JP2008076777A - 画像形成装置および気体流生成装置 - Google Patents

画像形成装置および気体流生成装置 Download PDF

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JP2008076777A JP2006256509A JP2006256509A JP2008076777A JP 2008076777 A JP2008076777 A JP 2008076777A JP 2006256509 A JP2006256509 A JP 2006256509A JP 2006256509 A JP2006256509 A JP 2006256509A JP 2008076777 A JP2008076777 A JP 2008076777A
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泰浩 西村
Toshiaki Ino
利昭 井野
Mitsuru Tokuyama
満 徳山
Kiyobumi Morimoto
清文 森本
Takashi Kitagawa
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Abstract

【課題】 帯電ムラおよび像担持体の劣化を防ぎ、高画質の画像を形成することができる画像形成装置およびこれに備えられる気体流発生装置を提供する。
【解決手段】 吸気ファン63によって空気を取り込み、取り込んだ空気を、吸気ダクト61から各接続用ダクト61a〜61dを介して、各帯電器5に送り込む。各帯電器5に送り込まれた空気は、排気ファン65によって、各接続用ダクト62a〜62dを介して、排気ダクト62に向かって送り出され、オゾンフィルタ64を通過して排気ファン65から排出される。吸気ファン63および排気ファン65の回転数を制御し、吸気風速が排気風速よりも大きくなるように設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、像担持体表面を非接触で帯電させる帯電器を備えた画像形成装置およびこれに備えられる気体流発生装置に関する。
電子写真方式、静電記録方式などを採用する画像形成装置においては、帯電方式としてコロナ帯電方式が従来から用いられている。
このコロナ帯電方式は、コロナ放電で発生したイオンを感光体などの静電潜像担持体表面に導いて帯電させる帯電方式である。このため、帯電を繰り返し行うことにより、コロナ放電時に発生するO(オゾン)、NOx(窒素酸化物)や、トナー、紙粉などがコロナ帯電器近傍に浮遊することで、コロナ帯電器に帯電ムラが発生し、画像不良が発生するという問題が生じる。また、放電時に発生するOにより感光体が劣化し、画像不良が発生する。
たとえば、コロナ帯電器の一種である鋸歯帯電器の場合、放電針の先端にO、NOxなどの異物が付着し、その部分で放電阻害および帯電ムラが発生し、画像不良が発生する。この現象は、ワイヤー帯電器でも同様に発生する。これは、コロナ帯電器によるコロナ放電では、発生したO、NOx、および画像形成装置内で浮遊するトナー、紙粉などの浮遊物を含む空気を集塵しながら放電してしまうためである。
特許文献1には、感光ドラム(像担持体)近傍に浮遊するO、NOxなどを排気するために、排気ファン(排気手段)と、感光ドラム近傍に開口する排気口と排気ファンとを結ぶ排気通路と、を設けた画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、帯電手段に向けてエアーを吹き付ける吹き入れファンと、帯電手段近傍のエアーを吸引する吸引ファンとを設け、画像形成動作中およびスタンバイ中に吹き入れファンと吸引ファンとを動作させ、メンテナンス時に扉が開くと吸引ファンの動作を停止する画像形成装置が開示されている。
特開平09−026731号公報 特開2000−206841号公報
特許文献1では、像担持体近傍に浮遊するO、NOxなどを取り除くために排気手段が設けられているだけであるので、十分にO、NOxなどを取り除くことができないという問題が生じる。
また、特許文献2では、図1に示すように、吹き入れファンと吸引ファンとが近接して配置された構成となっている。このため、吸引ファンF2によって一次帯電器2近傍のO、NOxなどを吸引したとしても、すぐ近くに設けられた吹き入れファンF1によってO、NOxなどが若干含まれたエアーが一次帯電器2近傍に吹き付けられることになる。このため、一次帯電器2の使用頻度が増加すればするほど、一次帯電器2近傍にはO、NOxなどが蓄積されることになり、一次帯電器2において画像不良が生じることなる。
本発明の目的は、帯電ムラおよび像担持体の劣化を防ぎ、高画質の画像を形成することができる画像形成装置およびこれに備えられる気体流発生装置を提供することである。
本発明は、表面に静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に近接して配置され、該像担持体表面を一様に帯電させる帯電器と、前記静電潜像を書き込む露光器と、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器と、記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着器とを有する画像形成装置において、
前記帯電器内の前記像担持体近傍に気体の流れを生じさせる気体流生成装置を有し、
前記気体流生成装置は、
前記帯電器内に気体を導くための吸気ダクトと、
前記吸気ダクトに外部からの気体を送り込む吸気ファンと、
前記帯電器内から気体を排気するための排気ダクトと、
前記排気ダクトからの気体を外部に送り出す排気ファンとを備え、
前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成されることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、前記吸気ダクト内での風速は、前記排気ダクト内での風速の1.9倍以上4.2倍以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記帯電器内に生じる気体流の風速をx(m/s)、
画像形成開始から、帯電不良であると判定されるまでの画像形成枚数をy(千枚)としたとき、以下の関係式(1)を満たすことを特徴とする。
y≦12.0e1.4x …(1)
また本発明は、前記帯電器内に生じる気体流を乱流としたときの風速をx’(m/s)、
画像形成開始から、帯電不良であると判定されるまでの画像形成枚数をy(千枚)としたとき、以下の関係式(2)を満たすことを特徴とする。
y≦47.4x+7.2 …(2)
また本発明は、前記帯電器内に生じる気体流の風速が1m/s以上2.5m/s未満であることを特徴とする。
また本発明は、前記帯電器内に存在するオゾンおよび窒素酸化物の少なくともいずれかの濃度を検出するセンサと、
前記センサの検出値に応じて、前記吸気ファンと前記排気ファンの動作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
また本発明は、前記帯電器は、コロナ放電によって前記像担持体表面を帯電させる帯電器であり、前記像担持体の下方に配置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記像担持体に対して、前記帯電器が複数配置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記像担持体がトナーの色ごとに複数配置され、各像担持体にそれぞれ帯電器が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記吸気ダクトおよび前記排気ダクトは、分岐して複数の帯電器にそれぞれ接続され、
各帯電器と前記排気ダクトとの接続部分には、気体流路を開閉するためのシャッター機構が設けられることを特徴とする。
また本発明は、単色印字を行う場合に、動作しない帯電器に対応するシャッター機構を閉じることを特徴とする。
また本発明は、表面に静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に近接して配置され、該像担持体表面を一様に帯電させる帯電器と、前記静電潜像を書き込む露光器と、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器と、記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着器とを有する画像形成装置に備えられ、前記帯電器内の前記像担持体近傍に気体の流れを生じさせる気体流生成装置であって、
前記帯電器内に気体を導くための吸気ダクトと、
前記吸気ダクトに外部からの気体を送り込む吸気ファンと、
前記帯電器内から気体を排気するための排気ダクトと、
前記排気ダクトからの気体を外部に送り出す排気ファンとを備え、
前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成されることを特徴とする気体流生成装置である。
本発明によれば、帯電器内の前記像担持体近傍に気体の流れを生じさせる気体流生成装置を有する画像形成装置である。
この気体流生成装置は、吸気ファンで吸気ダクトに外部からの気体を送り込んで前記帯電器内に気体を導入し、排気ファンで排気ダクトからの気体を外部に送り出して前記帯電器内から気体を排気する。
前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成される。
これにより、帯電器内に気体流が発生し、オゾン、窒素酸化物、およびトナー、紙粉などの浮遊物を帯電器内から除去することができるので、帯電ムラおよび像担持体の劣化を防ぎ、高画質の画像を形成することができる。
また本発明によれば、前記吸気ダクト内での風速は、前記排気ダクト内での風速の1.9倍以上4.2倍以下である。
これにより、帯電器内に気体流を適切な風速とすることができる。1.9倍よりも小さいと、風速を十分に高めることができずオゾン、窒素酸化物、およびトナー、紙粉などの浮遊物を帯電器内から除去することができない。また、4.2倍よりも大きいと、風速が大きくなりすぎて、帯電器が振動し、帯電ムラが生じてしまう。
また本発明によれば、前記帯電器内に生じる気体流の風速をx(m/s)、画像形成開始から、帯電不良であると判定されるまでの画像形成枚数をy(千枚)としたとき、以下の関係式(1)を満たす。
y≦12.0e1.4x …(1)
また本発明によれば、前記帯電器内に生じる気体流を乱流としたときの風速をx’(m/s)、画像形成開始から、帯電不良であると判定されるまでの画像形成枚数をy(千枚)としたとき、以下の関係式(2)を満たす。
y≦47.4x+7.2 …(2)
風量を大きくした場合、大きなファンが必要となりコストがかかる、騒音が大きくなる、振動が大きくなり画像劣化を引き起こすおそれがある、像担持体側に漏れた風でトナーが飛散するなどの不具合が発生するが、関係式(2)を満たすことでこれらの不具合の発生を防ぐことができる。
また本発明によれば、前記帯電器内に生じる気体流の風速が1m/s以上2.5m/s未満である。
これにより、効率良くオゾン、窒素酸化物、およびトナー、紙粉などの浮遊物を除去することができるので、帯電ムラおよび像担持体の劣化を防ぎ、高画質の画像を形成することができる。1m/sよりも小さいと、オゾン、窒素酸化物、およびトナー、紙粉などの浮遊物を帯電器内から除去することができない。また、2.5m/sよりも大きいと、風速が大きくなりすぎて、帯電器が振動し、帯電ムラが生じてしまう。
また本発明によれば、前記帯電器内に存在するオゾンおよび窒素酸化物の少なくともいずれかの濃度を検出するセンサを設けておき、制御手段が、前記センサの検出値に応じて、前記吸気ファンと前記排気ファンの動作を制御する。
これにより、オゾン、窒素酸化物の量が少ないときには風速は小さく、オゾン、窒素酸化物の量が多いときには風速を大きくすることが可能となるので、帯電器内の状況に応じて適切に排気することが可能となる。
また本発明によれば、前記帯電器は、コロナ放電によって前記像担持体表面を帯電させる帯電器であり、前記像担持体の下方に配置されている。
帯電器が像担持体の下方に配置されるとコロナ放電の方向が上方になり、オゾン、窒素酸化物が帯電器内に蓄積されやすくなる。このような配置の帯電器に対して、帯電器内に気体流を発生させることで、より高い効果を発揮する。
また本発明によれば、前記像担持体に対して、前記帯電器が複数配置されている。
これにより、像担持体表面を高速で帯電させる必要のある高速印刷対応の画像形成装置にも対応することができる。
また本発明によれば、前記像担持体がトナーの色ごとに複数配置され、各像担持体にそれぞれ帯電器が設けられている。
これにより、フルカラー画像を形成するためのタンデム方式の画像形成装置にも対応することができる。
また本発明によれば、前記吸気ダクトおよび前記排気ダクトは、分岐して複数の帯電器にそれぞれ接続され、シャッター機構によって各帯電器と前記排気ダクトとの接続部分では、気体流路を開閉することができる。
これにより、排気が必要な帯電器の流路のみを開いて排気するなど状況に応じて適切な気体流の発生が可能となる。
また本発明によれば、単色印字を行う場合に、動作しない帯電器に対応するシャッター機構を閉じる。
たとえば、白黒印字を行う場合は、ブラックトナーに対応する帯電器しか動作しない。このとき、シアン、マゼンタ、イエロなど他の色のトナーに対応する帯電器は動作しないので、シャッター機構を閉じる。
これにより、動作中の帯電器に対応する排気風速を上げ、同じ消費電力、騒音において効率よくオゾン、窒素酸化物や浮遊物などを除去することができる。
一定以上の排気風速にて十分な排気が行えるのであれば、動作していない帯電器に対応するシャッター機構を閉じることで動作中の帯電器に対する排気風速を上げ、その排気風速をある一定以上満たすようにファンのデューティを下げることにより、排気性能を満たしながら消費電力および騒音の低減を図ることができる。
さらに、オゾンによる像担持体の劣化は近傍に滞留するオゾンが原因であることから、印字終了、放電終了時に下げていたファンのデューティを上げることにより短時間で排気を行うことができ、さらなる高画質化を図ることができる。
また本発明によれば、画像形成装置に備えられ、帯電器内の前記像担持体近傍に気体の流れを生じさせる気体流生成装置である。
前記帯電器内に気体を導くための吸気ダクトと、
前記吸気ダクトに外部からの気体を送り込む吸気ファンと、
前記帯電器内から気体を排気するための排気ダクトと、
前記排気ダクトからの気体を外部に送り出す排気ファンとを備え、
前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成されることを特徴とする気体流生成装置である。
吸気ファンで吸気ダクトに外部からの気体を送り込んで前記帯電器内に気体を導入し、排気ファンで排気ダクトからの気体を外部に送り出して前記帯電器内から気体を排気する。
前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成される。
これにより、帯電器内に気体流が発生し、オゾン、窒素酸化物、およびトナー、紙粉などの浮遊物を帯電器内から除去することができるので、帯電ムラおよび像担持体の劣化を防ぎ、高画質の画像を形成することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置Aの構成を示す断面図である。ここでは、画像形成装置Aとして、外部から入力された画像データあるいは原稿読取りにより得られた画像データに基づいて、シート(記録用紙)に多色あるいは単色の画像を形成するレーザプリンタを例に説明する。
図1に示すように、画像形成装置Aは、露光ユニット1、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナユニット4(4a,4b,4c,4d)、中間転写ベルトユニット8、定着ユニット12、シート搬送路S、給紙カセット10および排紙トレイ15などを備えている。
画像形成装置Aにおいて扱われるカラー画像の画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナユニット4(4a,4b,4c,3d)は、各色に応じた4種類の静電潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられている。なお、上記a〜dの符号は、aがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応し、これら符号にて区別された上記の各手段により、4つの画像ステーションが構成されている。
画像ステーションにおいて、感光体ドラム3は、画像形成装置Aの上部側に配置されている。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。この帯電器5としては、チャージャー型のものが使用される。この帯電器5の詳細については後述する。
本実施形態では、露光ユニット1に、レーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いているが、これ以外に、発光素子をアレイ状に並べた例えばEL(Electro Luminescence)やLED(Light Emitting Diode)書込みヘッドを用いる手法もある。露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像をK,C,M,Yのトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像および画像転写工程後に感光体ドラム3の表面に残留しているトナーを除去し、回収するものである。
感光体ドラム3の上方には中間転写ベルトユニット8が配置されている。この中間転写ベルトユニット8は、中間転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73、および中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ローラ6、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73等は、中間転写ベルト7を張架し、矢符B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルトユニット8の中間転写ベルトテンション機構73における中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されている。この中間転写ローラ6は、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。中間転写ベルト7上には、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像が順次重ねて転写されることにより、フルカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。この中間転写ベルト7は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとして形成され、表面が導電性の弾性材(たとえばEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、発泡ウレタン等)により覆われている。この導電性の弾性材により、中間転写ローラ6は中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施の形態では、転写電極としてローラ形状のもの(中間転写ローラ6)を使用しているが、これ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述のように感光体ドラム3上の静電潜像は各色相に応じたトナーにより顕像化されてそれぞれトナー像となり、これらトナー像は中間転写ベルト7上において積層される。このように、積層されたトナー像は中間転写ベルト7の回転によって、搬送されて来た用紙と中間転写ベルト7との接触位置に移動し、この位置に配置されている転写ローラ11によって用紙上に転写される。この場合、中間転写ベルト7と転写ローラ11は所定ニップで互いに圧接されるとともに、転写ローラ11にはトナー像を用紙に転写させるための電圧が印加される。この電圧は、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ11もしくは中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方は金属等の硬質材料からなり、他方は弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)からなる。
中間転写ベルト7と感光体ドラム3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、および中間転写ベルト7から用紙へのトナー像の転写の際に転写されずに中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去され回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられている。このクリーニングブレードが接触する部分の中間転写ベルト7は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72にて支持されている。
給紙カセット10は、画像形成に使用するシート、例えば記録用紙を収納しておくためのものであり、画像形成部および露光ユニット1の下側に設けられている。一方、画像形成装置Aの上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのものである。
また、画像形成装置Aには、給紙カセット10のシートおよび手差しトレイ20のシートを転写ローラ11や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るためのシート搬送路Sが設けられている。このシート搬送路Sにおける給紙カセット10から排紙トレイ15までの部分には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、転写ローラ11を備えた転写部、定着ユニット12および搬送ローラ25等が配されている。
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、シート搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙カセット10の端部に備えられ、給紙カセット10からシートを1枚づつシート搬送路Sに供給する呼び込みローラである。レジストローラ14は、シート搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持し、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端とを合わせるタイミングでシートを転写部に搬送するものである。
定着ユニット12は、ヒートローラ31および加圧ローラ32等を備え、これらヒートローラ31および加圧ローラ32はシートを挟んで回転する。ヒートローラ31は、所定の定着温度となるように制御部(図示せず)によって制御される。この制御部は温度検出器(図示せず)からの検出信号に基づいてヒートローラ31を制御する。ヒートローラ31は、加圧ローラ33とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写されている各色トナー像を溶融・混合・圧接させ、シートに対して熱定着させる。なお、多色トナー像定着後のシートは、複数の搬送ローラ25によってシート搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態(多色トナー像を下側に向けた状態)にて、排紙トレイ15上に排出される。
次に、各部での処理を含み、シート搬送路Sによるシート搬送動作について説明する。画像形成装置Aには、上記のように、予めシートを収納する給紙カセット10、および少数枚の印字を行う場合等に使用される手差しトレイ20が配置されている。これら両者には各々前記ピックアップローラ16(16−1,16−2)が配置され、これらピックアップローラ16はシートを1枚ずつシート搬送路Sに供給する。
(片面印字の場合)
給紙カセット10から搬送されるシートは、シート搬送路S中の搬送ローラ25−1によってレジストローラ14まで搬送され、このレジストローラ14によりシートの先端と中間転写ベルト7上の積層されたトナー像の先端とを整合するタイミングで転写部に搬送される。転写部ではシート上にトナー像が転写され、このトナー像は定着ユニット12にてシート上に定着される。その後、シートは、搬送ローラ25−2を経て排紙ローラ25−3から排紙トレイ15上に排出される。
また、手差しトレイ20から搬送されるシートは、複数の搬送ローラ25(25−6,25−5,25−4)によってレジストローラ14まで搬送される。それ以降は給紙カセット10から供給されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。
(両面印字の場合)
上記のようにして片面印字が終了し、定着ユニット12を通過したシートは、後端が排紙ローラ25−3にてチャックされる。次に、シートは、排紙ローラ25−3が逆回転することによって搬送ローラ25−7,25−8に導かれ、レジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に、排紙トレイ15に排出される。
ここで、帯電器5について、図2および図3を参照しながら以下に説明する。なお、図1に示す画像形成装置Aに備えられた4つの帯電器(5a〜5d)は同じ構成であるので、以下では区別をせずに帯電器5として説明する。
図2は、帯電器5およびその周辺を模式的に表した模式断面図である。帯電器5は、コロナ放電方式の帯電器であり、円筒状の感光体ドラム3の中心軸方向(図2において紙面に垂直方向)の長さとほぼ等しい長さを有し、感光体ドラム3に沿って設置されている。
帯電器5は、電荷を発生させる電荷発生部50、電荷発生部50と感光体ドラム3との間に介在する網目状のグリッド電極54、および電荷発生部50にグリッド電極54を固定するグリッド電極保持部材55を有している。
電荷発生部50は、四角筒の一側面を省いた形状のチャージャケース51、放電電極53、および放電電極53をチャージャケース51に固定する放電電極保持部材52を有している。
グリッド電極保持部材55および放電電極保持部材52は絶縁性の部材であり、電荷発生部50とグリッド電極54との間、および放電電極53とチャージャケース51との間を電気的に絶縁している。
グリッド電極54およびチャージャケース51には、第1DC(直流)電源56が接続されており、グリッド電極54およびチャージャケース51にはアース電位に対して電位差Vg(Vg<0)が印加されている。また、放電電極53には、第2DC電源57が接続されており、放電電極53にはアース電位に対して電位差Vc(Vc<Vg<0)が印加されている。これにより、チャージャケース51と放電電極53との間に電界が発生し、この電界により大気が電離して放電電極53の周辺に負電荷(マイナスイオン)が発生する。発生した負電荷は、グリッド電極54に引きつけられて広がりながら感光体ドラム3側へ移動し、グリッド電極54を通過したものが感光体ドラム3の表面に達する。
感光体ドラム3の表面は、非露光時には半導電性を有し、露光時には導電性を有する部材から成っている。上記のようにして感光体ドラム3の表面に達した負電荷により感光体ドラム3の表面が初期化帯電され、所定の初期化帯電電位VOとなる。そして、初期化帯電された感光体ドラム3の表面が露光ユニット1によって露光されると、その部分(明部)が導電性を有するようになり、負電荷がアースに移動する。負電荷が移動した部分は電位が正極性側に変化し、明部電位VEとなる。感光体ドラム3の表面における負電荷が存在する部分と存在しない部分、つまり初期化帯電電位VOの部分と明部電位VEの部分とにより静電潜像が形成される。
上記の帯電器5の放電電極53は、図3に示すように、鋸歯状に形成されたものであり、該鋸歯の先端部53aから放電されることになる。
一般に、コロナ放電では、イオン発生時に、OやNOxなどが生じる。放電回数が多くなれば、OやNOxの蓄積が多くなり、放電電極53の先端部53aに、これらOやNOxが付着することになる。これにより放電が十分にできなくなり、帯電器5による感光体ドラム3への帯電ムラ(チャージムラ)が発生する。また、帯電器5付近には、上記のOやNOx以外に、トナーや紙粉も浮遊しており、これらトナーや紙粉が放電電極53の先端部53aに付着した場合も、帯電器5の帯電性能を低下させる。
そこで、本実施の形態では、図4に示すように、吸気および排気によって、帯電器5内の感光体ドラム3近傍に、感光体ドラム3の中心軸方向に沿った気体(空気)の流れ(気体流)を生じさせる構成としている。すなわち、感光体ドラム3の長手方向(紙面の右側から左側に向かう方向)に、吸気および排気によって空気の流れを生成するようにしている。これにより、帯電器5のコロナ放電によって発生し、帯電器5内に浮遊しているOやNOxを空気の流れによって排出することができるので、常に、最適な帯電状態を維持することが可能となる。
このような気体流は、以下に示すような吸排気システム(気体流生成手段)によって実現することが可能となる。
図5は、帯電器5に対する吸排気システム60の構成を示す概略図であり、図6は、吸排気システム60の切断面線X−Xにおける断面図である。なお、図6では、帯電器5内の放電電極53などを省略し、チャージャケース51のみを表示している。
上記吸排気システム60は、図6に示すように、帯電器5(5a〜5d)の長手方向に、空気の流れを発生させるために、各チャージャケース51の長手方向両端部にダクト(61、62)が設けられている。帯電器5における吸気側には、外部の空気を取り込むための吸気ダクト61が設けられ、帯電器5における排気側には、帯電器5内の空気を排出するための排気ダクト62が設けられている。
すなわち、吸排気システム60は、上記感光体ドラム3と帯電器5との間に外部からの気体を導くための吸気ダクト61と、感光体ドラム3と帯電器5との間から気体を外部に排気するための排気ダクト62とを有する構成となっている。
吸気ダクト61の一方端部は帯電器5に接続され、他方端部は装置外部からの空気を取り込むための吸気ファンに接続されている。また吸気ダクト61は、帯電器5a〜5dとそれぞれ接続するための分岐部分を有しており、この分岐部分である接続用ダクト61a〜61dを介して帯電器5a〜5dに接続している。吸気ファン63としては、たとえばミネベア株式会社製の型番:BG0703−B054のファンを使用する。
排気ダクト62の一方端部は帯電器5に接続され、他方端部は各帯電器5からの空気を排気するための排気ファン65に接続されている。また排気ダクト62は、帯電器5a〜5dとそれぞれ接続するための分岐部分を有しており、この分岐部分である接続用ダクト62a〜62dを介して帯電器5a〜5dに接続している。排気ファン65の上流側に隣接するように、気体中のOを吸着するオゾンフィルタ64が設けられる。排気ファン65としては、たとえば日本電産株式会社製の型番:D10F−24PMのファンを使用する。
このような構成の吸排気システム60では、まず、吸気ファン63によって空気を取り込み、取り込んだ空気を、吸気ダクト61から各接続用ダクト61a〜61dを介して、各帯電器5に送り込む。次に、各帯電器5に送り込まれた空気は、排気ファン65によって、各接続用ダクト62a〜62dを介して、排気ダクト62に向かって送り出され、オゾンフィルタ64を通過して排気ファン65から排出される。
ここで、吸排気システム60においては、各帯電器5内を通過する空気の速度、すなわち風速を適切に設定することで、OやNOx等を確実に取り除くことが可能となる。この風速は、吸気ファン63、排気ファン65のファンの回転数によって制御することができる。これら風速の最適値に関する検討結果については後述する。
上記の吸気ファン63、排気ファン65のファンの回転数は、制御装置100によって制御されている。図7は、吸排気システム60の電気的構成を示すブロック図である。
制御装置100には、吸気ファン63を回転させる吸気ファン駆動モータ(第1モータ)101と、排気ファン65を回転させる排気ファン駆動モータ(第2モータ)102と、上記第1モータの回転数を設定する第1モータ回転数設定部103と、上記第2モータの回転数を設定する第2モータ回転数設定部104とが接続されている。
上記第1モータ回転数設定部103および第2モータ回転数設定部104によって、吸気ファン駆動モータ101および排気ファン駆動モータ102の回転数を設定することで、吸排気システムにおける帯電器5内の風速を制御することができる。
なお、帯電初期の状態と、時間が経過した後の状態では、OやNOxの蓄積量、すなわち浮遊量が異なるので、帯電器5内の風速は一定でなくてもよい。つまり、OやNOxの浮遊量が少ないときには風速は小さく、OやNOxの浮遊量が多いときには風速を大きくすることにより、状況に応じてOやNOxを適切に排気することが可能となる。
具体的には、各帯電器5内の排気側の端部の底面(グリッドと反対側)に、Oの濃度を検出するオゾン濃度検出センサ105、NOxの濃度を検出するNOx濃度検出センサ106を設けて、これら各センサからの検出値に応じて、第1モータ回転数設定部103、第2モータ回転数設定部104における各モータの回転数を設定する。あるいは、OやNOxの浮遊量は温湿度に影響を受け、特に高湿の状態では分解が促進されて浮遊量が低下するので温湿度を検知して、検知した温湿度に基づいて第1モータ回転数設定部103、第2モータ回転数設定部104における各モータの回転数を設定するようにすればよい。
このように、帯電器5内のO濃度やNOx濃度に応じて各モータの回転数を制御するようにすれば、過剰な能力でファンを回転させる必要がなくなるので、モータの回転による騒音を低減させることができると共に、各モータで消費される電力を低減することができるという効果を奏する。
たとえば、吸気ファンが風速アップに伴って騒音が大きくなるような場合であっても、一時的に風速アップをするだけですむので、常に同じ風速で吸気ファンを回転させる場合よりも全体として騒音を低くすることができる。
画像形成装置Aにおける吸排気システム60の風速と帯電ムラとの関係について以下のように検討を行った。
まず、吸排気システム60内の風速を計測するための装置について、図8および図9を参照しながら以下に説明する。ここでは、帯電器5内部の風速と、吸排気システム60を構成する吸気ダクト61と排気ダクト62内の風速を計測する。
図8に示すように、帯電器5、吸気ダクト61および排気ダクト62の風速を検出するためのセンサ201が排気ダクト62aとオゾンフィルタ64との間に設けられている。このセンサ201による検出値は、処理部202に入力され、所定の処理が施された後、モニタ203に風速を示す情報が表示される。
センサ201は、図9に示すように、筒部201a内にプロペラ形状の回転部201bが設けられた構造となっており、紙面に垂直な方向に流れる風速を計測するものである。つまり、センサ201は、筒部201a内を通過する空気によって回転部201bが回転するときの回転部201bからの電気信号を、風速の検出値として処理部202に出力するようになっている。
このセンサ201としては、Ashburn Mess- und Regelugstechnik GmbH製、型番THERM 2285-2のセンサを使用する。
以下の説明において、帯電ムラ(以下、チャージムラと称する)の程度を判断するための評価記号について、図10に示す。
「○」は、印刷された画像にスジが全く発生しない状態を示し、「○△」は、薄いスジが数本発生している状態を示し、「△」は、薄いスジが全体的に発生している状態を示し、「△×」は、濃いスジが発生している状態を示し、「×」は濃いスジが全体的に発生している状態を示している。なお、これらのチャージムラは、印刷サンプルとして16階調パターンを用紙に印刷したものを目視によって判断した。上記の「△」よりも評価が悪い場合をチャージムラが発生したものと判断する。
吸排気システム60内における風速差(吸気側風速と排気側風速との差)とチャージムラが△レベルに到達するまでの枚数(以下、チャージムラ到達枚数と称する)との関係についての結果を示す。
図11は、吸排気システム内の吸気部(吸気ダクト61側)の風速と、排気部(排気ダクト62側)の風速と、帯電器5(以下、MCと略称する)内の風速と、チャージムラ到達枚数とを計測した結果を示す図である。ここでは、ブラックトナーのみでのA4サイズ1枚の原稿の4枚複写するマルチコピーの繰り返しを連続させて行なう実写AGING試験を行った。
印刷に使用する基準原稿は、5%帯パターンを使用した。評価基準は、チャージムラが「△」レベルに到達したときの発生枚数とした。また、排気部の風速を一定(2.12m/s)とし、吸気部の風速を変化させて、MC内に風速差を生じさせている。
図11に示す結果から、MC内の風速が高い程、チャージムラ到達枚数が多くなることが分かる。つまり、MC内の風速が高い程、チャージムラが生じにくくなっていることが分かる。MC内の風速とは、感光体ドラム3と帯電器5との間に生じる気体流の風速である。
上記のMC内の風速をx(m/s)、チャージムラ到達枚数(所定の基準により形成された画像が帯電不良であると判定されるまでの画像枚数)をy(千枚)として、xとyの関係を図12のグラフに示す。ここで、所定の基準は、チャージムラが「△」レベルに到達した場合である。
図12に示すグラフから近似式を求めると、y=12.0e1.4xとなる。そして、グラフからMC内の風速とチャージムラ到達枚数との好ましい関係を示す範囲は、y≦12.0e1.4x、かつ、y≧30で示される範囲(グラフの右下の範囲)となる。
また、MC内が乱流であるとも考えられるので、その場合、上記の関係式を変更する必要がある。すなわち、MC内の風速xを1.75乗したx’(m/s)として表せばよい。図13には、このx’とチャージムラ到達枚数yとの関係をグラフとして示した。このグラフから近似式を求めると、y=47.4x’+7.2となる。そして、グラフからx’とチャージムラ到達枚数との好ましい関係を示す範囲は、y≦47.4x’+7.2、かつ、y≧30で示される範囲(グラフの右下の範囲)となる。
以上の結果から、帯電器5内の風速が大きくなればチャージムラが発生しにくくることが分かる。
ここで、図11に示す結果から、吸気部の風速が排気部の風速の1.9倍以上、4.2倍以下の範囲になるように、吸気部と排気部との風速を設定するのが好ましいことが分かる。つまり、吸気部の風速が4.00m/sで、排気部の風速が2.12m/sのとき、吸気部の風速は排気部の風速の約1.9倍となる。また、吸気部の風速が8.92m/sで、排気部の風速が2.12m/sのとき、吸気部の風速は排気部の風速の約4.2倍となる。
さらに、吸気部の風速が排気部の風速の4.2倍よりも大きくなると、初期のチャージムラが発生する。初期のチャージムラとは、帯電初期状態からチャージムラが発生している状態をいい、放電部53への異物付着によるものではなく、風速があまりにも大きくなりすぎることにより発生する。すなわち、風速による影響を受けて、帯電器5のグリッド54に振動が加わるため、感光体3への帯電が不安定になり、感光体3長手方向に電位バラツキが発生し、実使用に耐えられない濃淡ムラが現れる。
吸気部の風速が排気部の風速の1.9倍よりも小さければ、上記像担持体と帯電器との間の気体の風速を十分に高めることができないので、Oなどが蓄積され、帯電不良が生じやすくなる。
また、MC内の気体流の風速は、以下に示す理由によって、0.42m/s以上、2.03m/s未満になるように設定されているのが好ましい。これは、MC内の気体流の風速が1m/s未満では、帯電ムラを低減させるという効果が現れず、また2.03m/s以上では、初期から帯電ムラが発生するからである。
ここで、本願発明における吸排気システムの吸気部の風速、排気部の風速とを種々設定して実験を行った結果を示す。
図14、図15は、各実験条件とその実験結果をまとめて示す図である。実験No.1〜7,13を図14に示し、実験No.8〜12を図15に示す。
実験No.1は、吸排気ダクトを用いない現状のプロセスにより排気風速だけを規定し、チャージムラ到達枚数を測定したものである。なお、印刷のプロセス速度は、No.1〜6まで共通で、高速(225mm/s)と低速(167mm/s)の2種類とした。
実験No.1では、何れのプロセス速度においても、チャージムラ到達枚数は10kであった。
また、実験No.2〜実験No.5では、図5に示す吸排気システム60を用いて、排気風速を2.21m/sと一定にし、吸気風速を0m/s(No.2)、4m/s(No.3)、6m/s(No.4)、8.92m/s(No.5)と徐々に速度を上げてチャージムラ到達枚数を測定したものである。
これらの実験のうち、実用化レベルのチャージムラ到達枚数である約30kを越えるものは、実験No.4および実験No.5であった。実験No.4および実験No.5は、いずれも吸気風速が排気風速よりも大きく設定されている。
実験No.5では、何れのプロセス速度においても、チャージムラ到達枚数は79k以上あること分かった。そして、実験No.2〜実験No.5のうち、最も好ましい吸気風速と排気風速との関係を持っているのは実験No.5であることが分かった。
また、実験No.6は、排気風速を実験No.2〜実験No.5までの排気風速よりも大きく、5.05m/sに設定し、吸気風速は0m/sに設定してチャージムラ到達枚数を測定したものである。この実験No.6では、プロセス速度が遅ければチャージムラ到達枚数が20kになるのに対して、プロセス速度が速ければ、チャージムラ到達枚数が10kになっていることが分かった。
図16に、実験No.2〜実験No.5における吸気風速とチャージムラ到達枚数との関係の実験結果を示し、図17にそのグラフを示す。グラフの縦軸はチャージムラ発生枚数を示し、横軸は吸気風速を示す。
グラフからわかるように、吸気風速が大きくなればなるほどチャージムラ到達枚数が多くなる傾向にあることが分かる。
続いて、実験No.7〜実験No.12について説明する。実験No.7〜実験No.12までは、実験No.1〜実験No.6までと異なり、カラー画像を形成するプロセス、すなわち帯電器5が4個ある場合のチャージムラ到達枚数を確認するための実験である。したがって、各色に対応する帯電器5a〜5dごとに、排気風速、吸気風速を設定している。
実験No.7は、吸排気ダクトを用いない現状のプロセスにより排気風速だけを規定し、チャージムラ到達枚数を測定したものである。排気風速は、ブラックが2.12m/s、シアンが2.14m/s、マゼンタが1.90m/s、イエロが1.85m/sとした。
なお、印刷のプロセス速度は、No.7〜12まで共通で、ブラックモノクロ印刷のときは高速(225mm/s)で、フルカラー印刷のときは低速(167mm/s)とした。
実験No.7では、いずれの条件でもチャージムラ到達枚数は10kであった。
実験No.8は、吸気を行い、排気風速を実験No.7よりも大きくした。具体的には、吸気風速をブラックが2.25m/s、シアンが1.93m/s、マゼンタが2.38m/s、イエロが2.16m/sとし、排気風速をブラックが3.27m/s、シアンが3.08m/s、マゼンタが2.67m/s、イエロが2.70m/sとした。
実験No.9は、吸気風速を実験No.8と同じとし、排気風速を実験No.8よりも大きくした。具体的には、吸気風速をブラックが2.25m/s、シアンが1.93m/s、マゼンタが2.38m/s、イエロが2.16m/sとし、排気風速をブラックが3.75m/s、シアンが3.51m/s、マゼンタが3.22m/s、イエロが3.30m/sとした。
実験No.10は、吸気を行わず排気風速を実験No.9と同様にした。排気風速をブラックが3.75m/s、シアンが3.51m/s、マゼンタが3.22m/s、イエロが3.30m/sとした。
これら実験のうち、実用化レベルのチャージムラ到達枚数である約30kを越えるものはなかった。
実験No.11は、吸排気ダクトを用いない現状のプロセスにより排気風速だけを規定し、チャージムラ到達枚数を測定したものである。排気風速は、実験No.9,10と同じで、ブラックが3.75m/s、シアンが3.51m/s、マゼンタが3.22m/s、イエロが3.30m/sとした。
実験No.12は、吸気を行わず、排気風速を実験No.11と同じにし、排気効率アップのために、帯電器5のチャージャケース51の外側の側面(長軸面)にウレタンシールの先端が感光体と接触するよう両面テープで接着固定して密閉した構造にして、チャージムラ到達枚数を測定したものである。
また、実験No.13は、図5に示す吸排気システム60を用いて、ブラックのみに対応する帯電器5aに対して、吸気風速を自然吸気の0.85m/s(吸気ダクト61の吸気ファン63の入口で測定した風速)、排気風速を6.50m/sに設定したときの、チャージムラ到達枚数を測定したものである。
これら実験のうち、実用化レベルのチャージムラ到達枚数である約30kを越えるものはなかった。
図18に、実験No.6〜実験No.13およびNo.2における吸気風速とチャージムラ到達枚数との関係の実験結果を示す。
実験結果から分かるように、排気風速をアップさせた場合、何れもチャージムラ到達枚数が実用レベル(約30k)に達していなかった。つまり、排気風速をアップさせるだけでは、帯電器5内の風速をアップすることができていないことが分かる。
以上のことから、本実施の形態に係る画像形成装置においては、上述した吸排気システム60は、吸気および排気によって、感光体ドラム3と帯電器5との間の、帯電器5の長手方向に気体の流れを生じさせるので、帯電器5近傍の気体を常に排気することが可能となる。帯電器5の放電方式がコロナ放電方式の場合、コロナ放電によりO、NOx等が発生する。このような場合、上記のように帯電器5近傍の長手方向に生じている気体の流れによって、O、NOx等が排気されることになる。
これにより、帯電器5の使用頻度が増加しても、帯電器5近傍に帯電不良の原因となるO、NOx等が蓄積されにくくなるので、帯電器5における帯電不良(帯電ムラ)の発生を低減することができ、この結果、帯電ムラによる画像劣化のない高品位の画像を形成し続けることが可能となる。
上記吸排気システム60は、上記感光体ドラム3と帯電器5との間に外部からの気体を導くための吸気ダクト61と、該感光体ドラム3と帯電器5との間から気体を外部に排気するための排気ダクト62を有する構成となっている。
このため、吸気側の気体の風速が同じであれば、吸気ダクト61を介する方が感光体ドラム3と帯電器5との間に効率良く気体を導くことができる。また、排気側の気体の風速が同じであれば、排気ダクト62を介する方が感光体ドラム3と帯電器5との間に存在する気体を効率良く排気することができる。これにより、同じ吸気側の気体の風速、同じ排気側の気体の風速であっても、吸気ダクト61および排気ダクト62を設けたほうが感光体ドラム3と帯電器5との間を流れる気体の風速を高めることができる。
したがって、少ないエネルギーによって効率良く帯電不良を低減させることが可能となる。
さらに、効率良く感光体ドラム3と帯電器5との間を流れる気体の風速を高めるには、上記吸気ダクト61に吸気ファン63を設けると共に、上記排気ダクト62に排気ファン5を設ければよい。
なお、吸排気システム60では、吸気ダクト61および排気ダクト62を設けず、上記気体の流れにおける吸気側に吸気ファン63を設けると共に、気体の流れの排気側に排気ファン65を設ける構成としてもよい。
この場合にも、吸気ダクトおよび排気ダクトを設けた場合程ではないが、各ファンを設けない場合に比べて、感光体ドラム3と帯電器5との間の気体の風速を高めることができる。
また、上記の各種実験から、感光体ドラム3と帯電器5との間における気体の風速を高めるには、上記感光体ドラム3と帯電器5との間に気体を導く吸気側の風速を、感光体ドラム3と帯電器5との間から気体を排気する排気側の風速よりも大きく設定するようにすればよい。
さらに、上記吸気側の風速は、上記排気側の風速の1.9倍以上4.2倍以下に設定されていることが好ましい。
以上のことから、本実施の形態の画像形成装置においては、帯電器5の使用時間が長くなっても、帯電器5近傍に浮遊するO等を適切に排出することができるので、帯電ムラの影響のない高品位の画像を形成することが可能となる。
以上がカラー印字時の場合であり、白黒印字時の場合は、一つの帯電器5aのみが稼動し、他の帯電器5b〜5dは稼動しない。この場合、図19に示すように、稼動する帯電器5a以外の帯電器5b〜5dに接続された接続用ダクト62a〜62dと、排気ダクト62との連通口の開口径を可変できる開口可変機構(シャッター機構)66a〜66dを設け、ブラック以外の開口可変機構66b〜66dを閉じることにより、稼働中の帯電器5aの排気風速を上げることができる。
さらに、ある一定以上の排気風速にて十分な帯電器近傍のO等を排気が行えるのであれば、その排気風速をある一定以上満たすようにファンのデューティを下げることが可能となる。たとえば、ファンの風速を1/2にしてもブラックの帯電器5aの風速は、カラー印字時の2倍となり、これにより、同じ十分な排気を持つための消費電力や騒音を低減することができる。また、印字終了・放電終了時に下げていたデューティを上げることにより短時間で排気を行うことができ、感光体近傍にO等の滞留を減らすことができ、画像不良を防いで更なる画像の安定化を図ることができる。
このように、本発明は、レーザプリンタ等に好適に用いられ、特に、コロナ放電によりOやNOx等が生じ易い帯電方式を採用している電子写真方式の画像形成装置に用いられる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施の一形態である画像形成装置Aの構成を示す断面図である。 帯電器5およびその周辺を模式的に表した模式断面図である。 帯電器5の内部構造を示す斜視図である。 帯電器5内の気体流を説明するための模式図である。 帯電器5に対する吸排気システム60の構成を示す概略図である。 吸排気システム60の切断面線X−Xにおける断面図である。 吸排気システム60の電気的構成を示すブロック図である。 センサ201による風速検出の概略を示す図である。 センサ201の構成を示す図である。 帯電ムラの程度を判断するための評価記号を説明するための図である。 吸排気システム内の吸気部の風速と、排気部の風速と、帯電器5内の風速と、チャージムラ到達枚数とを計測した結果を示す図である。 帯電器5内の風速x(m/s)と、チャージムラ到達枚数y(千枚)との関係を示すグラフである。 乱流時の帯電器5内の風速x(m/s)と、チャージムラ到達枚数y(千枚)との関係を示すグラフである。 実験No.1〜7,13の各実験条件とその実験結果をまとめて示す図である。 実験No.8〜12の各実験条件とその実験結果をまとめて示す図である。 実験No.2〜実験No.5における吸気風速とチャージムラ到達枚数との関係の実験結果を示す図である。 実験No.2〜実験No.5における吸気風速とチャージムラ到達枚数との関係を示すグラフである。 実験No.6〜実験No.13およびNo.2における吸気風速とチャージムラ到達枚数との関係の実験結果を示す図である。 接続用ダクト62a〜62dと、排気ダクト62との連通口の開口径を可変できる開口可変機構(シャッター機構)66a〜66dの構成を示す図である。
符号の説明
1 露光ユニット
2 現像装置
3 感光体ドラム(像担持体)
4 クリーナユニット
5 帯電器
50 電荷発生部
51 チャージャケース
52 放電電極保持部材
53 放電電極
53a 先端部
54 グリッド電極
55 グリッド電極保持部材
56 第1DC電源
57 第2DC電源
60 吸排気システム(気体流生成装置)
61 吸気ダクト
61a〜61d 接続用ダクト
62 排気ダクト
62a〜62d 接続用ダクト
63 吸気ファン
64 オゾンフィルタ
65 排気ファン
66a〜66d 開口可変機構
100 制御装置(風速制御手段)
101 吸気ファン駆動モータ
102 排気ファン駆動モータ
103 第1モータ回転数設定部
104 第2モータ回転数設定部
105 オゾン濃度検出センサ(センサ)
106 NOx濃度検出センサ(センサ)
201 センサ
201a 筒部
201b 回転部
202 処理部
203 モニタ

Claims (12)

  1. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に近接して配置され、該像担持体表面を一様に帯電させる帯電器と、前記静電潜像を書き込む露光器と、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器と、記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着器とを有する画像形成装置において、
    前記帯電器内の前記像担持体近傍に気体の流れを生じさせる気体流生成装置を有し、
    前記気体流生成装置は、
    前記帯電器内に気体を導くための吸気ダクトと、
    前記吸気ダクトに外部からの気体を送り込む吸気ファンと、
    前記帯電器内から気体を排気するための排気ダクトと、
    前記排気ダクトからの気体を外部に送り出す排気ファンとを備え、
    前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記吸気ダクト内での風速は、前記排気ダクト内での風速の1.9倍以上4.2倍以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電器内に生じる気体流の風速をx(m/s)、
    画像形成開始から、帯電不良であると判定されるまでの画像形成枚数をy(千枚)としたとき、以下の関係式(1)を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
    y≦12.0e1.4x …(1)
  4. 前記帯電器内に生じる気体流を乱流としたときの風速をx’(m/s)、
    画像形成開始から、帯電不良であると判定されるまでの画像形成枚数をy(千枚)としたとき、以下の関係式(2)を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
    y≦47.4x+7.2 …(2)
  5. 前記帯電器内に生じる気体流の風速が1m/s以上2.5m/s未満であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電器内に存在するオゾンおよび窒素酸化物の少なくともいずれかの濃度を検出するセンサと、
    前記センサの検出値に応じて、前記吸気ファンと前記排気ファンの動作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電器は、コロナ放電によって前記像担持体表面を帯電させる帯電器であり、前記像担持体の下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体に対して、前記帯電器が複数配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体がトナーの色ごとに複数配置され、各像担持体にそれぞれ帯電器が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記吸気ダクトおよび前記排気ダクトは、分岐して複数の帯電器にそれぞれ接続され、
    各帯電器と前記排気ダクトとの接続部分には、気体流路を開閉するためのシャッター機構が設けられることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 単色印字を行う場合に、動作しない帯電器に対応するシャッター機構を閉じることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に近接して配置され、該像担持体表面を一様に帯電させる帯電器と、前記静電潜像を書き込む露光器と、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器と、記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着器とを有する画像形成装置に備えられ、前記帯電器内の前記像担持体近傍に気体の流れを生じさせる気体流生成装置であって、
    前記帯電器内に気体を導くための吸気ダクトと、
    前記吸気ダクトに外部からの気体を送り込む吸気ファンと、
    前記帯電器内から気体を排気するための排気ダクトと、
    前記排気ダクトからの気体を外部に送り出す排気ファンとを備え、
    前記吸気ファンの作動で生じる前記吸気ダクト内での風速が、前記排気ファンの作動で生じる前記排気ダクト内での風速よりも大きくなるように構成されることを特徴とする気体流生成装置。
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