JP2000137425A - 送風装置及びこの送風装置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送風装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

送風装置及びこの送風装置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送風装置を用いた画像形成装置

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JP2000137425A
JP2000137425A JP10311238A JP31123898A JP2000137425A JP 2000137425 A JP2000137425 A JP 2000137425A JP 10311238 A JP10311238 A JP 10311238A JP 31123898 A JP31123898 A JP 31123898A JP 2000137425 A JP2000137425 A JP 2000137425A
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air
blown
blower
blowing
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Yasushi Ohashi
康司 大橋
Hiroyoshi Ando
裕喜 安藤
Mihoko Tanaka
美穂子 田中
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 装置の大型化を伴うことなく、一次帯電
用のスコロトロン等の被送風部材にその長手方向に沿っ
て均一に送風可能であり、放電生成物の不均一な付着に
よる濃度むら等の発生を防止可能な送風装置、及びこの
送風装置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送
風装置を用いた画像形成装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 被送風部材の背面側にその長手方向に沿
って配置される送風用のダクト部材と、前記送風用ダク
ト部材の長手方向の一端部側に配置され、当該送風用ダ
クト部材に送風するための送風手段とを備え、前記送風
用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設けられた送
風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方向の略中
央部まで延びた導入通路と、前記導入通路の先端部に連
通し、被送風部材の背面側の長手方向に沿って開口した
送風用開口部と、前記送風用開口部内に配置され、被送
風部材の長手方向と略平行に設けられた整流板部とを備
えるように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機、フ
ァクシミリ、プリンター等の電子写真プロセスを利用し
た画像形成装置に使用される送風装置、及びこの送風装
置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送風装置
を用いた画像形成装置に関し、特に、装置の大型化を伴
うことなく、一次帯電用のスコロトロン等の被送風部材
にその長手方向に沿って均一に送風可能であり、放電生
成物の不均一な付着等による濃度むらの発生を防止可能
な送風装置、及びこの送風装置に用いられる送風用ダク
ト部材、並びにこの送風装置を用いた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真プロセスを利用した
複写機等の画像形成装置においては、感光体ドラムの表
面を一次帯電用のスコロトロン等によって所定の電位に
一様に帯電した後、感光体ドラムの表面に画像露光を施
して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像することに
よりトナー像として、当該トナー像を転写用紙上に転写
・定着することにより、画像を形成するように構成され
ている。
【0003】かかる画像形成装置においては、感光体ド
ラムの表面を一次帯電用のスコロトロンによって所定の
電位に帯電する際に、スコロトロン等のコロナ放電に伴
ってオゾン等の放電生成物が生成される。このオゾン等
の放電生成物は、感光体ドラムの表面に付着すると、当
該感光体ドラム表面の導電性を変化させるなどの変質を
もたらす。また、上記スコロトロン等のコロナ放電器
は、その放電ワイヤーにオゾン等の放電生成物やトナー
などが付着すると、放電むらの原因となり、画像の濃度
むらを引き起こすことになる。
【0004】そこで、上記画像形成装置においては、ス
コロトロン等のコロナ放電器で生成されるオゾン等の放
電生成物を、コロナ放電領域近傍から送風することによ
って除去し、感光体ドラムの変質を防止したり、コロナ
放電器の放電生成物やトナーなどによる汚損を防止する
ように構成したものが既に提案されており、実施されて
もいる。
【0005】このように、コロナ放電器で生成されるオ
ゾン等を、コロナ放電領域近傍から送風して除去する技
術としては、例えば、実開昭63−180855号公報
に開示されたものがある。
【0006】この実開昭63−180855号公報に係
る画像形成装置は、図20及び図21に示すように、回
転体として構成された感光体200と、この感光体20
0を露光光学系と隔離するカバー201と、このカバー
201上であって上記感光体200の所定の露光プロセ
ス部位に対向して設けられた防塵ガラス202と、上記
カバー201の内側であって上記感光体200の周囲に
設けられた帯電手段203および現像手段204と、上
記帯電手段203を保持する保持手段であると共に上記
帯電手段203の背面開口に空気を送るダクトでもある
保持部材205を有する画像形成装置において、上記保
持部材たるダクト205を長手方向に仕切板206で仕
切ることにより帯電手段送風ダクト部207と防塵ガラ
ス送風ダクト部208の二層のダクト部を構成し、上記
帯電手段送風ダクト部207の一端側を上記帯電手段2
03の背面開口部209に接続し、上記防塵ガラス送風
ダクト部208の一端側に上記防塵ガラス202と対向
させて開口210を形成し、上記帯電手段送風ダクト部
207と上記防塵ガラス送風ダクト部208の各他端側
を共通の送風手段211に接続するように構成されてい
る。
【0007】上記実開昭63−180855号公報に係
る画像形成装置は、装置の奥行き方向一端に送風口21
2を配置して、帯電手段203の長手方向にわたって送
風するように構成したものであるため、送風ファン21
1を装置本体の背面側に設けることができ、装置の小型
化を図る場合や、タンデム型のカラープリンターのよう
に複数の作像エンジンが一列に配列されている場合に、
送風ダクトの引き回しを構成しやすいという利点を有し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記実開昭63−180855号公報に係る画像形
成装置の場合には、装置の奥行き方向の一端からコロト
ロンの長手方向に沿って平行に送風するように構成した
ものであるため、空気の流れは、コロトロンの長手方向
に沿った速度成分がほとんどであり、当該コロトロンの
長手方向と直交する方向を向く速度成分は小さく、送風
位置における速度分布は、図22に示すように、コロト
ロンの送風口近傍が弱く、中心から送風口の反対側に向
けて強くなり、軸方向に沿って不均一な流れとなる。そ
のため、コロトロンやスコロトロン等を用いたコロナ放
電装置では、放電ワイヤーやグリッド近傍でその長手方
向に沿って不均一なエアーフローがあるため、長時間放
電を続けた場合には、放電生成物が放電ワイヤーやグリ
ッドにその長手方向に沿って不均一に付着して帯電むら
が発生し、濃度むらの原因となるという問題点があっ
た。したがって、コロトロンやスコロトロン等を用いた
コロナ放電装置では、特に、その長手方向に沿った送風
の均一性に注意を払うことが重要な技術的課題となって
いる。
【0009】そこで、上記の問題点を解決し、コロナ放
電装置の長手方向にわたって均一に送風するための技術
としては、例えば、特開昭58−182659号公報や
実開平5−55159号公報等に開示されているもの
が、既に提案されている。これら特開昭58−1826
59号公報や実開平5−55159号公報等に開示され
た画像形成装置は、コロナ放電装置の長手方向の中央部
からファン等により送風を行い、コロナ放電装置の長手
方向にわたって均一な気流を作り出すように構成したも
のである。
【0010】しかしながら、上記特開昭58−1826
59号公報や実開平5−55159号公報等に開示され
た画像形成装置は、コロナ放電装置の長手方向の中央部
からファン等により送風を行なうように構成したもので
あるため、コロナ放電装置の長手方向の中央部に送風フ
ァン等を配置する必要があり、装置が大型化してしまう
という問題点を有していた。特に、タンデム型カラープ
リンターのように複数の作像エンジンを一列に配列した
画像形成装置の場合には、各作像エンジンが大型化して
しまうため、実際に採用することができないという問題
点があった。
【0011】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、装置の大型化を伴うことなく、一次帯電用のス
コロトロン等の被送風部材にその長手方向に沿って均一
に送風可能であり、放電生成物の不均一な付着による濃
度むら等の発生を防止可能な送風装置、及びこの送風装
置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送風装置
を用いた画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、長尺な被送風部材に対して、その長手方向
の一端部側から空気を送り込むことにより、被送風部材
の背面側からその略全長にわたって送風するための送風
装置において、前記被送風部材の背面側にその長手方向
に沿って配置される送風用のダクト部材と、前記送風用
ダクト部材の長手方向の一端部側に配置され、当該送風
用ダクト部材に送風するための送風手段とを備え、前記
送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設けられ
た送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方向の
略中央部まで延びた導入通路と、前記導入通路の先端部
に連通し、被送風部材の背面側の長手方向に沿って開口
した送風用開口部と、前記送風用開口部内に配置され、
被送風部材の長手方向と略平行に設けられた整流板部と
を備えるように構成したものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、長尺な被
送風部材に対して、その長手方向の一端部側から空気を
送り込むことにより、被送風部材の背面側からその略全
長にわたって送風するための送風装置において、前記被
送風部材の背面側にその長手方向に沿って配置される送
風用のダクト部材と、前記送風用ダクト部材の長手方向
の一端部側に配置され、当該送風用ダクト部材に送風す
るための送風手段とを備え、前記送風用ダクト部材は、
その長手方向の一端部に設けられた送風口に連通し、当
該送風用ダクト部材の長手方向の略中央部まで延びた導
入通路と、前記導入通路の先端に連設され、被送風部材
側に送風方向を変えるための変向通路と、前記変向通路
の先端部に連通し、被送風部材の背面側の長手方向に沿
って開口した送風用開口部と、前記送風用開口部内に配
置され、被送風部材の長手方向と略平行に設けられた整
流板部とを備えるように構成したものである。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明は、長尺な
被送風部材に対して、当該被送風部材の背面に設けられ
た開口部から送風する第1の送風経路と、前記被送風部
材と当該被送風部材が対向する部材との間に送風する第
2の送風経路とから独立して送風するための送風装置に
おいて、前記被送風部材の背面側にその長手方向に沿っ
て配置される送風用のダクト部材と、前記送風用ダクト
部材の長手方向の一端部側に配置され、当該送風用ダク
ト部材に送風するための送風手段とを備え、前記送風用
ダクト部材は、その長手方向の一端部に設けられた送風
口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方向に沿って
略中央部まで延びた導入通路であって、しかも被送風部
材の長手方向に沿って当該被送風部材に近い通路と被送
風部材から遠い通路とに2分割された導入通路と、前記
被送風部材の背面に設けられた開口部に対応して、当該
被送風部材の背面側の長手方向に沿って開口し、前記被
送風部材から遠い通路と連通した第1の送風経路を構成
する第1の送風用開口部と、前記被送風部材と対向部材
との間に対応して、当該被送風部材の幅方向の一端側に
長手方向に沿って開口し、前記被送風部材に近い通路と
連通した第2の送風経路を構成する第2の送風用開口部
と、前記第1及び第2の送風用開口部内にそれぞれ配置
され、被送風部材の長手方向と略平行に設けられた整流
板部とを備えるように構成したものである。
【0015】また更に、請求項4に記載の発明は、長尺
な被送風部材に対して、その長手方向の一端部側から空
気を送り込むことにより、被送風部材の背面側からその
略全長にわたって送風するための送風用ダクト部材にお
いて、前記送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部
に設けられた送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の
長手方向の略中央部まで延びた導入通路と、前記導入通
路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の長手方向に
沿って開口した送風用開口部と、前記送風用開口部内に
配置され、被送風部材の長手方向と略平行に設けられた
整流板部とを備えたことを特徴とする送風用ダクトであ
る。
【0016】又、請求項5に記載の発明は、像担持体の
周囲にその軸方向に沿って配置された長尺なコロナ放電
器を備え、当該コロナ放電器によって像担持体の帯電等
を行うことにより画像を形成するとともに、前記コロナ
放電器に対して、当該コロナ放電器の長手方向の一端部
側から空気を送り込むことにより、コロナ放電器の背面
側からその略全長にわたって送風するための送風装置を
備えた画像形成装置において、前記送風装置は、被送風
部材の背面側にその長手方向に沿って配置される送風用
のダクト部材と、前記送風用ダクト部材の長手方向の一
端部側に配置され、当該送風用ダクト部材に送風するた
めの送風手段とを備え、前記送風用ダクト部材は、その
長手方向の一端部に設けられた送風口に連通し、当該送
風用ダクト部材の長手方向の略中央部まで延びた導入通
路と、前記導入通路の先端部に連通し、被送風部材の背
面側の長手方向に沿って開口した送風用開口部と、前記
送風用開口部内に配置され、被送風部材の長手方向と略
平行に設けられた整流板部とを備えたことを特徴とする
画像形成装置である。
【0017】
【実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形態に基
づいて説明する。
【0018】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る送風装置を適用し
た画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラー複
写機を示すものである。
【0019】図2において、1はタンデム型のデジタル
カラー複写機の本体を示すものであり、このデジタルカ
ラー複写機本体1の一端側の上部には、原稿2を1枚ず
つ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置
(ADF)3と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送
される原稿2の画像を読み取る原稿読取装置4が配設さ
れている。この原稿読取装置4は、プラテンガラス5上
に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2か
らの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレート
ミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を
介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光
して、この画像読取素子11によって原稿2の色材反射
光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)
で読み取るようになっている。
【0020】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS12(Image Processi
ng System)に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0021】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の
4色の原稿色材階調データに変換され、次に述べるよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、1
3C、13KのROS14Y、14M、14C、14K
(Raster Output Scanner)に送
られ、これらのROS14Y、14M、14C、14K
では、所定の色の原稿色材階調データに応じてレーザー
光による画像露光が行われる。
【0022】ところで、上記タンデム型のデジタルカラ
ー複写機本体1の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一
定の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0023】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、矢印方向に沿って所定の回転速度で回転
する感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面
を一様に帯電する一次帯電用のスコロトロン16と、当
該感光体ドラム15の表面に各色に対応した画像を露光
して静電潜像を形成するROS14と、感光体ドラム1
5上に形成された静電潜像を現像する現像器17、クリ
ーニング装置18とから構成されている。
【0024】上記ROS14は、図2に示すように、半
導体レーザー19を原稿色材階調データに応じて変調し
て、この半導体レーザー19からレーザー光LBを階調
データに応じて出射する。この半導体レーザー19から
出射されたレーザー光LBは、反射ミラー20、21を
介して回転多面鏡22によって偏向走査され、再び反射
ミラー20、21及び複数枚の反射ミラー23、24を
介して像担持体としての感光体ドラム15上に走査露光
される。
【0025】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13KのROS
14Y、14M、14C、14Kに各色の画像データが
順次出力され、これらのROS14Y、14M、14
C、14Kから画像データに応じて出射されるレーザー
ビームLBが、それぞれの感光体ドラム15Y、15
M、15C、15Kの表面に走査露光されて静電潜像が
形成される。上記各感光体ドラム15Y、15M、15
C、15Kに形成された静電潜像は、現像器17Y、1
7M、17C、17Kによって、それぞれ黒(K)、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の
トナー像として現像される。
【0026】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15Y、15M、15
C、15K上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像
は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13
Kの下方に配置された中間転写ベルト25上に、一次転
写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重
に転写される。この転写ベルト25は、ドライブロール
27と、ストリッピングロール28と、ステアリングロ
ール29と、アイドルロール30と、バックアップロー
ル31と、アイドルロール32との間に一定のテンショ
ンで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用
の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール
27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるよ
うになっている。上記転写ベルト25としては、例え
ば、可撓性を有するPET等の合成樹脂フィルムを帯状
に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両
端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベ
ルト状に形成したものが用いられる。
【0027】上記転写ベルト25上に多重に転写された
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、バックアップロール31に
圧接する2次転写ロール33によって、圧接力及び静電
気力で転写用紙34上に2次転写され、この各色のトナ
ー像が転写された転写用紙34は、2連の搬送ベルト3
5、36によって定着器37へと搬送される。そして、
上記各色のトナー像が転写された転写用紙34は、定着
器37によって熱及び圧力で定着処理を受け、複写機本
体1の外部に設けられた排出トレイ38上に排出され
る。
【0028】上記転写用紙34は、図2に示すように、
複数の給紙カセット39、40、41のうちの何れかか
ら所定のサイズのものが、給紙ローラ42及び用紙搬送
用のローラ対43、44、45からなる用紙搬送経路4
6を介して、レジストロール46まで一旦搬送される。
上記給紙カセット39、40、41のうちの何れかから
供給された転写用紙34は、所定のタイミングで回転駆
動されるレジストロール46によって中間転写ベルト2
5上へ送出される。
【0029】図1は上記デジタルカラー複写機の各画像
形成ユニットを示すものである。
【0030】上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及
び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、図1に示すように、すべて同様に構成さ
れており、これら4つの画像形成ユニット13Y、13
M、13C、13Kでは、上述したように、それぞれイ
エロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が
所定のタイミングで順次形成されるように構成されてい
る。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、上述したように、感光体ドラム15Y、
15M、15C、15Kを備えており、これらの感光体
ドラム15Y、15M、15C、15Kの表面は、一次
帯電用のスコロトロン16Y、16M、16C、16K
によって一様に帯電される。これらの一次帯電用のスコ
ロトロン16Y、16M、16C、16Kは、感光体ド
ラム15側が開口した断面矩形の枠体状に形成された放
電シールド50と、この放電シールド50内に張設され
た2本の放電ワイヤー51と、放電シールド50の開口
部52の外側に配設されたグリッド電極53とから構成
されている。また、上記一次帯電用のスコロトロン16
Y、16M、16C、16Kには、放電シールド50の
背面部に長手方向に沿った細長い開口部54が、幅方向
の一端側寄りに開口されており、この開口部54から後
述する送風装置によってスコロトロン16の内部に送風
するようになっている。
【0031】上記感光体ドラム15Y、15M、15
C、15Kの表面は、一次帯電用のスコロトロン16
Y、16M、16C、16Kによって一様に帯電された
後、ROS14Y、14M、14C、14Kから画像デ
ータに応じて出射される像形成用のレーザービームLB
が走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成され
る。上記感光体ドラム15Y、15M、15C、15K
の表面に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット1
3Y、13M、13C、13Kの現像器17Y、17
M、17C、17Kの現像ロール55によってそれぞれ
イエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナ
ーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視
トナー像は、転写ロール26Y、26M、26C、26
Kの帯電により中間転写ベルト25上に順次多重に転写
される。
【0032】なお、上記感光体ドラム15Y、15M、
15C、15Kは、トナー像の転写工程が終了した後、
クリーニング前コロトロン56Y、56M、56C、5
6Kによって除電されるとともに、クリーニング装置1
8Y、18M、18C、18Kによって残留トナーや紙
粉等が除去され、更にイレーズランプ57Y、57M、
57C、57Kによって残留電荷が消去されて、次の画
像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置18
Y、18M、18C、18Kは、クリーニングブラシ5
8と、クリーナーブレード59とを備えており、これら
のクリーニングブラシ58やクリーナーブレード59に
よって、感光体ドラム15上の残留トナーや紙粉等を除
去するようになっている。
【0033】また、上記イレーズランプ57Y、57
M、57C、57Kからの光は、送風用のガイド板を兼
ねる一対の遮蔽板60、61によって仕切られた空間を
通して、感光体ドラム15の表面へと導かれ、当該感光
体ドラム15の表面に一様に露光して、残留電荷が消去
される。
【0034】ところで、上記タンデム型のデジタルカラ
ー複写機では、図1に示すように、感光体ドラム15
Y、15M、15C、15Kの表面を一様に帯電する一
次帯電用のスコロトロン16Y、16M、16C、16
Kのコロナ放電や、クリーニング前コロトロン56Y、
56M、56C、56Kのコロナ放電に伴って、オゾン
等の放電生成物が生成されるとともに、現像器17Y、
17M、17C、17Kの現像工程に伴ってクラウドト
ナー等が発生する。そのため、上記タンデム型のデジタ
ルカラー複写機本体1の内部には、図3に示すように、
コロナ放電に伴って生成されるオゾン等の放電生成物
や、現像工程に伴って発生するクラウドトナー等を、画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kから除
去するため、送風装置62と排気装置63とが配設され
ている。
【0035】上記送風装置62と排気装置63は、図3
に示すように、イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び
黒色の各画像形成ユニット13Y、13M、13C、1
3Kのうち、イエロー色及びマゼンタ色の各画像形成ユ
ニット13Y、13Mに対応した第1の送風ユニット6
2aと第1の排気ユニット63bと、シアン色及び黒色
の各画像形成ユニット13C、13Kに対応した第2の
送風ユニット62bと第2の排気ユニット63bの2系
統に分割して構成されている。
【0036】上記第1の送風ユニット62aは、図3に
示すように、送風手段としての送風ファン64からダク
ト65を介して、イエロー色及びマゼンタ色の各画像形
成ユニット13Y、13Mの一次帯電用のスコロトロン
16の上部に対応した送風口66から、後述する送風用
のダクト部材に送風するようになっている。また、上記
第2の送風ユニット62bは、送風手段としての送風フ
ァン67からダクト68を介して、シアン色及び黒色の
各画像形成ユニット13C、13Kの一次帯電用のスコ
ロトロン16の上部に対応した送風口66から、後述す
る送風用のダクト部材に送風するようになっている。
【0037】一方、上記第1の排気ユニット63aは、
図3に示すように、排気手段としての排気ファン69か
らダクト70を介して、イエロー色及びマゼンタ色の各
画像形成ユニット13Y、13Mのクリーニング前コロ
トロン56の背後に対応した排気口71、及び一次帯電
用のスコロトロン16の側方に対応した排気口72、更
には現像器17の上方及び下方に対応した排気口73、
74から排気するようになっている。また、上記第2の
排気ユニット63bは、排気手段としての排気ファン7
5からダクト76を介して、シアン色及び黒色の各画像
形成ユニット13C、13Kのクリーニング前コロトロ
ン56の背後に対応した排気口71、及び一次帯電用の
スコロトロン16の側方に対応した排気口72、更には
現像器17の上方及び下方に対応した排気口73、74
から排気するように構成されている。そして、上記一次
帯電用のスコロトロン16から放出されるオゾン等の放
電生成物が、放電ワイヤーや感光体ドラム15の表面に
付着するのを防止するとともに、一次帯電用のスコロト
ロン16の側方から排気し、一次帯電用のスコロトロン
16から放出されるオゾン等の放電生成物を排出するよ
うに構成されている。また、クリーニング前コロトロン
56から放出されるオゾン等の放電生成物を排出するよ
うになっている。さらに、現像器17の上方及び下方か
ら漏れ出るトナークラウドを吸引して、外部に排出する
ようになっている。
【0038】また、上記各画像形成ユニット13Y、1
3M、13C、13Kは、図4に示すように、デジタル
複写機本体1の手前側に引出し可能となっており、メン
テナンスや部品の交換等を行なうようになっている。そ
して、上記各画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、デジタル複写機本体1の所定の位置に装
着した状態で、当該各画像形成ユニット13Y、13
M、13C、13Kに設けられた後述する送風用のダク
ト部材や排気用のダクト部材が、装置本体1側に固定配
置された送風口66や、排気口71、72及び排気口7
3、74と連結されるように構成されている。
【0039】ところで、この実施の形態に係る送風装置
は、前記被送風部材の背面側にその長手方向に沿って配
置される送風用のダクト部材と、前記送風用ダクト部材
の長手方向の一端部側に配置され、当該送風用ダクト部
材に送風するための送風手段とを備え、前記送風用ダク
ト部材は、その長手方向の一端部に設けられた送風口に
連通し、当該送風用ダクト部材の長手方向の略中央部ま
で延びた導入通路と、前記導入通路の先端に連設され、
被送風部材側に送風方向を変えるための変向通路と、前
記変向通路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の長
手方向に沿って開口した送風用開口部と、前記送風用開
口部内に配置され、被送風部材の長手方向と略平行に設
けられた整流板部とを備えるように構成されている。
【0040】図5乃至図14は上記送風装置に使用され
る送風用のダクト部材を示すものである。
【0041】この送風用ダクト部材80は、図5乃至図
10に示すように、外観形状が細長い略直方体状に形成
されている。上記送風用ダクト部材80は、大別して、
その上部に長手方向一端部から略中央部までにわたって
設けられた導入通路部81と、その下部に長手方向に沿
って略全長にわたって設けられた送風用開口部82とか
ら構成されている。上記導入用通路部81と送風用開口
部82とは、合成樹脂等によって一体的に形成しても良
いし、又、別体として形成してもよい。また、上記送風
用ダクト部材80は、次に述べるような構成を有するも
のであれば、当該送風用ダクト部材80を製造する上に
おいて、任意の位置で分割して複数の部材を組付けるこ
とによって完成するように構成しても勿論よい。
【0042】上記送風用ダクト部材80の導入用通路部
81には、図5乃至図11に示すように、その長手方向
に一端部に送風手段に接続される送風口83が、断面略
正方形状に開口されているとともに、この送風口83に
連通した導入通路84が、送風用ダクト部材80の長手
方向の略中央部まで延びるように設けられている。上記
導入通路84は、図12及び図14(d)(e)に示す
ように、送風用ダクト部材80の長手方向に沿って設け
られた仕切り壁85によって、被送風部材としてのスコ
ロトロン16から遠い通路84aと被送風部材に近い通
路84bとに2分割されている。
【0043】また、上記導入通路44のうち、スコロト
ロン16から遠い第1の導入通路84aは、図11
(a)に示すように、送風用ダクト部材80の長手方向
の中央部よりも若干先まで延設されており、当該第1の
導入通路84aの先端部には、当該通路84aの幅方向
の一端寄りに、長方形状の開口部86が設けられてい
る。上記第1の導入用通路84aには、当該第1の導入
通路84aを開口部86の幅と同じ幅だけ遮蔽する遮蔽
板87が、開口部86の基端部に突設されている。さら
に、上記開口部86は、第1の導入通路84aと直交す
るように配置された変向用の通路88に連通されてい
る。
【0044】さらに、上記変向用通路88の先端は、図
13及び図14に示すように、スコロトロン16の背面
側の長手方向に沿って開口した細長い第1の送風用開口
部89と連通するようになっている。この第1の送風用
開口部89は、図14に示すように、その幅方向が、送
風用ダクト部材80の感光体ドラム15の回転方向上流
側の側壁90と、変向用通路88の先端に連設され、図
1に示すようにスコロトロンの略全幅をカバーするよう
に拡開配置された傾斜壁91と、当該傾斜壁91の下端
部に側壁90と平行に連設された短い垂直壁92とで仕
切られているとともに、その長手方向は、図13に示す
ように、送風用ダクト部材80の長手方向の両端部に位
置する側壁93によって仕切られている。
【0045】また、上記第1の送風用開口部89の内部
には、図13及び図14に示すように、変向用通路88
先端の開口部に近い第一の整流板部94と、当該第1の
整流板部94よりも下方に位置する第2の整流板部95
とが、スコロトロンの長手方向と略平行に設けられてい
る。上記第1の整流板部94は、図9に示すように、送
風用ダクト部材90の側壁90の内面に直交するように
短く突設されているとともに、上記第2の整流板部95
は、傾斜壁91の下端部の内面に水平方向に比較的長く
突出するように設けられており、これら第1及び第2の
整流部材94、95の先端部の間には、図8に示すよう
に、若干隙間96が形成されるようになっている。
【0046】一方、上記導入通路84のうち、スコロト
ロン16に近い第2の導入通路84bは、図11(b)
に示すように、送風用ダクト部材80の長手方向の略中
央部まで延設されており、当該第2の導入通路84bの
先端部は、仕切り壁97によって閉塞されている。ま
た、上記第2の導入通路84bの先端部には、当該通路
84bの幅方向の一端寄りに、開口部98が設けられて
いる。上記開口部98は、図14(d)に示すように、
第2の導入通路84bと直交するように配置された極短
い変向用の通路99に連通されている。
【0047】さらに、上記変向用通路99の先端は、図
13及び図14に示すように、スコロトロン16の幅方
向の一端部に長手方向に沿って開口した細長い第2の送
風用開口部100と連通するようになっている。この第
2の送風用開口部100は、図9に示すように、その幅
方向が、送風用ダクト部材80の感光体ドラム15の回
転方向下流側の仕切り壁101と、変向用通路99の先
端に連設され、スコロトロン16の幅方向の一端側に送
風するように配置された傾斜壁91とで仕切られている
とともに、その長手方向は、図13に示すように、送風
用ダクト部材80の長手方向の両端部に位置する側壁9
3によって仕切られている。
【0048】また、上記第2の送風用開口部100の内
部には、図13及び図14に示すように、整流板部10
2がスコロトロン16の長手方向と略平行に設けられて
いる。この整流板部102は、傾斜壁91の下端部の内
面に水平方向に短く突出するように設けられている。上
記変向用通路99の下端部両端には、図13に示すよう
に、極短い当該変向用通路99の変向作用を補助するた
め、下向きに短い補助板103が突設されている。
【0049】なお、上記送風用ダクト部材80は、図1
及び図14に示すように、感光体ドラム15の残留電荷
を除電するためのイレーズランプ57を収容するハウジ
ング104が、一体的に設けられている。このイレーズ
ランプ57のハウジング104は、一方の側壁が前記仕
切り壁101によって構成されており、他方の側壁は、
送風用ダクト部材80の側壁をも兼ねる側壁105によ
って構成されている。
【0050】また、図11乃至図14中、106は送風
用ダクト部材80を所定の位置に取付るための固定片
を、107、108は補強用の枠体及び仕切り板をそれ
ぞれ示している。
【0051】以上の構成において、この実施の形態1に
係る送風装置を適用したカラー複写機では、次のように
して、装置の大型化を伴うことなく、一次帯電用のスコ
ロトロン等の被送風部材にその長手方向に沿って均一に
送風可能であり、放電生成物の不均一な付着による濃度
むら等の発生を防止することが可能となっている。
【0052】すなわち、この実施の形態1に係るタンデ
ム型のデジタルカラー複写機では、図1及び図2に示す
ように、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、
13Kの感光体ドラム15の表面を、一次帯電用のスコ
ロトロン16によって一様に帯電した後、ROS14に
よって所定の色に対応した画像を露光することにより静
電潜像を形成し、この静電潜像を現像器17によって現
像することにより所定の色のトナー像を形成し、各画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kで形成さ
れた各色のトナー像を中間転写ベルト25上に多重に転
写することにより、フルカラーの画像を形成するように
なっている。なお、トナー像が転写された後の感光体ド
ラム15は、クリーニング前コロトロン56によって除
電された後、クリーニング装置18によって残留トナー
や紙粉が除去され、更にイレーズランプ57によって残
留電荷が消去されて、次の画像形成工程に備えるように
なっている。
【0053】ところで、上記タンデム型のデジタルカラ
ー複写機では、感光体ドラム15の表面をスコロトロン
16によって所定の電位に一様に帯電する際に、当該ス
コロトロン16の放電ワイヤー51に数kVの高電圧を
印加してコロナ放電を発生させるため、このコロナ放電
に伴ってオゾン等の放電生成物が発生する。上記スコロ
トロン16から発生したオゾン等の放電生成物は、その
ままでは、感光体ドラム15の表面や放電ワイヤー51
あるいはグリッド電極53等に付着し、感光体ドラム1
5の表面を変質させたり、放電ワイヤー51の汚損等の
原因となる。
【0054】そのため、このタンデム型のデジタルカラ
ー複写機では、図1及び図3に示すように、スコロトロ
ン16の背面側及び、当該スコロトロン16の感光体ド
ラム15回転方向下流側において、スコロトロン16と
感光体ドラム15の間に送風するための送風装置62が
設けられている。この送風装置62は、図3に示すよう
に、複写機本体1の奥側に配設された吹き込み用の送風
ファン64、67と、当該吹き込み用の送風ファン6
4、67に接続用のダクト65、68を介して接続され
た送風用ダクト部材80とを備え、スコロトロン18の
長手方向の一端部に設けられた送風口83から、送風用
のファン64、67によって送風することにより、送風
用ダクト部材80内に空気を送り込むようになってい
る。
【0055】上記送風用ダクト部材80の内部に送風口
83から送り込まれた空気は、図11に示すように、当
該送風口83に連通した第1及び第2の導入通路84
a、84b内に導入され、これらの第1及び第2の導入
通路84a、84bに沿って流れる。そのうち、上記第
1の導入通路84aに沿って導入された空気流は、図1
5に示すように、当該第1の導入通路84aの先端部近
傍に設けられた遮蔽板87によって、開口部86の手前
で絞られた後、その一部が遮蔽板87を周り込むように
流れの方向を変えて、当該遮蔽板87の奥側に位置する
仕切り壁86aに衝突し、下方の開口部86に流入す
る。これにより水平方向に送られてきた空気の進行方向
を下方に向かって流れるように流れを変えることができ
る。つまり、開口部86の手前近傍に流路に垂直に遮蔽
板87を設けたことにより流速の長手方向成分を減少さ
せ、短い距離で気流をスコロトロン16の長手方向に対
し直交する角度に整流することができる。さらに、上記
開口部86は、遮蔽板87の背面側に開口しているた
め、当該遮蔽板87で遮られた空気流は、遮蔽板87に
よって遮られることなく直進して前方の仕切り壁86a
に突き当たって流れの方向を変える空気流と混合され、
一体となって開口部86内に略均一に流入するようにな
っている。
【0056】このように、上記送風用ダクト部材80に
は、導入用通路84を上下に仕切る隔壁85が設けられ
ており、上方の第1の導入通路84a(断面形状はプロ
セス方向幅20ミリ、高さ10ミリ)を通過する空気
が、第1の送風用開口部89に連通している。上方の第
1の導入通路84aは、垂直な仕切り壁86aで遮られ
ており、仕切り壁86aの手前に下方に向かう開口部8
6(断面形状は奥行き方向幅20mm、プロセス方向幅
10ミリ)が設けられている。さらに、上記開口部86
のの手前で開口への流れを遮るように流れに垂直な遮蔽
板87(プロセス方向幅10ミリ、高さ10mm)が設
けられている。そして、気流は、上述したように、開口
部86の手前で絞られたのち、垂直な壁にぶつかり下方
の開口に向かうようになっている。
【0057】さらに、上記開口部86から変向用通路8
8に流入した空気流は、図14に示すように、スコロト
ロン16から遠い導入通路84aに連通した当該変向用
通路88に沿って流れる間に、その速度成分がほとんど
下方を向くように向きが変えられ、当該変向用通路88
の先端部から送風用通路89へと流入する。この変向用
通路88の先端から送風用通路89へと流入した空気流
は、当該変向用通路88の先端の下方近傍に設けられた
第1の整流板部94に、そのほとんどが突き当たり、当
該第1の整流板部94の長手方向に沿って一様に広がる
とともに、当該送風用通路89の傾斜壁91に沿って下
方へと流れる。
【0058】さらに、上記送風用通路89の傾斜壁91
に沿って下方へと流れた空気流は、第1の整流板部94
の下方近傍に設けられた第2の整流板部95に突き当た
り、当該第2の整流板部95の長手方向に沿って更に一
様に広がり、当該送風用開口部89からスコロトロン1
6の背面側へと流れ込む。
【0059】その際、上記変向用通路88の開口の下
(例えば、開口から7.5mm)には、水平方向の長手
全幅にわたって第1の整流板部94(奥行き方向長さ3
00mm、プロセス方向幅8mm)が設けられていて、
気流は第1の整流板部94に垂直に衝突し、図17に示
すように、水平方向に拡散され結果的に軸方向に均一な
気流としてスコロトロン16の放電シールド50の背面
の開口部54に送られる。このような水平方向の整流板
部94を1個あるいは複数個、適切に配置することによ
り軸方向の均一性を最適化することが可能になる。
【0060】そして、上記スコロトロン16の背面側へ
と流れ込んだ空気流は、当該スコロトロン16の放電シ
ールド50の背面側に開口された開口部54から、当該
スコロトロン16の放電シールド50内に流入し、コロ
ナ放電によって発生するオゾン等の放電生成物を、当該
放電シールド50の下方に位置する開口部52から外部
へと放出する。その際、上記放電シールド50の開口部
52から外部へと放出される空気流は、当該放電シール
ド50の開口部52の下方に位置するグリッド電極53
をも通過するため、グリッド電極53に放電生成物やト
ナー等が付着するのを防止するようになっている。
【0061】一方、上記送風用ダクト部材80の内部に
送風口83から送り込まれた空気のうち、他方の第2の
導入通路84bに沿って導入された空気流は、図16に
示すように、当該第2の導入通路84bの先端部に設け
られた仕切り壁97によって遮蔽され、当該仕切り壁9
7の手前に設けられた開口部98に流入する。上記開口
部98から変向用通路99に流入した空気流は、極短い
偏向用通路99に沿って流れ、当該変向用通路99の先
端に設けられたガイド壁103を介して第2の送風用通
路100へと流入する。なお、上記変向用通路99の先
端に位置する開口部には、短いガイド壁103が第2の
送風用通路100内に突出するように設けられているた
め、変向用通路99の先端部の開口部から第2の送風用
通路100へと流入する空気流は、当該短いガイド壁1
03によって図16中下向きに向きが変えられ、その多
くがスコロトロン16方向の速度成分を持つように流動
する。上記変向用通路99先端の開口部から第2の送風
用通路100へと流入した空気流は、当該変向用通路1
00先端の開口部の下方近傍に設けられた整流板部10
2に突き当たり、当該整流板部102の長手方向に沿っ
て一様に広がるとともに、当該第2の送風用通路102
の傾斜壁91に沿って下方へと流れる。
【0062】さらに、上記送風用通路102の側壁10
1に沿って下方へと流れた空気流は、図17に示すよう
に、第2の送風用開口部100からスコロトロン16の
側方に設けられた導入通路110に沿って導かれ、スコ
ロトロン16の感光体ドラム15回転方向下流側の、図
17に示すように、当該スコロトロン16と感光体ドラ
ム15の間に導入される。
【0063】そして、このスコロトロン16と感光体ド
ラム15の間に導入された空気流は、感光体ドラム15
の表面に沿って上流側へと流れ、当該感光体ドラム15
の回転方向上流側に配置された吸気用のダクト111か
ら吸い込まれ、装置の外部に排気される。
【0064】このように、第2の導入通路84b(断面
形状はプロセス方向幅20mm、高さ10mm)を通過
する空気流は、第2の送風用開口部100に連通してい
る。上記第2の導入通路84bは、垂直な仕切り壁97
(この壁の一部は上方を通る空気の下方への流路の壁と
なっているため、二つの流路は混じる合うことがな
い。)で遮られており、奥の手前に下方に向かう開口部
98(断面形状は奥行き方向幅20mm、プロセス方向
幅10mm)が配置されている。
【0065】上記開口部98の下端部には、垂直に降り
るガイド壁103が設けられており、このガイド壁10
3によって気流を長手方向に直交する方向に整流してい
る。また、上記開口部98の下方(開口から15mm)
には、水平方向の長手全般にわたって整流板部102
(奥行き方向長さ300mm、プロセス方向幅8mm)
が設けられており、気流は直交する角度で整流板部10
2に衝突し、整流板部102に沿って水平方向に拡散さ
れた結果的に軸方向に均一な気流としてクリーナーブレ
ード54とスコロトロン16の間に送風される。
【0066】この発明に係る送風装置では、スコロトロ
ン16の長手方向に沿って均一な気流とするために重要
なことは、水平方向の整流板部94、102に衝突させ
るときに、気流をスコロトロン16の長手方向に対し直
交する角度に整流した後に衝突させることである。この
条件を小さいダクト高さや少ないダクト断面積で実現す
るためには、第1及び第2の送風用開口部89、100
からできるかぎり遠い経路で空気を送り込むことが有利
となる。
【0067】したがって、スコロトロン16の放電シー
ルド50に直接送風する第1の送風経路をダクト部材8
0の断面形状の中で、できるだけ放電シールド50から
遠い第1の導入通路84aから空気を送り込むように、
流路の長手方向に沿った隔壁85を設けることが有利と
なる。
【0068】本発明者らは、上記実施の形態1に係る送
風装置の効果を確認するため、図5乃至図14に示すよ
うな送風用ダクト部材80を試作し、当該送風用ダクト
部材80の露光側の送風用開口部89と、イレーズラン
プ側の送風用開口部100とで、その長手方向に沿って
空気流の流速を測定する実験を行なった。
【0069】図18は上記実験例の実験結果を示すもの
である。
【0070】この図18から明らかなように、送風用ダ
クト部材80の露光側の送風用開口部89と、イレーズ
ランプ側の送風用開口部100ともに、その長手方向に
沿って均一な空気流を得ることができることがわかる。
【0071】実施の形態2図19はこの発明の実施の形
態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分
には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2
では、整流部材の長手方向に沿った幅を変化させること
により、送風用ダクト部材80のの長手方向に沿ってよ
り一層均一な空気流を得るように構成したものである。
【0072】すなわち、この実施の形態2では、図19
に示すように、整流部材94、95の幅が、送風口93
と反対側の奥端部に行くに従って除々に狭くなるように
構成されており、送風口93と反対側の奥端部に若干多
くの空気流を送り込むことにより、送風用ダクト部材8
0の長手方向に沿ってより一層均一な空気流を得るよう
になっている。
【0073】その他の構成及び作用は前記実施の形態1
と同様であるので、その説明を省略する。
【0074】
【発明の効果】この発明は以上の構成及び作用よりなる
もので、装置の大型化を伴うことなく、一次帯電用のス
コロトロン等の被送風部材にその長手方向に沿って均一
に送風可能であり、放電生成物の不均一な付着による濃
度むら等の発生を防止可能な送風装置、及びこの送風装
置に用いられる送風用ダクト部材、並びにこの送風装置
を用いた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る送風装
置を適用した画像形成ユニットを示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る送風装
置を適用したタンデム型のデジタルカラー複写機を示す
構成図である。
【図3】 図3は送風装置及び排気装置を示す斜視構成
図である。
【図4】 図4は画像形成ユニットを示す斜視構成図で
ある。
【図5】 図5は送風用ダクト部材を示す外観斜視図で
ある。
【図6】 図6(a)(b)は送風用ダクト部材をそれ
ぞれ示す一部破断の斜視図である。
【図7】 図7は送風用ダクト部材を示す一部破断の斜
視図である。
【図8】 図8は送風用ダクト部材を示す一部破断の斜
視図である。
【図9】 図9は送風用ダクト部材を示す一部破断の斜
視図である。
【図10】 図10は送風用ダクト部材を示す一部破断
の斜視図である。
【図11】 図11(a)(b)は送風用ダクト部材を
それぞれ示す横断面図である。
【図12】 図12(a)(b)は送風用ダクト部材を
それぞれ示す平面図及び正面図である。
【図13】 図13は送風用ダクト部材を示す底面図で
ある。
【図14】 図14(a)〜(e)は図12(b)のa
−a線、b−b線、c−c線、d−d線、e−e線断面
図である。
【図15】 図15(a)(b)は送風状態をそれぞれ
示す説明図である。
【図16】 図16(a)(b)は送風状態をそれぞれ
示す説明図である。
【図17】 図17は送風状態を示す説明図である。
【図18】 図18は送風状態の速度分布を示すグラフ
である。
【図19】 図19はこの発明の実施の形態2に係る送
風用ダクト部材を示す底面図である。
【図20】 図20は従来の送風装置を適用した画像形
成装置を示す構成図である。
【図21】 図21は従来の送風装置を適用した画像形
成装置を示す構成図である。
【図22】 図22は送風状態の速度分布を示すグラフ
である。
【符号の説明】
【0055】15:感光体ドラム(像担持体)、16:
スコロトロン(被送風部材体)、80:送風用ダクト部
材、83:送風口、84a、84b:第1及び第2の導
入通路。86:開口部、87:遮蔽板、88:変向用通
路、89:送風用通路、94、95:整流板部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 美穂子 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EA18 JA02 JA08 JB14 JB15 JC01 JC02 ZA07 9A001 HZ34 KK26 KK35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な被送風部材に対して、その長手方
    向の一端部側から空気を送り込むことにより、被送風部
    材の背面側からその略全長にわたって送風するための送
    風装置において、 前記被送風部材の背面側にその長手方向に沿って配置さ
    れる送風用のダクト部材と、 前記送風用ダクト部材の長手方向の一端部側に配置さ
    れ、当該送風用ダクト部材に送風するための送風手段と
    を備え、 前記送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設け
    られた送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方
    向の略中央部まで延びた導入通路と、 前記導入通路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の
    長手方向に沿って開口した送風用開口部と、 前記送風用開口部内に配置され、被送風部材の長手方向
    と略平行に設けられた整流板部とを備えたことを特徴と
    する送風装置。
  2. 【請求項2】 長尺な被送風部材に対して、その長手方
    向の一端部側から空気を送り込むことにより、被送風部
    材の背面側からその略全長にわたって送風するための送
    風装置において、 前記被送風部材の背面側にその長手方向に沿って配置さ
    れる送風用のダクト部材と、 前記送風用ダクト部材の長手方向の一端部側に配置さ
    れ、当該送風用ダクト部材に送風するための送風手段と
    を備え、 前記送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設け
    られた送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方
    向の略中央部まで延びた導入通路と、 前記導入通路の先端に連設され、被送風部材側に送風方
    向を変えるための変向通路と、 前記変向通路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の
    長手方向に沿って開口した送風用開口部と、 前記送風用開口部内に配置され、被送風部材の長手方向
    と略平行に設けられた整流板部とを備えたことを特徴と
    する送風装置。
  3. 【請求項3】 長尺な被送風部材に対して、当該被送風
    部材の背面に設けられた開口部から送風する第1の送風
    経路と、前記被送風部材と当該被送風部材が対向する部
    材との間に送風する第2の送風経路とから独立して送風
    するための送風装置において、 前記被送風部材の背面側にその長手方向に沿って配置さ
    れる送風用のダクト部材と、 前記送風用ダクト部材の長手方向の一端部側に配置さ
    れ、当該送風用ダクト部材に送風するための送風手段と
    を備え、 前記送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設け
    られた送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方
    向に沿って略中央部まで延びた導入通路であって、しか
    も被送風部材の長手方向に沿って当該被送風部材に近い
    通路と被送風部材から遠い通路とに2分割された導入通
    路と、 前記被送風部材の背面に設けられた開口部に対応して、
    当該被送風部材の背面側の長手方向に沿って開口し、前
    記被送風部材から遠い通路と連通した第1の送風経路を
    構成する第1の送風用開口部と、 前記被送風部材と対向部材との間に対応して、当該被送
    風部材の幅方向の一端側に長手方向に沿って開口し、前
    記被送風部材に近い通路と連通した第2の送風経路を構
    成する第2の送風用開口部と、 前記第1及び第2の送風用開口部内にそれぞれ配置さ
    れ、被送風部材の長手方向と略平行に設けられた整流板
    部とを備えたことを特徴とする送風装置。
  4. 【請求項4】 長尺な被送風部材に対して、その長手方
    向の一端部側から空気を送り込むことにより、被送風部
    材の背面側からその略全長にわたって送風するための送
    風用ダクト部材において、 前記送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設け
    られた送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方
    向の略中央部まで延びた導入通路と、 前記導入通路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の
    長手方向に沿って開口した送風用開口部と、 前記送風用開口部内に配置され、被送風部材の長手方向
    と略平行に設けられた整流板部とを備えたことを特徴と
    する送風用ダクト部材。
  5. 【請求項5】 像担持体の周囲にその軸方向に沿って配
    置された長尺なコロナ放電器を備え、当該コロナ放電器
    によって像担持体の帯電等を行うことにより画像を形成
    するとともに、前記コロナ放電器に対して、当該コロナ
    放電器の長手方向の一端部側から空気を送り込むことに
    より、コロナ放電器の背面側からその略全長にわたって
    送風するための送風装置を備えた画像形成装置におい
    て、 前記送風装置は、被送風部材の背面側にその長手方向に
    沿って配置される送風用のダクト部材と、 前記送風用ダクト部材の長手方向の一端部側に配置さ
    れ、当該送風用ダクト部材に送風するための送風手段と
    を備え、 前記送風用ダクト部材は、その長手方向の一端部に設け
    られた送風口に連通し、当該送風用ダクト部材の長手方
    向の略中央部まで延びた導入通路と、 前記導入通路の先端部に連通し、被送風部材の背面側の
    長手方向に沿って開口した送風用開口部と、 前記送風用開口部内に配置され、被送風部材の長手方向
    と略平行に設けられた整流板部とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
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