であり、図3は、本実施形態に係る現像装置のバイアス構成を模式的に示す図であり、図4は、本実施形態に係る現像装置において磁気ローラ、現像ローラ及び回収ローラの間に形成される磁気ブラシを模式的に示す図である。図1と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。なお、ここでは図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aについて説明するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、二成分現像剤(以下、単に現像剤と呼ぶ)が収納される現像容器20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって第1及び第2攪拌室20b、20cに区画され、第1及び第2攪拌室20b、20cには図示しないトナーコンテナから供給されるトナー(正帯電トナー)をキャリアと混合して撹拌し、帯電させるための第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bが回転可能に配設されている。
そして、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向に搬送され、仕切壁20aと現像容器20の間、つまり仕切壁20aの両端と現像容器20の筐体との間、に形成された現像剤通過路(図示せず)を介して第1及び第2攪拌室20b、20c間を循環する。図示の例では、現像容器20は左斜め上方に延在しており、現像容器20内において第1攪拌スクリュー21aの上方には磁気ローラ22が配置され、磁気ローラ22の左斜め上方には現像ローラ23が対向配置されている。そして、現像ローラ23は現像容器20の開口側(図2の左側)において感光体ドラム1aに対向しており、磁気ローラ22及び現像ローラ23はそれぞれ第1支軸22b及び第2支軸23bを中心として図中時計回りに回転する。
なお、現像容器20には、第2攪拌スクリュー21bと対面してトナー濃度センサ(図示せず)が配置されており、トナー濃度センサで検知されるトナー濃度に応じてトナーコンテナからトナー補給口20dを介して現像容器20内にトナーが補給される。
磁気ローラ22は、非磁性の第1回転スリーブ22aと、第1回転スリーブ22aに内包される複数の磁極(ここでは5極)を有する第1固定マグネットローラ体41で構成されており、第1回転スリーブ22aは、不図示の駆動装置により第1支軸22bを中心として図中時計回りに回転する。
現像ローラ23は、非磁性の第2回転スリーブ23aと、第2回転スリーブ23aに内包される1つの磁極を有する固定マグネットローラ体43で構成されており、磁気ローラ22と対面し、これと最近接する対向位置において所定のギャップをもって対向している。また、第2回転スリーブ23aは、不図示の駆動装置により第2支軸(支軸)23bを中心として図中時計回りに回転する。また、現像ローラ23の回転方向に対し磁気ローラ22との対向位置よりも上流側には、現像ローラ23と非接触に回収ローラ27が設けられている。なお、磁気ローラ22、現像ローラ23及び回収ローラ27の詳細については後述する。
また、現像容器20には規制部材としての穂切りブレード25が磁気ローラ22の長手方向(図2の紙面表裏方向)に沿って取り付けられており、穂切りブレード25は、磁気ローラ22の回転方向(図中時計回り)において、現像ローラ23と磁気ローラ22との対向位置よりも上流側に対面するように位置付けられている。そして、穂切りブレード25の先端部と磁気ローラ22表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
図3に示すように、磁気ローラ22及び現像ローラ23には、第1及び第2バイアス印加装置31、33から、直流電圧及び交流電圧から成る現像バイアスが印加されるようになっている。すなわち、磁気ローラ22には、第1バイアス印加装置31の直流及び交流電圧が印加され、現像ローラ23には、第2バイアス印加装置33の直流及び交流電圧が印加される。
また、回収ローラ27には、第3バイアス印加装置35から、直流電圧から成る回収バイアスが印加されるようになっている。そして、前述のように、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって、現像剤が攪拌されつつ現像容器20内を循環してトナーを正帯電させ、第1攪拌スクリュー21aによって現像剤が磁気ローラ22に搬送される(図2参照)。
図2に示すように、磁気ローラ22の第1固定マグネットローラ体41は、永久磁石から形成される第1N極41a(第1の磁極部)、第2N極41c、第3N極41dと、第1S極41b、第2S極41eとから成る5つの磁極を有している。また、図4に示すように、第1N極41aは、第1回転スリーブ22aに沿った周面を有し、第1支軸22bを中心とする断面略扇形状から成り、その周面が、現像ローラ23との対向位置に配置されるように形成されている。
第1回転スリーブ22aが図2の時計回りに回転すると、第1攪拌室20b内の現像剤は、第3N極41dにより磁界が付与されて第1回転スリーブ22aに担持される。次に、第1回転スリーブ22aに担持された現像剤は、第2S極41eにより引き合う磁界が付与されて、穂切りブレード25に到達する。穂切りブレード25には第2S極41eが対向するため、穂切りブレード25の先端にはN極が誘起され、規制ギャップには引き合う方向の磁界が発生する。
この磁界により、穂切りブレード25と磁気ローラ22との間にキャリア及びトナーが連なった現像剤チェーン(磁気ブラシ)が形成される。そして、磁気ブラシが規制ギャップを通過することにより層厚規制され、磁気ローラ22上に所定層厚(現像剤量)の磁気ブラシが形成される。一方、磁気ブラシの形成に用いられなかった現像剤は穂切りブレード25の上流側の現像容器20の側面に沿って落下する。
そして、磁気ローラ22の第1回転スリーブ22aが図2の時計回りに回転して磁気ブラシが現像ローラ23との対向位置近傍に到達すると、磁気ローラ22の第1N極41aと現像ローラ23の第3S極43aとにより形成された磁界を通過する。
一方、図4に示すように、現像ローラ23の第2固定マグネットローラ体43は、永久磁石から形成される第3S極43a(第2の磁極部)から成る磁極を有している。第3S極43aは、第2回転スリーブ23aに沿った周面を有し、第2支軸23bを中心とする断面略扇形状から成り、その周面が、現像ローラ23の回転方向に対し、磁気ローラ22の第1N極41aとの対向位置から上流側にわたって形成されている。また、第3S極43aは、永久磁石から形成されている。
また、回収ローラ27は、磁性体から成り、現像ローラ23の第3S極43aにおいて現像ローラ23の回転方向(図4の時計回り)上流側端部と対向する位置に、現像ローラ23とは所定の隙間を隔てて配置されている。これにより、回収ローラ27と第3S極43aとの間に磁界が発生している。この磁界と、磁気ローラ22と現像ローラ23との間に発生する磁界とにより、磁気ブラシの形成領域は、磁気ローラ22と現像ローラ23との対向位置から、現像ローラ23と回収ローラ27との間まで広がっている。なお、磁性体としては、例えばステンレス鋼(SUS)や硫黄快削鋼鋼材(SUM)等を用いることができる。
ここでは、磁気ローラ22と現像ローラ23との間に形成される磁界における現像ローラ23表面の法線方向磁束密度(現像ローラ23の径方向の磁束密度、以下、法線方向磁束密度という)のピーク値(図4の磁気ローラ22の第1支軸22bと現像ローラ23の第2支軸23bとを結ぶ直線近傍の法線方向磁束密度に相当する)を、40mT以上とした。かかるピーク値を40mT以上とすることにより、特に磁気ローラ22と現像ローラ23との対向位置での現像剤の脱落量を低減することができるため、磁気ローラ22から現像ローラ23へのトナーの移動を確実に行うことができ、現像履歴現象の発生を防止できる。
また、磁気ローラ22と現像ローラ23との間に形成される磁界の磁束密度の分布を、ピーク値に対し80%以上の法線方向磁束密度を有する極幅が現像ローラ23の第2支軸23bに対して45°以上となるように設定した。これにより、磁気ブラシ自体の形成を良好にすると共に、磁気ローラ22と現像ローラ23との対向位置のみならず、かかる対向位置から回収ローラ27と第3S極43aとの間にまで磁気ブラシを良好に形成することができる。なお、かかる磁気ブラシは、上記極幅を30°以上とすることにより良好に形成することができ、上記の通り45°以上とすることにより、さらに良好に形成することができる。
また、回収ローラ27と現像ローラ23の最近接点の法線方向磁束密度を、該法線方向磁束密度のピーク値に対して、70%以上とした。これにより、回収ローラ27と現像ローラ23との間に、より良好に磁気ブラシを形成することができる。
なお、上記のように、磁気ローラ22と現像ローラ23との間に形成される磁界の磁束密度の分布を、上記ピーク値に対し80%以上の法線方向磁束密度を有する極幅が現像ローラ23の支軸23bに対して45°以上とすることにより、回収ローラ27と現像ローラ23との間における法線方向磁束密度を、上記ピーク値に対して70%以上とすることができる。また、上記極幅を30°以上とすることによっても、同様に70%以上とすることができる。
このように磁界が形成された領域において、第1回転スリーブ22a上の磁気ブラシは、磁気拘束力の強い磁界の影響を受けて立ち上がり、図4に示すように、第2回転スリーブ23aに接触する。磁気ブラシ中のトナーは、磁気ローラ22に印加される直流電圧と現像ローラ23に印加される直流電圧との間の電位差によってトナーのみが離脱して移動し、現像ローラ23上にトナー薄層(トナー層)が形成される。
ここで、図5に、回収ローラ27を設けないときの磁気ローラ22と現像ローラ23との間に形成される磁界を模式的に示し、図6に、図5の磁界によって形成される磁気ブラシを模式的に示す。図2〜図4と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、現像装置3aに回収ローラ27を設けない場合には、第3S極43aのうち磁気ローラ22と現像ローラ23との対向位置においては、第1N極41aとの間で磁界が発生するが、かかる対向位置よりも現像ローラ23の回転方向上流側では、第1N極41aとの間で磁界が発生しない。
このとき、磁気ローラ22と現像ローラ23との間に形成される磁界の法線方向磁束密度の分布は、ピーク値(図5の磁気ローラ22の第1支軸22bと現像ローラ23の第2支軸23bとを結ぶ直線近傍の法線方向磁束密度に相当する)に対し80%以上の法線方向磁束密度を有する極幅が現像ローラ23の支軸23bに対し20°となるように設定されている。
このため、図6に示すように、磁気ローラ22上の磁気ブラシは、第1N極41aと、第3S極43aのうち第1N極41aと対向する部分にしか形成されず、磁気ブラシの形成領域を周方向に大きくすることができない。従って、第3S極43aを第1N極41aとの対向位置よりも上流側にわたって形成しても、磁気ローラ22から現像ローラへのトナーの移動(現像性)を向上させることは困難である。また、現像ローラ23から磁気ローラ22へのトナーの回収性を向上させることも困難である。
しかし、本実施形態では、磁性を有する回収ローラ27を設けたため、図4に示すように、磁気ローラ22上の磁気ブラシは、磁気ローラと現像ローラ23との対向位置で第1N極41aから第3S極43aに向かって立ち上がるのみならず、第1N極41aから現像ローラ23と回収ローラ27との間に向かっても立ち上がって現像ローラ23と接触する。これにより、磁気ブラシの形成領域を周方向に大きくすることができるため、トナーが磁気ローラ22から現像ローラ23へと移動し易くなり、トナーの現像性を向上させることができる。
なお、現像ローラ23上に形成されたトナー薄層の層厚は、現像剤の抵抗や磁気ローラ22と現像ローラ23との回転速度差等によっても変化するが、磁気ローラ22と現像ローラ23との間の直流電位差(実効電位)によって制御することができる。かかる実効電位を大きくすると現像ローラ23上のトナー層は厚くなり、実効電位を小さくすると薄くなる。
現像ローラ23上のトナー薄層は、図2に示すように、現像ローラ23の回転によって感光体ドラム1aと現像ローラ23との対向部分(現像領域)に搬送され、現像ローラ23に印加される現像バイアスにより、感光体ドラム1a上に形成された静電潜像との間の電位差によってトナーが飛翔し、感光体ドラム1a上の静電潜像が現像される。現像に用いられずに現像ローラ23上に残った、帯電性の低下したトナーは、現像ローラ23と回収ローラ27との間を通過して、再度現像ローラ23と磁気ローラ22との対向位置に向かって搬送される。
このとき、上記した図4に示すように、磁気ブラシの形成領域は、回収ローラ27と現像ローラ23との間に広がっているため、より多くの磁気ブラシにより、現像ローラ23上の現像残トナーを物理的に掻き取ることができる。加えて、回収ローラ27に印加される回収バイアスにより、現像ローラ23と回収ローラ27との間の電位差によって現像残トナーが現像ローラ23から回収ローラ27へと飛翔し、現像ローラ23上の現像残トナーを回収することができる。
さらに、回収ローラ27により回収されなかった現像残トナーは、磁気ローラ22と現像ローラ23と間の磁気ブラシにより物理的に掻き取られる。このように、現像ローラ23と回収ローラ27との間においても、現像ローラ23上の現像残トナーを回収することができ、現像残トナーの回収性を向上させることができる。
トナー薄層の形成及び現像に使われなかった現像剤は、図2に示すように、さらに第1回転スリーブ22aが時計回りに回転すると、今度は第1S極41bにより引き合う磁界が付与され、引き続き第2N極41cにより引き合う磁界が付与されて、第1攪拌スクリュー21aの上方に移動する。さらに第1回転スリーブ22aが時計回りに回転すると、第2N極41cと第3N極41dとの境界において反発する磁界が付与されるため、現像剤は第1回転スリーブ22aから離脱する。
そして、離脱した現像剤は、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bにより攪拌、搬送され、再び適正なトナー濃度で均一に帯電された二成分現像剤とされる。その後、上記した様に、第3N極41dによる磁界が付与されて再び磁気ローラ22上に担持される。
上記した通り、現像ローラ23の第3S極43aを、現像ローラ23の回転方向に対し磁気ローラ22との対向位置から上流側にわたって形成すると共に、磁性を有する回収ローラ27を設けたため、磁気ブラシを、磁気ローラ22と現像ローラ23との対向位置のみならず、回収ローラ27と現像ローラ23との間にまで広く効果的に形成することができる。
これにより、磁気ローラ22から現像ローラ23へのトナーの現像性を向上させると共に、現像ローラ23から磁気ローラ22への現像残トナーの回収性を向上させることができる。従って、現像履歴現象をより効果的に防止できる。
また、上記実施形態では、回収ローラ27に回収バイアスを印加したため、より良好に現像ローラ23上の現像残トナーを回収ローラ27により回収することができる。しかし、かかる回収バイアスの印加は、本発明の必須構成要素ではなく、回収バイアスを印加しない構成とすることもできる。また、回収バイアスは、現像ローラ23上の現像残トナーを、現像ローラ23から回収ローラ27へと移動可能であれば特に限定されるものではなく、現像ローラ23に印加するバイアスや、トナーの種類、現像ローラ23と回収ローラ27との間に発生する磁界等、装置構成に応じて予備実験により適宜設定することができる。
また、上記実施形態では、回収ローラ27を、現像ローラ23の第3S極43aにおける現像ローラ23の回転方向上流側端部と対向する位置に設けたため、磁気ブラシの形成領域を大きくすることができる。しかし、かかる回収ローラ27の配置は、磁気ローラ22と現像ローラ23との対向位置よりも現像ローラ23の回転方向上流側であって、第3S極43aとの間で磁界を形成して磁気ブラシを形成可能であれば特に限定されない。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、磁気ローラ22の第1N極41a及び現像ローラ23の第3S極43aの形状、法線方向磁束密度や磁界の極幅、回収ローラ27を形成するための磁性体等は、上記実施形態に特に限定されず、トナー及びキャリアの性質、磁気ローラ22の第1回転スリーブ22a及び現像ローラ23の第2回転スリーブ23aの材質、磁気ブラシの形成状態、磁気ローラ22から現像ローラ23へのトナーの移動状態、現像ローラ23から磁気ローラ22への現像残トナーの回収状態、その他、装置構成等に応じて、予備実験等により適宜設定することができる。
また、上記実施形態では、第3S極43aを永久磁石から形成したが、第3S極43aは特に限定されるものではなく、第3S極43aにおいて回転方向上流側の法線方向磁束密度の方が磁気ローラ22との対向位置よりも大きくなるように形成することもでき、第3S極43aを2つの永久磁石を接着して形成することもできる。
また、上記実施形態では、第1攪拌スクリュー21aの斜め上方に磁気ローラ22を配置したが、かかる配置は上記実施形態に特に限定されず、その他例えば第1攪拌スクリュー21aの下方や斜め下方に磁気ローラ22を配置することもできる。また、かかる磁気ローラ22の配置に応じて現像ローラ23及び感光体ドラム1a〜1dの配置も適宜変更し得る。
また、上記実施形態では、磁気ローラ22の第1固定マグネットローラ体41を、5つの磁極41a〜41eから構成したが、かかる磁極構成に特に限定されるものではなく、その他例えば7極から構成することもできる。また、上記実施形態では帯電方向が正(プラス側)である正帯電トナーを用い、感光体表面の露光部にトナーを飛翔させる反転現像方式を例に挙げて説明したが、帯電方向が負(マイナス側)である負帯電トナーを用いる現像装置や、感光体表面の未露光部にトナーを飛翔させる正転現像方式の現像装置にも全く同様に適用可能である。
また、本発明は図1に示したタンデム式のカラープリンタに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、モノクロプリンタ及びロータリー現像式のカラープリンタ及びカラー複写機、ファクシミリ等、現像装置を備えた種々の画像形成装置に適用可能である。
以下、本発明について実施例により更に具体的に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
図2〜図4に示した本発明の第1実施形態に係る現像装置3a〜3dが搭載された画像形成装置100を用い、4つ現像装置3a〜3dのうち現像装置3aに設けられた現像ローラ23上の単位面積あたりのトナー量(トナー層厚)を測定した。また、上記したように、磁気ローラ22と現像ローラ23との間の磁界を、ピーク値に対し80%以上の法線方向磁束密度を持つ極幅が現像ローラ23の第2支軸23bに対し45°となるように設定した。
また、磁気ローラ22の外径を20mm、磁気ローラ22の周速を760mm/sec、現像ローラ23の第3S極の磁束密度のピーク値を45mT、現像ローラ23の外径を20mm、現像ローラ23の周速を760mm/sec、回収ローラ27の外径を6mm、回収ローラ27の周速を760mm/sec、磁気ローラ22と現像ローラ23との間のギャップを0.3mm、現像ローラ23と回収ローラ27との間のギャップを0.3mm、感光体ドラム1aと現像ローラ23との間のギャップを0.12mm、感光体ドラム1aの周速を460mm/secとした。
また、磁気ローラ22に印加する直流電圧Vdcを480V、交流電圧のVppを2.3kV、周波数を4.5kHz、Duty比を70%、現像ローラ23に印加する直流電圧Vdcを120V、交流電圧のVppを1.6kV、周波数を4.5kHz、Duty比を45%、回収ローラ27に印加する直流電圧を20Vとした。
かかる条件で、磁気ローラ22から現像ローラ23へのトナーの移動、現像ローラ23から回収ローラ27及び磁気ローラ22への現像残トナーの回収を連続して行ったときの、現像ローラ23の駆動時間と、現像ローラ23上の単位面積当たりのトナー量と、の関係を調べた。結果を図7に示す。
比較例
現像装置3aに、上記図5及び図6で示したように、回収ローラ27を設けず、磁気ローラ22と現像ローラ23との間の磁界を、ピーク値に対し80%以上の法線方向磁束密度を持つ極幅が現像ローラ23の第2支軸23bに対し20°となるように設定したこと以外は、実施例と同様にして実験を行った。結果を図7に示す。
図7に示す通り、比較例では、現像ローラ23上の単位面積あたりのトナー量(層厚)は、1周目では小さく、1周目とそれ以降との間に大きな差があった。これに対し、実施例では、1周目でトナー層厚が増加しており、かかる1周目以降のトナー層厚が安定している、すなわち1周目からすでに現像ローラ23上にトナー層を安定して形成することができるため、現像履歴の発生を防止できることがわかった。
本発明は、磁気ローラの内部において現像ローラとの対向位置に第1の磁極部と、現像ローラの内部において前記対向位置から現像ローラの回転方向上流側にわたって形成され、第1の磁極部とは反対極性を有する第2の磁極部と、第2の磁極部の回転方向上流側と対向し且つ現像ローラとは非接触に配置された磁性体から成り、現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収ローラと、を設けたものである。
これにより、現像履歴現象の発生を効果的に防止することができるため、トナーの小径化に対応することができ、カラー画像形成時の画質の向上を図ることが可能となる。また、回収ローラに、現像ローラに印加される現像バイアスとの電位差により現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収バイアスを印加することにより、より良好に現像ローラ上の現像残トナーを回収することができる。
また、現像ローラと回収ローラの最近接点における現像ローラの表面の法線方向磁束密度を、該法線方向磁束密度のピーク値の70%以上とすることにより、回収ローラと現像ローラとの間に、より良好に磁気ブラシを形成することができる。
また、第1の磁極部と第2の磁極部とにより発生する磁界を、ピーク値に対し80%以上の法線方向磁束密度を有する極幅が現像ローラの支軸を中心として30°以上となるように設定することにより、磁気ブラシ自体の形成を良好にすると共に、回収ローラと第2の磁極部との間まで広く良好な磁気ブラシを形成することができる。また、上記現像装置を備えた画像形成装置とすることにより、現像履歴現象の発生に起因する画像不具合を防止した画像形成を行うことができる。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
3a〜3d 現像装置
21a 第1攪拌スクリュー
21b 第2攪拌スクリュー
22 磁気ローラ
22a 第1回転スリーブ
22b 第1支軸
23 現像ローラ
23a 第2回転スリーブ
23b 第2支軸(支軸)
25 穂切りブレード
27 回収ローラ
31 第1バイアス印加装置
33 第2バイアス印加装置
35 第3バイアス印加装置
41 第1固定マグネットローラ体
41a 第1N極(第1の磁極部)
43 第2固定マグネットローラ体
43a 第3S極(第2の磁極部)
100 画像形成装置
Pa〜Pd 画像形成部

Claims (5)

  1. キャリア及びトナーを含む二成分系現像剤が用いられ、
    像担持体に対向して配置される現像ローラと、
    該現像ローラ上に磁気ブラシを用いてトナー薄層を形成する磁気ローラと、を備え、前記磁気ローラ及び前記現像ローラに現像バイアスを印加することにより前記現像ローラから前記像担持体表面の静電潜像を現像する現像装置において、
    前記磁気ローラの内部において前記現像ローラとの対向位置に第1の磁極部と、
    前記現像ローラの内部において前記対向位置から前記現像ローラの回転方向上流側にわたって形成され、前記第1の磁極部とは反対極性を有する第2の磁極部と、
    前記第2の磁極部の前記回転方向上流側と対向し且つ前記現像ローラとは非接触に配置された磁性体から成り、前記現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収ローラと、が設けられたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記回収ローラには、前記現像ローラに印加される現像バイアスとの電位差により前記現像ローラ上の現像残トナーを回収するための回収バイアスが印加されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像ローラと前記回収ローラの最近接点における前記現像ローラの表面の法線方向磁束密度は、該法線方向磁束密度のピーク値の70%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第1の磁極部と前記第2の磁極部とにより発生する磁界は、ピーク値に対し80%以上の前記法線方向磁束密度を有する極幅が前記現像ローラの支軸を中心として30°以上となるように設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015022197A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、画像形成装置
JP2017021278A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置および画像形成装置

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