JP2005084564A - 現像カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることのできる現像カートリッジ及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の現像装置14は,現像剤を表面に担持する現像ローラ20を有し,画像形成装置1に装着されて感光体11の静電潜像を現像する現像カートリッジである。そして,現像ローラ20の表面に沿って設けられた上室25aと,上室25aに連通する下室27と,上室25aと下室27との間に,現像ローラ20の軸方向と平行に配置されたエアフィルタ26aとを有し,上室25aには,現像ローラ20の周囲の空気を吸入する吸引口22aが形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は,プリンタ,コピー機等の画像形成装置及びその画像形成装置に取り付けられる現像カートリッジに関する。さらに詳細には,ユーザによって交換可能な現像カートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来,トナーによって感光体の静電潜像を現像する方式の画像形成装置では,トナーの一部が現像装置と感光体との隙間からもれ,装置内に飛散する場合があった。この飛散トナーは,空気の流れに乗って装置内各部へ移動して付着し,例えば,現像装置や感光体の周囲に蓄積して用紙やセンサ等を汚すことがある。そこで,画像形成装置に排気ファンを設けてエアフィルタで回収することにより,飛散トナーが装置内各部に蓄積するのを防止することが行われている。こうした装置では,トナーが蓄積されたエアフィルタを定期的に交換する必要がある。しかし,トナーが蓄積されたエアフィルタの交換時に,作業者のクリーンハンド性を確保することは困難であった。またそのために,エアフィルタが交換されずに放置される場合があり,画像ノイズ等の問題の原因ともなっていた。
そこで,エアフィルタをドラムカートリッジと一体化して設け,ドラムカートリッジと同時に交換することにより,エアフィルタに直接触れる作業を無くした画像形成装置が提案されている(例えば,特許文献1参照。)。この文献に記載された画像形成装置では,ドラムカートリッジの近傍に吸い込み口を設けた排気経路をカートリッジと一体に構成し,その排気経路の途中にエアフィルタが設けられている。この排気経路は,感光ドラム等の周囲を回り込んで軸方向に延びたものであるので,エアフィルタは,その断面形状で感光ドラムの軸方向に垂直に設けられる。この構成によれば,エアフィルタは感光ドラムや排気経路とともにカートリッジ化されているので,交換作業時に触れる必要はなく,クリーンハンド性は確保されている。さらに,エアフィルタがドラムカートリッジの交換時期にきちんと交換されることによって,フィルタの目詰まりによる装置内への飛散トナーの蓄積も防止されている。
特開2001−5365号公報(第4頁,第4−5図)
しかしながら,近年では飛散トナーの量はますます増加傾向にある。これは,画質向上のためにトナーの小径化が進んでいることや,装置全体の高速化に伴ってエアフローが強力化していることなどの原因による。これにより,エアフィルタに蓄積される飛散トナー量も増加することとなるが,エアフィルタの目詰まり等がドラムカートリッジの寿命の制限となることは好ましくない。そこで,エアフィルタの寿命を感光ドラム等の寿命に対して十分長いものとするために,例えば,そのフィルタ面積を拡大することが望まれる。しかし,前記した従来の画像形成装置では,エアフィルタは感光ドラムの軸方向に垂直な面をなしているので,エアフィルタの面積拡大はそのまま装置の大型化を招くという問題点があった。
本発明は,前記した従来の現像カートリッジ及び画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることのできる現像カートリッジ及び画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の現像カートリッジは,現像剤を表面に担持する現像剤担持体を有し,画像形成装置に装着されて感光体の静電潜像を現像する現像カートリッジであって,現像剤担持体の表面に沿って設けられた第1チャンバと,第1チャンバに連通する第2チャンバと,第1チャンバと第2チャンバとの間に,現像剤担持体の軸方向と平行に配置されたフィルタとを有し,第1チャンバには,現像剤担持体の周囲の空気を吸入する吸気口が形成されているものである。
本発明の現像カートリッジによれば,第1チャンバに吸気口が形成されているので,現像剤担持体や感光体の周辺の空気が,この吸気口から吸入される。このとき,この空気には飛散トナーが浮遊し混在しているので,飛散トナーもこの吸気口から吸入される。そして,この現像カートリッジでは第1チャンバと第2チャンバとの間にフィルタを有しているので,吸気口から吸入された空気が第2チャンバへと連通される途中で,フィルタによって飛散トナーが回収される。さらに,このフィルタは現像剤担持体の軸方向と平行に配置されているので,フィルタ面積の拡大が直接装置の大型化となることはない。従って,装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることのできる現像カートリッジとなっている。
さらに本発明では,第2チャンバには,内部の空気を排出する排出口が現像剤担持体の軸方向の端部の一方に形成されており,第1チャンバの吸気口が現像剤担持体の軸方向に2か所以上形成されており,第1チャンバの内部が吸気口に対応して複数の吸気路に区画されており,フィルタが各吸気路に対応して複数に分割されており,吸気口から吸気路,フィルタに至る各吸気経路の通気抵抗が,第2チャンバの排出口から遠いものほど小さいことが望ましい。
このようにすれば,第2チャンバに流された飛散トナーを含まない空気は,排出口から排出される。ここで,排出口は現像剤担持体の軸方向の端部の一方に形成されているので,第2チャンバから排出される空気の流れは,排出口が形成されている端部で大きく,他端部では小さくなる。これに対し,像担持体の軸方向に関して,第1チャンバの吸気口,吸気路,フィルタを組とした吸気経路が複数設けられ,さらに各吸気経路の通気抵抗が,第2チャンバの排出口から遠いものほど小さくされれば,各吸気経路を流れる空気の量をほぼ等しくすることができる。従って,各フィルタにほぼ等量の飛散トナーが溜まり,特定の吸気経路に設けられたフィルタの目詰まりが現像カートリッジ全体の寿命を制限することがないので,エアフィルタの延命が可能となる。
さらに本発明では,吸気口の面積が,第2チャンバの排出口から遠いものほど大きいこと,吸気路の断面積が,第2チャンバの排出口から遠いものほど大きいこと,フィルタの面積が,第2チャンバの排出口から遠いものほど大きいこと,フィルタの粗さが,第2チャンバの排出口から遠いものほど粗いこと,フィルタの厚さが,第2チャンバの排出口から遠いものほど薄いこと,フィルタの層数が,第2チャンバの排出口から遠いものほど少ないこと,の各条件の少なくとも1つを満たすことが望ましい。
このようにすれば,各吸気経路の通気抵抗を第2チャンバの排出口から遠いものほど小さくすることができる。
また,本発明は,現像剤を表面に担持する現像剤担持体を有し,現像剤担持体により感光体の静電潜像を現像する現像カートリッジを装着して画像形成を行う画像形成装置であって,現像カートリッジは,現像剤担持体の表面に沿って設けられた第1チャンバと,第1チャンバに連通する第2チャンバと,第1チャンバと第2チャンバとの間に,現像剤担持体の軸方向と平行に配置されたフィルタとを有し,第1チャンバには,現像剤担持体の周囲の空気を吸入する吸気口が形成されている画像形成装置にも及ぶ。
さらに本発明では,第2チャンバには,内部の空気を排出する排出口が現像剤担持体の軸方向の端部の一方に形成されており,第1チャンバの吸気口が現像剤担持体の軸方向に2か所以上形成されており,第1チャンバの内部が吸気口に対応して複数の吸気路に区画されており,フィルタが各吸気路に対応して複数に分割されており,吸気口から吸気路,フィルタに至る各吸気経路の通気抵抗が,第2チャンバの排出口から遠いものほど小さいことが望ましい。
本発明の画像形成装置によれば,装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることのできる現像カートリッジ及び画像形成装置とすることができる。
「第1の実施の形態」
以下,本発明を具体化した第1の実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は,図1にその概略構成を示す画像形成装置1に本発明を適用したものである。
本実施の形態の画像形成装置1は,図1に示すように,感光体11の周囲に,帯電装置12,露光装置13,現像装置14,転写装置15,クリーニング装置16が設けられている。さらに,用紙搬送路には,タイミングローラ17及び定着装置18が設けられている。ここで,感光体11,帯電装置12,転写装置15,定着装置18はいずれもローラ形状のものを用いている。クリーニング装置16はクリーニングブレードを有するものである。また,現像装置14は2成分現像方式であり,トナーと磁性のキャリアから成る2成分の現像剤が蓄えられている。現像装置14には,トナーを混合するための混合手段19と感光体11へトナーを供給するための現像ローラ20とが設けられ,現像剤は混合手段19によって混合・撹拌されることにより摩擦帯電される。さらに,現像ローラ20は磁石を内包したものであり,その回転によって現像剤が搬送されて感光体11へ供給される。
この画像形成装置1の動作を簡単に説明する。画像形成装置1は,画像データを受信することにより動作する。感光体11は,図1に示したように時計回りに回転駆動される。そして,帯電装置12に対向する位置で,帯電ローラにより一様に帯電される。次に,露光装置13によって露光され,感光体11の表面に画像データに基づいた静電潜像が形成される。さらに,現像ローラ20は,図中矢印で示したように,感光体11とは逆回転に駆動される。感光体11の静電潜像が現像装置14の位置に達すると,現像ローラ20に印加された電圧と感光体11の静電潜像との間で形成される電界により,帯電したトナーが移動して,静電潜像がトナーによって現像される。
一方,用紙搬送路を搬送されてきた用紙は,タイミングローラ17で画像先端位置にタイミングを合わせられて,感光体11と転写装置15との間に搬送される。そして,転写装置15によって,感光体11上のトナー像が用紙に転写される。さらに,転写されたトナー像を保持した用紙はさらに搬送され,定着装置18によって熱と圧力が加えられる。これにより,トナー像が用紙に定着される。また,転写装置15によって用紙に転写されず,感光体11に残った転写残りトナーはクリーニング装置16によって掻き取られ,クリーニングされる。これで,1枚分の画像形成が終了する。
なおここでは,一つの例として各部の構成を述べたが,これらは他の構成に置き換えることもできる。例えば,像担持体としてローラ形状の感光体11を用いるとしたが,ベルト形状の感光体を使用してもよい。また,帯電装置12は,ローラ帯電方式に代えてコロナ放電方式の帯電チャージャ,ブレード,ブラシ,近接帯電部材等としてもよい。また,露光装置13は,レーザでも,LED等によるものでもよい。また,現像装置14は,上記の2成分現像方式に代えて1成分現像方式でもよい。現像ローラ20の回転方向も上記の逆でもよい。また,転写装置15は,転写ローラに代えて転写チャージャ,転写ベルト等を用いてもよい。あるいは,感光体11から用紙へ直接トナー像を転写する代わりに,中間転写体を備えて2段階以上の転写を行う方式でもよい。また,クリーニング装置16は,クリーニングブレードに代えてクリーニングブラシ,クリーニングローラまたはそれらの組合せとしてもよい。あるいは,現像装置14によって転写残トナーの回収を行うクリーナレス方式でもよい。また,定着装置18は,定着ローラに代えて定着ベルトを用いてもよいし,非接触方式としてもよい。
このような画像形成装置1において,現像装置14には,図2と図3とに示すように,現像ローラ20に隣接して,飛散トナー吸引部21が設けられている。飛散トナー吸引部21は現像装置14と一体に形成され,その外形は現像ローラ20の軸方向に平行な略四角柱形状である。現像装置14は飛散トナー吸引部21を含んでカートリッジ化されており,所定の時期に適宜交換される。このカートリッジ化としては,感光体11と一体化された感光体ドラムカートリッジとされてもよいし,現像装置14のみのカートリッジであってもよい。なお,交換の際には,現像ローラ20は閉鎖されるので,作業者のクリーンハンド性が確保されている。
飛散トナー吸引部21は,その側面の1つは現像ローラ20の外周面に沿った形状にされ,1辺部が現像ローラ20と感光体11との最近接部に近づくようにされている。さらに,その先端部には2つの互いに大きさの異なる吸引口22a,22bが形成されている。飛散トナー吸引部21の内部は,分割面23によって図2中上下(右上と左下)に分割されている。分割面23は,現像ローラ20の軸を含む面の1つに平行な面であり,その断面は図示のように,飛散トナー吸引部21の対角面をなして斜めに配置されている。
飛散トナー吸引部21内部の分割面23より上側の室は,図3に示すように,その中央部で現像ローラ20の軸方向に垂直な分割面24によってさらに分割され,2つの上室25a,25bが形成されている。また,分割面23には,2つの上室25a,25bにそれぞれ対応する位置にエアフィルタ26a,26bが設けられている。分割面23の図中下側の室である下室27には,長手方向(現像ローラ20の軸方向)の一方の端部に排気ダクト28が設けられ,画像形成装置1に設けられたファンに連通されている。
ここで,エアフィルタ26a,26bは,静電気を帯電する繊維により構成され,空気は通過させるがトナー粒子は通過させない。また,分割面23の各フィルタ以外の部分と分割面24は,空気は流通できない。また,2つの吸引口22a,22bは,図3に示すように,飛散トナー吸引部21の長手方向両端位置に異なる大きさで設けられている。両吸引口22a,22bが長手方向両端部に設けられているのは,現像ローラ20の両端部近傍に飛散トナーが発生しやすいからである。特に,本実施の形態で示したように感光体11と現像ローラ20とがカウンター回転である場合には両端部に飛散トナーが発生しやすいことが分かっている。
この飛散トナー吸引部21では,ファンを作動させることにより,飛散トナー吸引部21の内部には吸引口22a,22bから入り,排気ダクト28へと排出される空気の流れが形成される。すなわち,吸引口22aから入りフィルタ26aを抜け下室27を介して排気ダクト28へと連通する第1の流れと,吸引口22bから入りフィルタ26bを抜け下室27を介して排気ダクト28へと連通する第2の流れとが形成される。ここで,この第1の流れと第2の流れとの時間あたりに流通する空気の量を比較する。この流通空気量が各エアフィルタ26a,26bに蓄積されるトナー量にほぼ対応するからである。
図3では排気ダクト28が上室25aに近い側の端部に設けられているので,上室25aに連通される吸引口22aの方が,上室25bに連通される吸引口22bよりも小さく形成されている。排気ダクト28の配置が逆であれば吸引口の大きさも逆となる。すなわち,排気ダクト28に近い側の吸引口は小さく,遠い側の吸引口は大きくする。そのため,第1の流れは,吸引口22aは小さいが排気ダクト28までの流路長さが短く流速が大きいものとなる。第2の流れは,吸引口22bは大きいが排気ダクト28までの流路長さが長く流速は小さいものとなる。従って,吸引口22a,22bの大きさを適当に選択することによって,第1の流れと第2の流れとの時間あたりの風量を同程度とすることができる。これによって,各エアフィルタ26a,26bに蓄積される飛散トナーの量もほぼ同程度とすることができる。
この構成によれば,現像ローラ20の周囲に飛散した飛散トナーは,エアフィルタ26a,26bによって回収される。また,飛散トナー吸引部21は,図1に示すように,カートリッジ化された現像装置14の角部に設けられているので,円柱形状の現像ローラ20の周囲の,従来はデッドスペースでしかなかった空間を有効利用している。また,エアフィルタ26a,26bは現像ローラ20の軸方向に平行に配置されているので,エアフィルタ26a,26bの面積をある程度大きくしても装置全体の大型化を招くことはない。従って,飛散トナーの増量に対しても容易に対応できる。
また,吸引口22a,22bの吸引面積に差を設けることにより,排気ダクト28が飛散トナー吸引部21の軸方向一端部に設けられてもそれぞれの吸引風量をほぼ等しくすることができる。従って,両エアフィルタ26a,26bには,ほぼ等量のトナー粒子が蓄積するので,いずれかが先に目詰まりして寿命の制限となることはない。また,ファンからの距離によって吸引風量に差が生じないので,いずれの吸引口22a,22bに関しても適正な範囲内の吸引風量とすることが可能である。これにより,無用に大きい吸引風量によって余計に飛散トナーを増大させるおそれはない。
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像形成装置1によれば,現像ローラ20の近傍に飛散トナー吸引部21を設けたので,飛散トナーを含む空気が吸引される。飛散トナー吸引部21は現像装置14とともにカートリッジ化されているので,その交換時のクリーンハンド性は確保されている。さらに,飛散トナー吸引部21のエアフィルタ26a,26bは,現像ローラ20の軸方向に平行に配置されているので,装置を大型化することなく,フィルタ面積を大きくすることができる。これにより,フィルタ部の延命を図ることができるので,現像装置14の寿命以上のフィルタ寿命が確保され,長期にわたりノイズのない良好な画像が得られるようになった。
「第2の実施の形態」
次に,本発明を具体化した第2の実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態の画像形成装置2は,第1の実施の形態の画像形成装置1と,飛散トナー吸引部21の構成がやや異なるのみである。その他の部分は同様であるので,同一の符号を付し説明を省略する。
本実施の形態の飛散トナー吸引部31は,図4と図5とに示すように,現像ローラ20の図中左上に配置される。この実施の形態では,3箇所に設けられた吸引口32a,32b,32cの吸引面積は等しくされている。飛散トナー吸引部31の内部は分割面33によって図中上下に分割され,さらに2つの分割面34によって軸方向に3つに分割され,3つの上室35a,35b,35cが形成されている。分割面33には,3つの上室35a,35b,35cにそれぞれエアフィルタ36a,36b,36cが設けられ,それぞれ対応する吸引口32a,32b,32cと連通している。分割面33の図中下部には,第1の実施の形態の飛散トナー吸引部21と同様に下室27及び排気ダクト28が設けられている。
さらに,飛散トナー吸引部31では,図5に示すように,各吸引口32a,32b,32cと各上室35a,35b,35cとを連通する連通路39a,39b,39cの流路断面積が互いに異なるようにされている。具体的には,排気ダクト28に近いほど連通路39a,39b,39cの流路断面積が小さくなっている。これにより,それぞれの吸引口32a,32b,32cからの吸引風量をほぼ等しくすることができる。従って,各エアフィルタ36a,36b,36cに蓄積されるトナー量をほぼ等しくすることができる。なお,現像ローラ20の軸方向両端部で飛散トナーの量が多い場合は,中央の吸引口32bからの吸引風量は,両端の吸引口32a,32cからの吸引風量に比較してやや大きくなるようにしてもよい。
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像形成装置2によれば,第1の実施の形態と同様に,装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることができる。
「第3の実施の形態」
次に,本発明を具体化した第3の実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態の画像形成装置3は,第1の実施の形態の画像形成装置1と,飛散トナー吸引部21の構成がやや異なるのみであり,その他の部分は同じであるので同一の符号を付し説明を省略する。
本実施の形態の飛散トナー吸引部41は,図6に示すように,第1の実施の形態とその外形は同様である。2つの吸引口22a,22bは,同一の大きさに形成されている。一方,エアフィルタ26aはエアフィルタ26bより面積の小さいものが使用される。これにより,吸引口22aから入ってエアフィルタ26aを通り排気ダクト28へと排気される吸引風量と吸引口22bから入ってエアフィルタ26bを通り排気ダクト28へと排気される吸引風量とは,ほぼ等しくされている。
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像形成装置3によれば,第1の実施の形態と同様に,装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることができる。
「第4の実施の形態」
次に,本発明を具体化した第4の実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態の画像形成装置4は,第1の実施の形態の画像形成装置1と,飛散トナー吸引部21の構成がやや異なるのみであり,その他の部分は同じであるので同一の符号を付し説明を省略する。
本実施の形態の飛散トナー吸引部51は,図7に示すように,第1の実施の形態とその外形は同様である。2つの吸引口22a,22bは,同一の大きさに形成されている。一方,エアフィルタ26aはエアフィルタ26bより目の細かいものが使用される。あるいは,エアフィルタ26aはエアフィルタ26bと同等のものを2枚重ねて設けられる。あるいは,エアフィルタ26aはエアフィルタ26bより厚みの厚いものが使用される。これにより,吸引口22aから入ってエアフィルタ26aを通り排気ダクト28へと排気される吸引風量と吸引口22bから入ってエアフィルタ26bを通り排気ダクト28へと排気される吸引風量とは,ほぼ等しくされる。
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像形成装置4によれば,第1の実施の形態と同様に,装置を大型化することなく,エアフィルタの延命を図ることができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,上記の各実施の形態で説明した吸引口,連通路,エアフィルタ等の構成を混合した形態とすることもできる。
また例えば,飛散トナー吸引部21,31等の外形形状は略四角柱に限らず,現像装置14の周囲の隙間形状に合わせて曲面で形成してもよい。
また例えば,上記の各実施の形態では,分割面23,33を飛散トナー吸引部21,31等の対角面としたが,これに限らず,各吸引口22a,22b等から排気ダクト28への流路中に設けらればよい。また,曲面で構成してもよい。
また例えば,排気ダクト28の配置は,飛散トナー吸引部21,31等の軸方向端部に限らず,中央付近に設けられたり,下向きに取り付けられてもよい。下室27の空気を排気できる構成であればかまわない。なお,この排気ダクト28の配置の変更に応じて,吸引口22a,22b等の大きさや連通路の流路断面積等が変更されることは当然である。各エアフィルタを通り抜ける空気流量がほぼ等しくなるようにされればよい。
また例えば,吸引口の数は,4以上としてもよい。また1つのフィルタの対応する吸引口を複数個に分散してもよい。この場合には,各フィルタに時間あたりに蓄積される飛散トナーの量がほぼ同一となるようにする。
また例えば,本発明の画像形成装置は,電子写真方式の装置であればよく,複写機,プリンタ,ファクシミリやこれらの複合機に適用できる。また,モノクロ機でもカラー機でもかまわない。
本実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る飛散トナー吸引部を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る飛散トナー吸引部を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る飛散トナー吸引部を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る飛散トナー吸引部を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係る飛散トナー吸引部を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係る飛散トナー吸引部を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 感光体
14 現像装置(現像カートリッジ)
20 現像ローラ(現像剤担持体)
22a,22b,32a,32b,32c 吸引口(吸気口)
25a,25b,35a,35b,35c 上室(第1チャンバ)
26a,26b,36a,36b,36c エアフィルタ(フィルタ)
27 下室(第2チャンバ)
28 排気ダクト(排出口)
39a,39b,39c 連通路(吸気路)

Claims (5)

  1. 現像剤を表面に担持する現像剤担持体を有し,画像形成装置に装着されて感光体の静電潜像を現像する現像カートリッジにおいて,
    前記現像剤担持体の表面に沿って設けられた第1チャンバと,
    前記第1チャンバに連通する第2チャンバと,
    前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間に,前記現像剤担持体の軸方向と平行に配置されたフィルタとを有し,
    前記第1チャンバには,前記現像剤担持体の周囲の空気を吸入する吸気口が形成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 請求項1に記載する現像カートリッジにおいて,
    前記第2チャンバには,内部の空気を排出する排出口が前記現像剤担持体の軸方向の端部の一方に形成されており,
    前記第1チャンバの吸気口が前記現像剤担持体の軸方向に2か所以上形成されており,
    前記第1チャンバの内部が吸気口に対応して複数の吸気路に区画されており,
    前記フィルタが各吸気路に対応して複数に分割されており,
    吸気口から吸気路,フィルタに至る各吸気経路の通気抵抗が,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど小さいことを特徴とする現像カートリッジ。
  3. 請求項2に記載する現像カートリッジにおいて,
    吸気口の面積が,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど大きいこと,
    吸気路の断面積が,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど大きいこと,
    フィルタの面積が,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど大きいこと,
    フィルタの粗さが,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど粗いこと,
    フィルタの厚さが,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど薄いこと,
    フィルタの層数が,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど少ないこと,
    の各条件の少なくとも1つを満たすことを特徴とする現像カートリッジ。
  4. 現像剤を表面に担持する現像剤担持体を有し,前記現像剤担持体により感光体の静電潜像を現像する現像カートリッジを装着して画像形成を行う画像形成装置において,前記現像カートリッジは,
    前記現像剤担持体の表面に沿って設けられた第1チャンバと,
    前記第1チャンバに連通する第2チャンバと,
    前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間に,前記現像剤担持体の軸方向と平行に配置されたフィルタとを有し,
    前記第1チャンバには,前記現像剤担持体の周囲の空気を吸入する吸気口が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載する画像形成装置において,
    前記第2チャンバには,内部の空気を排出する排出口が前記現像剤担持体の軸方向の端部の一方に形成されており,
    前記第1チャンバの吸気口が前記現像剤担持体の軸方向に2か所以上形成されており,
    前記第1チャンバの内部が吸気口に対応して複数の吸気路に区画されており,
    前記フィルタが各吸気路に対応して複数に分割されており,
    吸気口から吸気路,フィルタに至る各吸気経路の通気抵抗が,前記第2チャンバの排出口から遠いものほど小さいことを特徴とする画像形成装置。
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