JP5685904B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、タンデム式のカラープリンタが知られている。例えば特許文献1に記載のものは、本体ケーシング内に、感光ドラム・現像装置・コロナ放電方式の帯電器等を有するプロセスカートリッジが、各色に対応して複数設けられている。複数のプロセスカートリッジは、お互いに間隔を隔てて一方向に沿って配置されている。
このような画像形成装置によると、帯電器が有する帯電ワイヤに電圧をかけると帯電ワイヤからの放電によってその周囲にイオンが発生する。このイオンが、イオン風となって感光ドラムに向かって移動して、感光ドラムに当たることで、感光ドラムが帯電される。
ところで、この種の帯電器では、帯電器内に長時間空気が滞留し続けると、トナー表面処理剤のシリカ等が帯電器内に留まってしまう。すると、帯電器は、そのシリカ等が帯電ワイヤに付着することによって、放電にムラが出来る等、帯電性能が落ちてしまう。また、放電時に発生したオゾン等が帯電器内にいつまでも留まっていると、感光ドラムの劣化が生じてしまう。
そのため、帯電器周辺では、空気の流れが必要である。そこで、特許文献1に記載の画像形成装置では、本体ケーシング内に換気ファン(排気ファン)が設けられ、その換気ファンによって各プロセスカートリッジ間を通過する空気が、露光開口部側(前方上側)から帯電開口部側(後方下側)に向かうように流れることで、帯電器内に新鮮な空気を導いている。
特開2010−128053
一方、通常、換気ファンは、熱が溜まりやすい定着器付近に配置される。このような構成において、特許文献1のようなカラープリンタでは、各プロセスカートリッジ間を通り各プロセスカートリッジの帯電器を通過した空気は、プロセスカートリッジ外に排気され、他のプロセスカートリッジの側方や搬送ベルトの側方を通り、換気ファンから排気される。
しかし、定着器付近に換気ファンを配置すると、複数のプロセスカートリッジの配列方向において、帯電器と換気ファンとの間には、プリンタを構成する他の部材が配置される。他の部材の数は、換気ファンと離れた帯電器と換気ファンとの間ほど多くなっている。例えば、複数のプロセスカートリッジのうち、定着器に最も近いプロセスカートリッジでの帯電器と換気ファンとの間に比べ、定着器から最も遠いプロセスカートリッジでの帯電器と換気ファンとの間のほうが、プリンタを構成する他の部材が多く配置される。そして、これらのプリンタを構成する部材は、空気の流れに対する障害物となり、空気の流れを阻害する要因となる。即ち、空気は、換気ファンと離れた位置にある帯電器ほど、換気ファンによって装置外に排気されるまでに、多くの部材間を通過することになる。
したがって、空気は、帯電器を通過した後の経路において、空気のより流れやすい、即ち空気に対して障害が少ない経路を流れる。つまり、空気は、帯電器通過後の障害が少ない換気ファンの近くに配置される帯電器に流れ込み易く、帯電器通過後の障害が多い換気ファンと離れて配置される帯電器に流れ込み難くなる。そのため、各プロセスカートリッジ間で帯電ワイヤの汚染やオゾンの排出が不均一になり、画像形成に悪影響を与えることがあった。
そこで、本発明は、タンデム型のプリンタにおいて、それぞれの帯電器に均等に空気を通過させ、帯電ワイヤに異物が付着することを低減する画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、筐体と、前記筐体内に設けられる画像形成部と、を備える画像形成装置であって、前記画像形成部は、第一方向に沿って隣り合うように配置される複数のサブ画像形成部を有し、前記サブ画像形成部は、回転する感光体と、前記感光体を露光する露光部材と、前記感光体を帯電する帯電ワイヤを有する帯電器と、前記感光体と前記帯電器とを支持し、前記帯電ワイヤを挟んで前記感光体とは反対側に開口部が形成されるユニットフレームと、を有し、前記筐体は、前記画像形成部と間隔を置いて前記第一方向に延びるように配置され、前記複数のサブ画像形成部と対向する対向壁と、前記画像形成部に対して前記第一方向における一方側に設けられ、前記画像形成部に空気を給気する給気口と、前記画像形成部に対して前記第一方向における反対側に設けられ、前記画像形成部に流入された空気を外部に排気する排気口と、を有し、前記開口部は、隣り合う他の前記サブ画像形成部の前記ユニットフレームと対向して配置され、前記対向壁は、前記複数のサブ画像形成部と対向することで、前記給気口から給気した空気を排気口から排気するための第一通気路を形成し、前記露光部材は、アレイ状に並んだ発光素子を有するLEDヘッドと、LEDヘッドを支持し前記LEDヘッドから前記対向壁に向かって延びる保持体と、を有し、前記ユニットフレームは、隣り合う他の前記サブ画像形成部の前記保持体と対向することで、前記第一通気路と連続する第二通気路を形成し、前記第二通気路は、前記開口部に空気を導くように構成され、前記第一通気路には、各前記サブ画像形成部の前記保持体と前記対向壁との間おいて、前記給気口から給気した空気を前記第二通気路に向けて導く複数の気流制御部が設けられ、複数の前記気流制御部は、各前記保持体と対向する第一縁部を有し、前記第一縁部と前記保持体との間の距離は、前記第一方向において前記排気口側に配置されるものほど短いことを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置によると、気流制御部は、サブ画像形成部と対向壁との間に形成される第一流路上に設けられる。気流制御部は、ユニットフレームと隣り合う他のサブ画像形成部のユニットフレームとで形成される第二通気路に、第一通気路上の空気を導く。更に、気流制御部は、第一方向において前記排気口側に位置するものほど第二通気路に多くの空気を導くように配置されている。そして、第二通気路に導かれた空気は、開口部を介して帯電器内を通過する。
従って、気流制御部は、給気口から給気された空気を、それぞれの第二通気路に、より一層均等に導くので、第一方向に配置される各々のサブ画像形成部の帯電器に対して良好に空気を送ることができる。よって、帯電器に異物が付着することを低減できる。
カラープリンタの側断面図である。 サブ画像形成部35Yとサブ画像形成部35Mを示すカラープリンタの拡大側断面図である。 画像形成部と気流制御部材とを示すカラープリンタの側断面図である。 図2において空気の流れ方を矢印で示した図である。 本実施形態における、本体ケーシング内の空気の流れ方に関するシミュレーション結果を示す図である。 従来のカラープリンタにおける、本体ケーシング10内の空気の流れ方に関するシミュレーション結果を示す図である。 (a)図6から、帯電器54K、54Y、54M、54Cに流れる空気の量の比を求め、グラフに示したものである。(b)図5から、帯電器54K、54Y、54M、54Cに流れる空気の量の比を求め、グラフに示したものである。 変形例1に係る画像形成部と気流制御部の模式的な側断面図である。 変形例2に係る画像形成部と突出部の模式的な側断面図である。 変形例3に係る画像形成部と露光部材の模式的な側断面図である。 変形例4に係るカラープリンタの側断面図である。 他の実施形態に係るカラープリンタの拡大断面図である。 他の実施形態係る、露光部材40Yを後方から見た図である
<カラープリンタの全体構成>
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の全体構成を示す断面図である。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、筐体の一例としての本体ケーシング10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、本体ケーシング10内の空気を排気する排気ファン11と気流制御部の一例としての板状部材100(100K、100Y、100M、100C)と、を備えている。なお、以降の図では、基本的に、板状部材100、後述するサブ画像形成部35およびそれらを構成する部材について、それらの参照符号の末尾に適宜各色を表すK(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)が付されている。
本体ケーシング10の上部には開閉自在な対向壁および開閉カバーの一例としてのトップカバー12が、後側に設けられたヒンジ(図示せず)を支点として上下に回動自在に設けられている。トップカバー12の上面は、本体ケーシング10から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ13となっている。トップカバー12には、左側に本体ケーシング10内に空気を給気するための給気口14が形成されている。また、トップカバー12には、後述する露光部材40が回動可能に設けられている。
本体ケーシング10は、その内部に、給気口14から取り込まれた空気を、下側に導く板状部材100を有する。板状部材100は、上下方向において、トップカバー12と画像形成部30と間に設けられている。板状部材100は、後述する各サブ画像形成部35に対応して設けられている。
排気ファン11は、定着ユニット80の下方であり、本体ケーシング10の後方下側の左側に設けられている。本体ケーシング10内部の空気は、排気ファン11によって、排気口11Aから本体ケーシング10の外部に排気される。
給紙部20は、本体ケーシング10内の下部に設けられ、本体ケーシング10に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、この給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を主に備えている。この給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、用紙供給機構22によって一枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのサブ画像形成部35(35K、35Y、35M、35C)と、転写ユニット70と、定着ユニット80とから主に構成されている。
サブ画像形成部35は、露光部材40(40K、40Y、40M、40C)と、プロセスカートリッジ50(50K、50Y、50M、50C)とを備える。
プロセスカートリッジ50は、各色ごとに設けられ、トップカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置されている。そして、各プロセスカートリッジ50内には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のトナーがそれぞれ収容されている。
また、プロセスカートリッジ50は、トップカバー12が開かれた状態において、本体ケーシング10に対して上方から着脱可能に構成されている。
図1に示すように、プロセスカートリッジ50は、感光体の一例としての感光ドラム53を露光するドラムカートリッジ51と、ドラムカートリッジ51に対して着脱自在に装着され、内部にトナーを収容する現像カートリッジ61とを備えている。
ドラムカートリッジ51は、プロセスフレームの一例としてのドラムフレーム52と、図示時計回りに回転する感光ドラム53と、感光ドラム53に対して非接触となるように配置される帯電器54とを備える。帯電器54は、露光部材40に対して、感光ドラム53の回転方向上流側において、露光部材40と隣り合って配置されている。帯電器54は、帯電ワイヤ541およびグリッド542を備える(図2参照)。
現像カートリッジ61は、現像フレーム62に回転可能に支持される現像ローラ63および供給ローラ64と、現像剤担持体の一例としての現像ローラ63に摺接する層厚規制ブレード65と、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室66とを備えている。
サブ画像形成部35は、プロセスカートリッジ50と露光部材40とが交互になるように第一方向の一例である前後方向に沿って配置されている。
図1に示すように、転写ユニット70は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を主に備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光ドラム53に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム53に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。定着ユニット80は、前後方向において、画像形成部30に対して後側に配置(画像形成部30に対して用紙Pの搬送方向下流側)されている。換言すれば、定着ユニット80は、前後方向において画像形成部30に対して、給気口14の反対側に配置されている。
このように構成されるカラープリンタ1では、まず、各感光ドラム53の表面が、後述する帯電ワイヤ541により一様にプラスに帯電された後、各露光部材40から照射される光により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
なお、帯電時においては、帯電ワイヤ541に電圧が印加されることにより、帯電ワイヤ541と感光ドラム53の表面との間で(コロナ)放電が発生する。この放電にともない帯電ワイヤ541からイオンが発生し、そのイオンは帯電ワイヤ541と感光ドラム53の表面との電位差により、感光ドラム53の表面へ向けて移動する。このように帯電ワイヤ541から感光ドラム53の表面へ向けてイオンが移動することにともない、感光ドラム53へ向けてイオン風が発生する。
また、トナー収容室66内のトナーが、供給ローラ64の回転により現像ローラ63に供給され、現像ローラ63の回転により現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。ここで、現像ローラ63上に担持されるトナーは、供給ローラ64と現像ローラ63との間や、現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間で、プラスに摩擦帯電される。
現像ローラ63上に担持されたトナーは、感光ドラム53上に形成された静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム53上でトナーが選択的に担持されて静電潜像が可視像化され、反転現像によりトナー像が形成される。
そして、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム53と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過すると、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ92を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって本体ケーシング10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<サブ画像形成部と気流制御部材の構成>
次に、図2を参照しながら、サブ画像形成部35の具体的な構成を説明する。
図2は、サブ画像形成部35Yとサブ画像形成部35Mの拡大側断面図である。ここでは、サブ画像形成部35Yに注目して説明する。図2に示すように、サブ画像形成部35Yは、プロセスカートリッジ50Yと露光部材40Yを有する。
露光部材40Yは、感光ドラム53Yを露光するための露光源の一例としてのLEDヘッド41YとLEDヘッド41Yを保持する保持フレーム42Yを有する。LEDヘッド41Yは、左右方向(感光ドラム53の回転軸線軸方向)に一列に配列された複数のLEDを備えて構成されている。そして、LEDヘッド41Yは、複数のLEDがそれぞれデータに応じて明滅することで、感光ドラム53Yを露光して所定パターンの静電潜像を形成する。
保持フレーム42Yは、側面視略矩形状であり、感光ドラム53Yの回転軸線方向に沿って延びている。そして、保持フレーム42Yは、上下方向における一端(感光ドラム53側)で、感光ドラム53Yの回転軸線方向に沿って延びるLEDヘッド41Yを保持している。
プロセスカートリッジ50Yのドラムカートリッジ51Yは、帯電器54Yとドラムフレーム52Yとクリーニングローラ56Yとを備える。
クリーニングローラ56Yは、帯電ワイヤ541Yよりも感光ドラム53Yの回転方向上流側で、かつ、感光ドラム53Yと転写ローラ74Yとが対向する転写位置Cよりも回転方向下流側に配置されている
ドラムフレーム52Yは、現像カートリッジ61Yおよび感光ドラム53Yを前方側から覆う第一壁としての前壁522Yと、感光ドラム53Yを後方側から覆う第二壁としての後壁533Yと露光開口部55Yと通気孔524Yとを有する。
後壁533Yは、帯電ワイヤ541Yおよびグリッド542Yを支持し、開口部の一例としての帯電開口部543Yが形成される。帯電開口部543Yは、用紙Pの搬送方向下流側に隣り合って配置される、プロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52Mが対向している。帯電開口部543Yは、帯電ワイヤ541Yを挟んで感光ドラム53Yとは反対側に後壁533Yに形成されている。
露光開口部55Yは、ドラムフレーム52に対して、現像カートリッジ61Yが装着された状態で、外部へ感光ドラム53Yを臨ませるように形成される。具体的に、露光開口部55Yは、帯電ワイヤ541Yよりも感光ドラム53Yの回転方向の下流側で、かつ、感光ドラム53Yにおける転写位置C(感光ドラム53Y上のトナー像を用紙Pに転写する位置)よりも回転方向の上流側に形成されている。そして、この露光開口部55Yには、露光部材40Yが遊嵌(挿通)される。
通気孔524Yは、ドラムフレーム52Yに対して、帯電開口部543Yよりも感光ドラム53Yの回転方向上流側で、かつ、前述した転写位置Cよりも回転方向下流側の位置に形成されている。通気孔524Yは、当該ドラムフレーム52Yの内外の通気のために形成されている。具体的には、通気孔524Yは、クリーニングローラ56Yを挟んで、感光ドラム53Yとは反対側の位置に形成されている。
言い換えると、通気孔524Yは、ドラムフレーム52Yの先端部521Yに形成されている。ここで先端部521Yとは、後方に隣り合って配置されるプロセスカートリッジ50Yに対向する前壁522Mに対して、略直交方向に延びる壁であって、クリーニングローラ56Yに対向する壁をいう。
図3、図4に示すように、カラープリンタ1内には、第一通気路120、第二通気路130、第三通気路140とが形成されている。図3は、画像形成部30と板状部材100とを示すカラープリンタ1の側断面図である。図4は、図2において空気の流れ方を矢印で示した図である。
ここでは、サブ画像形成部35Yに注目して、第二通気路130Y、第三通気路140Yとについて説明する。
図3の中の矢印Oは、給気口14から本体ケーシング10内に給気された空気の進む向きを表す。給気口14から本体ケーシング10内に給気された空気は、トップカバー12と画像形成部30との間を前方向に進む。本実施形態における第一通気路120は、トップカバー12と画像形成部30が上下方向に対向することによって、トップカバー12と画像形成部30との間に形成され、矢印Oに示す向きに空気が進む経路のことを示す。
図3に示すように、第二通気路130は、保持フレーム42と当該保持フレーム42に後方に隣接するドラムフレーム52によって形成されている。
例えば、サブ画像形成部35Yに着目して説明すると、図4に示すように、第二通気路130Yは、保持フレーム42Yとドラムフレーム52Mとが前後方向に対向することによって、保持フレーム42Yとドラムフレーム52Mとの間に形成される。図4に示す矢印Qは、第二通気路130Yを流れる空気を表す。第二通気路130Yを流れる空気は、保持フレーム42Yとドラムフレーム52Mとの間を上方から下方に向かって流れる。このように、本実施形態における第二通気路130は、保持フレーム42と当該保持フレーム42に後方に隣接するドラムフレーム52が前後方向に対向することによって、保持フレーム42と当該保持フレーム42に後方に隣接するドラムフレーム52との間に形成され、矢印Qに示す向きに空気が進む経路のことを示す。
図3に示すように、第三通気路140は、後壁533と当該後壁533の後側に隣接するドラムフレーム52との間に形成されている。第三通気路140は、第二通気路130の下側部分の一部を構成している。
例えば、サブ画像形成部35Yに着目すると、図4に示すように、第三通気路140は、後壁533Yと当該後壁533Yの後方に隣り合って位置するドラムフレーム52Mとの間に形成されている。図4に示す矢印Rは、第三通気路140を流れる空気の向きを表す。本実施形態における第三通気路140は、第三通気路140は、後壁533と当該後壁533の後側に隣接するドラムフレーム52との間に形成され、矢印Rに示す向きに空気が進む経路のことを示す。
同様に、図3に示すように、第二通気路130と第三通気路140は、サブ画像形成部35Kとサブ画像形成部35Yとの間、およびサブ画像形成部35Mとサブ画像形成部35Cとの間にも形成されている。
次に、図3、図4を用いて板状部材100について説明する。ここでも、主にサブ画像形成部35Y、35Mに注目して説明する。
板状部材100は、本体ケーシング10に対して取り付けられている。図3、図4に示すように、板状部材100(100Y、100M)は、左右方向に沿って延びる板状の部材であり、左右方向に沿いトップカバー12と向かい合う第一縁部111と、左右方向に沿い画像形成部30と向かい合う第二縁部112とを有する。板状部材100の左右方向の長さは、少なくとも帯電器54の左右方向長さ分あることが好ましい。
図3、図4に示すように、第一縁部111は、左右方向から見て、第二縁部112より給気口14側に傾いて配置されている。
第二縁部112は、上下方向において、第二通気路130と対向している。具体的に、第二縁部112は、左右方向から見て、保持フレーム42と保持フレーム42と後方に隣り合う他のプロセスカートリッジ50のドラムフレーム52との間に位置する。例えば、サブ画像形成部35Yの上方に位置する板状部材100Yの第二縁部112Yは、左右方向から見て、保持フレーム42Yとドラムフレーム52Mとの間に位置する。
図3、図4に示すように第一縁部111は、トップカバー12に対して当接している。
サブ画像形成部35K、35Mに対して設けられる板状部材100K、100Mも、それぞれの第二通気路140K、140Mに対して同様の位置関係で配置されている。
次に、図3を用いて、板状部材100それぞれの第二縁部112の位置関係について説明する。ここでは、後方にサブ画像形成部35が存在するサブ画像形成部35K、35Y、35Mに対応する板状部材100K、100Y、100Mに注目して説明する。
図3に示すように、板状部材100K、100Y、100Mの第二縁部112K、112Y、112Mは、後側に配置されるものほど、画像形成部30に近づくように形成されている。
例えば、板状部材100Yは、板状部材100Yの第一縁部111Yと第二縁部112Yとの間の距離が、板状部材100Kの第一縁部111Kと第二縁部112Kとの間の距離よりも長くなるように形成されている。板状部材100Yの第二縁部112Yは、板状部材100Kの第二縁部112Kよりも、左右方向から見て、画像形成部30に近い位置にある。より具体的には、第二縁部112Yと保持フレーム42Yとの間の距離LYは、第二縁部112Kと保持フレーム42Kとの間の距離LKよりも短い(LY<LK)。
同様に、板状部材100Mの第二縁部112Mは、板状部材100Yの第二縁部112Yよりも画像形成部30側に位置している。より具体的には、第二縁部112Mと保持フレーム42Mとの間の距離LMは、第二縁部112Yと保持フレーム42Yとの間の距離LYよりも短い(LM<LY)。また、第二縁部112Cと保持フレーム42Cとの間の距離LCは、第二縁部112Mと保持フレーム42Mとの間の距離LMよりも短い(LC<LM)。従って、第二縁部112K、112Y、112M、112Cと保持フレーム42K、42Y、42M、42Cとの間の距離LK、LY、LM、LCの関係は、LK>LY>LM>LCとなる。
<本体ケーシング内における空気の流れ方>
次に、図3、図4を用いて本体ケーシング10内における空気の流れ方の説明をする。図3に示す矢印は、給気口14から給気された空気が排気口11Aから排気されるまでの、本体ケーシング10内における空気の流れ方を示す。図4は、図2において空気の流れ方を矢印で示した図である。
図3に示すように、本体ケーシング10の外部の空気は、排気ファン11が駆動されることによって、給気口14を介して本体ケーシング10の内部に給気される。本体ケーシング10の内部に取り込まれた空気は、排気ファン11によって、第一通気路120を後方向に進む。そして、第一通気路120中の空気の一部は、板状部材100の前側面110K、110Y、110Mに当たることで下側に向かい、第二通気路130K、130Y、130Mに進入する。
次に、第二通気路130に進入した空気の流れ方の例として、図4に示すように、サブ画像形成部35Yに着目して説明する。
図4に示すように、第二通気路130Yに進入した空気は、帯電器54Yに向かって下方に進む。
第二通気路130Yを下方に進む空気は、第三通気路140Yに進入する。第三通気路140Y内の空気は、前方下側に向かって進み、帯電開口部543Yを介して帯電器54Yの内部に進入する。
帯電器54Y内部の空気は、感光ドラム53に吹き付けられ、クリーニングローラ56の表面に沿って下側に向かって流れ、通気孔524Yを介して、プロセスカートリッジ50Yの外部に排気される。
通気孔524Yを通過した空気は、転写ユニット70や、プロセスカートリッジ50M、50Cの側方を前方に向かって流れ、排気ファン11によって、排気口11Aから本体ケーシング10の外部に排気される。
同様に、プロセスカートリッジ50K、50Mの帯電器54K、50Mは、それぞれの第二通気路130K、130M、第三通気路140K、140Mを流れる空気が、帯電器54K、54Mの内部を通過する。そして、プロセスカートリッジ50K、50Mの外部に排気された空気は、後方に配置される他のプロセスカートリッジ50の側方や、転写ユニット70の側方を通り、排気ファン11により、排気口11Aから本体ケーシング10の外部に排気される。
以上によれば、本実施形態において、以下のような効果を得ることができる。
板状部材100は、サブ画像形成部35とトップカバー12との間に形成される第一流路上120に設けられる。板状部材100は、ドラムフレーム52と隣り合う他のサブ画像形成部35のドラムフレーム52とで形成される第二通気路130に、第一通気路上の空気を導く。更に、気流制御部材は、第一方向において前記排気口側に位置するものほど第二通気路に多くの空気を導くように配置されている。具体的には、板状部材100の第二縁部112は、後側に配置される板状部材100ほど、保持フレーム42側に位置している。
このような構成における、図1のカラープリンタ1をモデルとした、本体ケーシング10内の空気の流れ方に関するシミュレーション結果を図5に示す。図6は、従来のカラープリンタにおける、本体ケーシング10内の空気の流れ方に関するシミュレーション結果である。図7は、図5、図6から板状部材100の有無による、最も出口側に位置する帯電器54Cに流れる空気の量を1としたときの、帯電器54K、54Y、54Mに流れる空気の量の比を求め、グラフに示したものである。
図5、図6において、矢印の向きが風向を、長さが風速の大きさを表す。図5、図6においては、排気口11Aから一定量の空気が排気されることで、給気口14から本体ケーシング10の内部に空気が給気される。
図5に示すように、第一通気路120に板状部材100は、後方側に位置するものほど、第二縁部112が保持フレーム42側に位置している。即ち、板状部材100は、後方側に位置する気流制御部材ほど、第一通気路上120の空気を第二通気路130に導くように配置されている。図5では、保持フレーム42は、その上側部分に上下方向を分断するように隙間部45も示されている。隙間部45は、カバー12の開閉時において、カバー12に対して露光部材40を回動させるため設けられている。図5に示すように帯電器54K、54Y、54M、54Cには、空気が流れていることが分かる。
対して、図6に示すように、第一通気路120上に板状部材100を設けない場合は、帯電器54を通過する空気の流れに偏りが生じていることが分かる。
具体的には、図7(a)に示すように、板状部材100を設ける前の状態では、帯電器54Cに最も多くの空気が流れていることが分かる。
そして、図7(a)から、空気は、帯電器54通過後の障害が少ない排気ファン11の近くに配置される帯電器54(54C)に多く流れ込み、帯電器54通過後の障害が多い排気ファン11と離れて配置される帯電器54(54K、54Y、54M)に流れ込み難くなっていることが分かる。例えば、帯電器54Kを通過した空気は、障害であるプロセスカートリッジ50Y、50M、50Cの側方を通過し、排気ファン11により排気される。
一方、図7(b)に示すように、板状部材100を設けた場合は、それぞれの帯電器54に空気が流れ込み、その量も、図7(a)と比較して、概ね均等になっていることが分かる。図5に示すように、空気は、板状部材100が設けられることで隙間部45を介して、帯電器54に流れ込んでいる。
以上のシミュレーションの結果からも分かるように、第一通気路120上の空気は板状部材100により、第二通気路130に導かれる。更に、第一気流部材100は、後方に配置されるものほど、多くの空気を第二通気路130に導くように配置されることで、各々の帯電器54により均一に空気を送ることができる。即ち、第一通気路120上に空気の流れの障害となる板状部材100を設けることで、積極的に帯電器54に向けて空気を送ることが出来る。そして、保持フレーム42と板状部材100の第二縁部112との間隔を調節することで、それぞれの帯電器54に流れる空気の量を調節することが出来る。
また、帯電開口部543が形成される後壁533と、隣り合う他のサブ画像形成部35の前壁522とによって、第二通気路130の一部を構成する第三通気路140を形成することで、効率よく帯電開口部543から帯電器54内に空気を送り込むことが出来る。従って、より帯電ワイヤ541に異物を付着することを低減できる。
また、板状部材100を板状の部材とすることで、簡易な構成で良好に帯電器54に空気を送ることが出来る。
また、板状部材である板状部材100の第一縁部111が第二縁部112より給気口14側に傾いて配置されることで、より良好に帯電器54に向けて空気を送ることが出来る。
また、板状部材100の第一縁部111は、トップカバー12に当接している。これにより、第一通気路120上の空気を、第二通気路130に良好に送ることができる。
また、板状部材100の第二縁部112は、上下方向において、第二通気路130と対向している。これにより、第一通気路上120の空気を第二通気路130に向けて良好に送ることができる。
また、サブ画像形成部35は、水平方向沿って配置されている。これにより、カラープリンタ1の上下方向の小型化が可能となる。
また、給気口14は、画像形成部30を基準として、排気口11Aに対して対角位置となるように設けられている。これにより、給気口14から給気された空気は、帯電器54を効率よく通過することができる。
<変形例1>
次に、図8を用いて、変形例1の説明をする。図8は、変形例1にかかる画像形成部30と板状部材100K、100Y、100Mの模式的な側断面図である。以下変形例の説明において、上記実施形態と同一の構成については、上記実施形態と同一の番号を付し説明を省略する。
変形例1においても、後方にサブ画像形成部35が存在するサブ画像形成部35K、35Y、35Mに対応する板状部材100K、100Y、100Mに注目して説明する。図8に示す矢印は、第一通気路120上の空気の流れを表す。
図8に示すように、板状部材100K、100Y、100Mは、後側に配置されるものほど、左右方向から見た第一縁部111と第二縁部112との間の距離が長く形成されている。
図8に示すように、板状部材100K、100Y、100Mの第一縁部111K、111Y、111Mは、上下方向において、所定間隔を空けて配置されている。板状部材100K、100Y、100Mの第一縁部111K、111Y、111Mは、後側に配置されるものほど、トップカバー12との間隔が狭くなるように配置されている。具体的には、図8に示すように、第一縁部111K、111Y、111Mとトップカバー12との間の距離をそれぞれLK2、LY2、LM2とする。LK2、LY2、LM2は、それぞれの大小関係が、LK2>LY2>LM2となる。
第二縁部112K、112Y、112Mは、上記実施形態と同様に、後側に配置されるものほど、画像形成部30との間隔が狭くなるように配置されている。
以上によれば、変形例1において、以下のような効果を得ることができる。
第一縁部111K、111Y、111Mは、トップカバー12と所定間隔を空けて配置されている。そして、第一縁部111K、111Y、111Mは、後側に配置されるものほど、トップカバー12との間隔が狭くなるように配置されている。これにより、第一通気路120を前方から後方に向かって流れる空気の量と、第一通気路120から第二通気路130に流れる空気の量を詳細に決めることができる。したがって、各プロセスカートリッジ50の帯電器54に流れる空気を、より一層均一にすることができる。
<変形例2>
次に、図9を用いて変形例2の説明をする。図9は、変形例2にかかる画像形成部30と突出部150の模式的な側断面図である。図9に示す矢印は、第一通気路120上の空気の流れを表す。
図9に示すように、トップカバー12は、サブ画像形成部35K、35Y、35Mに対応して、下方に向けて突出する気流制御部の一例としての突出部150K、150Y、150Mを有する。突出部150K、150Y、150Mは、左右方向から見て略矩形状であり、左右方向の幅が帯電器54の左右方向の長さ分あることが好ましい。
突出部150K、150Y、150Mの下側端部は、第一通気路120上に位置するように設けられている。突出部150K、150Y、150Mの下側端部は、対応して設けられるサブ画像形成部35K、35Y、35Mの保持フレーム42K、42Y、42Mと、上下方向において対向する。
突出部150K、150Y、150Mの下方への突出量は、後側に配置される突出部150ほど多い。即ち、突出部150K、150Y、150Mの下側端部は、後側に配置される突出部150ほど、保持フレーム42との間隔が狭くなるように設けられている。具体的には、突出部150K、150Y、150Mの下側端部と保持フレーム42K、42Y、42Mとの間の距離を、それぞれHK、HY、HMとする。HK、HY、HMの大小関係は、HK>HY>HMとなる。
以上によれば、変形例2において、以下のような効果を得ることができる。
このように、トップカバー12に突出部150を設けることで、板状部材100の取付作業を省くことができたり、部品点数を削減することができ、カラープリンタ1の構成を簡易なものにすることができる。
<変形例3>
次に、図10を用いて、変形例3について説明する。図10は、変形例3にかかる画像形成部30と露光部材40の模式的な側断面図である。図10に示す矢印は、第一通気路120上の空気の流れを表す。
図10に示すように、サブ画像形成部35K、35Y、35Mの保持フレーム42K、42Y、42Mがトップカバー12に対して固定されている。保持フレーム42K、42Y、42Mの上側部分155(横断部155)は、第一通気路120を上下方向に横断るように配置されている。保持フレーム42K、42Y、42Mの第一通気路120上を横切る部分には、前後方向に貫通する気流制御部の一例としての貫通孔160K、160Y、160Mが形成されている。貫通孔160K、160Y、160Mの左右方向における幅は、帯電器54と略同じであることが好ましい。
具体的に、貫通孔160K、160Y、160Mは、保持フレーム42の上部に、前方上側から後方下側に向かって斜めに設けられている。貫通孔160K、160Y、160Mの上下方向における間隔は、後方に配置される保持フレーム42に形成されるものほど狭くなる。貫通孔160K、160Y、160Mの上下方向における間隔を、それぞれDK、DY、DMとすると、DK、DY、DMの大小関係は、DK>DY>DMとなる。
以上によれば、変形例3において、以下のような効果を得ることができる。
このように、第一通気路120上にある保持フレーム42上部に貫通孔160を設けることで、保持フレーム42を利用して帯電器54に送る空気の量を調整することができ、カラープリンタ1の構成を簡易なものにすることができる。
<変形例4>
次に図11を用いて、変形例4の説明をする。図11は、変形例4に係るカラープリンタ1の側断面図である。
図11に示すように、本体ケーシング10内に区切板170が設けられている。区切板170は、前後方向において、プロセスカートリッジ50Cと定着ユニット80との間に設けられている。区切板170は、上側端部が本体ケーシング10に対して固定され、下側端部が転写ユニット70より上方に位置している。区切板170は、左右方向において、帯電器54と略等しい長さに形成されている。
以上によれば、変形例4において、以下のような効果を得ることができる。
プロセスカートリッジ50の上方を前方から後方に通過した空気は、区切板170を設けることで、より効率よく下方に向かって流れるようになる。従って、プロセスカートリッジ50の上方を前方から後方に通過した空気は、より効率よく帯電器54の内部を通過する。また、区切板170を設けることで、排気ファン11は、区切板170を挟んで画像形成部30とは反対側に、上下方向に自由に配置されることが可能となる。したがって、カラープリンタ1の設計の自由度をあげることができる。
<他の実施形態>
また、上記の実施形態において、第一通気路120は、トップカバー12と画像形成部30と間に形成されたが、露光部材40の変わりにスキャナユニットを設け、スキャナユニットと画像形成部30との間を第一通気路120としてもよい。
また、上記実施形態では、サブ画像形成部35は、水平方向に沿って配置されたが、鉛直方向に沿って配置されていてもよい。
また、上記実施形態において、プロセスカートリッジ50は、本体ケーシング10に対して着脱可能としたが、本体ケーシング10の備え付けられていてもよい。
また、上記実施形態は、給気口14に本体ケーシング内に空気を取り込むための給気ファンを設け、排気口11Aから本体ケーシング10内の空気を排気する構成とされていても良い。
また、上記実施形態において、給気口14は、トップカバー12に設けられているが、左右方向から見てプロセスカートリッジ50Kよりも前方側であれば本体ケーシングに対して設けられていても良い。
また、上記実施形態では、給気口14は、カラープリンタ1に対して積極的に設けられているが、図12に示すような、本体ケーシング10とトップカバー12との間の間隙部14Aであっても良い。この場合、間隙部14Aは、左右方向から見てプロセスカートリッジ50Kよりも前方側に設けられている必要が有る。
また、上記実施形態において、給気口14と排気ファン11との位置関係を入れ替えても良い。即ち、上記実施形態において、給気口14と対応する位置に排気ファン11を設け、排気ファン11と対応する位置に給気口14を設けても良い。
また、上記実施形態において、LEDヘッド41を用いて感光ドラム53を露光する構成としたが、LEDの替わりにEL素子や蛍光体などの発光素子を用いても良い。
また、板状部材100は、露光部材40とトップカバー12とをつなぐ一対の支持部材43に対して取り付けられていても良い。その例を図12、図13を用いて説明する。図12は、他の実施形態に係るカラープリンタ1の拡大断面図である。図13は、他の実施形態に係る、露光部材40Yを後方から見た図である。
一対の支持部材43Yは、上下方向に延びる板状の部材で、保持フレーム42Yの上部の左右方向両端に設けられている。板状部材100Yは、一対の支持部材43Yの間に保持部材44Yを介して、一対の支持部材43Yに対して固定されている。このように、板状部材100Yは、一対の支持部材43Yに取り付けられていても良い。
11 排気ファン
11A 排気口
12 トップカバー
14 給気口
30 画像形成部
35 サブ画像形成部
40 露光部材
42 保持フレーム
53 感光ドラム
54 帯電器
100 板状部材
111 第一縁部
112 第二縁部
120 第一通気路
130 第二通気路
140 第三通気路

Claims (13)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられる画像形成部と、を備える画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、第一方向に沿って隣り合うように配置される複数のサブ画像形成部を有し、
    前記サブ画像形成部は、
    回転する感光体と、
    前記感光体を露光する露光部材と、
    前記感光体を帯電する帯電ワイヤを有する帯電器と、
    前記感光体と前記帯電器とを支持し、前記帯電ワイヤを挟んで前記感光体とは反対側に開口部が形成されるユニットフレームと、を有し、
    前記筐体は、
    前記画像形成部と間隔を置いて前記第一方向に延びるように配置され、前記複数のサブ画像形成部と対向する対向壁と、
    前記画像形成部に対して前記第一方向における一方側に設けられ、前記画像形成部に空気を給気する給気口と、
    前記画像形成部に対して前記第一方向における反対側に設けられ、前記画像形成部に流入された空気を外部に排気する排気口と、を有し、
    前記開口部は、隣り合う他の前記サブ画像形成部の前記ユニットフレームと対向して配置され、
    前記対向壁は、前記複数のサブ画像形成部と対向することで、前記給気口から給気した空気を排気口から排気するための第一通気路を形成し、
    前記露光部材は、アレイ状に並んだ発光素子を有するLEDヘッドと、LEDヘッドを支持し前記LEDヘッドから前記対向壁に向かって延びる保持体と、を有し、
    前記ユニットフレームは、隣り合う他の前記サブ画像形成部の前記保持体と対向することで、前記第一通気路と連続する第二通気路を形成し、
    前記第二通気路は、前記開口部に空気を導くように構成され、
    前記第一通気路には、各前記サブ画像形成部の前記保持体と前記対向壁との間において、前記給気口から給気した空気を前記第二通気路に向けて導く複数の気流制御部が設けられ、
    複数の前記気流制御部は、各前記保持体と対向する第一縁部を有し、
    前記第一縁部と前記保持体との間の距離は、前記第一方向において前記排気口側に配置されるものほど短いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユニットフレームは、
    前記第一方向において、前記感光体を一方向側から覆う第一壁と、
    前記第一方向において、前記感光体を他方側から覆う第二壁とを有し、
    前記第二壁に、前記帯電器および前記開口部が形成されており、
    前記第二壁は、隣り合う他の前記サブ画像形成部を形成する前記第一壁と対向することにより、前記第二通気路の一部を構成する第三通気路を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記気流制御部は、前記感光体の回転軸線方向に沿い前記対向壁と向かい合う第二縁部を有し、前記回転軸線方向に沿って延びる板状部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第二縁部は、前記第一縁部より前記給気口側に位置することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第二縁部は、前記第一方向において前記排気口側に配置される前記気流制御部ほど、前記対向壁側に位置していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二縁部は、前記対向壁と当接していることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第一縁部は、前記第一方向において、前記保持体と隣り合う他の前記サブ画像形成部を形成する前記ユニットフレームとの間に配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記対向壁は、前記サブ画像形成部に向けて突出する前記気流制御部としての突出部であって、前記第一縁部を有する突出部を有し、
    前記突出部の突出量は、前記第一方向において、前記排気口側に配置される前記突出部ほど多くなるように形成されたことを特徴する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記保持体は、前記気流制御部を構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  10. 前記複数のサブ画像形成部は、水平方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記給気口は、前記画像形成部を基準として、前記排気口に対して対角位置となるように設けられることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記第一方向において、前記画像形成部と排気口との間には、前記第二通気路に沿って延びる区切板が配置されることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記対向壁は、前記筐体に対して開閉可能な開閉カバーであり、
    前記感光体と、前記帯電器と、前記ユニットフレームとを有するカートリッジを備え、
    前記カートリッジは、前記開閉カバーが開かれた状態において、前記筐体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
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