JP5264620B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コピー機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機などの画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、画像形成部と定着装置(定着部)とを備えたものが一般的である。画像形成部は、用紙上に未定着画像を形成(現像)する部位である。定着装置は、用紙を通過させて用紙上に形成された未定着画像を加熱して用紙に定着させる装置(部位)である。定着装置を構成する定着ローラ(加熱ローラ)は、例えば160℃〜200℃に調温されており、そのため、定着装置及びその近傍は、高温となっている。
また、定着装置により画像の定着が行われるとき(定着工程時)に、現像剤に含まれる揮発性物質が揮発する。定着工程時に揮発性物質の揮発量が多いと、揮発した揮発性物質に起因して不快臭を生じることになる。
そこで、特許文献1には、定着装置の近傍の空気を本体外へ排気する排気ダクトと、排気ダクト内の排気経路の途中に設けられた吸着剤担持部材と、排気ダクト内に空気を吸引する吸引ファンとを備えた画像形成装置が開示されている。特許文献1に記載の画像形成装置によれば、揮発性物質などの排出量を低減することができる。
特開2005−338539号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置によれば、定着装置の近傍の空気に含まれる揮発性物質などの排出量を低減する効果が十分ではなく、定着装置の近傍の空気に含まれる揮発性物質などの排出量を更に低減することができる画像形成装置が望まれている。
従って、本発明は、定着装置の近傍の空気に含まれる揮発性物質などの排出量を更に低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、像支持材上に未定着画像を形成する画像形成部と、前記像支持材を通過させて、該像支持材上に形成された未定着画像を加熱して前記像支持材に定着させる定着装置と、前記定着装置の近傍の空気を前記筐体の外部へ排気させる排気ダクトと、前記定着装置の近傍の空気を吸引し、吸引した空気を前記排気ダクトの内部に流通させる吸引部材と、前記排気ダクトの内部に設けられ、極性物質を吸着する極性吸着剤が担持された第1のフィルタ手段と、を備える画像形成装置に関する。
また、前記第1のフィルタ手段は、前記排気ダクトの内部に、屈曲した空気の流通経路を形成するように配置されることが好ましい。
また、前記排気ダクトの内部における前記第1のフィルタ手段よりも上流側に連結され、前記筐体の外部から空気を導入する入気ダクトを更に備えることが好ましい。
また、前記排気ダクトの内部に設けられ、非極性物質を吸着する非極性吸着剤が担持された第2のフィルタ手段を更に備えることが好ましい。
また、前記定着装置は、対向する加熱ローラ及び加圧ローラを有し、前記像支持材を該加熱ローラと該加圧ローラとの間で挟持するように搬送させることにより前記像支持材に未定着画像を定着させるように構成されると共に、前記加熱ローラの周面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布手段を有することが好ましい。
本発明によれば、定着装置の近傍の空気に含まれる揮発性物質などの排出量を更に低減することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置としての第1実施形態のプリンタPの示す縦断面図である。 第1実施形態における排気部Eの縦断面図である。 第2実施形態における排気部E2の縦断面図である。 第3実施形態における排気部E3の縦断面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1により、本発明の画像形成装置としての第1実施形態のプリンタPにおける全体構造を説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置としての第1実施形態のプリンタPの示す縦断面図である。図2は、第1実施形態における排気部Eの縦断面図である。
図1に示すように、第1実施形態のプリンタPは、筐体Aと、画像形成部Dと、定着装置Bと、排気部Eと、を備える。
筐体Aは、プリンタPの外形を形成し、その内部に、画像形成部D、定着装置B及び排気部Eの構成要素の大部分を内蔵する。
画像形成部Dは、像支持材としての用紙8上に未定着画像を形成する部位である。
定着装置Bは、用紙8を通過させて用紙8上に形成された未定着画像を加熱して用紙8に定着させる装置(部位)である。
排気部Eは、定着装置Bの近傍の空気を吸引し、吸引した空気を筐体Aの外部へ排気させる部位である。
筐体Aは、半密閉型である。筐体Aには、ペーパーカセット29の挿入口が形成されていると共に、定着装置Bの出口に合わせて用紙8の排紙部39が形成されている。排紙部39は、開口しており、筐体Aにおける他の部分も完全には気密に作られていない。
画像形成部Dは、感光ドラム21と、コロナ帯電器22と、露光装置と、現像手段28と、転写コロナ帯電器33と、クリーニング装置37と、を有する。
感光ドラム21は、アルミニウム等の帯電性シリンダの外周面に感光層を設けて構成される。コロナ帯電器22は、感光ドラム21の表面を帯電させる。露光装置は、レーザダイオード23と、高速モータ24で回転されるポリゴンミラー25と、レンズ26と、折返しミラー27との組み合わせから構成される。
画像形成部Dにおいては、感光ドラム21は、図1に示す矢印の方向に回転する。コロナ帯電器22は、感光ドラム21の表面の感光層を均一に帯電させる。レーザダイオード23に与えられる画像信号は、ポリゴンミラー25、レンズ26及び折返しミラー27を介して感光ドラム21の表面の感光層に照射される。このようにして、画像形成部Dは、感光ドラム21の表面の感光層に画像の露光を行い、静電潜像を形成する。
感光ドラム21の表面に形成された静電潜像には、現像手段28により着色荷電粒子(以下、トナー)が付着される。現像手段28としては、2成分現像法、カスケード現像法、ジャンピング現像法、タッチダウン現像法等の公知の方法による現像手段を用いることができる。
ペーパーカセット29に収容されている用紙8は、ピックアップローラ31によって搬送経路へ給送されると共に、タイミングローラ32によって、用紙8と感光ドラム21の表面のトナー画像との位置が合致するように制御されて搬送される。搬送される用紙8の表面には、転写コロナ帯電器33によって、感光ドラム21の表面のトナー画像が転写され、未定着画像が形成される。未定着画像が形成された用紙8は、2つの駆動ローラ34,34間に掛け渡された搬送ベルト35上に載せられて、図1に示す矢印方向に搬送される。そして、用紙8は、定着装置Bに送り込まれる。用紙8上に形成された未定着画像は、後述するように、定着装置Bにより加熱されて用紙8に定着される。
定着装置Bは、加熱(定着)ローラ7と加圧ローラ6とから構成される。加熱ローラ7は、その内部に、ハロゲンヒータ等の発熱源4を有する。図1及び図2に示すように、この加熱ローラ7の最外層は、トナーの付着を抑制するため、樹脂層1により被覆されている。樹脂層1は、例えば、シリコーンゴムや、フッ素樹脂フィルム又はチューブからなる。樹脂層1は、芯金3上に、接着剤としてのプライマー層2を介して設けられる。加圧ローラ6の表層は、ゴム等の弾性体5から構成されている。
加圧ローラ6は、加圧手段(図示せず)を介して加熱ローラ7側に向かって加圧される。この加圧ローラ6と加熱ローラ7とは、その間に定着ニップNを形成するように対をなしている。また、加圧ローラ6及び加熱ローラ7は、筐体Aの内部に設けられた駆動手段(図示せず)により駆動され、図1及び図2に示す矢印の方向に回転される。定着工程において、加熱ローラ7の表面の温度は、サーミスタ等の検温制御手段(図示せず)により、略一定の温度に維持されるようになされている。
定着装置Bは、トナー9により用紙8上に形成される未定着画像を、加熱して、用紙8に定着させる機能を有する。すなわち、用紙8上に形成された未定着画像は、用紙8が加熱ローラ7と加圧ローラ6の間に挟持されて搬送される際に、加熱ローラ7の内部の発熱源4からの熱を受けると共に、両ローラ7,6の間の圧力(挟圧)を受ける。この熱及び圧力により、未定着画像は、加熱され、用紙8に定着される。
また、定着装置Bは、加熱ローラ7の外周面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布手段Cを備える。剥離剤塗布手段Cは、例えば、図2に示すように、ウエブ供給ローラ15と、ウエブ巻取りローラ14と、ウエブ加圧ローラ11とを備えている。ウエブ供給ローラ15には、シリコーンオイル等の剥離剤を含浸させたクリーニングウエブ10が巻回されている。ウエブ巻取りローラ14は、ウエブ供給ローラ15から繰り出されるクリーニングウエブ10を巻き取るローラである。ウエブ加圧ローラ11は、クリーニングウエブ10の中間部分を加熱ローラ7側に向かって押圧するローラである。
剥離剤塗布手段Cは、定着装置Bによる定着動作に合わせて、クリーニングウエブ10をウエブ供給ローラ15からウエブ巻取りローラ14側に少量ずつ繰り出して移送させる。このようにして、剥離剤塗布手段Cは、加熱ローラ7の回転に伴って、加熱ローラ7の表面に剥離剤を塗布すると共に、加熱ローラ7の表面に付着したトナーを除去する。
用紙8上に形成された未定着画像が定着装置Bにより用紙8に定着された後、用紙8は、筐体Aの排紙部39を介して排紙トレイ36上に排出される。
一方、用紙8に転写されずに感光ドラム21の表面上の残ったトナーは、例えば、ゴムブレードやファーブラシ等で構成されたクリーニング装置37によって感光ドラム21から除去され、再度の画像形成に利用される。上述した各構成要素のうち、ペーパーカセット29及び排紙トレイ36を除く構成要素は、筐体Aの内部に収容されている。
次に、図2を参照して、第1実施形態のプリンタPにおける特徴部分である排気部Eの構成について説明する。
図2に示すように、排気部Eは、排気ダクト40と、吸引ファン41と、第1のフィルタ手段42(42aから42f)と、第2のフィルタ手段43と、入気ダクト44とを備える。
排気ダクト40は、定着装置Bの近傍の空気を筐体Aの外部へ排気させるダクトである。吸引ファン41は、定着装置Bの近傍の空気を吸引し、吸引した空気を排気ダクト40の内部に流通させる吸引部材である。第1のフィルタ手段42(42aから42f)は、排気ダクト40の内部に設けられ、極性物質を吸着する極性吸着剤が担持されたものである。第2のフィルタ手段43は、排気ダクト40の内部に設けられ、非極性物質を吸着する非極性吸着剤が担持されたものである。
入気ダクト44は、排気ダクト40の内部における第1のフィルタ手段4よりも上流側に設けられている。入気ダクト44は、筐体Aの外面に開口する吸気口44aを介して、筐体Aの外部の空気を排気ダクト40の内部に導入するダクトである。
吸引ファン41が駆動されると、入気ダクト44などを介して、筐体Aの外部の空気が排気ダクト40の内部に導入されると共に、定着装置Bの近傍の揮発性物質を含む空気が排気ダクト40の内部に導入される。排気ダクト40の内部において、筐体Aの外部の空気と定着装置Bの近傍の空気とが混合される。これにより、定着装置Bの近傍の空気が冷却されると共に、揮発性物質の濃度が低下する。
排気ダクト40の吸気口40aは、定着装置Bの加熱ローラ7の上方における加熱ローラ7の近傍に配置されている。また、排気ダクト40は、上下方向に延びる上下ダクト部40cと、水平方向に延びる水平ダクト部40dとからなる。排気ダクト40の排気口40bは、筐体Aの側面に開口する水平ダクト部40dの端部から形成される。
第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40の内部における、吸引ファン41と排気口40bとの間に配置される。第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40の内部に、屈曲した空気の流通経路45を形成するように配置される。詳細には、第1のフィルタ手段42は、第1内壁部42aと、第2内壁部42bと、第3内壁部42cと、第1立壁部42dと、第2立壁部42eと、第3立壁部42fと、を備える。これにより、図2の矢印zに示すように、第1のフィルタ手段42から、排気ダクト40の内部に、上下に繰り返し屈曲した空気の流通経路45が形成される。また、第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40の内部空間を仕切らないように設けられる。
第1内壁部42aは、排気ダクト40における排気口40bから離れた側の内面側に設けられている。第1内壁部42aは、上下ダクト部40cと水平ダクト部40dとに跨って上下方向に延びている。
第2内壁部42bは、排気ダクト40の水平ダクト部40dの上壁の内面側に設けられている。第2内壁部42bは、水平方向に延びている。
第3内壁部42cは、排気ダクト40の水平ダクト部40dの下壁の内面側に設けられている。第3内壁部42cは、水平方向に延びている。
第1立壁部42dは、排気ダクト40における上下ダクト部40cと水平ダクト部40dとの境界近傍において、第3内壁部42cから水平方向に排気口40bから離れる方向に延びている(起立している)。第1立壁部42dは、吸引ファン41の上方における排気ダクト40の内部空間の断面の一部を水平方向に仕切っている(完全には仕切っていない)。
第2立壁部42eは、第2内壁部42bにおける水平方向の中間部から、下方向に延びている(起立している)。第2立壁部42eは、第1立壁部42dの上方における排気ダクト40の内部空間の断面の一部を下方向に仕切っている(完全には仕切っていない)。
第3立壁部42fは、第3内壁部42cにおける水平方向の端部(排気口40bから離れる方向の端部)から、上方向に延びている(起立している)。第3立壁部42fは、第2立壁部42eよりも排気口40bに接近した位置において、排気ダクト40の内部空間の断面の一部を上方向に仕切っている(完全には仕切っていない)。
第1のフィルタ手段42には、極性吸着剤が担持されている。第1のフィルタ手段42によれば、極性吸着剤の吸着作用により、定着装置Bの近傍から吸引される空気に含まれる揮発性物質のうち、シロキサン等の極性物質を吸着することができる。極性吸着剤としては、例えば、合成ゼオライト、シリカゲル、アルミナ、ケイ酸マグネシウム、活性白土、シリカ−アルミナ、極性を有する合成吸着剤等が挙げられる。極性吸着剤は、それらの中から選択された1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。極性吸着剤は、表面積が大きいものが好ましい。第1のフィルタ手段42は、表面積ができるだけ大きい形態、例えばシート状の形態を有することが好ましい。
第2のフィルタ手段43は、バルク状(塊状)であり、第1のフィルタ手段42の下流側で、排気口40bの近傍に設けられる。第2のフィルタ手段43は、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。
第2のフィルタ手段43には、非極性吸着剤が担持されている。第2のフィルタ手段43によれば、非極性吸着剤の吸着作用により、定着装置Bの近傍から吸引される空気に含まれる揮発性物質のうち、非極性物質を吸着することができる。非極性物質としては、例えば、ヘプテン、ベンゼン、トルエン、スチレン、フェノール、アセトフェノン、メチルメルカプタン等が挙げられる。非極性吸着剤としては、例えば、活性炭、チタニア、活性炭素繊維、多孔質ガラス、多孔質セラミックス、粘土鉱物、疎水性の合成吸着剤等が挙げられる。非極性吸着剤は、それらの中から選択された1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
次に、図2を参照して、第1実施形態のプリンタPによる定着工程時に発生(揮発)して揮発性物質が排出処理をされる際の作用について説明する。
定着工程時において、定着装置Bの加熱ローラ7は、例えば160℃〜200℃に調温されており、定着装置Bの近傍は、高温となっている。そのため、現像剤の成分であるトナー9の一部が分解され、例えば、シロキサン等の極性物質及びヘプテン等の非極性物質を含む揮発性物質が揮発する。
この状態で、排気部Eの吸引ファン41が駆動されると、前述の揮発性物質を含む定着装置Bの近傍の空気は、図2の矢印xに示すように、吸気口40aから排気ダクト40の内部に吸引される。同時に、筐体Aの外部の空気は、図2の矢印yに示すように、吸気口44aから入気ダクト44の内部に吸引されると共に、排気ダクト40の内部に導入されて、定着装置Bの近傍の揮発性物質を含む空気に混合される。これによって、定着装置Bの近傍における高温の空気が冷却されると共に、揮発性物質の濃度が低下する。
その後、揮発性物質を含む空気は、図2の矢印zに示すように、第1のフィルタ手段42により形成される流通経路45の内部を上下に屈曲しながら、排気ダクト40の内部を流通する。このとき、空気は、第1のフィルタ手段42に担持されている極性吸着剤と繰り返し接触する。これにより、空気中のシロキサン等の極性物質は、第1のフィルタ手段42に担持された極性吸着剤に吸着されて除去される。
続いて、第1のフィルタ手段42によって極性物質が除去された後の揮発性物質を含む空気は、第2のフィルタ手段43を通過する。これにより、空気中のヘプテン等の非極性物質は、第2のフィルタ手段43に担持された非極性吸着剤に吸着されて除去される。
その後、空気は、排気ダクト40の排気口40bから筐体Aの外部に排出される。
第1実施形態のプリンタPによれば、次のような効果が奏される。
第1実施形態のプリンタPは、排気ダクト40の内部に、極性物質を吸着する極性吸着剤が担持された第1のフィルタ手段42(42aから42f)を備える。そのため、第1実施形態によれば、第1のフィルタ手段42により、揮発性物質に含まれるシロキサン等の極性物質を吸着して、効率的に除去することができる。従って、定着装置Bの近傍に空気に含まれる揮発性物質などの排出量を十分に低減することができる。
また、第1実施形態においては、第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40の内部に、屈曲した空気の流通経路45を形成するように配置される。そのため、定着装置Bの近傍の揮発性物質を含む空気と、第1のフィルタ手段42に担持された極性吸着剤との接触面積を大きくすることができる。従って、極性物質を吸着して除去する効率を向上できる。
また、第1実施形態においては、第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40の内部空間を仕切らないように設けられる。そのため、揮発性物質を含む空気の流れに対する抵抗、即ち、圧力損失を低減することができる。
また、第1実施形態のプリンタPは、非極性物質を吸着する非極性吸着剤を担持した第2のフィルタ手段43を備えている。そのため、第2のフィルタ手段43により、揮発性物質に含まれるヘプテン等の非極性物質を吸着して、効率的に除去することができる。従って、定着装置Bの近傍に空気に含まれる揮発性物質などの排出量を十分に低減することができる。
また、第1実施形態のプリンタPは、排気ダクト40の内部における第1のフィルタ手段42よりも上流側に、筐体Aの外部から空気を導入する入気ダクト44を備える。
そのため、定着装置Bの近傍の揮発性物質を含む空気に、筐体Aの外部の空気を混合させて、揮発性物質を含む空気を冷却することができる。空気の温度が低いほど、揮発性物質の脱着が発生しにくい。従って、極性物質は、第1のフィルタ手段42に担持された極性吸着剤に吸着されやすい。同様に、非極性物質は、第2のフィルタ手段43に担持された非極性吸着剤に吸着されやすい。
また、定着装置Bの近傍の空気における揮発性物質の濃度が低下する。そのため、第1のフィルタ手段42による極性物質の吸着除去性能及び第2のフィルタ手段43による非極性物質の吸着除去性能を向上させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、主として、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。他の実施形態において、特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、他の実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態における排気部E2の縦断面図である。
図3に示すように、第2実施形態における排気部E2は、第1実施形態における排気部Eに比して、第1のフィルタ手段42の配置形態が異なる。
即ち、第2実施形態における排気部E2においては、第1のフィルタ手段42はバルク状(塊状)に構成されている。このバルク状の第1のフィルタ手段42は、バルク状の第2のフィルタ手段43よりも上流側で、排気ダクト40における水平ダクト部40dの内部に配置されている。第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。
バルク状の第1のフィルタ手段42には、第1実施形態における第1のフィルタ手段42と同様に、定着装置Bの近傍から吸引される空気に含まれる揮発性物質のうちシロキサン等の極性物質を吸着する極性吸着剤が担持されている。第2実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図4は、第3実施形態における排気部E3の縦断面図である。
図4に示すように、第3実施形態における排気部E3は、第2実施形態における排気部E2と比して、第2のフィルタ手段43を設けていない点が異なる。第3実施形態におけるその他の構成は、第2実施形態と同様である。
即ち、第3実施形態においては、第1のフィルタ手段42はバルク状に構成されている。このバルク状の第1のフィルタ手段42のみが、排気ダクト40における水平ダクト部40dの内部に配置されている。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、第1のフィルタ手段42における流通経路45の屈曲形状は、特に制限されない。第1実施形態において、第2のフィルタ手段43は設けられていなくてもよい。
像支持材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシート、紙とフィルムとの複合シートでもよい。
また、本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機などであってもよい。
以下、本発明の実施例及び比較例を用いて、本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例のみに限定されるものでない。
なお、以下の実施例及び比較例は、ECMA(European Computer Manufactures Association)が作成した規格EMCA 328、エミッション測定室に関する国際規格DIN V ENV 13419−1及びVOC(揮発性有機化合物)分析法に関する国際規格DIN ISO 16000−6に基づく試験方法に基づいて行われた(「RAL−UZ122によるプリント機能付の事務機器へのエコラベル、ブルーエンジェルの授与の枠内におけるハードコピー機器からのエミッションの決定のための試験方法」2006年6月発行のブルーエンジェルマークについての刊行物より)。
(実施例1)
京セラミタ株式会社製プリンタ(商品型式FS−1300D)の定着装置を用い、この定着装置の上方に、排気部における排気ダクト40を設置した。この排気ダクト40の内部に、ゼオライト(極性吸着剤)を担持したバルク状の第1のフィルタ手段42、及び吸引ファン41を設置した。第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。
なお、実施例1における排気部は、上述した第3実施形態における排気部E3に対応する構成を有するものである。
この定着装置及び排気部を、SUS製チャンバー(容積5m、内面を電解研磨仕上げ)の内部に設置した。チャンバーの外気環境を23±2℃、50±5%Rhに設定すると共に、チャンバーの内部を15m/hで換気するように設定した。チャンバーの内部を約1時間換気した後、10分間プリントの動作を行い、プリンタの筐体の内部に発生する揮発性物質を、TENAX(登録商標)捕集管により、10mL/分連続して、サンプリングを行った。プリントの停止後においても、約20分間連続して、サンプリングを行った。サンプリングに用いたTENAX(登録商標)捕集管を加熱脱着装置により脱着し、揮発性有機化合物(VOC)を捕集した。捕集した揮発性有機化合物(VOC)をGC−MS分析装置により測定することにより、プリンタの筐体の外部に排出されるVOC排出量を測定した。
(実施例2)
京セラミタ株式会社製プリンタ(商品型式FS−1300D)の定着装置を用い、この定着装置の上方に、排気部における排気ダクト40を設置した。この排気ダクト40の内部に、ゼオライト(極性吸着剤)を担持したバルク状の第1のフィルタ手段42、活性炭(非極性吸着剤)を担持したバルク状の第2のフィルタ手段43、及び吸引ファン41を設置した。第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。第2のフィルタ手段43は、第1のフィルタ手段42の下流側で、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。
なお、実施例2に用いた排気部は、上述した第2実施形態における排気部E2に対応する構成を有するものである。
この定着装置及び排気部を、SUS製チャンバー(容積5m、内面を電解研磨仕上げ)の内部に設置した。その他については、実施例1と同様な条件でVOC排出量を測定した。
(実施例3)
京セラミタ株式会社製プリンタ(商品型式FS−1300D)の定着装置を用い、この定着装置の上方に、排気部における排気ダクト40を設置した。この排気ダクト40の内部に、ゼオライト(極性吸着剤)を担持した第1のフィルタ手段42、活性炭(非極性吸着剤)を担持したバルク状の第2のフィルタ手段43、及び吸引ファン41を設置した。第1のフィルタ手段42は、排気ダクト40の内部に、屈曲した空気の流通経路45を形成するように配置されている。第2のフィルタ手段43は、第1のフィルタ手段42の下流側で、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。
なお、実施例3に用いた排気部Eは、上述した第1実施形態における排気部Eに対応する構成を有するものである。
この定着装置及び排気部を、SUS製チャンバー(容積5m、内面を電解研磨仕上げ)の内部に設置した。その他については、実施例1と同様な条件でVOC排出量を測定した。
(比較例1)
京セラミタ株式会社製プリンタ(商品型式FS−1300D)の定着装置を用い、この定着装置の上方に、排気部における排気ダクト40を設置した。この排気ダクト40の内部に、活性炭(非極性吸着剤)を担持したバルク状の第2のフィルタ手段43、及び吸引ファン41を設置した。第2のフィルタ手段43は、排気ダクト40における水平ダクト部40dの断面を完全に仕切るように設けられる。
この定着装置及び排気部を、SUS製チャンバー(容積5m、内面を電解研磨仕上げ)の内部に設置した。その他については、実施例1と同様な条件でVOC排出量を測定した。
(比較例2)
京セラミタ株式会社製プリンタ(商品型式FS−1300D)の定着装置を用いた。この定着装置に対しては、実施例1から3及び比較例1とは異なり、排気部を設置しなかった。
この定着装置を、SUS製チャンバー(容積5m、内面を電解研磨仕上げ)の内部に設置した。その他については、実施例1と同様な条件でVOC排出量を測定した。
以上の実施例1から3及び比較例1,2についての測定結果を下記〔表1〕に示す。
Figure 0005264620
〔表1〕に示す通り、排気ダクト40の内部に極性吸着剤(ゼオライト)を担持したバルク状の第1のフィルタ手段42を設置した実施例1のプリンタにおいては、フィルタ手段を有しない比較例2のプリンタに比べて、VOC排出量を約35%に低減することができた。また、実施例1のプリンタにおいては、非極性吸着剤(活性炭)を担持したバルク状の第2のフィルタ手段43を設置した比較例1のプリンタに比べて、VOC排出量を約65%に低減することができた。
また、排気ダクト40の内部に極性吸着剤(ゼオライト)を担持したバルク状の第1のフィルタ手段42と、非極性吸着剤(活性炭)を担持したバルク状の第2のフィルタ手段43とを併設した実施例2のプリンタにおいては、比較例2のプリンタに比べて、VOC排出量を約1/3に低減することができた。また、実施例2のプリンタにおいては、比較例1のプリンタに比べて、VOC排出量を約1/2に低減することができた。
さらに、排気ダクト40の内部に、屈曲した空気の流通経路45を形成するように配置され且つ極性吸着剤(ゼオライト)を担持した第1のフィルタ手段42と、非極性吸着剤(活性炭)を担持したバルク状の第2のフィルタ手段43とを併設した実施例3のプリンタにおいては、比較例2のプリンタに比べて、VOC排出量を約1/5に低減することができた。また、実施例3のプリンタにおいては、比較例1のプリンタに比べて、VOC排出量を約1/3に低減することができた。
6……加圧ローラ、7……加熱ローラ、8……用紙(像支持材)、40……排気ダクト、41……吸引ファン(吸引部材)、42……第1のフィルタ手段、43……第2のフィルタ手段、44……入気ダクト、45……空気の流通経路、A……筐体、B……定着装置、C……剥離剤塗布手段、D……画像形成部、E,E2,E3……排気部、P……プリンタ(画像形成装置)

Claims (4)

  1. 筐体と、
    像支持材上に未定着画像を形成する画像形成部と、
    前記像支持材を通過させて、該像支持材上に形成された未定着画像を加熱して前記像支持材に定着させる定着装置と、
    前記定着装置の近傍の空気を前記筐体の外部へ排気させる排気ダクトと、
    前記定着装置の近傍の空気を吸引し、吸引した空気を前記排気ダクトの内部に流通させる吸引部材と、
    前記排気ダクトの内部に設けられ、極性物質を吸着する極性吸着剤が担持された第1のフィルタ手段と、
    前記排気ダクトの内部における前記第1のフィルタ手段よりも上流側に連結され、前記筐体の外部から空気を導入する入気ダクトと、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記第1のフィルタ手段は、前記排気ダクトの内部に、屈曲した空気の流通経路を形成するように配置される
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排気ダクトの内部に設けられ、非極性物質を吸着する非極性吸着剤が担持された第2のフィルタ手段を更に備える
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置は、対向する加熱ローラ及び加圧ローラを有し、前記像支持材を該加熱ローラと該加圧ローラとの間で挟持するように搬送させることにより前記像支持材に未定着画像を定着させるように構成されると共に、前記加熱ローラの周面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布手段を有する
    請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
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