JP2008216528A - 画像形成装置 - Google Patents

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Junichi Hashimoto
淳一 橋本
Takuya Wada
卓也 和田
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Abstract

【課題】長期に亘って使用できる粉煙トナー回収装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、現像剤から発生した粉煙を含む空気を吸引して粉煙を回収する回収装置60を備えている。回収装置は、粉煙を捕集可能な複数のフィルタ部分と、複数のフィルタ部分82a〜82cの少なくとも一つを選択的に利用して、粉煙を含む空気の流れる経路106を形成する。この画像形成装置によれば、捕集された粉煙で目詰まりしたフィルタ部分は適宜別のフィルタ部分に置き換えられ、粉煙の捕集性能が適正に維持できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、粉体現像剤を用いた画像形成装置に関する。画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであってもよい。
電子写真方式の画像形成装置は、静電潜像担持体(例えば、感光体)の表面に形成された静電潜像を現像剤であるトナーで可視像化し、この可視像化されたトナー像を紙などのシートに転写して画像を形成する。
このような形態の画像形成装置にあっては、粉体トナーを荷電し、荷電されたトナーを静電的に感光体に付着させる。しかし、トナーの粒子がすべて目的の荷電量まで荷電されるものでないし、また、目的の極性に荷電されるものでない。そのため、荷電性の弱いトナーや逆極性に荷電したトナーの一部が現像剤から遊離し、粉煙となって周囲に飛散することがある。そして、飛散したトナーは、画像形成装置の内部に含まれる装置等に付着し、ジャム処理やメンテナンス作業を行う者の衣服や肌を汚すことになる。
そこで、飛散トナーに纏わる種々の問題を解消するために、画像形成装置の内部に粉煙トナー吸引ダクトと、ダクト内に固定されたトナー捕集フィルタと、ダクトを通じて飛散トナーを吸引するファンを含む回収装置を設け、ダクト内に吸引された空気に含まれるトナーをフィルタで捕集することが提案されている。
また、現像装置や感光体を含むプロセスユニットに回収装置を設け、プロセスユニットの交換と同時に回収装置を交換できるようにした技術が、特許文献1に提案されている。
特開2001−5365号公報
しかし、このような従来の回収装置を備えた画像形成装置では、粉煙トナーの発生が多い場合、フィルタが早期に目詰まりし、プロセスユニットが寿命近くなったときには最早回収装置はまったく正常に機能し得ないという事態が生じる。これに対応するために大型のフィルタを使用すれば、回収装置が大型化し、それは画像形成装置の大型化を招く結果となる。
そこで、本発明は、出来るだけ長期に亘って使用できる粉煙トナー回収装置を備えた新たな画像形成装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、静電潜像担持体と現像装置を備え、上記現像装置から供給される粉体トナーを用いて上記静電潜像担持体の担持する静電潜像をトナー像として可視像化する画像形成装置において、上記画像形成装置は上記現像剤から発生した粉煙を含む空気を吸引して上記粉煙を回収する回収装置を備えており、上記回収装置は、第1の吸引口を備えた第1のハウジングと、上記第1のハウジング内に配置され、複数の第2の吸引口を備えた第2のハウジングと、上記第2のハウジングの複数の第2の吸引口を内側又は外側からフィルタと、上記複数の第2の吸引口の少なくとも一つを上記第1の吸引口に選択的に連通させる手段と、上記第1の吸引口に連通した上記第2の吸引口を覆うフィルタ部分を介して、上記第1のハウジングの外部から上記第2のハウジングの内部に流れる空気の流れを形成し、上記フィルタ部分に上記粉煙を捕集させる手段を備えている。本発明の他の形態は、静電潜像担持体と現像装置を備え、上記現像装置から供給される粉体トナーを用いて上記静電潜像担持体の担持する静電潜像をトナー像として可視像化する画像形成装置において、上記画像形成装置は上記現像剤から発生した粉煙を含む空気を吸引して上記粉煙を回収する回収装置を備えており、上記回収装置は、第1の吸引口を備えた第1のハウジングと、上記第1のハウジング内に固定され、少なくとも一つの第2の吸引口を備えた第2のハウジングと、上記第2の吸引口を内側又は外側から覆うフィルタと、上記第2のハウジングに対して上記フィルタを移動し、上記第2の吸引口に対向するフィルタ部分を切り替える手段と、上記第1の吸引口と上記第2の吸引口を介して、上記第1のハウジングの外部から上記第2のハウジングの内部に流れる空気の流れを形成し、上記フィルタ部分に上記粉煙を捕集させる手段を備えている。
この画像形成装置によれば、捕集された粉煙で目詰まりしたフィルタ部分は適宜別のフィルタ部分に置き換えられ、粉煙の捕集性能が適正に維持できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置10の概略構成を示す。画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、または、それらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであってもよい。
画像形成装置の構成と動作
画像形成装置10の構成をその画像形成動作と共に説明する。画像形成時、図の左右に配置されたローラ12,14のいずれか一方に図示しないモータから回転が伝達される。ローラ12又は14の回転は、ローラ12,14に支持されている無端状の中間転写ベルト(以下、「転写ベルト」という。)16に伝達され、転写ベルト16が反時計回り方向に回転する。図の左側のローラ12から図の右側のローラ14に移動する下部転写ベルト部の近傍には複数の作像部18が配置されており、これら複数の作像部18からそれぞれ異なる色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー(現像剤)像が転写ベルト16の外周面に転写されてフルカラートナー像が形成される。
各作像部18では、周知の電子写真法に基づき、転写ベルト16の下部転写ベルト部の近傍に配置された感光体(静電潜像担持体)20の外周面にトナー像が形成され、このトナー像が転写ベルト16に転写される。具体的には、感光体20の外周面が帯電装置22で所定電位に帯電される。帯電された感光体20の外周面には、画像露光装置24から出射された画像光(例えばレーザ光)が露光されて静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置26から供給されるトナーによってトナー像として可視像化される。感光体20上のトナー像は、転写ベルト16の内側に配置された転写装置(一次転写装置)28によって転写ベルト16に転写(一次転写)される。転写されたトナー像は転写ベルト16上で重ね合わされ、フルカラートナー像が形成される。転写ベルト16に転写されることなく感光体20に残存するトナーは、クリーニング装置(一次クリーニング装置)30で回収される。
転写ベルト16に転写されたトナー像は、図の右側の搬送経路32に沿って下部の給紙部34から上部の排紙部36に向かって搬送されるシート(例えば紙)38に転写(二次転写)される。二次転写の原理は一次転写の原理と同様であり、右側のローラ14及びこのローラ14に支持されている転写ベルト部分に対向して配置されている転写装置(二次転写装置)40によってシート38に転写される。シート38に転写されることなく転写ベルト16上に残存するトナーは、クリーニング装置(二次クリーニング装置)42で回収される。シート38に転写されたトナー像は、定着装置44でシート38に加熱定着される。このようにしてトナー像が定着されたシート38は、排紙部36に排出される。
現像装置
図2は作像部の一部又は全部を構成するプロセスユニット46を示す。実施形態において、プロセスユニット46は、感光体20、帯電装置22、現像装置26、クリーニング装置30を一体的に備えており、画像形成装置10に着脱自在としてある。現像装置26は種々の形態の現像装置が適用可能であるが、実施形態では、感光体20の外周面に対向する開口部(図示せず)を備えた現像ハウジング48を有し、この開口部に現像ローラ50が配置されている。現像ハウジング48の内部には、粉体現像剤と、現像剤を攪拌して現像ローラ50の外周面に供給するために一つ又は複数の攪拌供給部材が配置されている。実施形態では、攪拌搬送部材として2つの回転部材52a,52bが配置されている。実施形態では、現像剤はトナー54を主成分とする所謂一成分現像剤が使用されている。ただし、本発明は、トナーとキャリアを主成分として含む所謂二成分現像剤を用いた画像形成装置にも適用可能である。現像ローラ50の近傍には帯電手段であるブレード56が配置されている。ブレード56は、細長い板状の弾性部材からなり、現像ローラ50の外周面に所定の圧力で接触している。
このような構成を備えた現像装置26によれば、ハウジング48内に収容されているトナーが2つの回転部材52a,52bで攪拌されながら、現像ローラ50の外周面に供給されて保持される。現像ローラ50に保持されたトナーは、ブレード56との接触によって摩擦帯電された後、現像ローラ50と感光体20が対向する現像領域58で感光体20の外周面に形成されている静電潜像画像部に付着し、静電潜像をトナー像として可視像化する。
回収装置
粉体現像剤を用いた画像形成装置では、粉体現像剤であるトナーの一部が粉煙となって現像ローラ50の外周面から遊離し、周辺機器を汚染することがある。特に、感光体20と現像ローラ50が対向する現像領域58では、トナー54が現像ローラ50から感光体20に移動することから、トナー粉煙の発生が他の領域に比べて多い。そのため、画像形成装置10は、図2〜図4に示すように、現像領域58の近傍に回収装置60を備えている。回収装置60は、プロセスユニット46に一体化してもよいし、着脱可能としてもよい。
回収装置60は、現像ローラ50のほぼ全長に亘ってほぼ平行に伸びる細長いアウタハウジング(第1のハウジング)62を有する。アウタハウジング62は、現像装置26の現像ハウジング48に固定してもよいし、画像形成装置に着脱自在としてもよく、細長い筒状の外観を有する。図2,3に示すように、アウタハウジング62は、上壁64、底壁66、前壁68、後壁70、端壁72(図4参照)を有する。上壁64は、図の上方に向けて突出する略半円筒形内面(規制部)76を有する。底壁66は、中央が図の下方に向けて突出する横断面を有する。また、実施形態では、底壁66が現像ローラ50の上部外周の一部を覆っている。前壁68は、アウタハウジング62の内部と外部を連通する開口部又は吸引口(第1の吸引口)78を有する。実施形態では、図4に示すように、2つの吸引口78が長手方向両端側にそれぞれ配置されているが、長手方向に所定の間隔をあけて3つ以上の吸引口を設けてもよい。また、実施形態では、吸引口78は、長手方向に細長く伸びるスロットとして形成されているが、その形状は任意である。端壁74はそれぞれ円形の貫通孔79を有する。
アウタハウジング62の内側には円筒部材のダクト80が配置されている。図2に示すように、ダクト80は、トナー捕獲部材である筒状のフィルタ82を有する。フィルタ82は、直径2μm以上の現像剤を捕集できる部材(例えば、繊維素材、または通気性の発泡部材)で形成されており、上壁64の半円筒内面76の内径とほぼ同一の外径を有する。フィルタ82は、内部に挿入された筒状支持部材のインナハウジング(第2のハウジング)84によって内面が支持されている。フィルタ82とインナハウジング84との長手方向と周方向の相対的なずれを防止するために、例えば、図示するように、フィルタ82の一部に係合凹部又は係合孔86を形成するとともに、インナハウジング84には係合突起88を形成し、係合突起88を係合凹部又は係合孔86に係合することが好ましい。他の形態として、係合孔をインナハウジング84に設け、係合突起をフィルタ82に設けてもよい。他の固定方法として、フィルタ82とインナハウジング84を接着剤で接着してもよい。
図2,3に示すように、インナハウジング84は、長手方向に伸びる複数の吸引スロット又は吸引口(第2の吸引口)90a〜90cを有する。実施形態では、3つの吸引口90a〜90cが周方向に120度をあけて等間隔に形成されている。図示する吸引口90a〜90cは、インナハウジング84の両端近傍まで連続的に伸びる一つの開口であってもよいし、分割された複数の開口で形成してもよい。図4に示すように、インナハウジング84は、一端(図の左下に表れた端部)に開放された開放円筒部92を備えており、他端(図の右上に表れた端部)に閉鎖された閉鎖円筒部94を備えている。閉鎖円筒部94は、外側に向けて突出する凸状又は内側に向けて窪んだ凹状の駆動連結部96を備えている。
このように構成されたダクト80は、図3に示すように、アウタハウジング62内の上部に配置され、ダクト80と底壁66との間に回収空間(第1の内空部)100が形成される。この状態で、アウタハウジング上壁64の半円筒内面76に円筒フィルタ82の外周面が接触している。また、インナハウジング84の一端開放円筒部92と他端閉鎖円筒部94がアウタハウジング62の貫通孔79にそれぞれ挿通され、ダクト80が回転可能に支持される。
図4に示すように、回収装置60が単独で又はプロセスユニット46と共に画像形成装置10に装着されると、インナハウジング84の一端にある開放円筒部92がファン等の吸引装置102に接続され、インナハウジング84の他端にある閉鎖円筒部94の駆動連結部96が画像形成装置本体に設けた回収装置駆動部104に連結される。この状態で、図3に示すように、インナハウジング84の一つの吸引口90aが真下に向けられて回収空間100に対向しており、他の2つの吸引口90b、90cはアウタハウジング62の半円筒内面76に対向している。したがって、吸引装置102が駆動すると、回収装置60は現像領域58の近傍、本実施形態では、感光体20の移動方向に関して現像領域58の下流側にある空気を吸引する。図3,4に矢印102で示す空気の流れる経路に沿って、現像領域近傍の空気は、アウタハウジング62の両端吸引口78を介して、アウタハウジング62の回収空間100に吸引される。次に、図3に示すように、回収空間100の空気はフィルタ82及びインナハウジング84の吸引口90aを介してインナハウジング84の内部空間である内空部(第2の内空部)108に導かれた後、開放円筒部92を介して吸引装置102に吸引される。この空気の流れに乗って、現像領域58の近傍にある粉煙又は粉煙トナー(トナー粒子)110はアウタハウジング62の回収空間100に導入される。回収空間100の粉煙トナー110は、その一部が空気の流れに乗り、吸引口90aに対向するフィルタ部分82aに捕集され、残りの一部が回収空間100の下に落下する。このとき、吸引口90b、90cは半円筒内面76によって塞がれているため、これら吸引口90b、90cを覆うフィルタ部分82b、82cにトナーが捕集されることはない。
フィルタ部分82aに溜まったトナー量が多くなると、フィルタ部分82aを通る空気の流れが受ける抵抗が大きくなり、トナー捕集効率が低下する。そのため、本発明では、後に詳細に説明するように、フィルタ部分82aに多くのトナーが捕集されて空気透過効率が低下したとき、回収装置駆動部104を駆動し、図5に示すように、ダクト80を所定角度(本実施形態では120°)回転し、それまではアウタハウジング62の半円筒内面76に対向して塞がれていた吸引口90b又は90c及びフィルタ部分82b又は82cを回収空間100に対向させるとともに、代わりに、捕集されたトナーで目詰まりしているフィルタ部分82aを半円筒内面76に対向させ、フィルタ82のトナー捕集性能を回復する。
上記実施形態では、インナハウジング84に3つの吸引口90a、90b、90cを周方向に120°あけて等間隔に形成したが、吸引口の数は2つ以上であればよい。なお、上述した実施形態では、3つの吸引口90a、90b、90cのうちの一つの吸引口のみを回収空間100に対向させているが、複数の吸引口を回収空間100に対向させてもよい。
また、上記実施形態では、吸引口78をアウタハウジング62に2つだけ形成しているが、吸引口78は少なくとも一つあればよい。当然、複数の吸引口は等間隔に配置してもよいし、両端側で密に配置し、中央領域では粗に配置してもよい。
さらに、上記実施形態では、インナハウジング84の外側に円筒フィルタ82を配置したが、インナハウジング84の内側に円筒フィルタを配置してもよい。この場合、円筒状のインナハウジング84の外径をアウタハウジング62の半円筒内面76の内径と同一又はほぼ同一とするか、またはインナハウジング外面とアウタハウジング内面との間に適当なシール部材を配置し、両ハウジングの隙間から、半円筒内面76に対向している吸引口を介して、粉煙を含む空気がインナハウジング84の内空部108に流れ込まないようにすることが好ましい。
回収装置の第2の実施形態
図6は回収装置の他の実施形態を示す。本実施形態の回収装置120において、ダクト122は略円筒形の筒状支持部材であるインナハウジング124を備えている。インナハウジング124は、アウタハウジング62の半円筒内面76とほぼ同一外径を有する筒状部材からなり、回収空間100に対向する部分に長手方向に伸びる吸引口126を備えている。吸引口126は、一つの連続した細長い開口であってもよいし、複数の細長い開口を長手方向に一列に又は複数列に整列させたものであってもよい。
インナハウジング124の両端は開放されており、回収装置120を単独で又はプロセスユニット46と共に画像形成装置10に装着した状態で、一方の開放端部が上述の実施形態と同様に吸引装置に接続される。また、インナハウジング124は、インナハウジング124の内径とほぼ同一の外径を有する筒状のフィルタ128を、インナハウジング124の中心軸を中心に回転可能に収容している。フィルタ128は、例えば上述した実施形態のフィルタ82と同一の材料からなる。インナハウジング124の他方の開放端部に位置する筒状フィルタ128の一端部には駆動連結部(図示せず)が設けてあり、回収装置120を単独で又はプロセスユニット46と共に画像形成装置10に装着した状態で、この駆動連結部が回収装置駆動部104に駆動連結される。また、筒状フィルタ128の他端部において、インナハウジング124は、回収装置120を単独で又はプロセスユニット46と共に画像形成装置10に装着した状態で、吸引装置に接続される。
このような構成を備えた回収装置120によれば、吸引装置が駆動すると、回収装置120は現像領域58の近傍にある空気を吸引する。吸引された空気は、図6に矢印で示す空気の流れる経路130に沿って、アウタハウジング62の吸引口78を介して、アウタハウジング62の回収空間100に入り、インナハウジング124の吸引口126とこれに対向するフィルタ部分128aを介して、フィルタ128の内空部132に導かれた後、吸引装置に吸引される。この空気の流れに乗って、現像領域58の近傍にある粉煙トナー(トナー粒子)はアウタハウジング62の回収空間100に導入される。回収空間100の粉煙トナーは、その一部が空気の流れに乗ってフィルタ部分128aに捕集され、残りの一部が回収空間100の下に落下する。フィルタ128は、後に説明する制御に基づいて間欠的に又は連続的に回転され、捕集トナーで目詰まりしているフィルタ部分128aを吸引口126からインナハウジング124の背後に移動すると共に新たなフィルタ部分128bを吸引口126に対向させてフィルタ128のトナー捕集性能を適正に維持する。
回収装置の第3の実施形態
図7は回収装置の他の実施形態を示す。回収装置140は、上述の実施形態と同様に、アウタハウジング62の内部にダクト142を有する。ダクト142は、円筒状のインナハウジング144を有する。インナハウジング144は一つ又は複数の吸引口146を有する。図示する実施形態では、インナハウジング144は、長手方向の中央部に一つの吸引口146を有する。フィルタ148は、上述した実施形態のフィルタと同一又は類似の材料からなる円筒状の部材からなり、インナハウジング144に移動可能に外装されている。円筒フィルタ148の内径は、インナハウジング144の外径とほぼ等しく形成し、インナハウジング144とフィルタ148が隙間無く接触していることが好ましい。図示するように、インナハウジング144の中心軸方向に関して、円筒フィルタ148の長さはインナハウジング144よりも短く、インナハウジング144の長手方向に移動可能としてある。このように構成された回収装置140は、回収装置140を単独で又はプロセスユニット46と共に画像形成装置10に装着した状態で、インナハウジング144が吸引装置に接続され、円筒フィルタ148が該円筒フィルタ148を中心軸方向と周方向に移動する回収装置駆動部150に連結される。
このような構成を備えた回収装置140によれば、吸引装置が駆動すると、回収装置140は現像領域58の近傍にある空気を吸引する。吸引された空気は、矢印152で示す空気の流れる経路に沿って、アウタハウジング62の吸引口78を介して、アウタハウジング62の回収空間100に入り、インナハウジング144の吸引口146とフィルタ部分148aを介して、インナハウジング144の内空部に導かれた後、吸引装置102に吸引される。この空気の流れに乗って、現像領域58の近傍にある粉煙トナー(トナー粒子)110はアウタハウジング62の回収空間100に導入される。回収空間100の粉煙トナーは、その一部が空気の流れに乗ってフィルタ部分148aに捕集され、残りの一部が回収空間100の下に落下する。フィルタ148は、後に説明する制御に基づいて回収装置駆動部150が駆動して間欠的に又は連続的に周方向に回転され又中心軸方向に移動し、捕集トナーで目詰まりしているフィルタ部分148aを吸引口146からインナハウジング144の背後に移動すると共に新たなフィルタ部分148bを順次吸引口146に対向させてフィルタ148のトナー捕集性能を適正に維持する。
吸引装置の制御
図8は、上述した3つの実施形態で説明した吸引装置102と回収装置駆動部104の制御を説明するためのブロック図である。図示するように、画像形成装置10は、現像ローラ50と回転部材52a,52bを駆動する現像装置駆動部160と、インナハウジング84、124、144を回転する又はフィルタ82を回転及び/又は移動する回収装置駆動部104(150)を有する。現像装置駆動部160と回収装置駆動部104(150)は制御部162と電気的に接続されており、制御部162から出力される信号に基づいてそれぞれ駆動するようにしてある。制御部162はまた、現像装置駆動部160の駆動時間を計時して記憶する計時記録部164に接続されている。計時記録部164は、プロセスユニット46又は回収装置に設けてもよいし、画像形成装置10の本体に設けてもよい。プロセスユニット46又は回収装置に設けた計時記録部164は、小型のICチップによって実現することができる。
制御部162の動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。図示しないコンピュータ又はパネル操作によって画像形成が指示されると、制御部162は、現像装置駆動部160を駆動するとともに(ステップ#1)、計時記録部164を起動して、今回指示された画像形成に対して現像装置駆動部#が駆動した駆動時間Δtを計時する(ステップ#2)。計時記録部164は、インナハウジング吸引口に一つのフィルタ部分が対向している状態で計時された総駆動時間tを記憶しており、この総駆動時間tに駆動時間Δtが加算される(ステップ#3)。次に、制御部162は、計時記憶部164に記憶されている総駆動時間tが予め決められている時間(クリーニング時間)t’以上か否か(t≧t’)判定する(ステップ#4)。判定の結果がt<t’であれば、制御部162はインナハウジング84とフィルタの現在の位置関係を維持する。逆に、判定結果がt≧t’であれば、制御部162は回収装置駆動部104(150)を起動してインナハウジング又はフィルタ若しくは両方を移動(周方向に回転、軸方向に移動)し、フィルタのトナー捕集性能を回復させる(ステップ#5)。また、総駆動時間tをリセットする(ステップ#6)。当然、すべてのフィルタ部分を使い切った時点で、必要であれば、ユーザに警報を発するようにしてもよい。警告は、例えば、警告音を発することにより、または操作パネルに必要なメッセージを表示することで行われる。
画像形成装置の概略構成を示す断面図。 プロセスユニットの断面図。 回収装置の断面図。 回収装置の斜視図。 ダクトが所定角度回転した状態を示す回収装置の断面図。 回収装置の他の形態の断面図。 回収装置の他の形態の断面図。 現像装置駆動部と回収装置駆動部の駆動に関連する制御ブロック図。 現像装置駆動部と回収装置駆動部の制御動作を示すフローチャート。
符号の説明
10:画像形成装置、12、14:ローラ、16:中間転写ベルト、18:作像部、20:感光体(静電潜像担持体)、22:帯電装置、24:画像露光装置、26:現像装置、28:転写装置(一次転写装置)、30:クリーニング装置、32:搬送経路、34:給紙部、36:排紙部、40:転写装置(二次転写装置)、42:クリーニング装置、44:定着装置、46:プロセスユニット、48:現像ハウジング、50:現像ローラ、52a、52b:回転部材(攪拌供給部材)、54:トナー(現像剤)、56:ブレード、58:現像領域、60:回収装置、62:アウタハウジング(第1のハウジング)、64:上壁、66:底壁、68:前壁、70:後壁、72:端壁、74:端壁、76:半円筒内面、78:吸引口(第1の吸引口)、79:貫通孔、80:ダクト、82:筒状フィルタ、84:インナハウジング(第2のハウジング、筒状支持部材)、86:係合孔、88:係合突起、90a〜90c:吸引口(第2の吸引口)、92:開放円筒部、94:閉鎖円筒部、96:駆動連結部、100:回収空間(第1の内空部)、102:吸引装置、104:回収装置駆動部、106:空気の流れる経路、108:内空部(第2の内空部)、110:粉煙トナー(トナー粒子)、120:回収装置、122:ダクト、124:インナハウジング、126:吸引口、128:フィルタ、130:空気の流れる経路、140:回収装置、142:ダクト、144:インナハウジング、146:吸引口、148:フィルタ。

Claims (3)

  1. 静電潜像担持体と現像装置を備え、上記現像装置から供給される粉体トナーを用いて上記静電潜像担持体の担持する静電潜像をトナー像として可視像化する画像形成装置において、
    上記画像形成装置は上記現像剤から発生した粉煙を含む空気を吸引して上記粉煙を回収する回収装置を備えており、上記回収装置は、
    第1の吸引口を備えた第1のハウジングと、
    上記第1のハウジング内に配置され、複数の第2の吸引口を備えた第2のハウジングと、
    上記第2のハウジングの複数の第2の吸引口を内側又は外側からフィルタと、
    上記複数の第2の吸引口の少なくとも一つを上記第1の吸引口に選択的に連通させる手段と、
    上記第1の吸引口に連通した上記第2の吸引口を覆うフィルタ部分を介して、上記第1のハウジングの外部から上記第2のハウジングの内部に流れる空気の流れを形成し、上記フィルタ部分に上記粉煙を捕集させる手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電潜像担持体と現像装置を備え、上記現像装置から供給される粉体トナーを用いて上記静電潜像担持体の担持する静電潜像をトナー像として可視像化する画像形成装置において、
    上記画像形成装置は上記現像剤から発生した粉煙を含む空気を吸引して上記粉煙を回収する回収装置を備えており、上記回収装置は、
    第1の吸引口を備えた第1のハウジングと、
    上記第1のハウジング内に固定され、少なくとも一つの第2の吸引口を備えた第2のハウジングと、
    上記第2の吸引口を内側又は外側から覆うフィルタと、
    上記第2のハウジングに対して上記フィルタを移動し、上記第2の吸引口に対向するフィルタ部分を切り替える手段と、
    上記第1の吸引口と上記第2の吸引口を介して、上記第1のハウジングの外部から上記第2のハウジングの内部に流れる空気の流れを形成し、上記フィルタ部分に上記粉煙を捕集させる手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 上記現像装置の駆動時間を計時する計時手段と、
    上記計時手段で計時された駆動時間が所定時間以上になると、上記粉煙トナーを捕集するフィルタ部分を切り替える手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの画像形成装置。
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