JPS63205123A

JPS63205123A - オゾン除去装置

Info

Publication number: JPS63205123A
Application number: JP62036884A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Kodama; 豊小玉; Junichi Hirasawa; 平澤　潤一
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1987-02-21
Filing date: 1987-02-21
Publication date: 1988-08-24
Also published as: US4853735A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）電子写真プロセスを用いた複写機、レーザプリンタ、フ
ァクシミリ等のオゾンの発生源を有する装置におけるオ
ゾン除去装置に間する。

（従来の技術）従来のこの種の装置のオゾン除去装置は、オゾン分解剤
として活性炭や金属酸化物が用いられていた。これらの
オゾン分解剤は固体の状態でオゾンを吸着除去するもの
であり、オゾンがこれらの分解剤のところへ漂着しては
じめて効果を発揮するものであるので、効率良くオゾン
を処理するためには、オゾン除去装置をオゾン発生部付
近に配設するかあるいは発生オゾンが流出する通路の下
流である排気口付近に配設しなければならなかった。ま
た、オゾン除去装置が比較的大型になっていた。

しかし、一般にオゾン発生部付近には余分なスペースが
少なくオゾン除去装置を設けることが難しく、また、排
気口にオゾン除去装置を設けると、ファンを設けても圧
力損失が大きく、十分な排気ができず、装置内の温度上
昇が大きくなるという問題があった。

また、オゾン分解剤としての従来の活性炭や金属酸化物
は、初期的にはオゾン除去能力が高いが、経時の劣化が
大きく、寿命が短いという問題があった。寿命を延ばそ
うとするとオゾン分散剤の量を増やすような構造としな
ければならず装置が大きくなり、またコストが高くなる
という問題があった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、このような従来の問題点を解決し、設置場所
が限定されず、また、経時の劣化が少なく、長寿命で、
しかも効率よくオゾンを除去することのできるオゾン除
去装置を実現することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、テルペノイド（一般式ＣｍＨ２ｒ＋ａ４４０
ｐ＋ｍ＝９〜１５．　ｎ＝ｏ　〜４．　Ｐ＝Ｏ〜２）を
主剤とし、これにグリコール系材料を混合してなるオゾ
ン分散剤を、テルペノイドが長時間平均して揮散する揮
散制御手段を有する容器に収納し、オゾン発生源を持つ
装置内に装着したことを特徴とするものである。

（作用）本発明は、上記構成によりオゾン分散剤が揮散制御され
て適量ずつ、オゾン発生源を持つ装置内に充満し、オゾ
ンと反応して効率よくオゾンを除去するものである。

（実施例）第１図は、本発明の一実施例におけるオゾン除去ユニッ
トを示す断面図であり、円筒状または角筒状の合成樹脂
材の容器ｌにオゾン分散剤２を収容し、容器ｌの口部に
は薄板に多数の小孔３を穿設してなるフィルタ４を取り
付け、そのフィルタ４の上にアルミシール５を施す構成
のものである。

オゾン分散剤としてはテルペノイド（一般式ＣｆＨｚ、
、＋ｘａＯＰ、　Ｉ”９〜＋５．　ｎ：Ｏ〜４．　ｆ”
０〜２）を主剤とし、これにグリコール系材料を混合し
てなるものを用いる。

フィルタ４の小孔は、その大きさと数とを遷択すること
によりテルペノイドが空気中へ揮散して供給される供給
量を任意に制御することができる。

テルペノイドの供給量は使用する装置のオゾン発生量、
温度、湿度、通風量等を考慮して決める必要がある。な
お、フィルタ４には薄板に小孔をあける代わりに多孔性
物質の板を用い、その板厚によって供給量を制御するこ
とも可能である。

アルミシール５は、オゾン除去ユニットを複写機等のオ
ゾンを発生する装置に装着するまで、未使用時にオゾン
分散剤１の揮散を封するためのものである。使用時にア
ルミシール５をはがすとオゾン分解剤は空気中に揮散し
オゾンと衝突し分解する。なお、アルミシールの代わり
に、容器ｌを密封する着脱自在の蓋とすることもできる
。このように着脱自在の頁構成とした場合には、装置の
使用時のみ蓋をはずし、非使用時には蓋を被せることに
より、オゾン分散剤の無駄な揮散を防止し、長寿命化す
ることができる。さらに、蓋の着脱をソレノイド等の電
気的駆動手段を用いて行うように構成し、装置の電源の
オフ、オンに応して着脱するように構成することもてき
る。

この実施例のオゾン除去ユニットを複写機等のオゾン発
生源を有する装置の適宜の箇所に装着する。容器１の形
状はオゾン除去ユニットが搭載される装置の空間的な構
成に併せて任意のものとすることができる。

また、オゾン除去ユニットは、それが搭載される装置に
おける他の消耗品・交換ユニット、例えば複写機、レー
ザプリンタ等におけるトナーカートリッジ、感光体、ク
リーニングユニット、チャージャ等に対し一体的に取り
付ける構成とし、オゾン分解剤の容量を、一体的に設け
た消耗・交換ユニットの寿命と同一か若干長い程度に選
定するようにすることができる。

第２図はそのような消耗・交換ユニットと一体に構成し
た実施例を示すもので、オゾン除去ユニットの基本構成
は第１図の実施例と同しであるが、そのオゾン除去ユニ
ットが搭載される装置の他の消耗・交換ユニットである
クリーニングユニット６に対し一体的に取り付けられた
例を示すものである。

この実施例によれば、他の消耗・交換ユニットであるク
リーニングユニットの交換時に自動的にオゾン除去部も
交換されるので、交換忘れを防止する利点がある。

第３図はさらにオゾン除去ユニットの他の実施例を示す
もので、波状のテープ１１と平らなテープ１２とを貼り
合わせ、両テープ１１．１２によって形成される室にオ
ゾン分解剤２を詰め、その室の両端面あるいはその一方
の端面にフィルタを形成したテープ状のオゾン除去ユニ
ット、即ちオゾン除去テープと言えるものである。

この実施例のオゾン除去テープは装置の壁面や床面に貼
付したり、丸めて装置内の空き空間に収めて使用するこ
とができ、装置を小型化することかできる。

第１図のオゾン除去ユニットあるいは第３図に示すオゾ
ン除去テープを装着する適当な箇所としては、例えば、
複写機あるいはレーザプリンタ装置においては、帯電チ
ャージャや転写チャージャの放電によりオゾンが発生し
、排気口へ向かって流出するのて、それらのオゾン発生
部またはオゾン流出通路に、揮散したオゾン除去剤が到
達しやすい位置が好ましい。そして、オゾン除去剤が消
耗したときの交換を容易にできる場所が好ましい。

第４図は、レーザプリンタの一例の側断面図である。こ
のレーザプリンタはプリンタ上ユニット２１とプリンタ
下ユニット２２からなり、プリンタ上ユニッ）２１を上
方へ開くことにより各部ユニットの消耗・交換ユニット
を取り替え可能になっている。

プリンタ下ユニット２２は、給紙トレイ２３、現像ユニ
ット２４、感光体ユニット２５、加熱定着ユニット２６
等を備えている。

給紙トレイ２３は、転写紙２３１を送る給紙ローラ２３
２およびそれに圧接するフリクションパッド２３３等を
備えている。

現像ユニット２４は、現像ローラ２４１、トナー補給ロ
ーラ２４２、現像タンク２４３、トナーカートリッジ２
４４等を備えている。感光体ユニット２５は、感光体２
５１１帯電チヤージヤ２５２、トナー回収ローラ２５３
、トナー回収タンク２５４等を備えている。

また、感光体２５１の下には、転写チャージャ２７、除
電ランプ２Ｂが設けられており、トナー回収タンク２５
４の下は転写紙の搬送路２９があり、その搬送路２９に
は第５図に示すようにリブ２９１が設けられ、かつ空気
流通用の開口２９２が設けられている。

加熱定着ユニット２６は、内部にヒータを有する定着ロ
ーラ２６１、加圧ローラ２６２、剥離爪２６３等を備え
ている。

プリンタ上ユニット２１は、上ユニツトフレーム４０上
に取り付けられたレーザ光学装置４Ｉ、上部排紙トレイ
４２、オゾン送風ファン４３、排気ファン４４、等を備
えている。

このオゾン送風ファン４３は、帯電チャージャ２５２の
上方に配設され、合成樹脂製の上ユニツトフレーム４０
のほぼ中央に固定されている。第６図に示すように送風
間口４３１を介して、空気が感光体２５の近傍に軸方向
一様に空気を送り込むことにより、感光体近傍のオゾン
を吹き飛ばし、オゾンによる感光体劣化を防止する。

排気ファン４４は、トナー回収タンク２５４の上方に配
設され、機内空気を吸引して機外へ排出する。

以上に概略的な構成を説明したレーザプリンタにおいて
は、オゾン除去装置を配設する位置として、現像ユニッ
ト２４の上方５１．搬送路２９の下方５２、あるいは排
気ファン４４の前等５３が適している。これらの位置に
は第１図のオゾン除去ユニットあるいは第３図のオゾン
除去テープのいずれをも配設することができる。即ち、
これらを上記各位置５１．５２の空間に合わせてその形
状を決めることにより、従来のレーザプリンタに容積の
増大をきたすことなく、オゾン除去装置を装着すること
ができる。

（効果）本発明は、オゾン分散剤が揮散制御されてａｔずつ、オ
ゾン発生源を持つ装置内に充満し、オゾンと反応して効
率よくオゾンを除去することができ、しかも小型に構成
できる。

従って、従来の活性炭等の固体のオゾン除去部材を用い
た装置のように、設置箇所の制限がなく、例えば複写機
、レーザプリンタ、ファクシミリ等の装置内の任意の箇
所に装着することができ、装置全体を省スペースの設計
とすることができる。

また、製造が簡単であり、また、そのコストも低くする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例におけるオゾン除去ユニッ
トを示す断面図である。第２図は、消耗・交換ユニットに一体に取り付けた他の
実施例を示す断面図である。第３図は、オゾン除去ユニットをテープ状に構成した池
の実施例の斜視図である。第４図、第５図および第６図は本発明のオゾン除去装置
を搭載する装置の一例としてのレーザプリンタの構成を
示す図である。ｌ・・・容器、２・・・オゾン分散剤、３・・・小孔、
４・・・フィルタ、５・・・アルミシール、６・・・ク
リーニングユニット、１１・・・波状のテープ、１２・
・φ平らなテープ、２１・・・プリンタ上ユニット、２
２・・・プリンタ下ユニット、２３・・・給紙トレイ、
２４・・・現像ユニット、２５・・・感光体ユニット、
２６・・ψ加熱定着ユニット、２７・◆・転写チャージ
ャ、２８・・φ除電ランプ、２９・・・搬送路、４０・
・・上ユニツトフレーム、４１・・・レーザ光学装置、
４２・・・上部排紙トレイ、４３・・・オゾン送風ファ
ン、４４・・・排気ファン、５１，５２．５３・・・オ
ゾン除去ユニットの配設される位置例。特許出願人　　　株式会社　リコー第１図第２図Ｌ　　＋’　　−Ｊｆ・・・容器２・・・オゾン分解剤３・・・小孔４　・フ４２レタ５・アルミシーむ６゛　クリーニングユニット第３図２・・・オソ゛ン徐敷躬１１・　慎４にｆ）−ｙ−グ１２　・・　　子　Ｓ　ｆｔ　　テーフ゛第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）テルペノイド（一般式Ｃ＿ｍＨ＿２＿ｎ＿＋＿１
＿４Ｏ＿Ｐ、ｍ＝９〜１５、ｎ＝０〜４、Ｐ＝０〜２）
を主剤にし、これにグリコール系材料を混合してなるオ
ゾン分散剤を、テルペノイドが長時間平均して揮散する
ように揮散制御手段を有する容器に収納し、オゾン発生
源を持つ装置内に装着したことを特徴とするオゾン除去
装置。
（２）前記容器をオゾン発生源を持つ装置の消耗・交換
部品に一体的に形成し、かつ、前記容器内のオゾン分散
剤の容量を前記消耗・交換部品の寿命と同じか若干長い
寿命を保ち得る程度としたことを特徴とする特許請求の
範囲第（１）項記載のオゾン除去装置。
（３）前記容器を平たいテープと波状のテープとを貼り
合わせ、両テープによって形成される空間にオゾン分散
剤を詰め、端面の少なくとも一方をオゾン分散剤の揮散
を制御するためのフィルタで覆ったことを特徴とする特
許請求の範囲第（１）項記載のオゾン除去装置。