JP4384013B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のプロセスカートリッジを備えた複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置としては、複数の支持ローラに支持された中間転写ベルトと、この中間転写ベルトに接触して対向するように並設された複数の感光体とを備えたタンデム型のカラー画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1、2)。この画像形成装置では、各感光体上に形成された各色の顕像が中間転写ベルトに重ね合わせて1次転写され、この中間転写ベルト上の顕像が転写材に一括して2次転写されることにより、転写材上にカラー画像を形成することができる。
図7は、タンデム型画像形成装置の概略構成図である。図7に示すように、この画像形成装置は、給紙テーブル200を備え、その上に画像形成部100、画像形成部の上に、スキャナ300を備えている。画像形成部100は、感光体40と、帯電装置、クリーニング装置、除電装置などの画像形成プロセスに用いる装置の少なくともひとつとを一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジ18Y、M、C、Kを備えている。また、感光体上に潜像を形成する光書込装置21がプロセスカートリッジ上に配置されている。
上記光書込装置21としては、各感光体40Y、M、C、Kに対応する図示しない4つの光源から発射された各光ビームを、偏向手段である単一の回転多面鏡であるポリゴンミラー211で主走査するものを用いている。この光書込装置21においては、各光源から発射された光ビームを、ポリゴンモータにより回転駆動されるポリゴンミラー211により偏向し、所定の反射ミラーで屈折を繰り返して感光体の光書込位置に照射する。この構成によれば、各感光体40Y、M、C、Kに対する偏向手段を個々に備えた光書込装置を設ける場合に比べてコストを抑えることができる。
現像装置内のトナーは攪拌スクリューなどによって攪拌され摩擦帯電する。このとき、トナー同士やトナーと攪拌スクリューとの摩擦熱により発熱する。また、感光体40Y、M、C、Kとクリーニングブレードとの摩擦による摩擦熱や、現像時における感光体40Y、M、C、Kとトナーとの摩擦による摩擦熱なども発生する。プロセスカートリッジ18Y、M、C、Kは、画像形成装置内から容易に取り出せるように、コンパクトにまとめられており、感光体、現像装置や帯電装置、クリーニング装置等が密集している。また、プロセスカートリッジ18Y、M、C、K内の画像形成ユニットは、ケース内に納められている。このため、上記摩擦熱がプロセスカートリッジ18Y、M、C、K内にこもり易く、プロセスカートリッジ18Y、M、C、K内が高温となってしまう場合がある。プロセスカートリッジ18Y、M、C、K内が高温となると、トナー帯電量が低下して、トナー飛散や濃度ムラを引き起こす。また、高温環境下では、ゴムの抵抗値が低下し、例えば、帯電ローラや、現像ローラにゴム層を有する場合、帯電バイアスや現像バイアスが変化して、良好な画像を形成できない場合がある。
特許文献3、4には、感光体、現像装置、帯電装置、クリーニング装置を備えた画像形成ユニットを複数備え、画像形成プロセスで発生する各画像形成ユニット周りの窒素酸化物、オゾン等を外部へ排出する排出手段を備えた画像形成装置が記載されている。特許文献3、4の画像形成装置は、感光体と対向して走査線方向に延びる排気ダクトを配置して、排気ファンで帯電装置内部の放電物質を排気ダクトに吸気する。排気ダクトに吸気された放電物質は、排気ファンによって外部へ排出される。この排出手段を用いれば、プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を吸引して外部へ排出することができ、プロセスカートリッジ内の温度が高温になることを抑制することができる。
実開昭59−192159号公報 特開平8−160839号公報 特許第3121220号公報 特開2003−208065号公報
図7に示すひとつの光書込装置で各感光体上に書き込みを行う画像形成装置は、図7に示すように、光書込み装置が各プロセスカートリッジをまたがって、上部に配置される。このため、排気ダクトをプロセスカートリッジの上部に配置する場合、排気ダクトをプロセスカートリッジと光書込装置との間に配置することとなる。よって、排気ダクトを設けるためのスペースを確保するために、排気ダクトのない従来の画像形成装置の光書込み装置の位置よりも光書込装置の位置を上側に移動する必要が生じる。このように、上側に光書込装置が移動すると、従来の排気ダクトのない画像形成装置に比べて縦方向に大きくな画像形成装置となる。その結果、身長の低いユーザにとっては、従来の排気ダクトのない画像形成装置に比べて使いにくい画像形成装置となる。
このため、排気ダクトの高さを低くして、光書込装置の配置位置が従来の排気ダクトのない画像形成装置の光書込み装置の配置位置に比べてあまり上側に配置されないようにすることも考えられる。しかしながら、排気ダクトの高さを低くしてしまうと、排気ダクトの断面積が狭くなり、排気ダクトに吸気される空気の量が減少する。その結果、プロセスカートリッジ内の熱せられた空気が効率よく排出することができないため、プロセスカートリッジ内の温度を十分に下げることができないという問題があった。このような問題に対して、排気ファンの回転数を上げることも考えられるが、消費電力がアップしてしまい、好ましくない。
また、上記排熱ダクトをプロセスカートリッジの側面に配置し、側面からプロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出することも考えられる。しかしながら、熱せられた空気は、上昇する性質を有するため、側面に排熱ダクトを配置したものは、上面に排熱ダクトを配置したものに比べて吸気効率が悪く、プロセスカートリッジ内の温度を十分に下げることが困難であった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、従来の排気ダクトのない画像形成装置における光書込み装置の配置位置に比べて光書込装置の配置位置が上側に配置されることを抑制するとともに、プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を効率よく排出することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくともひとつとを一体として装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを複数個備え、各像担持体のそれぞれに応じた画像データに基づいて、所定の光源から各像担持体に向けて発射された各光ビームを走査し、該各光ビームを該各像担持体表面に光書き込みを行う光書込手段を備えた画像形成装置において、該複数のプロセスカートリッジを並列に配置し、該並列に配置された複数のプロセスカートリッジの上方に該光書込手段を配置し、該各プロセスカートリッジと該光書込手段との間に、該各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出する排熱ダクトを配置し、該排熱ダクトの像担持体法線方向の断面形状を、縦方向の長さに対して水平方向の長さを長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記光書込手段を上面で支持するともに、上記排熱ダクトが上面に取り付けられ、上記プロセスカートリッジが下面に取り付けられるベース部材を備え、該ベース部材は、該光書込手段から各像担持体に向けて発射される各光ビームが通過するための露光開口部と、該各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気が排熱ダクトへ移動するための排熱開口部とを別個に備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記排熱ダクトを、発泡プラスチックを介して上記ベース部材に取り付けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の画像形成装置において、上記ベース部材の露光開口部周辺の圧力に対して、上記排熱ダクト内の圧力を低くすることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、上記排熱ダクトを、上記光書込手段から各像担持体に向けて発射される各光ビームを遮らない位置に配置したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、像担持体と、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくともひとつとを一体として装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを複数個備え、各像担持体のそれぞれに応じた画像データに基づいて、所定の光源から各像担持体に向けて発射された各光ビームを走査し、該各光ビームを該各像担持体表面に光書き込みを行う光書込手段を備えた画像形成装置において、該プロセスカートリッジの直上に配置されたベース部材を備え、該ベース部材上に光書込手段を搭載し、該プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出するための排熱開口部を設け、該排熱開口部を覆い熱せられた空気を装置外部に排出するための排熱ダクトを該ベース部材上で該光書込手段の間に配設し、該排熱ダクトを該ベース部材に取り付けたことを特徴とするものである。
請求項1乃至5の発明によれば、各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出する排熱ダクトの像担持体法線方向の断面形状を、縦方向の長さに対して水平方向の長さを長くしている。これにより、排熱ダクトの高さを抑えて、プロセスカートリッジ内の温度を下げるのに十分な量の熱せられた空気を吸気できる断面積を有する排熱ダクトにすることができる。その結果、従来の排気ダクトのない画像形成装置における光書込み装置の配置位置に比べて光書込装置の配置位置が上側に配置されることを抑制できるとともに、プロセスカートリッジ内の温度を十分に下げることができる。また、各プロセスカートリッジよりも上方に配置されている光書込み装置と各プロセスカートリッジとの間に排熱ダクトを配置している。これにより、排熱ダクトが各プロセスカートリッジよりも上方に位置することとなるので、上昇する性質を有するプロセスカートリッジ内の熱せられた空気を効率よく排熱ダクトへ吸気することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用する画像形成装置としての複写機の一例を示す概略構成図である。図1において、符号100は複写機本体であり、符号200はそれを載せる給紙テーブルであり、符号300は複写機本体100上に取り付けるスキャナであり、符号400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。この複写機は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真複写機である。
複写機本体100には、その中央に、像担持体としての中間転写体であるベルトからなる中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、3つの支持回転体としての支持ローラ14,15,16に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これらの3つの支持ローラのうちの第2支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、3つの支持ローラのうちの第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、そのベルト移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成部18が並べて配置されたタンデム画像形成部20が対向配置されている。本実施形態においては、第2支持ローラ15を駆動ローラとしている。また、タンデム画像形成部20の上方には、潜像形成手段としての光書込装置21が設けられている。
また、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20の反対側には、第2の転写手段としての2次転写装置22が設けられている。この2次転写装置22においては、2つのローラ23間に記録材搬送部材としてのベルトである2次転写ベルト24が掛け渡されている。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第3支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。この2次転写装置22により、中間転写ベルト10上の画像を記録材であるシートに転写する。また、この2次転写装置22の図中左方には、シート上に転写された画像を定着する定着装置25が設けられている。この定着装置25は、ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備わっている。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて持たせることが難しくなる。また、本実施形態では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28も設けられている。
上記複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動する。他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動する。次いで、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
この原稿読取りに並行して、図示しない駆動源である駆動モータで駆動ローラ16を回転駆動させる。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って残り2つの支持ローラ(従動ローラ)14,15が連れ回り回転する。また、これと同時に、個々の画像形成部18において潜像担持体としての感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kを回転させ、各感光体ドラム上に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いてそれぞれ露光現像し、単色のトナー画像(顕像)を形成する。そして、各感光体ドラム40Y,40M,40C,40K上のトナー画像を中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写して、中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
このような画像形成に並行して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を転写する。画像転写後のシートは、2次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
なお、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
この複写機を用いて、黒のモノクロコピーをとることもできる。その場合には、図示しない手段により、中間転写ベルト10を感光体ドラム40Y,40M,40Cから離れるようにする。これらの感光体ドラム40Y,40M,40Cは、一時的に駆動を止めておく。黒用の感光体ドラム40Kのみが中間転写ベルト10に接触させ、画像の形成と転写を行う。
次に、光書込装置21について説明する。図2は、光書込装置21の概略構成図である。
この光書込装置21は、各感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kに対応する図示しない4つの光源から発射された各光ビームを、偏向手段である単一の回転多面鏡であるポリゴンミラー211で主走査するものを用いている。この光書込装置21においては、各光源から発射された光ビームを、ポリゴンモータにより回転駆動されるポリゴンミラー211の回転によりY用、M用、C用、K用の走査光に分けて反射する。Y用の走査光は、反射ミラー214Y,215Y,216Yで屈折を繰り返して、感光体の光書込位置に照射される。M用の走査光は、反射ミラー214M,215M,216Mで屈折を繰り返して、感光体40Mの光書込位置に照射される。C用の走査光は、反射ミラー214C,215C,216Cで屈折を繰り返して、感光体40Cの光書込位置に照射される。K用の走査光は、反射ミラー214K,215K,216Kで屈折を繰り返して、感光体40Kの光書込位置に照射される。
また、ポリゴンミラー211、各色に対応した反射ミラー214,215,216は、ケース218内に納められている。ケース218には、ポリゴンミラー211で変更された光ビームが感光体ドラムの光書込位置に照射されるように、各色に対応した開口部が設けられており、これら開口部には、防塵ガラス219Y、219M、219C、219Kが取り付けられている。これにより、ポリゴンミラー122や反射ミラー124,125,126にトナー粉や紙粉などが付着することがない。この構成によれば、各感光体に対する偏向手段を個々に備えた光書込装置を設ける場合に比べてコストを抑えることができる。
また、上記光書込装置21には、4角に図示しない土台部を設けており、この土台部が画像形成装置のベース部材250に精度良く取り付けられている。ベース部材250の下面には、プロセスカートリッジ18を案内支持するレール部材251が設けられている。
図2に示すように、ベース部材250の上面には、プロセスカートリッジ18の熱を除去する排熱ダクト260が設けられている。また、ベース部材250には、光書込装置21からのビーム光が通過するための露光開口部252と、プロセスカートリッジの熱が排熱ダクトに逃げるような排熱開口部253とが複数設けられている。
プロセスカートリッジ18は、ケース内部に、感光体40、現像装置41、帯電装置42、クリーニング装置43を収納している。プロセスカートリッジ18のケースの上面は、ビーム光が通過するための開口部180が設けられている。プロセスカートリッジ18が取り付けられた状態のときは、ベース部材250の露光開口部252とプロセスカートリッジの開口部180とが重なるようになっている。
上記排熱ダクト260の感光体法線方向の断面形状は、水平方向に長い横長の形状を有しており、排熱ダクトの感光体法線方向断面積が100[mm]以上、好ましくは、150[mm]以上の断面積を有している。排熱ダクト260の断面積が100[mm]以下だと、排熱ダクト260が吸引する空気量が減り、効率よくプロセスカートリッジ内の熱を除去することができず、プロセスカートリッジ内の温度を良好に保つことができない。
また、排熱ダクト260の高さは、5[mm]以下とするのが好ましい。5[mm]以上にすると、画像形成装置の高さが従来よりも高くなってしまい、省スペース化が図れない。
また、プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を二箇所の排熱ダクト260で吸気するようにしている。これにより、プロセスカートリッジの熱を効率よく除去することができ、各排熱ダクトの断面積を小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
図3は、排熱ダクト260とプロセスカートリッジ18とを示す斜視図である。図3に示すように各排熱ダクト260は、図中奥側の共通ダクト261に接合されている。共通ダクト261は、図示しない排気ファンに接続されている。また、上記共通ダクトを設けずに各排熱ダクトそれぞれに排気ファンを備えるようにしても良い。また、排気ファンにフィルタを設けて、熱せられた空気とともに流入するトナー粉や紙粉をフィルタで除去して、上記熱せられた空気を装置外部に排出するようにしてもよい。
図4は、ベース部材250の露光開口部252周辺の拡大図である。図4に示すように、排熱ダクト260は、発泡プラスチックが取り付けられる取り付け部を有しており、この排熱ダクト260は、発泡プラスチック262を介してベース部材250に取り付けられている。発泡プラスチックは柔軟な性質を有しているため、ベース部材250の排熱ダクト取り付け面や、排熱ダクト260のベース部材取り付け面に多少の凹凸があっても、上記発泡プラスチック262が変形して上記凹凸面を吸収することができる。このため、排熱ダクト260とベース部材250とが隙間なく取り付けられる。その結果、プロセスカートリッジ内の熱とともに排熱ダクト260に吸入されたトナー粉や紙粉が、ベース部材250と排熱ダクト260との隙間から流出して、防塵ガラス219に付着してしまう不具合を抑制することができる。上記発泡プラスチックは、耐オゾン性に優れた材質のものが好ましい。本実施形態においては、発泡プラスチック部材を用いているが、これに限られず、ゴムなどの柔軟な部材であれば良い。
図4に示すように、プロセスカートリッジ18内のトナー同士の摩擦などによって発生する摩擦熱により熱せられた空気は、自然に発生する上昇気流と、図示しない排気ファンとにより、プロセスカートリッジ18のケース181の開口部180からベース部材250の露光開口部252の両側に設けられた排熱開口部253に吸気される。このとき、トナー粉や紙粉も上記排熱開口部に吸引される。このように、ベース部材250に露光開口部252とは別に排熱開口部253を設けることで、トナー粉とともに排熱ダクト260に排出される熱せられた空気が防塵ガラス219付近を通過することが抑制され、防塵ガラス219にトナー粉などが付着することを抑制することができる。排熱開口部253に吸引された熱せされた空気は、排熱ダクト260とベース部材253とで形成された経路から図3に示す共通ダクト261へ流入して、図示しない排気ファンによって、画像形成装置の外部へ排出される。
また、画像形成装置に、図5に示すように、光書込装置21を冷却するために、吸気ファン221と排気ファン222とを備えている場合、光書込装置21を冷却するための空気の流速を排熱ダクト内の空気の流速以下となるように、光書込装置21を冷却するための吸気ファン221および/または排気ファン222の回転数を調整する。これにより、ベース部材250の露光開口部252の圧力に対して、ベース部材250の排熱開口部253を負圧にすることができる。その結果、プロセスカートリッジ18の自己発熱により熱せられた空気がベース部材250の露光開口部252に流入することが抑制され、熱せられた空気とともに排出されるトナー粉などが防塵ガラス219に付着することを抑制することができる。
また、排熱ダクト260の配置位置は、これに限らず、例えば、図6に示すように排熱ダクトをビーム光の経路上に設けてもよい。しかしながら、この場合、排熱ダクト260を透明とするなど、光書込装置21からのビーム光が排熱ダクト260を透過して感光体40の書き込み位置に照射されるようにする必要がある。
(1)
以上、本実施の画像形成装置によれば、各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出する排熱ダクトの縦断面形状を、縦方向の長さに対して水平方向の長さを長くしている。具体的には、排気ダクトの高さが5[mm]以下で、排熱ダクトの縦断面積が100[mm]以上の縦断面形状となるような排熱ダクトとしている。これにより、排熱ダクトを、排熱ダクトの高さを抑えて、プロセスカートリッジ内の温度を下げるのに十分な量の熱せられた空気を吸気できる断面積(100[mm]以上)にすることができる。その結果、光書込装置の配置位置が従来に比べて上側に配置されることを抑制できるとともに、プロセスカートリッジ内の温度を十分に下げることができる。また、各プロセスカートリッジよりも上方に配置されている光書込装置と各プロセスカートリッジとの間に排熱ダクトを配置している。これにより、排熱ダクトが各プロセスカートリッジよりも上方に位置することとなるので、上昇する性質を有するプロセスカートリッジ内の熱せられた空気を効率よく排熱ダクトへ吸気することができる。
(2)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、ベース部材は、光書込装置から各像担持体に向けて発射される各光ビームが通過するための露光開口部と、各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気が排熱ダクトへ移動するための排熱開口部とを別個に備えている。露光開口部と排熱開口部とを兼用した場合、光書込装置の防塵レンズ近傍にプロセスカートリッジ内の熱せられた空気が流入する。このとき、熱せられた空気とともにトナー粉や紙粉も上記防塵レンズ近傍に流入し、防塵レンズにトナー粉や紙粉が付着するおそれがある。しかし、上述のように、露光開口部と排熱開口部とを別々にすることで、プロセスカートリッジ内の熱せられた空気は、排熱開口部に流入するようになり、露光開口部に流入することが抑制される。その結果、トナー粉や紙粉が防塵ガラスに付着することが抑制され、虫食い画像などの画像不良が発生することを抑制することができる。
(3)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、排熱ダクトは、柔軟な結合部材を介して上記ベース部材に取り付けている。排熱ダクトのベース部材取り付け面や、ベース部材の排熱ダクト取り付け面に凹凸があっても、上記柔軟な結合部材が、取り付け面凹凸を吸収することができる。その結果、排熱ダクトがベース部材に隙間なく取り付けることができ、上記排熱開口部から排熱ダクトへ熱せられた空気とともに流入してきたトナー粉や紙粉が、排熱ダクトとベース部材との隙間から光書込装置の防塵レンズ近傍に流入するのを抑制することができる。よって、防塵ガラスにトナー粉や紙粉が付着することが抑制され、虫食い画像などの画像不良が発生することを抑制することができる。
(4)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、ベース部材の露光開口部周辺の圧力に対して、上記排熱ダクト内の圧力を常に低くするようにしている。これにより、露光開口部周辺の空気の流れが、光書込装置側から露光開口部を通過してプロセスカートリッジ側へ移動するような流れとなり、プロセスカートリッジ内の熱せられた空気が、露光開口部へ流入することを抑制することができる。その結果、防塵ガラスのトナー粉や紙粉が付着することが抑制され、虫食い画像などの画像不良が発生することを抑制することができる。
(5)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、排熱ダクトを、光書込装置から各像担持体に向けて発射される各光ビームを遮らない位置に配置している。これにより、排熱ダクトの材質を、光ビームを遮らない透明な部材などで形成する必要がなくなる。その結果、安価な金属部材や樹脂部材で排熱ダクトを形成することができる。
(6)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、排熱ダクトを光書込装置とベース部材との間に配置して、排熱ダクトをベース部材に取り付けたことで、簡単な構成で排熱ダクトをプロセスカートリッジの上部に配置することができる。
実施形態に係る画像形成装置全体の概略構成図。 光書込装置周辺の構造を示す概略構成図。 排熱ダクトとプロセスカートリッジとを示す斜視図。 ベース部材の露光開口部周辺を示す拡大図である。 光書込装置を冷却するための吸気ファンと排気ファンとを備えた画像形成装置の全体の概略構成図。 他の排熱ダクトの構造を示す概略構成図。 従来の画像形成装置全体の概略構成図。
符号の説明
18 プロセスカートリッジ
21 光書込装置
40 感光体
219 防塵ガラス
250 ベース部材
252 露光開口部
253 排熱開口部
260 排熱ダクト
262 柔軟な結合部材

Claims (6)

  1. 像担持体と、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくともひとつとを一体として装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを複数個備え、各像担持体のそれぞれに応じた画像データに基づいて、所定の光源から各像担持体に向けて発射された各光ビームを走査し、該各光ビームを該各像担持体表面に光書き込みを行う光書込手段を備えた画像形成装置において、
    該複数のプロセスカートリッジを並列に配置し、該並列に配置された複数のプロセスカートリッジの上方に該光書込手段を配置し、該各プロセスカートリッジと該光書込手段との間に、該各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出する排熱ダクトを配置し、該排熱ダクトの像担持体法線方向の断面形状を、縦方向の長さに対して水平方向の長さを長くしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記光書込手段を上面で支持するともに、上記排熱ダクトが上面に取り付けられ、上記プロセスカートリッジが下面に取り付けられるベース部材を備え、該ベース部材は、該光書込手段から各像担持体に向けて発射される各光ビームが通過するための露光開口部と、該各プロセスカートリッジ内の熱せられた空気が排熱ダクトへ移動するための排熱開口部とを別個に備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記排熱ダクトを、発泡プラスチックを介して上記ベース部材に取り付けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3の画像形成装置において、
    上記ベース部材の露光開口部周辺の圧力に対して、上記排熱ダクト内の圧力を低くすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至3いずれかの画像形成装置において、
    上記排熱ダクトを、上記光書込手段から各像担持体に向けて発射される各光ビームを遮らない位置に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 像担持体と、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくともひとつとを一体として装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを複数個備え、各像担持体のそれぞれに応じた画像データに基づいて、所定の光源から各像担持体に向けて発射された各光ビームを走査し、該各光ビームを該各像担持体表面に光書き込みを行う光書込手段を備えた画像形成装置において、
    該プロセスカートリッジの直上に配置されたベース部材を備え、該ベース部材上に光書込手段を搭載し、該プロセスカートリッジ内の熱せられた空気を排出するための排熱開口部を設け、該排熱開口部を覆い熱せられた空気を装置外部に排出するための排熱ダクトを該ベース部材上で該光書込手段の間に配設し、該排熱ダクトを該ベース部材に取り付けたことを特徴とする画像形成装置。
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