JP3479610B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3479610B2
JP3479610B2 JP10706399A JP10706399A JP3479610B2 JP 3479610 B2 JP3479610 B2 JP 3479610B2 JP 10706399 A JP10706399 A JP 10706399A JP 10706399 A JP10706399 A JP 10706399A JP 3479610 B2 JP3479610 B2 JP 3479610B2
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之勝 今中
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    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、フ
ァクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関する。特
に、画像の形成に、コロナ放電を利用するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】静電
式複写機等の画像形成装置には、感光体ドラムに静電潜
像を生成するために感光体ドラムを帯電させる帯電チャ
ージャが設けられている。この帯電チャージャでは、コ
ロナ放電を発生させている。コロナ放電を発生させる
と、オゾンや窒素酸化物(NOx )が生じるが、これら
のオゾン等は感光体ドラムを劣化させる虞があり、その
結果、良好な画像を形成できなくなる虞がある。
【0003】このような感光体ドラムの劣化を防止する
ために、オゾン除去装置を設けることが考えられる。例
えば、感光体ドラムの周囲に設けた遮風板と、その周囲
から空気を吸い込む吸引手段とを設け、感光体ドラムの
周囲からオゾンを含む空気を吸引除去することができる
(特開昭61−23168号公報参照)。上述のよう
に、遮風板を設けていると、装置が大型化し、また、ジ
ャム処理が行い難く、構造が複雑化する。また、感光体
ドラムの周囲全体から空気を吸い込むので、効率よくオ
ゾンを除去するためには吸引するためのファンも大型化
する傾向にある。
【0004】また、オゾン等で汚染された空気がそのま
ま機外に放出されるため、装置周囲の環境に悪影響を及
ぼす。また、オゾンを吸着するオゾンフィルタを利用す
ることも考えられるが、オゾンフィルタは高価である。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、
オゾン等による感光体ドラムの劣化を、簡素な構造で効
率よく防止できる画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成装置は、感光体ドラムに帯電させるためにコロナ放電
を行う帯電チャージャと、感光体ドラムの周囲を暗室状
態にするために装置内に設けられて感光体ドラムを覆う
覆い部材とを備え、この覆い部材には感光体ドラムに静
電潜像を形成するための光を導き入れる開口が形成され
ている画像形成装置において、上記感光体ドラムの周面
近傍に流入する空気流を生成する送風ファンと、この送
風ファンの下流側に設けられて送風ファンからの空気流
を覆い部材に形成された開口へ導く風路とを備え、空気
流は、開口から流入し、感光体ドラムの周面近傍に至
り、装置内に拡散して、機外へ放出されることを特徴と
する。
【0006】この構成によれば、空気流が開口を通って
感光体ドラムの周面近傍に流入するので、帯電チャージ
ャにより生成された窒素酸化物やオゾン等は感光体ドラ
ム近傍から周囲に分散される結果、感光体ドラム近傍で
のオゾン等の濃度を下げることができる。特に、空気流
は、開口から流入するので、帯電チャージャの近傍に容
易に至ることができる結果、生成された直後にオゾン等
を効果的に分散させることができる。また、感光体ドラ
ム近傍からのオゾン等で汚染された空気は、そのまま機
外に放出されずに済む。
【0007】開口を空気流の導入用に兼用するので、光
の入口と空気流の入口とを別々に設ける場合に比べて、
構造を簡素化できる。請求項2に記載の画像形成装置
は、請求項1に記載の画像形成装置において、上記風路
には、開口に向かうように、空気流の流れ方向を変化さ
せる空気案内部材が設けられていることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、開口に空気流を確実に
導入できるので、効率よく濃度を低下させることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の画像
形成装置を、複写機を例に図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態の複写機の概略構成を示す正面図であ
る。複写機1は、その上部に、原稿給紙部2と、読取部
3とを有している。原稿給紙部2は、原稿載置板31の
上面に回動開閉可能に取り付けられ、上面の載置部21
に載置された原稿を自動的に一枚宛繰り出し、原稿載置
板31上を経て、排紙部に送出する。読取部3は、原稿
給紙部2によって透明な原稿載置板31上を通過する原
稿を露光し、または、原稿載置板31上に載置された原
稿を露光走査し、原稿からの反射光をミラー32、レン
ズ33等の光学系により受光素子34に導き、受光素子
34によって反射光を電気信号に変換する。読取部3か
らの信号は、信号処理部(図示せず)によって所定の処
理が行われて出力される。
【0010】また、複写機1の下部には、以下の各部が
設けられている。すなわち、信号処理部からの信号に応
じて、発振させた半導体レーザ等からのレーザ光をポリ
ゴンミラー等によって走査することよって所定のビーム
光を得る光照射ユニット4。この光照射ユニット4から
の光に応じた潜像を形成するための感光体ドラム51、
この感光体ドラム51を帯電させる帯電チャージャ5
2、および感光体ドラム51に形成された静電潜像を現
像ローラ54を用いて供給されるトナーにより顕像化す
る現像装置53を含む画像形成ユニット5。画像形成ユ
ニット5により顕像化した画像を用紙に転写するため
に、感光体ドラム51に対向して設けられた転写ローラ
61を含み、用紙を所定方向に搬送する転写ユニット。
用紙に転写されたトナー像を加熱定着させる定着ユニッ
ト7。用紙を給紙カセット81から給紙ローラ82によ
り繰り出し、一対のレジストローラ83を含む前段部分
8aから画像形成ユニット5および定着ユニット7を通
して、搬送ローラ84を含む後段部分8bにより複写機
1の略中央部に設けられた排紙部1aに排出する用紙搬
送部8。これら各部が、ハウジング10内に設けられて
いる。
【0011】画像形成ユニット5は、前後に延びる円柱
形状の上述の感光体ドラム51と、この感光体ドラム5
1の上方を覆う覆い部材55とを有している。この覆い
部材55は、ハウジング10内に組み込まれた状態で、
感光体ドラム51を暗室状態にすることができ、また、
光照射ユニット4からのビーム光を入れるための開口5
5aを有している。この開口55aは、感光体ドラム5
1の長さと同程度の長さで、前後方向に延びている。開
口55aと感光体ドラム51との間は、光が通過できる
ように空けられており、光は、帯電チャージャ52と現
像装置53との間になる感光体ドラム51の周面の部位
に照射されるようになっている。例えば、図1で反時計
回りに回転する感光体ドラム51に対しては、現像ロー
ラ54は感光体ドラム51の左下方に、帯電チャージャ
52は感光体ドラム51の上方に、接近してそれぞれ設
けられている。帯電チャージャ52は、高電圧を印加さ
れる高電圧線を枠状部材に張設したものであり、高電圧
線は、感光体ドラム51の軸方向に平行に設けられてい
る。
【0012】ところで、帯電チャージャ52では、コロ
ナ放電により窒素酸化物やオゾン等が生成され、これら
のオゾン等は感光体ドラム51を劣化させる虞がある。
本実施の形態では、感光体ドラム51の周面近傍に空気
流を流入させて、感光体ドラム51の劣化を防止するこ
とができる。このために、本画像形成装置としての複写
機1には、空気流を生成する送風ファン11と、送風フ
ァン11からの空気流を画像形成ユニット5へ導く風路
12とが設けられている。
【0013】以下、詳細に説明する。図2は、図1の複
写機の断面平面図であり、ハウジングの一部を切り欠い
た状態を図示している。図1および図2を参照する。送
風ファン11は、モータ11aにより回転駆動され、ハ
ウジング10に形成された給気口10aから、空気をハ
ウジング10内に流入させ、風路12へ送り出す。給気
口10aには、空気中の塵埃を除去するフィルタ(図示
せず)が設けられている。送風ファン11は、ハウジン
グ10内の後部に、光照射ユニット4の後方に配置され
ている。
【0014】ハウジング10は、略箱状に形成され、そ
の後部に立設された後面板部10bと、後面板部10b
に平行に前部に立設された前面板部10cと、前面板部
10cと後面板部10bとの上部同士を接続する上面板
部10dと、上面板部10dの下方にあって前面板部1
0cと後面板部10bとを接続する支持板部10e,1
0fとを有している。
【0015】これらハウジング10の各板部10b〜1
0fに、上述の送風ファン11、画像形成ユニット5、
光照射ユニット4、定着ユニット7等の各部が取り付け
られている。光照射ユニット4は、ハウジング10の略
中央部に配置され、右側端部から右斜め下方に向けてビ
ーム光を照射する。このビーム光が通る経路上に、画像
形成ユニット5の開口55aおよび感光体ドラム51が
配置されている。また、画像形成ユニット5の上方であ
って、光照射ユニット4の右側には、定着ユニット7が
配置されている。これら各部およびハウジング10の各
板部10b〜10fの間に形成される隙間に、上述の風
路12が区画されている。
【0016】風路12は、送風ファン11の下流側につ
ながり空気を略左右方向に沿って流す第1部分12a
と、第1部分12aの下流側につながり空気を略前後方
向に沿って流す第2部分12bとを有している。第1部
分12aの後側部分および第2部分12bの後端部に
は、枝風路13がつながっている。この枝風路13は、
空気を略左右方向に沿って流し、定着ユニット7へ至ら
せる。
【0017】第1部分12aは、光照射ユニット4の後
方に区画された後側部分(この後側部分を流れる空気流
を矢印F1で図示した。)と、光照射ユニット4の上方
に区画された前側部分(この前側部分を流れる空気流を
矢印F2で図示した。)とを有している。第2部分12
bは、開口55aの直上方に形成され、光照射ユニット
4の右側面と、支持板部10fと、上面板部10dの下
面と、定着ユニット7の左側面と、上面板部10dのリ
ブ10gと、前面板部10cと、後面板部10bとで区
画され、前後に延びている。支持板部10fには、開口
55aに対向する位置に開口が設けられている。第2部
分12bの上部と、第1部分12aの前側部分であって
右側になる部分とは、互いに連通している。また、第2
部分12bの後端部と、第1部分12aの後側部分と
は、互いに連通している。第1部分12aの後側部分に
臨んで、第2部分12bの後端部には、空気案内部材と
してのリブ10gが設けられている。
【0018】リブ10gは、定着ユニット7と光照射ユ
ニット4との間にあって、開口55aの直近の上方右側
に設けられている。リブ10gは、上面板部10dに設
けられている。この上面板部10dは、その上面に傾斜
状に上述の排紙部1aを形成された主体部を有し、この
主体部の下面に下垂して上述のリブ10gが形成されて
いる。リブ10gは、開口55aの延びる方向と平行
に、前後方向に延びて平板状に形成されている。
【0019】また、リブ10gは、後面板部10b近傍
から、前後方向における開口55aの略中央部にまで延
びている。リブ10gの後端部と、後面板部10bとの
間には、枝風路13の一部となる隙間が設けられ、この
隙間を通った空気流が定着ユニット7に至るようになっ
ている。また、ハウジング10内には、定着ユニット7
の後方に吸込ファン14が設けられている。この吸込フ
ァン14は定着ユニット7から空気を吸い出し機外へ排
気する。吸込ファン14へ至る風路と、送風ファン11
からの空気流を流す風路12および枝風路13とは、定
着ユニット7により互いに仕切られている。これによ
り、送風ファン11からの空気流がそのまま吸込ファン
14により流出することが防止されている。
【0020】次に、動作を説明する。送風ファン11が
運転されると、給気口10aから空気が流入する。そし
て、送風ファン11からの空気流は、風路12の第1部
分12aを左から右へ向かって流れ(矢印F1,F
2)、第2部分12bへ至る。第2部分12bでは、空
気流の一部は、リブ10g、光照射ユニット4の右側
面、支持面部10f等に沿いつつ、開口55aの延びる
方向に沿って前向きに流れ(矢印F4)、また、空気流
の他の一部は、リブ10gに当たって、開口55aに向
かうように向きを変えて流れる(矢印F3,F5)。そ
して、空気流は、第2部分12bから開口55aを通じ
て画像形成ユニット5内部に入る。
【0021】画像形成ユニット5内では、図3の拡大図
に示すように、空気流はビーム光の経路に沿って流れ
て、スムーズに感光体ドラム51の周面に至る(矢印F
7)。空気流は感光体ドラム51の周面に沿いつつ、周
方向の両方向に、また、軸方向の両方向に流れて(図4
参照)、その周面の近傍にあるオゾン等を周囲に吹き流
す。
【0022】また、空気流は、ビーム光の経路の近傍に
ある帯電チャージャ52の内部を通る(破線矢印F
8)。このとき、空気流は、帯電チャージャ52の背後
側から感光体ドラム51に向けて流れ、トナーから遊離
したシリコンが帯電チャージャ52に接近することを防
止する。このとき、空気流は、感光体ドラム51の回転
方向(矢印R1)の力を受けるので、帯電チャージャ5
2近傍に滞留することなく流れる。
【0023】感光体ドラム51を通過した空気流はハウ
ジング10内に拡散して、オゾン等の濃度が低下した後
に、機外へ放出される。また、空気流は、風路12の第
1部分12aの後側部分から枝風路13を通り定着ユニ
ット7へ至り、定着ユニット7を冷やす(図2の矢印F
9)。このように本実施の形態によれば、空気流を感光
体ドラム51の周面近傍に流入させることにより、帯電
チャージャ52で生成された窒素酸化物やオゾン等は、
感光体ドラム51近傍から周囲に分散されるので、感光
体ドラム51近傍でのオゾン等の濃度を下げることがで
きる結果、オゾン等による感光体ドラム51の劣化を防
止することができる。また、感光体ドラム51近傍から
のオゾン等で汚染された空気は、そのまま機外に放出さ
れないので、高価なオゾンフィルタを省略することがで
き、その結果、複写機を安価にすることができる。
【0024】特に、空気流は、開口55aから流入する
ので、感光体ドラム51の周面や帯電チャージャ52の
近傍にスムーズに至ることができる結果、生成された直
後にオゾン等を効果的に分散させることができる。開口
55aをビーム光用入口と空気流用入口とで兼用するの
で、各入口を別々に覆い部材55に設ける場合に比べて
構造を簡素化できる。
【0025】また、感光体ドラム51近傍から空気流を
吸引する場合には、吸引効率を高めるために構造が高い
気密性を要して複雑化し、しかも、送風ファン11が大
型化する傾向にある。これに対して本実施の形態では、
覆い部材55等の構造に気密性を高める必要はない。し
かも、オゾン等を分散させるための空気流の強さは、吸
い込む場合に比べて弱くとも、オゾン等の濃度を十分に
低下させることができるので、送風ファン11を小型化
できる結果、簡素な構造にできる。
【0026】また、風路12を設けることにより、送風
ファン11の配置の自由度を高くでき、送風ファン11
を空きスペースに配置したり、全体の構造の複雑化を防
止することができる。また、空気案内部材としてのリブ
10gを設ける場合には、開口55aに空気流を確実に
導入できるので、効率よく濃度を低下させて、感光体ド
ラム51の劣化をより一層確実に防止することができ
る。しかも、他部材としての上面板部10dに一体に形
成されたリブ10gであれば、構造の複雑化も防止する
ことができる。
【0027】ここで、空気案内部材としては、上述のリ
ブ10gのように、空気流を沿わせて流れ方向を変化さ
せてもよいし、また、空気流を当てて流れ方向を変化さ
せてもよく、変化させる態様は特に限定しない。特に、
空気案内部材は、開口55aの直前の風路であって送風
ファン11寄りとなり空気流の上流側となる風路部分に
設けられて、この風路部分の近傍にある開口55aの部
分へ空気流を向けるようにするのが好ましい。これによ
り、感光体ドラム51への空気流のばらつきを緩和する
ことができる。というのは、通常、開口55aは一方向
に長い形状を有し、この開口55aに対向して光照射ユ
ニット4が配置されている。このような配置では、開口
55aの近傍では、風路12を流れる空気流も、開口5
5aの長手方向に沿って流れることから、感光体ドラム
51の軸方向にばらつきを生じるからである。
【0028】例えば、感光体ドラム51の周囲の各位置
でのオゾン濃度および窒素酸化物濃度の値を、リブ10
gがある場合(表1参照)と、リブ10gが無い場合
(表2参照)とで比較する。表1および表2には、オゾ
ン濃度および窒素酸化物濃度の値を、感光体ドラムの周
方向の2つの位置(帯電チャージャ近傍位置および転写
ローラ近傍位置)について、感光体ドラムの軸方向の3
つの位置(前側、中央、後側)での各値とこれらの平均
値とでそれぞれ示した。リブ10gを設けることによ
り、感光体ドラムの軸方向についてのばらつきが、オゾ
ンおよび窒素酸化物の両濃度ともに少なくなり、また、
両濃度の最大値、平均値ともに低下している。なお、表
1および表2の各値とも、感光体ドラム51を劣化させ
ない程度の値であり、問題はない。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】ところで、トナー等にシリコンを含む場合
には、このシリコンが帯電チャージャ52に付着する現
象が生じることがある。この現象が生じると、異常放電
や画像の劣化を生じる虞がある。これに対して本実施の
形態では、空気流を、帯電チャージャ52内部に、トナ
ーから遊離したシリコンを高電圧線から遠ざけるよう
に、感光体ドラム51に対する背後から感光体ドラム5
1へ向かう方向に、流すことができるので、上述の現象
を確実に防止することができる。しかも、帯電チャージ
ャ52は、開口55aからのビーム光の経路の近傍にあ
るので、空気流は、帯電チャージャ52に効率良く流入
できる結果、上述の現象を防止するのに好ましい。
【0032】上述のように感光体ドラム51のオゾン等
による劣化を防止できるので、感光体ドラム51の寿命
を長くできる。しかも、トナー等にシリコンを含む場合
に、帯電チャージャ52へシリコンが付着する現象も防
止できる。従って、より一層、良好な画像を長期間にわ
たり安定して形成することができる。また、送風ファン
11は、定着ユニット7の冷却用も兼用しているので、
構造を簡素化することができる。
【0033】なお、送風ファン11や風路12の配置や
構成は、上述のものに限定されず、要は、開口55aか
ら空気流を流入させることができればよい。また、上述
の画像形成装置は、複写機に適用されていたが、プリン
タ、ファクシミリ等に適用してもよい。また、画像形成
装置の構成も、帯電させた感光体ドラム51に開口55
aを通じた光を当てて静電潜像を形成する画像形成装置
であれば、本発明を適用することができる。
【0034】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、空気流
を流入させることにより、感光体ドラム近傍でのオゾン
等の濃度を下げて、その結果、オゾン等による感光体ド
ラムの劣化を防止することができる。特に、開口からの
空気流であれば、帯電チャージャで生成直後のオゾン等
を効果的に分散させることができる。さらに、開口を通
風用に兼用するので、構造の複雑化も防止できる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、空気案内
部材により空気流を確実に導入できるので、感光体ドラ
ムの劣化をより一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す複写機の概略構成
の正面断面図である。
【図2】図1に示す複写機の一部断面平面図であり、ハ
ウジングの上面板部を切り欠いた状態を示す。
【図3】図1の画像形成ユニット内部の拡大正面図であ
る。
【図4】図1の感光体ドラムの平面図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 5 画像形成ユニット 10g リブ(空気案内部材) 11 送風ファン 12 風路 51 感光体ドラム 52 帯電チャージャ 55 覆い部材 55a 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 宏昭 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 今中 之勝 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 倉増 浩二 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−161198(JP,A) 特開 昭63−43167(JP,A) 実開 平3−92651(JP,U) 特公 昭61−46832(JP,B2) 特公 平6−14216(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラムに帯電させるためにコロナ放
    電を行う帯電チャージャと、感光体ドラムの周囲を暗室
    状態にするために装置内に設けられて感光体ドラムを覆
    う覆い部材とを備え、この覆い部材には感光体ドラムに
    静電潜像を形成するための光を導き入れる開口が形成さ
    れている画像形成装置において、 上記感光体ドラムの周面近傍に流入する空気流を生成す
    る送風ファンと、 この送風ファンの下流側に設けられて送風ファンからの
    空気流を前記覆い部材に形成された開口へ導く風路とを
    備え 空気流は、開口から流入し、感光体ドラムの周面近傍に
    至り、装置内に拡散して、機外へ放出される ことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像形成装置において、 上記風路には、前記開口に向かうように、空気流の流れ
    方向を変化させる空気案内部材が設けられていることを
    特徴とする画像形成装置。
JP10706399A 1999-04-14 1999-04-14 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3479610B2 (ja)

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