JP2012068487A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく複数の作像部を効率的に確実に冷却することができる、画像形成装置を提供する。
【解決手段】送風経路32において送風ファン31によって送風された空気を複数の作像部10Y、10M、10C、10BKに向けてそれぞれ別々に供給するために複数の作像部10Y、10M、10C、10BKとの間を仕切る壁部にそれぞれ形成された複数の開口部32aY、32aM、32aC、32aBKと、複数の開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積をそれぞれ可変できるように設けられた複数の可動部材34Y、34M、34C、34BKと、を備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、複数の作像部が並設された画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、複数のプロセスカートリッジ(作像部)が中間転写ベルトに対向するように並設されたタンデム型の画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
このような画像形成装置では、作像部の温度上昇による異常画像の発生を抑えるために、送風ファン(吸気ファン)によって作像部に向けて空気を供給して作像部を空冷する技術を用いているものが多い。
詳しくは、特許文献1には、複数のプロセスカートリッジ(作像部)と書込み部(書込みユニット)との間に設けられた送風経路(仕切り部材)に複数の開口を設けて、それらの開口から複数のプロセスカートリッジに向けて別々に空気を供給する技術が開示されている。
また、特許文献2には、複数のプロセスカートリッジ(作像部)のそれぞれに対して送風ファンを設置して、それらの送風ファンによって複数のプロセスカートリッジを別々に空冷する技術が開示されている。
従来の画像形成装置は、装置を大型化することなく複数の作像部を効率的に冷却することができなかった。
詳しくは、特許文献1の画像形成装置は、1つの送風ファンによって供給される空気を複数の作像部に分配しているために、並設された作像部の位置によって冷却効率に差異が生じてしまう可能性があった。
また、特許文献2の画像形成装置は、複数の作像部のそれぞれに対して送風ファンを設置しているために、装置が大型化してしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置を大型化することなく複数の作像部を効率的に確実に冷却することができる、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体上にトナー像を形成する作像部が複数並設された画像形成装置であって、装置外から流入した空気を装置内の送風経路に向けて送風する送風ファンと、前記送風経路において前記送風ファンによって送風された空気を前記複数の作像部に向けてそれぞれ別々に供給するために前記複数の作像部との間を仕切る壁部にそれぞれ形成された複数の開口部と、前記複数の開口部の開口面積をそれぞれ可変できるように前記複数の開口部にそれぞれ移動可能に設けられた複数の可動部材と、を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記送風経路を介して前記複数の作像部に対向するとともに、前記複数の作像部における前記像担持体上に潜像を形成するために前記像担持体に向けて光を照射する書込み部を備え、前記複数の開口部は、それぞれ、前記書込み部から射出された光を遮らずに当該光が前記像担持体に照射されるように形成され、前記可動部材は、前記光を透過できるように形成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記送風経路は、前記書込み部の表面に空気が供給されるように形成されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、装置内の雰囲気温度を検知する温度検知手段を備え、前記複数の可動部材は、前記温度検知手段によって検知された雰囲気温度が所定値を超えた場合に、前記複数の開口部における開口面積が大きくなるようにそれぞれ制御されるものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、装置が連続的に稼働している時間、又は、記録媒体が連続的に通紙されている枚数、を検出する検出手段を備え、前記複数の可動部材は、前記検出手段によって検出された時間又は枚数が所定値を超えた場合に、前記複数の開口部における開口面積が大きくなるようにそれぞれ制御されるものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、記録媒体上に転写された未定着画像を加熱・加圧して当該記録媒体上に定着する定着部を備え、前記複数の可動部材は、前記複数の作像部のうち前記定着部に近い位置に配設された作像部に対応した前記開口部の開口面積が前記定着部から遠い位置に配設された作像部に対応した前記開口部の開口面積よりも大きくなるように制御されるものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記像担持体を駆動する駆動部を、前記複数の作像部の配列方向に直交する幅方向の一端側に備え、前記複数の可動部材は、前記複数の開口部において前記駆動部が設置された幅方向の一端側における開口面積が前記駆動部が設置されていない幅方向の他端側における開口面積よりも大きくなるように制御されるものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部のうち前記開口部の開口面積が大きくなるように制御された作像部における現像部においてトナーが強制的に排出又は循環されるように制御されるものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部を、複数のプロセスカートリッジとしたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部は、隣接する作像部との間が壁部で隔絶されたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部(クリーニング装置)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、送風経路において送風ファンによって送風された空気を複数の作像部に向けてそれぞれ別々に供給するために複数の作像部との間を仕切る壁部にそれぞれ形成された複数の開口部の開口面積をそれぞれ可変できるように複数の開口部にそれぞれ複数の可動部材を移動可能に設けているため、装置を大型化することなく複数の作像部が効率的に確実に冷却される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 空冷機構を示す構成図である。 空冷機構を示す上面図である。 空冷機構における可動部材の動作を示す図である。 空冷機構における可動部材の制御を示フローチャートである。 空冷機構における可動部材の別の動作を示す図である。 図7の動作をおこなったときの作像部の温度変動を示すグラフである。 空冷機構における可動部材のさらに別の動作を示す図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数の作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(光走査装置)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像装置に各色のトナーを補給するためのトナー容器、30はプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKと書込み部6とを空冷する空冷機構(空冷装置)、を示す。
ここで、複数の作像部としての複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、寿命に達したときに、新品のものに交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射(走査)される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、図2を参照して、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電部12(帯電ローラ)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、像担持体としての感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13(図2を参照できる。)との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17(中間転写体)との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15(図2を参照できる。)との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11(像担持体)上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、除電部(不図示である。)の位置を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部9(クリーニング部)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部9に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラ(加熱ローラ)と加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。すなわち、第2転写工程にて記録媒体P上に転写された未定着画像が、定着部20にて加熱・加圧されて、記録媒体P上に画像が定着されることになる。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置1には、画像形成装置1の外部から流入した空気を画像形成装置1の内部の送風経路32に向けて送風する送風ファン31を有する空冷機構30が設置されているが、これについては後で詳しく説明する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
図2は、黒色用のプロセスカートリッジ10BK(作像部)を示す構成図である。その他の3つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(作像部)は、それぞれ、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、黒色用のプロセスカートリッジ10BKとほぼ同じに構成されているため、その図示と説明とを省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電部12と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15と、がケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
帯電部12は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなる帯電ローラである。そして、この帯電部12(帯電ローラ)に不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
現像部13(現像装置)は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
図2を参照して、クリーニング部15(クリーニング装置)には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング部15内に回収された未転写トナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b(搬送管16)、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。そして、クリーニング部15内に回収された未転写トナーは、搬送管16(搬送コイル15bが内設されている。)を介して、不図示の廃トナー回収容器まで搬送されて、廃トナーとして廃トナー回収容器の内部に回収される。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写トナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換自在に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ23b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、本実施の形態において特徴的な、空冷機構30(空冷装置)の構成・動作について詳述する。
図3は、空冷機構30を示す構成図であって、図1と同様に空冷機構30を正面からみた図である。図4は、空冷機構30を示す上面図である。また、図5は、図4に示す空冷機構30における可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)の動作を示す図である。
図3〜図5を参照して、空冷機構30は、送風ファン31、ダクト33、送風経路としての仕切り部材32、可動部材としての可動板34Y、34M、34C、34BK、等で構成されている。
送風ファン31は、装置外から流入した空気を装置内のダクト33を介して仕切り部材32(送風経路)に向けて送風する。なお、本実施の形態では、図4に示すように、幅方向奥側(図4の上方向である。)と幅方向手前側(図4の下方向である。)とにそれぞれ送風ファン31を設置しているが、送風ファン31の設置位置や個数はこれに限定されることはない。
仕切り部材32(ケース)は、送風ファン31によって送風された空気が流動する送風経路として機能するともに、4つの作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを収容する収容部としても機能している。なお、本実施の形態において、仕切り部材32における送風経路と収容部との機能を分離して構成することもできる(送風経路と収容部とを別部材として構成することもできる)。
ここで、本実施の形態では、送風経路(仕切り部材32)において送風ファン31によって送風された空気を4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)に向けてそれぞれ別々に供給するために、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKとの間を仕切る壁部にそれぞれ4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKが形成されている。すなわち、仕切り部材32において、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの下方には、それぞれ、送風ファン31によって供給された空気を流入するための開口部32aY、32aM、32aC、32aBK(流入口)が形成されている。すなわち、仕切り部材32(通風経路)において、図3中の白矢印で示すように、空気が流動する。これにより、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの空冷が可能になって、作像部の温度上昇による異常画像(白スジ画像、現像不良画像等である。)の発生を抑えることができる。
さらに、本実施の形態では、上述した4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積をそれぞれ可変できるように、4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにそれぞれ4つの可動部材としての可動板34Y、34M、34C、34BKが移動可能に設けられている。
具体的に、図3に示すように、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)は、それぞれ、4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKに対して図3の両矢印方向にその移動量を可変してスライド移動できるように構成されている。図示は省略するが、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)は、それぞれ、ラック・ピニオン機構からなる駆動部50に連結されていて、その移動位置が位置センサによって検知されながら、4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積をそれぞれ可変することになる。
このような構成により、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)に向けて送られる空気量を別々に可変することができるため、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)を効率的に確実に空冷することが可能になる。
また、本実施の形態では、送風ファン31や送風経路が各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKごとに設けられていないため、画像形成装置1の大型化を防止することができる。
ここで、本実施の形態では、図3に示すように、4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKが、それぞれ、書込み部6から射出されたレーザー光(図3において破線矢印で示す光路をとる。)を遮らずにレーザー光が各感光体ドラム11に照射されるように形成されている。すなわち、開口部32aY、32aM、32aC、32aBKは、書込み部6から射出されたレーザー光を通過させるために、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)を収容する仕切り部材32(収容部)に形成されたスリットである。このようなスリットは、もともと、必要な構成であって、これを各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)への空気の流入口として兼用することで、画像形成装置1全体の構成が簡易化されることになる。
また、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)は、それぞれ、レーザー光を透過できるように形成されている。具体的に、本実施の形態では、可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)として、薄いガラス板、又は、薄い透明樹脂板を用いている。このように、光透過性を有する可動板34Y、34M、34C、34BKを用いることで、可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)が開口部32aY、32aM、32aC、32aBKを覆うような位置にあるときでも、書込み部6から射出されたレーザー光が各感光体ドラム11に照射される露光工程が妨げられる不具合が生じないことになる。
なお、図3では、視認を容易とするために、可動板34Y、34M、34C、34BKを厚く図示しているが、実際には、可動板34Y、34M、34C、34BKは、通風経路の気流を妨げることなく、レーザー光の光路を変化させない程度に薄く形成されている。
また、図1及び図3に示すように、本実施の形態において、送風経路としての仕切り部材32は、書込み部6の表面(天井面)に空気が供給されるように形成されている。すなわち、図3を参照して、送風ファン31によって仕切り部材32内に流動する空気が、書込み部6の表面(天井面)に供給されることで、ポリゴンミラー等の発熱によって温度上昇が生じやすい書込み部6自体の温度上昇も低減されることになる。
また、図4に示すように、本実施の形態において、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、隣接するプロセスカートリッジとの間が壁部32dで隔絶されている。
詳しくは、図4に示すように、仕切り部材32は、幅方向手前側に設置された前側板32bと、幅方向奥側に設置された後側板32cと、の間に橋架されるように5つの壁部32dが設けられている。そして、これらの前側板32bと後側板32cと5つの壁部32dとによって、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)を収容する収容部が4つの空間に区画されている。
このような構成によって、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)の動作によって4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)に向けて送られる空気量を別々に可変したときに、隣接するプロセスカートリッジの空間への空気の出入りを防止することができるので、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)をそれぞれ狙い通りに効率的に空冷しやすくなる。
なお、図4を参照して、前側板32bに形成された4つの挿入口32bY、32bM、32bC、32bBKは、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを装置本体1に対して着脱するための開口である。詳しくは、装置本体1の前カバー(不図示である。)を開放すると、幅方向手前側に4つの挿入口32bY、32bM、32bC、32bBKが露呈した状態になり、この状態でユーザーがプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの着脱操作をおこなうことになる。
ここで、本実施の形態では、図3に示すように、画像形成装置1には、装置内の雰囲気温度を検知する温度検知手段としての温度センサ60が設置されている。そして、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)は、温度センサ60(温度検知手段)によって検知された雰囲気温度が所定値を超えた場合に、4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにおける開口面積が大きくなるようにそれぞれ制御される。すなわち、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)は、通常時には図4に示すホームポジションにあって、装置内の雰囲気温度が所定値を超えた場合には開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにおける開口面積が大きくなるように図5に示す黒矢印方向にスライド移動する。これにより、装置内の雰囲気温度の変動に応じて、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの温度上昇を効率的に低減することができる。
図6は、上述した可動板34Y、34M、34C、34BKの制御をさらに詳しく示したフローチャートである。
図6に示すように、まず、温度センサ60によって装置内の温度が検知されて、その検知温度tが第1の所定値M1よりも大きいかが判定される(ステップS1〜S2)。その結果、制御部80によって検知温度tが第1の所定値M1よりも小さいものと判別された場合には、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの温度上昇が生じていない(又は、小さい)ものとして、可動板34Y、34M、34C、34BKの位置を図4に示すホームポジションに戻すように駆動部50を制御して(ステップS6)、本フローを終了する(ステップS8)。
これに対して、ステップS2において、制御部80によって検知温度tが第1の所定値M1よりも大きいものと判別された場合には、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの温度上昇が生じているものとして、次に装置がプリントジョブ中であるかを判別する(ステップS3)。その結果、プリントジョブ中でないものと判別された場合には、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの温度上昇をいち早く低下させておく必要があるものとして、可動板34Y、34M、34C、34BKを図5に示す開放位置に移動させるように駆動部50を制御して(ステップS7)、本フローを終了する(ステップS8)。
これに対して、ステップS3にて、プリントジョブ中であるものと判別された場合には、プリントジョブによる温度上昇分も加味して、温度センサ60による検知温度tが第2の所定値M2(>M1である。)よりも大きいかを判定して(ステップS4)、検知温度tが第2の所定値M2よりも小さいものと判別された場合にはプリントジョブを継続して(ステップS5)、ステップS4以降のフローを継続する。これに対して、ステップS4において、制御部80によって検知温度tが第2の所定値M2よりも大きいものと判別された場合には、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの温度上昇が大きくてその温度上昇をいち早く低下させておく必要があるものとして、可動板34Y、34M、34C、34BKを図5に示す開放位置に移動させるように駆動部50を制御して(ステップS7)、本フローを終了する(ステップS8)。
なお、本実施の形態では、温度センサ60によって検知される装置内の温度に基づいて、開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積が最適化されるように可動板34Y、34M、34C、34BKの位置を調整制御した。
これに対して、図3に示すように、装置内で連続的に通紙される記録媒体Pの枚数を検出する検出手段としてのカウンタ70(又は、装置が連続的に稼働している時間を検出する検出手段)を設けて、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)を、カウンタ70(検出手段)によって検知された連続通紙枚数(又は、連続稼働時間)が所定値を超えた場合に、4つの開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにおける開口面積が大きくなるようにそれぞれ制御することもできる。すなわち、4つの可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)は、通常時には図4に示すホームポジションにあって、連続通紙枚数(又は、連続稼働時間)が所定値を超えた場合には開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにおける開口面積が大きくなるように図5に示す黒矢印方向にスライド移動する。これにより、装置内の雰囲気温度の変動と相関のある連続通紙枚数(又は、連続稼働時間)に応じて、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの温度上昇を効率的に低減することができる。
なお、図7を参照して、本実施の形態において、4つの可動板34Y、34M、34C、34BKを、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのうち定着部20に近い位置に配設されたプロセスカートリッジ10BK、10Cに対応した開口部32aBK、32aCの開口面積が、定着部20から遠い位置に配設されたプロセスカートリッジ10Y、10Mに対応した開口部32aY、32aMの開口面積よりも大きくなるように制御することもできる。
詳しくは、図1に示すように、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのうち、定着部20に対して比較的近くに配設された黒色用のプロセスカートリッジ10BKとシアン用のプロセスカートリッジ10Cとは、定着部20に対して比較的遠くに配設されたイエロー用のプロセスカートリッジ10Yとマゼンタ用のプロセスカートリッジ10Mとに比べて、ヒータ加熱によって高温に達する定着部20の熱の影響によって温度上昇しやすい。このような現象は、図8に示すグラフ(連続過度時間と温度上昇値との関係を示すグラフである。)からも理解できる。
これに対して、連続稼働時間が所定値に達したときに(又は、黒色用のプロセスカートリッジ10BKやシアン用のプロセスカートリッジ10Cの位置に設置した温度センサ60の検知温度が所定値に達したときに)、黒色用及びシアン用のプロセスカートリッジ10BK、10Cに対応した開口部32aBK、32aCの開口面積が大きくなるように(全開するように)可動板34BK、34Cの位置を調整制御して、イエロー用及びマゼンタ用のプロセスカートリッジ10Y、10Mに対応した開口部32aY、32aMの開口面積が小さくなるように(閉鎖するように)可動板34Y、34Mの位置を調整制御している(図7の状態である。)。これにより、定着部20に対して比較的近くに配設された黒色用及びシアン用のプロセスカートリッジ10BK、10Cには、4つの可動板34Y、34M、34C、34BKの調整制御によって、イエロー用及びマゼンタ用のプロセスカートリッジ10Y、10Mに供給される分の空気が余分に供給されることになるため、図8に示すように、破線曲線で示すように限界温度上昇値まで昇温することなく、温度が下降することになる。これに対して、イエロー用及びマゼンタ用のプロセスカートリッジ10Y、10Mは、4つの可動板34Y、34M、34C、34BKの調整制御によって、図8に示すように、空気の供給が遮断されるために温度上昇するものの、破線曲線で示すようにもともと黒色用及びシアン用のプロセスカートリッジ10BK、10Cに比べて温度上昇の程度が低いために、その温度上昇による不具合は生じない。
また、上述した制御をおこなうときに、開口部32aBK、32aCの開口面積が大きくなるように制御された黒色用及びシアン用のプロセスカートリッジ10BK、10Cにおける現像部13において、トナーが強制的に排出又は循環されるように制御することができる。
詳しくは、温度上昇が生じやすい黒色用及びシアン用のプロセスカートリッジ10BK、10Cにおける現像部13において、感光体ドラム11上に形成するトナー像の画質に影響しないタイミングと程度で、トナー容器28から現像部13へのトナー補給をおこないながら、感光体ドラム11上に地肌汚れ画像を形成して現像部13からトナーを強制的に排出したり現像部13内の循環経路においてトナーを循環させたりする。これにより、現像部13におけるトナーの流動とともに現像部13の熱循環が促されるために、温度上昇が生じやすい黒色用及びシアン用のプロセスカートリッジ10BK、10Cにおける温度上昇を低減しやすくなる。
また、図9を参照して、本実施の形態において、複数の可動板34Y1、34Y2、34M1、34M2、34C1、34C2、34BK1、34BK2を、複数の開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにおいて駆動部(各感光体ドラム11を駆動する駆動部(駆動モータ)である。)が設置された幅方向の一端側における開口面積が、駆動部が設置されていない幅方向の他端側における開口面積よりも大きくなるように制御することもできる。
詳しくは、図9を参照して、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(感光体ドラム11)を駆動する駆動部としての駆動モータは、後側板32c(4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの配列方向に直交する幅方向の一端側である。)に設置されている。そのため、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、いずれも、駆動部の熱の影響を受けて幅方向奥側が幅方向手前側に比べて温度上昇しやすくなる。
これに対して、図9に示すように、各開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積を可変するそれぞれの可動板を、幅方向奥側の可動板34Y1、34M1、34C1、34BK1と、幅方向手前側の可動板34Y2、34M2、34C2、34BK2と、に分割して、それらを独立してスライド移動できるように構成する。そして、連続稼働時間が所定値に達したときに(又は、幅方向奥側に設置した温度センサ60の検知温度が所定値に達したときに)、幅方向奥側の可動板34Y1、34M1、34C1、34BK1を開放して、幅方向手前側の可動板34Y2、34M2、34C2、34BK2を閉鎖することで、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおいて温度上昇が生じやすい幅方向奥側の温度を効率的に低減することができる。
また、図示は省略するが、本実施の形態において、モノクロモード時(黒色用のプロセスカートリッジ10BKのみを用いて、モノクロ画像を形成するモードである。)に、黒色用の可動板34BKのみを開放して、他の可動板34Y、34M、34Cをすべて閉鎖するように制御することもできる。このような場合にも、温度上昇が生じやすく、それによる画像への影響が生じやすい黒色用のプロセスカートリッジ10BKの温度上昇を効率的に低減することができる。
また、図示は省略するが、本実施の形態において、送風ファン31に近い順に開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積を狭めるように(送風ファン31から遠い開口部ほど開口面積が大きくなるように)制御することもできる。具体的には、イエロー用開口部32aYの開口面積<マゼンタ用開口部32aMの開口面積<シアン用開口部32aCの開口面積<黒色用開口部32aBKなる関係が成立するように、各可動板34Y、34M、34C、34BKを制御する。これにより、送風ファン31からの距離に関わらず、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKに供給される空気量を均一化することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、仕切り部材32(送風経路)において送風ファン31によって送風された空気を複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)に向けてそれぞれ別々に供給するために複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKとの間を仕切る壁部にそれぞれ形成された複数の開口部32aY、32aM、32aC、32aBKの開口面積をそれぞれ可変できるように複数の開口部32aY、32aM、32aC、32aBKにそれぞれ複数の可動板34Y、34M、34C、34BK(可動部材)を移動可能に設けているため、画像形成装置1を大型化することなく複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを効率的に確実に冷却することができる。
なお、前記本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。これに対して、作像部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15)の一部又は全部をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、単体で装置本体1に交換自在に設置されるように構成することもできる。そして、このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、作像部10Y、10M、10C、10BKが4つ並設された画像形成装置に対して本発明を適用したが、作像部が2つ、3つ、又は、5つ以上並設された画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
さらに、本実施の形態では、複数の作像部10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設された画像形成装置に対して本発明を適用したが、複数の作像部がその他の部材(例えば、直接転写方式における転写搬送ベルトである。)に対向するように並設された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、これらのような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
6 書込み部、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ(作像部)、
11 感光体ドラム(像担持体)、
17 中間転写ベルト、
20 定着部、
30 空冷機構、
31 送風ファン、
32 仕切り部材(送風経路)、
32aY、32aM、32aC、32aBK 開口部、
33 ダクト、
34Y、34M、34C、34BK 可動板(可動部材)。
特開2009−9074号公報 特開2007−219398号公報

Claims (10)

  1. 像担持体上にトナー像を形成する作像部が複数並設された画像形成装置であって、
    装置外から流入した空気を装置内の送風経路に向けて送風する送風ファンと、
    前記送風経路において前記送風ファンによって送風された空気を前記複数の作像部に向けてそれぞれ別々に供給するために前記複数の作像部との間を仕切る壁部にそれぞれ形成された複数の開口部と、
    前記複数の開口部の開口面積をそれぞれ可変できるように前記複数の開口部にそれぞれ移動可能に設けられた複数の可動部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送風経路を介して前記複数の作像部に対向するとともに、前記複数の作像部における前記像担持体上に潜像を形成するために前記像担持体に向けて光を照射する書込み部を備え、
    前記複数の開口部は、それぞれ、前記書込み部から射出された光を遮らずに当該光が前記像担持体に照射されるように形成され、
    前記可動部材は、前記光を透過できるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記送風経路は、前記書込み部の表面に空気が供給されるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 装置内の雰囲気温度を検知する温度検知手段を備え、
    前記複数の可動部材は、前記温度検知手段によって検知された雰囲気温度が所定値を超えた場合に、前記複数の開口部における開口面積が大きくなるようにそれぞれ制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 装置が連続的に稼働している時間、又は、記録媒体が連続的に通紙されている枚数、を検出する検出手段を備え、
    前記複数の可動部材は、前記検出手段によって検出された時間又は枚数が所定値を超えた場合に、前記複数の開口部における開口面積が大きくなるようにそれぞれ制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 記録媒体上に転写された未定着画像を加熱・加圧して当該記録媒体上に定着する定着部を備え、
    前記複数の可動部材は、前記複数の作像部のうち前記定着部に近い位置に配設された作像部に対応した前記開口部の開口面積が前記定着部から遠い位置に配設された作像部に対応した前記開口部の開口面積よりも大きくなるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体を駆動する駆動部を、前記複数の作像部の配列方向に直交する幅方向の一端側に備え、
    前記複数の可動部材は、前記複数の開口部において前記駆動部が設置された幅方向の一端側における開口面積が前記駆動部が設置されていない幅方向の他端側における開口面積よりも大きくなるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の作像部のうち前記開口部の開口面積が大きくなるように制御された作像部における現像部においてトナーが強制的に排出又は循環されるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の作像部は、複数のプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記複数の作像部は、隣接する作像部との間が壁部で隔絶されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
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