JP2002196635A - 帯電装置、及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、及び画像形成装置

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JP2002196635A
JP2002196635A JP2001315835A JP2001315835A JP2002196635A JP 2002196635 A JP2002196635 A JP 2002196635A JP 2001315835 A JP2001315835 A JP 2001315835A JP 2001315835 A JP2001315835 A JP 2001315835A JP 2002196635 A JP2002196635 A JP 2002196635A
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charging device
charging
opening
openings
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JP2001315835A
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Kazuhisa Edahiro
和久 枝廣
Keisuke Oba
圭介 大羽
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の帯電装置では放電生成物等が感光体ド
ラム51表面に付着して帯電ムラを生じる問題がある。
そこで送風ファンを取付け、シールドケース内の放電生
成物等を吹き飛ばす或いは吸引して除くというものが提
案されている。しかし従来の装置では放電生成物等を十
分に除去しきれなかったり、また除去できてもケースの
シールド効果が不十分となる問題がある。そこで本発明
はこれらの問題を解消した帯電装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 シールドケース21の長手方向両側に開
口部21a,21bを設ける。開口部21aに吹込みフ
ァン67を設ける。開口部21bに吸引ファン67を設
ける。帯電ワイヤ52の延設方向に空気を流通させ、放
電生成物等を除去、排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いた複写機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形
成装置に用いられ、感光体表面を所定電位に帯電させる
帯電装置に関するもの、またこの帯電装置を備えた画像
形成装置に関するものである。尚以下、感光体としてド
ラム状の感光体を例に挙げて説明するが、これに限るも
のではなく、ベルト感光体等に対しても勿論適用でき
る。
【0002】
【従来の技術】従来より感光体ドラムを帯電させる手段
として、コロトロン方式やスコロトロン方式の帯電装置
が一般に用いられている。このコロトロン方式の帯電装
置は、感光体ドラム51に対向してその幅方向に帯電ワ
イヤ52を延設し、この帯電ワイヤ52に高電圧を印加
することにより、上記感光体ドラム51表面を帯電させ
るというものであり、上記感光体ドラム51側を開放し
たシールドケース53内に上記帯電ワイヤ52を納める
ことによって効率的な放電が行われている。またスコロ
トロン方式の帯電装置は、上記コロトロン方式帯電装置
におけるシールドケース53の開放部にグリッド54を
設けた構造のものであり、このグリッド54にバイアス
電圧を印加することにより感光体ドラム表面の帯電電位
ムラを低減している[図9:スコロトロン方式の帯電装
置の一例を表す図で、帯電ワイヤ52を切断する方向の
断面図である]。
【0003】しかし上記帯電方式は、放電により発生し
た放電生成物等が感光体ドラム51表面に付着し、この
為に帯電ムラを生じて像流れ等の不具合を生じるおそれ
がある。
【0004】そこでシールドケースに送風ファンを取り
付け、シールドケース内の放電生成物等を吹き飛ばす或
いは吸引して除くという方法が提案されている。
【0005】図10は放電生成物等を吹き飛ばす方式の
帯電装置を表す図で、帯電ワイヤ52の延設方向におけ
る側面からの断面図である。図に示す様にシールドケー
ス73に設けた開口部73aに吹込みファン67を取り
付け、これによりシールドケース73内に風を送り込ん
でシールドケース73と感光体ドラム51の隙間から放
電生成物等を抜き出すというものである(従来例)。
【0006】また図11は放電生成物等を吸引する方式
の帯電装置を表す図で、帯電ワイヤ52の延設方向にお
ける側面からの断面図である。この場合はシールドケー
ス73の開口部73aに設けられた吸引ファン68によ
り、シールドケース73内の空気を放電生成物等と共に
吸引して除くというものである(従来例)。
【0007】図12はシールドケースの両側面から吸排
気を行う帯電装置を表す図であり、(a)は帯電ワイヤ
52を切断する方向の断面図で、(b)はこの帯電装置
のシールドケース部分の斜視図である。
【0008】帯電ワイヤ52に沿って位置するシールド
ケース両側面63a,63bには扇形ダクト65,66
がそれぞれ取り付けられており、一方の扇形ダクト65
に吹込みファン67、他方の扇形ダクト66に吸引ファ
ン68が設けられている。これらファン67,68によ
りシールドケース63内の空気を一方の扇形ダクト65
から他方の扇形ダクト66に流し、放電生成物等を除く
というものである(従来例:特開平9−15945号
公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例,のものは、シールドケース73内においてファ
ン67,68とは反体側で空気の流通しない箇所が生じ
る為に(図10,11の点々で示す部分:溜まり部
S)、該溜まり部Sに放電生成物等が多く残り、この為
に上記帯電ムラを完全に防止することができない。更に
上記従来例では外部から空気を流入する為に外部由来
の粉塵を感光体ドラム51やグリッド54に付着させる
懸念がある。
【0010】また上記従来例の帯電装置は上記の様な
溜まり部をつくらず放電生成物等を良好に除去できるも
のの、シールドケース両側面63a,63b全体がダク
トの開口となっているからシールド効果が低減し、よっ
て放電の安定性が損なわれるという問題がある。加えて
扇形ダクト65,66を備える為に装置全体が大型化す
るという問題もある。
【0011】そこで本発明においては、放電安定性を良
好に保ちつつ、放電生成物等を除去して帯電ムラの問題
を解消することのできる比較的小型の帯電装置及び画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る帯電装置
は、感光体(例えば感光体ドラム)に対向してその幅方
向に延設される帯電ワイヤと、前記感光体側を開放して
前記帯電ワイヤを収納するシールドケースとを備えた帯
電装置において、前記シールドケースの長手方向両側に
開口部を設け、該開口部の一方に強制的吹込み手段或い
は強制的排気手段を設けて前記帯電ワイヤの延設方向に
空気を流通させたものであることを要旨とする。尚上記
長手方向両側とは、シールドケースの長手方向両端面や
長手方向端近傍の側面,上面(反感光体側面)が挙げら
れる。また強制的吹込み手段や強制的排気手段(以下、
これらを吹込み/排気手段と総称することがある)とし
ては例えばファンや、ファンにダクトを連接したもの等
が挙げられる。
【0013】本発明は吹込み/排気手段によってシール
ドケース内の空気の入れ換えを行うものであるが、上記
の様にシールドケースの長手方向両側に開口部が設けら
れ、即ち2つの開口部がシールドケース内において遠い
箇所となる様に配置されているから、シールドケース内
の隅々まで空気が流通することとなって、溜まり部を生
じるおそれが極めて少なくなる。そしてこの流通する空
気と共に放電生成物等が運ばれてシールドケース外に排
出されることとなるから、放電生成物等が殆ど残存せ
ず、グリッドに付着するといったこともなく、帯電ムラ
が防止される。
【0014】しかも上記開口部はシールドケースの長手
方向両側にあり、帯電ワイヤはシールドケースにきちん
と囲まれているから、シールド性が殆ど損なわれず、良
好な安定した放電を実現できる。加えて従来例の様に
扇形ダクトを有さないから、装置がコンパクトである。
【0015】また本発明においては、前記開口部の他方
に強制的排気手段或いは強制的吹込み手段を設けたもの
であることが好ましい。
【0016】この様に一方に強制的吹込み手段、他方に
強制的排気手段(或いは一方に強制的排気手段、他方に
強制的吹込み手段)を設け、吹込みと排気の両方を作用
させることにより、帯電ワイヤ延設方向の空気の流れが
より円滑となり、放電生成物等の排出効果が一層向上す
る。
【0017】或いは本発明に係る帯電装置は、感光体に
対向してその幅方向に延設される帯電ワイヤと、前記感
光体側を開放して前記帯電ワイヤを収納するシールドケ
ースとを備えた帯電ユニットを、複数備えた帯電装置で
あり、前記各シールドケースの長手方向両側に開口部を
設け、これら各シールドケースの両側の前記開口部のう
ちの一方(以下、一方の開口部と称することがある)に
共通して連通する第1のダクトと、この第1のダクトに
強制的吹込み手段或いは強制的排気手段とを設けて、前
記それぞれの帯電ワイヤの延設方向に空気を流通させた
ものであることを要旨とする。
【0018】この場合も前述と同様に各々のシールドケ
ース内において遠い箇所となる様に2つの開口部が配置
されているから、各シールドケース内の隅々まで空気が
流通して放電生成物等が円滑に排出される。加えて上述
の様にそれぞれのシールドケースの一方の開口部に共通
して連通するように第1のダクトが設けられているか
ら、この第1のダクトに対して吹込み/排気手段を設け
ることにより、いずれのシールドケースに対しても吹込
み力或いは排気力を作用させることができる。またこれ
により上記各一方の開口部に対してそれぞれ吹込み/排
気手段を設ける必要がないから、装置全体をコンパクト
なものにすることができ、加えて部品点数の低減により
コストダウンを図ることができる。
【0019】更に上記複数の帯電ユニットを有する帯電
装置において、前記各シールドケースの両側の前記開口
部のうちの他方(以下、他方の開口部と称することがあ
る)に共通して連通する第2のダクトと、この第2のダ
クトに強制的排気手段或いは強制的吹込み手段とを設け
たものであることが好ましい。
【0020】この様にそれぞれの他方の開口部に共通し
て連通するように第2のダクトを設け、この第2のダク
トに排気/吹込み手段が設けているから、他方の開口部
毎に排気/吹込み手段を設ける必要がなくなり、装置全
体をコンパクトなものにすることができ、加えて部品点
数の低減によりコストダウンを図ることができる。また
一方の開口部と他方の開口部に吹込みと排気をそれぞれ
作用させているから、帯電ワイヤ延設方向の空気の流れ
がより円滑となり、放電生成物等の排出効果が一層向上
する。
【0021】更に本発明においては、前記開口部が前記
シールドケースの長手方向の両端面に設けられたもので
あることが好ましい。
【0022】この様に両端面に開口部を設け、ここに吹
込み/排気手段を取り付けたものは、上記従来例の様
な大型の扇形ダクトを使用することなく、最も空気の流
通がスムーズで隅々まで行き渡って流れることとなるか
らである。
【0023】或いは本発明においては、前記開口部が前
記シールドケースの長手方向の端近傍の側面に設けられ
たものであることが好ましい。
【0024】上記シールドケースの長手方向の両端面部
分に吹込み/排気手段を設けたものにあっては、その分
だけ帯電装置全体についてのシールドケース長手方向の
幅(以下、奥行き幅と称することがある)が大きくなっ
てしまうが、上記の如く端近傍の側面に開口部を設けて
吹込み/排気手段を配置したものにあっては、帯電装置
の奥行き幅が大きくならない。従って該帯電装置を例え
ば画像形成装置に適用した場合において、この画像形成
装置の奥行き幅は帯電装置の奥行き幅に影響を受けるこ
とがあるが、上記の様に帯電装置の奥行き幅があまり大
きくないから、画像形成装置としても奥行き幅を狭くで
きる。
【0025】加えて本発明においては、前記開口部及び
/または前記ダクトにフィルターを設けたものであるこ
とが好ましい。この様に各種のフィルターを設けること
により、シールドケース外からの塵や埃,トナー等がシ
ールドケース内に侵入することを防止したり、またシー
ルドケース内で発生した放電生成物等を外部にまき散ら
すことを防止できる。
【0026】尚上記フィルターは吹込み/排気手段の外
側或いは内側のいずれに取り付けても良い。但しフィル
ター交換のし易さの観点から、吹込み/排気手段の外側
に設けることがより好ましい。
【0027】更に本発明においては、前記フィルターが
防塵フィルター及び/またはオゾンフィルターであるこ
とが好ましい。上記防塵フィルターにより塵や埃,トナ
ーを取り除くことができる。また上記オゾンフィルター
を用いることによりオゾンを取り除くことができる。放
電によってオゾンが発生することがあるが、このオゾン
は帯電装置周囲の装置に悪影響を及ぼすおそれがあるか
ら、上記の如くオゾンフィルターを取り付けることが有
効である。尚この様な観点から該オゾンフィルターは排
気側の開口部に設けることがより好ましい。
【0028】また本発明に係る画像形成装置は、前記帯
電装置を備えたものであって、感光体がアモルファスシ
リコンを有するものであることを要旨とする。
【0029】アモルファスシリコン製の感光体は表面が
非常に固くて傷つき難いことから長寿命である反面、表
面が固い為に、付着した放電生成物等がクリーナーを経
てもあまり削り取られず、その結果この付着した放電生
成物等により感光体表面が親水化され、高湿度環境下に
おいて表面電荷が移動して画像流れが発生するという問
題がある。
【0030】ところが本発明の如く上記帯電装置を備え
た画像形成装置にあっては、前述の様に放電生成物等は
シールドケース内から円滑に除去されて感光体表面に殆
ど付着しないから、上記画像流れを防止することがで
き、アモルファスシリコンを有する感光体の長寿命とい
う利点を十分に発揮させることができる。
【0031】また従来では感光体表面親水化に基づく画
像流れを防止する目的で、感光体のドラムの中にヒータ
を配置して表面の水分を加熱除去したり、或いは画像形
成部のクリーナーに研磨ローラを追加して感光体ドラム
表面の放電生成物等を研磨除去したりする方法が採られ
ていたが、これらの対策では画像形成装置が大型化して
しまう。しかし本発明では上記ドラムヒーターや上記研
磨ローラがなくても、上述の如く画像流れを防止でき、
従って画像形成装置のコンパクト化を図ることができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】<実施形態1>先ず本発明に係る
帯電装置を適用した複写機(画像形成装置)の一例につ
いて説明する。
【0033】図1は該複写機を示す全体断面図である。
この複写機は、装置本体の下部に配設された給紙部10
0と、この給紙部100の上方に配設された用紙搬送部
200と、この用紙搬送部200の上方に配設された画
像形成部300と、この画像形成部300よりも排出側
に配設された定着部400と、これらの画像形成部30
0および定着部400の上方に配設された光学系部材な
どからなる画像読取部500を備えている。
【0034】給紙部100は、給紙カセット111に積
層載置された転写用紙115の束を、円弧外周部を有す
る給紙ローラ112の回転動作によって給紙カセット1
11の出口側(図1の右側)に送り出すとともに、給紙
カセット111の幅方向両端上部にそれぞれ設けられた
さばき爪116によってさばくことにより、最上位置の
転写用紙115を1枚ずつ確実に用紙搬送部200に給
紙するようになっている。
【0035】用紙搬送部200は、給紙部100から給
紙された転写用紙115を、反転ガイド201を介して
搬送ローラ対202およびレジストローラ対203によ
って画像形成部300に向けて搬送し、さらに画像形成
部300から定着部400において画像形成がなされた
転写用紙115を排出ローラ対205によって排出トレ
イ204上に排出するようになっている。
【0036】画像形成部300は、電子写真プロセスに
よって、転写用紙115に所定のトナー像を形成するも
のであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光
体ドラム51と、この感光体ドラム51の周囲にその回
転方向に沿って、帯電装置302、露光装置303、現
像装置304、転写装置305、クリーナー306およ
び除電装置307を備えている。
【0037】帯電装置302は、前述の様に高圧電圧が
印加される帯電ワイヤ(図示省略)を備え、この帯電ワ
イヤからのコロナ放電によって感光体ドラム51の表面
に所定電位を与えるものである。露光装置303は、後
述する画像読取部500によって読み取られた原稿の画
像データに基づいてレーザ発光器331から出力される
レーザ光を、ポリゴンミラー332および反射鏡333
を介して感光体ドラム51に照射することにより、感光
体ドラム51表面の電位を選択的に減衰させて、この感
光体ドラム51の表面に静電潜像を形成するものであ
る。現像装置304は、上記静電潜像をトナーにより現
像して、感光体ドラム51の表面にトナー像を形成する
ものである。転写装置305は、感光体ドラム51の表
面のトナー像を転写用紙115に転写するものである。
この画像形成装置においては、転写装置305は、感光
体ドラム51から所定距離だけ離間した転写ローラによ
って構成されている。クリーナー306は、転写後の感
光体ドラム51の表面に残留しているトナーを除去する
ものである。除電装置307は、感光体ドラム51の表
面の残留電荷を除去するものである。
【0038】定着部400は、この画像形成部300の
用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部300に
おいてトナー像が転写された転写用紙115を、加熱ロ
ーラ401およびこの加熱ローラ401に押し付けられ
る加圧ローラ402によって挟んで加熱し、転写用紙1
15上にトナー像を定着させるものである。
【0039】画像読取部500は、コンタクトガラス5
01上に載置された原稿に、露光ランプ502から光を
照射し、その反射光を反射鏡505a,505b,50
5cを介してCCDラインセンサ等からなる光電変換部
506に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るも
のである。なお、露光ランプ502および反射鏡505
aは走査動作部507を形成しており、この走査動作部
507が、所定の速度で図1の左右方向に移動領域50
8を移動動作することにより、コンタクトガラス501
上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全面の画像を
読み取ることができる様になっている。
【0040】次に上記帯電装置302について説明す
る。
【0041】図2の(a)は本発明の実施形態1に係る
帯電装置の断面図(帯電ワイヤ52の延設方向における
側面からの断面図)であり、感光体ドラム51上に配置
された様子として表している。また図2の(b)は帯電
ワイヤ52の両端に設けられたワイヤ固定部22を表す
図で、ファン67,68側から見た図である。尚図9〜
12と同じ構成部分については同一の符号を付して重複
説明を避ける。
【0042】図2(a)に示す様にシールドケース21
の長手方向の両端面全体が開口部21a,21bとなっ
ており、一方の開口部21aには吹込みファン67(強
制的吹込み手段)が取り付けられ、他方の開口部21b
に吸引ファン68(強制的排気手段)が取り付けられて
いる。
【0043】ワイヤ固定部22は、頂部にV字溝を形成
したワイヤ支持部22aと巻付部22bからなり、巻付
部22bに帯電ワイヤ52の端部分を巻く様にして取り
付け、上記ワイヤ支持部22aのV字溝に嵌め込んで固
定する様になっている。尚この固定部22には帯電ワイ
ヤ52への電圧印加用配線が接続されている。該固定部
22の周りには十分な空隙があり、空気の流通が容易で
ある。
【0044】上記吹込みファン67及び上記吸引ファン
68を駆動することにより、シールドケース内の空気は
図2に示す矢印の如く帯電ワイヤ52の延設方向に流
れ、この流れる空気と共に放電生成物等が開口部21b
に向かってシールドケース21外に排出される。この空
気の流れはシールドケース21内の隅々まで行き渡り、
溜まり部分(淀んだ部分)を生じないから、放電生成物
等をシールドケース21内に殆ど残さず排出できる。尚
上述の様に固定部22の周りには十分な空隙があるか
ら、吹込みファン67により開口部21aから送り込ま
れた空気は、殆ど遮断されずにシールドケース21内を
帯電ワイヤ延設方向に流れ、また殆ど遮断されずに開口
部21bから外に排出される。
【0045】しかも感光体ドラム51に対向した帯電ワ
イヤ52部分は、周囲をシールドケース21で取り囲ま
れているから、放電安定性も良好である。
【0046】従って放電生成物等の存在に起因する感光
体ドラム51の帯電ムラを防止することができる。
【0047】<実施形態2>図3は本発明の実施形態1
に係る帯電装置の断面図であり、感光体ドラム51上に
配置された様子として表している。図3の(a)は帯電
ワイヤ52の延設方向における側面からの断面図であ
り、図3の(b)は帯電ワイヤ52の延設方向における
上面からの断面図で、(a)に示すB−B線断面に相当
する。尚図2と同じ構成部分については同一の符号を付
して重複説明を避ける。
【0048】本実施形態2においては図3(a)に示す
様に、シールドケース11の長手方向の両端面における
上側部分に開口部11a,11bがそれぞれ設けられて
いる。即ち帯電ワイヤ52の固定部22より上側が開口
部11a,11bとなっている。そして一方の開口部1
1aにはダクト17を介して吹込みファン67が取り付
けられ、他方の開口部11bにはダクト18を介して吸
引ファン68が取り付けられている。尚ダクト17及び
吹込みファン67が上記強制的吹込み手段に相当し、ダ
クト18及び吸引ファン68が上記強制的排気手段に相
当する。
【0049】本実施形態2においても、シールドケース
11内の隅々まで空気が流れ、溜まり部分を生じないか
ら、放電生成物等をシールドケース11内に殆ど残さず
排出でき、また帯電ワイヤ52は周囲をシールドケース
11で取り囲まれているから、放電安定性も良好であ
る。従って放電生成物等の存在に起因する感光体ドラム
の帯電ムラを防止することができる。
【0050】<実施形態3>図4は本発明の実施形態3
に係る帯電装置の断面図(帯電ワイヤ52の延設方向に
おける側面からの断面図)であり、感光体ドラム51上
に配置された様子として表している。尚図2と同じ構成
部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
【0051】本実施形態3は、上記実施形態1の帯電装
置の吹込みファン67の外側に防塵フィルター(例えば
粗めのスポンジ状フィルター)37を設け、また吸引フ
ァン68の外側にオゾンフィルター38を設けたもので
ある。
【0052】シールドケース21内に流入する空気は予
め防塵フィルター37によって塵や埃,トナー等が除か
れる。従ってシールドケース21内の清浄度が一層良好
に保たれる。
【0053】また帯電ワイヤ52が放電することにより
発生したオゾンは、オゾンフィルター38によって除去
され、オゾンの無い空気としてシールドケース21外に
排出される。従ってオゾンによって周辺装置に悪影響を
与えるといった懸念が少ない。
【0054】更に上記フィルター37,38はファン6
7,68より外側に取り付けられているから、フィルタ
ー37,38が劣化した際におけるフィルター交換が容
易に行える。
【0055】<実施形態4>図5は本発明の実施形態4
に係る帯電装置の断面図であって、帯電ワイヤ52の延
設方向における上面からの断面を表し、向こう側に感光
体ドラム51が見えている。尚図4と同じ構成部分につ
いては同一の符号を付して重複説明を避ける。
【0056】本実施形態4のシールドケース41は、そ
の長手方向の端近傍の側面41c,41dに開口部41
a,41bが設けられている。これら開口部41a,4
1bは図に示す様に対角に配されており、空気は図の左
上に示す防塵フィルター37を経て吹込みファン67に
より開口部41aからシールドケース41に入り、帯電
ワイヤ延設方向に流れた後、吸引ファン68によって図
の右下の開口部41bからオゾンフィルター38を経て
外に排出される。
【0057】本実施形態4においても前述と同様に、空
気がシールドケース41内の隅々まで流れるから、放電
生成物等を良好に排出できる。
【0058】本実施形態4においては、ファン67,6
8やフィルター37,38が、シールドケース41の長
手方向と直交する方向に配置されているから、シールド
ケース41の長手方向幅(奥行き幅)が大きくならな
い。
【0059】複写機等の画像形成装置において、複写サ
イズの最大が例えばA3サイズである場合にあっては、
感光性ドラム51の幅がA3サイズと同じか或いはそれ
よりやや大きめとなり、このサイズよりも奥行き幅を小
さくすることができない。一方で画像形成装置としては
なるべく小さい方が設置場所をとらないから好ましい。
従って画像形成装置の奥行き幅としては感光性ドラム5
1の幅であることが好ましいが、上記実施形態4の帯電
装置はその奥行き幅が感光体ドラム51とほぼ同じであ
って大きいものでないから、該実施形態4の帯電装置を
適用した画像形成装置としても奥行き幅の広くないもの
とすることができる。
【0060】尚本実施形態4の帯電装置は、開口部41
a,41bの存在する箇所の対向電極の一部欠落によ
り、帯電ワイヤ52からの放電効率が多少低減するもの
の、その部分はシールドケース41両端近傍の一部分の
みに過ぎず、またこの部分はほぼ画像領域外となるから
画像に殆ど影響を与えることがない。
【0061】また例えばシールドケースの上面に開口部
及び吹込み/排気手段を設けたものにおいても、奥行き
幅が小さいものとなるが、この場合は上面開口部から入
った風がシールドケース開放部(グリッド側)に向か
い、感光体ドラム51との隙間から外に空気が出てしま
って、十分にシールドケース内に空気を流通させ難くな
るといった懸念がある。この点、本実施形態4では側面
41cに開口部41aを設けているから、この開口部4
1aから入った空気(送り込まれた風)は反対側側面4
1dに当たって方向をワイヤ延設方向に容易に変えられ
る。よってスムーズにシールドケース41内に流れる。
【0062】<実施形態5>図6は本発明の実施形態5
に係る帯電装置の断面図であって、帯電ワイヤ52の延
設方向における上面からの断面を表し、向こう側に感光
体ドラム51が見えている。尚図4と同じ構成部分につ
いては同一の符号を付して重複説明を避ける。
【0063】上記実施形態4の帯電装置では開口部41
a,41bを対角に配置したものを示したが、本実施形
態5においてはシールドケース61の同じ方の側面61
cに開口部61a,61bを設けたものである。
【0064】本実施形態4においても前述と同様に、シ
ールドケース61内において空気が隅々まで流れ、この
空気と共に放電生成物等が良好に排出される。
【0065】尚、本実施形態5に比べ、対角に開口部を
配した上記実施形態4の方が、空気の流通がスムーズと
なるから、より好ましい。一方実施形態5は、実施形態
4に比べて装置全体がコンパクトになるので、この観点
からより好ましい。
【0066】<実施形態6,7>図7は本発明の実施形
態6に係る帯電装置の断面図(帯電ワイヤ52の延設方
向における側面からの断面図)で、図8は本発明の実施
形態7に係る帯電装置の断面図(帯電ワイヤ52の延設
方向における側面からの断面図)であり、いずれも感光
体ドラム51上に配置された様子として表している。尚
図2と同じ構成部分については同一の符号を付して重複
説明を避ける。
【0067】上記実施形態2においてはシールドケース
の長手方向両端面の上側部分に開口部11a,11bを
設けたが、本実施形態6,7ではシールドケース31の
長手方向の両端面における下側部分に開口部31a,3
1bがそれぞれ設けられている。この様にシールドケー
スの端面の上側/下側何れに開口部を設けても良い。
【0068】本実施形態6,7においても前述と同様
に、空気がシールドケース31内の隅々まで流れ、放電
生成物等を良好に排出できる。
【0069】特に実施形態7においては、図8に示す様
に吹込みファン67及び吸引ファン68が感光体ドラム
51の端面に沿うように配置されているから、シールド
ケース31の長手方向幅(奥行き幅)が大きくならな
い。
【0070】<実施形態8>先ず本発明に係る帯電装置
を適用した画像形成装置の一例として、4連タンデム型
カラープリンターの全体像について説明する。図13は
該4連タンデム型カラープリンターを示す全体断面図で
ある。尚図1と同じ構成部分については同一の符号を付
して重複説明を避ける。
【0071】上記カラープリンター10は、シアン,マ
ゼンダ,イエロー,ブラックのそれぞれのトナーに応じ
た4つの画像形成部を備え、上流側からブラックトナー
を有する第1画像形成部300a、シアントナーを有す
る第2画像形成部300b、マゼンダトナーを有する第
3画像形成部300c、イエロートナーを有する第4画
像形成部300dが並んで配置されている。これら第1
〜4画像形成部300a,300b,300c,300
dは、それぞれ円筒状の感光体ドラム51a,51b,
51c,51dと、帯電ユニット302a,302b,
302c,302d、露光ユニット303、現像ユニッ
ト304、転写ローラ(転写装置)305、クリーナー
306から構成されており、これら第1〜4画像形成部
の各感光体ドラム51a,51b,51c,51dと各
転写ローラ305により、一繋がりの転写ベルト308
が狭持され、この転写ベルト308上を上流側の第1画
像形成部300aから下流側の第4画像形成部300d
に向かって転写用紙が搬送される様になっている。尚上
記現像器304にはそれぞれのトナータンク309から
トナーが適宜供給される構成となっている。また上記感
光体ドラム51a,51b,51c,51dにはアモル
ファスシリコン製感光体が用いられている。
【0072】下流側の第4画像形成部300dの近くに
は定着部400が配置され、画像形成部300a,30
0b,300c,300dにおいてトナー像が転写され
た転写用紙を、この定着部400において加熱,加圧し
て転写用紙上にトナー像を定着させる。またプリンター
10本体の上方端部には冷却部600が備えられてお
り、この冷却部のファン601が駆動してプリンター内
を空冷している。
【0073】図14は上記カラープリンター10の第1
〜4画像形成部300a,300b,300c,300
dにおける感光体ドラム51a,51b,51c,51
dと帯電装置を表す斜視図であり、該帯電装置は上記4
つの帯電ユニット302a,302b,302c,30
2dと第1のダクト82及び吹込みファン(強制的吹込
み手段)83からなる。
【0074】帯電ユニット302a,302b,302
c,302dの各シールドケース81a,81b,81
c,81dにおける長手方向の両端面には開口部がそれ
ぞれ設けられており、このうちの一方の開口部84a,
84b,84c,84dはいずれも上記第1のダクト8
2に連通している。そしてこの第1のダクト82の開口
端82aには吹込みファン83が取り付けられている。
また上記シールドケース81a,81b,81c,81
dの他方の開口部85a,85b,85c,85dには
それぞれオゾンフィルター86a,86b,86c,8
6dが取り付けられている。
【0075】上記吹込みファン83を駆動することによ
り、上記シールドケース81a,81b,81c,81
d内の空気はいずれも一方の開口部84a,84b,8
4c,84d側から他方の開口部85a,85b,85
c,85d側に流れ、即ち各シールドケース内の各帯電
ワイヤ(図示せず)の延設方向に流れる。そしてこの流
れる空気と共に放電生成物等がそれぞれ他方の開口部8
5a,85b,85c,85dからオゾンフィルター8
6a,86b,86c,86dを経て排出される(或い
は上記オゾンフィルターに捕らえられる)。しかもこの
空気の流れはシールドケース81a,81b,81c,
81d内の隅々にまで行き渡って、溜まり部分を生じな
いから、放電生成物等をシールドケース内に残すことな
く排出できる。これにより感光体ドラム表面に放電生成
物等が殆ど付着せず、よって感光体ドラム表面親水化に
よる画像流れが生じない。その結果、アモルファスシリ
コン製感光体の長寿命特性を遺憾なく発揮させることが
できる。
【0076】加えて、上記の如く放電生成物等が感光体
ドラム表面に殆ど付着しないから、従来において感光体
表面の親水化を防止する目的で用いられていた上記ドラ
ムヒーターや研磨ローラ等が不要となり、よって画像形
成部を小型化することができる。殊に上記4連タンデム
型カラープリンターでは、画像形成部を極力小さくする
要請があることから、このような小型化は非常に有効で
ある。
【0077】更に本実施形態8では4つの帯電ユニット
302a,302b,302c,302dを備えた帯電
装置全体に対して1つの吹込みファン83を設け、これ
による一括吹き込みを行っているから、それぞれのシー
ルドケース毎にファン(吹込み/排気手段)を設ける場
合に比べて帯電装置全体が小さいものとなり、画像形成
装置全体を小型化することができる。
【0078】<実施形態9>図15は本発明の実施形態
9に係る4連タンデム型カラープリンターの帯電装置及
び感光体ドラム51a,51b,51c,51dを表す
斜視図である。尚図14と同じ構成部分については同一
の符号を付して重複説明を避ける。
【0079】本実施形態9の帯電装置は、上記実施形態
8の帯電装置における各シールドケース81a,81
b,81c,81dの他方の開口部85a,85b,8
5c,85dに、第2のダクト92を連接させたもので
あり、この第2のダクトの開口端には吸引ファン93が
取り付けられている。他の構成は実施形態8と同様であ
る。
【0080】このように排気側にもファン93を取り付
けることにより、シールドケース内の空気をより円滑に
流通させることができ、放電生成物等の排除により優れ
る。
【0081】<実験>上記実施形態8の4連タンデム型
カラープリンターを用い、ファン83を駆動してシール
ドケース内の空気を流通させた場合(実験No.1)と、
ファン83を停止して空気を流通させなかった場合(実
験No.2:シールドケースに長手方向両端面の開口部を
設けていないものに相当する)について、複写実験を行
った。尚上記の如く感光体ドラムにアモルファスシリコ
ン製感光体が用いられている。
【0082】高湿度条件下(35℃,85%)で転写用
紙10万枚に複写を行った結果、上記実験No.1では画
像流れが全く発生しなかった。これに対して上記実験N
o.2では1万枚複写を行ったあたりから、画像流れが発
生した。これらの結果から上記実施形態8のプリンター
は有効に画像流れを防止できることが分かる。
【0083】また4連タンデム型カラープリンターにお
いて、それぞれの帯電ユニットとして図10に示す帯電
装置(従来例)を用いたもの(実験No.3)、図11
に示す帯電装置(従来例)を用いたもの(実験No.
4)、図12に示す帯電装置(従来)を用いたもの
(実験No.5)について複写実験を行ったところ、10
万枚に達する前に、実験No.3,4についてはシールド
ケース長手方向一方端部付近で、また実験No.5につい
ては長手方向両端部付近で、部分的な画像流れが発生し
た。この画像流れの発生した部分は、シールドケース内
において気流が滞留し易い部分に相当しており、この様
な空気の滞留部分に溜まった放電生成物等が感光体ドラ
ムに付着して画像流れを生じたものと考えられる。
【0084】上記結果から本発明の様にシールドケース
の長手方向両側に開口部を設けて帯電ワイヤの延設方向
に沿って空気を流通させたものは、画像流れを有効に防
止できることが分かる。
【0085】以上の様に本発明に係る帯電装置に関し
て、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明したが、本
発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前記の
趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施するこ
とも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲
に包含される。
【0086】例えば上記実施形態1〜7では2つの開口
部の両方にファンを設けたものを示したが、一方の開口
部のみにファンを設けても良い。
【0087】また上記実施形態1,3〜5,7ではシー
ルドケースの開口部の位置にファンを設けたものを示
し、実施形態2,6ではファンと開口部の間に短いダク
トを設けたものを示したが、ダクトとして長いものを用
い、この長いダクトを介して上記開口部に吹込みや排気
を作用させる構成としても良い。
【0088】更に上記実施形態8では第1のダクト82
に吹込みファン83を設けたものを示したが、この吹込
みファン83に変えて排気ファンを取り付けても良い。
尚この場合は空気の流れが上記実施形態8とは逆とな
る。
【0089】加えて上記実施形態3〜7ではフィルター
を外側に設けたものを示したが、内側にフィルターを設
けるようにしても良い。
【0090】更にオゾンフィルター38の外側に防塵フ
ィルターを設ける等の構成を採用しても良く、この様に
1つの開口部に複数のフィルターを設けても良い。
【0091】加えて上記実施形態1〜3,6〜9では開
口部11a,11b,21a,21b,31a,31b
…をシールドケース長手方向両端面に設けたものを示
し、上記実施形態4,5では開口部41a,41b,6
1a,61bをシールドケース41,61の側面に設け
たものを示したが、これに限るものではなく、シールド
ケース長手方向端近傍の上面に開口部を設けても良い。
【0092】またシールドケースの開口部とここに取付
ける吹込み/排気手段の配置としては、上記の組み合わ
せに限るものではなく、例えばシールドケース長手方向
の端面と長手方向端近傍の側面の組み合わせ等の様に様
々に組み合わせて配置しても良く、これによりレイアウ
トの自由度が増す。
【0093】加えて上記開口部に、送風を阻害しない程
度の金属製メッシュを設けても良い。例えば上記実施形
態4,5の様にシールドケースの側面に開口部を設けた
ものにあっては、この開口が大き過ぎると放電効率の低
減によって画像に影響が出ることが懸念されるが、上記
の様に開口部41a,41b,61a,61bに金属製
メッシュを設けることにより(ファン67,68より内
側に金属メッシュを設ける)、この金属製メッシュがシ
ールドケースの役目をして対向電極が形成されることと
なり、画像への影響の懸念が解消される。
【0094】更に上記実施形態ではスコロトロン方式の
帯電装置の例を示したが、コロトロン方式の帯電装置で
あっても勿論良い。
【0095】
【発明の効果】本発明に係る帯電装置によれば、シール
ド性があまり損なわれないから放電安定性を良好に保つ
ことができ、且つ放電生成物等を良好に除去することが
できる。従って感光体ドラムの帯電ムラを防止すること
ができ、その結果像流れ等の不具合を解消できる。更に
装置サイズとしてもコンパクトなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯電装置を適用した複写機(画像
形成装置)の一例を示す全体断面図。
【図2】(a)は本発明の実施形態1に係る帯電装置の
断面図(帯電ワイヤ延設方向の側面からの断面)、
(b)は帯電ワイヤ52の両端に設けられた固定部22
を表す図。
【図3】本発明の実施形態2に係る帯電装置の断面図
((a)は帯電ワイヤ延設方向の側面からの断面、
(b)は帯電ワイヤ延設方向の上面からの断面)。
【図4】本発明の実施形態3に係る帯電装置の断面図
(帯電ワイヤ延設方向の側面からの断面)。
【図5】本発明の実施形態4に係る帯電装置の断面図
(帯電ワイヤ延設方向の上面からの断面)。
【図6】本発明の実施形態5に係る帯電装置の断面図
(帯電ワイヤ延設方向の上面からの断面)。
【図7】本発明の実施形態6に係る帯電装置の断面図
(帯電ワイヤの延設方向における側面からの断面)。
【図8】本発明の実施形態7に係る帯電装置の断面図
(帯電ワイヤの延設方向における側面からの断面)。
【図9】スコロトロン方式帯電装置の一例を表す断面図
(帯電ワイヤ切断方向断面)。
【図10】放電生成物等を吹き飛ばす方式の帯電装置を
表す断面図(帯電ワイヤ延設方向の側面からの断面)。
【図11】放電生成物等を吸引する方式の帯電装置を表
す断面図(帯電ワイヤ延設方向の側面からの断面)。
【図12】シールドケースの両側面から吸排気を行う帯
電装置を表す図。
【図13】本発明の実施形態8に係る4連タンデム型カ
ラープリンターを示す全体断面図。
【図14】図13に示すカラープリンターの第1〜4画
像形成部における感光体ドラムと帯電装置を表す斜視
図。
【図15】本発明の実施形態9に係る4連タンデム型カ
ラープリンターの帯電装置及び感光体ドラムを表す斜視
図。
【符号の説明】
11,21,31,41,53,61,73,81a,
81b,81c,81d シールドケース 11a,11b,21a,21b,31a,31b,4
1a,41b,61a,61b,84a,84b,84
c,84d,85a,85b,85c,85d開口部 17,18 ダクト 22 固定部 37 防塵フィルター 38,86a,86b,86c,86d オゾンフィル
ター 41c,41d,61c 側面 51,51a,51b,51c,51d 感光体ドラム 52 帯電ワイヤ 54 グリッド 67,83 吹込みファン 68,93 吸引ファン 85a,85b,85c,85d 帯電ユニット 82 第1のダクト 92 第2のダクト
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 JA02 JA03 JB03 JB13 JB16 JB17 JC02 2H200 FA02 FA07 FA08 FA19 GA11 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GA49 GB01 GB11 GB22 GB25 HA02 HA12 HA28 HB03 HB12 HB26 HB28 HB43 JA02 JB06 JB16 JB20 LA12 LB21 LB22 LB27 LB28 LB29 LB33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に対向してその幅方向に延設され
    る帯電ワイヤと、前記感光体側を開放して前記帯電ワイ
    ヤを収納するシールドケースとを備えた帯電装置におい
    て、 前記シールドケースの長手方向両側に開口部を設け、該
    開口部の一方に強制的吹込み手段或いは強制的排気手段
    を設けて前記帯電ワイヤの延設方向に空気を流通させた
    ものであることを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部の他方に強制的排気手段或い
    は強制的吹込み手段を設けた請求項1に記載の帯電装
    置。
  3. 【請求項3】 感光体に対向してその幅方向に延設され
    る帯電ワイヤと、前記感光体側を開放して前記帯電ワイ
    ヤを収納するシールドケースとを備えた帯電ユニット
    を、複数備えた帯電装置において、 前記各シールドケースの長手方向両側に開口部を設け、 これら各シールドケースの両側の前記開口部のうちの一
    方に共通して連通する第1のダクトと、この第1のダク
    トに強制的吹込み手段或いは強制的排気手段とを設け
    て、前記それぞれの帯電ワイヤの延設方向に空気を流通
    させたものであることを特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記各シールドケースの両側の前記開口
    部のうちの他方に共通して連通する第2のダクトと、こ
    の第2のダクトに強制的排気手段或いは強制的吹込み手
    段とを設けた請求項3に記載の帯電装置。
  5. 【請求項5】 前記開口部が、前記シールドケースの長
    手方向の両端面に設けられたものである請求項1〜4の
    いずれかに記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部が、前記シールドケースの長
    手方向の端近傍の側面に設けられたものである請求項1
    〜4のいずれかに記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記開口部及び/または前記ダクトにフ
    ィルターを設けた請求項1〜6のいずれかに記載の帯電
    装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルターが防塵フィルター及び/
    またはオゾンフィルターである請求項7に記載の帯電装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の帯電装
    置を備えた画像形成装置であって、感光体がアモルファ
    スシリコンを有するものであることを特徴とする画像形
    成装置。
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