JP2014146911A - 画像の読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿台から押さえ部を離間させる場合に、押さえ部の破損を低減すること。
【解決手段】原稿(Gi)が支持される原稿台(PG)と、原稿(Gi)の画像を読み取る読取部材(CCD)と、原稿台(PG)に対向する第1の位置と、原稿台(PG)から離間した第2の位置と、の間を移動可能な移動部材(32)と、移動部材(32)の原稿台(PG)側に支持され、移動部材(32)が第1の位置に移動した場合に、原稿(Gi)に接触して原稿(Gi)を押さえる押さえ部(41)と、押さえ部(41)に形成され、移動部材(32)が第1の位置から第2の位置に移動する際に、押さえ部(41)と原稿台(PG)との間を通気する通気部(42)と、を備えたことを特徴とする画像の読取装置(U2+U3)。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像の読取装置および画像形成装置に関する。
透明な原稿台、いわゆる、プラテンガラスに載せた原稿の画像を読み取る画像の読取装置、いわゆる、スキャナについて、以下の特許文献1,2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2007−276949号公報には、画像読取装置(G)において、装置本体(4)の上面にプラテンガラス(3)が配置され、プラテンガラス(3)に対して開閉可能な原稿押圧板(5)を有する構成が記載されている。プラテンガラス(3)上に載せられた原稿(P)を読み取る場合、原稿押圧板(5)がプラテンガラス(3)に原稿(P)を密着させた状態で、原稿画像が読み取られている。
特許文献2としての特開2007−10990号公報には、画像読取装置(10)の原稿を押さえる押さえ板(13)は、原稿台(11)の端縁に支持されたヒンジ(12)を介して、開閉可能に支持されている。押さえ板(13)の下面には、クッション材(21)およびベースプレート(20)を介して、押さえ面(19)が支持された構成が記載されている。
押さえ面(19)とベースプレート(20)との間であって、ヒンジ(12)とは反対側の縁の角には、スペーサ(22)が挟まれている。スペーサ(22)は、最大サイズの原稿よりも外側に配置され、押さえ面(19)の角を原稿台(11)側に湾曲させる。したがって、押さえ板(13)が閉じられた状態では、クッション材(21)により、押さえ面(19)が原稿を押さえると共に、原稿のスペーサ(22)側の角と、押さえ面(19)の角との間に、密閉されない隙間が形成される。
2007−276949号公報(「0016」、図1) 2007−10990号公報(「0019」〜「0030」、図3〜図6)
本発明は、原稿台から押さえ部を離間させる場合に、押さえ部の破損を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像の読取装置は、
原稿が支持される原稿台と、
原稿の画像を読み取る読取部材と、
前記原稿台に対向する第1の位置と、前記原稿台から離間した第2の位置と、の間を移動可能な移動部材と、
前記移動部材の前記原稿台側に支持され、前記移動部材が前記第1の位置に移動した場合に、原稿に接触して原稿を押さえる押さえ部と、
前記押さえ部に形成され、前記開閉部材が前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に、前記押さえ部と前記原稿台との間を通気する通気部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像の読取装置において、
予め設定された読取可能な最大の原稿の大きさよりも広い原稿が支持される面を有する前記原稿台と、
読取可能な最大の大きさの原稿と前記原稿台の面との間の余白部分に対応して形成された前記通気部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像の読取装置において、
端部に配置された回転軸を中心として、前記第1の位置と前記第2の位置との間で、回転可能に支持された前記移動部材と、
前記回転軸とは反対側の端側に形成された前記通気部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
原稿に記録された画像を読み取る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像の読取装置と、
前記画像の読取装置により読み取られた前記画像を媒体に記録する画像記録装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,4に記載の発明によれば、押さえ部に原稿台との間を通気する通気部を有しない構成に比べて、原稿台から押さえ部を離間させる場合に、押さえ部の破損を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、読み取られた原稿の画像に通気部が写り込むことが防止される。
請求項3に記載の発明によれば、押さえ部の回転軸とは反対側の端側に通気部を形成しない構成に比べて、原稿台から押さえ部を離間させる場合に、押さえ部と原稿台との間を速やかに通気することができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図3は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図4は本発明の実施例1の原稿の搬送装置が第2の位置に移動した状態の説明図である。 図5は本発明の実施例1の移動部材の要部拡大図であり、図5Aは、移動部材の下面の要部拡大説明図、図5Bは図5AのVB−VB断面説明図である。 図6は実施例1の移動部材が読取位置に移動した際に押さえ部を上方から見た状態の説明図である。 図7は実施例1の支持部材の要部説明図である。 図8は実施例2の移動部材の要部拡大図であり、図8Aは実施例1の図5Bに対応する図であり、実施例2の移動部材の断面説明図、図8Bは実施例2の押さえ部の要部説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視図である。
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1、図2において、実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、記録部の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像の読取部の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースU0が支持されている。前記ユーザインタフェースU0は、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、露光光学系Aが配置されている。実施例1の露光光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、露光光学系Aは、通常時は、図2に示す基準位置の一例としてのホームポジションに停止している。前記オートフィーダU3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿の給紙部TG1と、原稿の給紙部TG1から給紙され前記プラテンガラスPG上の原稿読取位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙部TG2とを有している。
前記オートフィーダU3でプラテンガラスPG上を搬送される原稿Giまたは手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿Giからの反射光は、露光光学系Aを介して、読取部材の一例としての撮像素子CCDで赤R、緑G、青Bの電気信号に変換される。
画像の情報変換部IPSは、撮像素子CCDから入力されるRGBの電気信号を黒K、イエローY、マゼンタM、シアンCの画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を所定のタイミングで潜像形成用の画像情報として潜像形成装置駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒のみの画像情報が潜像形成装置駆動回路DLに入力される。
前記潜像形成装置駆動回路DLは、各色Y,M,C,Kの図示しない各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を所定の時期に、各色毎に配置された潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
図3は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
前記複写機Uの重力方向中央部に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、イエローY、マゼンタM、シアンCおよび黒Kの各色のトナー像を形成する装置である。
潜像形成装置LHy〜LHkの各レーザダイオードから出射したY,M,C,Kの潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。なお、実施例1では、前記潜像形成装置LHy〜LHkは、いわゆる、LEDアレイにより構成されている。
前記Yの可視像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器CRy、潜像形成装置LHy、現像装置Gy、転写器T1y、像保持体清掃器CLyを有している。
前記可視像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも前記Yの可視像形成装置Uyと同様に構成されている。
図2,図3において、前記各像保持体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールGRy,GRm,GRc,GRkに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留トナーは、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。クリーニングされた前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
前記像保持体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、中間転写体張架部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止用部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRfおよび2次転写領域対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを含む中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aと、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aにより回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されており、前記各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写された単色または多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
なお、実施例1では、1次転写器T1y〜T1k、中間転写ベルトB、および、2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されており、像保持体PRy〜PRk、現像装置Gy〜Gk、転写装置T1+T2+B等により実施例1の画像記録装置PRy〜PRk+Gy〜Gk+T1+T2+Bが構成されている。
前記可視像形成装置Uy〜Ukの下方には、給紙容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR4を前後方向(X軸方向)に出入可能に支持するガイド部材の一例としての左右一対のガイドレールGR,GRが4段設けられている。給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録シートSは、媒体取り出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートSは、媒体搬送路の一例であるシート搬送路SHに沿って媒体の搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された転写領域搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr等によりシート搬送装置SH+Ra+Rrが構成されている。
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写器T2bには前記制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbによりクリーニングされる。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの圧接領域である定着領域Q5に搬送され、前記定着領域を通過する際に加熱定着される。加熱定着された記録シートSは、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方にはイエローY,マゼンタM,シアンC,黒Kの各現像剤を収容する現像剤補給容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例1では、前記現像剤として、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤により構成されている。
図2において、前記複写機Uは上側枠体UFと下側枠体LFとを有しており、上側枠体UFには、前記可視像形成装置Uy〜Ukおよび可視像形成装置Uy〜Ukよりも上方に配置された部材、すなわち、ベルトモジュールBM等が支持されている。
また、下側枠体LFには、前記給紙トレイTR1〜TR4を支持するガイドレールGRおよび前記各トレイTR1〜TR4から給紙を行う前記給紙部材、すなわち、ピックアップロールRp,さばきロールRs,シート搬送ロールRa等が支持されている。
(画像の読取部の説明)
図4は本発明の実施例1の原稿の搬送装置が第2の位置に移動した状態の説明図である。
図4において、スキャナ部U2の上面には、開口の一例としてのガラスの支持口1が形成されている。ガラスの支持口1は、四角形状に形成されている。ガラスの支持口1の左部には、仕切り部の一例としてのガイドの支持部2が設けられている。ガイドの支持部2は、前後方向に延びる板状に形成されている。よって、ガイドの支持部2によりガラスの支持口1は、左端側の前後方向に延びる長方形状の自動の読取口1aと、予め設定された読取可能な最大サイズの原稿よりも大きな四角形状の右側の手動の読取口1bとに仕切られている。
自動の読取口1aには、自動側の光透過部材の一例としての自動の読取窓3が支持されている。また、手動の読取口1bには、手動側の光透過部材の一例としての手動の読取窓4が支持されている。なお、実施例1の読取窓3,4は、透明なガラスで形成されており、読取窓3,4により、前記プラテンガラスPGが構成されている。
また、ガイドの支持部2には、原稿の案内部材の一例として、前後方向に延びる原稿のガイド6が支持されている。原稿のガイド6は、左端の高さが自動の読取窓3の上面の高さよりも低く設定され且つ右側に進むに連れて上方に傾斜する形状に形成されている。図2において、プラテンガラスPGの下方の空間Vには、光を照射する照射系ユニット8、位置の検出部材の一例としてのレジセンサSp、前記露光光学系Aおよび前記撮像素子CCDが配置されている。
(原稿の搬送装置の説明)
図5は本発明の実施例1の移動部材の要部拡大図であり、図5Aは、移動部材の下面の要部拡大説明図、図5Bは図5AのVB−VB断面説明図である。
図4、図5において、前記プリンタ部U1には、上面の後端の位置に、蝶番いわゆるヒンジ21を介して、前記オートフィーダU3が回転軸21aを中心に回転可能に支持されている。実施例1では、オートフィーダU3は、図2に示す第1の位置の一例としての読取位置と、第2の位置の一例としての図4に示す離間位置との間で、移動可能に構成されている。すなわち、読取位置は、スキャナ部U2の上面にオートフィーダU3の下面が対向する位置が設定されている。また、離間位置は、スキャナ部U2の上面からオートフィーダU3の下面が離間する位置が設定されている。
図2において、オートフィーダU3の左部には、搬送路の収容部22が配置されている。搬送路の収容部22は、原稿の給紙部TG1の左端部を支持する。搬送路の収容部22の内部には、搬送路の一例としての原稿の搬送路23が形成されている。実施例1の原稿の搬送路23は、原稿の給紙部TG1の左端に上流端が接続される。原稿の搬送路23は、右上方から右下方に向けて延びる略U字状に形成されている。
図2において、原稿の搬送路23の原稿の搬送方向の上流端部には、原稿の送り出し部材の一例としてのピックアップロール24が配置されている。原稿の搬送路23には、自動の読取窓3に対向する位置に、案内部材の一例としての読取ガイド26が形成されている。読取ガイド26は、自動の読取窓3に向けて膨らんだ略円弧状に形成されている。
図4において、読取ガイド26の原稿の搬送方向上流側と下流側には、排出口26aと搬入口26bが形成されている。原稿の搬送路23の原稿の搬送方向の下流端には、原稿の排出部材の一例としての排出ロール27が配置されている。原稿の搬送路23には、原稿の搬送部材の一例としての原稿の搬送ロール28が複数配置されている。また、原稿の給紙部TG1の下方には、原稿の排紙部TG2が配置されている。原稿の排紙部TG2には、原稿の搬送路23の下流端が接続されている。
図2、図4において、搬送路の収容部22の右方には、移動部材の一例であって、覆い部の一例としてのカバー部32が一体形成されている。カバー部32は、平板状に形成されている。カバー部32の上面には、原稿の排紙部TG2が形成されている。実施例1では、カバー部32は、図2に示す読取位置と、図4に示す離間位置との間で、移動可能に構成されている。すなわち、読取位置は、スキャナ部U2のプラテンガラスPGに対向する位置が設定されている。また、離間位置は、プラテンガラスPGから離間する位置が設定されている。
カバー部32の下面には、手動の読取窓4と対向する位置に、押さえ部の一例としての反射板41が貼り付けられている。反射板41は、平板状に形成されている。実施例1の反射板41は、手動の読取窓4よりも広く且つカバー部32よりも狭い面積を有する。
スキャナ部U2およびオートフィーダU3により、実施例1の画像の読取装置U2+U3が構成されている。
(画像の読取装置の機能の説明)
ここで、実施例1のスキャナ部U2では、オートフィーダU3を使用して原稿Giを搬送しながら読み取る場合、原稿の給紙部TG1の原稿Giは、ピックアップロール27によって原稿の搬送路23に送り出される。原稿Giは、原稿の搬送路23に沿って原稿の搬送ロール28により搬送される。原稿の搬送路23を搬送された原稿Giは、排出口26aから自動の読取窓3に排出される。
このとき、照射系ユニット8は、レジセンサSpで検出されるホームポジションに保持される。したがって、搬入口26bに搬入された原稿Giは、自動の読取窓3を通過する部分に、照射系ユニット8から、光が照射される。原稿Giからの反射光は、露光光学系Aを介して、撮像素子CCDで検出される。よって、原稿Giの画像が読み取られる。そして、自動の読取窓3を通過した原稿Giは、読取ガイド26や、原稿のガイド6に案内されて、原稿Giが搬入口26bから原稿の搬送路23に再搬入される。搬入口26bに搬入された原稿Giは、排出ロール27により原稿排紙部TG2に排出される。
また、実施例1のスキャナ部U2では、手動の読取窓4に置かれた原稿Giを読み取る場合、手動の読取窓4に原稿Giが置かれた状態で、カバー部32が閉じられる。よって、原稿Giは、反射板41に押された状態で保持される。読み取る動作が開始されると、照射系ユニット8は、ホームポジションから右方に移動する。照射系ユニット8は、右方に移動しながら原稿Giに、光を照射する。原稿Giからの反射光は、露光光学系Aを介して、撮像素子CCDで検出される。よって、原稿Giの画像が読み取られる。原稿Giの画像が読み取られた後、照射系ユニット8は、ホームポジションに移動する。
(押さえ部の説明)
図6は実施例1の移動部材が読取位置に移動した際に押さえ部を上方から見た状態の説明図である。
図4、図6において、反射板41の前端部には、通気部の一例としての通気孔42が形成されている。すなわち、実施例1では、オートフィーダU3は、後端部が回転軸21aを中心に回転可能に支持されており、通気孔42は、回転軸21aとは反対側の前端部に配置されている。
なお、実施例1では、図6に示すように、カバー部32が読取位置に移動した際に、読取可能な最大の大きさの原稿の一例として、予め設定された読取可能な最大サイズの原稿46と、手動の読取窓4との間に余白部分47が設定されている。そして、実施例1の通気孔42は、余白部分47に対応する位置に形成されている。
また、実施例1では、通気孔42は、反射板41の左右方向中央の位置に、左右方向に沿って3つ並んで形成されている。また、図5Bに示すように、通気孔42は、反射板41を反射板41の厚み方向に貫通する孔状に形成されている。
図5Bにおいて、反射板41は、カバー部32に、支持部材の一例としてのクッション材48を介して、支持されている。クッション材48は、弾性部材で構成されており、平板状に形成されている。クッション材48は、反射板41に対応する面積を有する。なお、実施例1のクッション材48は、多孔性の発泡ウレタンにより構成されている。
また、実施例1の反射板41とクッション材48とは、従来公知の接着剤を介して、貼り付けられている。なお、実施例1では、反射板41の外面の外縁に沿って、接着剤が塗布されており、塗布された接着剤を介して、反射板41とクッション材48とが貼り合わされている。
図7は実施例1の支持部材の要部説明図である。
図7において、クッション材48の前端部には、通気孔42に対応する位置に、通気部の一例としての第2の通気孔49が形成されている。第2の通気孔49は、クッション材48をクッション材48の厚さ方向に貫通する孔状に形成されている。
クッション材48の後端部は、接着部材の一例としての両面テープ51でカバー部32に貼り付けられている。両面テープ51は、クッション材48の左端から右端まで延びている。クッション材48の前端は、接着部材の一例としての両面テープ52でカバー部32に貼り付けられている。両面テープ51は、接着部の一例として、左右一対のテープ部52a,52bを有する。左のテープ部52aは、左端から通気孔42まで延びている。右のテープ部52bは、右端から通気孔42まで延びている。すなわち、両面テープ52は、通気孔42が設けられた位置を避けて、クッション材48とカバー部32の前端部を貼り付けている。
また、クッション材48の左右両端部は、接着部材の一例としての両面テープ53,54でカバー部32に貼り付けられている。両面テープ53,54は、クッション材48の後端から前端まで延びている。
よって、両面テープ51〜54を介して、クッション材48は、カバー部32に貼り付けられている。両面テープ51〜54の厚みに対応して、カバー部32とクッション材48との間に、隙間56が形成されている。
また、実施例1のオートフィーダU3では、隙間56、通気孔49および通気孔42により通気路57が構成されている。
(実施例1の画像の読取装置の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、オートフィーダU3で原稿Giを搬送しながら原稿Giの画像を読み取る場合や、手動の読取窓4に置かれた原稿Giを読み取る場合、あるいは、複写機Uの使用を終了した場合に、カバー部32が閉じられる。カバー32が閉じられると、反射板41が手動の読取窓4に密着する。
特に、手動の読取窓4に原稿Giが置かれていない状態では、反射板41と手動の読取窓4の全面が密着する。反射板41と手動の読取窓4とが、密着した状態では、反射板41と手動の読取板4との隙間がほとんど無くなり、隙間の空気がほとんど無くなる。
そして、手動の読取窓4に原稿Giを置く場合や、原稿Giを取り出す場合、回転軸21aを中心として、オートフィーダU3が読取位置から離間位置に向けて移動される。このとき、密着した反射板41と手動の読取窓4とが離間しようとする。
手動の読取窓4に密着した反射板41を離間させようとした場合、手動の読取窓4と反射板41との隙間が広がろうとする。ほとんど空気の無い隙間が、密着してほぼ密閉された状態から広がろうとすると、隙間内の圧力が低下して、真空状態に近づく。
ここで、通気孔42が設けられていない特許文献1記載の構成では、密閉状態で隙間を広げようとしても、隙間内の真空に近い圧力と、外気の大気圧等との圧力差で、プラテンガラス(3)と原稿押圧板(P)とが接触する方向の力が作用する。したがって、隙間を広げる際に、必要な力が大きくなる。
よって、ADF(1)を読取位置から離間位置に移動させる場合、ADF(1)自体の重さに加えて、プラテンガラス(3)から密着した原稿押圧板(P)を離間させる力が必要になる。したがって、作業者がADF(1)を移動させる作業時に強い力が必要になってしまう問題があった。
また、特許文献1記載の構成では、ADF(1)に原稿押圧板(P)を貼り付ける両面テープや接着剤が経時的に劣化して、接着力が低下することがある。そして、ADF(1)を移動させる作業の際に、プラテンガラス(3)と原稿押圧板(P)とを離す力が、ADF(1)にプラテンガラス(3)を貼り付ける接着力よりも強くなると、ADF(1)から原稿押圧板(P)が剥がれてしまう恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、反射板41に通気孔42が形成されており、手動の読取窓4と反射板41との隙間が密閉され難く、通気路57を介して、オートフィーダU3の外部と通じ易い。したがって、反射板41と手動の読取窓4との隙間を広げようとした場合、通気路57を介して、オートフィーダU3の外部から隙間内に空気が自由に流入可能である。よって、隙間の気圧と外気圧との差がほとんど無くなる。
したがって、オートフィーダU3を読取位置から離間位置に移動させる場合、手動の読取窓4と反射板41とが接触する方向の力の作用が低減され、手動の読取窓4から密着した反射板41を離間させる力が低減される。
よって、実施例1の構成では、通気孔42が設けられていない構成に比べて、作業者がオートフィーダU3を移動させる作業時に必要な力を低減することが可能である。
また、実施例1の構成では、通気孔42が設けられていない構成に比べて、オートフィーダU3を移動させる際に、カバー部32にクッション材48を保持する力よりも、手動の読取窓4と反射板41とを離す力が強くなることが低減される。
よって、実施例1の構成では、通気孔42が設けられていない構成に比べて、作業者がオートフィーダU3を移動させる際に、カバー部32からクッション材48が剥がれることが低減される。
実施例1の構成では、オートフィーダU3の後端部が回転軸21aに回転可能に支持されている。したがって、回転軸21aを中心としてオートフィーダU3が回転する場合、反射板41の撓みや、クッション材48の弾性復元等で、読取窓4から反射板41が離間させようとした場合、反射板41の後端部よりも前端部の方が早く離間し易い。
ここで、反射板41の後端部に通気孔が配置された場合、通気孔の位置の反射板41が手動の読取窓4から離間し始めるまで、隙間に空気が流入し難い。よって、反射板41の後端部に通気孔が配置された場合、前端部が離間しようとする際に、反射板41の前端側が剥がれる恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、反射板41の前端部に通気孔42が配置されており、反射板41が手動の読取窓4から離間し始める際に、隙間に対して、速やかに空気が流入し易い。よって、反射板41の後側に通気孔が配置された場合に比べて、実施例1では、反射板41の前端側が剥がれることが低減される。
実施例1の構成では、反射板41の余白部分47に対応する位置に、通気孔42が形成されている。したがって、手動の読取窓41に原稿Giが置かれた状態で、オートフィーダU3が読取位置に移動した場合、原稿Giに対して、通気孔42が重ならずに、ずれた位置に移動する。
ここで、原稿Giが読取可能な領域の内側に、通気孔が形成された構成では、原稿Giの画像を読み取る場合、原稿Giの背面部に通気孔が写り込んでしまう恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、原稿Giに対して、通気孔42がずれた位置に配置されており、読み取られた画像に、通気孔が写り込むことが防止される。
また、特許文献2記載の構成では、スペーサ(22)を使用して、押さえ面(19)の角を原稿台(11)側に湾曲させ、押さえ板(13)が閉じられた際に、押さえ面(19)の角と、原稿台(11)との間に、密閉されない隙間(23)を形成している。
これに対して、実施例1の構成では、反射板41およびクッション材48に、通気孔42,49を形成して、手動の読取窓4と反射板41との隙間に空気を流入させる。
よって、実施例1の構成では、スペーサ(22)を用いた構成に比べて、部品点数を低減しつつ、オートフィーダU3を離間位置に移動させる場合、手動の読取窓4から反射板41を離間させる力を低減させることが可能である。
また、特許文献2記載の構成では、押さえ面(19)の角を原稿台(11)側に湾曲させており、押さえ板(13)が閉じられる際に、原稿台(11)に押さえ面(19)の角が接触する。よって、押さえ板(13)が閉じられる際の衝撃で、押さえ面(19)の角が破損する恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、特許文献2記載の構成のようなスペーサ(22)が使用されておらず、角が手動の読取窓4側に突き出していない。
よって、実施例1では、原稿の輸送装置U1を読取位置に移動させる際の衝撃で反射板41の角が破損することが防止されている。
次に、本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図8は実施例2の移動部材の要部拡大図であり、図8Aは実施例1の図5Bに対応する図であり、実施例2の移動部材の断面説明図、図8Bは実施例2の押さえ部の要部説明図である。
図8において、実施例2では、実施例1と異なり、カバー部32と、支持部材の一例としてのクッション材48′との間が接着剤で接着され、且つ、クッション材48′と、反射板41との間が接着部材の一例としての両面テープ51′〜54′で接着されている。
よって、実施例2の隙間56′は、実施例1とは異なり、クッション材48′と反射板41との間に形成されている。これに伴って、実施例2のクッション材48′には、通気孔49が形成されていない。また、実施例2のオートフィーダU3では、隙間56′および通気孔42により通気路57′が構成されている。
(実施例2の画像の読取装置の作用)
前記構成を備えた実施例2の複写機Uでは、実施例1と同様に、通気路57′を介して、手動の読取窓4と反射板41との間が、オートフィーダU3の外部と通じている。
よって、実施例2の構成では、反射板41に通気孔42が設けられていない従来の構成に比べて、実施例1と同様に、作業者がオートフィーダU3を移動させる作業時に必要な力が低減されると共に、カバー部32からクッション材48′が剥がれることが低減される。
また、実施例2のクッション材48′には、通気孔が形成されていない。したがって、クッション材に通気孔が形成された構成に比べて、実施例2の構成では、クッション材48′の強度が向上し、クッション材48′の耐久性が向上する。
実施例2の通気路57′の構成では、クッション材に形成された通気孔が省かれている。したがって、クッション材に形成された通気孔を含む通気路の構成に比べて、クッション材48′の厚さに応じた長さ分、空気が流れる流路が短くなる。よって、反射板41と手動の読取窓4との間に空気が円滑に流入することが期待される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例として、スキャナ部U2を有する複写機Uを例示したが、これに限定されない。例えば、FAXや、複写機、FAXおよびプリンタのいずれか複数または全ての機能を備えた複合機等の構成も可能である。また、本発明は画像形成装置に限定されない。本発明の構成は、画像の読取装置、いわゆるスキャナに適用することも可能である。
(H02)前記実施例において、余白部分47に対応する反射板41の前端部に、通気部の一例としての通気孔42を形成する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、余白部分47に対応する反射板41の左右両端部等、ヒンジ21の位置やオートフィーダU3の開閉構造等、設計や仕様に応じて任意の位置に、通気孔を形成する構成も可能である。
(H03)前記実施例において、通気部の一例として、丸孔状の通気孔42を3つ形成する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、通気孔の数を2つ以下または4つ以上にしたり、通気孔の形状を長孔状や多角孔状にしたり、切れ込み、すなわち、スリット形状にする等、設計および仕様に応じて通気孔の数や形状を任意に変更可能である。なお、通気部の構成をスリット形状とした場合、スリットの端が反射板41の外端まで延びる構成とすることも、延びない構成にすることも可能である。
(H04)前記実施例において、通気部の一例として、反射板41を貫通する通気孔42を形成する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、反射板の中央部から前端等の外端まで延びる溝を反射板の下面に形成し、オートフィーダU3を離間位置に移動させる際に、溝を介して、オートフィーダU3の外部から、反射板41と手動の読取窓4との間に空気を流入させる構成も可能である。また、設計や仕様に応じて、形成される溝の数や形状を任意に変更可能である。
(H05)前記実施例において、接着部材の一例としての両面テープ51〜54を介して、クッション材48とカバー部32との間を接着する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、両面テープ51〜54に代えて、接着剤を介し、接着剤の厚さ分クッション材48とカバー部32との間や、反射板41とクッション材48との間に、隙間56を空けた状態で接着する構成も可能である。また、着脱部材の一例としての面ファスナーを介して、着脱可能に支持したり、ボルトやネジを利用して固定する等、設計や仕様に応じて、カバー部32に対して、クッション材48を任意の方法で支持することも可能である。また、前記(H04)で示す底面に溝を形成した反射板を利用する場合、クッション材48とカバー部32との間や、反射板41とクッション材48との間に隙間を空けずに、反射板41とクッション材48、および、クッション材48とカバー部32とを任意の方法で固定する構成も可能である。
(H06)前記実施例において、クッション材48と反射板41とを張り付ける構成を例示したが、これに限定されない。例えば、クッション部材48を省いた構成も可能である。すなわち、カバー部32に反射板41を直接支持する構成とすることも可能である。また、クッション部材48の代わりに、弾力性のある接着剤を利用する構成も可能であり、クッション部材48および反射板41の代わりに、弾性部材の一例として、弾性ゴム等で構成された反射板を利用する構成も可能である。
(H07)前記実施例において、接着部材の一例として、通気孔49から左右外側に延びるテープ部52a,52bを使用する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、クッション材48上面の通気孔49よりも後方の位置等、通気孔49を塞がずに、通気路が確保可能な任意の位置で、貼り付ける構成も可能である。また、接着する領域の長さや幅を変更したり、通気孔49を除く反射板41の全面に接着剤を塗布して貼り付ける等、設計や仕様に応じて、任意の接着方法を使用する構成が可能である。
(H08)前記実施例において、反射板41の余白部分47に対応する位置に、通気孔42を形成する構成が望ましいが、反射板41の余白部分47に対応しない位置に、通気孔を形成する構成も可能である。
21a…回転軸、32…移動部材、U2…画像の読取装置、41…押さえ部、42…通気部、46…読取可能な最大の大きさの原稿、47…余白部分、CCD…読取部材、Gi…原稿、PG…原稿台、S…媒体、U…画像形成装置、U1…画像記録装置、U2+U3…画像の読取装置。

Claims (4)

  1. 原稿が支持される原稿台と、
    原稿の画像を読み取る読取部材と、
    前記原稿台に対向する第1の位置と、前記原稿台から離間した第2の位置と、の間を移動可能な移動部材と、
    前記移動部材の前記原稿台側に支持され、前記移動部材が前記第1の位置に移動した場合に、原稿に接触して原稿を押さえる押さえ部と、
    前記押さえ部に形成され、前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に、前記押さえ部と前記原稿台との間を通気する通気部と、
    を備えたことを特徴とする画像の読取装置。
  2. 予め設定された読取可能な最大の原稿の大きさよりも広い原稿が支持される面を有する前記原稿台と、
    読取可能な最大の大きさの原稿と前記原稿台の面との間の余白部分に対応して形成された前記通気部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像の読取装置。
  3. 端部に配置された回転軸を中心として、前記第1の位置と前記第2の位置との間で、回転可能に支持された前記移動部材と、
    前記回転軸とは反対側の端側に形成された前記通気部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像の読取装置。
  4. 原稿に記録された画像を読み取る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像の読取装置と、
    前記画像の読取装置により読み取られた前記画像を媒体に記録する画像記録装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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