JP6056406B2 - カートリッジおよびカートリッジの製造方法 - Google Patents

カートリッジおよびカートリッジの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6056406B2
JP6056406B2 JP2012254787A JP2012254787A JP6056406B2 JP 6056406 B2 JP6056406 B2 JP 6056406B2 JP 2012254787 A JP2012254787 A JP 2012254787A JP 2012254787 A JP2012254787 A JP 2012254787A JP 6056406 B2 JP6056406 B2 JP 6056406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
communication port
developing
fixing
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012254787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014102403A (ja
Inventor
啓城 森
啓城 森
達夫 小笠原
達夫 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012254787A priority Critical patent/JP6056406B2/ja
Priority to CN201280076147.8A priority patent/CN104685420B/zh
Priority to PCT/JP2012/081126 priority patent/WO2014080538A1/ja
Publication of JP2014102403A publication Critical patent/JP2014102403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056406B2 publication Critical patent/JP6056406B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0896Arrangements or disposition of the complete developer unit or parts thereof not provided for by groups G03G15/08 - G03G15/0894
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/18Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
    • G03G21/1803Arrangements or disposition of the complete process cartridge or parts thereof
    • G03G21/181Manufacturing or assembling, recycling, reuse, transportation, packaging or storage
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/18Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
    • G03G21/1803Arrangements or disposition of the complete process cartridge or parts thereof
    • G03G21/1814Details of parts of process cartridge, e.g. for charging, transfer, cleaning, developing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/18Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
    • G03G21/1839Means for handling the process cartridge in the apparatus body
    • G03G21/1867Means for handling the process cartridge in the apparatus body for electrically connecting the process cartridge to the apparatus, electrical connectors, power supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装備されるカートリッジ、および、そのカートリッジの製造方法に関する。
電子写真方式が採用される画像形成装置として、現像剤を収容するカートリッジを備える画像形成装置が知られている。
このようなカートリッジにおいて、小型化を図りながら、より多くの現像剤を収容することが検討される。
例えば、容器本体に空気抜き孔を形成し、トナー投入時に容器内部の空気を外部へ流出させることで、トナー充填を円滑に行い、トナー容器の小型化を図ることが知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開平5−88546号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のトナー容器において、現像剤を担持する現像剤担持体や、現像剤担持体に電力を供給するための電極などの部品を設けながら、より一層の小型化を図ることが検討される場合がある。
この場合、容器本体において、空気抜き孔を設けるためのスペースを確保することが困難な場合がある。
そこで、本発明の目的は、電極部材など、筺体に支持される被支持部材を有するカートリッジであって、小型化を図ることができながら、筐体内により多くの現像剤を充填することができるカートリッジ、および、そのカートリッジの製造方法を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明のカートリッジは、内部に現像剤を収容するように構成される筐体と、現像剤を担持するように構成される現像剤担持体と、現像剤を現像剤担持体に供給するように構成される供給部材と、現像剤担持体および供給部材の少なくとも一方に電気的に接続される電極部材とを備える。
筐体には、現像剤を充填するための充填口と、電極部材を支持する支持部と、支持部に形成され、筐体の内部と外部とを連通させる連通口とが設けられている。
このような構成によれば、電極部材を支持する支持部に、筺体の内部と外部とを連通される連通口が形成されている。
そのため、支持部を利用して連通口を形成し、支持部と連通口とを別々に筐体に設ける場合と比べて、筐体の小型化を図ることができる。
ここで、筐体を小型化すると、その分、筐体内において現像剤を収容する空間が小さくなる。一方、カートリッジの印刷可能枚数を確保するためには、現像剤の充填量を確保する必要がある。そこで、小型化された筐体に、従来と同等か、または、より多くの充填剤を充填するために、筐体内の空間に対する現像剤の充填割合を向上させることが検討される。筐体内の空間に対する現像剤の充填割合を向上させると、現像剤の充填作業中に、筐体内の空気とともに現像剤が噴き出すおそれがある。
この点、本発明のカートリッジによれば、連通口から筐体内の空気を抜きながら、充填口を介して筺体の内部により多くの現像剤を充填することができる。
その結果、筺体に電極部材が支持されるカートリッジにおいて、小型化を図ることができながら、筐体内により多くの現像剤を充填することができる。
(2)また、筐体は、現像剤を収容するための現像剤収容部を有し、現像剤収容部を挟んで所定方向に間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁を含んでいてもよい。この場合、充填口は、第1側壁に形成され、現像剤収容部に連通され、支持部は、第1側壁に設けられていてもよい。
このような構成によれば、充填口と、連通口を有する支持部とが、ともに第1側壁に設けられている。
そのため、充填口から充填された現像剤が現像剤収容部の第2側壁側に貯留されるに従って、現像剤収容部内の空気は、現像剤収容部から第1側壁側へ抜ける。
その結果、現像剤収容部内に現像剤を充填するときに、現像剤収容部内に充填された現像剤が空気とともに連通口から洩れることを、抑制できる。
(3)また、連通口の所定方向外側端部は、充填口の所定方向外側端部よりも所定方向外側に配置されていてもよい。
このような構成によれば、現像剤収容部内に現像剤を充填するときに、現像剤収容部内に充填された現像剤が空気とともに連通口から洩れることを、より抑制できる。
(4)また、筐体は、現像剤担持体が配置される現像室を有してもよい。この場合、連通口は、現像室に連通されてもよい。
このような構成によれば、現像剤収容部内に現像剤を充填するときに、現像剤を現像剤収容部に充填しながら、現像剤収容部内の空気を現像室へ流し、その後、連通口を介して筐体の外部へ排出することができる。
そのため、現像剤収容部内により多くの現像剤を充填することができながら、筐体内の空気を外部に排出することができる。
(5)また、電極部材は、筐体に対して直接的または間接的に係止される係止部を備えてもよい。
このような構成によれば、カートリッジを組み立てるときに、電極部材を筐体に係止した状態で、現像剤収容部に現像剤を充填し、その後、電極部材を筐体に固定することができる。
そのため、現像剤収容部に現像剤が充填された後に、電極部材を筐体に係止し、固定する場合と比べて、カートリッジの組み立て作業中に現像剤収容部内の現像剤をこぼすことなどを防止することができる。
その結果、カートリッジの組み立て作業を円滑に実施することができる。
(6)また、本発明のカートリッジは、さらに、現像剤担持体および供給部材の少なくとも一方を回転可能に軸受する軸受部材を備えてもよい。この場合、軸受部材は、筐体に固定され、電極部材は、軸受部材に係止されてもよい。
このような構成によれば、軸受部材を筐体に固定し、電極部材を、軸受部材を介して筐体に係止した状態で、現像剤収容部に現像剤を充填することができる。
そのため、カートリッジを組み立てるときに、電極部材を、軸受部材を介して確実に筐体に係止することができる。
その結果、カートリッジの組み立て作業をより円滑に実施することができる。
(7)また、軸受部材は、支持部に係合される係合部を有してもよい。この場合、係合部は、連通口に連続される貫通穴を有してもよい。
このような構成によれば、軸受部材に貫通穴と、筺体の連通口とを連続させることにより、現像剤収容部から外部への距離をより長く設定することができる。
そのため、現像剤収容部内に現像剤を充填するときに、現像剤収容部内に充填された現像剤が空気とともに連通口から洩れることを、より一層抑制できる。
(8)また、電極部材は、その外面から内側へ凹む凹部を有してもよい。この場合、凹部には、係合部を露出させる露出穴が形成されていてもよい。
このような構成によれば、軸受部材の係合部を、電極部材の外面よりも内側に配置することができる。
そのため、現像剤の充填作業中に、微量の現像剤が空気とともに排出されたとしても、電極部材の外面が汚れることを抑制できる。
(9)また、本発明のカートリッジは、さらに、支持部と係合部との係合部分に対向される対向部材を備えてもよい。
このような構成によれば、対向部分により、支持部と係合部との係合部分から、現像剤収容部内の空気や現像剤が漏れることを抑制できる。
(10)また、電極部材は、現像剤担持体または供給部材に係止されてもよい。
このような構成によれば、電極部材を現像剤担持体や供給部材などに直接係止することにより、電極部材を筐体に係止するための部材を別途設けることなく、カートリッジを組み立てるときに、電極部材を、確実に筐体に係止することができる。
その結果、カートリッジの組み立て作業をより円滑に実施することができる。
(11)また、本発明のカートリッジは、さらに、電極部材を筐体に対して固定するための固定部材を備えてもよい。この場合、固定部材は、筐体の内面よりも外側において、連通口内に固定されてもよい。
このような構成によれば、固定部材が筐体の内面よりも内側に突出されることを確実に防止することができる。
その結果、現像剤収容部内に設けられるアジテータなどの部材に固定部材が干渉することを防止できる。
(12)本発明のカートリッジの製造方法は、充填工程と、固定工程とを含む。
充填工程では、内部に現像剤を収容するように構成され、現像剤を充填するための充填口と、被支持部材を支持する支持部と、支持部に形成され、内部と外部とを連通させる連通口とを有する筐体内に、連通口を介して筐体内の空気を抜きながら、充填口を介して現像剤を充填する。
固定工程では、支持部に被支持部材を固定するとともに、連通口を閉鎖する。
このような方法によれば、充填工程において、支持部に形成された連通口から筐体内の空気を抜きながら、充填口を介して筺体の内部により多くの現像剤を充填することができる。
そのため、支持部と連通口とを別々に筐体に設けたカートリッジを製造する場合と比べて小型化を図ることができながら、筐体内により多くの現像剤を充填することができる。
また、固定工程において、支持部に被支持部材を固定する作業を利用して、連通口を閉鎖することができる。
そのため、別途、連通口を閉鎖する工程を設けることなく、連通口を閉鎖することができる。
(13)また、固定工程において、被支持部材を筐体に対して固定するための固定部材を連通口内に固定することにより、連通口を閉鎖してもよい。
このような方法によれば、固定部材を利用して、部品点数を増加させることなく連通口を閉鎖することができる。
(14)また、固定工程において、被支持部材を支持部に支持した後、支持部を変形させることにより、被支持部材を支持部に固定するとともに、連通口を閉鎖してもよい。
このような方法によれば、支持部を変形させて被支持部材を固定する作業を利用して、別途、連通口を閉鎖する工程を設けることなく、連通口を閉鎖することができる。
(15)本発明のカートリッジは、内部に現像剤を収容するように構成される筐体と、筐体に支持される被支持部材とを備える。
筐体は、現像剤を充填するための充填口と、被支持部材を支持する支持部と、支持部に形成され、筐体の内部と外部とを連通させる連通口とを有する。
このような構成によれば、被支持部材を支持する支持部に、筺体の内部と外部とを連通される連通口が形成されている。
そのため、支持部を利用して連通口を形成し、支持部と連通口とを別々に筐体に設ける場合と比べて、筐体の小型化を図ることができる。
そして、連通口から筐体内の空気を抜きながら、充填口を介して筺体の内部により多くの現像剤を充填することができる。
その結果、筺体に支持される被支持部材を有するカートリッジにおいて、小型化を図ることができながら、筐体内により多くの現像剤を充填することができる。
本発明のカートリッジ、および、そのカートリッジの製造方法によれば、筺体に電極部材などの被支持部材が支持されるカートリッジにおいて、小型化を図ることができながら、筐体内により多くの現像剤を充填することができる。
図1は、本発明のカートリッジの一実施形態としての現像カートリッジが装着されるプリンタを示す中央断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジの右側面図である。 図3は、図1に示す現像カートリッジの右上側から見た分解斜視図である。 図4は、図1に示す現像カートリッジの左側から見た中央断面図である。 図5は、図3に示す軸受部材を示し、(a)は、右下側から見た斜視図であり、(b)は、左上側から見た斜視図である。 図6は、図2に示す現像カートリッジを示し、(a)は、A−A断面図であり、(b)は、B−B断面図であり、(c)は、C−C断面図である。 図7は、図2に示す現像カートリッジを示し、(a)は、D−D断面図であり、(b)は、E−E断面図である。なお、(a)では、現像電極および軸受部材のみ示し、(b)では、トナーキャップおよびアジテータが省略されている。 図8は、図2に示す現像カートリッジのF−F断面図であって、現像カートリッジの製造方法を説明する説明図であり、(a)は、充填工程を示し、(b)は、固定工程を示す。 図9は、第2実施形態の現像カートリッジの製造方法を説明する説明図であり、(a)は、充填工程を示し、(b)は、固定工程を示す。なお、図9は、図2におけるG−G断面に相当する。 図10は、第3実施形態の現像カートリッジの製造方法を説明する説明図であり、(a)は、充填工程を示し、(b)は、固定工程を示す。なお、図10は、図2におけるG−G断面に相当する。 図11は、第4実施形態の現像カートリッジの製造方法を説明する説明図であり、(a)は、充填工程を示し、(b)は、固定工程を示す。なお、図11は、図2におけるG−G断面に相当する。 図12は、第5実施形態の現像カートリッジの製造方法を説明する説明図であり、(a)は、充填工程を示し、(b)は、固定工程を示す。なお、図12は、図2におけるH−H断面に相当し、アジテータが省略されている。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、プリンタ1は、本体ケーシング2を備えている。また、プリンタ1は、本体ケーシング2の内部において、プロセスカートリッジ3と、スキャナユニット4と、定着ユニット5とを備えている。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上側が上側であり、紙面下側が下側である。また、図1の紙面左側が前側であり、図1の紙面右側が後側である。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。なお、上下方向は、第1方向の一例であり、前後方向は、第2方向の一例であり、左右方向は、第3方向の一例である。また、上側は、第1方向の一方側の一例であり、下側は、第1方向の他方側の一例である。また、前側は、第2方向の一方側の一例であり、後側は、第2方向の他方側の一例である。また、左側は、第3方向の一方側の一例であり、右側は、第3方向の他方側の一例である。
本体ケーシング2は、略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2には、カートリッジ開口部6と用紙開口部7とが形成され、カートリッジ開口部6を開閉するトップカバー8と、用紙開口部7を開閉する給紙カバー9とが設けられている。
カートリッジ開口部6は、後述するプロセスカートリッジ3を着脱するために、本体ケーシング2の上端部において上下方向に貫通形成されている。
用紙開口部7は、用紙Pを後述する用紙載置部23に載置するために、本体ケーシング2の前端部における下端部において前後方向に貫通形成されている。
トップカバー8は、プリンタ1の上端部において、後端部を支点として揺動可能に設けられている。
給紙カバー9は、プリンタ1の前端部において、下端部を支点として揺動可能に設けられている。
プロセスカートリッジ3は、本体ケーシング2の上下方向略中央において、本体ケーシング2に対して着脱可能に収容されている。プロセスカートリッジ3は、ドラムカートリッジ10と、ドラムカートリッジ10に対して着脱可能なカートリッジの一例としての現像カートリッジ11とを備えている。
ドラムカートリッジ10は、感光ドラム12と、転写ローラ13と、スコロトロン型帯電器14とを備えている。
感光ドラム12は、所定方向の一例としての左右方向に延びる略円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ10の後側部分に、回転可能に設けられている。
転写ローラ13は、感光ドラム12の後側に、回転可能に設けられている。転写ローラ13は、感光ドラム12に対して後側から圧接されている。
スコロトロン型帯電器14は、感光ドラム12の上側に間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ11は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ15と、供給部材の一例としての供給ローラ16と、層厚規制ブレード17とを備えている。
現像ローラ15は、現像フレーム31の後端部に、回転可能に設けられている。また、現像ローラ15は、感光ドラム12に対して前下側から接触されている。
供給ローラ16は、現像ローラ15の前下側に、回転可能に設けられている。また、供給ローラ16は、現像ローラ15に対して前下側から接触されている。
層厚規制ブレード17は、現像ローラ15の前上側に配置されている。層厚規制ブレード17は、現像ローラ15に前側から接触されている。
なお、現像カートリッジ11の後側半分部分が、現像ローラ15、供給ローラ16および層厚規制ブレード17を支持する現像室18である。また、現像カートリッジ11の前側半分部分が、現像剤の一例としてのトナーを収容する現像剤収容部の一例としてのトナー収容室19である。現像室18とトナー収容室19とは互いに連通されている。トナー収容室19内には、トナーを現像室18へ搬送するためのアジテータ20が設けられている。
スキャナユニット4は、本体ケーシング2の上下方向略中央において、プロセスカートリッジ3の前側に配置されている。スキャナユニット4は、感光ドラム12に向けて、画像データに基づくレーザービームLを出射し、感光ドラム12の周面を露光する。
定着ユニット5は、本体ケーシング2の後上側端部において、プロセスカートリッジ3の上側に配置されている。定着ユニット5は、加熱ローラ21と、加熱ローラ21に対して後上側から圧接される加圧ローラ22とを備えている。
そして、プリンタ1に印刷ジョブが入力され、画像形成動作が開始されると、トナー収容室19内のトナーは、供給ローラ16の回転により現像ローラ15に供給され、供給ローラ16と現像ローラ15との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード17によって厚さが規制されて、一定厚さの薄層として現像ローラ15の表面に担持される。
一方、感光ドラム12の表面は、スコロトロン型帯電器14によって一様に帯電された後、スキャナユニット4によって露光される。これにより、感光ドラム12の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ15に担持されるトナーが感光ドラム12の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム12の表面上にトナー像が担持される。
本体ケーシング2の底部に設けられる用紙載置部23に載置された用紙Pは、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム12と転写ローラ13との間に給紙される。そして、用紙Pには、感光ドラム12と転写ローラ13との間を通過するときに、トナー像が転写され、画像が形成される。
続いて、用紙Pは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、画像が熱定着される。その後、用紙Pは、トップカバー8に設けられる排紙トレイ24に排紙される。
このように用紙Pは、プリンタ1の画像形成動作において、用紙載置部23から排紙トレイ24へ、側面視略C字状に搬送される。
2.現像カートリッジの構成
図2および図3に示すように、現像カートリッジ11は、筐体の一例としての現像フレーム31と、現像フレーム31の右側に配置される被支持部材の一例としての給電ユニット32と、現像フレーム31の左側に配置される駆動ユニット33とを備えている。
なお、以下の現像カートリッジ11の説明において、方向について言及するときには、現像ローラ15が配置されている側を現像カートリッジ11の後側とし、層厚規制ブレード17が配置されている側を上側とする。すなわち、現像カートリッジ11に関する上下前後方向は、プリンタ1に関する上下前後方向と若干異なり、現像カートリッジ11は、その後側がプリンタ1の後上側、その前側がプリンタ1の前下側となるように、プリンタ1に装着されている。
(1)現像フレーム
現像フレーム31は、左右方向に延び、後側に向かって開放される略ボックス形状に形成されている。詳しくは、第1側壁の一例としての右壁34と、第2側壁の一例としての左壁35と、前壁36と、下壁37と、上壁38とを備えている。
右壁34と左壁35とは、上下前後に延びる側面視略矩形状に形成され、トナー収容室19を挟むように互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。また、右壁34および左壁35には、現像ローラ軸露出穴39と、供給ローラ軸露出穴40とが形成されている。
現像ローラ軸露出穴39は、右壁34および左壁35の後端部の上下方向略中央において、側面視略円形状に貫通形成されている。現像ローラ軸露出穴39の直径は、現像ローラ15の回転軸の外径よりも大径に形成されている。また、現像ローラ軸露出穴39は、後上側に向かって開放されている。なお、以下の説明において、現像ローラ15の回転軸を現像ローラ軸A1と記載する。
供給ローラ軸露出穴40は、右壁34および左壁35の下端部において、現像ローラ軸露出穴39の前下側に配置され、側面視略矩形状に貫通形成されている。供給ローラ軸露出穴40の内寸は、供給ローラ16の回転軸の外径よりも長く形成されている。また、供給ローラ軸露出穴40の後上側端部は、現像ローラ軸露出穴39の前下側端部に連通されている。なお、以下の説明において、供給ローラ16の回転軸を供給ローラ軸A2と記載する。
そして、現像ローラ軸A1の左右方向端部は、現像ローラ軸露出穴39から、右壁34および左壁35から左右方向外側へ露出されている。また、供給ローラ軸A2の左右方向端部は、供給ローラ軸露出穴40から、右壁34および左壁35から左右方向外側へ露出されている。なお、供給ローラ軸露出穴40内には、図示しないシール部材が嵌合されている。
また、右壁34は、複数の位置決め突起41と、複数の被係合部30と、支持部の一例としての固定部42と、充填口の一例としてのトナー充填口43と、充填ガイド部44と、キャップ固定部45とを有している。
複数の位置決め突起41のそれぞれは、現像ローラ軸露出穴39の後下側と、現像ローラ軸露出穴39の前上側と、固定部42の上側とに、1つずつ配置されている。位置決め突起41は、右壁34の右面から右側へ突出する略円柱形状に形成されている。
複数の被係合部30のそれぞれは、図2、図3および図6に示すように、現像ローラ軸露出穴39の下側と、現像ローラ軸露出穴39の上側と、供給ローラ軸露出穴40の前下側とに、1つずつ配置されている。現像ローラ軸露出穴39の下側に配置される被係合部30は、現像フレーム31の下端縁から上側へ凹む凹部として形成されている。現像ローラ軸露出穴39の上側に配置される被係合部30は、現像フレーム31の後端縁から前側へ凹む凹部として形成されている。供給ローラ軸露出穴40の前下側に配置される被係合部30は、現像フレーム31の下端縁から下側へ突出する凸部として形成されている。
固定部42は、図2および図3に示すように、供給ローラ軸露出穴40の上側に配置されている。固定部42は、右壁34の右面から右側へ突出する略円柱形状に形成されている。固定部42の右端部は、トナー充填口43よりも右側に配置されている。固定部42には、連通口46と、供給電極嵌合部47とが設けられている。
連通口46は、固定部42の径方向中央において、右壁34を貫通するように、側面視略円形状に形成されている。連通口46の左端部は、供給ローラ16の上側、かつ、現像ローラ15の前側において、現像室18内に連通されている。すなわち、連通口46は、現像フレーム31の内部と外部とを連通させる。
供給電極嵌合部47は、連通口46の周縁部から右側へ突出するように、連通口46と中心軸線を共有する略円筒形状に形成されている。供給電極嵌合部47の内径は、連通口46の直径と同径である。また、供給電極嵌合部47の外径は、固定部42の本体部分の外径よりも小径である。
トナー充填口43は、右壁34の後側半分において、供給ローラ軸露出穴40の後側に、トナー収容室19に連通されるように、側面視略円形状に貫通形成されている。トナー充填口43の内部には、アジテータ支持部48が設けられている。
アジテータ支持部48は、軸受部49と、複数の支柱50とを備えている。
軸受部49は、トナー充填口43の径方向略中央に配置されている。軸受部49は、略円環形状に形成されている。軸受部49には、アジテータ20の回転軸の右端部が回転可能に支持されている。なお、以下の説明において、アジテータ20の回転軸をアジテータ軸A3と記載する。
複数の支柱50のそれぞれは、トナー充填口43の周方向に互いに等間隔を隔てて、具体的には3つ、設けられている。支柱50は、軸受部49の径方向外側端部から径方向外側へ延びる略杆形状に形成され、その径方向外側端部においてトナー充填口43の内面に接続されている。
充填ガイド部44は、トナー充填口43の周縁部から右側へ突出する略円筒形状に形成されている。充填ガイド部44の内径は、トナー充填口43の直径と同径である。また、トナー充填口43の内面と、充填ガイド部44の内面とは、面一となっている。
キャップ固定部45は、充填ガイド部44の前上側に配置されている。キャップ固定部45は、右壁34の右面から右側に突出する略円柱形状に形成されている。
そして、充填ガイド部44の右端部には、トナーキャップ51が圧入されている。
トナーキャップ51は、圧入部52と、被固定部53とを備えている。また、トナーキャップ51には、薄肉部56が形成されている。
圧入部52は、左端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。圧入部52には、鍔部54が形成されている。
鍔部54は、圧入部52の右端部において、圧入部52の径方向外側へ突出し、圧入部52の周方向に延びる突条として形成されている。
被固定部53は、鍔部54の前端部から前側へ向かって突出する側面視略矩形の平板形状に形成されている。被固定部53には、係止穴55が形成されている。
係止穴55は、被固定部53のほぼ中央において、被固定部53を左右方向に貫通形成されている。係止穴55には、キャップ固定部45が挿入されている。
薄肉部56は、被固定部53と鍔部54との境界部分において、上下方向に延びる略直線形状に形成されている。薄肉部56は、被固定部53の右面および左面からノッチが形成されることにより、板厚が薄くなるように形成されている。
前壁36は、右壁34および左壁35の前端部間に一体的に架設されている。前壁36は、上下方向に延びる略平板形状に形成されている。
下壁37は、右壁34および左壁35の下端部間に一体的に架設されている。下壁37は、前壁36の下端部から連続して湾曲しながら前側へ延びる略平板形状に形成されている。
上壁38は、前後左右に延びる略平板形状に形成され、前壁36、右壁34および左壁35の上端部に上側から対向配置されている。上壁38は、その周縁部において、前壁36、右壁34および左壁35の上端部に対して、溶着などの方法により固定されている。
(2)給電ユニット
給電ユニット32は、図2および図3に示すように、供給電極61と、軸受部材62と、電極部材の一例としての現像電極63とを備えている。
(2−1)供給電極
供給電極61は、導電性の樹脂材料から、前上側と後下側とを結ぶ方向に延びる略杆形状に形成されている。供給電極61は、供給側接触部64と、連結部65と、供給ローラ軸挿通部66とを一体的に備えている。
供給側接触部64は、供給電極61の前上側端部に配置されている。供給側接触部64は、左右方向に延び、右端部が閉鎖され、左端部が開放された側面視略矩形の角筒形状に形成されている。
連結部65は、前上側と後下側とを結ぶ方向に延びる略クランク形の屈曲平板形状に形成されている。詳しくは、連結部65は、第1連結部67と、対向部材の一例としての嵌合部68と、第2連結部69とを備えている。
第1連結部67は、連結部65のうちの前上側半分を構成し、供給側接触部64の後端部の左端縁から後下側へ延びる略杆形状に形成されている。
嵌合部68は、第1連結部67の後下側端部に連続して設けられ、側面視略円形状に形成されている。また、嵌合部68には、供給側挿通穴70が形成されている。
供給側挿通穴70は、嵌合部68の径方向中央において、嵌合部68と中心を共有する側面視略円形状に貫通形成されている。供給側挿通穴70の直径は、固定部42の供給電極嵌合部47の外径よりも大径、かつ、固定部42の本体部分の外径よりも小径に形成されている。
第2連結部69は、屈曲された略杆形状に形成されている。詳しくは、第2連結部69は、嵌合部68の下端部から連続して下側へ延び、その下端部において左側へ屈曲されて左側へ延び、さらに、その左端部において後下側へ屈曲されて後下側へ延びている。
供給ローラ軸挿通部66は、第2連結部69の後下側端部に連続するように、供給電極61の後下側端部に配置されている。供給ローラ軸挿通部66は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。供給ローラ軸挿通部66の内径は、供給ローラ軸A2の外径よりもわずかに大径である。
(2−2)軸受部材
軸受部材62は、図3および図5に示すように、絶縁性の樹脂材料から、前上側と後下側とを結ぶ方向に長手の側面視略矩形の平板形状に形成されている。軸受部材62は、供給電極61や現像電極63よりも硬い材料によって形成されている。軸受部材62は、絶縁部81と、係合部の一例としての被固定部82と、軸受部83とを一体的に備えている。
絶縁部81は、軸受部材62の前上側端部に配置されている。絶縁部81は、左右方向に延び、右端部が閉鎖された側面視略L字形の角筒形状に形成されている。絶縁部81は、第1絶縁部84と第2絶縁部85とを備えている。
第1絶縁部84は、絶縁部81の前側部分であって、前後方向に厚みを有し、上下方向に長手の側面視略矩形状に形成されている。
第2絶縁部85は、絶縁部81の後側部分であって、上下方向に厚みを有し、第1絶縁部84の上端部から連続して後側へ延びる側面視略矩形状に形成されている。第2絶縁部85には、係合穴86が形成されている。
係合穴86は、第2絶縁部85の下壁を貫通するように、右側へ向かって開放される底面視略U字形状に形成されている。
被固定部82は、第1絶縁部84の前端部の左端縁、および、第2絶縁部85の下端部の左端縁から連続して、後下側へ延びる略平板形状に形成されている。被固定部82は、ねじ挿通穴89と、ねじ挿通部91と、被固定部側嵌合穴90とを有している。
ねじ挿通穴89は、軸受部材62の上下方向略中央において、側面視略円形状に貫通形成されている。ねじ挿通穴89の直径は、固定部42の連通口46の直径よりも大径である。
ねじ挿通部91は、ねじ挿通穴89の周縁部から右側へ突出するように、ねじ挿通穴89と中心軸線を共有する略円筒形状に形成されている。ねじ挿通部91は、その左端部においてねじ挿通穴89に連通されており、その内径は、ねじ挿通穴89の内径と同径である。ねじ挿通部91の内側空間は、ねじ挿通穴89とともに、貫通穴を構成する。
被固定部側嵌合穴90は、ねじ挿通穴89の上側において、前上側と後下側とを結ぶ方向に長手の長穴として貫通形成されている。前下側と後上側とを結ぶ方向における被固定部側嵌合穴90の長さは、位置決め突起41の外径よりもわずかに大径である。
軸受部83は、被固定部82の後下側に連続して設けられ、側面視略矩形の平板形状に形成されている。軸受部83は、現像ローラ軸挿通穴93と、複数の軸受部側嵌合穴95と、供給ローラ軸挿通穴96と、供給ローラ軸被覆部94と、複数の係合爪92とを有している。
現像ローラ軸挿通穴93は、軸受部83の後端部の上下方向略中央において、側面視略円形状に貫通形成されている。現像ローラ軸挿通穴93の直径は、現像ローラ軸A1の外径よりもわずかに大径に形成されている。
複数の軸受部側嵌合穴95は、現像ローラ軸挿通穴93の後下側と、現像ローラ軸挿通穴93の前上側とに、1つずつ配置されている。軸受部側嵌合穴95は、側面視略正方形状に形成されている。軸受部側嵌合穴95の内寸は、位置決め突起41の外径よりもわずかに大径である。
供給ローラ軸挿通穴96は、現像ローラ軸挿通穴93の前下側において、側面視略円形状に貫通形成されている。供給ローラ軸挿通穴96の内径は、供給ローラ軸A2の外径よりもわずかに大径に形成されている。
供給ローラ軸被覆部94は、供給ローラ軸挿通穴96の周縁部から右側へ突出し、供給ローラ軸挿通穴96と中心軸線を共有するように、右端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。供給ローラ軸被覆部94は、その左端部において供給ローラ軸挿通穴96に連通されており、その内径は、供給ローラ軸挿通穴96の内径と同径である。
複数の係合爪92のそれぞれは、軸受部83の上端部と、軸受部83の後下側端部と、軸受部83の前下側端部とに、1つずつ配置されている。軸受部83の上端部に配置される係合爪92は、軸受部83の左面から左側へ延び、その左端部において前側へ屈曲する略鉤形状に形成されている。軸受部83の後下側端部に配置される係合爪92は、軸受部83の左面から左側へ延び、その左端部において前上側へ屈曲する略鉤形状に形成されている。軸受部83の前下側端部に配置される係合爪92は、軸受部83の左面から左側へ延び、その左端部において後上側へ屈曲する略鉤形状に形成されている。
(2−3)現像電極
現像電極63は、図2および図3に示すように、導電性の樹脂材料から、前上側と後下側とを結ぶ方向に長手の側面視略矩形の平板形状に形成されている。現像電極63は、現像側接触部101と、被固定部102と、現像ローラ軸嵌合部103とを一体的に備えている。
現像側接触部101は、現像電極63の前上側端部に配置されている。現像側接触部101は、左右方向に延び、右端部が閉鎖された側面視略矩形の角筒形状に形成されている。現像側接触部101の右面には、本体ケーシング2内に設けられる本体電極111が右側から接触される。現像側接触部101は、係止部の一例としての係合突起104を備えている。
係合突起104は、現像側接触部101の左端部の上面から上側へ突出し、前後方向に延びる断面視略楔形状の突条として形成されている。
被固定部102は、現像側接触部101の下端部から連続して後下側へ延び、現像側接触部101と同等の左右方向長さを有する略ブロック形状に形成されている。被固定部102には、凹部の一例としてのねじ収容部106が形成されている。
ねじ収容部106は、現像側接触部101の下側において、被固定部102の右面から左側へ向かって凹むように、前下側へ向かって開放される側面視略矩形状の凹部として形成されている。ねじ収容部106の左右方向長さは、後述するねじ110の頭部の左右方向長さよりも長い。また、ねじ収容部106の内寸は、後述するねじ110の頭部の径方向長さよりも長い。また、ねじ収容部106の左壁には、露出穴の一例としての現像側挿通穴107が形成されている。
現像側挿通穴107は、ねじ収容部106の左壁の中央部を左右方向に貫通する側面視略円形状に形成されている。現像側挿通穴107の直径は、軸受部材62のねじ挿通部91の外径よりも大径に形成されている。
現像ローラ軸嵌合部103は、被固定部102の左端部から連続して後側へ延びる略平板形状に形成されている。現像ローラ軸嵌合部103には、挿通穴109が形成されている。また、現像ローラ軸嵌合部103は、現像ローラ軸被覆部108を備えている。
挿通穴109は、現像側挿通穴107の前下側において、側面視略円形状に貫通形成されている。挿通穴109の直径は、現像ローラ軸A1の外径よりもわずかに大径に形成されている。
現像ローラ軸被覆部108は、挿通穴109の周縁部から右側へ突出するように、挿通穴109と中心軸線を共有する略円筒形状に形成されている。現像ローラ軸被覆部108は、その左端部において挿通穴109に連通されており、その内径は、挿通穴109の内径と同径である。
(3)駆動ユニット
駆動ユニット33は、左壁35に支持されており、その内部に、本体ケーシング2から駆動力が入力される図示しないギア列を有している。なお、駆動ユニット33内の図示しないギア列は、現像ローラ軸A1の左端部、供給ローラ軸A2の左端部、および、アジテータ軸A3の左端部に対して、駆動伝達可能に連結されている。
3.現像カートリッジの製造
(1)現像フレームに対する部品の組み付け
現像カートリッジ11を製造するには、図3に示すように、まず、現像フレーム31に、現像ローラ15、供給ローラ16、層厚規制ブレード17、アジテータ20および駆動ユニット33を組み付け、さらに、給電ユニット32を組み付ける。
給電ユニット32を組み付けるには、まず、供給電極61を現像フレーム31に組み付ける。
供給電極61を現像フレーム31に組み付けるには、嵌合部68が固定部42の供給電極嵌合部47に固定部42の径方向外側から嵌合させるとともに、供給ローラ軸挿通部66が供給ローラ軸A2に供給ローラ軸A2の径方向外側から嵌合させる。
これにより、供給電極61は、供給ローラ軸A2に対して電気的に接続される。
次いで、軸受部材62を現像フレーム31に組み付ける。
軸受部材62を現像フレーム31に組み付けるには、供給電極61の供給ローラ軸挿通部66および連結部65に右側から重なるように、軸受部材62を現像フレーム31の右壁34に組み付ける。
このとき、現像ローラ軸挿通穴93に、現像ローラ軸A1を回転可能に挿通させ、供給ローラ軸被覆部94内に、供給ローラ軸A2を回転可能に嵌合させる。
また、後下側の軸受部側嵌合穴95内に、現像ローラ軸露出穴39の後下側に配置される位置決め突起41を嵌合させ、前上側の軸受部側嵌合穴95内に、現像ローラ軸露出穴39の前上側に配置される位置決め突起41を嵌合させ、被固定部側嵌合穴90内に、固定部42の上側に配置される位置決め突起41を嵌合させる。
また、上側の係合爪92を、現像ローラ軸露出穴39の上側に配置される被係合部30に係合させ、前下側の係合爪92を、供給ローラ軸露出穴40の前下側に配置される被係合部30に係合させ、後下側の係合爪92を、現像ローラ軸露出穴39の後下側に配置される被係合部30に係合させる。
これにより、軸受部材62は、現像ローラ15および供給ローラ16を回転可能に軸受けするとともに、現像フレーム31に固定される。
このとき、図8に示すように、ねじ挿通部91は、固定部42の右側に対向配置され、その左面は、固定部42の右面に対して右側から接触される。また、ねじ挿通部91および固定部42の内部空間は、左右方向に互いに連通される。
次いで、現像電極63を軸受部材62に組み付ける。
現像電極63を軸受部材62に組み付けるには、被固定部82および軸受部83に右側から重なるように、現像電極63を軸受部材62に組み付ける。
このとき、現像ローラ軸被覆部108を現像ローラ軸A1の右端部に外嵌させる。また、現像側挿通穴107内に、ねじ挿通部91を挿通させる。また、現像側接触部101を、軸受部材62の第1絶縁部84の後側、かつ、軸受部材62の第2絶縁部85の下側に配置するとともに、現像側接触部101の係合突起104を、第2絶縁部85の係合穴86に係合させる。
これにより、給電ユニット32の現像フレーム31への組み付けが完了する。現像電極63は、現像ローラ軸A1に対して電気的に接続されるとともに、供給電極61に対して絶縁される。
この状態において、供給電極61は、軸受部材62と現像フレーム31の右壁34との間に挟持されることにより、現像フレーム31からの離脱が規制される。また、現像電極63は、第2絶縁部85に対する係合突起104の係合、および、現像ローラ軸A1の右端部に対する現像ローラ軸被覆部108の嵌合により、現像フレーム31からの離脱が規制される。つまり、現像電極63は、軸受部材62を介して現像フレーム31に係止される。なお、軸受部材62は、複数の被係合部30に対する複数の係合爪92の係合により、現像フレーム31からの離脱が規制される。
(2)トナーの充填
次いで、現像カートリッジ11を製造するには、現像フレーム31内にトナーを充填する。
トナーを充填するには、まず、図8(a)に示すように、現像カートリッジ11を、トナー充填口43が上側へ向くように、その右端部を上側にして配置する。
そして、充填ノズルNを充填ガイド部44内に嵌合させて、トナーをトナー充填口43から現像カートリッジ11のトナー収容室19に充填する。
このとき、トナー収容室19内に充填されたトナーTは、図8(a)に仮想線で示すように、トナー収容室19内に貯留されるとともに、現像室18へ流入する。
一方、トナー収容室19内の空気は、トナー収容室19内にトナーTが貯留されるに従って、現像室18側へ押し出され、連通口46、ねじ挿通穴89およびねじ挿通部91を介して、現像フレーム31の外部へ排出される。
そして、図8(b)に示すように、トナー充填口43の近傍までトナーTが充填されると、トナー収容室19に対するトナーTの充填工程が完了する。
(3)給電ユニットの固定
次いで、現像カートリッジ11を製造するには、図8(b)に示すように、トナー充填口43にトナーキャップ51を装着した後、供給電極61、軸受部材62および現像電極63を、固定部材の一例としてのねじ110によって現像フレーム31に固定する。
詳しくは、ねじ110を、ねじ挿通部91およびねじ挿通穴89を介して、固定部42にねじ110を螺合させる。
このとき、ねじ110は、そのねじ山が連通口46の内周面に食い込むように、連通口46内にねじ込まれる。つまり、連通口46の内周面には、ねじ110が螺合された部分において、ねじ山が形成される。
そして、ねじ110の座面がねじ挿通部91の右端部に右側から当接されると、固定部42に対するねじ110の螺合が完了する。
このとき、ねじ110は、その軸の左側半分において、現像フレーム31の連通口46の右側半分内に螺合されている。また、ねじ110の頭部は、ねじ収容部106内に配置されている。また、連通口46は、ねじ110により閉鎖される。
これにより、供給電極61、軸受部材62および現像電極63の現像フレーム31に対する固定工程が完了し、現像フレームの製造が完了する。
4.作用効果
(1)この現像カートリッジ11によれば、図8に示すように、給電ユニット32を支持する固定部42に、現像フレーム31の内部と外部とを連通される連通口46が形成されている。
そのため、固定部42を利用して連通口46を形成し、固定部42と連通口46とを別々に現像フレーム31に設ける場合と比べて、現像フレーム31の小型化を図ることができる。
ここで、現像フレーム31を小型化すると、その分、トナー収容室19が小さくなる。一方、現像カートリッジ11の印刷可能枚数を確保するためには、トナーの充填量を確保する必要がある。そこで、小型化された現像フレーム31に、従来と同等か、または、より多くのトナーを充填するために、トナー収容室19に対するトナーの充填割合を向上させることが検討される。トナー収容室19に対するトナーの充填割合を向上させると、トナーの充填作業中に、現像フレーム31内の空気とともにトナーが噴き出すおそれがある。
この点、この現像カートリッジ11によれば、連通口46から現像フレーム31内の空気を抜きながら、トナー充填口43を介して現像フレーム31の内部により多くのトナーを充填することができる。
その結果、現像フレーム31に現像電極63が支持される現像カートリッジ11において、小型化を図ることができながら、現像フレーム31内により多くのトナーを充填することができる。
(2)この現像カートリッジ11によれば、図8に示すように、トナー充填口43と、連通口46を有する固定部42とが、ともに右壁34に設けられている。
そのため、トナー充填作業において、右壁34を上側にしてトナーを充填した場合には、トナー充填口43から充填されたトナーTは、その自重により、トナー収容室19内を落下する。
一方、トナー収容室19内の空気は、トナー収容室19内にトナーTが貯留されるに従って、連通口46を介して上側へ抜ける。
ここで、連通口46へ向かって上側へ向かう空気が、トナー充填口43から充填された落下途中のトナーTに作用し、落下途中のトナーTを巻き上げる場合がある。
しかし、この現像カートリッジ11によれば、連通口46がトナー充填口43と同じ右壁34に設けられているので、トナーTは、連通口46に到達する前に、その自重によって落下する。
これにより、トナー充填口43から充填されたトナーTが連通口46から漏れることを抑制しながら、トナー収容室19内の空気のみを、連通口46から効率よく排出することができる。
その結果、トナー収容室19内にトナーを充填するときに、トナー収容室19内に充填されたトナーが空気とともに連通口46から洩れることを、抑制できる。
(3)また、この現像カートリッジ11によれば、図8に示すように、トナー充填作業を実施するときに、連通口46の上端部は、トナー充填口43の上端部よりも上側に配置されている。
そのため、落下途中に巻き上げられたトナーTが連通口46に到達することを、より抑制できる。
これにより、トナー充填口43から充填されたトナーTが連通口46から漏れることを、より抑制できる。
その結果、トナー収容室19内にトナーを充填するときに、トナー収容室19内に充填されたトナーが空気とともに連通口46から洩れることを、より抑制できる。
(4)また、この現像カートリッジ11によれば、図4に示すように、連通口46は、現像室18に連通されている。
そのため、トナー収容室19内にトナーを充填するときに、トナーをトナー収容室19に充填しながら、トナー収容室19内の空気を現像室18へ流し、その後、連通口46を介して現像フレーム31の外部へ排出することができる。
しかも、現像室18は、内部に現像ローラ15や供給ローラ16が配置されているので、トナー収容室19に比べて内部の空間が小さい。
そのため、トナー収容室19から現像室18へのトナーの流入を抑制しながら、トナー収容室19内の空気を効率よく現像室18へ流すことができる。
その結果、トナー収容室19内により多くのトナーを充填することができながら、現像フレーム31内の空気を円滑に外部に排出することができる。
(5)また、この現像カートリッジ11によれば、図7に示すように、現像電極63は、その係合突起104において軸受部材62の係合穴86に係合され、図6に示すように、軸受部材62は、複数の係合爪92によって現像フレーム31に係止されている。
そのため、現像カートリッジ11を組み立てるときに、現像電極63を現像フレーム31に係止した状態で、トナー収容室19にトナーを充填し、その後、現像電極63を現像フレーム31に固定することができる。
これにより、トナーの充填中において、現像電極63や軸受部材62の脱落を防止することができる。
また、トナー収容室19にトナーが充填された後に、現像電極63を現像フレーム31に係止し、固定する場合と比べて、現像カートリッジ11の組み立て作業中にトナー収容室19内のトナーをこぼすことなどを防止することができる。
その結果、現像カートリッジ11の組み立て作業を円滑に実施することができる。
(6)また、この現像カートリッジ11によれば、図8に示すように、軸受部材62は、固定部42に係合される被固定部82において、連通口46に連続されるねじ挿通穴89およびねじ挿通部91を有している。
そのため、軸受部材62のねじ挿通穴89およびねじ挿通部91と、現像フレーム31の連通口46とを連続させることにより、トナー収容室19から外部への距離をより長く設定することができる。
その結果、トナー収容室19内にトナーを充填するときに、トナー収容室19内に充填されたトナーが空気とともに連通口46から洩れることを、より一層抑制できる。
(7)また、この現像カートリッジ11によれば、図2、図3および図8に示すように、現像電極63は、その外面から内側へ凹むねじ収容部106において、被固定部82のねじ挿通部91を露出させる現像側挿通穴107を有している。
そのため、軸受部材62のねじ挿通部91の外側端部を、現像電極63の外面よりも内側に配置することができる。
これにより、トナーの充填作業中に、微量のトナーが空気とともに排出されたとしても、本体電極111と接触される現像電極63の外面が汚れることを抑制できる。
その結果、本体電極111と現像電極63とを確実に導通させることができる。
(8)また、この現像カートリッジ11によれば、図8に示すように、さらに、現像電極63の固定部42と、軸受部材62の被固定部82との係合部分に、供給電極61の嵌合部68が対向される。
そのため、供給電極61の嵌合部68により、現像電極63の固定部42と、軸受部材62の被固定部82との係合部分から、トナー収容室19内の空気やトナーが漏れることを抑制できる。
(9)また、この現像カートリッジ11によれば、図2および図7(b)に示すように、現像電極63は、現像ローラ15の右端部に係止されている。
そのため、現像電極63を現像ローラ15に直接係止することができ、現像電極63を現像フレーム31に係止するための部材を別途設けることなく、現像カートリッジ11を組み立てるときに、現像電極63を、確実に現像フレーム31に係止することができる。
その結果、現像カートリッジ11の組み立て作業をより円滑に実施することができる。
(10)また、この現像カートリッジ11によれば、図8(b)に示すように、ねじ110は、現像フレーム31の内面よりも外側において、連通口46内に固定されている。
そのため、ねじ110が現像フレーム31の内面よりも内側に突出されることを確実に防止することができる。
その結果、トナー収容室19内に設けられるアジテータ20にねじ110が干渉することを防止できる。
(11)この現像カートリッジ11の製造方法によれば、図8に示すように、充填工程において、固定部42に形成された連通口46から現像フレーム31内の空気を抜きながら、トナー充填口43を介して現像フレーム31の内部により多くのトナーを充填することができる。
そのため、固定部42と連通口46とを別々に現像フレーム31に設けた現像カートリッジ11を製造する場合と比べて小型化を図ることができながら、現像フレーム31内により多くのトナーを充填することができる。
また、固定工程において、固定部42に給電ユニット32を固定する作業を利用して、連通口46を閉鎖することができる。
そのため、別途、連通口46を閉鎖する工程を設けることなく、連通口46を閉鎖することができる。
(12)また、この現像カートリッジ11の製造方法によれば、図8(b)に示すように、固定工程において、給電ユニット32を現像フレーム31に対して固定するためのねじ110を連通口46内に固定することにより、連通口46を閉鎖する。
そのため、ねじ110を利用して、部品点数を増加させることなく連通口46を閉鎖することができる。
5.変形例
図9〜図12を参照しながら、カートリッジの変形例について説明する。なお、各変形例において、上記した実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第1変形例
上記した実施形態では、ねじ110を固定部42に螺合させることにより、連通口46を閉鎖している。
対して、第1変形例では、図9に示すように、キャップ121をねじ挿通部91内に嵌合させることにより、連通口46を閉鎖する。第1変形例では、キャップ121が固定部材の一例である。
キャップ121は、樹脂などの弾性を有する材料から、左端部が閉鎖された略円筒形状に形成され、給電ユニット32の固定工程において、ねじ挿通部91内に圧入される。
(2)第2変形例
上記した実施形態では、ねじ110を固定部42に螺合させることにより、連通口46を閉鎖している。
対して、第2変形例では、図10に示すように、軸受部材62にねじ挿通穴89およびねじ挿通部91を設けず、その代わりに被覆部122を設ける。そして、被覆部122を現像フレーム31の固定部42に被せて、連通口46を閉鎖する。第2変形例では、被覆部122が固定部材の一例である。
被覆部122は、軸受部材62の上下方向略中央において、軸受部材62の右面から右側へ突出し、右端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。被覆部122は、給電ユニット32の固定工程において、固定部42に被せられる。
(3)第3変形例
上記した実施形態では、ねじ110を固定部42に螺合させることにより、連通口46を閉鎖している。
対して、第3変形例では、図11に示すように、現像電極63に現像側挿通穴107を設けず、その代わりに挿入部123を設ける。そして、挿入部123を現像フレーム31の固定部42内に挿入することにより、連通口46を閉鎖する。第3変形例では、挿入部123が固定部材の一例である。
挿入部123は、現像電極63の被固定部102の左面から左側へ突出する略円柱形状に形成されている。挿入部123は、給電ユニット32の固定工程において、固定部42内に挿入される。
(4)第4変形例
上記した実施形態では、固定部42に連通口46を形成しているが、連通口46を形成する場所は、現像フレーム31に部品を固定する場所であればよく、固定部42に限定されない。
例えば、第4変形例では、図12(a)に示すように、トナーキャップ51を固定するキャップ固定部45に、連通口124を形成する。第4変形例では、トナーキャップ51が被支持部材の一例であり、キャップ固定部45が支持部の一例である。
連通口124は、キャップ固定部45の径方向中央において、右壁34を貫通するように、側面視略円形状に形成されている。連通口124の左端部は、トナー収容室19の前端部内に連通されている。すなわち、連通口124は、現像フレーム31の内部と外部とを連通させる。
そして、給電ユニット32の固定工程において、図12(b)に示すように、キャップ固定部45を、例えば、加熱しながら押しつぶすように変形させて、トナーキャップ51をキャップ固定部45に固定するとともに、連通口124を閉鎖する。
第4変形例によれば、キャップ固定部45を変形させてトナーキャップ51を固定する作業を利用して、別途、連通口124を閉鎖する工程を設けることなく、連通口124を閉鎖することができる。
(5)その他の変形例
上記した現像カートリッジ11の製造方法では、給電ユニット32を現像フレーム31に組み付けてから、現像フレーム31内にトナーを充填しているが、現像フレーム31内にトナーを充填してから、給電ユニット32を現像フレーム31に組み付け、その後、給電ユニット32を現像フレーム31に固定することもできる。
また、上記した現像カートリッジ11では、トナー充填口43を給電ユニット32と同じ右壁34に形成し、給電ユニット32を固定するための固定部42に連通口46を形成しているが、例えば、トナー充填口を駆動ユニット33と同じ左壁35に形成し、駆動ユニット33を固定するための図示しない固定部に連通穴を形成することもできる。
また、上記した現像カートリッジ11では、電極部材の一例として現像電極63を挙げている。ここで、固定部42は、供給電極61も支持している。そのため、電極部材は、供給電極61であってもよい。
上記したプリンタ1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であり、本発明は、上記した実施形態に限定されない。
本発明の画像形成装置には、上記したモノクロプリンタの他、カラープリンタとして構成することもできる。
画像形成装置をカラープリンタとして構成する場合には、複数の感光体と記録媒体搬送部材とを備えるダイレクト方式のタンデム型カラープリンタや、複数の感光体と、中間転写体と、転写部材とを備える中間転写方式のタンデム型カラープリンタとして構成することができる。
また、プロセスカートリッジ3は、上記したようなドラムカートリッジ10と現像カートリッジ11とが分離する分離型の他、ドラムカートリッジ10と現像カートリッジ11とを一体的に備える一体型として構成することもできる。
さらに、本体ケーシング2に感光ドラム12を設けて、現像カートリッジ11のみを本体ケーシング2に対して着脱させることもできる。
また、上記した感光ドラム12に代えて、例えば、感光ベルトなどの感光体を適用することもできる。
また、現像剤担持体としては、上記した現像ローラ15の他、例えば、現像スリーブ、現像ベルト、ブラシ状のローラなどを適用することもできる。
また、供給部材としては、上記した供給ローラ16の他、例えば、供給スリーブ、供給ベルト、ブラシ状のローラなどを適用することもできる。
また、上記したアジテータ20に代えて、例えば、オーガスクリューや、ベルト状の攪拌部材などの攪拌部材を適用することもできる。
また、上記した転写ローラ13に代えて、例えば、転写ベルト、転写ブラシ、転写ブレード、フィルム型転写装置などの接触型の転写部材や、例えば、コロトロンタイプなどの非接触型の転写部材などを適用することもできる。
また、上記したスコロトロン型帯電器14に代えて、例えば、コロトロン型帯電器、鋸歯状の放電部材などの非接触型の帯電器や、帯電ローラなどの接触型の帯電器などを適用することもできる。
また、上記したスキャナユニット4に代えて、LEDユニットなどの露光部材を適用することもできる。
また、カートリッジとしては、現像ローラなどの現像剤担持体を有さないトナーボックス(トナーカートリッジ)として構成することもできる。
さらに、本発明の画像形成装置は、画像読取部などを装備して、複合機として構成することもできる。
11 現像カートリッジ
15 現像ローラ
16 供給ローラ
18 現像室
19 トナー収容室
31 現像フレーム
32 給電ユニット
34 右壁
35 左壁
42 固定部
43 トナー充填口
45 キャップ固定部
46 連通口
51 トナーキャップ
62 軸受部材
63 現像電極
68 嵌合部
82 被固定部
89 ねじ挿通穴
91 ねじ挿通部
104 係合突起
106 ねじ収容部
107 現像側挿通穴
110 ねじ
121 キャップ
122 被覆部
123 挿入部
124 連通口

Claims (14)

  1. 内部に現像剤を収容するように構成される筐体と、
    現像剤を担持するように構成される現像剤担持体と、
    現像剤を前記現像剤担持体に供給するように構成される供給部材と、
    前記現像剤担持体および前記供給部材の少なくとも一方に電気的に接続される電極部材と
    を備え、
    前記筐体には、
    現像剤を充填するための充填口と、
    前記電極部材を支持する支持部と、
    前記支持部に形成され、前記筐体の内部と外部とを連通させる連通口と
    が設けられていることを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記筐体は、現像剤を収容するための現像剤収容部を有し、前記現像剤収容部を挟んで所定方向に間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁を含み、
    前記充填口は、前記第1側壁に形成され、前記現像剤収容部に連通され、
    前記支持部は、前記第1側壁に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記連通口の前記所定方向外側端部は、前記充填口の前記所定方向外側端部よりも前記所定方向外側に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記筐体は、前記現像剤担持体が配置される現像室を有し、
    前記連通口は、前記現像室に連通されることを特徴とする、請求項2または3に記載のカートリッジ。
  5. 前記電極部材は、前記筐体に対して直接的または間接的に係止される係止部を備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  6. さらに、前記現像剤担持体および前記供給部材の少なくとも一方を回転可能に軸受する軸受部材を備え、
    前記軸受部材は、前記筐体に固定され、
    前記電極部材は、前記軸受部材に係止されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記軸受部材は、前記支持部に係合される係合部を有し、
    前記係合部は、前記連通口に連続される貫通穴を有することを特徴とする、請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 前記電極部材は、その外面から内側へ凹む凹部を有し、
    前記凹部には、前記係合部を露出させる露出穴が形成されていることを特徴とする、請求項7に記載のカートリッジ。
  9. さらに、前記支持部と前記係合部との係合部分に対向される対向部材を備えることを特徴とする、請求項7または8に記載のカートリッジ。
  10. 前記電極部材は、前記現像剤担持体または前記供給部材に係止されることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. さらに、前記電極部材を前記筐体に対して固定するための固定部材を備え、
    前記固定部材は、前記筐体の内面よりも外側において、前記連通口内に固定されることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  12. 請求項1に記載のカートリッジの製造方法であって、
    前記筐体内に、前記連通口を介して前記筐体内の空気を抜きながら、前記充填口を介して現像剤を充填する充填工程と、
    前記支持部に前記電極部材を固定するとともに、前記連通口を閉鎖する固定工程と
    を含むことを特徴とする、カートリッジの製造方法。
  13. 前記固定工程において、前記電極部材を前記筐体に対して固定するための固定部材を前記連通口内に固定することにより、前記連通口を閉鎖することを特徴とする、請求項12に記載のカートリッジの製造方法。
  14. 前記固定工程において、前記電極部材を前記支持部に支持した後、前記支持部を変形させることにより、前記電極部材を前記支持部に固定するとともに、前記連通口を閉鎖することを特徴とする、請求項12に記載のカートリッジの製造方法。
JP2012254787A 2012-11-20 2012-11-20 カートリッジおよびカートリッジの製造方法 Active JP6056406B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254787A JP6056406B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 カートリッジおよびカートリッジの製造方法
CN201280076147.8A CN104685420B (zh) 2012-11-20 2012-11-30 盒及盒的制造方法
PCT/JP2012/081126 WO2014080538A1 (ja) 2012-11-20 2012-11-30 カートリッジおよびカートリッジの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254787A JP6056406B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 カートリッジおよびカートリッジの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014102403A JP2014102403A (ja) 2014-06-05
JP6056406B2 true JP6056406B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=50775740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012254787A Active JP6056406B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 カートリッジおよびカートリッジの製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6056406B2 (ja)
CN (1) CN104685420B (ja)
WO (1) WO2014080538A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6379855B2 (ja) * 2014-08-25 2018-08-29 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP6439468B2 (ja) * 2015-01-30 2018-12-19 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP6733567B2 (ja) * 2017-01-31 2020-08-05 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP2020064210A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 東芝テック株式会社 現像装置及び画像形成装置
JP2023111253A (ja) * 2022-01-31 2023-08-10 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
CN117101006B (zh) * 2023-10-24 2024-02-02 浙江诺尔康神经电子科技股份有限公司 人工耳蜗重复药物递送装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2992322B2 (ja) * 1990-10-22 1999-12-20 株式会社リコー 画像形成装置における現像装置
JP2542182Y2 (ja) * 1991-09-25 1997-07-23 三田工業株式会社 トナーカートリッジ
JP2000338760A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置用のカートリッジ
JP2006091032A (ja) * 2004-09-13 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ及びその清掃方法
JP5140438B2 (ja) * 2007-01-24 2013-02-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナーコンテナ及び画像形成装置
JP2009286420A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー充填装置、トナー充填方法
JP5476983B2 (ja) * 2009-12-25 2014-04-23 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP5299419B2 (ja) * 2010-12-27 2013-09-25 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
CN104685420B (zh) 2019-11-19
CN104685420A (zh) 2015-06-03
WO2014080538A1 (ja) 2014-05-30
JP2014102403A (ja) 2014-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6056406B2 (ja) カートリッジおよびカートリッジの製造方法
US8135300B2 (en) Process cartridge, image forming apparatus and developing cartridge
US9329522B2 (en) Developing cartridges with fixed protrusions and manufacturing method thereof
WO2014010112A1 (ja) 現像カートリッジ
WO2014010115A1 (ja) 現像カートリッジ
JP4284622B2 (ja) 現像カートリッジ及び画像形成装置
US9575434B2 (en) Remanufacturing method of developer accommodating unit
WO2014010114A1 (ja) カートリッジ
JP5998793B2 (ja) 画像形成システム
JP6031912B2 (ja) カートリッジ、および、カートリッジの製造方法
US8655236B2 (en) Developer storage body, image forming unit and image forming apparatus
JP6056420B2 (ja) 感光体カートリッジ
US10101685B2 (en) Developing cartridge
US9417557B2 (en) Developing cartridge including housing having opening for filling housing with developer
JP2015099226A (ja) 画像形成システム
JP2014016485A (ja) プロセスカートリッジ
JP6098088B2 (ja) 受動部材、カートリッジおよび画像形成装置
JP6156066B2 (ja) カートリッジ
WO2014010118A1 (ja) 現像装置
JP6131841B2 (ja) 現像カートリッジ
JP4375187B2 (ja) 現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2009162910A (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
WO2014010119A1 (ja) カートリッジ
JP2018036355A (ja) プロセスカートリッジ
JP2014016501A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056406

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150