JP2020064210A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる現像装置及び画像形成装置を提供することである。【解決手段】実施形態の現像装置は、筐体と、現像ローラと、間隙形成部材と、ガイド部と、を持つ。現像ローラは、筐体の内部に回転可能に設けられている。現像ローラは、現像極を持つ。間隙形成部材は、現像極に対して現像ローラの回転方向下流側に設けられている。間隙形成部材は、現像ローラとの間に第1間隙を形成する。間隙形成部材は、筐体との間に第2間隙を形成する。第2間隙は、現像ローラの回転方向上流側の上流側開口を持つ。ガイド部は、上流側開口を介して第2間隙から排出される気流を第1間隙に向ける。現像ローラの軸方向から見て、第1間隙における現像ローラと間隙形成部材との最小間隔をH1とし、第2間隙における筐体と間隙形成部材との最小間隔をH2としたとき、H1/H2<5の関係を満たす。【選択図】図7
Description
本発明の実施形態は、現像装置及び画像形成装置に関する。
従来、Multi Function Peripheral(以下「MFP」という。)やプリンタ等の画像形成装置がある。画像形成装置は、現像剤を収容する現像装置を備える。現像装置は、現像ローラを備える。現像ローラの回転に伴って、現像装置内に空気が入り込むと、現像装置内の圧力が高まる。現像装置内の圧力が高まると、現像装置内のトナーを含む空気が現像装置外に噴き出ることがある。トナーを含む空気が現像装置外に噴き出ると、現像装置外にトナーが飛散し、帯電器などの機能部品が汚れる可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる現像装置及び画像形成装置を提供することである。
実施形態の現像装置は、筐体と、現像ローラと、間隙形成部材と、ガイド部と、を持つ。現像ローラは、筐体の内部に回転可能に設けられている。現像ローラは、現像極を持つ。現像ローラは、現像極の磁力によって担持する現像剤による現像を行う。間隙形成部材は、現像極に対して現像ローラの回転方向下流側に設けられている。間隙形成部材は、現像ローラとの間に第1間隙を形成する。間隙形成部材は、筐体との間に第2間隙を形成する。第2間隙は、現像ローラの回転方向上流側の上流側開口を持つ。ガイド部は、間隙形成部材よりも現像ローラの回転方向上流側に設けられている。ガイド部は、上流側開口を介して第2間隙から排出される気流を第1間隙に向ける。現像ローラの軸方向から見て、第1間隙における現像ローラと間隙形成部材との最小間隔をH1とし、第2間隙における筐体と間隙形成部材との最小間隔をH2としたとき、H1/H2<5の関係を満たす。
以下、実施形態の現像装置及び画像形成装置を、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一構成については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態の画像形成装置1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、例えば、画像形成装置1は複合機(MFP)である。画像形成装置1は、用紙などのシート状の記録媒体(以下「シート」という。)上に形成された画像を読み取ってデジタルデータ(画像ファイル)を生成する。画像形成装置1は、デジタルデータに基づいて、トナーを用いてシート上に画像を形成する。
図1は、実施形態の画像形成装置1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、例えば、画像形成装置1は複合機(MFP)である。画像形成装置1は、用紙などのシート状の記録媒体(以下「シート」という。)上に形成された画像を読み取ってデジタルデータ(画像ファイル)を生成する。画像形成装置1は、デジタルデータに基づいて、トナーを用いてシート上に画像を形成する。
画像形成装置1は、表示部110、画像読取部120及び画像形成部130を備える。
表示部110は、出力インターフェースとして動作し、文字や画像の表示を行う。表示部110は、入力インターフェースとしても動作し、ユーザから指示を受け付ける。例えば、表示部110は、タッチパネル式の液晶ディスプレイである。
表示部110は、出力インターフェースとして動作し、文字や画像の表示を行う。表示部110は、入力インターフェースとしても動作し、ユーザから指示を受け付ける。例えば、表示部110は、タッチパネル式の液晶ディスプレイである。
例えば、画像読取部120は、カラースキャナである。カラースキャナには、Contact Image Sensor(CIS)やCharge Coupled Devices(CCD)等がある。画像読取部120は、センサを用いて、シート上に形成されている画像を読み取り、デジタルデータを生成する。
画像形成部130は、トナーを用いてシート上に画像を形成する。画像形成部130は、画像読取部120によって読み取られた画像データ、または外部機器から受信した画像データに基づいて画像を形成する。例えば、シート上に形成される画像は、ハードコピーやプリントアウト等と称される出力画像である。
図2は、実施形態の画像形成装置1の概略構成の一例を示す図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1は、5連タンデム型の画像形成装置である。
図2に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1は、5連タンデム型の画像形成装置である。
画像形成装置1は、露光部4、中間転写体10、クリーニングブレード11、作像部12A〜12E、一次転写ローラ17−1〜17−5、給紙部20、二次転写部30、定着装置32及び排紙部33を備える。以下、いずれの一次転写ローラであるかを区別しない場合は、単に一次転写ローラ17と表記する。また、いずれの作像部であるかを区別しない場合は、単に作像部12と表記する。
画像形成装置1における転写には、第1転写工程及び第2転写工程がある。第1転写工程では、一次転写ローラ17は、各作像部12の感光体ドラム14上のトナーによる画像を中間転写体10に転写する。第2転写工程では、二次転写部30は、中間転写体10上に積層された各色のトナーによって画像をシートに転写する。
露光部4は、作像部12の感光体ドラム14に光を照射する(露光する)。露光部4は、レーザやLED等の露光光源を備える。
中間転写体10は、無端状のベルトである。中間転写体10は、図2の矢印A方向に回転する。中間転写体10の表面にはトナーの画像が形成される。
クリーニングブレード11は、中間転写体10上に付着しているトナーを除去する。例えば、クリーニングブレード11は、板状の部材である。例えば、クリーニングブレード11は、ポリウレタン等の樹脂材料により形成されている。
中間転写体10は、無端状のベルトである。中間転写体10は、図2の矢印A方向に回転する。中間転写体10の表面にはトナーの画像が形成される。
クリーニングブレード11は、中間転写体10上に付着しているトナーを除去する。例えば、クリーニングブレード11は、板状の部材である。例えば、クリーニングブレード11は、ポリウレタン等の樹脂材料により形成されている。
作像部12A〜12Eは、各色(図2に示す例では5色)のトナーを用いて画像を形成する。作像部12A〜12Eは、中間転写体10に沿って順に設置されている。
一次転写ローラ17は、各作像部12A〜12Eが形成したトナーによる画像を中間転写体10に転写する際に利用される。
給紙部20は、画像出力に用いられるシートを給紙する。
一次転写ローラ17は、各作像部12A〜12Eが形成したトナーによる画像を中間転写体10に転写する際に利用される。
給紙部20は、画像出力に用いられるシートを給紙する。
二次転写部30は、二次転写ローラ30a及び二次転写対向ローラ30bを備える。二次転写部30は、中間転写体10上に形成されたトナーによる画像をシートに転写する。二次転写部30において、中間転写体10と二次転写ローラ30aとは、互いに接触している。
定着装置32は、シート上に転写されたトナーによる画像を加熱及び加圧によってシートに定着させる。定着装置32によって画像が形成されたシートは、排紙部33から装置外部に排出される。
次に、作像部12について説明する。作像部12A〜12Dは、カラー印刷用の4色に対応した各色のトナーをそれぞれ収容している。カラー印刷用の4色とは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)である。カラー印刷用の4色のトナーは、非消色のトナーである。作像部12Eは、消色トナーを収容する。消色トナーは、外的刺激によって消色する特性をもつ。「消色」とは、用紙の下地の色とは異なる色(有彩色のみならず白色及び黒色等の無彩色を含む)で形成された画像を視覚的に見えなくすることを意味する。作像部12A〜12Dと作像部12Eとは、収容するトナーが異なるものの構成は同じである。
作像部12は、現像装置13、感光体ドラム14、帯電器15及びクリーニングユニット16を備える。
現像装置13は、現像剤を収容している。現像剤には、トナーが含まれる。現像装置13は、感光体ドラム14にトナーを付着させる。例えば、トナーは、一成分現像剤として、または磁性体であるキャリアと組み合わせて二成分現像剤として用いられる。例えば、キャリアは、粒径数十μmの鉄粉、またはポリマーフェライト粒子が用いられる。実施形態においては、非磁性のトナーが含まれる二成分現像剤を用いている。
現像装置13は、現像剤を収容している。現像剤には、トナーが含まれる。現像装置13は、感光体ドラム14にトナーを付着させる。例えば、トナーは、一成分現像剤として、または磁性体であるキャリアと組み合わせて二成分現像剤として用いられる。例えば、キャリアは、粒径数十μmの鉄粉、またはポリマーフェライト粒子が用いられる。実施形態においては、非磁性のトナーが含まれる二成分現像剤を用いている。
感光体ドラム14は、像担持体の具体例の一つである。感光体ドラム14は、外周面上に感光体を持つ。例えば、感光体は、有機光伝導体(OPC)である。
帯電器15は、感光体ドラム14の表面を一様に帯電させる。
クリーニングユニット16は、感光体ドラム14上に付着しているトナーを除去する。
帯電器15は、感光体ドラム14の表面を一様に帯電させる。
クリーニングユニット16は、感光体ドラム14上に付着しているトナーを除去する。
次に、現像装置13について詳述する。
図3は、実施形態の現像装置13を示す断面図である。図3においては、断面ハッチングを省略している。また、図3では、後述するリブ77を仮想線で図示している。
図3に示すように、現像装置13は、筐体40、第1ミキサ41、第2ミキサ42、現像ローラ43、間隙形成部材51及びガイド部54を備える。
図3は、実施形態の現像装置13を示す断面図である。図3においては、断面ハッチングを省略している。また、図3では、後述するリブ77を仮想線で図示している。
図3に示すように、現像装置13は、筐体40、第1ミキサ41、第2ミキサ42、現像ローラ43、間隙形成部材51及びガイド部54を備える。
筐体40は、空洞を有し、内部に第1ミキサ41、第2ミキサ42、現像ローラ43及び間隙形成部材51を保持している。筐体40には、感光体ドラム14(図2参照)に臨む開口部45が形成されている。開口部45は、現像ローラ43の一部を筐体40の外部に露出させる。筐体40は、現像剤収容部60及びカバー70を備える。
現像剤収容部60は、上方に開口する凹状に形成されている。現像剤収容部60は、現像剤を収容している。現像剤収容部60の内部には、上方に開口する第1溝部60a及び第2溝部60bが形成されている。溝部60a,60bは、互いに平行に延びている。溝部60a,60bの境界には、隔壁61が設けられている。
図4は、図3のIV矢視図である。図4においては、間隙形成部材51等の図示を省略している。
図4に示すように、隔壁61には、第1溝部60a内と第2溝部60b内とを連通する開口62が形成されている。開口62は、溝部60a,60bの延在方向における隔壁61の両端にそれぞれ形成されている。開口62は、第1溝部60a内と第2溝部60b内との間で現像剤を循環させる。
図4に示すように、隔壁61には、第1溝部60a内と第2溝部60b内とを連通する開口62が形成されている。開口62は、溝部60a,60bの延在方向における隔壁61の両端にそれぞれ形成されている。開口62は、第1溝部60a内と第2溝部60b内との間で現像剤を循環させる。
第1溝部60a内には、第1ミキサ41が配置されている。第2溝部60b内には、第2ミキサ42が配置されている。第1ミキサ41及び第2ミキサ42は、互いに平行に配置されている。第1ミキサ41は、現像剤を攪拌する現像剤攪拌部として機能する。第2ミキサ42は、現像剤を現像ローラ43に供給する現像剤供給部として機能する。
図3に示すように、第2ミキサ42の上方には、現像ローラ43が配置されている。現像ローラ43は、筐体40に支持されている。現像ローラ43は、現像剤を磁性体の磁力で担持している。現像ローラ43は、第1ミキサ41及び第2ミキサ42と平行に配置されている。現像ローラ43は、感光体ドラム14(図2参照)と対向する。現像ローラ43は、第2溝部60bの開口に沿って配置されている。以下、現像ローラ43の軸方向を「ローラ軸方向Vg」という。
現像ローラ43は、軸部43aと、複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2と、スリーブ43bと、を備える。軸部43a及び複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2は、筐体40に対して相対回転不能に設けられている。スリーブ43bは、軸部43a及び複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2に対して図中の矢印J1が指向する方向に回転可能に設けられている。以下では、スリーブ43bの回転方向(現像ローラ43の回転方向)を「ローラ回転方向J1」という。
軸部43aは、ローラ軸方向Vgに延在している。軸部43aの両端部は、筐体40に固定されている。
複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2は、軸部43aに固定されている。複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2は、軸部43aの周方向に間隔をあけて定位置で固定されている。例えば、複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2は、磁石である。複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2は、現像極N1、第1搬送極S1、剥離極N2、掴み極N3及び第2搬送極S2である。現像極N1は、現像ローラ43上に担持する現像剤を感光体ドラム14に近接させるようスリーブ43bを挟んで感光体ドラム14と対向する。複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2は、現像極N1を基準として、ローラ回転方向J1の下流へ、第1搬送極S1、剥離極N2、掴み極N3、第2搬送極S2の順に配置されている。現像極N1、剥離極N2及び掴み極N3は、N極である。第1搬送極S1及び第2搬送極S2は、S極である。
第1搬送極S1は、現像ローラ43が感光体ドラム14と対向する位置に対してローラ回転方向J1の下流側に位置する。第1搬送極S1は、筐体40の内部においてローラ回転方向J1の最上流部に位置する。
スリーブ43bは、軸部43aと、複数の磁極部N1,S1,N2,N3,S2と、を内包する円筒状に形成されている。スリーブ43bは、不図示の駆動源によって回転可能である。
現像剤は、スリーブ43bの回転とともに現像ローラ43上を移動する。現像剤は、磁極部N1,S1,N2,N3,S2上を通過する際に磁力によって穂立つ。現像剤が穂立つことによって、現像剤からトナーが分離されてトナークラウドが生じる。トナークラウドは、トナー飛散の一因となる。
現像剤は、掴み極N3の磁力によって現像ローラ43に付着する。現像ローラ43に付着した現像剤は、第2搬送極S2を経て現像極N1へと搬送される。現像ローラ43は、現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム14に供給する。感光体ドラム14の表面上には、トナーによって現像画像(トナー像)が形成される。現像剤は、感光体ドラム14の表面上に現像画像が形成された後、第1搬送極S1を経て剥離極N2へと搬送される。現像ローラ43に付着している現像剤は、剥離極N2と掴み極N3との磁力の反発によって、現像ローラ43から剥離される。
カバー70は、現像剤収容部60の上部開口を塞ぐように設けられている。カバー70は、第1カバー71及び第2カバー72を備える。
第1カバー71は、第1溝部60aの上部開口を塞いでいる。第1カバー71は、隔壁61の上端に接続し上下方向に延びる壁部73を備える。壁部73は、現像ローラ43に対して水平方向に対向している。壁部73の上端面には、下方に向かって窪む凹部73aが形成されている。
第2カバー72は、第2溝部60bの上部開口を塞ぐように、第2溝部60bの上方に配置されている。第2カバー72は、第1カバー71の壁部73の上端部から、現像ローラ43の上方に延びている。第2カバー72は、現像ローラ43に対して上下方向に対向している。第2カバー72は、現像剤収容部60との間に、上述した開口部45を形成している。開口部45は、現像ローラ43を挟んで第1カバー71の壁部73とは反対側に形成されている。現像ローラ43は、開口部45を介して感光体ドラム14に対向している。
図5は、実施形態の第2カバー72を示す斜視図である。
図5に示すように、第2カバー72は、本体部74、保持部75及び係合部76を備える。例えば、本体部74、保持部75及び係合部76は、同一の部材で一体に形成されている。本体部74は、ローラ軸方向Vgに延在する板状に形成されている。本体部74は、現像ローラ43(図3参照)の少なくとも一部を上方から覆う。
図5に示すように、第2カバー72は、本体部74、保持部75及び係合部76を備える。例えば、本体部74、保持部75及び係合部76は、同一の部材で一体に形成されている。本体部74は、ローラ軸方向Vgに延在する板状に形成されている。本体部74は、現像ローラ43(図3参照)の少なくとも一部を上方から覆う。
保持部75は、本体部74から現像ローラ43に向けて延出している。保持部75は、本体部74と現像ローラ43との間に間隙形成部材51を保持する(図3参照)。保持部75は、ローラ軸方向Vgに間隔をあけて配置された複数のリブ77を備える。複数のリブ77は、現像ローラ43側から見て、ローラ軸方向Vgと直交する方向に直線状に延在している。複数のリブ77には、間隙形成部材51を受け入れる凹部77aが形成されている。各凹部77aは、各リブ77における現像ローラ43に対向する端縁に形成されている。複数の凹部77aは、ローラ軸方向Vgから見て互いに同じ位置で同形に形成されている。複数のリブ77のうちローラ軸方向Vgの外側のリブ77には、切欠き77bが形成されている。切欠き77bは、ローラ軸方向Vgと平行な方向に開口している。切欠き77bは、リブ77を挟んでローラ軸方向Vgで隣り合う空間同士を連通する。
図3に示すように、係合部76は、本体部74から第1カバー71の壁部73の凹部73aに入り込むように延出している。第2カバー72は、係合部76によって、第1カバー71に脱着可能に取り付けられる。
筐体40の開口部45には、ドクターブレード46及びシールド部47が設けられている。ドクターブレード46及びシールド部47は、現像剤収容部60に設けられている。ドクターブレード46は、開口部45におけるローラ回転方向J1の上流側に設けられている。ドクターブレード46は、現像ローラ43の表面に沿うように配置され、現像ローラ43に担持される現像剤の層厚を規制する。シールド部47は、現像装置13から感光体ドラム14(図2参照)への空気の流れを遮蔽する。シールド部47は、ドクターブレード46と感光体ドラム14との間に設けられている。シールド部47は、ドクターブレード46と現像ローラ43との隙間を塞ぐように現像剤収容部60から延出している。
間隙形成部材51は、現像ローラ43と第2カバー72との間に配置されている。例えば、間隙形成部材51は、樹脂材料や金属材料等により形成されている。例えば、間隙形成部材51を形成する樹脂材料は、硬質樹脂等である。間隙形成部材51は、ローラ軸方向Vgに延在する平板状に形成されている。間隙形成部材51は、第2カバー72の本体部74と略平行に配置されている。間隙形成部材51は、第2カバー72の複数のリブ77の凹部77aに配置されている。間隙形成部材51は、複数のリブ77に対し、接着や係合、嵌合等により取り付けられている。
間隙形成部材51は、現像ローラ43に面する第1面51aと、筐体40に面する第2面51bと、を備える。間隙形成部材51は、現像ローラ43との間に第1間隙G1を形成している。間隙形成部材51の第1面51aは、平面であって、第1間隙G1を挟んで現像ローラ43と対向している。間隙形成部材51は、第2カバー72との間に第2間隙G2を形成している。間隙形成部材51の第2面51bは、平面であって、第2間隙G2を挟んで第2カバー72の本体部74と対向している。
第1間隙G1は、第1開口E1及び第2開口E2を有する。第1開口E1は、第1間隙G1におけるローラ回転方向J1の上流側端部の開口である。第1開口E1の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材51の第1面51aにおけるローラ回転方向J1の上流側の端縁から、現像ローラ43の表面の最も近い位置に延びる直線上である。第2開口E2は、第1間隙G1におけるローラ回転方向J1の下流側端部の開口である。第2開口E2の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材51の第1面51aにおけるローラ回転方向J1の下流側の端縁から、現像ローラ43の表面の最も近い位置に延びる直線上である。
第2間隙G2は、第3開口E3(下流側開口)及び第4開口E4(上流側開口)を有する。第3開口E3は、第2間隙G2におけるローラ回転方向J1の下流側端部の開口である。第3開口E3の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材51の第2面51bにおけるローラ回転方向J1の下流側の端縁から、筐体40の内面の最も近い位置に延びる直線上である。第4開口E4は、第2間隙G2におけるローラ回転方向J1の上流側端部の開口である。第4開口E4の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材51の第2面51bにおけるローラ回転方向J1の上流側の端縁から、筐体40の内面の最も近い位置に延びる直線上である。第3開口E3及び第4開口E4において、筐体40と間隙形成部材51との間隔は、0.5mm以上である。第2間隙G2の全体において、筐体40と間隙形成部材51との間隔は、0.5mm以上5.0mm以下であることが好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。
図6は、実施形態の保持部75の一例を示す平面図である。
図6に示すように、第2間隙G2は、複数のリブ77によって複数の空間G2aに区画されている。第3開口E3及び第4開口E4は、ローラ軸方向Vgに連続している。第3開口E3は、全ての空間G2aに設けられている。第4開口E4は、複数の空間G2aのうちローラ軸方向Vgの中央部の空間G2aに設けられている。ローラ軸方向Vgにおける第3開口E3の寸法WIは、ローラ軸方向Vgにおける現像ローラ43の長さと同じである。例えば、第3開口E3の寸法WIは、310mm程度である。ローラ軸方向Vgにおいて、第3開口E3の寸法WIは、第4開口E4の寸法WOよりも大きい(WI>WO)。例えば、第4開口E4の寸法WOと第3開口E3の寸法WIとの比WO/WIは、0.5以上0.8以下である。
図6に示すように、第2間隙G2は、複数のリブ77によって複数の空間G2aに区画されている。第3開口E3及び第4開口E4は、ローラ軸方向Vgに連続している。第3開口E3は、全ての空間G2aに設けられている。第4開口E4は、複数の空間G2aのうちローラ軸方向Vgの中央部の空間G2aに設けられている。ローラ軸方向Vgにおける第3開口E3の寸法WIは、ローラ軸方向Vgにおける現像ローラ43の長さと同じである。例えば、第3開口E3の寸法WIは、310mm程度である。ローラ軸方向Vgにおいて、第3開口E3の寸法WIは、第4開口E4の寸法WOよりも大きい(WI>WO)。例えば、第4開口E4の寸法WOと第3開口E3の寸法WIとの比WO/WIは、0.5以上0.8以下である。
図7は、図3の要部拡大図である。なお、図7では、図3において仮想線で図示したリブ77を省略している。
図7に示すように、第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材51との間隔は、ローラ軸方向Vgから見て、第1開口E1と第2開口E2との間の1箇所において最小となっている。第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材51との間隔は、ローラ軸方向Vgから見て、略一定になっている。第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材51との最小間隔をH1とし、第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材51との最小間隔をH2とすると、H1/H2<5の関係を満たしている。また、現像ローラ43の半径をRとしたとき、H1/R<2/3の関係を満たしている。例えば、現像ローラ43の半径を9mmとすると、最小間隔H1は、6mm以下が望ましい。
図7に示すように、第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材51との間隔は、ローラ軸方向Vgから見て、第1開口E1と第2開口E2との間の1箇所において最小となっている。第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材51との間隔は、ローラ軸方向Vgから見て、略一定になっている。第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材51との最小間隔をH1とし、第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材51との最小間隔をH2とすると、H1/H2<5の関係を満たしている。また、現像ローラ43の半径をRとしたとき、H1/R<2/3の関係を満たしている。例えば、現像ローラ43の半径を9mmとすると、最小間隔H1は、6mm以下が望ましい。
ガイド部54は、第4開口E4を介して第2間隙G2から排出される気流を第1間隙G1に向ける。ガイド部54は、筐体40の開口部45におけるローラ回転方向J1の下流側に設けられている。ガイド部54は、間隙形成部材51よりもローラ回転方向J1の上流側に設けられている。ガイド部54は、第4開口E4を現像ローラ43の径方向外側、かつローラ回転方向J1の上流側から覆うように設けられている。ガイド部54は、筐体40の第2カバー72の本体部74におけるローラ回転方向J1の上流側の端部から、現像ローラ43に向けて延びている。本実施形態では、ガイド部54は、第2カバー72の本体部74と同一の部材で一体的に形成されている。ガイド部54の先端は、現像ローラ43から離反している。ガイド部54は、第2間隙G2の第4開口E4に面するガイド面54aを備える。ガイド面54aは、ガイド部54によって案内される気流と接触するガイド部54の内面である。ローラ軸方向Vgから見た断面視で、ガイド面54aの先端から間隙形成部材51に最短距離で延びる仮想線分Sの垂線は、現像ローラ43の表面、および第1間隙G1の少なくともいずれか一方に交差している。
ローラ軸方向Vgから見た断面視で、基準線である第1仮想直線L1と、ガイド面54aを通る第2仮想直線L2とを設定する。第2仮想直線L2は、ガイド面54aの現像ローラ43側の端部における接線である。第1仮想直線L1は、第2仮想直線L2と現像ローラ43の表面との交点P1と、現像ローラ43の回転中心Cpと、を通る仮想直線である。以下、ローラ軸方向Vgから見て、第1仮想直線L1と第2仮想直線L2とのなす角度D1を「ガイド面の角度D1」という。
第2仮想直線L2は、ガイド面54aから現像ローラ43の回転中心Cpよりも第1間隙G1側に延びている。ガイド面54aの角度D1は、プラス30度以上90度以下であることが好ましい。ガイド面54aの角度D1は、プラス45度以上であることがさらに好ましい。
次に、現像装置の周辺の空気の流れを説明する。
図8は、実施形態の現像装置13の周辺の空気の流れを説明するための側面図である。図9は、実施形態の現像装置13の周辺の空気の流れを説明するための平面図である。
図8に示すように、一の現像装置13(左側の現像装置13)の周辺の空気は、中間転写体10の回転方向(矢印A1方向)下流側に隣り合う他の現像装置13(右側の現像装置13)、及び中間転写体10との間の空間を矢印A2方向に流れる。
図8は、実施形態の現像装置13の周辺の空気の流れを説明するための側面図である。図9は、実施形態の現像装置13の周辺の空気の流れを説明するための平面図である。
図8に示すように、一の現像装置13(左側の現像装置13)の周辺の空気は、中間転写体10の回転方向(矢印A1方向)下流側に隣り合う他の現像装置13(右側の現像装置13)、及び中間転写体10との間の空間を矢印A2方向に流れる。
図9に示すように、現像装置13と中間転写体10(図8参照)との間の空間において、ローラ軸方向Vgの中央部の領域AR1と、ローラ軸方向Vgの端部の領域AR2,AR3と、を設定する。以下、ローラ軸方向Vgの中央部の領域AR1を「中央部領域AR1」、ローラ軸方向Vgの端部の領域AR2,AR3を「端部領域AR2,AR3」という。
例えば、ローラ軸方向Vgにおいて、端部領域AR2,AR3の寸法は、中間転写体10の寸法の15%以上20%以下である。例えば、ローラ軸方向Vgにおいて、中間転写体10の寸法を330mm、現像ローラ43の寸法を310mmとすると、端部領域AR2,AR3の寸法は、現像ローラ43の端部から30mm以上45mm以下に相当する。
現像装置13と中間転写体10(図8参照)との間の空間において、中央部領域AR1と端部領域AR2,AR3とでは、空気の流れが異なる。中央部領域AR1において、現像装置13の周辺の空気は、現像装置13と中間転写体10との間の空間を矢印A3a方向に流れる。
図8に示すように、中央部領域AR1(図9参照)において、現像装置13の周辺の空気は、中間転写体10の近傍では中間転写体10の回転方向(矢印A1方向)と同一方向に流れる。一方、中央部領域AR1において、現像装置13の周辺の空気は、現像装置13の近傍では中間転写体10の回転方向(矢印A1方向)と逆方向に流れる。すなわち、中央部領域AR1において、現像装置13の周辺の空気は、現像装置13と中間転写体10との間の空間を矢印A2方向に循環する。仮に、中央部領域AR1において、トナーを含む空気が現像装置13外に漏れ出しても、トナーは中間転写体10に運ばれ易いため、帯電器15などの機能部品が汚れる可能性は低い。
図9に示すように、端部領域AR2,AR3においては、中間転写体10(図8参照)の回転方向(矢印A1方向)と直交する方向(ローラ軸方向Vgと平行な方向)の成分が加わった空気の流れがある。端部領域AR2,AR3において、現像装置13の周辺の空気は、現像装置13と中間転写体10との間の空間を矢印A3b方向または矢印A3c方向に流れる。仮に、端部領域AR2,AR3において、トナーを含む空気が現像装置13外に漏れ出すと、トナーは中間転写体10に運ばれ難いため、帯電器15などの機能部品が汚れる可能性は高い。
次に、現像装置13における空気の流れを説明する。
図10は、実施形態の現像装置13における空気の流れを説明するための断面図である。図10は、図7に相当する図である。
図10に示すように、現像ローラ43が矢印J1方向に回転することによって、現像ローラ43の表面に担持された現像剤が筐体40内に空気を巻き込む。すると、第1間隙G1において矢印Q1,Q2方向への風の流れが生じ、筐体40内に空気が流入する。筐体40内に空気が流入すると、筐体40内の圧力が高まる。
図10は、実施形態の現像装置13における空気の流れを説明するための断面図である。図10は、図7に相当する図である。
図10に示すように、現像ローラ43が矢印J1方向に回転することによって、現像ローラ43の表面に担持された現像剤が筐体40内に空気を巻き込む。すると、第1間隙G1において矢印Q1,Q2方向への風の流れが生じ、筐体40内に空気が流入する。筐体40内に空気が流入すると、筐体40内の圧力が高まる。
ここで、上述したように、第1間隙G1の最小間隔H1、及び第2間隙G2の最小間隔H2に関し、H1/H2<5を満たしている(図7参照)。このため、第2間隙G2の流路断面積は、第1間隙G1の流路断面積よりも十分に小さくならない。これにより、第2間隙G2における流路抵抗は、第1間隙G1における流路抵抗よりも十分に小さくならない。よって、筐体40内の圧力が高まると、筐体40内の空気は、第1間隙G1を逆流せず、第2間隙G2を通って筐体40外に向けて流れようとする。すなわち、筐体40内の圧力が高まると、第1間隙G1の第2開口E2から第2間隙の第3開口E3を経て第4開口E4へ向かう矢印Q3方向への空気の流れが生じる。
矢印Q3方向への空気の流れは、筐体40内のトナーを巻き込んで、第2間隙G2の第4開口E4から矢印Q4方向へ排出される。このとき、トナーを含む空気は、ガイド部54によって第1間隙G1に向けられるため、トナーを含む空気のほとんどは第1間隙G1に再び流入する。
第1間隙G1に流入したトナーを含む空気は、筐体40内を、矢印Q1方向、矢印Q2方向、矢印Q3方向、矢印Q4方向の順に流れる。すなわち、第1間隙G1及び第2間隙G2によって、筐体40内にトナーを含む空気の流れの循環路が形成される。
以上に説明したように、本実施形態の現像装置13は、筐体40と、現像ローラ43と、間隙形成部材51と、ガイド部54と、を持つ。間隙形成部材51は、現像ローラ43の現像極N1に対してローラ回転方向J1の下流側に設けられる。間隙形成部材51は、現像ローラ43との間に第1間隙G1を形成するとともに筐体40との間に第2間隙G2を形成する。ガイド部54は、第2間隙G2の第4開口E4を介して第2間隙G2から排出される気流を第1間隙G1に向ける。ローラ軸方向Vgから見て、第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材51との最小間隔をH1とし、第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材51との最小間隔をH2としたとき、H1/H2<5の関係を満たす。
この構成により、間隙形成部材51回りの空気の流れに関し、第2間隙G2における流路抵抗が第1間隙G1における流路抵抗よりも十分に小さくなることを抑制できる。このため、現像ローラ43の表面に担持された現像剤が筐体40内に空気を巻き込み、筐体40内の圧力が高まった際に、筐体40内の空気は第2間隙G2に向かって流れる。第2間隙G2に流れた空気は、第4開口E4から排出され、ガイド部54よって第1間隙G1に向かって流れる。これにより、筐体40内で間隙形成部材51の周囲に、トナーを含む空気の流れの循環路が形成される。よって、トナーを含む空気が現像装置13外に噴き出ることを抑制することができる。したがって、現像装置13外へのトナーの飛散を抑制することができる。そして、帯電器15等の機能部品の汚濁による画像欠陥の発生が抑制された画像形成装置1を提供できる。
この構成により、間隙形成部材51回りの空気の流れに関し、第2間隙G2における流路抵抗が第1間隙G1における流路抵抗よりも十分に小さくなることを抑制できる。このため、現像ローラ43の表面に担持された現像剤が筐体40内に空気を巻き込み、筐体40内の圧力が高まった際に、筐体40内の空気は第2間隙G2に向かって流れる。第2間隙G2に流れた空気は、第4開口E4から排出され、ガイド部54よって第1間隙G1に向かって流れる。これにより、筐体40内で間隙形成部材51の周囲に、トナーを含む空気の流れの循環路が形成される。よって、トナーを含む空気が現像装置13外に噴き出ることを抑制することができる。したがって、現像装置13外へのトナーの飛散を抑制することができる。そして、帯電器15等の機能部品の汚濁による画像欠陥の発生が抑制された画像形成装置1を提供できる。
さらに、従来、現像装置外へのトナーの飛散を低減するために、飛散したトナーを回収するためのフィルタやファン等を設ける構成がある。しかし、製品寿命を迎える前にトナーを捕捉するフィルタが目詰まりする可能性がある。また、フィルタを設けることはファン及びダクトも設ける必要があり、装置が大型化する可能性がある。本実施形態によれば、フィルタを設ける必要がないため、メンテナンス性が向上するとともに、装置の大型化を回避する上で好適である。
また、現像ローラ43の半径をRとしたとき、H1/R<2/3の関係を満たす。この構成によれば、現像ローラ43の表面の曲率半径に対して、現像ローラ43と間隙形成部材51との間隔が大きくなりすぎることを抑制できる。このため、現像ローラ43の表面に担持された現像剤が第1間隙G1において筐体40内に空気を巻き込む際に、間隙形成部材51の表面近傍の空気も筐体40内に巻き込むことができる。よって、筐体40内で間隙形成部材51の周囲に、トナーを含む空気の流れの循環路を確実に形成することができる。したがって、現像装置13外へのトナーの飛散を抑制することができる。
また、ローラ軸方向Vgにおける第2間隙G2の第4開口E4の寸法WOは、ローラ軸方向Vgにおける第3開口E3の寸法WIよりも小さい。この構成によれば、第4開口E4の寸法WOが第3開口E3の寸法WI以上の場合(WI≦WO)と比較して、トナーを含む空気の流れが中央部領域AR1に集中しやすい。すなわち、トナーを含む空気の流れが端部領域AR2,AR3に向かうことを抑制することができる。仮に、中央部領域AR1において、トナーを含む空気が現像装置13外に漏れ出しても、トナーは中間転写体10に運ばれ易いため、帯電器15などの機能部品が汚れる可能性は低い。したがって、帯電器15などの機能部品の汚濁を抑制することができる。
さらに、上述した寸法WO,WIは、0.5≦WO/WI≦0.8の関係を満たす。WO/WIが0.5未満の場合、トナーを含む空気の流れが端部領域AR2,AR3に向かう可能性が高くなる。WO/WIが0.5未満の場合、第4開口E4の寸法WOが狭すぎて現像装置13内の空気の排出が不十分となり、現像装置13内の圧力が高まり過ぎることが原因と推定される。一方、WO/WIが0.8を超える場合、第4開口E4の寸法WOが広すぎてしまい、トナーを含む空気の流れを中央部領域AR1に集中させることが困難となる。本実施形態によれば、WO/WIが0.5以上0.8以下であることによって、トナーを含む空気の流れが中央部領域AR1に集中するため、帯電器15などの機能部品の汚濁を抑制する上で好適である。
また、ガイド部54は、筐体40の第2カバー72の本体部74から現像ローラ43に向けて延出している。この構成によれば、ガイド部54を第2カバー72と同一の部材で一体に形成した場合、ガイド部材を別途設ける必要がない。したがって、部品点数を削減し、装置構成を簡素化することができる。
また、ガイド部54は、第2間隙G2から排出される気流が接触するガイド面54aを備える。ローラ軸方向Vgから見たガイド面54aの現像ローラ43側の端部における接線は、ガイド面54aから現像ローラ43の回転中心Cpよりも第1間隙G1に向かって延びている。この構成によれば、第2間隙G2から排出される空気を第1間隙G1に向けて確実に案内することができる。よって、現像装置13外へのトナーの飛散を抑制する上で好適である。
また、複数のリブ77によって、第2間隙G2が複数の空間G2aに区画されるため、複数の空間G2aにおいてトナーを含む空気をスムーズに流すことができる。複数の空間G2aにおいてトナーを含む空気がスムーズに流れると、筐体40内にトナーを含む空気の流れの循環路が形成され易い。したがって、トナーを含む空気が現像装置13外に噴き出ることをさらに効果的に抑制することができる。
本願発明者は、第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材51との最小間隔H1、及び第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材51との最小間隔H2と、不良発生印刷枚数との関係を確認した。不良発生印刷枚数は、帯電器等の機能部品においてトナーの汚濁が進行して、画像欠陥が発生するまでの印刷枚数である。なお、現像ローラ43の半径を、9mmとした。また、ガイド面54aの角度D1を60度とした。また、第4開口E4の寸法WOを200mmとした。
図11は、上述した最小間隔H1,H2と不良発生印刷枚数との関係を示す図である。不良発生印刷枚数が8万枚未満の場合「×」とし、不良発生印刷枚数が8万枚以上16万枚未満の場合「△」とし、不良発生印刷枚数が16万枚以上の場合「〇」としている。
図11に示すように、H1/H2<5とすることで、発生印刷枚数が8万枚以上となることが確認された。また、H1/R<2/3とすることで、発生印刷枚数が8万枚以上となることが確認された。
図11に示すように、H1/H2<5とすることで、発生印刷枚数が8万枚以上となることが確認された。また、H1/R<2/3とすることで、発生印刷枚数が8万枚以上となることが確認された。
以下、変形例について説明する。なお、以下で説明する以外の構成は、実施形態と同様である。
保持部75は、間隙形成部材51の側から見て、ローラ軸方向Vgと直交する方向に直線状に延在する複数のリブ77を備えることに限らない。例えば、保持部は、間隙形成部材51の側から見て、ローラ軸方向Vgと交差する方向に直線状に延在する複数のリブを備えていてもよい。
保持部75は、間隙形成部材51の側から見て、ローラ軸方向Vgと直交する方向に直線状に延在する複数のリブ77を備えることに限らない。例えば、保持部は、間隙形成部材51の側から見て、ローラ軸方向Vgと交差する方向に直線状に延在する複数のリブを備えていてもよい。
図12は、実施形態の保持部の変形例を示す平面図である。図12は、保持部175を間隙形成部材51(図3参照)の側から見た図6に相当する図である。
図12に示すように、保持部175は、複数のリブ177を備える。複数のリブ177は、間隙形成部材51(図3参照)の側から見て、第4開口E4の側ほどローラ軸方向Vgの中央に位置するように、ローラ軸方向Vgと交差する方向に直線状に延在している。複数のリブ177によって、第3開口E3と第4開口E4とを連通する複数の空間G2aが形成されている。複数のリブ177は、第2間隙G2(図3参照)を区画し、複数の空間G2aを形成する。ローラ軸方向Vgにおいて隣り合う2つのリブ177の間隔は、第4開口E4の側ほど狭くなっている。
図12に示すように、保持部175は、複数のリブ177を備える。複数のリブ177は、間隙形成部材51(図3参照)の側から見て、第4開口E4の側ほどローラ軸方向Vgの中央に位置するように、ローラ軸方向Vgと交差する方向に直線状に延在している。複数のリブ177によって、第3開口E3と第4開口E4とを連通する複数の空間G2aが形成されている。複数のリブ177は、第2間隙G2(図3参照)を区画し、複数の空間G2aを形成する。ローラ軸方向Vgにおいて隣り合う2つのリブ177の間隔は、第4開口E4の側ほど狭くなっている。
本変形例によれば、複数のリブ177によって、第2間隙G2が複数の空間G2aに区画されるため、複数の空間G2aにおいてトナーを含む空気をスムーズに流すことができる。複数の空間G2aにおいてトナーを含む空気がスムーズに流れると、筐体40内にトナーを含む空気の流れの循環路が形成され易い。したがって、トナーを含む空気が現像装置13外に噴き出ることをさらに効果的に抑制することができる。
ガイド部54は、筐体40の第2カバー72の本体部74と同一の部材で一体に形成されることに限らない。例えば、ガイド部の少なくとも一部は、第2カバー72の本体部74とは別体に形成されていてもよい。
図13は、実施形態のガイド部の第1変形例を示す断面図である。図13においては、断面ハッチングを省略している。また、図13では、図7と同様に、リブ77の図示を省略している。
図13に示すように、ガイド部154は、延出部155と、ガイド板156と、を備える。延出部155は、筐体40の第2カバー72の本体部74におけるローラ回転方向J1の上流側の端部から現像ローラ43に向けて延出している。例えば、延出部155は、第2カバー72の本体部74と同一の部材で一体に形成されている。延出部155の先端は、現像ローラ43から離反している。
図13に示すように、ガイド部154は、延出部155と、ガイド板156と、を備える。延出部155は、筐体40の第2カバー72の本体部74におけるローラ回転方向J1の上流側の端部から現像ローラ43に向けて延出している。例えば、延出部155は、第2カバー72の本体部74と同一の部材で一体に形成されている。延出部155の先端は、現像ローラ43から離反している。
ガイド板156は、第2カバー72の本体部74とは別体に形成されている。ガイド板156は、延出部155の先端に取り付けられている。ガイド板156は、延出部155の先端から第1間隙G1に向けて延在する板状をなす。例えば、ガイド板156は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のシート材である。
ガイド板156は、第4開口E4を介して第2間隙G2から排出される空気を第1間隙G1に向ける。ガイド板156は、第2間隙G2の第4開口E4に面するガイド面156aを有する。ガイド面156aは、ガイド板156によって案内される気流と接触するガイド板156の内面である。ガイド板156は、現像ローラ43から離反している。ここで、上記実施形態と同様に第2仮想直線L2を定義すると、第2仮想直線L2は、ガイド面156aから現像ローラ43の回転中心Cpよりも第1間隙G1側に延びている。ガイド面156aの角度(不図示)は、プラス30度以上であることが好ましい。図示の例では、ガイド面156aの角度は、90度である。
間隙形成部材51とガイド板156との間隔は、ガイド板156が延出部155から突出する方向において、0.5mm以上であることが好ましい。これにより、第2間隙G2の第4開口E4から第1間隙G1に向かう空気の流れが悪化することを抑制できる。したがって、第4開口E4から排出された空気を、ガイド部154よって第1間隙G1に向けてスムーズに案内することができる。したがって、現像装置13外へのトナーの飛散を抑制することができる。
また、ガイド部154は、延出部155及びガイド板156を持つ。延出部155は、筐体40の第2カバー72の本体部74から現像ローラ43に向けて延出する。ガイド板156は、延出部155の先端から第1間隙G1に向けて延在する。これにより、延出部155を第2カバー72の本体部74と同一の部材で一体に形成した場合、延出部材を別途設ける必要がないため、部品点数を削減し、装置構成を簡素化することができる。加えて、ガイド板156を第2カバー72の本体部74とは別体に形成した場合、ガイド板156の向きを適正化しやすい。
図14は、実施形態のガイド部の第2変形例を示す断面図である。図14においては、断面ハッチングを省略している。また、図14では、図7と同様に、リブ77の図示を省略している。
なお、図14に示すように、ガイド板156は、延出部155の先端から第1間隙G1よりも現像ローラ43の径方向外側に向けて延在していてもよい。この構成であっても、上述したガイド部154と同様の作用効果を奏することができる。
なお、図14に示すように、ガイド板156は、延出部155の先端から第1間隙G1よりも現像ローラ43の径方向外側に向けて延在していてもよい。この構成であっても、上述したガイド部154と同様の作用効果を奏することができる。
間隙形成部材51は、平板状に形成されていることに限定されない。すなわち、間隙形成部材51の第1面51a及び第2面51bがそれぞれ単一の平面であることに限定されない。間隙形成部材の第1面及び第2面のうち少なくともいずれか一方は、曲面であってもよいし、平面及び曲面のうち少なくともいずれか一方を複数組み合せた面であってもよい。
図15は、実施形態の間隙形成部材の変形例を示す断面図である。図15においては、断面ハッチングを省略している。
図15に示すように、間隙形成部材151は、現像ローラ43に面する第1面151aと、筐体40に面する第2面151bと、を備える。間隙形成部材151の第1面151aは、現像ローラ43の表面に平行な曲面である。間隙形成部材151の第1面151aは、第1間隙G1を挟んで現像ローラ43と対向している。間隙形成部材151の第2面151bは、筐体40の第1カバー71の壁部73に面する平面と、第2カバー72の本体部74に対向する平面と、により構成されている。間隙形成部材151の第2面151bは、第2間隙G2を挟んで筐体40と対向している。
図15に示すように、間隙形成部材151は、現像ローラ43に面する第1面151aと、筐体40に面する第2面151bと、を備える。間隙形成部材151の第1面151aは、現像ローラ43の表面に平行な曲面である。間隙形成部材151の第1面151aは、第1間隙G1を挟んで現像ローラ43と対向している。間隙形成部材151の第2面151bは、筐体40の第1カバー71の壁部73に面する平面と、第2カバー72の本体部74に対向する平面と、により構成されている。間隙形成部材151の第2面151bは、第2間隙G2を挟んで筐体40と対向している。
第1間隙G1は、第1開口E1及び第2開口E2を有する。第1開口E1は、第1間隙G1におけるローラ回転方向J1の上流側端部の開口である。第1開口E1の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材151の第1面151aにおけるローラ回転方向J1の上流側の端縁から、現像ローラ43の表面の最も近い位置に延びる直線上である。第2開口E2は、第1間隙G1におけるローラ回転方向J1の下流側端部の開口である。第2開口E2の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材151の第1面151aにおけるローラ回転方向J1の下流側の端縁から、現像ローラ43の表面の最も近い位置に延びる直線上である。
第2間隙G2は、第3開口E3(下流側開口)及び第4開口E4(上流側開口)を有する。第3開口E3は、第2間隙G2におけるローラ回転方向J1の下流側端部の開口である。第3開口E3の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材151の第2面151bにおけるローラ回転方向J1の下流側の端縁から、筐体40の内面の最も近い位置に延びる直線上である。第4開口E4は、第2間隙G2におけるローラ回転方向J1の上流側端部の開口である。第4開口E4の位置は、ローラ軸方向Vgから見た断面視で、間隙形成部材151の第2面151bにおけるローラ回転方向J1の上流側の端縁から、筐体40の内面の最も近い位置に延びる直線上である。
第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材151との間隔は、ローラ軸方向Vgから見て、略一定となっている。第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材151との間隔は、ローラ軸方向Vgから見て、第2カバー72の本体部74と間隙形成部材151との間で最小となっている。第1間隙G1における現像ローラ43と間隙形成部材151との最小間隔をH1とし、第2間隙G2における筐体40と間隙形成部材151との最小間隔をH2とすると、H1/H2<5の関係を満たしている。また、現像ローラ43の半径をRとしたとき、H1/R<2/3の関係を満たしている。
本変形例の間隙形成部材151によれば、実施形態の間隙形成部材51と同様に、第1間隙G1及び第2間隙G2によって、筐体40内にトナーを含む空気の流れの循環路が形成される。したがって、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ローラ軸方向から見て、第1間隙における現像ローラと間隙形成部材との最小間隔をH1とし、第2間隙における筐体と間隙形成部材との最小間隔をH2としたとき、H1/H2<5の関係を満たすことにより、筐体内で間隙形成部材の周囲に、トナーを含む空気の流れの循環路が形成される。よって、トナーを含む空気が現像装置外に噴き出ることを抑制することができる。したがって、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置、13…現像装置、40…筐体、43…現像ローラ、51…間隙形成部材、54,154…ガイド部、54a,156a…ガイド面、155…延出部、156…ガイド板、G1…第1間隙、G2…第2間隙、E3…第3開口(下流側開口)、E4…第4開口(上流側開口)、N1…現像極
Claims (5)
- 筐体と、
前記筐体の内部に回転可能に設けられ、現像極を有し、前記現像極の磁力によって担持する現像剤による現像を行う現像ローラと、
前記現像極に対して前記現像ローラの回転方向下流側に設けられ、前記現像ローラとの間に第1間隙を形成するとともに前記筐体との間に第2間隙を形成し、前記第2間隙は前記現像ローラの回転方向上流側の上流側開口を有する、間隙形成部材と、
前記間隙形成部材よりも前記現像ローラの回転方向上流側に設けられ、前記上流側開口を介して前記第2間隙から排出される気流を前記第1間隙に向けるガイド部と、
を備え、
前記現像ローラの軸方向から見て、前記第1間隙における前記現像ローラと前記間隙形成部材との最小間隔をH1とし、前記第2間隙における前記筐体と前記間隙形成部材との最小間隔をH2としたとき、H1/H2<5の関係を満たす、
現像装置。 - 前記現像ローラの半径をRとしたとき、H1/R<2/3を満たす、
請求項1に記載の現像装置。 - 前記第2間隙は、前記現像ローラの回転方向下流側の下流側開口を有し、
前記軸方向における前記上流側開口の寸法は、前記軸方向における前記下流側開口の寸法よりも小さい、
請求項1または請求項2に記載の現像装置。 - 前記軸方向における前記上流側開口の寸法をWOとし、前記軸方向における前記下流側開口の寸法をWIとしたとき、0.5≦WO/WI≦0.8を満たす、
請求項3に記載の現像装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の現像装置を備える画像形成装置。
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