JP6852307B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、定着装置から排出される超微粒子粉塵(UFP:Ultrafine Particle )や揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)などの排出量を低減させる技術としては、例えば、特許文献1や特許文献2等に開示されたものが既に提案されている。なお、超微粒子粉塵とは、直径0.1μm以下の粉塵をいう。
特許文献1は、筐体と、像支持材上に未定着画像を形成する画像形成部と、前記像支持材を通過させて、該像支持材上に形成された未定着画像を加熱して前記像支持材に定着させる定着装置と、前記定着装置の近傍の空気を前記筐体の外部へ排気させる排気ダクトと、前記定着装置の近傍の空気を吸引し、吸引した空気を前記排気ダクトの内部に流通させる吸引部材と、前記排気ダクトの内部に設けられ、極性物質を吸着する極性吸着剤が担持された第1のフィルタ手段と、を備えるように構成したものである。
また、特許文献1は、前記排気ダクトの内部における前記第1のフィルタ手段よりも上流側に連結され、前記筐体の外部から空気を導入する入気ダクトを更に備える態様をも有している。
特許文献2は、円筒状または環状の定着部材と、上記定着部材を定着のための温度に加熱する加熱源とを備え、搬送されるシートを上記定着部材の外周面に圧接して上記シートに画像を定着させる画像形成装置であって、上記定着部材の周方向に対して垂直な幅方向に関して上記定着部材に面する位置に設けられた取込口を有する排気用ダクトと、上記排気用ダクトの内部に設けられ、上記排気用ダクトを通して流れる上記定着部材から発生した微粒子を捕捉可能なフィルタ部材と、上記シートの搬送方向に関して上記定着部材よりも下流側で、上記シートの少なくとも一部に対向する位置に設けられた吹出口を有する冷却用ダクトと、上記排気用ダクトのうち上記取込口とは異なる箇所および上記冷却用ダクトのうち上記吹出口とは異なる箇所と連通する一端を有する一方、上記画像形成装置のケーシングの外部または上記ケーシング内の上記定着部材から離間した箇所と連通する他端を有する共通経路と、上記共通経路に介挿されたファンと、上記定着部材から上記微粒子が放出されるイニシャルバースト条件に応じて、上記一端から上記共通経路を通って上記他端へ空気が流れる排気流と、上記他端から上記共通経路を通って上記一端へ空気が流れる導気流とを切り替えて発生させるように、上記ファンを動作させる制御部とを備えるように構成したものである。
特開2010−276904号公報 特開2011−180341号公報
この発明の目的は、排気ダクトの内部におけるフィルタ手段よりも上流側に連結され、筐体の外部から空気を導入する入気ダクトを備えた場合に比較して、定着手段から外部に排出される超微粒子粉塵の排出量を低減させることにある。
請求項1に記載された発明は、未定着画像を保持した記録媒体を加熱して定着する定着手段と、
前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向と交差する前記記録媒体の表面に沿った方向の一端部に配置され、前記定着手段の上方に位置する周囲の空気を外部に排出する第1の排気手段と、
前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向に沿った下流側に配置され、定着後の前記記録媒体から上方へ放出される成分を含んだ周囲の空気を外部に排出する第2の排気手段と、
前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気を、前記第1の排気手段の排気を下方とし前記第2の排気手段の排気を上方として相対的に温度が高い前記第1の排気手段の排気中の気体が前記第2の排気手段の排気に付着するよう合流させて装置本体の背面の排気口に導く排気ダクト部材と、
を備え、
前記第1の排気手段は、前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向と交差する前記記録媒体の表面に沿った方向の一端部に配置された吸気口に接続された第1の排気ファンからなる画像形成装置である。
請求項3に記載された発明は、前記排気ダクト部材は、
前記第1の排気手段の排気を前記装置本体の背面に導く第1の排気ダクト部材と、
前記第2の排気手段の排気を前記装置本体の背面に導く第2の排気ダクト部材と、
を備え、
前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気は、前記排気口の直前位置において前記第1の排気ダクト部材が前記第2の排気ダクト部材の下方に配置されて合流される請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載された発明は、未定着画像を保持した記録媒体を加熱して定着する定着手段と、
前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向と交差する前記記録媒体の表面に沿った一端部に配置され、前記定着手段の上方に位置する周囲の空気を外部に排出する第1の排気手段と、
前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向に沿った下流側に配置され、定着後の前記記録媒体から上方へ放出される成分を含んだ周囲の空気を外部に排出する第2の排気手段と、
前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気とを合流させて装置本体の外部の排気口に導く排気ダクト部材と、
を備え、
前記排気ダクト部材は、
前記第1の排気手段の排気を外部に導く第1の排気ダクト部材と、
前記第2の排気手段の排気を外部に導く第2の排気ダクト部材と、を有し、
前記第1の排気手段と前記第2の排気手段は、前記記録媒体の搬送方向に沿った位置が異なり、
前記第1の排気ダクト部材と前記第2の排気ダクト部材は、前記記録媒体の搬送方向に沿った位置が異なり、
前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気は、前記排気口の直前位置において前記第1の排気手段の排気を下方とし前記第2の排気手段の排気を上方として相対的に温度が高い前記第1の排気手段の排気中の気体が前記第2の排気手段の排気に付着するよう合流されることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載された発明は、前記排気ダクト部材の前記排気口の直前位置には、排気中の特定成分を除去するフィルタ部材を備える請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項6に記載された発明は、前記排気ダクト部材は、前記装置本体の上面に開口された補助排気用の開口部を有する請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、排気ダクトの内部におけるフィルタ手段よりも上流側に連結され、筐体の外部から空気を導入する入気ダクトを備えた場合に比較して、定着手段から外部に排出される超微粒子粉塵の排出量を低減させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、第2の排気手段に接続された第2の吸気口が、第1の排気手段の吸気口と記録媒体の搬送方向に沿った同じ位置に配置されている場合に比較して、第1の排気手段から排出される加熱された記録媒体から蒸発する水蒸気等の気体が、第2の排気手段から排出される超微粒子粉塵(UFP)や揮発性有機化合物(VOC)等の成分と再結合することで、外部に排出される超微粒子粉塵の排出量を低減させることができる。
請求項3及び4に記載された発明によれば、第1の排気ダクト部材と第2の排気ダクト部材が、出口部において第1の排気ダクト部材が第2の排気ダクト部材の下方に位置するように合流しない場合に比較して、第1の排気手段の排気と第2の排気手段の排気とをより効率的に混合させることができる。
請求項5に記載された発明によれば、排気ダクト部材の出口部に、排気中の特定成分を除去するフィルタ部材を備えない場合に比較して、特定成分の排出量を低減させることができる。
請求項6に記載された発明によれば、排気ダクト部材が、装置本体の上面に開口された補助排気用の開口部を有しない場合に比較して、装置本体の背面が壁等の遮蔽物に近接して配置された場合であっても、排気ダクト部材から外部に確実に排気することができる。
この発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画像形成部を示す構成図である。 定着装置を示す断面構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す斜視構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す斜視構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す斜視構成図である。 画像形成装置本体の背面側を示す斜視構成図である。 画像形成装置本体の背面側のカバーを取り外した状態を示す斜視構成図である。 フィルタ部材を示す斜視構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の作用を示す斜視構成図である。 実験結果を示すグラフである。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えば電子写真方式を採用したモノクロの画像形成装置として構成されたものである。この画像形成装置1は、装置本体1aの上部に図示しない原稿を自動的に読取位置へと搬送する自動原稿搬送装置2と、原稿載置ガラス4上において図示しない原稿の画像を読み取る画像読取装置3を備えている。
画像読取装置3は、自動原稿搬送装置2によって原稿載置ガラス4の読取位置を通過するよう搬送されるか、又は原稿載置ガラス4上に載置される図示しない原稿の画像を光源6によって照明しつつ、図示しない原稿からの反射光像をフルレートミラー7a及びハーフレートミラー7bを介して結像レンズ8によって画像読取素子9上に結像することにより、図示しない原稿の画像を読み取るように構成されている。
画像形成装置1は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する画像形成手段の一例としての作像装置10と、作像装置10で形成されたトナー像を記録媒体の一例としての記録用紙5に転写する転写装置20と、転写装置20の転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置30と、転写装置20で転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。
作像装置10は、図1に示されるように、像保持体の一例としての回転する感光体ドラム11を備えており、この感光体ドラム11の周囲に、次のようなトナー像形成手段の一例としての各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光体ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光体ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある静電潜像を形成する静電潜像形成手段の一例としての露光装置13と、その静電潜像を現像剤のトナーで現像してトナー像にする現像手段の一例としての現像装置14と、トナー像を記録用紙5に転写する転写手段の一例としての転写装置20と、感光体ドラム11の周面を清掃する前に所要の電荷を付与して除電する清掃前帯電装置15(図2参照)と、清掃前帯電装置15により除電された感光体ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16等である。
感光体ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光体ドラム11は、図示しない駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するよう支持されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11の表面に非接触状態で配置されるスコロトロン等の非接触型の帯電装置で構成される。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。なお、帯電装置12としては、感光体ドラム11に接触した状態で配置される接触型の帯電ロール等からなる接触型の帯電装置を用いてもよい。
露光装置13は、画像読取装置3によって読み取られた図示しない原稿の画像情報や、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光LBを、帯電された後の感光体ドラム11の周面に対して照射し静電潜像を形成するものである。露光装置13には、潜像形成時になると画像読取装置3によって読み取られるか又は画像形成装置1に任意の手段で入力され、画像処理部で画像処理された画像の情報(信号)が送信される。
現像装置14は、開口部と現像剤の収容室が形成された筐体の内部に、現像剤を保持して感光体ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロールと、現像剤を攪拌しながら現像ロールを通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材と、現像ロールに保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材などを配置して構成したものである。この現像装置14には、現像ロールと感光体ドラム11の間に現像バイアス電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像剤としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
転写装置20は、図2に示されるように、感光体ドラム11の周囲に転写ベルト21を介して接触し回転するとともに転写用電圧が供給される転写ロール22を備えた接触型の転写装置である。転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。転写装置20は、感光体ドラム11と転写ロール22の間となる転写位置を通過しながら回転する転写ベルト21と、転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール23,24と、転写ベルト21の内周面(裏面)側に配置されて感光体ドラム11上のトナー像を記録用紙5に転写させる転写手段の一例としての転写ロール22と、転写ロール22を通過した後に転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置25とで主に構成されている。
転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール23は図示しない駆動装置によって回転駆動される駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール24は転写ベルト21に張力を付与する張力付与ロールとして構成される。
清掃前帯電装置15は、転写工程を通過した感光体ドラム11の表面に非接触状態で配置されるコロトロン等の非接触型の帯電装置で構成される。清掃前帯電装置15には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、例えば、トナーの帯電極性と逆極性の電圧又は電流が供給される。
ドラム清掃装置16は、一部が開口する容器状の本体と、転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃ブラシと、転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板と、清掃ブラシ及び清掃板で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材等で構成されている。
定着装置40は、図1に示されるように、記録用紙5の導入口及び排出口が形成された筐体41の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態の加熱用回転体42と、この加熱用回転体42の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して回転するロール形態又はベルト形態の加圧用回転体43などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱用回転体42と加圧用回転体43が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部(ニップ部)Nとなる。なお、定着装置40の構成については、後に詳述する。
給紙装置30は、転写装置20の鉛直方向に沿った下方側の位置に存在するよう配置される。この給紙装置30は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する複数(又は単数)の用紙収容体31と、用紙収容体31から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置32とで主に構成される。用紙収容体31は、例えば、図示しないガイドレールによって画像形成装置1の正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
記録用紙5としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙やトレーシングペーパー等の薄紙、あるいはOHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録用紙5の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等の坪量が相対的に大きい所謂厚紙なども好適に使用することができる。
給紙装置30と転写装置20との間には、図1に示されるように、給紙装置30から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する複数又は単数の用紙搬送ロール対33〜36や図示しない搬送ガイドで構成される給紙搬送路37が設けられている。給紙搬送路37において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対36は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、装置本体1aの記録用紙5の排出口に近い部分には、定着装置40により送り出される定着後の記録用紙5を画像形成装置1の側面に設けられた図示しない用紙排出部に排出するための用紙排出ロール対38が設けられている。
また、用紙排出ロール対38の下方には、片面に画像が形成された記録用紙5の表裏を反転させて転写装置20へと再度搬送し、記録用紙5の裏面に画像を形成するための両面用の搬送経路39が設けられている。
図1中、符号145は、紙面に垂直な方向に沿って配置され、現像装置14に供給する少なくともトナーを含む現像剤を収容したトナーカートリッジを示している。
<画像形成装置の動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
画像形成装置1は、図示しないユーザインターフェイスやプリンタドライバ等からモノクロの画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、作像装置10、転写装置20、定着装置40等が始動する。
そして、作像装置10においては、図1に示されるように、まず感光体ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、帯電装置12が感光体ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位に帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光体ドラム11の表面に対し、画像読取装置3で読み取られた図示しない原稿の画像や画像形成装置1に入力される画像の信号に基づいて発光される光LBを照射し、その表面に所要の電位差で構成される静電潜像を形成する。
続いて、作像装置10が、感光体ドラム11に形成された静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電されたトナーを現像ロールから供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、感光体ドラム11に形成された静電潜像は、ブラック色のトナーで現像されたモノクロのトナー像として顕像化される。
続いて、作像装置10の感光体ドラム11上に形成されたトナー像が転写位置まで搬送されると、転写装置20の転写ロール22が、そのトナー像を転写装置20の転写ベルト21によって搬送される記録用紙5に対して転写させる。
また、転写が終了した作像装置10では、清掃前帯電装置15が感光体ドラム11の表面を除電した後、ドラム清掃装置16が付着物を掻き取るように除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。これにより、作像装置10は、次の作像動作が可能な状態にされる。
一方、給紙装置30では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路37に送り出す。給紙搬送路37では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対36が記録用紙5を転写時期に合わせて転写装置20の転写ベルト21に送り出して供給する。
転写位置においては、転写装置20の転写ロール22が、感光体ドラム11上のトナー像を転写ベルト21によって搬送される記録用紙5に転写させる。
続いて、トナー像が転写された記録用紙5は、転写ベルト21によって定着装置40まで搬送される。定着装置40では、回転する加熱用回転体42と加圧用回転体43との間のニップ部Nに転写後の記録用紙5を導入して通過させることにより、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を記録用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、用紙排出ロール対38により画像形成装置1の側面に設置された用紙排出部(図示せず)に排出される。
また、記録用紙5の両面に画像を形成する場合は、片面に画像が形成された記録用紙5を用紙排出部(図示せず)に排出せずに、記録用紙5の表裏を反転させた後に両面用の搬送経路39を介して再度転写装置20へと搬送し、記録用紙5の裏面にトナー像を転写する。裏面にトナー像が転写された記録用紙5は、転写ベルト21によって定着装置40まで搬送され、定着装置40により定着処理(加熱及び加圧)を施されて、用紙排出ロール対38により画像形成装置1の側面に設置された用紙排出部(図示せず)に排出される。
以上の動作により、モノクロ画像が形成された記録用紙5が出力される。
<定着装置の構成>
図3は、実施の形態1に係る画像形成装置に用いられる定着装置の断面構成図を示している。
定着装置40は、図3に示されるように、記録用紙5の導入口41a及び排出口41bが形成された略直方体形状の箱体からなる筐体41を備えている。筐体41の導入口41aには、転写ベルト21によって搬送され当該転写ベルト21から剥離された記録用紙5を、互いに圧接されてニップ部Nを形成する一対の回転体として、加熱用回転体の一例としての加熱ロール42と加圧用回転体の一例としての加圧ロール43が圧接するニップ部Nへと導く平板状の入口案内部材44が設けられている。また、筐体41の排出口41bには、加熱ロール42と加圧ロール43が圧接するニップ部Nによって定着処理が施された記録用紙5を案内するように上下に対向して配置された一対の出口案内部材45,46が設けられている。
定着装置40の筐体41の内部には、加熱ロール42と加圧ロール43を備えている。加熱ロール42と加圧ロール43は、互いに所定の圧力で圧接した圧接状態と離間した離間状態とに切り替え可能に配置されている。加熱ロール42は、ステンレスやアルミニウム合金等の金属によって円筒形状に形成された芯金47と、当該芯金47の表面に相対的に厚く被覆された耐熱性を有するシリコーンゴム等からなる耐熱弾性体層48と、当該耐熱弾性体層48の表面に被覆されたテトラフルオロエチレンやPFA等からなる離型層49とを備える。また、加熱ロール42の内部には、加熱源として3本のハロゲンランプ50が配置されている。加熱ロール42は、内部からハロゲンランプ50によって加熱されつつ、当該加熱ロール42の表面温度が予め定められた定着処理温度となるように、温度センサ51によって表面温度が検知され、ハロゲンランプ50への通電が図示しない制御手段により制御される。
また、加熱ロール42の表面には、当該加熱ロール42の表面に付着したトナー等の異物を除去するための不織布等からなるクリーニング用のウエブ52が、クリーニングロール53により押し当てられている。クリーニングウエブ52は、ウエブ供給ロール54から供給されるとともに、ウエブ巻取ロール55によって所定のタイミングで巻き取られる。
一方、加圧ロール43は、ステンレスやアルミニウム合金等の金属によって中心軸を有する円筒形状に形成された芯金56と、当該芯金56の表面に加熱ロール42と比較して薄く被覆された耐熱性を有すシリコーンゴム等からなる耐熱弾性体層57と、当該耐熱弾性体層57の表面に被覆されたテトラフルオロエチレンやPFA等からなる離型層58とから構成されている。
定着装置40の排出口には、図3に示されるように、加熱ロール42と加圧ロール43が圧接するニップ部Nを通過することにより未定着トナー像が定着された記録用紙5を定着装置40から排出する排出ロール対59が設けられている。
<画像形成装置の特徴部分の構成>
この実施の形態1に係る画像形成装置1は、図4に示されるように、定着装置40の上部に、当該定着装置40の周囲の空気を装置本体1aの前面(フロント)側から背面(リア)側へ向けて導き、当該装置本体1aの背面から外部に排出するための導風用通路70を備えている。導風用通路70は、定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った上流側において定着装置40と作像装置10との間を仕切る相対的に肉厚で中空に形成された断熱用の仕切壁71と、定着装置40の上部に定着装置40の筐体41と所要の間隙を介して対向し、仕切壁71の上端部から定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側にわたり配置された天井壁72と、定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側において、天井壁72の端部から鉛直方向下方に向けて設けられた垂下壁73とから構成されている。
導風用通路70の天井壁72には、定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側の領域に、定着装置40の周囲の空気を装置本体1aの背面側に導く第1の排気ダクト部材74が一体的に設けられている。第1の排気ダクト部材74は、定着装置40へ向けて下端面74aが全面開口された断面矩形の角筒状に形成されている。導風用通路70の背面側の端部は、第1の排気ダクト部材74の領域を除いて背面壁75によって閉塞されている。
第1の排気ダクト部材74は、図4に示されるように、その背面側の端部に上方へ向けて断面積を増大させた拡張部74bを備えている。第1の排気ダクト部材74の背面側には、図5及び図6に示されるように、定着装置40の周囲の空気を外部に排出する第1の排気手段の一例として第1の排気ファン76が配置されている。第1の排気ファン76としては、例えば、シロッコファンが用いられる。第1の排気ダクト部材74と第1の排気ファン76は、接続用ダクト77を介して接続されている。接続用ダクト77は、略直方体状の箱体として形成されている。接続用ダクト77の前面側の端面には、第1の排気ダクト部材74の拡張部74bが接続されている。また、接続用ダクト77の背面側の端面には、図示しない吸気口が開口された状態で第1の排気ファン76が取り付けられている。
第1の排気ファン76の排気口78には、図6に示されるように、合流用ダクト80が接続されている。合流用ダクト80は、第1の排気ファン76の排気と後述する第2の排気ファンの排気とを合流させて装置本体1aの背面から外部に排出するための部材である。合流用ダクト80は、装置本体1aの背面側に位置する後端面が全面開口されるとともに、当該後端面に連続した上端面の一部が開口された縦長の略直方体状の箱体として構成されている。合流用ダクト80の内部は、装置本体1aの前面側の端部から背面側の中間位置まで延在された平板状の仕切部材81によって上下に仕切られている。仕切部材81によって仕切られた合流用ダクト80の内部のうち、下方に位置する空間は、第1の排気ファン76からの排気が流入する第1の流入部82を構成している。一方、上方に位置する空間は、第2の排気ファンからの排気が流入する第2の流入部83を構成している。また、仕切部材81によって仕切られず上下に連通した合流用ダクト80内の背面側の空間は、第1の排気ファン76からの排気と第2の排気ファンからの排気が合流する合流部84を構成している。
合流用ダクト80の一側面(図6中右側面)には、第1の排気ファン76の排気口78が接続される第1の接続部85が角筒形状に突出するように設けられている。第1の接続部85は、その下端面が第1の流入部82の底部より下方に位置している。そして、合流用ダクト80の底面は、第1の接続部85から斜め上方へ向けて第1の排気ファン76の排気が合流用ダクト80の内部に導入される傾斜面を形成している。また、合流用ダクト80の第1の接続部85と対向する内側面86は、第1の排気ファン76から排出される排気の向きを装置本体1aの背面側へと変更するように湾曲した曲面となっている。
また、定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側には、図4に示されるように、周囲の空気を外部に排出する第2の排気手段の一例としての第2の排気ファン87が設けられている。第2の排気ファン87としては、例えば、第1の排気ファンと同様にシロッコファンが用いられる。定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側の空間88は、導風用通路70の垂下壁73を鉛直方向上方へと延長してなる上流側側壁89と、当該上流側側壁89の上端部に記録用紙5の搬送方向に沿った下流側へ向けて第1の天井壁72よりも高い位置に配置された第2の天井壁90と、第2の天井壁90の下流側の端部から鉛直方向の下方へ向けて垂下された下流側側壁91とで囲まれている。
第2の天井壁90の上部には、上述したように、記録用紙5の搬送方向と交差する方向に沿った中央部に第2の排気ファン87が取り付けられている。第2の天井壁90には、定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側の空間88内の空気を第2の排気ファン87により吸引して外部に排出する図示しない吸気口が開口されている。第2の排気ファン87の排気口92には、当該第2の排気ファン87の排気を装置本体1aの背面へと導く第2の排気ダクト部材93が接続されている。第2の排気ダクト部材93は、第2の天井壁90の上面に装置本体1aの背面側に向けて取り付けられている。第2の排気ダクト部材93は、細長い略角筒状に形成されている。また、第2の排気ダクト部材93の背面側の端部は、上方へ向けて開口面積を増大させた拡張部93aを構成している。第2の排気ダクト部材93の拡張部93aは、図6に示されるように、合流用ダクト80の仕切部材81により仕切られた第2の流入部83に直接接続されている。
合流用ダクト80の背面側の端部には、図6に示されるように、当該合流用ダクト80により合流された第1の排気ファン76の排気及び第2の排気ファン87の排気を装置本体1aの背面から排出する排気口94が全面にわたり開口されている。合流用ダクト80の排気口94は、その両側面及び下端面に合成樹脂製の発泡体(スポンジ)等から細長い角柱形状に形成された密封部材95が両面テープを介した接着等の手段により設けられている。合流用ダクト80の排気口94は、図7に示されるように、装置本体1aの背面に配置され、装置本体1aの複数に分割された裏面カバー96a,96bによって覆われている。装置本体1aの背面カバー96a,96bには、合流用ダクト80の排気口94を部分的に覆って異物の浸入を抑制する複数の異物浸入抑制板の一例としての複数のルーバー97a,97bが設けられている。
また、合流用ダクト80の上端面には、排気口94と連続するように形成された補助排気用の開口部98が開口されている。合流用ダクト80の補助排気用の開口部98は、図7に示されるように、装置本体1aの上端面に配置された上部カバー98aによって覆われている。装置本体1aの上部カバー98aには、合流用ダクト80の補助排気用の開口部98からの空気を外部に排出する多数の微少な排気孔99が開口されている。
合流用ダクト80は、図6及び図8に示されるように、第1の流入部82と第2の流入部83が合流する合流部84の直前の位置に、排気中の特定成分を除去するフィルタ部材100を備えている。なお、図8は、装置本体1aから背面カバー96a,96b及び上部カバー98aを取り外した状態を示している。合流用ダクト80の上端面には、図6に示されるように、フィルタ部材100を着脱するための開口部101が開口されている。フィルタ部材100は、図9に示されるように、合流ダクト80の断面形状に対応した長方形状に形成された合成樹脂製の枠体100aと、当該枠体100aの開口部に張設されたフィルタ100bとを備えている。フィルタ100bは、薄いフィルム状又はシート状に形成されている。フィルタ100bは、単一層又は複数層の不織布等からなり、排気中の粉塵や超微粒子粉塵(UFP)等を除去する基布自体、あるいは基布に排気中の超微粒子粉塵(UFP)や揮発性有機化合物(VOC)等の特定成分を除去する薬剤が必要に応じて含浸や塗布等の手段で付与されて構成される。フィルタ部材100の上端部には、当該フィルタ部材100を着脱するための把手部100dが設けられている。
フィルタ部材100は、図7に示されるように、合流用ダクト80のフィルタ部材100に対応した位置に設けられた操作用の開口部102を閉塞する図示しない蓋体を取り外した状態で、合流用ダクト80の開口部101からフィルタ部材100の把手部100dを手で把持することにより着脱される。
<画像形成装置の特徴部分の作用>
この実施の形態に係る画像形成装置1では、図10に示されるように、画像形成動作に同期して、第1及び第2の排気ファン76,87が駆動される。第1の排気ファン76は、導風用通路70及び第1の排気ダクト部材74を介して、定着装置40の周囲すなわち定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った上流側、定着装置40の上部及び定着装置40の記録用紙の搬送方向に沿った下流側の近傍から排出される加熱された空気を吸引する。第1の排気ファン76によって吸引された空気は、接続用ダクト77を介して合流用ダクト80の内部へと送られる。
一方、第2の排気ファン87は、定着装置40の記録用紙5の搬送方向に沿った下流側の空間88内において、定着装置40を通過した記録用紙5から主として排出される空気を吸引する。第2の排気ファン87によって吸引された空気は、図10に示されるように、第2の排気ダクト部材93を介して合流用ダクト80の内部へと送られる。
合流用ダクト80の内部に送られた排気からは、図6及び図8に示されるように、フィルタ部材100のフィルタ100bによって排気中の粉塵や超微粒子粉塵(UFP)、あるいは揮発性有機化合物(VOC)等の成分が除去乃至低減される。また、フィルタ部材100によって粉塵や超微粒子粉塵(UFP)、あるいは揮発性有機化合物(VOC)等の成分が除去乃至低減された排気は、合流用ダクト80内の合流部84において合流される。その際、合流用ダクト80内においては、第1の排気ダクト部材74からの排気が下方に位置し、第2の排気ダクト部材93からの排気が上方に位置するように合流される。そのため、第1の排気ダクト部材74から排出される加熱された記録用紙5から蒸発する水蒸気等の気体が、第2の排気ダクト部材93から排出されフィルタ部材100によって除去しきれなかった超微粒子粉塵(UFP)や揮発性有機化合物(VOC)等の成分に付着して粒子径が増加したり、第1の排気ダクト部材74から排出される加熱された空気により超微粒子粉塵(UFP)や揮発性有機化合物(VOC)等の成分が再結合することで、合流用ダクト80の排気口94から外部に排出される超微粒子粉塵(UFP)等の量が大幅に減少する。
このように、上記実施の形態1によれば、排気ダクトの内部におけるフィルタ手段よりも上流側に連結され、筐体の外部から空気を導入する入気ダクトを備えた場合に比較して、定着装置40から外部に排出される超微粒子粉塵の排出量を低減させることができる。
また、上記実施の形態1によれば、図6及び図8に示されるように、合流用ダクト80の排気口94には、その上部に補助排気用の開口部98が連続して開口されているため、装置本体1aの背面が図示しない壁等の遮蔽物に近接して配置された場合においても、図7に示されるように、補助排気用の開口部98から装置本体1aの上部に排気することが可能である。
実験例
次に、本発明者は、図1に示されるような画像形成装置1を試作し、画像形成装置1から外部に排出される超微粒子粉塵(UFP)の評価を行った。
ここでの超微粒子粉塵の評価は、画像形成装置1を密閉性の高いチャンバー(試験環境室)内に設置して、当該画像形成装置1を連続プリント動作にて10分間継続して稼働させた後、当該チャンバー内の空気を専用の計測機器で吸引し、画像形成装置1から放出された排気の中に超微粒子粉塵(UFP)がどの程度含まれているかを測定することにより行った。
また、比較例として、第2の排気ファン87が装置本体1aの背面ではなく側面に向けて排気するように構成された従来の画像形成装置を用いて、超微粒子粉塵の評価を行った。
図11は超微粒子粉塵の評価結果を示すグラフである。
図11から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置1の場合には、従来の画像形成装置に比較して、概ね1/2〜1/4程度に超微粒子粉塵(UFP)の排出量を低減することができることが判った。
なお、前記実施の形態では、画像形成装置としてモノクロの画像を形成する画像形成装置について説明したが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像を形成するフルカラー画像形成装置についても同様に適用できることは勿論である。
1…画像形成装置
1a…画像形成装置本体
11…感光体ドラム
14…現像装置
40…定着装置
70…導風用通路
74…第1の排気ダクト部材
76…第1の排気ファン
80…合流用ダクト
87…第2の排気ファン
93…第2の排気ダクト部材
94…排気口

Claims (6)

  1. 未定着画像を保持した記録媒体を加熱して定着する定着手段と、
    前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向と交差する前記記録媒体の表面に沿った方向の一端部に配置され、前記定着手段の上方に位置する周囲の空気を外部に排出する第1の排気手段と、
    前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向に沿った下流側に配置され、定着後の前記記録媒体から上方へ放出される成分を含んだ周囲の空気を外部に排出する第2の排気手段と、
    前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気を、前記第1の排気手段の排気を下方とし前記第2の排気手段の排気を上方として相対的に温度が高い前記第1の排気手段の排気中の気体が前記第2の排気手段の排気に付着するよう合流させて装置本体の背面の排気口に導く排気ダクト部材と、
    を備え、
    前記第1の排気手段は、前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向と交差する前記記録媒体の表面に沿った方向の一端部に配置された吸気口に接続された第1の排気ファンからなる画像形成装置。
  2. 前記第2の排気手段に接続された第2の吸気口は、前記第1の排気手段の吸気口と前記記録媒体の搬送方向に沿った位置が異なることを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。
  3. 前記排気ダクト部材は、
    前記第1の排気手段の排気を前記装置本体の背面に導く第1の排気ダクト部材と、
    前記第2の排気手段の排気を前記装置本体の背面に導く第2の排気ダクト部材と、
    を備え、
    前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気は、前記排気口の直前位置において前記第1の排気ダクト部材が前記第2の排気ダクト部材の下方に配置されて合流される請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 未定着画像を保持した記録媒体を加熱して定着する定着手段と、
    前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向と交差する前記記録媒体の表面に沿った一端部に配置され、前記定着手段の上方に位置する周囲の空気を外部に排出する第1の排気手段と、
    前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向に沿った下流側に配置され、定着後の前記記録媒体から上方へ放出される成分を含んだ周囲の空気を外部に排出する第2の排気手段と、
    前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気とを合流させて装置本体の外部の排気口に導く排気ダクト部材と、
    を備え、
    前記排気ダクト部材は、
    前記第1の排気手段の排気を外部に導く第1の排気ダクト部材と、
    前記第2の排気手段の排気を外部に導く第2の排気ダクト部材と、を有し、
    前記第1の排気手段と前記第2の排気手段は、前記記録媒体の搬送方向に沿った位置が異なり、
    前記第1の排気ダクト部材と前記第2の排気ダクト部材は、前記記録媒体の搬送方向に沿った位置が異なり、
    前記第1の排気手段の排気と前記第2の排気手段の排気は、前記排気口の直前位置において前記第1の排気手段の排気を下方とし前記第2の排気手段の排気を上方として相対的に温度が高い前記第1の排気手段の排気中の気体が前記第2の排気手段の排気に付着するよう合流されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記排気ダクト部材の前記排気口の直前位置には、排気中の特定成分を除去するフィルタ部材を備える請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記排気ダクト部材は、前記装置本体の上面に開口された補助排気用の開口部を有する請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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