JP2004287216A - 多色画像形成装置及び作像ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】多色画像形成装置内で生成されるオゾンをより効率良く排出できるようにすること目的とする。
【解決手段】カラーレーザプリンタ1において、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの近傍に夫々配置される水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkに接続されて、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを通る空気を上方へ導き、上面カバー10に設けられた上面開口部10bから排出する垂直ダクト33とを設ける。このような構成によれば、帯電器71M,71C,71Y,71Bkで発生するオゾンを、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを流れる空気と一緒に外部へ排出でき、この空気を流すために、垂直ダクト33での煙突効果による上昇気流が活用されて排気効率を良くできる。
【選択図】 図2
【解決手段】カラーレーザプリンタ1において、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの近傍に夫々配置される水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkに接続されて、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを通る空気を上方へ導き、上面カバー10に設けられた上面開口部10bから排出する垂直ダクト33とを設ける。このような構成によれば、帯電器71M,71C,71Y,71Bkで発生するオゾンを、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを流れる空気と一緒に外部へ排出でき、この空気を流すために、垂直ダクト33での煙突効果による上昇気流が活用されて排気効率を良くできる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電器と可視像形成部とからなる複数の作像ユニットが、略鉛直方向に並設されるタンデム方式の多色画像形成装置、及び、その多色画像形成装置に用いられる作像ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録紙等の被記録媒体に4色カラー等の多色画像を形成する多色画像形成装置としては、感光体,その感光体の表面を一様に帯電する帯電器,その帯電された感光体を露光して表面に静電潜像を形成する露光器,及び上記静電潜像が形成された感光体の表面に帯電した現像剤を付着させてその静電潜像を現像する現像ユニットを、それぞれ色数分(例えばマゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの4色)だけ併置したいわゆるタンデム方式の装置が知られている。
【0003】
ところで、多色画像形成装置の帯電器において、帯電ワイヤの放電などによって感光体を帯電させる際には、放電生成物(主にオゾン)が生成される。このオゾンが感光体の表面に付着すると、感光体に帯電ムラを生じて、多色画像形成装置として形成する画像に像流れ等の影響を与える。
【0004】
このため、この種の多色画像形成装置においては、オゾンを排出するためのダクトを設けて、このダクトにより多色画像形成装置の側面から外部にオゾンを排出することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−196635 特許公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、タンデム方式の多色画像形成装置においては、感光体、帯電器及び露光手段を色数分(例えば、4色であれば各々4個)備えるため装置が大きくなりやすい。このため、当該多色画像形成装置の各構成要素の構成を見直して小型化することが考えられている。
【0007】
しかし、従来のように装置内にオゾンを排出するためのダクトを設けると、このダクトを配置するための空間などが必要となり、装置の小型化を図ることが困難となると考えられる。
本発明は、こうした問題点に鑑みなされたものであり、換気用のダクトを設けることによって、多色画像形成装置の大型化を招くことなく、多色画像形成装置内で生成されるオゾンをより効率良く排出できるようにすること目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、感光体と、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段とからなり、各色毎に略鉛直方向に並設される複数の作像手段と、前記各感光体の表面に形成された可視像の現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、前記被記録媒体に転写された現像剤を該被記録媒体に定着させる定着手段とを備える多色画像形成装置において、 前記帯電手段周囲の空気を換気するために、前記各帯電手段近傍を通る空気を上方へ導き、当該多色画像形成装置上面に設けられた排気口から排出する排気経路を形成する排気経路部を備えることを特徴とする。
【0009】
つまり、このような構成では、略鉛直方向に並設される各帯電手段の近傍を通すために、排気経路部にて略鉛直方向に伸びた形状の部分ができ、この部分を通った空気が、当該装置上面に設けられた排気口から空気が抜けるようになる。
また、この排気経路部において、当該装置内部の熱により暖められた空気が上昇して、この空気の下方の圧力が低下し、下方の空気も上方に持ち上げられるといった上昇気流が発生する(いわゆる煙突効果)。
【0010】
そして、排気口が上面にあり、上昇気流の勢いが衰えることなく排出されるため、この煙突効果が有効となる。
そして、この煙突効果により、帯電手段近傍の空気が換気され、帯電手段にて生成されるオゾンが排出される。
【0011】
この結果、本発明の多色画像形成装置によれば、自然風などによる空気の流れに加えて、煙突効果による気流を利用して換気するため、オゾンの排気効率を良くできる。
このため、排気経路部の大きさが小さくても良いようにすることができ、装置全体を小型化できる。
【0012】
また、本発明の多色画像形成装置によれば、排気口が、当該多色画像形成装置の上面に設けられており、オゾンが含まれた排気が上方へ抜ける。このため、側面からに排気していた従来の多色画像形成装置のように、当該装置の横にいる人に排気を噴きかけてしまうことが無くなり、当該装置の周囲の人に対して排気中に含まれるオゾンのオゾン臭により不快感を与えることを防止できる。
【0013】
また、請求項1に記載の多色画像形成装置における排気経路部の形態は、種々考えられるが、本発明の多色画像形成装置のように帯電手段を含む複数の作像手段が並設される内部構成に対して、前記各帯電手段近傍の空気を導くために、全ての帯電手段を覆うような排気経路部は、多量の空間を専有することになり現実的では無く、内部空間を有効に使用するためには請求項2に記載のように排気経路部を構成すると良い。
【0014】
即ち、請求項2に記載の多色画像形成装置においては、排気経路部が、帯電手段周囲の空気を換気するために、各帯電手段近傍に夫々配置される横排気経路を形成する横排気経路部と、各横排気経路部に接続されて、各横排気経路を通る空気を上方へ導き、排気口から排出する縦排気経路を形成する縦排気経路部とから構成される。
【0015】
この結果、本発明の多色画像形成装置によれば、各帯電手段間の空気の流れが縦排気経路部で行われるため、横排気経路部は、各帯電手段の近傍にだけ設ければ良く、内部空間を有効に用いることができる。
特に、縦排気経路部は、鉛直方向に配置されることになる横排気経路部に沿わせるように、略鉛直方向に長くなるため、上昇気流の勢いがつきやすく煙突効果が発揮されやすい。
【0016】
また、定着手段としては、被記録媒体に現像剤を定着させる際に熱を発生するものが知られているが、請求項1に記載の多色画像形成装置において、この種の定着手段を用いる場合には、定着手段が発生した熱で、前述の煙突効果を促進することができる。
【0017】
そして、このためには、請求項3に記載の多色画像形成装置のように、空気を通して定着手段の放熱を排気するために、定着手段近傍に配置される熱排気経路を形成する熱排気経路部を設け、この熱排気経路部を、縦排気経路部に接続するようにすれば良い。
【0018】
つまり、このようにすれば、熱排気経路部を通って、定着手段の放熱により熱せられて軽くなった空気が、縦排気経路部に入ることから、縦排気経路部での上昇気流はより強いものとなり、オゾンの排気効率をより良くできる。
また、排気効率を高めるには、請求項4に記載のように、排気口付近で縦排気経路部からの空気を排気するための排気ファン、及び、各横排気経路部に空気を吸入するための吸気ファンの少なくとも一方を設けるように構成すると良い。
【0019】
つまり、このように構成すると、排気ファン又は吸気ファンにより横排気経路部内の空気が強制的に排気されるため、換気を速やかに行うことができる。そして、このようなファンを付ければ、定着器が経路に無い場合でも排気できる。
尚、横排気経路部から空気を送り込むか、縦排気経路部から空気を吸い出すかすれば、接続される他の排気経路内の空気も流れるため、ファンは、横排気経路部、又は、縦排気経路部のいずれか一方にあれば良い。そして、両方にあればより良い。
【0020】
ところで、排気中に含まれるオゾンによるオゾン臭を減らすには、請求項5に記載のように、縦排気経路部の排気口付近にフィルタを設けると良い。
つまり、このように構成すると、オゾンフィルタやオゾン触媒フィルタなどのフィルタにより、排気中のオゾンが吸着されるため、当該装置周辺に排出されるオゾンの量が減り、周囲の人にオゾン臭により不快感を与えることを防止できる。
【0021】
また、帯電手段には、帯電ワイヤや、ノコ歯放電体などのコロナ放電手段に高電圧を印加して放電し、感光体を帯電する方式のものがある。この種の方式では、オゾンは、コロナ放電手段の周りに生成される。このため、請求項2〜請求項5に記載の多色画像形成装置にて、この種の帯電手段が用いられる際には、コロナ放電手段の周りの空気を換気するようにすると良い。
【0022】
そして、そのためには、請求項6に記載のように、横排気経路部を、帯電手段のコロナ放電手段と通じるようにすると良い。
つまり、このようにすれば、オゾンを生成するコロナ放電手段周辺の空気を直接排出できるようになるため、より効率良く確実にオゾンを排出することができる。
【0023】
また、請求項2〜請求項6に記載の多色画像形成装置において、横排気経路部を、独立した部材で形成するのではなく、請求項7に記載のように、作像手段の構成のいずれかを支持し、当該装置本体に着脱可能なユニットを用いて横排気経路部を形成するようにすると良い。
【0024】
つまり、このようにすると、横排気経路部の構成の一部をユニットと共用できるため、当該装置を構成する材料を少なくでき、当該装置を小型化できる。
また、従来、ユニットの着脱経路の途中に横排気経路部が配されないように、間隔を広げて各横排気経路部を配置しなければいけない場合があったが、このような場合にも本発明(請求項7)によれば、横排気経路部がユニットと一緒に移動するので、横排気経路部の配置間隔を狭くすることができ、多色画像形成装置の高さを低くできる。
【0025】
ところで、横排気経路部は、帯電手段周囲の空気を換気するために、帯電手段の周囲を囲うように形成され、構成を簡易にするために、横排気経路部から見てユニット側にある帯電手段をユニットと協働して、一体的に囲うような形状にされることが考えられる。
【0026】
このため、請求項7に記載の多色画像形成装置において、対応する色用の横排気経路部をユニットに形成して一体化しても、もともとユニットと一体的に形成される横排気経路部の形状は大きく変わらず、ユニットとの共用により構成材料を省く効果は少ないと考えられる。
【0027】
これに対して別の形態である、隣の色用の横排気経路部をユニットに形成する場合には、横排気経路部の帯電手段を囲む外壁となる部分と、ユニットの外壁となる部分を一体化して形成できるため、当該装置の構成材料を省く効果が大きい。
【0028】
また、ユニットと、隣の色用の横排気経路部との一体化により、装着状態での干渉防止のために設けられていた隙間を無くすことができ、多色画像形成装置全体の高さを、従来より低く抑えることができる。
このため、請求項7に記載の多色画像形成装置におけるユニットを、請求項8に記載のように、多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する横排気経路が形成されるようにすると、隣の色用の横排気経路部がユニットに形成され良い。
【0029】
また、請求項1〜請求項8に記載の多色画像形成装置においては、請求項9に記載の多色画像形成装置のように、排気口が、当該画像形成装置上面の端部に設けられると良い。
つまり、このようにすると、帯電手段近傍に設けられて当該装置の端部に来ることが多い横排気経路部の一端と、排気口の位置とが重なりやすいため、縦排気経路部を、鉛直方向に真っ直ぐに近い形状に形成することができ、空気が流れやすくなり排気効率を向上することができる。
【0030】
また、縦排気経路部の排気口の配置は、排気のオゾン臭による不快感を与えないように、できるだけ人から遠ざかるようにした方が良い。一方、人が存在する可能性の高い場所としては、当該多色画像形成装置の動作状態を設定操作するための操作部が考えられる。このため、請求項1〜請求項9に記載の多色画像形成装置においては、更に請求項10に記載のように、排気口を、多色画像形成装置の動作状態を設定操作するための操作部とは反対側の端縁に設けると良い。
【0031】
一方、換気用のダクトを設けることによって、多色画像形成装置の大型化を招くことなく、多色画像形成装置内で生成されるオゾンをより効率良く排出できるようにするためには、請求項11に記載のように多色画像形成装置を構成しても良い。
【0032】
即ち、請求項11に記載の発明は、感光体と、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段とからなる作像手段を各色毎に略鉛直方向に並設して備え、被記録媒体に多色の画像を形成する多色画像形成装置において、前記帯電手段周囲の空気を換気するために、前記各帯電手段近傍に夫々配置される横排気経路を形成する横排気経路部と、前記各横排気経路部に接続して、前記各横排気経路を通る空気を導き、外部へ排出する縦排気経路を形成する縦排気経路部とを備え、前記横排気経路部は、前記作像手段の構成のいずれかを支持し、当該多色画像形成装置に着脱可能なユニットに形成されることを特徴とする。
【0033】
この結果、本発明(請求項11)の多色画像形成装置によれば、横排気経路部の構成の一部をユニットと共用できるため、ユニットと横排気経路部とが別体の場合に比べて、当該装置を構成する材料を少なくでき、装置を小型化できる。このため、横排気経路部の配置間隔が狭くなることにより、縦排気経路部の長さを短くでき、空気の流れに対する抵抗が小さくなり排気効率を良くできる。
【0034】
また、従来、ユニットの着脱経路の途中に横排気経路部が配されないように、間隔を広げて各横排気経路部を配置しなければいけない場合があったが、このような場合にも本発明(請求項11)によれば、横排気経路部がユニットと一緒に移動するので、横排気経路部の配置間隔を狭くすることができ、多色画像形成装置の高さを低くできる。
【0035】
また、請求項11に記載の多色画像形成装置においても、請求項8と同様の理由により、請求項12のように、ユニットの横排気経路部は、多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する横排気経路を形成すると良い。
【0036】
ところで、帯電手段として用いられている帯電方式にはいくつかあり、導電ローラなどを感光体に接触させて帯電させる接触帯電方式や、帯電ワイヤや、ノコ歯放電体などのコロナ放電手段により放電して感光体に非接触で帯電させるスコロトロン方式によるものなどがある。この中でも、スコロトロン方式によるものは、放電の際に電荷が空気に触れるためオゾンが発生しやすい。
【0037】
このため、請求項1〜請求項12に記載の多色画像形成装置においては、請求項13に記載のように、帯電手段が、スコロトロン方式で感光体を帯電させる場合に、本発明(請求項1〜請求項12)の効果をより発揮することができる。
また、帯電手段による感光体の帯電には、帯電方式に限らず、感光体を正極性に帯電させる場合と、負極性に帯電させる場合とがある。そして、帯電時に発生するオゾンは、負極性に帯電させる場合よりも、正極性に帯電させる場合の方が少なくなる。
【0038】
このため、請求項1〜請求項13に記載の多色画像形成装置においては、請求項14に記載ように、帯電手段が、感光体を正極性に帯電させるようにすると良い。
つまり、このようにすると、帯電手段で発生するオゾンが少なくなり、排気口から排出される排気によって、周囲の人にオゾン臭により不快感を与えることを防止できる。
【0039】
一方、請求項15の発明は、感光体と、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段とからなる作像手段を各色毎に略鉛直方向に並設して備える多色画像形成装置において、前記作像手段の構成のいずれかを支持し、前記多色画像形成装置に着脱可能に構成される作像ユニットであって、前記帯電手段近傍に配置された際に、該帯電手段周囲の空気を換気するための横排気経路を形成する横排気経路部を有することを特徴とする。
【0040】
この結果、本発明(請求項15)の作像ユニットによれば、当該作像ユニットを着脱する際の着脱経路上に横排気経路部が存在することが無くなり、横排気経路部を回避するための空間を設ける必要が無くなるため、多色画像形成装置を小型のものにできる。また、横排気経路部を回避するための複雑な経路で着脱する必要が無くなり、交換作業を容易にできる。
【0041】
また、請求項15に記載の作像ユニットにおいては、請求項8と同様の理由により、請求項16に記載のように横排気経路部が、多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する横排気経路を形成すると良い。
【0042】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
以下に本発明の第1実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用された多色画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ1を横から見た内部構成を表す概略断面図である。また、これを正面から見た概略断面図が図2である。
【0043】
図1に例示するカラーレーザプリンタ1は、可視像形成部4と、用紙搬送ベルト5と、定着部8と、給紙部9と、排紙トレイ10aとを備え、被記録媒体としての用紙Pに、外部から入力される画像データに応じた4色の画像を形成する。そして、可視像形成部4は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及びブラック(Bk)のそれぞれのトナーによる可視像工程毎に、感光体としての感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkと、帯電手段としての帯電器71M,71C,71Y,71Bkと、露光器41M,41C,41Y,41Bkと、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkとを備えている。尚、可視像形成手段としては、露光器41M,41C,41Y,41Bk、及び、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkが相当する。
【0044】
以下、これらの各構成要素について詳しく説明する。
先ず、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkは、略円筒形状の部材で構成され、ほぼ等間隔に鉛直方向に並んで、回動可能に配置されている。尚、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの略円筒形状の部材は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものが用いられる。そして、上記アルミニウム製の基材は、カラーレーザプリンタ1のグランドラインに接地されている。
【0045】
また、帯電器71M,71C,71Y,71Bkは、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに対向して、その幅方向に延設される帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkと、上記帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkを納めて上記感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk側及びその反対側を開放したシールドケース73M,73C,73Y,73Bkとで構成され、この帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkに高電圧を印加することにより、上記感光ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面を正極性に帯電させるものである。また、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkは、上記感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk側の開放部にグリッドを設けた構造となっており、このグリッドにバイアス電圧を印加することにより感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk表面の帯電をほぼバイアス電圧と同電位にしている。いわゆるスコロトロン型の帯電器である。
【0046】
また、露光器41M,41C,41Y,41Bkは、それぞれ感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの回転軸に対して水平横方向に配置され、外部より入力される画像データの1色分に応じたレーザー光を光源から出射して、ポリゴンモータにより回転駆動されるポリゴンミラーの鏡面によりレーザー光を走査し、光学系を通して感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面へ照射する。
【0047】
尚、露光器41M,41C,41Y,41Bkにより、画像データに応じたレーザー光が感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面上に照射されると、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面上には、各色ごとの静電潜像が形成される。
【0048】
次に、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkは、トナーを収納する現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bkに、現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkを備えた構成となっている。そして、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkは、トナーを正に帯電させ、均一な薄層として現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkへ供給して、現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkと感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkとの接触部において、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk上に形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対して、正に帯電したトナーを反転現像方式で現像して画像を形成する。
【0049】
尚、現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkは、導電性シリコーンゴムなどを基材として円柱状に構成され、表面にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。
また、現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bkに収納されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、各現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bk毎に、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナーが収容されている。
【0050】
また、給紙部9は、装置の最下部に設けられており、用紙Pを収容する収容トレイ91と、用紙Pを送り出すピックアップローラ92とから構成されている。そして、ピックアップローラ92は、給紙部9から送りだされた用紙Pを、搬送ローラ99と用紙搬送ベルト5との間へ送る。
【0051】
また、用紙搬送ベルト5は、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの幅より広く、用紙Pが滑らない程度の粘性を有する材料で構成され、図1に示すように、駆動ローラ60と従動ローラ62に架け渡されており、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkとの対向位置近傍には、転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkが設けられている。そして、用紙搬送ベルト5は、駆動ローラ60、従動ローラ62の回動により、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkと対向する側の表面が、図1に示すように、鉛直方向下方向から上方向へ移動して、搬送ローラ99から送られて来る用紙Pを、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkとの間へ順番に搬送して定着部8へ送る。
【0052】
また、転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkは、所定の電圧が印加されて、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk上に形成されたトナー像を用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pに転写するように構成されている。
また、定着部8は、第1加熱ローラ81と、第2加熱ローラ82とから構成され、4色のトナー像を坦持した用紙Pを、第1加熱ローラ81及び第2加熱ローラ82によって狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、上記トナー像を用紙Pに定着させる。また、用紙Pを加熱する際の熱を放熱するための熱排気経路部としての熱排気ダクト39を備えている。
【0053】
また、装置の最上部には上面カバー10が設けられ、その一部が排紙トレイ10aを構成している。排紙トレイ10aは、上記定着部8の排紙側に設けられており、上記定着部8から排出される用紙Pを収容するように構成されている。
また、画像の形成条件の設定や、各種状態表示を行うためのボタンや表示器が配された操作部11が上面カバー10の前面側に設けられている。尚、本操作部11がある方向をカラーレーザプリンタ1の正面とする。
【0054】
以上のような構成の本実施の形態におけるカラーレーザプリンタ1での、用紙Pへの画像形成の動作は次のようになる。
まず、給紙部9からピックアップローラ92により用紙Pが1枚供給され、搬送ローラ99と用紙搬送ベルト5との間へ送られる。
【0055】
次に、帯電器71M,71C,71Y,71Bkにより一様に帯電された感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面がそれぞれ、露光器41M,41C,41Y,41Bkにより、マゼンタ色、シアン色、イエロー色、及びブラック色の外部から入力された画像データに対応して露光されて静電潜像を形成される。次に、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkによって、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、及びブラックトナーを感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面に付着させられて現像が行われる。そして、このようにして形成されたトナー像は、用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pの表面上に、転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkにより転写される。
【0056】
尚、各色のトナー像は、用紙搬送ベルト5の移動速度及び各感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの位置に合わせて、若干の時間差を持って形成されるように構成されており、それぞれの色のトナー像が用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pで重ね合わされるように転写される。
【0057】
次に、用紙P上に形成された4色のトナー像は、定着部8において用紙P上に定着され、排紙トレイ10a上に排出される。
ところで、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkと、帯電器71M,71C,71Y,71Bkと、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkと、クリーニングローラ70M,70C,70Y,70Bkとは、それぞれの色毎に、当該装置に着脱可能に一体に保持される作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkとして構成されている。
【0058】
そして、用紙搬送ベルト5及び転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkと一緒に後面パネル28が、後面パネル28の下端縁部を支点に倒れるように構成されており、後面パネル28を倒した面から、作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkを着脱して、交換できるように構成されている。
【0059】
一方、本実施の形態では、帯電器71M,71C,71Y,71Bkにて、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkを帯電させる際に、帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkでの放電により、その周辺にオゾンが生成される。
このオゾンが感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに付着すると、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面に帯電ムラが生じてしまい、形成される静電潜像に影響を与えてしまう。
【0060】
このため、図2に示すように、カラーレーザプリンタ1には、このオゾンを外部へ排出するために、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの上部に配置される横排気経路部としての水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと、これらと接続されて略鉛直向へ伸びる縦排気経路としての垂直ダクト33とが設けられている。
【0061】
水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkは、略方形の筒型形状で、一つの側面が開口した部材で構成され、その開口が、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkの上側の開口部に対向するように、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkに沿って配置されている。そして、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの一端が当該装置側面に設けられた側面開口部20M,20C,20Y,20Bkに接続されて外部に繋がっている。
【0062】
尚、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkには、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと対向する面に、その内部に通じる大きな穴が全長に形成されている。
また、垂直ダクト33は、略方形の筒状部材で構成され、一端が上面カバー10に設けられた上面開口部10bに接続されて外部と繋がり、もう一端は封止されている。そして、垂直ダクト33の側面には、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを接続するための穴が形成されていて、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkが、側面開口部20M,20C,20Y,20Bkと接続されていない方の一端でそれぞれ接続されている。
【0063】
また、定着部8の熱排気ダクト39の一端を接続するための穴も、垂直ダクト33の側面に形成されており、熱排気ダクト39は、一端が垂直ダクト33に接続され、もう一端は、側面開口部21に接続され外部と繋がっている。
また、上面開口部10bは、垂直ダクト33が真っ直ぐ上方へ伸びた位置、つまり上面カバー10の、正面から見て右端縁部の後方寄りに設けられている。
【0064】
また、垂直ダクト33の上面開口部10bに接続される端部には、ファン35及びオゾンフィルタ37が設置されている。
尚、ファン35は、垂直ダクト33の中の空気を排出する方向に取り付けられている。
【0065】
また、オゾンフィルタ37は、活性炭などのオゾンを吸着する材質を内包し、この材質の間を垂直ダクト33内の空気が通過するように構成されている。
ここで、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び垂直ダクト33による空気の流れは、次のようにして、図2に示す矢印の方向のように流れる。
【0066】
まず、ファン35が回転して、垂直ダクト33内の空気を外部へ排出すると、垂直ダクト33内の空気がファン35側に流れると共に、垂直ダクト33内が負圧になる。このため、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び熱排気ダクト39内の空気が吸引されて垂直ダクト33内に流れ込み、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び熱排気ダクト39の内部の圧力も下がる。これにより、側面開口部20M,20C,20Y,20Bk,21から空気が流入される。このようにして、側面開口部20M,20C,20Y,20Bk,21から入って、上面開口部10bへ抜ける空気の流れが形成される。
【0067】
更に、各ダクト内を流れる空気は、カラーレーザプリンタ1内の熱などを吸収して温められる。特に、熱排気ダクト39を流れる空気は定着部8により温められる。この温められた空気は軽くなるので、垂直ダクト33に入ると垂直ダクト33内を昇っていく。すると、垂直ダクト33内では、上昇する空気の下方の圧力が低くなり、温められていない空気も一緒に上昇する上昇気流が発生する(いわゆる煙突効果)。そして、ファン35による吸引力に、この上昇気流による力も合わさって、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び熱排気ダクト39から空気が吸引される。
【0068】
このときの水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの空気の流れにより、側面開口部20M,20C,20Y,20Bkから入った空気が、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと繋がるシールドケース73M,73C,73Y,73Bkへも流れ込み、シールドケース73M,73C,73Y,73Bk内部の空気が垂直ダクト33へ流れる。
【0069】
以上のように、第1実施例のカラーレーザプリンタ1によれば、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの近傍に配置される水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkに接続されて、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを通る空気を上方へ導き、上面開口部10bから排出する垂直ダクト33とを備えることにより、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkに流れる空気でシールドケース73M,73C,73Y,73Bkに空気を流して、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkで発生するオゾンを、オゾンフィルタ37へ導き、オゾンフィルタ37でオゾンを吸着し、空気を外部へ排出することができる。
【0070】
このため、帯電器71M,71C,71Y,71Bkで発生したオゾンが、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに付着し、帯電ムラが生じて、形成する画像に影響を与えることを防ぐことができる。
また、垂直ダクト33での煙突効果により、ファン35による吸気だけより、排気効率を良くできる。
【0071】
また、熱排気ダクト39が垂直ダクト33に接続されることにより、定着部8で温められた空気が垂直ダクト33に流入し、煙突効果による上昇気流が、より強いものとなり排気効率を良くできる。
また、上面開口部10bが、ほぼ水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの端部と重なる位置となる上面カバー10の右側端部の後方寄りにあるため、垂直ダクト33をほぼ真っ直ぐにでき、流れの抵抗が少なくなり排気効率を良くできる。
【0072】
このように排気効率が高められているため、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを小型のものにし、装置全体を小型化できる。又は、ファン35の出力を小さいものにして、省エネ及び静音化できる。
また、排気口となる上面開口部10bが、カラーレーザプリンタ1の上方の上面カバー10に形成されているため、周囲の人に排気を噴きつけるようなことを無くすことができる。また、上面カバー10上の位置も操作部11から離れた位置であるため、操作のために当該装置に近づく人からも排気が遠くなり、排気中に含まれるオゾンのオゾン臭による不快感を当該装置周囲の人に与えることを防止できる。特に、本第1実施例の帯電器での帯電方式であるスコロトロン方式は、帯電の際に発生するオゾンが比較的多いため、これらの効果は大きい。
【0073】
また、帯電器により帯電させる電荷を、オゾンが発生し難い、正極性による帯電方式とし、上面開口部10bにオゾンフィルタ37を設けてあるため、外部に排出されるオゾンの量も少なくできる。このため、オゾン臭により不快感を与えることを防止する効果を大きくできる。
[第2実施例]
以下に本発明の第2実施例を図面を参照して説明する。図3は、第2実施例のカラーレーザプリンタ101を横から見た内部構成を表す概略断面図である。また、これを正面から見た概略断面図が図4である。
【0074】
カラーレーザプリンタ101は、第1実施例のカラーレーザプリンタ1に対して、作像ユニット50C,50Y,50Bkの代わりに、水平ダクト31M,31C,31Yの構造が含まれた作像ユニット80C,80Y,80Bkを用いて構成されたものである。そして、その他の構成及び機能は第1実施例のカラーレーザプリンタ1と同じである。
【0075】
つまり、図3に示すように、作像ユニット80C,80Y,80Bkは、作像ユニット50C,50Y,50Bkの構成に加えて、カラーレーザプリンタ101に装着されたときに、対向する直下の帯電器71M,71C,71Yに対する水平ダクト31M,31C,31Yの役目を果たす下を向いた略コの字の3つの板面形状を形成するように、現像ユニットケース55C,55Y,55Bkの底面に、垂直方向に略長方形の板状部材の第1板面55aC,55aY,55aBk及び第2板面55bC,55bY,55bBkが形成されている。尚、水平方向の板面は、現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bkの底面がそのまま利用される。また、作像ユニット80Mについては、その直下に帯電器が無いため作像ユニット50Mの構成のままでも良いが、生産性を考慮して他と同様に第1板面55aM,第2板面55bMが形成されている。
【0076】
また、図4に示すように、作像ユニット80C,80Y,80Bkに形成された、第1板面55aC,55aY,55aBk、第2板面55bC,55bY,55bBk及び現像ユニットケース55C,55Y,55Bkの底面の断面形状に合わせて、カラーレーザプリンタ101には第1継ぎ手ダクト31aM,31aC,31aY及び第2継ぎ手ダクト31bM,31bC,31bYが形成されている。この第1継ぎ手ダクト31aM,31aC,31aYは、側面開口部20M,20C,20Yから作像ユニット80C,80Y,80Bkまでの間に設けられている。また、第2継ぎ手ダクト31bM,31bC,31bYは、作像ユニット80C,80Y,80Bkから垂直ダクト33までの間に設けられている。そして、これらと、作像ユニット80C,80Y,80Bkとの接合部には、隙間ができないようにパッキン(図示なし)がカラーレーザプリンタ101に設けられている。尚、水平ダクト31Bkに関しては第1実施例と同じに、当該装置内に設置されている。
【0077】
以上のように構成された第2実施例のカラーレーザプリンタ101によれば、作像ユニット80M,80C,80Y,80Bkの装着間隔を詰めて、カラーレーザプリンタ101の高さをカラーレーザプリンタ1より低く構成することができる。
【0078】
つまり、第1実施例のカラーレーザプリンタ1では、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの間を通して作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkを着脱できるようにするために、各水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk間の間隔を、作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkの厚さより広くし、これに伴い作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkの配置間隔を作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkの厚みより広げていた。
【0079】
しかし、第2実施例のカラーレーザプリンタ101では、作像ユニット80M,80C,80Y,80Bkを着脱する際に、着脱経路上に水平ダクト31M,31C,31Yが無く干渉の問題が無いため、その分作像ユニット80M,80C,80Y,80Bkの配置間隔を詰めることができる。このため、装置全体の高さを低くすることができる。
【0080】
また、装置全体の高さを低くすることにより、垂直ダクト33の長さも短くでき、排気効率を上げることができる。
以上、本発明の第1実施例及び第2実施例について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
【0081】
例えば、第1、第2実施例では、ファン35により強制的に換気するよう構成されているが、ファン35が無く、自然換気により換気するように構成されたものであっても良い。また、垂直ダクト33に定着部8を通る熱排気ダクト39が接続されないものであってもよいし、オゾンフィルタ37が装着されていないものであってもよい。その場合、定着部8で暖められた空気による煙突効果によって上方に換気される。また、帯電器71M,71C,71Y,71Bkが、スコロトロン方式以外であっても良いし、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkを負極性に帯電させるものであっても良い。
【0082】
また、第2実施例では、煙突効果を有効にするために、垂直ダクト33から上面カバー10の上面開口部10bから上方へ排気するように構成されているが、煙突効果を期待せず装置の側面に開口部を設けて、側面から排気するように構成されたものであっても良い。
【0083】
また、第1、第2実施例では、画像の形成を、用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pに、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkから直接トナー像が転写されて画像を形成するように構成されているが、中間転写ベルトを設け、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに形成されたトナー像を、一端この中間転写ベルトに4色分転写し、用紙Pが通過する2次転写ローラと中間転写ベルトとの圧接位置において、中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙Pに転写するように構成されたものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のカラーレーザプリンタ1の全体構成を表す概略側断面図である。
【図2】第1実施例のカラーレーザプリンタ1の全体構成を表す概略正面図である。
【図3】第1実施例のダクトの構成を変形した全体構成を表す概略側断面図である。
【図4】第1実施例のダクトの構成を変形した全体構成を表す概略正面図である。
【符号の説明】
1…カラーレーザプリンタ、3M,3C,3Y,3Bk…感光体ドラム、5…用紙搬送ベルト、8…定着部、9…給紙部、10…上面カバー、11…操作部、20M,20C,20Y,20Bk…側面開口部、21…側面開口部、31M,31C,31Y,31Bk…水平ダクト、32M,32C,32Y,32Bk…位置決め溝、33…垂直ダクト、35…ファン、37…オゾンフィルタ、39…熱排気ダクト、41M,41C,41Y,41Bk…露光器、50M,50C,50Y,50Bk…作像ユニット、51M,51C,51Y,51Bk…現像ユニット、52M,52C,52Y,52Bk…現像ローラ、55M,55C,55Y,55Bk…現像ユニットケース、55aM,55aC,55aY,55aBk…第1板面、55bM,55bC,55bY,55bB…第2板面、61M,61C,61Y,61BK…転写ローラ、71M,71C,71Y,71BK…帯電器、72M,72C,72Y,72BK…帯電ワイヤ、73M,73C,73Y,73BK…シールドケース、80M,80C,80Y,80Bk…作像ユニット、P…用紙。
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電器と可視像形成部とからなる複数の作像ユニットが、略鉛直方向に並設されるタンデム方式の多色画像形成装置、及び、その多色画像形成装置に用いられる作像ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録紙等の被記録媒体に4色カラー等の多色画像を形成する多色画像形成装置としては、感光体,その感光体の表面を一様に帯電する帯電器,その帯電された感光体を露光して表面に静電潜像を形成する露光器,及び上記静電潜像が形成された感光体の表面に帯電した現像剤を付着させてその静電潜像を現像する現像ユニットを、それぞれ色数分(例えばマゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの4色)だけ併置したいわゆるタンデム方式の装置が知られている。
【0003】
ところで、多色画像形成装置の帯電器において、帯電ワイヤの放電などによって感光体を帯電させる際には、放電生成物(主にオゾン)が生成される。このオゾンが感光体の表面に付着すると、感光体に帯電ムラを生じて、多色画像形成装置として形成する画像に像流れ等の影響を与える。
【0004】
このため、この種の多色画像形成装置においては、オゾンを排出するためのダクトを設けて、このダクトにより多色画像形成装置の側面から外部にオゾンを排出することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−196635 特許公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、タンデム方式の多色画像形成装置においては、感光体、帯電器及び露光手段を色数分(例えば、4色であれば各々4個)備えるため装置が大きくなりやすい。このため、当該多色画像形成装置の各構成要素の構成を見直して小型化することが考えられている。
【0007】
しかし、従来のように装置内にオゾンを排出するためのダクトを設けると、このダクトを配置するための空間などが必要となり、装置の小型化を図ることが困難となると考えられる。
本発明は、こうした問題点に鑑みなされたものであり、換気用のダクトを設けることによって、多色画像形成装置の大型化を招くことなく、多色画像形成装置内で生成されるオゾンをより効率良く排出できるようにすること目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、感光体と、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段とからなり、各色毎に略鉛直方向に並設される複数の作像手段と、前記各感光体の表面に形成された可視像の現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、前記被記録媒体に転写された現像剤を該被記録媒体に定着させる定着手段とを備える多色画像形成装置において、 前記帯電手段周囲の空気を換気するために、前記各帯電手段近傍を通る空気を上方へ導き、当該多色画像形成装置上面に設けられた排気口から排出する排気経路を形成する排気経路部を備えることを特徴とする。
【0009】
つまり、このような構成では、略鉛直方向に並設される各帯電手段の近傍を通すために、排気経路部にて略鉛直方向に伸びた形状の部分ができ、この部分を通った空気が、当該装置上面に設けられた排気口から空気が抜けるようになる。
また、この排気経路部において、当該装置内部の熱により暖められた空気が上昇して、この空気の下方の圧力が低下し、下方の空気も上方に持ち上げられるといった上昇気流が発生する(いわゆる煙突効果)。
【0010】
そして、排気口が上面にあり、上昇気流の勢いが衰えることなく排出されるため、この煙突効果が有効となる。
そして、この煙突効果により、帯電手段近傍の空気が換気され、帯電手段にて生成されるオゾンが排出される。
【0011】
この結果、本発明の多色画像形成装置によれば、自然風などによる空気の流れに加えて、煙突効果による気流を利用して換気するため、オゾンの排気効率を良くできる。
このため、排気経路部の大きさが小さくても良いようにすることができ、装置全体を小型化できる。
【0012】
また、本発明の多色画像形成装置によれば、排気口が、当該多色画像形成装置の上面に設けられており、オゾンが含まれた排気が上方へ抜ける。このため、側面からに排気していた従来の多色画像形成装置のように、当該装置の横にいる人に排気を噴きかけてしまうことが無くなり、当該装置の周囲の人に対して排気中に含まれるオゾンのオゾン臭により不快感を与えることを防止できる。
【0013】
また、請求項1に記載の多色画像形成装置における排気経路部の形態は、種々考えられるが、本発明の多色画像形成装置のように帯電手段を含む複数の作像手段が並設される内部構成に対して、前記各帯電手段近傍の空気を導くために、全ての帯電手段を覆うような排気経路部は、多量の空間を専有することになり現実的では無く、内部空間を有効に使用するためには請求項2に記載のように排気経路部を構成すると良い。
【0014】
即ち、請求項2に記載の多色画像形成装置においては、排気経路部が、帯電手段周囲の空気を換気するために、各帯電手段近傍に夫々配置される横排気経路を形成する横排気経路部と、各横排気経路部に接続されて、各横排気経路を通る空気を上方へ導き、排気口から排出する縦排気経路を形成する縦排気経路部とから構成される。
【0015】
この結果、本発明の多色画像形成装置によれば、各帯電手段間の空気の流れが縦排気経路部で行われるため、横排気経路部は、各帯電手段の近傍にだけ設ければ良く、内部空間を有効に用いることができる。
特に、縦排気経路部は、鉛直方向に配置されることになる横排気経路部に沿わせるように、略鉛直方向に長くなるため、上昇気流の勢いがつきやすく煙突効果が発揮されやすい。
【0016】
また、定着手段としては、被記録媒体に現像剤を定着させる際に熱を発生するものが知られているが、請求項1に記載の多色画像形成装置において、この種の定着手段を用いる場合には、定着手段が発生した熱で、前述の煙突効果を促進することができる。
【0017】
そして、このためには、請求項3に記載の多色画像形成装置のように、空気を通して定着手段の放熱を排気するために、定着手段近傍に配置される熱排気経路を形成する熱排気経路部を設け、この熱排気経路部を、縦排気経路部に接続するようにすれば良い。
【0018】
つまり、このようにすれば、熱排気経路部を通って、定着手段の放熱により熱せられて軽くなった空気が、縦排気経路部に入ることから、縦排気経路部での上昇気流はより強いものとなり、オゾンの排気効率をより良くできる。
また、排気効率を高めるには、請求項4に記載のように、排気口付近で縦排気経路部からの空気を排気するための排気ファン、及び、各横排気経路部に空気を吸入するための吸気ファンの少なくとも一方を設けるように構成すると良い。
【0019】
つまり、このように構成すると、排気ファン又は吸気ファンにより横排気経路部内の空気が強制的に排気されるため、換気を速やかに行うことができる。そして、このようなファンを付ければ、定着器が経路に無い場合でも排気できる。
尚、横排気経路部から空気を送り込むか、縦排気経路部から空気を吸い出すかすれば、接続される他の排気経路内の空気も流れるため、ファンは、横排気経路部、又は、縦排気経路部のいずれか一方にあれば良い。そして、両方にあればより良い。
【0020】
ところで、排気中に含まれるオゾンによるオゾン臭を減らすには、請求項5に記載のように、縦排気経路部の排気口付近にフィルタを設けると良い。
つまり、このように構成すると、オゾンフィルタやオゾン触媒フィルタなどのフィルタにより、排気中のオゾンが吸着されるため、当該装置周辺に排出されるオゾンの量が減り、周囲の人にオゾン臭により不快感を与えることを防止できる。
【0021】
また、帯電手段には、帯電ワイヤや、ノコ歯放電体などのコロナ放電手段に高電圧を印加して放電し、感光体を帯電する方式のものがある。この種の方式では、オゾンは、コロナ放電手段の周りに生成される。このため、請求項2〜請求項5に記載の多色画像形成装置にて、この種の帯電手段が用いられる際には、コロナ放電手段の周りの空気を換気するようにすると良い。
【0022】
そして、そのためには、請求項6に記載のように、横排気経路部を、帯電手段のコロナ放電手段と通じるようにすると良い。
つまり、このようにすれば、オゾンを生成するコロナ放電手段周辺の空気を直接排出できるようになるため、より効率良く確実にオゾンを排出することができる。
【0023】
また、請求項2〜請求項6に記載の多色画像形成装置において、横排気経路部を、独立した部材で形成するのではなく、請求項7に記載のように、作像手段の構成のいずれかを支持し、当該装置本体に着脱可能なユニットを用いて横排気経路部を形成するようにすると良い。
【0024】
つまり、このようにすると、横排気経路部の構成の一部をユニットと共用できるため、当該装置を構成する材料を少なくでき、当該装置を小型化できる。
また、従来、ユニットの着脱経路の途中に横排気経路部が配されないように、間隔を広げて各横排気経路部を配置しなければいけない場合があったが、このような場合にも本発明(請求項7)によれば、横排気経路部がユニットと一緒に移動するので、横排気経路部の配置間隔を狭くすることができ、多色画像形成装置の高さを低くできる。
【0025】
ところで、横排気経路部は、帯電手段周囲の空気を換気するために、帯電手段の周囲を囲うように形成され、構成を簡易にするために、横排気経路部から見てユニット側にある帯電手段をユニットと協働して、一体的に囲うような形状にされることが考えられる。
【0026】
このため、請求項7に記載の多色画像形成装置において、対応する色用の横排気経路部をユニットに形成して一体化しても、もともとユニットと一体的に形成される横排気経路部の形状は大きく変わらず、ユニットとの共用により構成材料を省く効果は少ないと考えられる。
【0027】
これに対して別の形態である、隣の色用の横排気経路部をユニットに形成する場合には、横排気経路部の帯電手段を囲む外壁となる部分と、ユニットの外壁となる部分を一体化して形成できるため、当該装置の構成材料を省く効果が大きい。
【0028】
また、ユニットと、隣の色用の横排気経路部との一体化により、装着状態での干渉防止のために設けられていた隙間を無くすことができ、多色画像形成装置全体の高さを、従来より低く抑えることができる。
このため、請求項7に記載の多色画像形成装置におけるユニットを、請求項8に記載のように、多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する横排気経路が形成されるようにすると、隣の色用の横排気経路部がユニットに形成され良い。
【0029】
また、請求項1〜請求項8に記載の多色画像形成装置においては、請求項9に記載の多色画像形成装置のように、排気口が、当該画像形成装置上面の端部に設けられると良い。
つまり、このようにすると、帯電手段近傍に設けられて当該装置の端部に来ることが多い横排気経路部の一端と、排気口の位置とが重なりやすいため、縦排気経路部を、鉛直方向に真っ直ぐに近い形状に形成することができ、空気が流れやすくなり排気効率を向上することができる。
【0030】
また、縦排気経路部の排気口の配置は、排気のオゾン臭による不快感を与えないように、できるだけ人から遠ざかるようにした方が良い。一方、人が存在する可能性の高い場所としては、当該多色画像形成装置の動作状態を設定操作するための操作部が考えられる。このため、請求項1〜請求項9に記載の多色画像形成装置においては、更に請求項10に記載のように、排気口を、多色画像形成装置の動作状態を設定操作するための操作部とは反対側の端縁に設けると良い。
【0031】
一方、換気用のダクトを設けることによって、多色画像形成装置の大型化を招くことなく、多色画像形成装置内で生成されるオゾンをより効率良く排出できるようにするためには、請求項11に記載のように多色画像形成装置を構成しても良い。
【0032】
即ち、請求項11に記載の発明は、感光体と、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段とからなる作像手段を各色毎に略鉛直方向に並設して備え、被記録媒体に多色の画像を形成する多色画像形成装置において、前記帯電手段周囲の空気を換気するために、前記各帯電手段近傍に夫々配置される横排気経路を形成する横排気経路部と、前記各横排気経路部に接続して、前記各横排気経路を通る空気を導き、外部へ排出する縦排気経路を形成する縦排気経路部とを備え、前記横排気経路部は、前記作像手段の構成のいずれかを支持し、当該多色画像形成装置に着脱可能なユニットに形成されることを特徴とする。
【0033】
この結果、本発明(請求項11)の多色画像形成装置によれば、横排気経路部の構成の一部をユニットと共用できるため、ユニットと横排気経路部とが別体の場合に比べて、当該装置を構成する材料を少なくでき、装置を小型化できる。このため、横排気経路部の配置間隔が狭くなることにより、縦排気経路部の長さを短くでき、空気の流れに対する抵抗が小さくなり排気効率を良くできる。
【0034】
また、従来、ユニットの着脱経路の途中に横排気経路部が配されないように、間隔を広げて各横排気経路部を配置しなければいけない場合があったが、このような場合にも本発明(請求項11)によれば、横排気経路部がユニットと一緒に移動するので、横排気経路部の配置間隔を狭くすることができ、多色画像形成装置の高さを低くできる。
【0035】
また、請求項11に記載の多色画像形成装置においても、請求項8と同様の理由により、請求項12のように、ユニットの横排気経路部は、多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する横排気経路を形成すると良い。
【0036】
ところで、帯電手段として用いられている帯電方式にはいくつかあり、導電ローラなどを感光体に接触させて帯電させる接触帯電方式や、帯電ワイヤや、ノコ歯放電体などのコロナ放電手段により放電して感光体に非接触で帯電させるスコロトロン方式によるものなどがある。この中でも、スコロトロン方式によるものは、放電の際に電荷が空気に触れるためオゾンが発生しやすい。
【0037】
このため、請求項1〜請求項12に記載の多色画像形成装置においては、請求項13に記載のように、帯電手段が、スコロトロン方式で感光体を帯電させる場合に、本発明(請求項1〜請求項12)の効果をより発揮することができる。
また、帯電手段による感光体の帯電には、帯電方式に限らず、感光体を正極性に帯電させる場合と、負極性に帯電させる場合とがある。そして、帯電時に発生するオゾンは、負極性に帯電させる場合よりも、正極性に帯電させる場合の方が少なくなる。
【0038】
このため、請求項1〜請求項13に記載の多色画像形成装置においては、請求項14に記載ように、帯電手段が、感光体を正極性に帯電させるようにすると良い。
つまり、このようにすると、帯電手段で発生するオゾンが少なくなり、排気口から排出される排気によって、周囲の人にオゾン臭により不快感を与えることを防止できる。
【0039】
一方、請求項15の発明は、感光体と、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段とからなる作像手段を各色毎に略鉛直方向に並設して備える多色画像形成装置において、前記作像手段の構成のいずれかを支持し、前記多色画像形成装置に着脱可能に構成される作像ユニットであって、前記帯電手段近傍に配置された際に、該帯電手段周囲の空気を換気するための横排気経路を形成する横排気経路部を有することを特徴とする。
【0040】
この結果、本発明(請求項15)の作像ユニットによれば、当該作像ユニットを着脱する際の着脱経路上に横排気経路部が存在することが無くなり、横排気経路部を回避するための空間を設ける必要が無くなるため、多色画像形成装置を小型のものにできる。また、横排気経路部を回避するための複雑な経路で着脱する必要が無くなり、交換作業を容易にできる。
【0041】
また、請求項15に記載の作像ユニットにおいては、請求項8と同様の理由により、請求項16に記載のように横排気経路部が、多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する横排気経路を形成すると良い。
【0042】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
以下に本発明の第1実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用された多色画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ1を横から見た内部構成を表す概略断面図である。また、これを正面から見た概略断面図が図2である。
【0043】
図1に例示するカラーレーザプリンタ1は、可視像形成部4と、用紙搬送ベルト5と、定着部8と、給紙部9と、排紙トレイ10aとを備え、被記録媒体としての用紙Pに、外部から入力される画像データに応じた4色の画像を形成する。そして、可視像形成部4は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及びブラック(Bk)のそれぞれのトナーによる可視像工程毎に、感光体としての感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkと、帯電手段としての帯電器71M,71C,71Y,71Bkと、露光器41M,41C,41Y,41Bkと、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkとを備えている。尚、可視像形成手段としては、露光器41M,41C,41Y,41Bk、及び、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkが相当する。
【0044】
以下、これらの各構成要素について詳しく説明する。
先ず、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkは、略円筒形状の部材で構成され、ほぼ等間隔に鉛直方向に並んで、回動可能に配置されている。尚、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの略円筒形状の部材は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものが用いられる。そして、上記アルミニウム製の基材は、カラーレーザプリンタ1のグランドラインに接地されている。
【0045】
また、帯電器71M,71C,71Y,71Bkは、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに対向して、その幅方向に延設される帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkと、上記帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkを納めて上記感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk側及びその反対側を開放したシールドケース73M,73C,73Y,73Bkとで構成され、この帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkに高電圧を印加することにより、上記感光ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面を正極性に帯電させるものである。また、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkは、上記感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk側の開放部にグリッドを設けた構造となっており、このグリッドにバイアス電圧を印加することにより感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk表面の帯電をほぼバイアス電圧と同電位にしている。いわゆるスコロトロン型の帯電器である。
【0046】
また、露光器41M,41C,41Y,41Bkは、それぞれ感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの回転軸に対して水平横方向に配置され、外部より入力される画像データの1色分に応じたレーザー光を光源から出射して、ポリゴンモータにより回転駆動されるポリゴンミラーの鏡面によりレーザー光を走査し、光学系を通して感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面へ照射する。
【0047】
尚、露光器41M,41C,41Y,41Bkにより、画像データに応じたレーザー光が感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面上に照射されると、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面上には、各色ごとの静電潜像が形成される。
【0048】
次に、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkは、トナーを収納する現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bkに、現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkを備えた構成となっている。そして、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkは、トナーを正に帯電させ、均一な薄層として現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkへ供給して、現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkと感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkとの接触部において、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk上に形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対して、正に帯電したトナーを反転現像方式で現像して画像を形成する。
【0049】
尚、現像ローラ52M,52C,52Y,52Bkは、導電性シリコーンゴムなどを基材として円柱状に構成され、表面にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。
また、現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bkに収納されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、各現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bk毎に、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナーが収容されている。
【0050】
また、給紙部9は、装置の最下部に設けられており、用紙Pを収容する収容トレイ91と、用紙Pを送り出すピックアップローラ92とから構成されている。そして、ピックアップローラ92は、給紙部9から送りだされた用紙Pを、搬送ローラ99と用紙搬送ベルト5との間へ送る。
【0051】
また、用紙搬送ベルト5は、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの幅より広く、用紙Pが滑らない程度の粘性を有する材料で構成され、図1に示すように、駆動ローラ60と従動ローラ62に架け渡されており、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkとの対向位置近傍には、転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkが設けられている。そして、用紙搬送ベルト5は、駆動ローラ60、従動ローラ62の回動により、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkと対向する側の表面が、図1に示すように、鉛直方向下方向から上方向へ移動して、搬送ローラ99から送られて来る用紙Pを、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkとの間へ順番に搬送して定着部8へ送る。
【0052】
また、転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkは、所定の電圧が印加されて、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bk上に形成されたトナー像を用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pに転写するように構成されている。
また、定着部8は、第1加熱ローラ81と、第2加熱ローラ82とから構成され、4色のトナー像を坦持した用紙Pを、第1加熱ローラ81及び第2加熱ローラ82によって狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、上記トナー像を用紙Pに定着させる。また、用紙Pを加熱する際の熱を放熱するための熱排気経路部としての熱排気ダクト39を備えている。
【0053】
また、装置の最上部には上面カバー10が設けられ、その一部が排紙トレイ10aを構成している。排紙トレイ10aは、上記定着部8の排紙側に設けられており、上記定着部8から排出される用紙Pを収容するように構成されている。
また、画像の形成条件の設定や、各種状態表示を行うためのボタンや表示器が配された操作部11が上面カバー10の前面側に設けられている。尚、本操作部11がある方向をカラーレーザプリンタ1の正面とする。
【0054】
以上のような構成の本実施の形態におけるカラーレーザプリンタ1での、用紙Pへの画像形成の動作は次のようになる。
まず、給紙部9からピックアップローラ92により用紙Pが1枚供給され、搬送ローラ99と用紙搬送ベルト5との間へ送られる。
【0055】
次に、帯電器71M,71C,71Y,71Bkにより一様に帯電された感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面がそれぞれ、露光器41M,41C,41Y,41Bkにより、マゼンタ色、シアン色、イエロー色、及びブラック色の外部から入力された画像データに対応して露光されて静電潜像を形成される。次に、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkによって、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、及びブラックトナーを感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面に付着させられて現像が行われる。そして、このようにして形成されたトナー像は、用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pの表面上に、転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkにより転写される。
【0056】
尚、各色のトナー像は、用紙搬送ベルト5の移動速度及び各感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの位置に合わせて、若干の時間差を持って形成されるように構成されており、それぞれの色のトナー像が用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pで重ね合わされるように転写される。
【0057】
次に、用紙P上に形成された4色のトナー像は、定着部8において用紙P上に定着され、排紙トレイ10a上に排出される。
ところで、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkと、帯電器71M,71C,71Y,71Bkと、現像ユニット51M,51C,51Y,51Bkと、クリーニングローラ70M,70C,70Y,70Bkとは、それぞれの色毎に、当該装置に着脱可能に一体に保持される作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkとして構成されている。
【0058】
そして、用紙搬送ベルト5及び転写ローラ61M,61C,61Y,61Bkと一緒に後面パネル28が、後面パネル28の下端縁部を支点に倒れるように構成されており、後面パネル28を倒した面から、作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkを着脱して、交換できるように構成されている。
【0059】
一方、本実施の形態では、帯電器71M,71C,71Y,71Bkにて、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkを帯電させる際に、帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkでの放電により、その周辺にオゾンが生成される。
このオゾンが感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに付着すると、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkの表面に帯電ムラが生じてしまい、形成される静電潜像に影響を与えてしまう。
【0060】
このため、図2に示すように、カラーレーザプリンタ1には、このオゾンを外部へ排出するために、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの上部に配置される横排気経路部としての水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと、これらと接続されて略鉛直向へ伸びる縦排気経路としての垂直ダクト33とが設けられている。
【0061】
水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkは、略方形の筒型形状で、一つの側面が開口した部材で構成され、その開口が、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkの上側の開口部に対向するように、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkに沿って配置されている。そして、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの一端が当該装置側面に設けられた側面開口部20M,20C,20Y,20Bkに接続されて外部に繋がっている。
【0062】
尚、シールドケース73M,73C,73Y,73Bkには、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと対向する面に、その内部に通じる大きな穴が全長に形成されている。
また、垂直ダクト33は、略方形の筒状部材で構成され、一端が上面カバー10に設けられた上面開口部10bに接続されて外部と繋がり、もう一端は封止されている。そして、垂直ダクト33の側面には、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを接続するための穴が形成されていて、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkが、側面開口部20M,20C,20Y,20Bkと接続されていない方の一端でそれぞれ接続されている。
【0063】
また、定着部8の熱排気ダクト39の一端を接続するための穴も、垂直ダクト33の側面に形成されており、熱排気ダクト39は、一端が垂直ダクト33に接続され、もう一端は、側面開口部21に接続され外部と繋がっている。
また、上面開口部10bは、垂直ダクト33が真っ直ぐ上方へ伸びた位置、つまり上面カバー10の、正面から見て右端縁部の後方寄りに設けられている。
【0064】
また、垂直ダクト33の上面開口部10bに接続される端部には、ファン35及びオゾンフィルタ37が設置されている。
尚、ファン35は、垂直ダクト33の中の空気を排出する方向に取り付けられている。
【0065】
また、オゾンフィルタ37は、活性炭などのオゾンを吸着する材質を内包し、この材質の間を垂直ダクト33内の空気が通過するように構成されている。
ここで、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び垂直ダクト33による空気の流れは、次のようにして、図2に示す矢印の方向のように流れる。
【0066】
まず、ファン35が回転して、垂直ダクト33内の空気を外部へ排出すると、垂直ダクト33内の空気がファン35側に流れると共に、垂直ダクト33内が負圧になる。このため、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び熱排気ダクト39内の空気が吸引されて垂直ダクト33内に流れ込み、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び熱排気ダクト39の内部の圧力も下がる。これにより、側面開口部20M,20C,20Y,20Bk,21から空気が流入される。このようにして、側面開口部20M,20C,20Y,20Bk,21から入って、上面開口部10bへ抜ける空気の流れが形成される。
【0067】
更に、各ダクト内を流れる空気は、カラーレーザプリンタ1内の熱などを吸収して温められる。特に、熱排気ダクト39を流れる空気は定着部8により温められる。この温められた空気は軽くなるので、垂直ダクト33に入ると垂直ダクト33内を昇っていく。すると、垂直ダクト33内では、上昇する空気の下方の圧力が低くなり、温められていない空気も一緒に上昇する上昇気流が発生する(いわゆる煙突効果)。そして、ファン35による吸引力に、この上昇気流による力も合わさって、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk及び熱排気ダクト39から空気が吸引される。
【0068】
このときの水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの空気の流れにより、側面開口部20M,20C,20Y,20Bkから入った空気が、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと繋がるシールドケース73M,73C,73Y,73Bkへも流れ込み、シールドケース73M,73C,73Y,73Bk内部の空気が垂直ダクト33へ流れる。
【0069】
以上のように、第1実施例のカラーレーザプリンタ1によれば、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの近傍に配置される水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkと、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkに接続されて、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを通る空気を上方へ導き、上面開口部10bから排出する垂直ダクト33とを備えることにより、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkに流れる空気でシールドケース73M,73C,73Y,73Bkに空気を流して、帯電器71M,71C,71Y,71Bkの帯電ワイヤ72M,72C,72Y,72Bkで発生するオゾンを、オゾンフィルタ37へ導き、オゾンフィルタ37でオゾンを吸着し、空気を外部へ排出することができる。
【0070】
このため、帯電器71M,71C,71Y,71Bkで発生したオゾンが、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに付着し、帯電ムラが生じて、形成する画像に影響を与えることを防ぐことができる。
また、垂直ダクト33での煙突効果により、ファン35による吸気だけより、排気効率を良くできる。
【0071】
また、熱排気ダクト39が垂直ダクト33に接続されることにより、定着部8で温められた空気が垂直ダクト33に流入し、煙突効果による上昇気流が、より強いものとなり排気効率を良くできる。
また、上面開口部10bが、ほぼ水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの端部と重なる位置となる上面カバー10の右側端部の後方寄りにあるため、垂直ダクト33をほぼ真っ直ぐにでき、流れの抵抗が少なくなり排気効率を良くできる。
【0072】
このように排気効率が高められているため、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkを小型のものにし、装置全体を小型化できる。又は、ファン35の出力を小さいものにして、省エネ及び静音化できる。
また、排気口となる上面開口部10bが、カラーレーザプリンタ1の上方の上面カバー10に形成されているため、周囲の人に排気を噴きつけるようなことを無くすことができる。また、上面カバー10上の位置も操作部11から離れた位置であるため、操作のために当該装置に近づく人からも排気が遠くなり、排気中に含まれるオゾンのオゾン臭による不快感を当該装置周囲の人に与えることを防止できる。特に、本第1実施例の帯電器での帯電方式であるスコロトロン方式は、帯電の際に発生するオゾンが比較的多いため、これらの効果は大きい。
【0073】
また、帯電器により帯電させる電荷を、オゾンが発生し難い、正極性による帯電方式とし、上面開口部10bにオゾンフィルタ37を設けてあるため、外部に排出されるオゾンの量も少なくできる。このため、オゾン臭により不快感を与えることを防止する効果を大きくできる。
[第2実施例]
以下に本発明の第2実施例を図面を参照して説明する。図3は、第2実施例のカラーレーザプリンタ101を横から見た内部構成を表す概略断面図である。また、これを正面から見た概略断面図が図4である。
【0074】
カラーレーザプリンタ101は、第1実施例のカラーレーザプリンタ1に対して、作像ユニット50C,50Y,50Bkの代わりに、水平ダクト31M,31C,31Yの構造が含まれた作像ユニット80C,80Y,80Bkを用いて構成されたものである。そして、その他の構成及び機能は第1実施例のカラーレーザプリンタ1と同じである。
【0075】
つまり、図3に示すように、作像ユニット80C,80Y,80Bkは、作像ユニット50C,50Y,50Bkの構成に加えて、カラーレーザプリンタ101に装着されたときに、対向する直下の帯電器71M,71C,71Yに対する水平ダクト31M,31C,31Yの役目を果たす下を向いた略コの字の3つの板面形状を形成するように、現像ユニットケース55C,55Y,55Bkの底面に、垂直方向に略長方形の板状部材の第1板面55aC,55aY,55aBk及び第2板面55bC,55bY,55bBkが形成されている。尚、水平方向の板面は、現像ユニットケース55M,55C,55Y,55Bkの底面がそのまま利用される。また、作像ユニット80Mについては、その直下に帯電器が無いため作像ユニット50Mの構成のままでも良いが、生産性を考慮して他と同様に第1板面55aM,第2板面55bMが形成されている。
【0076】
また、図4に示すように、作像ユニット80C,80Y,80Bkに形成された、第1板面55aC,55aY,55aBk、第2板面55bC,55bY,55bBk及び現像ユニットケース55C,55Y,55Bkの底面の断面形状に合わせて、カラーレーザプリンタ101には第1継ぎ手ダクト31aM,31aC,31aY及び第2継ぎ手ダクト31bM,31bC,31bYが形成されている。この第1継ぎ手ダクト31aM,31aC,31aYは、側面開口部20M,20C,20Yから作像ユニット80C,80Y,80Bkまでの間に設けられている。また、第2継ぎ手ダクト31bM,31bC,31bYは、作像ユニット80C,80Y,80Bkから垂直ダクト33までの間に設けられている。そして、これらと、作像ユニット80C,80Y,80Bkとの接合部には、隙間ができないようにパッキン(図示なし)がカラーレーザプリンタ101に設けられている。尚、水平ダクト31Bkに関しては第1実施例と同じに、当該装置内に設置されている。
【0077】
以上のように構成された第2実施例のカラーレーザプリンタ101によれば、作像ユニット80M,80C,80Y,80Bkの装着間隔を詰めて、カラーレーザプリンタ101の高さをカラーレーザプリンタ1より低く構成することができる。
【0078】
つまり、第1実施例のカラーレーザプリンタ1では、水平ダクト31M,31C,31Y,31Bkの間を通して作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkを着脱できるようにするために、各水平ダクト31M,31C,31Y,31Bk間の間隔を、作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkの厚さより広くし、これに伴い作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkの配置間隔を作像ユニット50M,50C,50Y,50Bkの厚みより広げていた。
【0079】
しかし、第2実施例のカラーレーザプリンタ101では、作像ユニット80M,80C,80Y,80Bkを着脱する際に、着脱経路上に水平ダクト31M,31C,31Yが無く干渉の問題が無いため、その分作像ユニット80M,80C,80Y,80Bkの配置間隔を詰めることができる。このため、装置全体の高さを低くすることができる。
【0080】
また、装置全体の高さを低くすることにより、垂直ダクト33の長さも短くでき、排気効率を上げることができる。
以上、本発明の第1実施例及び第2実施例について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
【0081】
例えば、第1、第2実施例では、ファン35により強制的に換気するよう構成されているが、ファン35が無く、自然換気により換気するように構成されたものであっても良い。また、垂直ダクト33に定着部8を通る熱排気ダクト39が接続されないものであってもよいし、オゾンフィルタ37が装着されていないものであってもよい。その場合、定着部8で暖められた空気による煙突効果によって上方に換気される。また、帯電器71M,71C,71Y,71Bkが、スコロトロン方式以外であっても良いし、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkを負極性に帯電させるものであっても良い。
【0082】
また、第2実施例では、煙突効果を有効にするために、垂直ダクト33から上面カバー10の上面開口部10bから上方へ排気するように構成されているが、煙突効果を期待せず装置の側面に開口部を設けて、側面から排気するように構成されたものであっても良い。
【0083】
また、第1、第2実施例では、画像の形成を、用紙搬送ベルト5により搬送される用紙Pに、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkから直接トナー像が転写されて画像を形成するように構成されているが、中間転写ベルトを設け、感光体ドラム3M,3C,3Y,3Bkに形成されたトナー像を、一端この中間転写ベルトに4色分転写し、用紙Pが通過する2次転写ローラと中間転写ベルトとの圧接位置において、中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙Pに転写するように構成されたものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のカラーレーザプリンタ1の全体構成を表す概略側断面図である。
【図2】第1実施例のカラーレーザプリンタ1の全体構成を表す概略正面図である。
【図3】第1実施例のダクトの構成を変形した全体構成を表す概略側断面図である。
【図4】第1実施例のダクトの構成を変形した全体構成を表す概略正面図である。
【符号の説明】
1…カラーレーザプリンタ、3M,3C,3Y,3Bk…感光体ドラム、5…用紙搬送ベルト、8…定着部、9…給紙部、10…上面カバー、11…操作部、20M,20C,20Y,20Bk…側面開口部、21…側面開口部、31M,31C,31Y,31Bk…水平ダクト、32M,32C,32Y,32Bk…位置決め溝、33…垂直ダクト、35…ファン、37…オゾンフィルタ、39…熱排気ダクト、41M,41C,41Y,41Bk…露光器、50M,50C,50Y,50Bk…作像ユニット、51M,51C,51Y,51Bk…現像ユニット、52M,52C,52Y,52Bk…現像ローラ、55M,55C,55Y,55Bk…現像ユニットケース、55aM,55aC,55aY,55aBk…第1板面、55bM,55bC,55bY,55bB…第2板面、61M,61C,61Y,61BK…転写ローラ、71M,71C,71Y,71BK…帯電器、72M,72C,72Y,72BK…帯電ワイヤ、73M,73C,73Y,73BK…シールドケース、80M,80C,80Y,80Bk…作像ユニット、P…用紙。
Claims (16)
- 感光体と、
前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段と、
からなり、各色毎に略鉛直方向に並設される複数の作像手段と、
前記各感光体の表面に形成された可視像の現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、
前記被記録媒体に転写された現像剤を該被記録媒体に定着させる定着手段と、
を備える多色画像形成装置において、
前記帯電手段周囲の空気を換気するために、前記各帯電手段近傍を通る空気を上方へ導き、当該多色画像形成装置上面に設けられた排気口から排出する排気経路を形成する排気経路部を備えることを特徴とする多色画像形成装置。 - 前記排気経路部は、
前記各帯電手段近傍に夫々配置される横排気経路を形成する横排気経路部と、
前記各横排気経路部に接続されて、前記各横排気経路を通る空気を上方へ導き、前記排気口から排出する縦排気経路を形成する縦排気経路部と、
からなることを特徴とする請求項1に記載の多色画像形成装置。 - 空気を通して前記定着手段の放熱を排気するために、前記定着手段近傍に配置される熱排気経路を形成する熱排気経路部を備え、
該熱排気経路部は、前記縦排気経路部に接続されることを特徴とする請求項2に記載の多色画像形成装置。 - 前記排気口付近で前記縦排気経路部からの空気を排気するための排気ファン、及び、前記各横排気経路部に空気を吸入するための吸気ファンの少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の多色画像形成装置。
- 前記縦排気経路部の前記排気口付近に、フィルタを備えることを特徴とする請求項2〜請求項4にいずれか記載の多色画像形成装置。
- 前記帯電手段は、前記感光体に対して幅方向に延設されるコロナ放電手段を有し、
前記横排気経路部は、前記コロナ放電手段と通じていることを特徴とする請求項2〜請求項5に記載のいずれかの多色画像形成装置。 - 前記横排気経路部は、
前記作像手段の構成のいずれかを支持し、当該装置本体に着脱可能なユニットに形成されることを特徴とする請求項2〜請求項6にいずれか記載の多色画像形成装置。 - 前記ユニットの前記横排気経路部は、
前記多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する前記横排気経路を形成することを特徴とする請求項7に記載の多色画像形成装置。 - 前記排気口は、
当該画像形成装置上面の端部に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項7にいずれか記載の多色画像形成装置。 - 当該多色画像形成装置の動作状態を設定操作するための操作部を備え、
前記排気口は、当該多色画像形成装置上面における前記操作部とは反対側の端縁に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項9にいずれか記載の多色画像形成装置。 - 感光体と、
前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段と、
からなる作像手段を各色毎に略鉛直方向に並設して備え、被記録媒体に多色の画像を形成する多色画像形成装置において、
前記帯電手段周囲の空気を換気するために、前記各帯電手段近傍に夫々配置される横排気経路を形成する横排気経路部と、
前記各横排気経路部に接続して、前記各横排気経路を通る空気を導き、外部へ排出する縦排気経路を形成する縦排気経路部と、
を備え、
前記横排気経路部は、前記作像手段の構成のいずれかを支持し、当該多色画像形成装置に着脱可能なユニットに形成されることを特徴とする多色画像形成装置。 - 前記ユニットの前記横排気経路部は、
前記多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する前記横排気経路を形成することを特徴とする請求項11に記載の多色画像形成装置。 - 前記帯電手段は、スコロトロン方式で前記感光体を帯電させることを特徴とする請求項1〜請求項12にいずれか記載の多色画像形成装置。
- 前記帯電手段は、前記感光体を正極性に帯電させることを特徴とする請求項1〜請求項13に記載の多色画像形成装置。
- 感光体と、
前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面が露光されることによって形成される静電潜像に、所定の色の現像剤を付着させて可視像を形成する可視像形成手段と、
からなる作像手段を各色毎に略鉛直方向に並設して備える多色画像形成装置において、前記作像手段の構成のいずれかを支持し、前記多色画像形成装置に着脱可能に構成される作像ユニットであって、
前記帯電手段近傍に配置された際に、該帯電手段周囲の空気を換気するための横排気経路を形成する横排気経路部を有することを特徴とする作像ユニット。 - 前記横排気経路部は、前記多色画像形成装置に装着された際に、対向して配置される帯電手段に対する前記横排気経路を形成することを特徴とする請求項15に記載の作像ユニット。
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